就活生必見。エントリーシートの書き方 困難な状況編

シートに書く内容の中に「困難な状況とそれを克服したエピソード」という項目があります。

他にもエントリーシートの中では書かなければいけない項目が多数ありますが、その中でもこの部分の記入でつまずく学生が非常に多いです。

実際にエントリーする時期になってから慌てなくても済むように、早い段階からエントリーシートの準備を進め、その後の面接や筆記試験にも万全に準備をした状態で臨めるようにしておきましょう。

今回はエントリーシートを書く上での、今までに経験した困難な状況についての考え方と、書き方のポイントについてご紹介します。

この項目の難易度は比較的高い

多くの学生がこの項目の記入につまずき、苦戦していますが、なぜそれほどまでにこの項目の記入は難しいのでしょうか。

結論から言ってしまえば、20年弱の人生の中では、それほど困難な状況に直面した人が少ないから、というのが最大の理由です。

考えてみると、今までの人生を振り返ってみても誰かに語れるような困難にぶつかって、それを乗り越えた経験というのは、社会に出てから経験している人が多いような気がしますよね。 では学生がこの項目を書く際には、どのように記入すればいいのかということですが、これは困難という部分にスポットを当てないことがポイントです。

単純に困難な状況に陥っただけの話で終わってしまったら、そこに成長がありません。 考え方の順序としては、最初にどのようなことに挑戦しようとし、そしてその挑戦の過程でどういった困難にぶつかったのか、という順番です。

そして最後に、困難を乗り越えた先にはどういった成長が自分にあったのか、といった一連の流れをストーリー仕立てのように順序立てて記入していくことがポイントです。 このように考えれば、この項目を記入する際に何を考えなければいけないかが見えてきます。

自分がいつ頃困難に陥ったのかではなく、自分が今までどういったことに挑戦してきたのか、ということを思い出すようにするのです。 高校や大学の受験や、部活動の大会など、エピソードは人それぞれですが、その中で自分が何かしら挑戦したことがあれば、そのことを書いてみましょう。

面接官がみるポイント

では次に、エントリーシートに書かれているこの項目を見て、採用担当者はどのようなポイントに注目しているのかを説明していきます。

採用担当者が見るポイントは、学生がそれまでの人生の中でどのようなことに挑戦してきたのか、そしてどういった困難に直面したのか、そして最終的にはどのように解決したのか、ということを最初に見ます。 つまり多くの面接官は、前項で紹介した書き方の順番に沿ってエントリーシートに注目するのです。

そのため、挑戦、困難、解決(成長)の要素の中で一つでも抜けているものがあると、注目されるエピソードとしては弱い、ということになります。

しかし、注目されるポイントはそれだけではありません。 最もこの項目で重要なのは、その学生が、体験した困難に対して論理的に解決することができたかどうか、ということです。

このポイントでは、その人の思考や困難に陥った際の解決能力などが間接的に見られています。

また、そのような状況に陥った際にも、気持ちを強く持つことができたかという精神的な部分も見られています。 そのため、困難な状況について記入する際には、前述した要素に加えて、論理的な思考力とメンタル面での変化という部分についても記述を忘れてはいけません。

書く場合には分かりやすい文章で

困難な状況を書く際には、パーツごとに記入することを意識してください。 パーツというのは、「挑戦」「困難」「解決(成長)」の3つです。

この軸に対して、思考やメンタルといった部分を肉付けしていくとエピソードに深みが増します。 もちろん書き方はこれだけが正解というわけではなく、今回紹介したのはあくまで一つの例です。

またこの項目を書く上では、自分一人で取り組んだ話ではなく、仲間と共に困難を乗り越えた話などが書けると好ましいです。

就活生必見。エントリーシートの書き方 困難な状況編

困難な状況を乗り越えた例文

それでは、困難な状況を乗り越えた例を具体的に文章にしてみましょう。

実際には実体験に基づいて作成する必要がありますが、文章の組み立て方やアピールポイントなどが参考になります。

重要なのは具体的に書くこと、可能であれば数値を入れて定量的に表現することです。

説得力を持たせたり、第三者が理解しやすいようにしたりする効果がありますので、そこは意識して作成してください。

例文①

大学でバスケットボールサークルに入りましたが、正式な顧問がおらず、間違ったトレーニングで手首にケガを負ったことがあります。

練習メニューはインターネットなどで調べ自分たちだけで組み立てていましたが、過度な負荷をかけたことが原因でした。

早く上達したくて誰よりも努力していたつもりでしたが、それが間違いだったと気づき、大変ショックを受けました。

チームメイトの中にはサークル運営自体無理なのではないかという雰囲気も漂い始めましたが、私は自分のケガのせいでサークルを失ってしまうことだけは避けたいと考えました。

そこで大学の中でスポーツ科学に詳しい先生を探し、頼み込んで月に2回アドバイスを頂ける環境を整えました。

自分も正しい方法論を勉強し、情報をまとめてサークル内で共有できるようネットワークも構築したことで、その後はケガもなくサークルも活性化することができました。

例文②

私が経験した困難は、大学受験です。

高校時代は野球部に所属しており、受験勉強に取り組み始めたのは3年生の6月でした。

志望大学の合格ラインもC判定と低く、先生からも変更を打診されましたが、どうしても合格したいという強い思いが消せなかったのです。

そこでその日から平日は最低でも4時間、休日は10時間の時間計画を組み立て、質を上げるために動画を駆使した効率的な勉強法にも取り組み始めました。

また受験対策として徹底的に志望校の過去問を繰り返し、洗い出した苦手分野の問題は学校で放課後に先生に質問するなどして効果的な受験対策を実践しました。

その結果、年明けの模試で偏差値が15上がり、最終的には念願の志望大学に合格することができたのです。

困難な状況が思いつかない

どうしても困難に陥った状況が思いつかないという場合、自己分析からやり直してみるのもおすすめです。

困難や挫折は一人ひとり捉え方が異なりますので、ほかの人から見たら大きな困難でも、本人にとってはさほど大きくは感じられないことも十分あります。

それでも人生20年余り生きて、まったく平坦で起伏のない日常しかないことはほぼありません。

自己分析にはモチベーショングラフを用い、そこから客観的に自分を目視するのが良いでしょう。

モチベーショングラフから下がっているところを探す

モチベーショングラフは、今までの人生をグラフ化したものです。

縦軸がモチベーション、横軸が年齢で、そのときどきにモチベーションの高低を記していくことで作成します。

グラフ化すると分岐点が生まれますので、そのときに何があったかイベント情報を記入しましょう。

幼稚園時代、学校の入学や卒業、家族のことや周りを取り巻くさまざまなことで、人のモチベーションは上下します。

困難はこのグラフの下がっている分岐点のあたりにあるはずですので、その頃を重点的に探してみると、該当するエピソードが浮かび上がってくるでしょう。

忘れていた出来事などをきっかけに、そのときをどう乗り越えたかを考えてみてください。

ネガティブな感情を抱いたエピソードを思い出す

あまり楽しい作業ではありませんが、自分が何かしらネガティブな感情を抱いたときのことを起点にするのも、一つの方法です。

これもモチベーショングラフから探し出すことができますが、たとえば入学した学校に馴染めず、楽しくない日々を送っていた時期があるかもしれません。

その後すぐに友達ができて、そんな感情は忘れてしまったという場合もあります。

でももしかしたら、楽しくない日々を楽しくするために、積極的に友達を作る努力をした自分がいるのではないでしょうか。

ほんの少しの躓きでも当人にとっては大きな問題になる場合はいくらでもありますし、そこから抜け出すために一生懸命考えて起こした行動があれば、それは称賛に値します。

覚えがないからないと決めつけるのではなく、自分が辿ってきた道をもう一度振り返ってみることも大切です。


 

終わりに

困難という字面に怯んでしまってどうしても書き出しに悩んでしまうこの項目ですが、エントリーシートを見る側の人間もテーマとしてはそこまで壮大なものを期待しているわけではありません。 むしろ重要なのはテーマではなく、「成長」である、ということを意識して書くようにしましょう。

履歴書の書き方がわからない?ウカル履歴書、教えます。​

就活のプロがあなたの
内定を叶えます!

RECOMMEND この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます

広告掲載をご検討の企業さまへ