就活の面接を成功させたい!理系の自己紹介のポイントとは

就活の面接を成功させたい!理系の自己紹介のポイントとは

理系の就活面接では自己紹介において、大学での研究成果など専門的な内容とからめながら自分のアピールをすることがあります。自分の研究成果や研究能力を十分に伝えるためには、面接官との自然なコミュニケーションが欠かせません。

面接開始後すぐに求められる「自己紹介」は、面接官とのコミュニケーションのきっかけと位置づけられています。自己紹介を上手に利用することで、納得いく面接を実現できるでしょう。ここでは、自己紹介のポイントや例文をご紹介します。

面接で自己紹介をする目的とは?

理系・文系にかかわらず、就活の面接では最初に「まず自己紹介をお願いします」などと指示されることがあります。

面接がスタートしたタイミングでは、就活生と面接官は対面したばかりで十分にコミュニケーションがとれていません。そのため、自己紹介を通してコミュニケーションのきっかけを作るというのが、面接官が最初に自己紹介を求める意図です。

志望動機や自己PRなどの重要なポイントは後で改めて質問されるため、自己紹介の部分ではあまり長く語りすぎず、簡単なプロフィールと挨拶にとどめましょう。自己紹介で伝えたい内容は、まず大学名学部学科名氏名です。続いて大学の研究内容課外活動なぜその企業を受けたかなど、後々面接で質問してほしいことを一言程度で簡単に伝えましょう。

理系学生が面接の自己紹介で伝えるべき内容

理系の方が面接の自己紹介で伝えるべき内容についても紹介します。

基本的に文系の方と変わりませんが、研究内容について強調する学生の方が多いということは覚えておきましょう。

基本情報や趣味・特技、熱意や意気込みについて語る部分はそこまで文系学生の方と変わりません。

大学、氏名などの基本情報

例文

〇〇大学〇〇学部〇〇学科4年生の〇〇〇〇と申します。

本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。

基本情報を伝えることは必須です。自分の氏名、大学名など、最低限の情報は最初に伝えるようにしてください。

ガクチカ、研究内容

例文

私が大学生活で力を入れてきたことは〇〇に関する研究活動です。

特に〇〇の性能向上や効率化を目指した〇〇(例. 実験、シミュレーション)の取り組みを行ってきました。

この研究では〇〇(手法)を用いて〇〇を解明することを目指しており、その成果の一部を学会で発表する機会もいただき、他大学の教授の皆様からもお褒めの言葉をいただきました。

研究活動を通じて粘り強く課題に取り組む姿勢や仮説を立てて検証するプロセスの重要性を学びました。

また、研究室内でのディスカッションや共同作業を通じて、他者の視点を取り入れながら物事を進める柔軟性も養いました。

これらの経験は社会人として課題解決やプロジェクトに貢献する基盤となると考えており、特に新規事業に積極的に取り組む御社で活用できる経験であると考えています。

大学で力を入れていることや研究していることについて軽く触れましょう。深く説明しても専門的な内容は伝わりづらい可能性があるため、ここでは軽く触れる程度で問題ありません。

趣味、特技

例文

私の趣味は筋トレで、週に5回ジムに通ってトレーニングを行っています。

大学に入るまでは線が細く、体調を崩しやすかったのですが、YouTubeでボディビルの大会の動画を観た際に、力強い人間になりたいと考え始めました。

当初は全く体が成長しませんでしたが、食事やトレーニングを研究し、工夫したところ、みるみる体が成長し、体重が増えない、もしくは減らないことに悩んでいる多くの友人のボディメイクを手伝うこともできました。

この経験を通じて、自分なりに工夫し、どうすればストレスを最低限に抑えつつ、最高の結果を導き出せるかを考える習慣が身につきました。

御社においても、ただ数字を出すことだけにとらわれず、長期的に安定して働けるよう、心身ともに負担の少ない最適な方法で業務に取り組む工夫をし続けたいと考えています。

趣味、特技に触れることで、自分の緊張感を解いたり、面接官に自分の人間性を知ってもらうことができます。

熱意、意気込み

例文

御社は第一志望であり、御社のような企業で働くことこそ、私にとって長年の夢でした。

御社は常に新規事業に取り組み続けており、ただルーティンワークをこなすのではなく、成長のために新たな手法を取り入れ続けています。

このような常に挑戦し続ける姿勢こそ、私の理念と完全に一致するものであり、御社のような企業で成績を残すことこそ、自己実現を達成する方法であると考えています。

企業の目的と自分の人生において達成したい目標が共通しているということは業務において強烈なモチベーションとなり得ます。

内定をいただけた場合は、常に御社に最大限の貢献を残し、自身もやりがいを感じ、さらに仕事を楽しめるよう、取り組み続けたいと考えています。

熱意、意気込みもアピールすることで、自己紹介からその企業への志望度の高さをアピールすることができます。

選考やその企業への入社に対してどの程度熱量があるのかを素直に伝えましょう。

【学部別】理系学生の自己紹介例文とポイント

続いて、理系の学生の方の自己紹介の例文とポイントについて紹介します。

理系の代表的な9つの学部を厳選したため、あなたの学部や学んできた内容に最も近いものを中心に参考にしてみてください。

例文のポイントがどのような点にあるのかについても紹介しています。

1. 理学部

例文

〇〇大学理学部〇〇学科の〇〇と申します。

本日はこのような貴重な機会をいただき、ありがとうございます。

大学では物理学を中心に学び、特に新素材の特性解析をテーマにした研究に取り組んでいます。

〇〇(例. 超伝導材料の応用や光学特性の評価)実験とシミュレーションを組み合わせたアプローチを採用し、新たな知見を追求しています。

研究を通じて、論理的に課題を整理し、仮説を立て、それを検証するプロセスの重要性を学びました。

趣味は読書とサイクリングで、読書では科学の最新トピックを扱った書籍を読むことで知識を深めています。

これまでの研究活動や学びを活かし、御社の製品開発に貢献できる人材を目指しています。

本日はどうぞよろしくお願いいたします。

研究内容については、ざっくりとした説明で構いません。

面接の後半で深掘りされる可能性があるため、この段階で詳細を1から10まで説明する必要はないのです。

「これまでの研究活動や、学びをどう活かすかについて述べるべきだ」と思うかもしれませんが、その点についても後ほど聞かれるため、自己紹介部分では簡潔に説明するだけで十分です。

2. 工学部

例文

〇〇大学工学部〇〇学科の〇〇と申します。

本日はお時間をいただき、ありがとうございます。

大学では機械工学を専攻し、自動車の燃費向上に関する研究に取り組んでいます。

具体的にはエンジン内部のエネルギー損失を最小限に抑える設計や、軽量化素材の使用による車体の効率化をテーマにしています。

研究を通じて、設計ソフトを駆使して試行錯誤を重ね、最適な構造を見つけ出すスキルを磨きました。

趣味はDIYで、自作の機械や小型装置を作ることを通じて手先の器用さと創造力を高めています。

これまでの経験を基に、御社の技術革新に積極的に貢献したいと考えています。

本日はどうぞよろしくお願いいたします。

工学部の場合も基本的なポイントは同じです。

どのような研究をしており、どのような実験などを行っているかについて、簡単に述べましょう。

また、例文の中で趣味が研究内容や受ける企業の業務内容に関連している場合、より説得力のあるアピールになります。

3. 理工学部

例文

〇〇大学理工学部〇〇学科の〇〇と申します。

本日はこのような場を設けていただき、ありがとうございます。

大学では応用化学を専攻し、触媒技術の改良を通じた化学反応の効率化をテーマに研究を行っています。

具体的には〇〇触媒を用いた新たな化学プロセスの開発を目指し、実験とデータ解析を重ねています。

研究を通じて、細かなデータを丁寧に分析し、そこから有用な結論を導き出す力を培いました。

趣味はアウトドア活動で、キャンプや登山を通じて自然の中で新たなインスピレーションを得ることを楽しんでいます。

これらの学びと経験を活かし、御社の研究開発に積極的に貢献したいと考えています。

本日はよろしくお願いいたします。

どのような研究をしているかをざっくり説明した後に、どのような能力を身につけたのかを簡潔に述べています。

趣味と研究や業務内容が一見関連しない場合でも、「インスピレーションを得ることを楽しんでいる」といった表現を用いることで、間接的に関連性を示すことができます。

4. 医学部

例文

〇〇大学医学部医学科の〇〇と申します。

本日は貴重な機会をいただき、ありがとうございます。

大学では内科学を中心に学び、特に診断技術の向上をテーマにした研究を行ってきました。

また、研究では病気の早期発見を目指した検査技術の改良に取り組み、データの分析や報告書の作成を通じて課題を論理的に解決する力を養いました。

趣味は音楽鑑賞とピアノで、心をリフレッシュさせるための大切な時間としています。

これまでの学びと経験を活かし、貴院で患者様に安心感を与える医療を提供しつつ、自身の医療技術をさらに高めていきたいと考えています。

本日はよろしくお願いいたします。

医学部の方の場合、自己紹介だけで評価が大きく左右されるということはありません。

よほどおかしなことを言わない限り、特に問題になることは少ないでしょう。

医師という職業は心身ともに大きなストレスがかかる仕事であるため、どのようにリフレッシュしているかを述べている点は高評価につながります。

5. 看護学部

例文

〇〇大学看護学部看護学科の〇〇と申します。

本日はこのような貴重な機会をいただき、ありがとうございます。

大学では基礎看護学を専攻し、特に臨地実習を通じて患者様に寄り添うケアの実践に力を入れてきました。

特に、患者様一人ひとりの症状や心理状態に応じた適切な看護計画を立案し、実践する経験は今の私を作っていると考えています。

実習では患者様の小さな変化に気づき、迅速に対応する観察力を磨くと同時に、医師や他職種と連携することでチーム医療の大切さを学びました。

趣味は料理やフラワーアレンジメントで、創造力を活かして新しいことに挑戦することが好きです。

これまでの学びと経験を基に、患者様の信頼を得られる看護師として、貴院に貢献したいと考えています。

本日はよろしくお願いいたします。

こちらの方は実習を通じてどのような経験をし、どのような学びがあったのかについて説明できているため、就職後即戦力として活躍するイメージを簡潔に伝えられています。

趣味と業務内容の関連性はあまりないように思いますが、必ず関連させなければならないというわけではないですし、簡潔に説明できているため、十分でしょう。

6. 歯学部

例文

〇〇大学歯学部歯学科の〇〇と申します。

本日はお時間をいただき、ありがとうございます。

大学では予防歯科の重要性について研究し、特に地域社会における口腔ケアの普及に力を入れてきました。

研究では虫歯や歯周病の予防効果を高める新たな歯科製品の開発に関する実験を行い、その有効性を検証しています。

趣味はランニングと映画鑑賞で、ランニングでは集中力と体力を高め、映画鑑賞では新しい視点や発想を得ることを楽しんでいます。

これまでの経験を活かし、貴院で患者様の健康を支える歯科医師として成長したいと考えています。

本日はどうぞよろしくお願いいたします。

こちらの例文はこれまでどのような研究を行ってきたか、現在どのような研究を行っているかについて非常に分かりやすく説明できています。

また、歯科医師も体力勝負的な要素が強いため、普段からランニングで体を鍛えていることは高評価につながるでしょう。

7. 獣医学部

例文

〇〇大学獣医学部獣医学科の〇〇と申します。

本日はこのような機会をいただき、ありがとうございます。

大学では動物の感染症予防に関する研究に取り組み、特に〇〇(例. ウイルス感染メカニズムや予防ワクチンの開発)の分野を専門としています。

また、動物病院での実習では診療の補助を通じて、飼い主様との信頼関係を築くためのコミュニケーションスキルを磨きました。

趣味は写真撮影と登山で、自然の中で動物の魅力を感じ取ることが心のリフレッシュにつながっています。

これまでの学びや経験を活かし、貴院で動物と飼い主様に安心を提供できる獣医師を目指していきたいと考えています。

本日はどうぞよろしくお願いいたします。

こちらの方はただ研究に取り組んでいただけでなく、獣医師として大切な飼い主とのコミュニケーションスキルを磨いたことを強調できているため、高く評価されるでyそう。

また、獣医師も命を扱う仕事であり、ペットを看取ることなども多いため、心のリフレッシュができる趣味を持っていることを伝えられているのも高評価と言えます。

8. 農学部

例文

〇〇大学農学部〇〇学科の〇〇と申します。

本日はお時間をいただき、ありがとうございます。

大学では食品生産学を専攻し、地域農業の持続可能性向上をテーマに研究を行っています。

研究ではデータをもとにした栽培方法の改善や、現場での実証実験を通じて、地域の農家と協力しながら課題解決を目指しています。

この経験から、問題を俯瞰的に捉え、多様な関係者と連携して解決に導く力を培いました。

趣味は家庭菜園と料理で、育てた食材を使って新たなレシピを考案することを楽しんでいます。

これまでの研究と経験を活かし、御社で食の安全と持続可能性を支える取り組みに貢献したいと考えています。

本日はよろしくお願いいたします。

こちらの方はどのような研究を行っており、そしてどのような学びがあったのかについて非常に分かりやすく説明できています。

また、趣味は家庭菜園と料理ということで、完全に研究や業務内容と結びついており、まさに企業に最適な人物であるという印象を与えやすいでしょう。

9. 情報学部

例文

〇〇大学情報学部〇〇学科の〇〇と申します。

本日はこのような場をいただき、ありがとうございます。

大学ではデータサイエンスを専攻し、特にAI技術を活用した画像解析に関する研究に取り組んでいます。

特に医療分野での画像診断支援システムをテーマに、AIモデルの精度向上や効率的なアルゴリズムの開発に力を注ぎ、大量のデータを効率的に分析し、その結果を応用する力を磨いています。

趣味はプログラミングとゲーム開発で、自らのアイデアを形にするプロセスを楽しんでいます。

これまでの経験を活かし、御社で技術革新に貢献し、新たな価値を創出する人材を目指しています。

本日はよろしくお願いいたします。

こちらの方はどのような研究を行っており、そしてその知識をどのような場面に応用しているのかについてわかりやすく説明できています。

また、趣味もプログラミングとゲーム開発ということで比較的業務内容に近く「得意」なだけでなく「仕事に楽しんで取り組める可能性が高い」と判断されるでしょう。

履歴書と同じことを話しても大丈夫?

履歴書やエントリーシートに自己紹介欄が設けられていることがあるかもしれません。そんなときは、履歴書やエントリーシートに書いた内容と同じことを面接で話しても問題ありません。

面接で自己紹介を行う目的は、あくまでコミュニケーションのきっかけを作ることだからです。また、履歴書やエントリーシートに書いた自己紹介と食い違う内容を話してしまうと「いい加減なことを言っているのではないか」という印象を抱かれる可能性もあります。

事実関係の食い違いがないように気をつけながら、履歴書やエントリーシートの内容をハキハキとした話し言葉に変えて伝えましょう。そのためには、あらかじめ提出した履歴書やエントリーシートをコピーしておき、面接前に読み返しておくことも大切です。

自己紹介を何パターンか用意してみよう

面接で「簡単に自己紹介してください」と言われた場合、1~2分程度に収めることが一般的です。ただし、企業によっては30秒以内1分などと指定してくるケースもあります。面接官から指定された制限時間を大幅に超過すると「時間を守れない」という印象を与えてしまうため、制限時間内に収めることを心がけましょう。

制限時間内に話すスキルは、入社後のプレゼンなどでも求められる重要なスキルです。もし不安があれば30秒用、1分用、2分用などと数パターン自己紹介を用意し、事前に話す練習をしておきましょう。できれば家族や友人に付き合ってもらったり、自分の声を録音して後から聞き返したりすることがおすすめです。

緊張すると声が小さくなる、早口になるなどのリスクがあるため、あらかじめ練習を通じて自分の癖を理解しておくことがポイントになるのです。

自信をもって自己紹介をして実りある面接にしよう

面接の正念場ともいえる志望動機や自己PRをしっかり話すためには、入室や自己紹介のタイミングで面接官とコミュニケーションをとり、緊張をある程度解いておくことがポイントです。明るく笑顔で自己紹介をしながら、実りある面接につなげましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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