就職活動の自己PR、趣味の話題をベースに作り上げようと考えている人はいませんか?これまでしっかりと打ち込んできた趣味であれば、確かにあなたという人となりや、その性格などをしっかりとアピールできる可能性が大です。
ただし、趣味を話題に自己PRをする場合には抑えておくべきポイントや、注意すべきポイントがあります。
本文ではそれらポイントについてしっかりと解説しています。
趣味をベースとして自己PRを考えたいという人はぜひチェックしてみてください。
さらには例文も記載していますので、そちらも併せて参考にしてみてください。
自己PRであなたをしっかりとアピールできれば内定にグッと近づけますよ!
目次[目次を全て表示する]
趣味を通じて自己PRするのはアリ・ナシ?
エントリーシートや面接で求められる自己PR。
自分の趣味をベースに作ろうと考えている人も少なくないはず。
その際に気になるのは「自己PRで趣味ってアリなの?」という事ではないでしょうか。
確かに「学業を頑張りました」であったり「ボランティア活動に精を出した」といった話題と比較しますと、趣味というのは話題として弱く見えるものです。
だからといって「趣味」を自己PRに使ってはいけないという事ではありません。
例えば「2回だけ参加したボランティア活動」と「10年以上続けている趣味」であれば、趣味の話題の方が話を膨らませることができるはずですし、面接では話が盛り上がるはずです。
このように、自己PRで趣味の話題を出す事は全く問題ありません。
とはいえ、趣味の話題で自己PRをするためには抑えておきたいポイントもあります。
また、アピール方法によってはコレはNGという事もあるもの。
という事で趣味の話題を使って自己PRを上手くこなすためのポイントについてご紹介してゆきたいとおもいます。
趣味で自己PRする際のポイントはコレ
それでは早速、趣味の話題で自己PRをする際のポイントについて見てゆきたいと思います。
今回ご紹介する3つのポイントをしっかりと抑えて、面接官の心に刺さる自己PRを作成してください。
そもそもPRしたい事が何かを明確にする
まず考えるべきは「そもそも何をPRしたいのかを明確にする」という事です。
趣味の話題ありきで自己PRを考え始めますと、着地点を見失ってしまう事もしばしばあります。
「コツコツと努力を続けることができる」であったり「体力がある」であったり、自分がPRしたいポイントをまずは明確にしてください。
趣味の話題はあくまでもそのPRポイントを示すための道具にしか過ぎないということをしっかりと認識しておきましょう。
特に面接では「何をアピールしたいのか」という事をしっかりと意識しておきましょう。
趣味の話題という事で、ついつい本題からずれてしまう事もあるからです。
会社のカラーとのマッチングを意識する
PRしたいポイントを考えたら、それが会社のカラーとマッチしているのかをしっかりと意識しておく必要があります。
たとえば「細かな事にしっかりとこだわるためミスが少ない」という事をアピールしたとします。
地方自治体や銀行などであれば、「細かな事にこだわる」という事は評価されるはずです。
一方でスピード感を求めがちなITベンチャーなどの場合、このPRポイントであれば、難色を示される可能性もあり得ます。
自己PRを考える際には、会社が求める人物像をしっかりと意識しておきましょう。
「考えるよりも即行動という人」を求めているのか、「緻密な作業が得意な人」を求めているのか、あるいは「気力と体力勝負の世界」なのか。
それをはっきりとさせれば、PRすべきポイントは自ずと見えてくるはずですし、さらには趣味の話題を通じて何を言うべきかも思いつくはずです。
趣味を通じて得られた事柄についても伝える
自己PRで趣味の話題を出す際には「趣味を通じて得られた事柄についても伝える」という事を意識しましょう。
例えば「クラシックギターの演奏」が趣味だとします。
その場合ですと「趣味を通じ、人前で演奏する機会を得ることができました。
そのおかけで人前で緊張するという事はありません。
先日初めての学会発表を経験したのですが、特に緊張する事もなく乗り切ることができたのも趣味のおかけだと感じています」といった具合です。
趣味に対して「〇〇が得意です」というだけでは、一般的には自己PRに繋がりません。
あくまでも「趣味によって何かを得た経験」をベースに据えて、自己PRを作成するようにしてください。
趣味で自己PRする際の注意点
続いては趣味の話題で自己PRをする際に注意しておきたいポイントについて解説してゆきたいと思います。
趣味の話題をマニアックに掘り下げない
一つ目のポイントは「趣味の話題をマニアックに掘り下げない」という事です。
趣味の話題ですと、その趣味を知る人のみが知っているワードをついつい出してしまいがち。
それを聞いた面接官の反応は「説明が下手な学生だな」というものです。
仕事というのは商品やサービスを提供し、その対価としてお金を得るという事です。
新たな顧客を獲得するためには会社が取り扱っている商品・サービスについて、まったく予備知識を持たない人に説明する必要が出てきます。
つまり、社会人にとって「説明が上手」という事は重要な要素です。
説明が下手と思われてしまっては、面接通過は厳しくなってしまいます。
趣味の話題をする際には、「まったく予備知識を持たない人にも理解できるように話す」という事をしっかりと意識しておく必要があります。
趣味の話題をダラダラと喋り過ぎない
面接は一般的に30分ほどの時間です。
その限られた時間の中であなたの人となりを伝え、会社に入りたいという情熱を伝え、あなたを雇うとどんなメリットがあるのかまでを伝えきらなくてはなりません。
一方で趣味の話題を出してしまうと、ついつい話は長くなりがちです。
それでは時間を浪費してしまい「あなたがいかに会社に入りたいと思っているか」を伝える時間が削られてしまいます。
自己PRは面接で伝えるべきことのほんの一部です。
それをくれぐれも忘れないようにしてください。
なお、短く伝えるという事を意識すれば、おのずとマニアックな話題に進む事を抑制してくれます。
そういった意味でも短く伝えようとすることには大きなメリットがあります。
自己PRで話す際にオススメする趣味3選
自己PRで趣味を題材にするか考える際には、自分の趣味ってアリなのかナシなのか気になりますよね。
ここでは自己PRに使える趣味3選とそのポイントについて解説してゆきます。
海外旅行
一つ目の趣味は「海外旅行」です。
ただし「海外旅行が趣味」というと、ちょっと生意気な感じになってしまうため「格安航空券を使っての海外旅行」など、学生らしさを出しておきましょう。
海外旅行は知見が広がることにもつながりますし、外国語に対して抵抗が無いというアピールにもなりえます。
料理
「料理」もおすすめの趣味と言えます。
煮込む系の料理であれば「じっくりと物事に取り組む姿勢」をアピールできますし、パスタやオムレツなど短時間で作ることを求められる料理が得意であれば「あらかじめきちんと準備してから調理に取り組む計画性」をアピールする事が可能です。
バンド
三つ目の趣味は「バンド」です。
バンドはチームプレイという側面もありますし、ライブ活動を頻繁に行っているのであれば、人前に立つ度胸をアピールする事も可能です。
担当楽器がドラムかベースであれば「縁の下の力持ち」としての立場を伝えるのも良いでしょう。
ただし、バンドを熱く語り過ぎますと「採用してもやっぱりバンド活動がしたいって辞めそうだな…」と思われてしまいますので、「プロを目指すほどではなかった」という事も伝えておきましょう。
上記3選以外にも、「知見が広がる」「じっくり物事に取り組める」といった視点から、皆様の趣味を見つめなおしてみてください。
趣味を通じてアピールすべきポイントが見つかるかもしれません。
例文でチェック:趣味で自己PR
続いては趣味をベースとした自己PRについて、例文をご紹介してゆきたいとおもいます。
ここまでご紹介してきたポイントと見比べながらチェックしてみてください。
趣味をベースとした自己PR例:格安海外旅行編
とにかくなんにでも挑戦してみることが私のアピールポイントだと考えています。
できる限りお金をかけずに海外旅行に出かけることを趣味としているのですが、地元の人しか使わない交通機関を利用してみたり、地元の人しかいない食堂に入ってみたり、あてどなく田舎町へ出かけてみたりと様々な経験を積む事ができました。
また旅先で出会った幾人とは未だに連絡を取り合うなど、趣味のおかげで世界が広がったことをしみじみと感じています。
とにかくなんにでも挑戦するという性格を活かし、社会人としてもしっかりと自分の世界を広げてゆきたいと思っています。
趣味をベースとした自己PR例:バンドでギター編
緊張感をコントロールできるという事が私の強みだと考えています。
趣味でギターを弾いておりまして、バンドとしてステージに立つことが多々ありました。
人生初のステージは足ははたから見てわかるほどに震えていましたし、手も汗でビショビショと、散々な演奏でした。
けれど回数を重ねるうちに、慣れも生じましたし、何よりも「緊張してても堂々としていればステージで映える」という事に気づいたことが、緊張をコントロールする事に繋がったように思います。
社会人になればプレゼンの機会なども増えるかと思いますが、人前で緊張感を出さないという能力は役立つものと考えています。
趣味をベースとした自己PR例:魚釣り編
瞬時に頭を切り替えられる事が得私のアピールポイントです。
小学校低学年から現在に至るまで魚釣りを趣味としているのですが、魚釣りにはとにかく頭の切り替えが欠かせません。
魚を待っている間はとにかくのんびりと時間を過ごしていますが、ひとたび魚の反応があれば、瞬時に集中して魚と対峙する必要があります。
釣れれば処理をして、再びのんびりとした時間のスタートです。
そういった事を繰り返しているうちに、集中すべき時にはグッと集中できるクセがついたような気がしております。
また瞬時にリラックスできるためか、悩み事があっても、すごく落ち込むという事はありません。
いつのまにか頭を切り替えて、次の一手を考えることができるようになりました。
まとめ:ポイントをしっかりと押せえて自己PRを完成させよう
趣味の話題を使って自己PRをする方法について見てきましたが、ポイントはつかめましたか?ここまで見てきた通り、趣味の話題で自己PRをする事は充分に可能ですから、自身をもって自己PR作成に取り組んでみてください。
ただし、こんかいご紹介してきた通り、趣味を使って自己PRをする際にはポイントを抑えておく必要があります。
また、論点を見失わないように、しっかりと注意しておくことも肝心です。
それらを抑えておけば、面接もおそるるに足らずです。
素敵な自己PRで面接官のハートを射抜いてください。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート