自己PRは、応募する企業に自分をアピールする絶好のチャンスです。
その中で、「社交的」はアピールポイントになるのか、「社交的」をアピールするためにどう書けば良いのか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
自己PRで大切なことは、「何をしてきたか」「何ができるか」「入社後にどう貢献していくか」の3点がきちんと盛り込まれているかということになります。
この記事を読み、応募企業が求める人材に合った内容で、なおかつ社交的であることをアピールできる自己PRが書けるようになるため、ぜひご一読ください。
- 社交性がある人の特徴
- 企業が自己PRで見ているポイント
- 社交性が役立つ業界
- 社交性で自己PRを書く際のポイント
- 上手く自己PRが書けないときの解決方法
- 社交性を自己PRしたい人
- 自己PRの書き方がわからない人
- 自己PRで好印象を獲得したい人
- 例文をもとに社交性が高いことを自己PRしたい人
【自己PR:社交性】企業が自己PRでチェックするポイント
採用担当者は自己PRで、どのようなことをチェックしているのでしょうか。
採用担当者は「人柄」と「入社後に成長していけるか」の大きく分けて2点を確認しています。
以下で詳しく確認しましょう。
応募者の人柄
「人柄」は、企業が重要視していることの一つです。
なぜなら、高いスキルを持っていても、社風や企業理念が応募者の価値観や人柄とマッチしていないと、十分に能力を発揮してもらうことも難しいからです。
具体的には、早期退職の原因になってしまうなどと、双方にとってマイナスになってしまうリスクがあります。
採用後の成長が見込めるかどうか
採用担当者は、応募者が入社後に成長し企業に貢献できるかも見ています。
「やる気」や「意欲」も大切ですが、それ以上に成長する見込みがあるかが重要です。
研修などを通じてスキルアップさせるのは企業側でできますが、それを活かせるかどうかは応募者の素質にかかっているため、採用担当者はその部分を見極めようとします。
入社後にどのように貢献していくかを明確にアピールできるように、将来のビジョンを組み立てておくと良いでしょう。
【自己PR:社交性】そもそも社交性とは
強みとして社交性をアピールするために、そもそも社交性とは何なのかを理解する必要があります。
社交性とは、人とうまく付き合っていける能力・スキルや、人付き合いを好む性質を指します。
人付き合いの上手な人は、相手の心情を察知してコミュニケーションを進めます。
そのため、関わる相手によって話し方を変えたり、適度な距離感を取るのもうまいのです。
「社交的=すぐ仲良くなれる」というイメージもありますが、それは社交性のほんの一部であって、大事なことは相手に合わせた接し方や思いやる気持ちです。
【自己PR:社交性】社交性は自己PRで使用できる?
社会に出て仕事をしていると、パソコンと向き合い1人で行う仕事だけではなく、人とコミュニケーションをとって行う仕事が当然あります。
また、仕事を教えてもらったり、取引先企業に行ったりする機会もあります。
その際に社交性を発揮し、円滑なコミュニケーションで良好な関係を築ける人材はとても重宝されます。
このように社交性は企業において評価される強みの1つと言えるのです。
社交的であると円滑に仕事を進めることができるため、自己PRに入れ込むと好感度が上がるのは間違いありません。
【自己PR:社交性】社交性がある人の特徴
それでは社交性がある人とは、どういった人なのでしょうか?
ここでは社交性がある人の特徴について解説していきます。
- 様々な人と話せる
- ポジティブ思考
- 好奇心旺盛
- 柔軟性がある
様々な人と話せる
年齢や性別に関係なく、誰に対しても平等に接することができる人は社交的と言えるでしょう。
相手に物怖じせずに会話を楽しむことができ、会社の上司とも良いコミュニケーションがとれる上に後輩の面倒見も良いです。
アルバイトやサークルなどで年上の方とも気さくに話せたり、後輩に友達がいる人は社交性が備わっている可能性が高いです。
ポジティブ思考
社交的な人は何事においてもポジティブ思考なため、常に明るい雰囲気をまとっています。
そのため仕事で失敗しても落ち込むだけでなく、次に活かそうと前向きな考え方をしています。
また、明るい性格のためいつも笑顔の人が多く、ムードメーカー的存在であることがよくあります。
これはもともとの性格であるため、無理して明るく振る舞おうとはしていないのが特徴です。
好奇心旺盛
社交的な人は物事をポジティブに捉えるため、リスクにとらわれることなく、何事にも飛び込んでいけることが多いです。
明るい性格は、失敗しても「なんとかなる」という考えから、失敗から学びを得ようと、ポジティブな姿勢で取り組むことができます。
またノリがよく、行動が早いことも社交的な人の特徴として挙げられます。
気になったものはとりあえずやってみることが多い人は社交的な人かもしれません。
柔軟性がある
社交的な人は多くの人と関わり、様々な価値観に触れているため柔軟性のある考え方を持っています。
自分の考えが必ずしもすべて正しいとは考えておらず、相手の言葉に耳を傾けて気持ちを読み解こうとします。
周りの意見をよく聞いたり、指摘されても納得できる場合はその意見を受け入れることができるため、相手を不快な気持ちにさせることなくコミュニケーションが取れます。
【自己PR:社交性】社交性が強みになる業界
様々な人と円滑にコミュニケーションがとれる力はどの職種、業界においても重要です。
しかし社交性があることをより活かすことができる業界もあります。
ここでは社交性があることが役に立つ業界について解説していきます。
- 営業
- 接客業
- コールセンター
- 研究職・専門職
営業
営業は顧客に自社商品やサービスを売り込む仕事です。
顧客のニーズを聞き出し、それに合わせた提案をすることが求められます。
社交性のある人は、年齢や性別に関係なく初対面の人とも気軽に話すことができ、相手の話に耳を傾けることができます。
これはまさに営業職に向いていると言えるでしょう。
また営業職はすぐに結果が出なかったり断られることが多いため、きついと感じる人が多いです。
しかし社交的な人は失敗をしても次に活かそうとする傾向があるため、そこまで辛く感じないでしょう。
接客業
接客業とひとえに言っても、美容師、アパレル店員、飲食店員、インストラクター、ホテル関係など様々な職種があります。
しかしどの職種でもお客様と直接話す仕事であることに変わりはありません。
相手のことを思いやって接客することや臨機応変に対応する能力が求められます。
様々な人と話すことができ、相手の気持ちを汲み取ることができる社交的な人は、接客業で強みを活かすことができるでしょう。
コールセンター
コールセンターの業務は、お客様からかかってきた電話の対応をする受信業務と自分からお客様に営業をする発信業務の2つがあります。
どちらの業務も一日中お客様と話すため、社交的で話すことに抵抗がない人が向いています。
また受信業務の際はお客様からクレームの電話をもらうことがあり、発信業務では心無い言葉を言われる、何回も断られるといったこともあります。
営業職と同様、きついと感じる人が多い仕事ですが、持ち前のポジティブさで乗り越えることができるでしょう。
研究職・専門職
社交的であることは基本的にどのような業界でも役立つのですが、特に身に付けておいた方が良いのが研究職や専門職に志望している人です。
何かの分野に特化した人は一人で研究に熱心になったり、問題が起きても一人で解決したりしようとしてしまいがちです。
つまり、トラブルが起きた際、困難に陥りがちなのです。
そんな人が社交的であれば何かがあったときに、人と協力して問題を解決することができますし、そういう点を専門職に就きたい学生がアピールすると企業も安心します。
社交的であることで、物事がスムーズに進行した、人と協力して何かをやり遂げることができたという前向きなエピソードを考え、自分が一匹狼タイプの専門職人ではないことを、上手く伝えましょう。
【自己PR:社交性】自己PRを考えるポイント
自己PRで社交的であることを伝える際にはポイントがあります。
そもそも「社交的である」というのは話をしている相手が決めることなのです。
そこで社交的であることを面接官に上手くアピールするためのポイントを2点ご紹介します。
内容以外の部分にも気をつける
このポイントは先ほど述べたこととかなり関係があります。
というのも面接官は目の前の学生を社交的であるかどうか判断するために、学生の話す内容だけでなく、学生の喋り方や姿勢、表情を見ているからです。
目の前の学生が社交的であると述べているのにもかかわらず、暗い顔でぼそぼそ喋っていては説得力がありませんね。
ですからなるべくそう思ってもらえるように、明るい表情、はきはきした声、まっすぐな姿勢、明瞭な受け答えといった、内容以外の外的な部分もしっかり意識するようにしてください。
社交的であることが業務にも活かせることを伝える
どれだけ具体的なエピソードでその学生が社交的であることがわかるからといって、その強みが業務に活かせなくては意味がありません。
社交的であることが業務にも活かせることを伝えるためにはまず、実際に入社してからの自分の姿を事細かにイメージし、どう企業に貢献できるかを考えましょう。
そして、社交的であることが業務にも活かせるということを簡潔にまとめるようにしましょう。
オリジナリティのある内容にする
自己PRで大切なことは、自分の経験やスキルが企業にとってどのような利益になるのかを伝えることです。
例えば、学生時代に生徒会やスポーツクラブなどの経験がなくて、これといったエピソードがない場合でも、内容を誇張するのではなく、経験したことでどのように自分が成長したかなどアピールすると良いでしょう。
また、ありきたりな文章ではなく、自分の経験や工夫したことなどを具体的に伝えるなど、表現方法を工夫したり、オリジナリティのある内容にしたりしましょう。
面接では話し方に気を付ける
面接で強みを社交性と伝える際は話し方に注意しましょう。
なぜなら、社交性をアピールしているのに、表情が暗く、声が小さいなど話しかけにくい雰囲気だと、矛盾した印象を与えてしまいます。
ですので、面接で社交性をアピールする際は明るい表情でハキハキと話すことを意識しましょう。
【自己PR:社交性】社交性を言い換えてアピールしよう
社交性は一言で抽象的に表すことに長けています。
逆をいえば、あなたのことをあまり知らない人には伝わりづらいので注意が必要です。
あなたの性格を魅力的に伝えるために、社交性を適切に言い換えましょう。
社交性の言い換え例としては以下の通りです。
- 初対面のひとともすぐに打ち解けられる
- 積極的に行動を起こせる
- 危機的状況でも信念をもってポジティブに取り組める
- 好奇心旺盛で様々なことに挑戦できる
- 相手の意見を尊重できる
初対面の人ともすぐに打ち解けられる
社交性の言い換え表現1つ目は「初対面の人ともすぐに打ち解けられる」です。
社交性のある人は、新たな人間関係を築くことを好む人が多い傾向があります。
そのため自分の経験などを活かし、初対面の人と関係を築くのが得意な人が多いのです。
生まれつき初対面の人を苦手にしない人もいらっしゃいますが、昔は人見知りだったという人も少なくありません。
自分なりのやり方・成功パターンを見つけて人見知りを克服して、初対面の人とすぐ打ち解けられるようになっていったのです。
積極的に行動を起こせる
言い換え表現2つ目は「積極的に行動を起こせる」です。
自ら話しかけ、新たな人間関係を築くのが得意な人が多い傾向があります。
また新たな活動を始めるなど自ら考え、積極的に主体的に行動を起こす人が多いのです。
社交性がある人の特徴として「柔軟性」をご紹介しましたが、新しい人間関係を構築したり、新たな活動を始めたりするには柔軟性が欠かせません。
社交性のある人は、環境の変化や関わる人によって柔軟に自分の考えや行動を変化させる力があります。
危機的状況でも信念をもってポジティブに取り組める
社交性の言い換え表現3つ目は「危機的状況でも信念をもってポジティブに取り組める」です。
失敗してもすぐに立ち直り、改善のために試行錯誤できる人が多いのです。
また周りがどんよりとしている中、明るい雰囲気で周りを引っ張っていける力があります。
そういったリーダーシップがあり、周囲の人からの信頼もあるので社交性のある人はリーダーの役割を担えます。
現状よりももっと良い方向へチーム・組織を導いていけるのです。
好奇心旺盛で様々なことに挑戦できる
言い換え表現4つ目は「好奇心旺盛で様々なことに挑戦できる」です。
社交性がある人は好奇心旺盛な人が多い傾向があります。
失敗よりも新たなことに挑戦することに魅力を感じ、どんどん踏み出していける人におすすめの言い換え表現です。
好奇心旺盛な人は周囲から見ても楽しそうに仕事をしたり、他の仲間を巻き込んでチームワークを発揮しています。
何か新規プロジェクト案件に取り組んだり、仲間と協力して物事を進めていくことにやりがいを感じられる人です。
相手の意見を尊重できる
言い換え表現5つ目は「相手の意見を尊重できる」です。
これまで様々な人と関わってきた経験から自分がどんな立ち回りをすべきかや、他の意見への耳の傾け方を知っています。
相手の意見に耳を傾けられる人は成長スピードが著しく早い傾向があります。
先輩のアドバイスや先人の知恵を積極的に吸収して、ハイペースで行動し続けられるので他人よりも圧倒的なスピード感で成長できるのです。
他人の意見・アドバイスを素直に取り入れるので、人から可愛がってもらえるのも特徴です。
感情を汲み取る力がある
社交性は、「感情を汲み取る力がある」という表現でもアピールすることができます。
なぜなら、社交性のある人は会話する相手の感情・仕草・雰囲気を丁寧に読み取ることで、その空気に合わせて円滑にコミュニケーションを取ることができるからです。
人と心地よく会話を交わしていくためには、良い意味で人によって態度や言葉遣いなどを合わせていくことが重要となります。
それがすなわち「空気を読む」ことであり、その場の雰囲気を壊さずに調和することです。
社交性のある人はそういった能力を会話の中で発揮しているため、自然と周りの人と円滑にコミュニケーションが取れ、慕われやすいといえます。
そのため、人の感情に対して共感するスキルが高い人や空気を読む能力に自信がある人は、社交性をアピールしやすいでしょう。
普段身の回りの人と接するうえで、感情を汲み取る能力について評価されたことがある場合は、「感情を汲み取れるからこそ社交性がある」というアピールをしてみてください。
【自己PR:社交性】自己PRの最強の構成
自己PRで社交性を印象的にアピ―ルするには、構成にも注意が必要です。
そのため、ここからは自己PRで好印象を獲得するための構成についてお話します。
結論
まずは結論をはっきり明示します。
今回の場合は、一番に「私は社交性が高いです」と示してしまいましょう。
結論を最初に示すことで、話の道筋が高くなり、企業側の印象に残りやすくなるのです。
自分の魅力を最大限に伝えるためには最初に結論を示すことが大事になります。
根拠(エピソード)
結論を示したら、根拠をつたえて裏付けをとりましょう。
エピソードを事細かに伝えることでアピールポイントである社交性をより効果的にアピールすることができるのです。
エピソードは大学生活中のものを一つ用いるようにしましょう。
一つにしぼって深堀することであなたらしさがよく表現できます。
入社後の意気込み
自己PRは自分の人柄をアピールするだけでなく、自分が入社後に活躍できる人材であることを最後にアピールするとマッチ度の高い印象を与えることができます。
学生は内定を獲得することが目的化しがちですが、内定を獲得できたら実際に企業の一員として働くことになります。
そのため、入社後に貢献できることをアピールすることで他の学生と差をつけることができます。
【自己PR:社交性】例文
ここでは社交性を書いた自己PRの例文を4つ紹介します。
自己PRを書く際の参考にしてみてください。
例文1:サークル
私の強みは、必要に応じて人と交渉し、状況を動かせることです。
学生時代はダンスサークルに所属していました。
一時期、部員の関係が悪化し、メンバーのモチベーションが低下して練習が思うように進まない時期がありました。
そこで私はメンバーひとりひとりとの面談の時間を設け、本音を聞き出そうと相手の話に耳を傾け、聞き役に専念しました。
その後部員の意見を参考にサークル全体で話し合いの場を設け、誤解を解くことができました。
結果、人間関係が修復されて部員全員が練習に打ち込めるようになり、初めて地区大会で2位になることができました。
この経験から私は相手の気持ちに寄り添うことの重要性を学びました。
入社後もお客様の意見に耳を傾け、最適なご提案ができるように取り組みたいです。
例文2:アルバイト(アパレル)
私の強みは傾聴力があることです。
私は大学時代にアパレルのアルバイトをしており、キッズ向けコーナーを担当していました。
知人のお子様やお孫さんへのプレゼントを買いに来る人もいらっしゃいますが、何を選んだら良いのかわからず、結果何も購入せずに退店される方が多いことに悩んでいました。
私はプレゼント相手の情報がわかっていてもどの商品が適しているのかお客様がわからないことが原因だと考え、お子様の年齢や体型、好きな色をきく。また普段どんな遊びをしているのかもきき、服の提案をするようにしました。
その結果ブラウスだけ買おうとしていた方がアウターとセットで購入、おすすめした商品をまとめて購入していただけるようになり、ギフト商品の売上を入店前の2倍に増やすことができました。
私は、この経験から情報を聞き出す傾聴力を身につけることができました。
入社後も傾聴力を活かし、お客様に最適なご提案を心掛けたいです。
例文3:アルバイト(居酒屋)
私は社交性があり、自分から積極的に話しかけ、様々な年代の人と打ち解けることを得意としています。
大学時代には、居酒屋でアルバイトをしていましたが、多くのお客様と親密になることができました。
来店ごとに距離を詰めることを目標とし、そのために相手のことを覚えていることを伝えるのを意識し、「いつもありがとうございます」「今日は少しお連れ様が多いですね」など、お客様のことを覚えていることをアピールしました。
またお客様のことを忘れないように特徴などを休憩時間にメモをしていました。
その結果、多くの常連さんと仲良くなり、今ではお客様のほうからたくさん声をかけて頂いています。
多くの人と親しくなれる強みはビジネスにおいて非常に重要だと考えています。
年齢や性別関係なくコミュニケーションをとることができる力を生かして御社に貢献していきたいです。
例文4:ボランティア
私は社交性が高いことを自負しています。
特に、2年次で参加したボランティアにおいて私の社交性が強く活きました。
マラソンのボランティアとして給水係を行った際に、選手をはじめとして一緒に運営をおこなったボランティアの方々にも積極的に声をかけるように心がけたところ、イベントがより円滑に進みました。
各係の連携もとりやすくなり、最後には多くの人に「○○さんがいてくれて雰囲気がよかった」といっていただけました。
一番うれしかったのは、選手の方の「○○さんが給水の際に一言かけてくれたからとても気持ちよく走れたよ」という言葉です。
貴社にご縁をいただけた際には、この経験のように社交性を活かし、周りの人を巻き込んで皆に頼ってもらえる働き方を心がけたいです。
【自己PR:社交性】言いかえ表現別の例文
ここからは、自己PRで社交性をアピールする際に参考にできる、言い換え表現別の例文を紹介していきます。
社交性の言い換え表現はさまざまあるため、表現方法によって異なる例文をあらかじめチェックしておけば、自分なりの表現で社交性をアピールしやすくなるでしょう。
例文で活用している言い換え表現は、以下のとおりです。
- 初対面の人ともすぐに打ち解けられる
- 積極的に行動を起こせる
- ポジティブにものごとに取り組める
- 好奇心旺盛でチャレンジ精神がある
- 相手の意見を尊重できる
- 感情を汲み取る力がある
どのような言い換え表現で社交性をアピールすれば良いか困った場合は、例文をぜひ参考にしてみてください。
では、以下から例文をまとめていきます。
例文1:初対面の人とすぐに打ち解けられる
私の強みは、社交性があるため、初対面の人とすぐに打ち解けられることです。
私は現在、複数の大学が合同で主催するボランティアサークルに所属しています。
サークル発足当時は、同じ学校の友達同士で交流することが多かったため、私は積極的に学校の垣根を超えて交流したいと思い、活動に参加する日は毎回あえて知らない人に話しかけていました。
これにより、メンバー間の交流は一層さかんになり、学校が異なるメンバー同士でも気軽に交流できる空気ができあがりました。
入社後も社内外で積極的に人と交流する意識を持ち、周りから信頼される社員を目指したいと考えています。
例文2:積極的に行動を起こせる
私の強みは、社交性があり、人との交流に関して積極的に行動を起こせることです。
私は大学1年生の頃から家電量販店でアルバイトをしており、テレビのコーナーを担当していました。
当時、店舗にはお客様から「スタッフが忙しそうで質問しにくい」という声が届いていたため、私は困っていそうなお客様に自ら話しかけることを意識していました。
結果、お客様からは「どのテレビが良いか丁寧に説明してもらえてよかった」と感謝の言葉をいただく機会が多くなり、店長によれば「質問しにくい」という声は以降届かなくなったと聞きました。
貴社に入社した際も積極的に行動して結果につなげる姿勢を大事にし、お客様の要望を実現できるスタッフになりたいと考えます。
例文3:ポジティブにものごとに取り組める
私は、いつでもポジティブに物事に取り組めるため、ムードメーカーとして明るい空気を牽引できる自信があります。
私は大学時代にバスケットボール部に所属していました。
2年生の頃は、大会どころか練習試合でも負けてしまうことばかりで、部の空気は暗いことがほとんどでした。
私はそんな中でもポジティブさを忘れず、「ここでくじけずに練習すれば、勝ったときの喜びはより大きくなるだろう」と考え、明るく振る舞いながら練習を続けました。
のちに、ようやく大会で1回戦を突破できた際は皆で泣きながら喜ぶことができ、部長からは「明るい空気を引っ張ってくれてありがとう」と言っていただけました。
入社後も前向きに業務に取り組み、現場の士気向上に貢献したいと考えます。
例文4:好奇心旺盛でチャレンジ精神がある
私の強みは、好奇心旺盛でチャレンジ精神があることです。
私は大学で、国際交流サークルに所属しています。
以前からサークル活動を通じてたくさんの言語を学びたいと考えていたため、去年は新しくサークルに入ったドイツ人留学生に積極的に話しかけ、ドイツ語とドイツ文化を教えてもらいました。
結果、彼とは毎日のように通話するほど親しい関係を築くことができ、留学や授業なしでドイツ語の日常会話が理解できるようになりました。
入社後も好奇心旺盛な姿勢を活かし、新しいスキルを身につけ成長することに貪欲でいたいと考えています。
例文5:相手の意見を尊重できる
私の強みは、相手の意見を尊重しながら円滑にコミュニケーションが取れることです。
先日参加したサマーインターンでは、SNSマーケティングに関するグループワークを経験しました。
マーケティング戦略を考える際は複数の意見があったため、最初は方向性がまとまりませんでした。
そこで私は意見を否定し合わずに折り合いを見つけることを提案し、全員の意見をヒアリングしながら折衷案を見つけられないか模索しました。
結果、全員の意見を等しく取り入れることはできませんでしたが、社員の方からは意見を尊重しながら議論を進める姿勢が素晴らしいと評価をいただきました。
入社後も周りの意見に耳を傾けることを大事にし、将来的には議論の結果をまとめられるリーダーを目指したいと考えています。
例文6:感情を汲み取る力がある
私の強みは、感情を汲み取る力があり、それを会話に活かせることです。
先日、私は高齢者施設のボランティアに参加しました。
入所者の方の多くは認知症を患っており、意思疎通が難しい状態でしたが、それでもお話しされることには一生懸命耳を傾けました。
その結果、困っているときも様子を察して声をかけることができたため、介護士の方からは褒めていただけました。
私はこの経験から、感情や伝えたいことを汲み取る意識を持ってこそ、コミュニケーションが成り立つことを実感しました。
貴社に入社した際も感情を汲み取る力を活かしてコミュニケーションを重ね、お客様の気持ちに寄り添えるスタッフになりたいと考えています。
【自己PR:社交性】上手く自己PRが書けない場合
上記で社交性があることを自己PRで書く際のポイントを解説しましたが、それでも上手く書くことができないという方もいると思います。
そこでここでは上手く自己PRが書けない際の対処法をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
- 自己分析・他己分析
- エージェントに相談
自己分析・他己分析する
自己分析で社交性があることを書こうと思ったけど、上手くエピソードに結び付けられない…と感じる方もいるのではないでしょうか。
その場合は自己分析をやり直してみましょう。
自分の社交性が活きた体験はなんだったのか考えるには、自分史をやることがおすすめです。
それぞれの出来事で、自分がどんな感情を抱き、どういった行動をとったのか深掘りしてみましょう。
また1人で自己分析をやるのには限界があります。
親や友人に相談してみると、あなた自身では気づかなかった強みを知ることができます。
自己分析や他己分析の詳しいやり方については下記の記事にまとめてありますので、ぜひ参考にしてみてください。
エージェントに相談する
「実際に自己PRを書いてみたけど、企業に刺さるのか不安」
「そもそも本当に自分の強みは社交性なのかな?」
と疑問を抱いたり、不安になる方もいると思います。
その際はプロの就活アドバイザーに相談することがおすすめです。
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1人で就活を進めるのが不安な方は一度相談してみてはいかがでしょうか
社交的であることを自己PRで積極的にアピールしよう
自己PRで社交的であることを伝える際には内容以外の喋り方や姿勢、表情にも気を付けるようにしましょう。
また社交的であることが業務にも活かせることを伝えることが大切です。
これらのポイントを意識して自己PRを面接の武器にしましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート