【例文あり】観察力は自己PRできる?周りを見る力をアピールするポイントを解説!

【例文あり】観察力は自己PRできる?周りを見る力をアピールするポイントを解説!

就活で自己PRに「観察力」をアピールしたい学生は多いのではないでしょうか。

なぜなら、サークルやアルバイトなどで直面した課題を解決するため状況把握に務めた経験は、そのまま「観察力を鍛えました」とアピールに置き換えやすいからです。

しかし、アピールしたい観察力の定義があいまいなままだと、せっかくのアピールが悪い方向へと行きかねません。

そんな簡単なようで難しい「観察力」の効果的なアピール方法とは何かを紹介していきます。

この記事を読んでわかること
  • 観察力をアピールするメリット
  • 観察力をアピールするポイント
  • 観察力の言い換え例
  • 観察力をアピールする注意点
  • 観察力をアピールする効果的な構成
  • 観察力をアピールする例文
  • 自己PRの添削を行うポイント
この記事がおすすめな人
  • 観察力をアピールしたい人
  • 観察力をアピールする際のポイントを知りたい人
  • 例文を参考に自己PRを書きたい人

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観察力を自己PRでアピールするのはアリ?

観察力があることは、就活でもアピールできる長所であるといえます。

ですが、アピールの方法や観察力の種類によっては、かえって企業に悪い印象を抱かれてしまう可能性があります。

観察力という言葉は、実はとても抽象的な言葉です。

観察力があると聞いただけでは、あなたがどんな人なのか、どういった強みがあるのか、そしてそれをどう仕事に活かしてくれるのかがわかりません。

観察力をアピールする際には、しっかりと深掘りをして、具体的な内容を伝えるようにしましょう。

【自己PR】観察力には種類がある

観察力をアピールする上では、どんな強みなのかをしっかりと理解する必要があります。

観察力とは一般的に、“物事を観察し、知見を得る力”と捉えられています。

即ち、視野が広く物事の本質をつかむ力があるということです。

観察力には、以下の3つの種類があります。

自分がアピールしたい観察力はどれに該当するのかを明確にし、適切なアピールをしましょう。

1:状況を把握する力

1つは、自分の置かれている状況を的確に把握する力です。

常に冷静に自分の周りを客観視できるため、瞬時に状況を判断することに長けているのです。

状況把握能力が高いということは、課題を見つけるのも早いはずです。

問題の軸を理解し、課題解決までの道のりを考えたり、的確な判断を下すことができる人は、入社後にも企業に貢献することができます。

3:自分を客観視する力

自分を客観視しすることも観察力の1つです。

観察力のある人は、自分と向き合うことも得意です。

ただし、自分を客観視するだけでなく、改善やよりよくするための行動が伴っていなければ効果的なアピールとは言えません。

自分を客観視し、かつ行動に移すことで、魅力的な強みとしてアピールできるでしょう。

観察力と洞察力の違い

観察力と洞察力の違いについてあまりわかっていない人もいると思います。

観察力とは、“目に見えることについて見抜く能力”、洞察力は“目に見えないことに関して見抜く能力”です。

洞察力は、人の感情や物事の背景などを捉えることができるということです。

洞察力と観察力の違いを理解して、自分の人柄を上手にアピールしましょう。

3:人間を観察する力

普段から周りにいる人を、あなたは無意識に観察することがありますか?

もしあるなら、人間を観察する力もあるといえるでしょう。

例えば、周りの人の髪型や服装を、つい細かくチェックしてしまう人もいるかもしれません。

ただし、それだけだと自己PRにおいて何も良いアピールにはならないため、人間観察力に関しては伝え方に注意してください。

例えば、他者の感じていることを読み取り察することが出来る、空気を読むことが出来るなどは、仕事でも活かせる人間観察力であるといえます。

自己PRをする際に失敗してしまうことのないよう、作成の際には十分注意しましょう。

【自己PR】観察力がアピールポイントとして良い理由

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観察力は、様々な職種で活かすことができ、ほかにも様々なスキルが伴っていることをアピールできます。

具体的なエピソードと共にアピールすることが出来れば、かなり好印象なアピールポイントです。

以下の3つを確認しておきましょう。

観察力が自己PRとして有効な理由
  1. 多くの職種で役に立つ
  2. コミュニケーション能力が高い印象を与える
  3. 問題解決能力が高い印象を与える

理由1:多くの職種で役に立つため

観察力という強みは多くの職種で役に立ちます。

特に人と接する職種では大いに活かすことができるでしょう。

例えば、営業職の場合は「観察力」を発揮し、顧客のニーズを掴むことでより良い提案を行うことができるでしょう。

また、サービス業の場合、お客様の表情や行動を観察し、細かなニーズを捉えることでより良いサービスを提供することができるでしょう。

このように観察力は多くの職種で役立てることができます。

より響くアピ―ルをするためには、あなたが志望する企業や職種でどう生かすかを伝えることがカギです。

理由2:コミュニケーション能力が高いため

観察力は、コミュニケーション能力の向上にも生かせます。

観察力を生かすことで、相手の表情や仕草を観察し、細かな気付きを得ることで、相手の気持ちを理解できるでしょう。

また、周りの人を観察し、「○○さんが~しているが、...で困って困っているだろう」「○○さんは今~をしているが、次に…が必要になりそうだ」と察して、サポートすることで顧客や社員同士の信頼関係の構築にも役立ちます。

特に社会に出た後は、他の社員と協力し、チームで目標に向かって行動するということが求められます。

そこで、観察力を生かし、うまく意思の疎通することで円滑に進められるでしょう。

また、不要なトラブルを避けることもできます。

このように、観察力はコミュニケーション能力を高めることにも役立ちます。

コミュニケーション力はどの職種でも必要不可欠ですから、様々な職種において魅力的なアピールになるでしょう。

理由3:問題解決能力が高いため

観察力を活用することで、問題解決能力の向上に生かすことができます。

具体的には、周りを見る力から、物事や状況を観察することで、問題の原因を突き止め、解決策を導くことができます。

また、施策を打った先のことを見通す力にもたけているため、あらかじめトラブルを防ぐこともできるでしょう。

このように視野を広く持ち、問題に対して適切に行動を起こす力はどの仕事でも重宝されることでしょう。

特に、自主性や成長意欲が求められている企業で大いに評価されるでしょう。

 【自己PR】観察力のアピールが響きやすい職業

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自己PRで観察力をアピールすることは、必ずしも相手の企業に響くとは限りません。

なぜなら、自分が志望する職業によってアピールすべきポイントは大きく変わることがあるからです。

そのため、観察力が重要視される職種なのかどうかを、先に理解しておいた方が良いでしょう。

ここでは、観察力がもっとも響きやすい職業の種類を、大きく3つに分けて紹介します。

営業

まず観察力が最大限に生かされる職業といえば、営業職です。

営業職の仕事は、人とのコミュニケーションがメインになるため、どのようにすれば適切なアプローチができるのかを考える必要があります。

だからこそ、常に相手を観察して潜在的なニーズを掴まなければいけません。

例えば言葉のキャッチボールだけではなく、相手の表情の変化を見たり、その周りの状況なども注意深く観察できるような人だと理解してもらうことができれば、きっと営業職に向いていると判断されるでしょう。

接客業

接客業において欠かせないスキルといえば色々ありますが、その中でも観察力はとても大切な要素だといえます。

接客はただ決められたことを丁寧にするだけだと思い込んでいる人もいるかもしれませんが、本当に満足してもらうには「基本の接客に加えて何ができるのか?」を、常に意識することが重要です。

そしてそれは、観察力がある人だからこそ形にできるため、何より重要視している企業も決して少なくありません。

だからこそ、接客業を志望している人は積極的にアピールしていきましょう。

マーケティング職

マーケティング職も、観察力が必要不可欠な職種の1つです。

なぜなら、さまざまなデータを分析しつつ、新たな戦略を練っていくことが仕事だからです。

だからこそ、常に「なぜこうなるのか?」「もしこうだったらどうなるのか?」と、データを観察する力が必然的に求められるでしょう。

【自己PR】観察力をアピールする際のポイント

実際に観察力を長所としてアピールする際、どんなポイントを意識すればよいのか分からないという人も多いのではないでしょうか。

ここでは、効果的に採用担当者に観察力をアピールするためのポイントをまとめています。

是非これを参考に自己PRを作成してみてください。

仕事でどう活かすのか伝える

そもそも自己PRとは、企業があなたを採用するかどうかの判断材料となるものです。

そのため、長所を伝えて人柄の良さをアピールするのはもちろんですが、入社後にどのように企業に貢献するのかも伝える必要があります。

観察力が活かされるビジネスシーンには、以下のようなものがあります。

  • スムーズに連携できる
  • 計画的に業務を進められる
  • ミスを防ぐことができる
  • コミュニケーションを取ることができる

ただ観察力があると伝えても、仕事でどのように活きるのかは想像しにくいです。

観察力をアピールする際は、具体的に仕事にどう活かすのかもしっかりと伝えましょう。

言い換え表現を使う

観察力という言葉は、かなり抽象度が高いものです。

種類が複数あるだけでなく、実際にどんな行動をしてきたのかが、観察力という言葉だけでは分かりません。

また、観察力という言葉は就活でも頻出のワードです。

他の就活生と被り、採用担当者の印象に残りにくくなる可能性もあります。

そのため、言い換え表現によって伝わりやすく、印象に残る自己PRを作成するようにしてください。

あなたの観察力の種類を明確にし、当てはまる言い換え表現を使用しましょう。

【自己PR】観察力の言い換え6選

観察力という言葉は、多くの就活生が使う、いわば頻出単語です。

言い換え表現を適切に用いることで、他の就活生と差別化できるだけでなく、あなたの観察力がどんな種類のものなのかわかりやすくアピールすることができます。

観察力の言い換えには、以下のようなものがあります。

  • 主体性
  • 柔軟性
  • 判断力
  • 傾聴力
  • 説明力
  • 状況判断力

これらの言い換え表現を使用した例文を最後に紹介しているので、ぜひそちらも参考に、あなたならではの自己PRを作成してください。

【自己PR】観察力をうまくアピールできる文章構成

先ほども述べたように、自己PRはわかりやすい構成で書くことがとても重要です。

文章がわかりにくいと、強みを最大限にアピール出来なかったり、読み流されてしまったりする恐れがあります。

以下のポイントを押さえ、ぜひあなたの強みを魅力的にアピールしていきましょう。

自己PRの構成
  • 結論
  • エピソード
  • 入社後どう生かすか

結論

構成で重要なのが、まず結論から始めることです。

あなたの強みが何かを簡潔に説明しましょう。

「私の強みは観察力です。」と始めるのが一般的でしょう。

他の就活生と差別化したい場合は、観察力という強みを細分化し、より具体的に言い換えてアピールするのがポイントです。

エピソード

次にあなたの強みである「観察力」が生きたエピソードについて説明していきましょう。

強みを発揮したエピソードを含めることで、説得力のあるアピールができます

エピソードを書く際は、あなたの強みを発揮した結果だけでなく、あなたの強みをどのように発揮したのかや、あなたの考えが伝わるように工夫しましょう。

以下では、エピソードでどのような内容を含めるべきか詳しく解説していきます。

強みがどう生きたか

エピソードの中では、あなたの強みである「観察力」がどのように生きたのかを伝えることが重要です。

強みを発揮するにあたって、どのような課題や目標があり、あなたが何を考えその強みを発揮し、どのような結果を得たのかを細かく拾っていきましょう。

その際、前後関係が明確になるように注意を払う必要があります。

また、あなたの強みがどう生きたのかを数字として表せられると、より効果的にアピールできるでしょう。

入社後どう活きるか

自己PRでは、あなたの強みを伝えるだけで終わってしまってはいけません。

あなたの強みを入社後どのようにして業務に活かしていけるのかを伝えることが重要になります。

企業研究を入念に行い、あなたの強みを入社後にどのように生かせるのかを整理しましょう。

締め切りまで余裕がある場合は、OB訪問やインターンの質疑応答などの機会を生かし、自分の強みをどう生かせそうかを質問しても良いでしょう。

あなたが入社後に活躍できると企業にイメージさせることが出来れば、通過率を大幅に挙げることができるはずです。

【自己PR】エピソード別!観察力をアピールする例文

では早速、自己PRで「観察力」をアピールする際の例文をいくつかご紹介します。まずはエピソード別で3つご紹介します。

私の強みは観察力です。 学生時代、サークル活動で参加率が低下し、メンバーのやる気が感じられないことに気づきました。 私はメンバーに個別に事情を聞き取り、サークル長にその不満を伝え、改善策を提案しました。 結果、メンバーのフォローとコミュニケーション強化により、メンバーの活気が戻り、退会者は100人中3人に抑えられ、サークルの人数は過去最大に達しました。 観察力を活かし、問題解決に貢献したいと考えています。

私は周囲をよく観察し、適切な対応を瞬時に判断できます。 学生時代、ショッピングモールでのアルバイト中、荷物を抱えたお客様が困っている様子を見て、「タクシーを呼びたいのでは」と考えました。 お客様が公衆電話を探していたため、すぐに「タクシーをお呼びしましょうか」と声をかけ、スタッフに引き継いでタクシーを手配しました。 この経験を通じて、私は状況を察知し迅速に対応する力を養いました。 今後もこの強みを活かし、サービス向上に貢献したいと考えています。

私の最大の強みは、常に観察力を発揮できることです。 大学時代、地域のボランティア活動で、子供たちの行動がバラバラになる中、常に注意深く観察しました。 特に、悪い行動をする子供がいないか見守り、問題が発生した際には迅速に対応しました。 その結果、ボランティア運営者や両親から感謝されました。 この経験を生かし、貴社でも周囲を観察し、適切な対応を迅速に行いたいと考えています。

【自己PR】言い換え別!観察力をアピールする例文

次に、「観察力」の言い換え別の例文をいくつかご紹介します。

私の強みは主体性です。 大学時代、地域のボランティア活動で、参加率の低い子供たちに対して自発的に活動の改善策を提案しました。 ボランティア活動の質を向上させるために、子供たちが興味を持てるアクティビティを導入し、積極的にリーダーシップを取って実施しました。 その結果、参加率が向上し、ボランティア活動がより盛り上がりました。 この主体性を貴社でも活かし、改善策を自発的に提案し実行したいと考えています。

私の強みは柔軟性です。地域のボランティア活動で、子供たちの行動が予測不可能である中、柔軟に対応しました。 特に、急に興味を失ったり、トラブルが発生した時には、活動内容を即座に変更して対応しました。 たとえば、ゲームの進行がうまくいかない時には、別のアクティビティに切り替えることで、子供たちの興味を引き続けました。 この柔軟性を貴社の業務でも活かし、迅速に対応していきたいです。

私の強みは判断力です。 ボランティア活動中、子供たちの行動が荒れていた際、即座に問題の深刻さを判断しました。 特に、子供同士のトラブルが発生した場面では、状況を迅速に把握し、適切な対策を講じることで問題を解決しました。 この判断力が功を奏し、活動が円滑に進行しました。この経験を通じて養った判断力を貴社の業務でも活かし、迅速かつ的確な対応を行いたいです。

私の強みは傾聴力です。 ボランティア活動中、子供たちや保護者からの意見を丁寧にヒアリングしました。 特に、子供たちがどのようなサポートを求めているか、保護者がどのような配慮を望んでいるかをよく聞き取り、そのフィードバックを活動に反映させました。 この傾聴力により、ボランティア活動がより効果的になり、満足度が向上しました。 この経験を貴社でも活かし、顧客のニーズを的確に把握し対応したいです。

私の強みは計画力です。 地域のボランティア活動で、活動内容や目的を子供たちや保護者に分かりやすく説明しました。 特に、新しいアクティビティを導入する際には、その意図や進行方法を丁寧に説明し、全員が理解できるように努めました。 この説明力により、活動の円滑な進行と参加者の協力を得ることができました。 このスキルを貴社でも活かし、業務やプロジェクトの説明を明確に行いたいと考えています。

私の強みは判断力です。 ボランティア活動中、子供たちの行動が不安定な状況で、即座に状況を判断しました。 特にトラブルが発生した際には、その場の雰囲気や子供たちの反応を観察し、適切な対策を講じることで、問題を素早く解決しました。 この状況判断力が活動の円滑な進行を支え、ボランティアの質を向上させました。 この経験を貴社でも活かし、状況に応じた適切な判断と対応を行いたいと考えています。

【自己PR】観察力をアピールする際の注意点

観察力をアピールするうえでは、裏目に出たり、企業が求めている人物像とは違うと思われたり、志望している職種にとっては必要ない能力だと思われないようにすることが大切です。

そのために、どのような点に注意すればいいのでしょうか。

抽象的な伝え方は控える

ただ「観察力がある」というアピール内容では抽象的です。

どうしてそう思うのか、どんな点において企業に活かせるのかなどが不足し、説得力がありません。

観察力がある、とは具体的にどのようなことを指すのか自分の言葉で言い換えてみましょう

その際に意識すべきなのは、企業目線です。

企業はどのような人材を欲しているのか、どんな人材に魅力を感じるのか考えてみましょう。

また、エピソードを1つに絞るというのもポイントです。

エピソードが多いとその分、広く浅く説明する必要があります。

これでは自分らしさが十分に伝わりません。

1つのエピソードを掘り下げて説明することを意識しましょう。

完璧主義だと思われないようにする

人をじっくり観察して状況をうかがったり、状況を時間をかけて観察してから行動に移ったりするような人は、慎重で良いと思われるケースもあれば、完璧主義と取られる場合もあります

完璧主義はメリットに思えますが、多様な人が集まる組織を円滑に回していくためや、仕事を効率よく遂行していくうえでは、足かせになることも多いです。

企業が求める人物像や職種の適性に合っていないと、望ましくない強みと思われてしまうので、伝え方には注意が必要です。

どんな強みか具体的に伝える

観察力と言っても、その態様はさまざまです。

じっと他人や状況を見守るのが好きな人、周囲の状況を外野として見るだけで、そこで起きている問題やトラブルの解決には触れようとせず、どう解決されるのかを見ているだけといった、行動力もなく問題解決力もない人もいるかもしれません。

ですが、企業で評価される観察力は、その観察を通じて状況の分析を行ったり、目の前で起きている現象やトラブルをどう解決すればいいかを客観的に考えて解決・実行する力です。

ただ、飽きずにじっと観察できるアピールではなく、観察力を生かして問題の解決や客観的な分析や解決策の提示ができるというアピールをすることがポイントです。

人間観察のアピールは悪印象をもたれることも

自己PRで「私は対面する人のことを分析するのが大好きです」というように、人の性格や個性を観察してきた人間観察の経験をアピールする志望者も見られます。

しかし、人間観察をアピールするのはリスクがあります。

なぜなら、人間観察は「他人の行動を細かくチェックする」という批判的な要素もあり、良いイメージを抱いていない人もいるからです。

仮に、面接で「人間観察力」をアピールした場合、面接官が「私を観察してみてどう思いますか」と質問されたら、とっさに答えるのは難しいでしょう。

本当に人間観察が好きだとしても、わざわざ自ら不利になるようなアピールをするのは、面接の戦略上好ましくないことを頭に入れておいてください。

【自己PR】観察力をアピールする際のNG例文

NG例文

私の強みは観察力です。

週に1回程度は1人でカフェに足を運び、2時間くらいかけて周囲の顧客の様子や、窓から見える人の流れや様子を観察しています。

ファッションやヘアスタイルから今どきのトレンドが理解できたり、若い人の流行り言葉や、世代ごとに話の中心となるテーマが違うことが理解できたりするのがメリットです。

観察力を通じて今どきの流行をキャッチアップでき、世代間の違いなどを学べる成果が得られました。

職場にはさまざまな世代の人や価値観の人がいると思うので、観察力を活かして職場の空気を読んでいきたいです。

この文章では観察力のエピソードや、それを通じて得られたことを踏まえていますが、最後の仕事への結びつきが弱いです。

職場の人間関係や、職場でうまくいくように観察力を使いたいと見て取れますが、それでは、その企業にとって特別に役立つとは言えません。

どの職場でも汎用性があるようなアピールの仕方ではなく、「流行をキャッチアップでき、世代間の違いを理解できる観察力を活かして、新商品の開発や企画に活かしたい」など、より具体的に仕事に貢献できるアピールの仕方をすることが大切です。

【自己PR】文章を作ったら添削をしよう!

自己PRの完成度を高めるには添削を受けることが非常に効果的です。

友達や家族に読んでもらうという手軽な方法から、大学のキャリアセンターや就活のプロに頼むという方法まで様々です。

あなたの目的に合わせて、柔軟に選択してみてくださいね。

以下の記事では、添削を今すぐ無料でできる方法についてご紹介しています。

自己PRの文章が完成した人は、是非こちらを参考に添削を依頼してみてください。

第3者視点で見てもらうこと

自己PRを自分で見なおすだけでは、主観が入ってしまうため、説得力に欠けていたり、わかりにくい文章になってしまいがちです。

そのため、自分以外の第三者に見てもらうことが完成度の高い自己PRに仕上げるコツです。

友達や家族、先輩やOB、大学のキャリアセンターなどを活用し、第三者の意見を取り入れた自己PRに仕上げましょう。

最もおすすめはエージェント

添削を依頼する際、最もおすすめなのは就活エージェントに依頼することです。

就活エージェントは就活のプロですので、人事の視点で自己PRを添削してもらえます。

大学のキャリアセンターを利用するよりも、より企業の目線で確認してもらえるでしょう。

【自己PR】観察力は具体的にアピールしよう

本記事では観察力を自己PRする際のポイントを解説してきました。

自己PR以外にも言えることですが、企業の質問の意図を捉え、具体的に、的確にアピールすることが選考を通過するポイントです。

そのためには企業研究や自己分析が欠かせません。

しっかりと準備を行って自己PRを完成させ、見なおしや添削で完成度を高め、魅力的な自己PRに仕上げてくださいね。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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