本選考がはじまると、まずはじめに待ち受けているのが、エントリーです。
しかし、マイナビやリクナビなど大手就活サイトからエントリーするものもあれば、企業に直接エントリーする場合もあり、戸惑う就活生もいます。
エントリーのやり方がわからないと本選考のレールにのることすらできないので、大変です。
今回は、そんなエントリー方法について紹介していきます。
こちらの記事は2024年最新版となっており、25卒の就職活動を対象にした記事となっておりますので、いま4年生でまだ企業説明会にも行けていない、という方はぜひ読んで企業にエントリーする方法をマスターしましょう。
- 企業にエントリーする方法
- エントリー前に知っておきたいこと
- エントリーする理由
- エントリー方法がよくわからない人
- エントリーに関して不明点が多い人
- 一般的なエントリー方法を知りたい人
目次[目次を全て表示する]
【企業エントリー解説】エントリー前に知っておきたいこと
企業にエントリーする前に知っておきたいことについて詳しく紹介していきます。
下記の3点を理解しておくことで、スムーズに就活を進められるのはもちろんのこと、今後の就活もより効率的に進めることができるようになるはずです。
下記の3点を抑えた上で、限られた時間の中でより良い就活にできるように取り組んでいきましょう。
エントリーの定義
そもそも、就活においてエントリーという言葉はどのような定義なのか、どのような意味を持つのかについても考えていかなければなりません。
就活におけるエントリーとは企業に対する関心があるということの意思表示を指します。
「絶対に選考に応募します。」というものではありません。
マイナビやリクナビなどの大手就活サイトにおいてはプロフィールを登録しておくことをエントリーと呼ぶ場合もあるので、覚えておきましょう。
エントリー後の細かいフローは企業によって異なるので、その後その時に応じた対応が求められてきます。
「応募」との違いは、選考に参加を希望するかどうかです。
エントリーすることで、応募に向けて情報が集めやすくなる、という認識をしておきましょう。
一部の大手企業では、事前にエントリーをしないと選考への応募すらできない場合もあるので注意をしましょう。
また、エントリーをしておくことで、企業説明会やエントリーシートの応募が開始したときに電話をくれるケースもあります。
自分が行きたい企業はエントリーをすることによってどんなメリットがあるのか、ぜひ確認してみてください。
エントリーする会社数の平均
エントリーする会社数の平均についても考えていきましょう。
マイナビの調査を確認してみたところ、就活生のエントリー数の平均は30.6社でした。
しかし、エントリーはあくまで意思表示であるため、この30社すべての選考に参加することはほとんどないでしょう。
「ひとまず興味があるからエントリーしておこう」という気楽なスタンスの人が多いので、興味があるところにはエントリーしておけば良いでしょう。
エントリー後の流れ
エントリー後の流れについても簡単に押さえておく必要があると言えるでしょう。
選考はエントリーして終わりではなく、むしろエントリーしてからが本番です。
まだ応募すら完了していない段階なので、気を抜かないようにしましょう。
エントリーをすることで、選考スケジュールや説明会などに関して選考に必要な情報を得ることができます。
基本的な流れはES(エントリーシート)提出→書類選考→筆記試験→面接→内定という順番であるということも覚えておきましょう。
企業情報の公開や企業からのメールを待ち、そこから選考を受けるのが一般的な流れとなっています。
エントリーという言葉に注意
エントリーするために様々な就活ナビサイトをチェックしているとエントリーではなくプレエントリーという言い方をしているサイトもあります。
そのため、一概にエントリーという名前で使っているわけではないためあなたが使用している就活ナビサイトがどういった言い方をしているのかをチェックしておくことが必要です。
エントリーという言葉を探して時間を無駄にしないように気をつけましょう。
就活解禁時にエントリーを始めるのは遅い?
就活はインターンの選考から始まっており、早い人だと3年生の6月頃からすでに就活を始めている人がいます。
また、最近になって就活の一斉解禁が無くなったりするなどによって就活の早期化や通年採用が始まってきています。
そのため、3月になってからエントリーの方法を調べるのが少し遅れてしまっているかもしれません。
ただ、当たり前ですが就活はいつ始めても遅すぎるということはないためそこまで気にすることなく今から内定獲得を目指して頑張っていきましょう。
【企業エントリー解説】何のためにエントリーするの?
そもそもなぜエントリーをするのかという理由についても考えておく必要があると言えるでしょう。
就活は自分の今後のキャリアを左右するものであり、納得した上で就活を進めていくことが大切です。
何事も納得をしていないと100%の能力を発揮できないでしょうし、実りのあるものにできない可能性が高いです。
そこで、まずはエントリーをする意味についてしっかりと理解しておく必要があると言えるのです。
本選考のレールに乗るため
エントリーをしなければならない理由の一つとして、本選考のレールに乗るためということが挙げられます。
エントリーをしないとそもそも選考に参加することができないからです。
またエントリー期間とES(エントリーシート)の締め切り日は異なるため注意が必要です。
必ずしも選考に進まなければならないわけではないので、気になる企業はとりあえずエントリーしておくと良いでしょう。
後になってエントリーしておけばよかったと後悔するのは非常にもったいのないことなので、「とりあえず」くらいの気楽な感覚で良いです。
選考の情報を得るため
選考の情報を得るためというのも、エントリーをする理由の一つであると言えるでしょう。
エントリーをすればその企業の説明会はもちろんのこと、選考スケジュールなどについても詳しい情報を入手することができるようになります。
ES(エントリーシート)のダウンロードなどもできるようになり、就活の対策を進めやすくなるはずです。
就活においては情報の入手が何よりも大切であるとされているため、関心のある企業には必ずエントリーしておきましょう。
エントリーしたからといって特に何かしらマイナスなことは一つもないので、ひとまず選考エントリーに参加することが重要なのです。
企業情報の詳細を確認するため
企業情報の詳細を確認するためというのも、企業にエントリーすることの重要性の一つであると言えるでしょう。
会社のウェブサイトからエントリーした場合は、企業の遠隔やビジョンはもちろんのこと、事業内容や社風など詳細な情報について詳しく確認できるようになります。
また、新卒向けのページが用意されていることも多いです。
こういったページを確認することを通して、働き方や「社員の1日」「社長の話」などを読めることも多いです。
これらを確認することができれば、応募前に企業の理解を深めることができるでしょう。
【企業エントリー解説】一般的なエントリー方法
では次に、実際にどのようにエントリーするの?という問いに答えていきます。
方法は主に2つあります。
- 自社HPから行う
- マイナビやリクナビなど大手の就活サイトから行う
どちらの場合もエントリーは「関心があることの意思表示」であることに変わりありません。
しかし、効率良く何社もエントリーできるのは、大手の就活サイトを利用するやり方です。
それぞれについて説明していきます。
企業の自社ホームページからエントリーする
各社の採用サイトから、エントリーします。
マイページの登録をすることで、エントリーしたことになる企業もあります。
関心のある企業が具体的にあるのであれば、個別のHPからエントリーすることが確実です。
大手就活サイトからエントリーする
業界や職種は絞っているものの、具体的な志望企業がみつかっていない場合は、就活サイトを利用すると良いでしょう。
同じ業界や職種の企業を一括エントリーできる機能もあるため、時間の節約にもなります。
個別のHPだと毎回個人情報を入力しなくてはいけないので、意外と時間がかかってしまいまいます。
リクナビを使った一斉エントリーの仕方
マイナビと並んで多くの人が利用している就活サイトに「リクナビ」があります。
リクナビは業種、地域、職種の3点から条件を絞るなどの検索機能があり、自分の気になる企業を見つけると、企業の大まかな情報やイベントの情報などを確認できます。
企業情報画面を見ていくと「エントリー」という欄があり、エントリーを確認できます。
可能な限り、自分が興味を持てるものを多くエントリーすることが大切です。
マイナビを使った一斉エントリーの仕方
企業にエントリーしようと思うと多くの人はマイナビ等の就活ナビサイトを使用してエントリーしようとします。
そのためここでは代表的なマイナビでのエントリー方法を詳しく解説していきます。
マイナビには検討リストという機能があり、気になる企業を検討リストに入れることでリスト化して振り返ることができます。
また、検討リストに登録しておくことでマイナビが自動的に企業にエントリーしてくれます。
あなたが興味のある業界や企業をできるだけ多く集めておくことをおすすめします。
マイナビには個別エントリーと一括エントリーがある
マイナビには個別エントリーと一括エントリーがあるということは、皆さんあまりご存知ではないかもしれないので、詳しく紹介していきます。
マイナビには1社ずつにエントリーできる個別エントリーというものが存在することは皆さんご存知かもしれませんが、一度に複数社応募できる一括エントリーという制度も存在しています。
一括エントリーを利用すると時間や手間を節約しながら多くの企業にアクセスすることができます。
スムーズに企業情報を得ることもできるでしょう。
【企業エントリー解説】その他のエントリー方法
これまでのエントリーは先ほど説明させていただいたように、従来は企業を自分で企業を見つけてエントリーすることが一般的でした。
しかし、最近では企業の方からオファーが届くものや、就活エージェントの方から提案されるものもあります。
従来とは異なるエントリー方法についても、確認していきましょう。
企業からのオファー
「逆求人(逆オファー)」という言葉をご存じでしょうか。
企業から就職活動をしている学生に向けて「あなたに興味があります」という様にオファーをしていただくものです。
自分達から企業を探すのではなく、企業の方から直接オファーが届くシステムで、企業からのオファーを承諾し、必要事項を記入することでエントリーしたことになります。
就活エージェントを利用した限定エントリー
就活エージェントとは就職活動の基礎である自己分析や企業分析から、面接対策、内定獲得後の辞退や承諾の方法まで就活に関するあらゆるサポートを行ってくださる方のことです。
料金に関しては有料で行っている企業も無料で行っている企業もあります。
就活エージェントの大きな特徴としては求人サイトに載っていない企業も紹介してくださるということです。
エントリーに関しては企業をエージェントの方から提示していただいた後に学生の皆さんがその企業の説明会などを希望する場合にエージェントの方が行ってくださいます。
就活エージェントはジョブコミット!
就活エージェントはあまりにも数が多すぎて、「どれを使えば良いかわからない」という方も多いでしょう。
そこで今回は数あるエージェントの中から「ジョブコミット」の運営する「就活市場エージェント」をおすすめします。
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以下のボタンから簡単な事項を記入していただくことですぐに相談可能なので、一度登録してみてはいかがでしょうか。
【企業エントリー解説】企業のエントリーに関するよくある疑問
企業の選考会に参加したい意向を示すのが、企業エントリーです。
しかしながら就活をはじめて間もない時には、エントリーとはどういうものでどのようにすればよいのかわからない人も多いものです。
企業エントリーについての詳細について詳しく見ていきましょう。
- エントリーは何社ぐらいしたらいいの?
- たくさん興味がある会社があるのですが、全部エントリーしてもいいの?
- エントリーすれば選考の応募は完了するの?
- エントリーはいつからすればいいの?
- 1人のエントリーできる社数の制限はありますか?
- エントリーできないことはあるの?
エントリーは何社ぐらいしたらいいの?
結局、何社ぐらいエントリーすれば良いのかということについても考えていきましょう。
前述したようにエントリーは関心があることを企業に伝えるという目的で行うものです。
そのため、本選校に必ずしも繋がってくるというわけではありません。
よって、必ずしも選考を受けなければならないわけではないということから、30社程度エントリーしておくことをおすすめします。
重要なのは選考を何社受けるかということなので、気になる会社はひとまずエントリーしておくことが重要であると言えるでしょう。
たくさんエントリーすることのメリット・デメリット
業界や職種にこだわらず、たくさんエントリーすることができれば、自分に合った企業を見つけやすくなる可能性も高まるでしょう。
一方で、エントリー後に会社を絞らず、そのまま選考に進んでしまうようなタイプの人の場合、それぞれの企業に対する勉強や研究の時間を割くことができないので、理解度が浅いまま選考に臨んでしまう可能性が非常に高くなってしまいます。
選考プロセスにおいては、企業に対する熱意や理解が不足してしまうリスクなども挙げられることでしょう。
また、スケジュール管理などが苦手な方にとっては、複数エントリーしてしまうと管理が大変になる可能性も非常に高いです。
よって、エントリー後、実際にどの選考を受けるのかについて考えながらエントリーを行うことが重要であると言えるでしょう。
エントリー数が少ないことのメリット・デメリット
たくさんエントリーすることのメリットとデメリットを確認した上で、少ない企業にエントリーしようと考えている人も多いかもしれません。
しかし、当然ながらエントリー数が少ないことによるメリットとデメリットも存在するので、一緒に考えていきましょう。
詳細な企業にエントリーすると一つひとつの企業に避ける時間と労力が増えるため、入念な準備が行えるのが大きなメリットの一つです。
また、説明会に複数参加できることも多いので、説明会を通して企業との関係を深めることができる場合も多いでしょう。
特に、企業の採用担当者が参加していた場合、強い印象を与えられる可能性が高いです。
一方で、選択肢が狭まってしまい、それぞれの企業の選考結果にかかるリスクが高まってしまうということも挙げられるでしょう。
いわゆる、持ち駒が少ない状態であると言えます。
少なすぎるのも問題なので、最低でも10社程度はエントリーしておくと安心であると言えるでしょう。
たくさん興味がある会社があるのですが、全部エントリーしてもいいの?
興味がある会社が多くある方も多いでしょうが、結論として全部エントリーしても良いです。
確かに、あまりにも多くの企業にエントリーしてしまうと、それぞれの企業研究ができない場合もあるかもしれませんが、エントリーせずに後悔するよりは、絶対にエントリーしておくことが良いです。
企業の説明会や選考会の情報を入手することができるからです。
反対に、エントリーを忘れていた場合、気づいた頃には説明会やES(エントリーシート)の締め切りが過ぎていたという方も多いです。
よって、本命ではなくとも、興味がある会社があれば積極的にエントリーして、情報を入手して理解を深めておくことが重要であると言えるでしょう。
エントリーすれば選考の応募は完了するの?
企業によって多少、エントリー方法に違いがある場合も見られます。
プレエントリーは資料請求や採用情報を知るために個人情報を登録する作業です。
そのため、プレエントリーをしたからといって、選考のお知らせが届くわけではありません。
プレエントリーをして選考応募も完了したと勘違いしないようにしましょう。
多くの企業は、本エントリーをすることで選考試験を受けられます。
本エントリーは締め切り日が決められていることもあるので、要注意です。
就活スケジュール帳を用意して、本エントリーの締め切り日なども明記しておきたいものです。
エントリーはいつからすればいいの?
エントリーは早めにしておかなければ、選考会が定員で埋まってしまうこともあります。
企業説明会も、就活が後半になってくると参加者人数もどんどん増えてくるでしょう。
説明会の予約を取るためにも、できるだけ早くエントリーしておくのが安心です。
就活のエントリー解禁日は3月1日に、日本経済団体連合会によって決められています。
その日をはじめに皆が一斉にエントリーすることが考えられますので、それまでに受けたい企業について30社ほどを目安に絞っておきましょう。
日本経済団体連合会に所属していない外資系やIT企業なども見られます。
それらの会社はエントリー解禁日のほかの会社とは異なります。
3月以前からエントリーを受け付けている場合もあるので、そうした企業を受けたい場合はエントリー開始日を見逃さないようにしなければなりません。
1人のエントリーできる社数の制限はありますか?
エントリーするために応募条件を設けている会社もあります。
たとえば、営業職では社用車を運転する必要があるために、普通自動車免許を持っていることがエントリー条件になるケースなどです。
そのほかに、必要な資格が掲示されていてそれがなければ受けられない場合もあるでしょう。
しかしながら、とくに指定された条件がないのであれば、誰でもエントリー可能です。
エントリーの社数に制限もとくにないので、関心がある企業は積極的にエントリーして問題ありません。
ただし、たくさんエントリーしても説明会や選考会の日が重なる可能性も出てきます。
限られた時間の中、就活生は実に多忙です。
午前はA社の説明会で午後からB社の選考試験といったように、上手にスケジュールを組み立てることが重要です。
エントリーできないことはあるの?
基本的に、エントリーを断られることはありません。
けれども企業説明会にしても選考会にしても定員人数に達している場合は、エントリーが締め切られてしまいます。
中には二次募集をする会社もありますが、いずれにせよ定員になると予約も取れなくなってエントリーできなくなります。
また、前に述べたようになんらかの条件付きのエントリーの場合も、それに該当しなければエントリーはできないでしょう。
そういった事例を除けば、エントリーできないケースはほぼないと言えます。
【企業エントリー解説】気になる企業にエントリーして就活を進めていこう!
2024年は、企業の採用活動が早まっており、エントリーを早めに締め切ってしまう企業が多くなっています。
さらに、5月にもなると企業説明会すら開催しなくなる企業も増えてきます。
まだ1社にもエントリーできていない、という25卒の就活生の方がいたら、焦ったほうが良いかもしれません。
エントリーとは、すると必ず選考を受けなくてはいけないというものではありません。
選考の情報を得るため、少しでも関心があるため、このくらいの気持ちでエントリーしてください。
その後のES(エントリーシート)提出からが、本当の選考の始まりです。
エントリーは、そのスタート準備、だけれども必ず必要なので、志望度の高い企業はもちろん、少しでも関心のある企業にはエントリーしておくことをおすすめします。
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