医療系の仕事に応募する際の自己PR例文

医療系の仕事に応募する際の自己PR例文

自己PRでもっとも重要なのは、相手の求める人物像を把握することです。

この点を押さえておかなければ、せっかくの自己PRも単なる自己満足で終わってしまいます。

相手が何を求めているかを的確に把握し、そのニーズに合わせた資質を自分が持っていることをアピールすることが大切です。

医療系の仕事に応募する場合でもそれは同じことです。

医療系の仕事に求められる資質を押さえ、そのうえで例文を元に自分のアピールポイントを見つけていきましょう。

山下佳佑
監修者

大学卒業後、大手人材会社に就職し、新人賞、MVPを受賞。その後、さらなるキャリアステップのため、ベンチャー企業にて人材コンサルティング事業部の立ち上げを行う。キャリアアドバイザー、採用コンサルタントを兼務し、1000名以上の学生と面談を実施し、100社以上の企業の採用コンサルティングを実施。また、就活セミナーの講師として、就活生に対して就活のノウハウも提供し、就活生、企業の目線から最適なアドバイスの提供を行う。

そもそも自己PRを聞かれる理由

選考で自己PRを聞かれる理由はなぜでしょうか。

質問の意図を押さえておくことでより響くアピールができるでしょう。

以下で確認していきましょう。

ポテンシャルを見るため

病院や企業では入社後に活躍してくれる人材を求めています。

そのため、自己PRからあなたがどのように活躍してくれるのかを見たいと考えています。

人柄や価値観を見るため

一丸となって目標やビジョンを達成するには同じ価値観を持っていることが重要です。

また、協力しチームワークを高めていくには組織になじめるかどうかも重要になります。

そのため、自己PRのエピソードからわかるあなたの人柄や価値観が注目されています。

医療系の仕事に求められている資質とは?

一口に医療系の仕事といっても、さまざまな職種が存在します。

医者や看護師などは、その代表的な存在でしょう。

病院内には、ほかにもMSWと呼ばれるソーシャルワーカーや、医療事務を行う人も存在します。

また、介護士やケアマネージャーなども医療に関わる仕事と言えるでしょう。

このように、医療系の仕事は多岐にわたり、それぞれに求められる資質も異なります。

まずは自分が具体的にどの仕事を目指しているのかを明確にしておきましょう。

とはいえ、医療系の仕事の多くに共通して求められる資質も存在します。

そのひとつが、他者への思いやりの心です。

病人や高齢者を相手にすることの多い仕事ですから、イメージしやすいでしょう。

もうひとつが責任感です。人の命に関わる重大な仕事ですから、責任感なしには仕事をやり遂げることはできません。

ほかの人とアピールポイントが重ならないために

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医療系の仕事を目指す人は自己PRにおいて、思いやりや他者への気遣いをアピールしがちです。

たしかにこれはわかりやすく、また求められている資質でもありますが、一方でほかの人とアピールポイントが重なってしまうという欠点もあります。

これではせっかくのアピールのチャンスが台無しになってしまいます。

ほかの人との違いを出すためには、責任感を強調するのが効果的です。

また、医療系の仕事のほとんどでは、チームワークが欠かせません。

看護師同士のやりとりだけでなく、ほかの施設や医療機関との連携など、外部との密なコミュニケーションを求められることもあります。

コミュニケーション能力の高さや協調性があることなども、アピールポイントとして有効です。

自己PRの例文を紹介

例文

 

私の強みは責任感にあります。

 

中学・高校と生徒会の役員として働き、文化祭や学園祭の運営に携わりました。

 

トラブルが起こったときには自分が先頭に立って対処し、解決まで導きました。

 

責任感を持って仕事をすることで、最後までやり遂げることの大変さや、仕事に対するやりがいを実感することができました。

 

また、チームとして取り組むことで、一人ではできないことも実現できることがわかりました。

 

医療の仕事は人の命を預かる責任重大な仕事だと思います。

 

貴社でもチームワークを大切にしながら、責任を持って仕事に取り組みたいと考えています。

 

責任感を持って最後までやり遂げることを強調するだけでなく、医療職におけるチームワークの大切さを理解していることも示しています。

自分の人柄が見える自己PRを

医療系の仕事に応募するうえで、もうひとつ重要なポイントがあります。

それは医療系の仕事が「人と人とが密接に関わる仕事」であることです。

患者と医師・看護師といった関係だけでなく、看護師同士や外部の関係者など、仕事中は常に誰かしらと関わっているといっても過言ではありません。

看護師や介護士の離職理由では、長年に渡り「職場の人間関係」多いといわれています。

病院や施設の側も、資質もさることながら人間関係で大きなトラブルを起こさない人かどうかを知りたいと考えています。

例文のように、自己PRでは資質をアピールすることも大切ですが、自身の人柄を示すことも医療系の仕事を目指すうえでは重要になってくるでしょう。

患者への気遣いよりも同僚への気遣いをアピールしよう

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医療系の仕事は利益だけを求める仕事ではありません。

人の役に立ちたい、誰かを助けたいという思いが強い人が数多く集まっている職種です。

自己PRでそうした面をアピールしようとすると、ほかの人と重なってしまい有効なアピールにならないこともあります。

責任感を強調した例文のように、ほかの人とは違う面から医療の仕事を見つめ直すとよいでしょう。

対人援助の仕事であるだけでなく、チームワークが欠かせないのが医療系の仕事です。

協調性やコミュニケーション能力といった面からアピールするのも効果的でしょう。

まとめ

医療系の仕事ではそれぞれ求める人物像などが異なってきますので、それぞれの特徴を押さえた自己PRを作成しましょう。

本文中にある例文などを参考にあなたらしさが表れる自己PRを作成してくださいね。

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