就活の面接時間!遅いほうがどうして不利なの?

就活の面接時間!遅いほうがどうして不利なの?

就活の面接で希望の時間を聞かれたとき、「なんとなく」や「他の就活との都合で」などの理由で決めてしまいがちです。しかし、面接の時間帯には「有利」「不利」があります。決定的な要因ではないにせよ、遅い時間帯を選ぶのはデメリットが多くおすすめできません。もしも時間を選べるのであれば、できる限り早い時間帯を指定するようにしましょう。夜や夕方は避けたほうが賢明です。この記事では、どうして早い時間帯が有利に働くのかを解説していきます。

就活生はつい遅い時間帯の面接を選びがち

就活で面接に進むと、担当者と時間の調整をします。やり方は企業によりますが、多くの場合は候補日と時間を提示され、就活生が選ぶ形となります。いくつかの候補を眺めていると遅い時間帯を指定する就活生もいるでしょう。早い時間帯は起きるのが大変ですし、準備がせわしなくなる可能性があります。また、アルバイトや学校がある人は「終わってから行ける」とも考えるでしょう。なんとなく「遅いほうが有利」というイメージもあります。最後のほうに面接を受けると面接官の印象を塗り替えるのでインパクトを残せそうです。また、朝の時間帯は面接官も他の業務で忙しいので、夜を指定するのが丁寧のようにも思えます。しかし、遅い時間帯のメリットはそれほどないのが現実です。

面接は早い時間帯のほうが有利

70_209_2_34566504 面接は早い時間に行うのが有利です。日程もまた、できる限り早い日を指定するのが無難です。なぜなら、就活の採用過程は「早いもの勝ち」の世界だからです。優秀な人材が現れたとき、面接官は「とりあえず全員が終わってから考えよう」とはなりません。「この人で決定だ」と判断します。その後の面接はいわば、予定をこなしているだけで内心では内定者は決まっているのです。すでに面接官の心が動かない場合、遅い時間帯を選んだ就活生がくつがえすのは至難の業でしょう。そもそも遅い時間を指定した時点で面接官には消極的に映ります。「もしかして他の就活も顔を出してから来ようとしていないか」と勘ぐりも受けるでしょう。特別な理由がないなら面接は「先攻有利」です。

夜の面接は特に不利!できるなら避けよう

遅い時間帯のなかでも、特に不利なのが夕方以降です。就活生にとっては比較的動きやすい時間帯ではありますが、面接官のコンディションは優れておらず、面接を受けるデメリットが満載です。まず、面接官は何人もの就活生を見て疲れきった状態で登場します。就活生の話をしっかり聞いてくれるかは疑問ですし、「早く終わりたい」と無意識に考えている面接官もいるでしょう。また、面接官には通常の社内業務もあるので、時間が遅くなるほど仕事が気になってきます。なかには、早く切り上げてオフィスに戻ろうとする面接官もいます。せっかく就活生が緻密な準備をして面接に挑んでも、面接官が上の空のまま適当な対応をされて終わるケースもありえるのです。

時間調整は「何が優先」かを考えて

遅い時間のほうが就活生にとってはありがたい場合もあります。特に、遠方からやってくる就活生にとっては午後以降の面接が動きやすいでしょう。早い時間帯に面接を受けようとすると、前日に現地へやって来ないと間に合わない人もいます。しかし、就活においてもっとも大切なことは何かと考え直してみましょう。「志望の会社に採用される結果」が一番重要であり、そのためには最大限の努力が必要です。アルバイトや遊びの予定を優先して面接時間を遅らせるのは本末転倒でしかありません。また、少しでも採用率が上がるのなら少々の手間も惜しみなく注ぎましょう。遠方の就活生が早い時間を指定するのは、面接官への十分なアピールにもなりえます。

面接のノウハウは知っておいて損はない

都会のビルと木々就活の面接ではわずかな要素が明暗を分けます。時間帯以外でもさまざまなノウハウがあるのです。就活応援サイト「ジョブコミット」は就活に役立つ情報が満載です。読みやすいコラムが魅力なので、就活生は気軽に見てみましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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