【例文付き】圧迫面接の対応は必ず「相手の一歩先」を行け!

【例文付き】圧迫面接の対応は必ず「相手の一歩先」を行け!

みなさんこんにちは、杉下です。

筆者のことが気になる方はこちらの記事をどうぞ

皆さんは「圧迫面接」にあったことがありますか? もし、あったことがない方でも言葉だけは聞いたことがあるのではないでしょうか?

念のため、説明をさせていただきますと、

圧迫面接(あっぱくめんせつ)とは、面接で受験者に対して、わざと意地悪な、もしくは威圧的な内容の質問や反論をし、これに対する応答・対応を評価する面接のことをいう。『 面接の達人』といった就職試験ノウハウ本の中で定義づけられた。 Wikipediaより引用

恐ろしいですね。 こんなこと、知り合いにすらされたく無いのに、それを初対面の面接官に面接室という完全アウェイな環境で聞かれるなんて、たまったもんじゃありません。

胆力があって機知に富んだ優秀な学生や、圧迫面接に慣れているという可哀想な学生はきっとうまく切り抜けられるでしょう。 しかし、私のように、その限りでは無い学生はやはり圧迫面接には前もって準備をしておかなくてはいけません。

そこで今回は、私が考えた、圧迫面接の切り抜け方を例文と一緒に紹介してきたいと思います。 これを読んで是非あなたも素敵な圧迫面接ライフを送りましょう。

なぜ採用担当者は圧迫面接をするのか?

圧迫面接の例文や切り抜け方を紹介する前にまず、なぜ圧迫面接があるのか? 採用担当者は何を見ているのか?を確認しましょう。

  1. ストレス耐性を見ている
  2. 応答の柔軟性を見ている

企業が圧迫面接は行う理由は主にこの二つだと考えられています。 確かに、人は追い詰められた時に本性を見せるものなので、敢えて追い込む事は非常に合理的と言えます。 学生側が不愉快に感じる事を除けば、とても優れた方法なのです。

圧迫面接の例文集

では早速、よく出る圧迫面接の質問集をいくつか見ていきましょう。

  • 「君さぁ、なんで内定もらえないかわかる?」
  • 「君、向いてないから帰っていいよ」
  • 「普通だよね。個性がないよ」
  • 「その考え方、うちでは通用しないよ?」
  • 「学生時代にバイトリーダーとして後輩のマネージメントに尽力したって、そんなの誰だってできますよ」
  • 「あなたが当社に入ることでのメリットがわかりません」

厳しいですね。 初対面の大人にこんな事を言われた日には悔しさで眠れなくなります。 中島みゆきだったらその晩中にミリオンヒットの曲を書き上げるに違いありません。

このように、圧迫面接も質問はあなたの精神を消耗させます。 なぜなら、それこそが圧迫面接の目的だからです。

圧迫面接では、感情的になりそうな質問に対しても「冷静に対応できるか」や「うまくかわす事ができるか」を判断するために行われるものです。 つまり、面接官はあなたのプライドを徹底的に傷つけようと言葉を投げてきますが、決して感情的になってはいけないのです。

それらにどう対応するか

では、それらの質問に私たちはどう対応すれば良いのでしょうか? インターネット上では圧迫面接への対処法として

  • 「謙虚に指摘を受け入れ、その根拠を聞く」
  • 「何としてもここで働きたいということを強調する」

などをあげています。 しかし、これらの対処法の根底には「採用担当は学生より優れた立場にある」という間違った価値観が横たわっています。 なぜなら、面接を含めた選考という場は「採用の可否を決める場」でしか無いからです。

そこは本来「うちには向いていない」等の求めていない指摘を受ける場でも無ければ、働きたいですと嘆願する場でもありません。 例え新卒採用であろうとも、そこにおける採用担当と学生との立場は対等でなくてはなりません。 よって、圧迫面接の対処法も必ず、相手と対等であることを強調したものでなくてはなりません。

更に、環境がアウェイであることや年齢が下だというディスアドバンテージを加味すれば、あなたは採用担当者に対等であることを自覚させるためには少なくとも相手の「一歩先」の返答をしなくてはなりません。

それでは、実際に先に挙げた例文を使って、具体的な圧迫面接への対処法を見ていきましょう。

Q「君さぁ、なんで内定もらえないかわかる?」

A「就活をしているからです」

解説

光があるから闇がある。就活があるから内定がある。私たちが本当に考えるべきなのは内定がもらえるかもらえないか。ではなく、なぜ内定が存在するか?なのです。存在の本質への洞察を忘れてしまった採用担当者に今一度、真理を追求する意志を思い出させてあげましょう。

Q「君、向いてないから帰っていいよ」

A「この世の向き不向きなんて、俺が変えてみせますよ」

解説

圧倒的なスケール感です。「この会社を変えてみせます!」と宣言する学生は掃いて捨てるほどいますが、会社に入って、この世の向き不向きの部分だけを背負おうとしている学生はそう多くは無いでしょう。代えがたいオリジナリティをアピールすることが出来ます。

Q「普通ですね。個性がないんですよ」

A「色即是空 空即是色。私が無である時、その個性もまた無なのです」

解説

ここでまさかの般若心経。自分や個性をはじめ、この世が全て幻想であることを端的に表すことにより、俗世で苦しんでいる採用担当者に今一度仏の道を思い出させてあげましょう。

Q「その考え方、うちでは通用しないよ?」

A「それが、若さです」

解説

例え通用しなくとも、若さでその壁にぶつかっていく。勇猛とも無謀とも取れるが、不思議と応援したくなる。若さの特権を失ってしまった採用担当者に今一度青春の味を思い出させてあげましょう。

Q「学生時代にバイトリーダーとして後輩のマネージメントに尽力したって、そんなの誰だってできますよ」

A「      (沈黙)     」

解説

言うは易し、行うは難し。敢えて沈黙し、返答をしないことで、その言葉を宙に浮かせましょう。 すると、行き場を失った「マネージメントなんて誰にだって出来ますよ」という言葉はやがて、それを発した本人に投げかけられることになります。

自身の行動を省みることを忘れてしまった採用担当者に今一度、自己反省の心を思い出させてあげましょう。

Q「あなたが当社に入ることでのメリットがわかりません」

A「  (無言でおしゃぶりを咥える)   」

解説

全ての人間は赤ちゃんに等しい。完成された人間、完成された人材などこの世には居ない。全ては今ここから始まっているのだ。と言わんばかりです。

自分が何も出来ないことを敢えて「伸びしろ」と捉えることで、自分もかつては赤子だったことを忘れてしまった採用担当者に今一度、ゆりかごの柔らかさを思い出させてあげましょう。

圧迫面接など、恐れるに足らず

いかがだったでしょうか?圧迫面接なぞ恐るるに足らず。という事がお分りいただけましたか?

何より大切なのは、想定される質問に対し予め回答を準備しておく事です。そうすれば、実際に圧迫面接が始まってしまった時でも 「あ、ここ進研ゼミでやったとこだ!!」くらいの気持ちで穏やかに迎え撃つ事ができます。

もし、準備をしていない質問をされたとしても、必ず「感情的にならず、冷静に答える」事が大切です。圧迫面接で見られているのは「何を話すか」よりも「どう話すか」である事を心に留めておくと良いでしょう。

最後にもう一点、心の片隅に留めておいて欲しい事は「圧迫面接をする企業は顧客や社員に対しても、その人を試すような姿勢で接する可能性が高い」という事です。

「選ばれる」だけではなく「選ぶ」視点も大切ですね。

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