「長所で好奇心旺盛なところのアピールはしてもいいの?」
「好奇心旺盛を長所として話したいけど、うまく伝えられるか不安…」
「他の就活生はどうやって長所を伝えているんだろう?」
など、長所の作成に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
好奇心旺盛さは幅広い業界で求められる性格のため、長所として話すことに問題はありません。
そのためいかに好奇心旺盛さを企業に刺さる形で伝えるかが問題となります。
本記事では、長所で好奇心を魅力的にアピールするためのポイントや注意点を紹介しています。
また、好奇心旺盛の言い換え表現や、好奇心を長所としてアピールする例文も紹介しているので、好奇心を別の表現で言いたい人や長所のアピール文の作成に悩んでいる方も参考にしてみてください。
- 企業が長所から見ていること
- そもそも好奇心とは何か
- 好奇心のアピールが響きやすい業界・職種
- 長所の構成
- 長所の例文
- 好奇心旺盛さを長所としてアピールしたい人
- 例文を参考に長所を作成したい人
- 長所を初めて作成する人
目次[目次を全て表示する]
【自己PR】ESや面接で長所が聞かれる理由
長所は必ずと言っていいほど企業の選考で聞かれます。
長所は応募者の人間性をしっかりと知るための設問であり、企業は一緒に安心して働ける人物であるのかを見極めています。
以下で、企業は具体的に長所から応募者の何を見ているのかを確認しましょう。
人柄
企業は応募者の人柄に注目しています。
人柄とは一般的に、性格や人となりを指します。
企業内での人間関係を円滑にする上でも、お客様と良好な関係を築くうえでも人柄の良さは大変重要です。
企業の雰囲気に合っているか
企業は応募者が企業の雰囲気に馴染めたり、企業が大切にしている価値観やビジョンに共感しているかどうかも重視しています。
なぜなら、企業の雰囲気に馴染めなかったり、価値観やビジョンに共感できないと早期離職の原因になってしまうからです。
自己分析をできているか
企業で活躍する上では、自分の長所や短所を理解できているか、それを踏まえ対処できるかが重要です。
自分の長所を理解できていると、自分に向いている業務や自分が活躍できる場を選択でき、業務を効率的に行えたり、活躍の幅を増やしたりすることができます。
自分の長所を心得ており、その活かし方をわかっている人は自己成長のために何をすればいいのかがわかるため、自ら成長のために努力できそうという印象を与えることもできます。
【自己PR】好奇心旺盛さは長所としてアピールできる?
好奇心旺盛とはどのようなことを指すのでしょうか。
長所をアピールする上では自分の長所の特性を押さえておくことが効果的です。
好奇心旺盛とは基本的に、どんな物事においても興味関心を抱く人のことを指します。
以下で、より詳しい好奇心旺盛な人の特徴を押さえ、どのようにアピールすれば効果的なのかを確認しましょう。
好奇心旺盛な人の特徴
好奇心旺盛な人と一言でいっても、厳密にはさまざまな要素に分けることができます。
では一体、どのような特徴があるのでしょうか?
ここからは大きく4つに分けて、好奇心旺盛な人の特徴に触れていきましょう。
これであなたも、自分の良いところが明確に見えてくるはずです。
- 成長意欲が高い
- 行動力がある
- コミュニケーション力が高い
- ポジティブ思考
成長意欲が高い
まず好奇心旺盛な人といえば、何事に対しても成長意欲が高いといえます。
なぜなら何をする際にも、積極的に取り組める力があるからです。
これはどんな企業にとっても魅力的な特徴になるため、十分にアピールする価値があります。
たとえ難しいことでも、楽しみながら知識やスキルを吸収できるので、最終的にはもっとも重宝される人材になれる可能性があるでしょう。
そのため、場合によっては誰よりも早く成長できますし、早く会社で昇進することも夢ではありません。
行動力がある
好奇心旺盛な人は、物事に興味を持てるタイプの人ですので、誰よりも行動力に長けているといっても過言ではないでしょう。
例えば何か新しいことに挑戦したいと思った際に、ただ思うだけではなく実際に手や体を動かす傾向はありませんか?
このようなチャレンジ精神がある人は、どんな企業も欲しがっているため、長所の際にその内容をしっかり伝えてください。
特に「貴社で○○をして、貢献していきたいと思っています」のようなアピールが最後にできれば、あなたを採用するメリットを強く感じてくれるかもしれません。
コミュニケーション力が高い
好奇心旺盛な人は、一般的にコミュニケーション能力も高い傾向があります。
なぜなら、どんな人とも積極的に関わる機会を作りやすいからです。
例えば好奇心旺盛な人の場合、学生時代は部活動やサークル、そしてアルバイトも経験したことがあるかもしれません。
どれも必然的に人とのつながりを持つことになるため、既にその経験からコミュニケーション能力が磨かれていることでしょう。
コミュニケーション能力の高さは、どんな企業においても必ずといって良いほど役に立ちます。
ポジティブ思考
好奇心旺盛な人の場合、どんな課題や問題にぶつかることがあったとしても、ポジティブに物事を考えられる傾向があるでしょう。
これまでの人生を振り返った際に、何かしら課題や問題を解決するために行動したことはありませんか?
それは好奇心旺盛だったからこそできたことである、といっても過言ではないはずです。
問題解決能力は、どんな企業でも必要とされる要素の1つですので、当然アピール材料になります。
マイナスイメージを持たれることも
好奇心旺盛な特徴にはさまざまな良いところがありますが、必ずしも良いところだけではありません。
例えば「興味のあることに対して積極的になれる」ことは、言い換えると「興味のないことはできない」という意味にもなってしまいます。
そのため、アピールの仕方によってはマイナスイメージにつながるおそれもあるでしょう。
だからこそ、長所ではマイナスイメージになりそうな要素を払拭できるようなエピソードを、必ず添えるようにしてください。
【自己PR】好奇心旺盛さが長所の人が活躍しやすい業界
好奇心が旺盛な人は前向きで行動力が高く、常に挑戦や探求を行える人が多く、あらゆる分野で重宝されます。
以下では、好奇心旺盛さがより評価されやすい業界や職種について紹介します。
好奇心旺盛な人材を求めている業界
好奇心旺盛さはあらゆる業界で評価されますが、特に「IT業界」「メーカー」「小売業界」などで評価されやすいでしょう。
IT業界では、日々技術が進歩するため、好奇心旺盛な人の持つ「探求心」や「成長意欲」が高く評価されるでしょう。
また、メーカーや小売業界においては「課題を見直し解決する力」や、「より良いアイデアを生み出す存在」として期待されるでしょう。
このように、好奇心旺盛は、どんな職種でもアピールができる万能な長所と言えます。
【自己PR】好奇心旺盛さが長所の人が求められやすい業種
好奇心はどの業界でも必要とされる要素ですが、職種によっては好奇心を平均以上に求めるものがあります。
以下では好奇心旺盛さが評価されやすい職種を紹介します。
好奇心旺盛な人材を求めている職種を知ることで、仕事選びの参考になるでしょう。
好奇心旺盛さが評価されやすい職種には「営業職」「企画職」「クリエイティブ職」が挙げられます。
営業職
営業職は好奇心旺盛さが求められる職種の一つです。
営業職には行動力やコミュニケーション力が必要になるため、好奇心旺盛な人は営業職に向いていると言えるでしょう。
営業職はさまざまな環境に飛び込む勇気も必要になるため、新しい環境にもチャレンジしていける好奇心旺盛さは営業職に重要な適性となります。
企画職
企画職はさまざまな新しい企画を考えることが仕事であるため、好奇心旺盛さが必要とされます。
好奇心旺盛な人であれば、積極的に情報収集を行い、世間の人がどのようなものを求めているのか把握することができるでしょう。
また、企画職は打ち合わせなど人とコミュニケーションを取る機会も多いため、コミュニケーションスキルの高い好奇心旺盛な人は企画職に向いています。
クリエイティブ職
新しいものを生み出すクリエイティブ職にも好奇心旺盛さが求められます。
これまでにないものを生み出すためには、新しいものに対して強い興味を持つことが必要になります。
さまざまなことに興味を持てる好奇心の強い人であれば、クリエイティブな仕事をしながら自身の好奇心も満たしていくことができるでしょう。
【自己PR】好奇心旺盛を長所でアピールするポイント
長所で好奇心旺盛さを魅力的にアピールするにはいくつかポイントを押さえておく必要があります。
企業に就職するにあたり、あなたの長所である好奇心旺盛さをどうビジネスに生かすのかという視点が重要になります。
以下でポイントを確認しましょう。
- 好奇心を発揮したエピソードを紹介する
- 好奇心を活かすために努力したことを話す
- 仕事に好奇心をどう活かすか伝える
- 企業が求める人物像を確認する
好奇心を発揮したエピソードを紹介する
好奇心があるといっても、漠然としています。
いつまでも少年のような心を持っているだけで仕事や業績に結び付かないのでは、企業としては採用したい人材として魅力が足りません。
あなたがこれまで好奇心を発揮し、成し遂げたことや発見したことなどを、具体的なエピソードとして紹介しましょう。
エピソードを含めることで説得力のあるアピールになります。
エピソードを深ぼろう
そのエピソードがなぜ好奇心旺盛な自分をアピールできるのか、分析してみましょう。
たとえば子供の頃、アリに興味を持ち、アリが巣の中でどうやって生活しているのかどうしても知りたくなったため、自分で観察キットを自作したとします。
アリの巣を観察していくうちに、どうやってアリの女王は誕生するのかなど、知りたいことがたくさん出てきました。
その都度自分で調べ、納得の行く答えを見つけていった結果、ただの観察が研究レベルになり、校内で高く評価されるようになりました。
この経験からアピールできる点は、興味を持ったことに対して積極的に取り組む姿勢と疑問に思うことを意欲的に調べる探求心で、それをそのまま仕事に対する姿勢につなげることができます。
エピソードは具体的に伝える
エピソードの中で、自分の長所をできるだけ具体的に伝えるようにしましょう。
例えば、数字を用いて前後関係を示すことが効果的です。
具体的には「中学校の3年間学級員を務めていた」「大学時代所属したサークルで実施した、マーケティング戦略が当たり、前回よりも売上が2倍になった」など、具体的に数字で伝えると、相手は結果をイメージしやすくなります。
好奇心旺盛をアピールするなら、興味を持ったことをきっかけに「リサーチにかけた時間がどのくらい増えたか」「どのくらいの期間続けたか」「何人のグループをまとめ上げたか」といった情報を伝えることが効果的です。
エピソードを具体的に語ることで、好奇心旺盛以外にも、企画力やリサーチ力、協調性やリーダーシップといった点をアピールすることも可能になります。
結果や期間などを数字で示すことで、エピソードに説得力が増し、好奇心旺盛の根拠として適当なものになります。
好奇心を活かすために努力したことを話す
好奇心を持っても、手当たり次第に首を突っ込み、どれも中途半端に終わってしまうのでは意味がありませんし、企業人としては役に立ちません。
あなたが持ち前の好奇心を活かし、これまでどのように挑戦したり、努力してきたのか、その結果どうなったのかを話しましょう。
例えば、「ゼミで興味を持ったことを追求し、徹底的に調べ上げ、卒業論文として発表した」などというエピソードでもよいでしょう。
表現を工夫すると効果的
企業がチェックしているエントリーシートの数は、1枚や2枚ではありません。
これが何を意味するかと言いますと、ありきたりな表現で自分の長所をアピールしては、印象に残りにくいということです。
そこでおすすめなのが「好奇心旺盛」という言葉を自分なりに言い換えることです。
例えば、「私は常に視野を広く持ち、興味のあることに関して、探究心を持ってとことん取り組む性格です」や、「私は子供の頃から好奇心旺盛で、興味のあることなら何でも物怖じせずに挑戦してきました」などと言い換えられます。
このようにオリジナリティのある表現に言い換えることで他の応募者と差別化をすることができます。
仕事に好奇心をどう活かすか伝える
好奇心が役立つ仕事や業務は数あれど、子供のようにワクワクと楽しんでいるだけでは困ります。
会社という組織で仕事をしていく以上、成果や結果に結び付けていかなくてはなりません。
周囲があきらめることやもう無理だと思えることも、持ち前の好奇心を活かし、あきらめずに開発に取り組むといった姿勢をアピールするのも有効でしょう。
あなたの好奇心旺盛さを、あなたの志望する企業でどう生かすかを、企業研究を踏まえて整理しましょう。
企業が求める人物像を確認する
面接では、あなたがその企業にとって魅力的な存在であることをアピールしなければなりません。
そのため企業が求める人物像をあらかじめ確認し、自分が話すことがその人物像から大きく離れていないか確認してみましょう。
例えば、チームワークを大切としている企業の面接で過剰な自己主張の強さをアピールしてしまってはあまりいい印象を与えません。
志望する企業はどんな人物を求めているのかをHPやOB・OG訪問で確認するようにしましょう。
【自己PR】好奇心旺盛を長所で言い換えてアピールしよう
「好奇心旺盛」という表現からは様々なイメージができるように、「好奇心旺盛」という長所は少々あいまいな表現です。
そのため、ほかの長所に言い換えたり、オリジナリティのある表現に言い換えることであなたの魅力をより具体的に伝えることができます。
また、インパクトのある表現を用いることで企業の印象に残ることもできるでしょう。
- 何事にも積極的に行動できる
- 自己成長のために試行錯誤できる
- 様々なことにアンテナを張っている
何事にも積極的に行動できる
好奇心旺盛な人は思い立ったらすぐに行動することができる傾向があり、リスクを考えすぎずに何事も積極的に取り組むことができます。
そのためリスクを恐れない、新たなことに挑戦できるなどの特徴があるといえるでしょう。
このような性格は若いうちから裁量権があり、責任が大きい仕事を任されることもあるベンチャー企業で重宝されます。
しかし、何事にも積極的に行動しても結果すべてが中途半端になっては意味がありません。
好奇心をアピールする場合は、積極的に行動することで結果が出たことを示す必要があります。
自己成長のために試行錯誤できる
何事にも積極的に行動できるのには人それぞれ理由があるはずです。
その中でも自己成長のために様々なことに取り組める、という人もいるでしょう。
この場合は向上心が高く、新しいもの好きというよりは自分の成長に何が必要かを探る忍耐力、継続力の強さが関係していると言えます。
成長したいという気持ちだけでなく、そのために実際に行動することは当たり前のようであって難しいことです。
長所として話す場合は試行錯誤した結果自分がどのように成長したのか、どのような結果を出せたのかを伝えると良いでしょう。
様々なことにアンテナを張っている
好奇心旺盛とは一般的に自分が知らないことに対する興味関心が強いことを指します。
そのため好奇心がある人の中には自分が知らない情報を積極的に集める人もいるでしょう。
この性格は流行に敏感であることが求められるマーケティング職やコンサルタント、デザイナーなどで活かすことができます。
前述したように、ただ様々なことにアンテナを張っているだけでは充分なアピールとはなりません。
アンテナを張っていることで何ができるのか、どんな成果を出せることができるのかを伝えることが重要です。
【自己PR】好奇心旺盛を長所としてアピールする際の構成
どれだけ素晴らしい内容でも、相手にしっかりと伝わらなければ意味がありません。
そこで重要なのが「構成」です。
相手が理解しやすい構成でアピールすることで効果的に長所をアピールすることができます。
上手に長所を展開するには、結論・理由・エピソード・問題・行動・結論という構成に沿って書くことがポイントです。
以下で確認しましょう。
結論:私の長所は好奇心旺盛なところです(アピールポイント)
まずは長所の結論である、「あなたの長所は何か」を伝えましょう。
一番初めに結論を述べることで、企業の採用担当者に自分の長所を印象づけ、その後の展開に注目してもらいやすくなります。
「私の長所は好奇心旺盛さです」と、簡潔な言葉で表現することがポイントです。
エピソード
次に、好奇心旺盛なところをアピールする上で、根拠となるエピソードを話していきましょう。
単純に好奇心旺盛なことを伝えただけでは何のアピールにもなりませんし、何も信用してもらうことができないため、これは必須だと思っておいてください。
例えばどのような場面で自分が好奇心を発揮したのか?それによってどのような影響があったのか?などを、できるだけわかりやすく伝えるようにしましょう。
もし可能であれば、数字も盛り込むのがポイントです。
これにより、よりエピソードの信憑性が上がります。
問題:その経験で〇〇という問題に直面しました
好奇心旺盛を強調するために、長所に書く場合「積極的に取り組んだ」「頑張った」「好奇心を示した」「深く探求した」などの視点からエピソードを語りますが、直面した問題や課題についても盛り込むようにしましょう。
相手に自分を知ってもらいたい気持ちから出発すると、内容はエピソードを語ることだけ、という展開になりがちです。
そうすると、自分の長所を十分にアピールしきれずに終わってしまうおそれがありますので、注意しましょう。
問題に取り組む姿勢を伝える
企業の採用担当者や面接官は、その人が企業にとって必要な人間かどうかという目で見ていますので「何を経験してきたか」というよりも「その経験から何を得たのか」という面により注目します。
それを伝えるには、直面した問題にどう取り組み解決したか、というエピソードを伝えるのが一番です。
好奇心旺盛と問題に取り組む姿勢をリンクさせる
好奇心旺盛な人は探究心が強く、粘り強く課題に取り組む傾向があります。
こうした姿勢を裏付けるようなエピソードを探してみましょう。
見つかったら、それをもとに長所を一度書き、話の部分と長所をアピールする部分のバランスがよく取れているかどうか、好奇心旺盛と行動に関連性があるかどうかなどについてチェックします。
もし適当なエピソードが思いつかないという場合は、自分のことをよく知っている友人や身内に聞いてみると良いでしょう。
行動:私は〇〇と考え、〇〇を行いました
直面した問題や課題に取り組む姿勢だけでは、結果がわかりません。
企業の採用担当者は、問題を解決する力も重視しますので、問題解決のために起こした行動や工夫したことなども、長所に書くようにしましょう。
行動を説明するときはできるだけ詳しく具体的に
行動について「問題を解決するまで投げ出さないぞと、心に誓って頑張りました」と説明しても、相手には伝わりません。
長所では、「具体的にどう動いたか」を書くことがポイントです。
この点を忘れてしまうと、これまで積み重ねてきた長所が台無しになってしまいますので注意しましょう。
具体的にどう説明するか
行動を起こすきっかけとなった問題点について書きます。
たとえば学生時代、急にサークルの参加率が減ってしまった、という問題点に直面したとします。
メンバー一人ひとりから事情を聞いたところ、新しい部長が苦手と感じるメンバーが増えたことが原因とわかりました。
部長とメンバーの間でコミュニケーションが不足しているのでは、と考え、メンバーと部長が話し合う機会を設定したり、部長とメンバーという上下関係をなくし、企画にはメンバーの意見を積極的に取り入れたりと、全員が気持ちよく参加できるよう提案しました。
このように具体的に説明すると、行動を起こした理由や問題に対してどう努力をしたのか、ということがわかります。
結論:その経験を活かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております
長所をアピールするだけでは、自己満足で終わってしまいがちです。
長所は、その長所を仕事にどう活かせるか、というところまで踏み込んで書く必要があります。
そうすることで、採用担当者は入社後にどう活動してくれるかイメージしやすくなります。
好奇心旺盛をどう仕事に活かすか提案する
多くの企業は好奇心旺盛な人材を求めています。
好奇心旺盛な人は、積極性がある、物怖じしない、興味のあることに関しては地道に努力するなど、ポジティブな面が多いからです。
表現の仕方によっては、どの職種にも有利になりますが、対応する幅が広い分、希望する職種に絡めながらアピールする必要があります。
たとえば研究職なら探究心の強さや新しいものを発見する喜び、目標を達成するための集中力や忍耐力などが、アピールポイントになるでしょう。
マーケティングであれば、SNSなどの使い方を工夫して、新たな販売促進方法を提案したり、多くの人が興味を示すようなキャンペーンを発案したりと、企画力や柔軟性、チャレンジ精神などを長所としてアピールしましょう。
【自己PR】好奇心旺盛さを長所でアピールする例文3選
好奇心旺盛なところを効果的にアピールするには、どのように長所を書いたら良いのでしょうか。
基本的には、読み手が理解しやすい構成に沿って文章を作成することが大切です。
また、注意点やアピールのポイントをしっかりと押さえた文章を作れるよう心がけましょう。
以下の例文を参考に、あなたらしい魅力的に長所をアピールしてくださいね。
例文1:旅行
私の長所はどんなことに対しても、好奇心を抱くことができることです。
大学2年の時に海外旅行へ行く機会があったのですが、その際にはまともに現地の人とコミュニケーションが取れず、最初から最後までもどかしい気持ちで過ごすことになりました。
でも海外旅行自体はこれからも積極的に行きたいと思っていたため、その後はずっと外国語を勉強するようになり、おかげで一般的な日常会話レベルであれば、なんとか話せるようになりました。
今はまだ英語くらいしか話せませんが、現在も他の国へ旅行することを考えているため、その現地の言語を独学で頑張っている最中です。
これから貴社に入社した際にも、自分が持つ好奇心を活かして、どんな壁にぶつかっても必ず克服していきたいと思っています。
例文2:ボランティア
私の長所は、とにかく行動力があるところです。
大学時代、私はさまざまなボランティア活動に取り組んでいました。
その理由は、大学生の間に積める経験はいっぱい積んでおきたいと思っていたからです。
そしてボランティア活動では老若男女問わず、色々な人たちとコミュニケーションを取ることが多かったため、新しい価値観や知識など、たくさん勉強になりました。
特に町内会のICTボランティアは、高齢者にどのような教え方をすれば伝わるのかを学ぶことができたので、とても良かったです。
今後も私は大学の留学生を支援するボランティアに参加したいと考えています。
貴社に入社した際には、持ち前の行動力やコミュニケーション能力を活かして、企業に革新をもたらすような存在になりたいです。
例文3:アルバイト
私は何事においても、前向きな気持ちを持って取り組むことができます。
学生時代にスーパーでアルバイトをしてきたのですが、どんなささいな業務も常に「どうすれば効率よくできるのか?」「どのようにすればお客様は喜んでくれるのか?」などを考えながら取り組んできました。
もちろん失敗することも多々ありましたが、その失敗で落ち込むことは一切ありません。
なぜなら、失敗こそ成功のもとだと考えているからです。
その経験を活かして、どんな時でも前向きに新しい方法を考えて行動してきました。
だからこそ、周りや店長からも褒めてもらえましたし、何よりお客様からも直接感謝されることが多かったため、非常にやりがいを感じながら働くことが出来ました。
貴社に入社した際にも、さまざまな課題にぶつかることがあると思いますが、常に前向きにとらえて何でも乗り越えたいです。
【自己PR】好奇心旺盛を長所でアピールする注意点
まず、「好奇心旺盛」を長所でアピールする際の注意点をいくつかご紹介します。
自身で台本を作る際の参考にしてみてください。
- エピソードは1つに絞る
- 企業研究を踏まえて長所をどう生かすかを伝える
- 「好奇心旺盛さ」の短所を心得る
- 短所と矛盾がないようにする
エピソードは1つに絞る
長所となると、できる限り色々なことを伝えたいと考えるかもしれません。
人によっては、2つ以上のエピソードを話してしまうこともあるでしょう。
しかし、長所におけるエピソードは基本的に1つに絞ることが大切です。
なぜなら、複数のエピソードを伝えてしまうと、かえって「この人が一番伝えたいことって何だろう?」と思われてしまうおそれがあるからです。
つまり、せっかくのアピールがほとんど伝わらずに終わってしまうかもしれません。
だからこそ、1つに絞ってそれだけを掘り下げるようにしてください。
企業の求める人物像に合っているか確認する
就活で自分をアピールする時は、自分の長所が本当にアピールになるのかどうかを判断しましょう。
つまり、企業が求める人材に当てはまっているのかどうかが重要です。
そこで忘れないでほしいのが、長所を作る前に志望する企業の研究をしておくことです。
例えば会社のホームページを見てみると、そこには企業理念が書かれていたり、社員の働く様子が見られることがあります。
そこからどのような人材を求めているのかが明確にわかるため、そこに当てはまるようなアピールを考えなければいけません。
「好奇心旺盛」の短所を心得ておく
「好奇心旺盛」という表現からは様々な長所のアピールが可能です。
その一方で、マイナスなイメージも連想させます。
例えば「周りを見ずに行動してしまう」「協調性に欠ける」「飽きっぽい」「継続力がない」「何事も中途半端で終わらせてしまう」などが挙げられます。
このマイナスなイメージを払しょくするには、エピソードを通じて「協調性」や「継続力」があることをアピールするとよいでしょう。
また、短所であえてマイナスイメージについて触れ、改善のために行動していることや、気を付けていることをアピールすることも効果的です。
短所と矛盾がないようにする
長所を伝える際はES全体を見た時に矛盾していないか、一貫性があるかが重要です。
特に短所と矛盾がないかを確認しましょう。
矛盾した表現があると「嘘をついているのではないか?」「本当にそうなのだろうか?」と疑われてしまう原因になります。
例えば、長所で「好奇心旺盛」と伝え、短所で「視野が狭い」と伝えるとちぐはぐな印象を与えてしまいます。
説得力のある根拠をしっかりと答えられればよいですが、事前に矛盾がないか確認しておくことは重要です。
【自己PR】好奇心旺盛を長所でアピールして内定を獲得しよう!
好奇心旺盛は、どんな業界・職種でもアピールできる長所になりますが、その反面、他の就活生との差別化が重要になってきます。
まずは、あなた独自の好奇心旺盛に関するエピソードを考えて、その後友達や家族にも添削してもらいながら、長所を作っていきましょう。
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