ユーモアがあることが強みだと感じているけれど、アピールしてもいいのか不安…
そう感じている方もいるのではないでしょうか
ここでは「面白い性格」で自己PRを成功させるにはどうすればいいのか、例文ごとに解説します。
【自己PR:ユーモア編】自己PRで企業が見ている3つのこととは
自己PRを行うときは企業がどんなところをみているのか把握しておくとユーモアをよりアピールしやすくなります。
ここでは、企業が自己PRでみている以下3つを紹介します。
- 人柄
- その企業の熱意
- 今後の可能性
自己PRで、ただユーモアがあることを伝えればいいわけではありません。
採用担当者の意図を理解して、個性的な自己PRを作成できるようにしましょう。
それでは、詳しく解説をします。
人柄
企業が自己PRでみているのは人柄です。
なかでもユーモアがある人は特に価値があります。
なぜなら、ユーモアのある人は職場での雰囲気を和らげ、チームの結束力を高める力があるからです。
また、ユーモアは相手への配慮や状況を瞬時に読み取る能力があり、柔軟な思考やコミュニケーション能力の高さを感じさせます。
たとえば、緊張した会議で和む一言が言えると空気が和らぎ、参加者の意見を引き出しやすくなり、現場でも大いに役立つでしょう。
企業は単なるスキルや実績だけでなく、共に働きたいと思える魅力的な人材を求めています。
そのため、自己PRで人柄やユーモアをアピールすることは、他の応募者との差別化につながる大切なポイントなのです。
その企業への熱意
企業が自己PRで注目しているのは、その人がどれだけ企業に熱意を持っているかです。
なぜなら、企業への熱意は仕事への意欲や継続力を測る重要な指標だからです。
なかでもユーモアを交えた自己PRは、熱意があることを伝えるのに効果があります。
たとえば、「御社のコーヒーサーバーの評判を聞いて応募しました。
ただ、それ以上に私が惹かれたのは〇〇事業への挑戦姿勢です」というように、ユーモアを含めつつ具体的な関心を示すと、企業への理解や興味が強調されます。
ユーモアは聞き手に親しみを感じさせるだけでなく、自分の魅力や考えを柔らかく伝える力があります。
企業は、自分の言葉で本気の思いを語れる人材を求めています。
熱意をユーモアで彩ることで、心に響く自己PRを実現できるのです。
今後の可能性
企業が自己PRで見ているのは、応募者が持っている今後の可能性です。
なぜなら、採用はその人の過去の実績だけでなく、将来どのように成長し、企業に貢献できるかを見極めるプロセスだからです。
そのなかで、ユーモアを交えた自己PRは自分の柔軟性や前向きな姿勢を印象付ける有効な手段です。
たとえば、「学生時代、3回も失敗したプロジェクトのおかげで、失敗を恐れず挑戦する術を学びました。
おかげで失敗のエキスパートです!」といったユーモアを交えると、困難を学びに変える成長意欲やタフさをアピールできます。
ユーモアは、聴き手に好印象を与えつつ、自分の可能性を自然に伝える手助けをします。
企業は未来への期待感を抱ける人材を求めているため、ユーモアを活用することでより魅力的に自分の可能性を示せるでしょう。
【自己PR:ユーモア編】ユーモアを自己PRしてもよい?
ユーモアを自己PRでするのは効果があります。
なぜなら、ユーモアは人柄や柔軟性、コミュニケーション能力を持った方だと伝える手段だからです。
特に自己PRは多くの応募者が似たような内容になりがちで、ユーモアを交えることで採用担当者の記憶に残りやすくなります。
たとえば、「逆立ちしても〇〇が得意です」という表現は、楽しさを伝えながら具体的な強みを印象づけます。
ただし、内容が企業や場面にそぐわないと逆効果になる可能性もあるため、相手の期待を考えた適切なユーモアを心がけましょう。
【自己PR:ユーモア編】ユーモアをアピールするメリット
ユーモアがあることを自己PRでアピールできれば、面接などの選考で有利に進められるでしょう。
その理由としてユーモアは以下3つのメリットがあるからです。
- 印象に残りやすい
- 他の就活生と差別化できる
- コミュニケーション能力が高く見える
- ユーモアのことを理解しておくとしっかりとアピールできるので、ぜひ参考にしてください。
印象に残りやすい
自己PRでユーモアをアピールするメリットの一つは、採用担当者の印象に残りやすいことです。
採用担当者は多くの応募者の自己PRを目にするため、内容が似ていると記憶に残りにくくなります。
しかし、ユーモアを交えることで他の応募者との差別化が図れ、担当者に鮮明な印象を与えることができます。
たとえば、業界への関心を「幼少期からの夢」という堅い表現ではなく、「子どもの頃から〇〇を見るたびに親に熱弁していました」といったユーモラスな例で伝えれば、話の親しみやすさが増します。
また、ユーモアは職場の雰囲気を和らげる力があると感じてもらえることもメリットです。
ただし、場に合った表現を心がけましょう。
他の就活生と差別化できる
自己PRでユーモアをアピールする最大のメリットは、他の就活生との差別化ができる点です。
多くの自己PRは似たような構成や内容になりがちですが、ユーモアを交えることで応募者としての個性や魅力を強く印象付けることができます。
たとえば、自分の強みを「忍耐力があります」と言うだけでなく、「電車が遅延しても怒らず、本を一冊読み切る冷静さを持っています」とユーモアを添えると、具体性と親しみやすさが増し、記憶に残りやすくなります。
採用担当者に「一緒に働きたい」と思わせることが、選考を突破するために必要な手段です。
ユーモアはその効果的な手段として、他の応募者との差を生む力があります。
コミュニケーション能力が高く見える
自己PRでユーモアをアピールすることには、コミュニケーション能力の高さを伝えられるというメリットがあります。
ユーモアを上手に取り入れるには、相手の反応を想像しながら適切な表現を選ぶ力が求められます。
これにより、場の空気を読み取る力や相手に配慮した言葉選びができる人物だと感じてもらいやすくなります。
たとえば、自分の失敗談をユーモアを交えて語ることで、「失敗を前向きに捉える力がある」と同時に「周囲を和ませるコミュニケーション力がある」と印象づけることができます。
こうしたスキルは、職場のチームワークや対人関係を円滑にする上で重要です。
ユーモアを適切に使うことで、単なる自己PRを超えた、魅力的で信頼感のある人材としてアピールすることが可能になります。
【自己PR:ユーモア編】ユーモアをアピールするデメリット
ユーモアを自己PRで伝えるメリットを紹介しましたが、一方で自己PRでユーモアをアピールするデメリットは以下4つ挙げられます。
ユーモアは人柄を伝えることができるため、デメリットにならないようにしましょう。
それぞれ詳しく解説します。
面接において印象に差が生まれる
ユーモアをアピールするのは効果的な一面がありますが、面接で印象に差が生まれるというデメリットも存在します。
ユーモアの感じ方は人によって異なるため、採用担当者にうまく伝わらなかった場合、意図と異なる印象を与える可能性があります。
たとえば、自分では「場を和ませるため」と考えた発言が、採用担当者には「軽率」や「不真面目」と捉えられるリスクがあります。
また、ユーモアを過度に使うと、自己PRの主旨がぼやけたり、重要なスキルや経験が伝わらなくなることも懸念があるため、相手に応じた適切な使い方が求められます。
面接では、あくまで真剣さや熱意を軸にしつつ、ユーモアを補助的に使うのが理想です。
このように、ユーモアは効果的なアピール手段である一方、使い方を誤ると逆効果になるリスクがある点は理解しておきましょう。
「面白さ」を重視する内容になりがち
ユーモアをアピールするときのデメリットは、内容が「面白さ」に偏りすぎてしまい、本来伝えるべき自分の強みや熱意が薄れる可能性があることです。
自己PRは自分の人柄やスキルを具体的にアピールする場ですが、ユーモアを意識しすぎると、採用担当者に「面白い人」以上の印象を与えられない場合があります。
たとえば、「周囲を笑顔にする力があります」とユーモアを交えて語るだけでは、その能力が仕事にどう活かせるかが不明確になることがあります。
このように、面白さを重視しすぎると、説得力や真剣さが欠けて見えるリスクがあります。
ユーモアはあくまで補助的な要素として使い、本質的な内容をしっかり伝えることが大切です。
面白さを適度に取り入れつつ、自分の価値や具体的なエピソードを中心に据えることで、バランスの取れた自己PRが可能になります。
自分の強みが弱くなる可能性がある
ユーモアをアピールするときのデメリットは、自分の強みが弱く伝わる可能性があることです。
ユーモアは自己PRにおいて印象を残しやすい一方で、アピールの主旨が「面白さ」に寄りすぎると、本来強調すべきスキルや経験がぼやけてしまう場合があります。
たとえば、「失敗を恐れず挑戦できる」と伝えたい場面で、「私の失敗の数ならギネス記録が狙えます」といった表現を使うと、ユーモアとしては効果的ですが、失敗を成長に変えた具体的な成果が伝わらない可能性があります。
採用担当者が求めているのは、仕事に直結する能力や人柄の具体性であり、過度なユーモアは誠実さや信頼感を損ねるリスクもあります。
そのため、ユーモアを取り入れる際は、あくまで自分の強みを補足する手段として使い、主張の軸がぶれないよう注意が必要です。
不真面目な人間だと思われるリスクがある
ユーモアをアピールする際のデメリットとして、不真面目な人間だと思われる可能性があります。
ユーモアは自己PRに親しみやすさや個性を加える効果的な手法ですが、表現方法や内容を誤ると、採用担当者に「軽率」や「真剣さが足りない」といった印象を与えるリスクがあります。
たとえば、「何でも挑戦します!時には失敗もしますが」というような表現が、場合によっては努力や成長よりもふざけた態度と受け取られる場合があります。
特に、仕事に対する真剣な姿勢や信頼感を重視する企業文化では、ユーモアを多用することで採用担当者の期待にそぐわない印象を与えてしまうかもしれません。
ユーモアは効果的な武器ですが、使い方を間違えると逆効果になり得る点を理解しておくことが大切です。
【自己PR:ユーモア編】ユーモアをアピールする方法は一つだけじゃない
自己PRでユーモアをアピールする方法は以下4つの方法があります。
方法①言葉の表現を工夫する
ユーモアは以下の言葉に言い換えることができます。
ユーモアをアピールする方法として効果的なのが、言葉の表現を工夫することです。
ユーモアは、ただ面白い話をするだけではなく、伝えたい内容を魅力的かつ印象的に届ける技術です。
自分の強みを伝えるときに、「粘り強さがあります」とシンプルに言うのではなく、「どんなパズルでも最後まで解きます。
時には完成した瞬間に『あ、枠のピースが残ってる』なんてこともありますが」といった工夫をすれば、聞き手の興味を引きつけ、強みを楽しく伝えられます。
また、こうした表現は、話の親しみやすさや記憶に残りやすさを高める効果もあります。
自己PRでユーモアを活用する際は、内容が誠実さを損なわない範囲で工夫することがポイントです。
方法②エピソード内容を工夫する
ユーモアをアピールする方法として、エピソードの内容を工夫するのを意識してみましょう。
自己PRで単にスキルや経験を羅列するのではなく、ユーモラスなエピソードを交えることで、印象に残る表現が可能です。
「アルバイトでミスをしてしまったとき、店長に『次は違う伝説を作ってくれ』と言われ、それ以降、褒められる伝説しか作っていません」といったエピソードを使えば、失敗から学び成長した姿勢をユーモアを通じて効果的に伝えられます。
このような工夫は、単に面白さを伝えるだけでなく、柔軟な考え方や前向きな性格だと伝えることができるでしょう。
また、エピソードにユーモアを加えることで、採用担当者がその場面をイメージしやすくなり、話の印象が深まります。
ユーモアは人柄を伝える強力なツールとなるため、エピソードの選び方や語り方にひと工夫を加えることが大切です。
方法③視点や考え方を独自のものにする
視点や考え方を独自のものにすることが効果的です。
ユーモアは、物事を通常とは異なる角度から捉える発想力や創造力によって生まれます。
独自の視点を持つことで、自分らしさを表現しつつ、他の応募者との差別化ができるでしょう。
「日々の失敗は私のデータ収集です。100回失敗すれば、成功への攻略法が完成します」といった視点を示すと、物事を前向きに捉える姿勢や柔軟な考え方を持っていることをアピールできます。
このようなユニークな考え方は、困難に直面した際の問題解決能力や適応力を感じさせるだけでなく、楽しさや親しみやすさも伝えられます。
採用担当者は、新しい視点を持ち、職場に新たな風を吹き込める人材を求めています。
独自の考え方をユーモアで表現することで、記憶に残る自己PRを作成できます。
方法④自分のキャッチフレーズを考える
自分のキャッチフレーズを考えておくとユーモアをアピールできるでしょう。
キャッチフレーズは短い言葉で自分の特徴をユニークに表現するため、採用担当者に強い印象を与えることができます。
たとえば、「社内の空気清浄機になります!」というキャッチフレーズは、場を和ませる能力やポジティブな人柄をユーモアを交えて伝える手段となるでしょう。
このような工夫は、単に自分を紹介するだけでなく、自身の役割や価値を短時間で的確に伝える効果があります。
また、キャッチフレーズにユーモアを取り入れることで柔軟な発想をアピールすることも可能です。
さらに、独自のフレーズは記憶に残りやすく、採用担当者に「この人と働いてみたい」という興味を持たせるきっかけになります。
【自己PR:ユーモア編】自己PRの構成方法
自分のユーモア性をできる限り魅力的にアピールするためには内容の他に構成を意識することが大切です。
構成の順序としては結論→エピソード→貢献の流れです。
そこでここからはそれぞれの構成部分を詳しく解説していきます。
結論
ユーモア性があることを自己PRで用いる際にはまず、結論から述べるようにしましょう。
理由としては最初に結論を持ってくることでこれから伝える内容の流れを掴みやすくなり、伝えたい内容がより明確になるからです。
例としては「私は面白い発想ができる人間であると自負しております」のように一言で簡潔に伝えられるようにしましょう。
エピソード
はじめに結論を持ってきたら、次はユーモアであることを発揮したエピソードを述べていきます。
理由として、自分にはユーモアがあるというアピールに説得力を持たせることができるからです。
エピソードを述べる際は課題→行動→結果という一連の流れを意識して述べると、論理的な構成になり、良い印象を与えられるでしょう。
貢献
最後に自分のユーモアが企業にどう活かすことができるのかを述べていきます。
理由としては企業は自己PRを通じて、学生の人柄やスキルを見ているだけではなく、その学生が入社後、自社に貢献することができるかを見ているからです。
例としては「このユーモア性を活かして御社でも積極的に社員とコミュニケーションをとり、働きやすい雰囲気を作り出していきたいです。」のように、自分が入社後どう企業に貢献するのかを具体的に述べるようにしましょう。
【自己PR:ユーモア編】自己PRでユーモアを伝える際の3つのポイント
あなたの面白いことを活かした経験や改善について話す
自己PRで面白いということを面接の場で伝えたい、アピールしたいという場合は、経験談を話すことが一番です。
面接の場においてついつい「目立たないと」と焦ってしまい、その場で面白いことをするのは効果的ではありません。
実際に面接の場で面白いことをアピールするためには、自分が面白いことを活かした経験を話すことです。
そうすれば、面接官には魅力的な人材に映ります。
あなたの面白い部分で、人を楽しませてきた、サービスを改善してきた、などの経験がある場合は、どんどんアピールしていきましょう。
経験や改善の際に実際にどんな行動をしたのかを具体的に話す
もちろん、経験談を話す上で、重要なのは事実を「具体的に」話すことです。
「実際に経験や改善をするときにどんな行動をしたのか」を面接官は詳しく知りたいのです。
「自分の面白いことで、接客のサービスに工夫をしました」では、一体何をしたのかがわかりません。
「自分の〇〇(面白いこと)で、接客の際にいつも、今日の気になったニュースをお客様と話す、ということをしました。
そうすると非常に楽しんでもらえて、お客様の中で私に会い来るために来店してくれるようになりました」であれば情景が浮かびやすく、あなたがどんな行動をして結果を出したのかが明瞭になります。
このような具体例を忘れずに伝えるようにしましょう。
面白いがどう仕事に活きるのかを記載する
最後に、忘れてはいけないのは「その経験が、企業で働く上で仕事にどう活きるのか」ということです。
上の2つだけだと、面接官に興味は持たれてもただの雑談になってしまいかねません。
あくまでも面接官は「自分の企業にとってメリットのある人材」を探しているわけですから、しっかりとどう活きるのか、どう活かせるのかということをアピールしましょう。
例えば、先ほどの例を使うと「御社で仕事をすることになれば、常にこの経験を活かして、どうやったら人や世間に、この会社やサービスに興味を持ってもらえるだろうか、ということを考えながら行動していけます。」と伝えると、面白いことをした経験を仕事に活かすことができそうだ、となります。
アピールする際は、企業に勤める上でどう活かしていくのかを話すようにしましょう。
【自己PR:ユーモア編】ユーモアを用いた自己PRの例文
ここからはユーモアを用いた自己PRの例文をアルバイト、部活、サークル、ゼミの4つのシチュエーションに分けて紹介していきます。
ぜひ、自身の自己PR作成に役立ててください。
例文1:アルバイト編
ユーモアがあることで所属していた場所にどんな利益をもたらしたのかを自己PRしましょう。
以下、例文です。
私の長所は「面白い性格」です。
私は人を笑わせるのが大好きで、場を和ませることができます。
学生時代、居酒屋でアルバイトしていました。
とてもハードな現場でしたが、私は積極的に冗談を言ってスタッフのみなさんを笑わせすぐになじめました。
しばらく経ったころ、店長から「君が入ってから辞めるアルバイトが減った。
感謝している」と言われました。
あまりにも忙しい現場なので人間関係はこれまでギスギスしがちだったのが、私が入ってから改善されたそうなのです。
私は場の空気を良くして生産効率を高めるために役立つ人材です。
よろしくお願いいたします。
例文2:部活編
企業は前向きで根気強い人材を求めています。
ユーモアがあることを上手にアピールして、「前向きさ」に関連づけましょう。
以下、例文です。
私の長所は「面白い性格」です。
普段から明るく振舞うことがモットーなので、どんな状況でも苦しいと感じた経験があまりありません。
たとえば、大学まで陸上部を続けていましたが、周囲からは「あんな厳しい練習をよくやるね」と言われ続けていました。
しかし、私は部活のメンバーと楽しく練習できるのが幸せでたまらず、まったく厳しいと思いませんでした。
私は逆境を逆境と思わず、前向きにとらえられる人間です。
貴社でもまっすぐ成長できる戦力になれると自負しています。
例文3:サークル編
ユーモアがある人は周囲を楽しませ、励ませる能力があります。
優しさや思いやりの心にも通じるものがあるでしょう。
以下、自己PRの例文です。
私の長所は「面白い性格」です。
私はこの性格を活かし、周囲にいい影響を与えてきました。
たとえば、大学時代のサークル内で孤立してしまった会員がいました。
ほかの会員との些細な行き違いが原因で、周囲は気にしていなくても本人が顔を出しづらくなっていました。
そこで、私はサークル内で橋渡し役になろうと、その人がサークルに来た際に積極的に話しかけ、笑いのネタになるよう努めました。
結果、サークル内で部員同士の溝はなくなり、私は卒業前にその人から「ありがとう」と言ってもらえました。
私は自分だけでなく、関わるすべての人が笑顔になるよう努力できる人材です。
例文4:ゼミ編
「ユーモアがある」とはユニークで独特の発想があるということです。
自己PRそのものをユニークにすると、ユーモアであることを効果的にアピールできるでしょう。
以下、例文です。
私は自分が面白い発想ができる人間だと自負しています。
野球でたとえるなら「最高の伝令役」だと思っています。
場が八方塞がりになり、嫌な空気になったとき一言で流れを変えられる人間が私です。
大学のゼミでもグループ研究が行き詰ったとき、何気に発した「じゃあ、別のことをやろう」という一言をきっかけに全員の気持ちが切り替わり、素晴らしい成果を収めました。
私の発想力は貴社のようなクリエイティブな職業でこそ発揮されると思います。
よろしくお願いいたします。
【自己PR:ユーモア編】ユーモアを交えた自己PRの例文
例文1:行動力
私の行動力は、思い立ったらすぐに動くスピード感にあります。
ある日、友人が「富士山に登りたいけど計画が面倒だ」と言ったのを聞き、即座に「じゃあ、明日行こう!」と提案しました。
その場で登山道や必要な装備を調べ、翌日早朝には富士山の五合目に立っていました。
結果的に無事頂上に到達し、友人からは「君の行動力は登山のガイドより頼りになる」と感謝されました。
このエピソードから、計画を練りつつも迷わず行動に移すことが、私の強みであると自覚しました。
仕事においても、物事を先延ばしにせず、情報を迅速に収集し、行動に移す力を発揮したいと考えています。
例文2:向上心
私の向上心は、どんな状況でも、まだまだ成長できる!と考えるところにあります。
例えば、料理初心者の私がカレー作りに挑戦したとき、味見をした家族に「これは新しい料理のジャンルだね」と遠回しにダメ出しされました。
しかし、そこで諦めるのではなく、「次は一流シェフに匹敵するカレーを作ろう!」と研究を重ね、スパイスの配合から火加減まで徹底的に追求しました。
その結果、今では家族から「あの時のカレーは奇跡の一品だったね」と言われるほどの成長を遂げました。
この経験を通じて、失敗や課題を成長のチャンスと捉え、常に前向きに改善を続ける姿勢が私の強みだと実感しています。
仕事でも、どんな小さな課題でも全力で取り組み、自分自身を磨き続けることを大切にしています。
例文3:計画性
私は周到な準備と柔軟な対応力を持った計画性があります。
たとえば、大学時代に友人たちとキャンプに行ったときに、計画を全て任されました。
私は天気予報をチェックし、タイムスケジュール、必要な持ち物リスト、さらには雨天用のプランBまで用意して万全の体制で臨みました。
しかし当日、予想外に友人の一人が「テントを忘れた!」とまさかのハプニングが発生しました。
それでも冷静に近くのレンタル店をリストアップしていた準備が功を奏し、無事キャンプを楽しむことができました。
この経験から、計画は細部にこだわりつつも、臨機応変に対応できる柔軟さが重要だと学びました。
仕事でも、事前準備を徹底し、どんな状況にも対応できる計画性を活かして貢献したいと考えています。
例文4:コミュ力お化け
私は、自他共に認めるコミュ力お化けです。
大学時代にアルバイトで働いていた飲食店では、初対面のお客様に「ここ初めてなんですけど」と言われるたびに「ありがとうございます!私も初めてのとき緊張しました」と笑顔で答え、場を和ませていました。
その結果、お客様から「また君に会いに来るよ」と言われるほど親しみを持っていただけることもありました。
このエピソードは、相手の気持ちを瞬時に察し距離を縮める能力が私の強みであることを実感させてくれました。
どんな場面でも相手に安心感を与え、スムーズなコミュニケーションを生み出す力はチームワークが求められる職場でも役立つと確信しています。
これからもコミュ力お化けとして、周囲との信頼関係を築き、笑顔の絶えない環境づくりに貢献したいと考えています。
例文5:サイボーグ、マシーン
私は周囲からサイボーグやマシーンと呼ばれるほど、タフな仕事ぶりが強みです。
大学時代に学業とアルバイト、さらにサークル活動を同時にこなしていた私に友人たちは「本当に寝てるの?」と驚いていました。
特にアルバイト先では忙しい時間帯に的確な判断とスピードで仕事を進め、最終的には「この人に任せれば大丈夫」と信頼を得るようになりました。
もちろん、休息は必要なので、定期的なコーヒーと甘いお菓子が私の燃料です。
このように、効率的に作業を進める能力とどんな状況でも最後までやり遂げるタフさが私の強みです。
職場でもサイボーグのごとく頼れる存在となりチーム全体の生産性向上に貢献したいと考えています。
例文6:フィジカルギフテッド
私は自称、フィジカルギフテッドです。
そのタフさは小学校の運動会で転んでもすぐに立ち上がり、ゴールした後に「走ってる途中で転んだの、みんな気づいてないよね?」と笑顔で言えるほど根性があります。
大学時代には、体育会系の部活で練習量が増えてもへこたれることなく、むしろ周囲を元気づける役割を果たしました。
さらにアルバイトでは、重い荷物の運搬を任されることが多く「君がいれば台車いらずだ」と冗談を言われるほど頼りにされていました。
これらの経験を通じて、身体的な頑丈さだけでなく常に前向きな姿勢と周囲を支える力を養ってきました。
職場でも、このフィジカルギフテッドな強みを活かし困難な状況にも柔軟に対応し、チームに貢献したいと考えています。
【自己PR:ユーモア編】自己PRでユーモアを用いる際の注意点
自己PRでユーモアを用いる際には注意点も存在します。
そこでここでは「ユーモアだけを追求しない」、「他の強みと関連づける」の2点を詳しく紹介していきます。
ユーモアだけを追求しない
一つ目はユーモアだけを追求しないという点です。
ユーモアがあることを伝えたいからといって、とにかくエピソードや表現を面白くしようとするのはあまり好ましくありません。
理由としては冒頭にも述べたように、企業はコメディアンのような面白さを求めているのではなく、将来性を感じさせてくれるような面白さを求めているからです。
そのため、あくまで自己PRは自分の魅力を伝えるための場所であるという目的意識を忘れないようにしましょう。
他の強みと関連づける
二つ目は自分のユーモアと企業に活かせる他の強みを関連づけるという点です。
理由としてはアピールポイントがユーモアがあることだけだと、企業への貢献に対するインパクトが弱いからです。
具体的にはユーモアであることと前向きであることを関連づけたり、優しさがあることなどと関連づけることで貢献できることに厚みが増します。
自分のユーモアが企業にどう貢献できるのかを具体的に考えてみましょう。
【自己PR:ユーモア編】ユーモアがあることをいかに貢献へと変えられるか
【自己PR:ユーモア編】ユーモアがあることをいかに貢献へと変えられるか
自己PRを作成するときにユーモアを活かすためには、それを単なる「面白さ」で終わらせず、自身の貢献へとつなげる工夫が必要です。
ユーモアは人間関係を円滑にする力があり、職場においてはチームの雰囲気を良くし、協力体制を築く助けとなります。
「場を和ませる力がある」と伝えるだけでなく、「チームでの会議が思い雰囲気になったときに、軽い冗談で笑顔を引き出し、活発な議論につなげた経験がある」と具体例を加えることで、ユーモアが仕事にどう役立ったかを具体的に伝えることができます。
ユーモアはコミュニケーション能力が高いとも言えます。
それを貢献した形に変換して、組織にとって価値あるスキルとしてアピールできれば、効果的な自己PRが作成できるでしょう。
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