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はじめに
就活で自己PRに「観察力」をアピールしたい学生は多いのではないでしょうか。
なぜなら、サークルやアルバイトなどで直面した課題を解決するため状況把握に務めた経験は、そのまま「観察力を鍛えました」とアピールに置き換えやすいからです。
しかし、アピールしたい観察力の定義があいまいなままだと、せっかくのアピールが悪い方向へと行きかねません。
そんな簡単なようで難しい「観察力」の効果的なアピール方法とは何かを紹介していきます。
- 観察力をアピールするメリット
- 企業が自己PRを聞く理由
- 観察力をアピールするポイント
- 観察力をアピールする注意点
- 観察力をアピールする効果的な構成
- 自己PRの添削を行うポイント
- 観察力をアピールしたい人
- 観察力をアピールする際のポイントを知りたい人
- 例文を参考に自己PRを書きたい人
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【観察力で自己PR】そもそも自己PRが必要な理由
企業に響く自己PRを作成するには、なぜ企業が自己PRを聞くのかという意図を捉える必要があります。
質問の意図を捉えることで、相手がほしい情報を的確に伝えることができるでしょう。
相手のほしい情報を捉え、的確に答えられるかという能力も企業が見ているポイントとなってきます。
以下で確認していきましょう。
・能力の確認のため
・過去の経験を知るため
・マッチ度を測るため
また、こちらの記事では企業に好印象を与える自己PRのポイントを解説していますので、合わせて読んでみてくださいね。
自己PRが必要な理由1:応募者の能力を見るため
企業は自己PRを聞くことで、応募者の能力を知りたいと考えています。
社会経験が少ない新卒の採用においては、応募者のスキルではなく、ポテンシャルが評価されます。
企業は、強みを聞くことで、応募者が入社後にどう活躍してくれるのか、どう貢献してくれるのかをイメージしているのです。
自己PRが必要な理由2:応募者の過去経験を知るため
企業は自己PRを聞くことで、応募者が過去にどんな経験をしてきたのかを知ろうとしています。
応募者が今までどのような経験をし、どのような学びを得たのかを知り、入社後にどう活躍してくれるのかを想像したいと考えているためです。
自己PRでは、この部分を伝える「エピソード」の部分が大変重要だと言えます。
自己PRが必要な理由3:応募者のマッチ度をはかるため
企業は自己PRを聞き、応募者と自社とのマッチ度をはかろうとしています。
企業と学生のマッチ度が低いと、内定辞退や早期離職の原因になっています。
企業はより長く働いてくれる人を求めているため、マッチ度は重視している項目の1つと言えます。
企業の求める人物像や求める強みに一致している場合、マッチ度が高いと評価され、通過率を大幅に上げられることでしょう。
自己PRを作成する際は、あらためて企業の求める人物像を確認することが重要だと言えます。
【観察力で自己PR】観察力とは何か
観察力とは一般的に、“物事を観察し、知見を得る力”と捉えられています。
即ち、視野が広く物事の本質をつかむ力があるということです。
観察力の対象として、他人や事象はもとより、自分自身への客観視も観察力のうちに含まれます。
観察力のある人の特徴について主なポイントは以下の3点です。
自分に当てはまるか考えてみてください。
①状況を把握する力
観察力のある人は、自分の置かれている状況を的確に把握する力があります。
常に冷静に自分の周りを客観視できるため、瞬時に状況を判断することに長けているのです。
状況把握能力が高いということは、課題を見つけるのも早いはずです。
問題の軸を理解し、課題解決までの道のりを考えたり、的確な判断を下すことができる人は、入社後にも企業に貢献することができます。
②察する力
観察力の高い人は、皆まで言わずとも求められていることを察する力があります。
観察力の高い人は、状況をさまざまな視点で捉えることができます。
そのため、逐一指示を仰がなくとも察する力があるといえるのです。
働く上では、全てを具体的に教えてもらうことはありません。
ある程度、主体的に行動することが求められます。
察する力のある人は業務効率向上に欠かせない存在です。
③自分をコントロールする力
これは少し意外だと思う人もいるかもしれません。
自分をコントロールする力とは、自分の意思に関係なく、自分がすべきことや必要なことを判断する力のことです。
観察力のある人は、自分と向き合うことも得意です。
そのため、観察力のある人は、自分を客観視したうえで、必要だと感じたら苦手なことにも取り組めるのです。
観察力と洞察力の違い
観察力と洞察力の違いについてあまりわかっていない人もいると思います。
観察力とは、“目に見えることについて見抜く能力”、洞察力は“目に見えないことに関して見抜く能力”です。
洞察力は、人の感情や物事の背景などを捉えることができるということです。
洞察力と観察力の違いを理解して、自分の人柄を上手にアピールしましょう。
【観察力で自己PR】観察力が自己PRとして有効な理由
上記では観察力を「状況観察力」と「自己観察力」に分け、アピールすることでそれぞれどのようなメリットがあるのかを解説しました。
以下からは、観察力をアピールすることで企業にどんな印象を与えられるかをより詳細に解説して行きます。
伝える際のポイントなどにも言及していますので、ぜひ活用してみてくださいね。
・多くの職種で役に立つ
・コミュニケーション能力が高い印象を与える
・問題解決能力が高い印象を与える
理由1:多くの職種で役に立つため
観察力という強みは多くの職種で役に立ちます。
特に人と接する職種では大いに活かすことができるでしょう。
例えば、営業職の場合は「観察力」を発揮し、顧客のニーズを掴むことで、より良い提案を行うことができるでしょう。
また、サービス業の場合、お客様の表情や行動を観察し、細かなニーズを捉えることでより良いサービスを提供することができるでしょう。
このように観察力は多くの職種で役立てることができます。
観察力をアピールする際のポイントは、入社後に具体的にどのように観察力を生かしたいかを伝えることです。
そうすることで、企業があなたが入社後に活躍する姿を想像しやすくなります。
より響くアピ―ルをするために、どう生かすかを伝えることがカギです。
理由2:コミュニケーション能力が高いため
観察力は、コミュニケーション能力の向上にも生かせます。
観察力を生かすことで、相手の表情や仕草を観察し、細かな気付きを得ることで、相手の気持ちを理解できるでしょう。
また、周りの人を観察し、「○○さんが~しているが、...で困って困っているだろう」「○○さんは今~をしているが、次に…が必要になりそうだ
と察して、サポートすることで顧客や社員同士の信頼関係の構築にも役立ちます。
特に社会に出た後は、他の社員と協力し、チームで目標に向かって行動するということが求められます。
そこで、観察力を生かし、うまく意思の疎通することで円滑に進められるでしょう。
また、不要なトラブルを避けることもできます。
このように、観察力はコミュニケーション能力を高めることにも役立ちます。
コミュニケーション力はどの職種でも必要不可欠ですから、様々な職種において魅力的なアピールになるでしょう。
理由3:問題解決能力が高いため
観察力を活用することで、問題解決能力の向上に生かすことができます。
具体的には、周りを見る力から、物事や状況を観察することで、問題の原因を突き止め、解決策を導くことができます。
また、施策を打った先のことを見通す力にもたけているため、あらかじめトラブルを防ぐこともできるでしょう。
このように視野を広く持ち、問題に対して適切に行動を起こす力はどの仕事でも重宝されることでしょう。
特に、自主性や成長意欲が求められている企業で大いに評価されるでしょう。
【観察力で自己PR】自己PRで観察力をアピールする際の注意点
観察力をアピールするうえでは、裏目に出たり、企業が求めている人物像とは違うと思われたり、志望している職種にとっては必要ない能力だと思われないようにすることが大切です。
そのために、どのような点に注意すればいいのでしょうか。
抽象的な伝え方は控える
ただ「観察力がある」というアピール内容では抽象的です。
どうしてそう思うのか、どんな点において企業に活かせるのかなどが不足し、説得力がありません。
観察力がある、とは具体的にどのようなことを指すのか自分の言葉で言い換えてみましょう。
その際に意識すべきなのは、企業目線です。
企業はどのような人材を欲しているのか、どんな人材に魅力を感じるのか考えてみましょう。
また、エピソードを1つに絞るというのもポイントです。
エピソードが多いとその分、広く浅く説明する必要があります。
これでは自分らしさが十分に伝わりません。
1つのエピソードを掘り下げて説明することを意識しましょう。
完璧主義だと思われないようにする
人をじっくり観察して状況をうかがったり、状況を時間をかけて観察してから行動に移ったりするような人は、慎重で良いと思われるケースもあれば、完璧主義と取られる場合もあります。
完璧主義はメリットに思えますが、多様な人が集まる組織を円滑に回していくためや、仕事を効率よく遂行していくうえでは、足かせになることも多いです。
企業が求める人物像や職種の適性に合っていないと、望ましくない強みと思われてしまうので、伝え方には注意が必要です。
観察力の言い換え表現
観察力を言い換える際には、観察力そのものの言い換えと、観察力を人間関係に結び付ける言い換えができます。
以下の例を参考に、自分に合った言い換え表現を用いてみてください。
- ・問題解決力
- ・主体性
- ・状況判断力
- ・臨機応変さ
- ・柔軟性
- ・計画性
- ・継続力
- ・判断力性
- ・相手の立場で考える力
- ・相手の気持ちを読み取る力
- ・傾聴力
- ・説明力
どんな強みか具体的に伝える
観察力と言っても、その態様はさまざまです。
じっと他人や状況を見守るのが好きな人、周囲の状況を外野として見るだけで、そこで起きている問題やトラブルの解決には触れようとせず、どう解決されるのかを見ているだけといった、行動力もなく、問題解決力もない人もいるかもしれません。
ですが、企業で評価される観察力は、その観察を通じて状況の分析を行ったり、目の前で起きている現象やトラブルをどう解決すればいいかを客観的に考えて解決・実行する力です。
ただ、飽きずにじっと観察できるアピールではなく、観察力を生かして問題の解決や客観的な分析や解決策の提示ができるというアピールをすることがポイントです。
人間観察のアピールは悪印象をもたれることも
面接などでの自己PRで「私は対面する人のことを分析するのが大好きです」というように、人の性格や個性を観察してきた人間観察の経験をアピールする志望者も見られます。
しかし、人間観察をアピールするのはリスクがあります。
なぜなら、人間観察は「他人の行動を細かくチェックする」という批判的な要素もあり、良いイメージを抱いていない人もいるからです。
仮に、面接で「人間観察力」をアピールした場合、面接官が「私を観察してみてどう思いますか」と質問されたら、とっさに答えるのは難しいでしょう。
本当に人間観察が好きだとしても、わざわざ自ら不利になるようなアピールをするのは、面接の戦略上好ましくないことを頭に入れておいてください。
【観察力で自己PR】自己PRの作り方
以上では、観察力を自己PRするメリットや企業が自己PRを聞く理由などを確認してきました。
以下からは実際に自己PRを作成する際のポイントを見ていきましょう。
自己PRを作成する手順は大きく4ステップに分かれます。
それぞれのポイントを細かく解説していきますので、自己PRの作成に生かしてくださいね。
①自己PRすることを考える
②文章構成を考える
③実際に書く
④添削を行う
1.経験を振り返る
自己PRを作成する際は、まずは準備が必要となります。
観察力をアピールするにあたり、あなたのこれまでの経験を洗い出してみましょう。
どのようなきっかけで観察力を発揮するに至ったのか、観察力を発揮するにあたってどのようなことを意識していたのかなどを細かく整理していきましょう。
企業は行動を起こした結果だけでなく、経緯やあなたの考えも知りたいと考えています。
この準備の段階で丁寧に経験を洗い出しておきましょう。
考えがだんだんとまとまってくると同時に、あなたのアピールするポイントも掴めるはずです。
以下で経験を振り返る際のポイントを解説していきます。
なかなか思いつかない、整理ができないという方はこちらの記事を参考にしてみてください。
強みをどう獲得したか
企業は、あなたの人柄から、他の人と違う個性について興味があります。
そのため、強みを活かした経験や、どうして観察力を自身の強みだと思ったのかなどを具体的に示す必要があるのです。
エピソードは一つに絞ってできるだけ具体的に示すことであなたらしさをよりアピールできるため、意識してみてください。
強みをどう活かすか
自己PRはただ強みを伝えるだけではいけません。
締めの言葉として、企業への貢献意思を伝えましょう。
自己PRで用いたエピソードはあくまで過去のことですから、実際に入社後に観察力を発揮できるかどうかは保障されていないのです。
企業へ再現性をアピールするために、入社後にどのように観察力が活かせるのか伝えてください。
2.文章構成を考える
次に、あなたの強みを伝えるにあたってどんな構成で伝えるかを考えていきます。
内容がいくら素晴らしくても、相手に伝わりにくい構成だと、十分にアピールが出来ません。
そのため、構成にもしっかりとこだわる必要があります。
わかりやすい構成のポイントは、「結論から書くこと」と「簡潔に書くこと」です。
次の見出しでより詳しく解説して行きますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
3.実際に書いてみる
構成まで考えられたら実際に自己PRを書いて行きましょう。
まずはあなたの思うままに、伝えたいことを一通り書いてみましょう。
その後、細かいところを手直ししていく、というやり方が一番おすすめです。
4.添削をする
自己PRが完成しても、満足してはいけません。
必ず見直しを行いましょう。
まずは「誤字・脱字がないか」「主語が抜けていないか」「主述の関係は明確か」「一文が長すぎないか」などを見ていきましょう。
完成した当日は完璧に見えるかもしれませんが、2-3日寝かせて見てみると改善点が見えてくることもあります。
自己PRを作成する際は、締め切りに余裕をもつことが重要です。
そして、より完成度を高めたい場合は、第三者に添削を依頼することがおすすめです。
本記事の後半部分の「自己PRの添削のポイント」の見出しで詳しく解説していきますので、ぜひ活用してみてくださいね。
【観察力で自己PR】経験をうまく活かす自己PRの構成
先ほども述べたように、自己PRはわかりやすい構成で書くことがとても重要です。
文章がわかりにくいと、強みを最大限にアピール出来なかったり、読み流されてしまったりする恐れがあります。
以下のポイントを押さえ、ぜひあなたの強みを魅力的にアピールしていきましょう。
・結論
・エピソード
・強みがどう生きたか
・入社後どう生かすか
・結論
結論
構成で重要なのが、まず結論から始めることです。
あなたの強みが何かを簡潔に説明しましょう。
「私の強みは観察力です。」と始めるのが一般的でしょう。
他の就活生と差別化したい場合は、観察力という強みを細分化し、より具体的に言い換えてアピールするのがポイントです。
エピソード
次にあなたの強みである「観察力」が生きたエピソードについて説明していきましょう。
強みを発揮したエピソードを含めることで、説得力のあるアピールができます。
エピソードを書く際は、あなたの強みを発揮した結果だけでなく、あなたの強みをどのように発揮したのかや、あなたの考えが伝わるように工夫しましょう。
以下では、エピソードでどのような内容を含めるべきか詳しく解説していきます。
強みがどう生きたか
エピソードの中では、あなたの強みである「観察力」がどのように生きたのかを伝えることが重要です。
強みを発揮するにあたって、どのような課題や目標があり、あなたが何を考えその強みを発揮し、どのような結果を得たのかを細かく拾っていきましょう。
その際、前後関係が明確になるように注意を払う必要があります。
また、あなたの強みがどう生きたのかを数字として表せられると、より効果的にアピールできるでしょう。
入社後どう活きるか
自己PRでは、あなたの強みを伝えるだけで終わってしまってはいけません。
あなたの強みを入社後どのようにして業務に活かしていけるのかを伝えることが重要になります。
企業研究を入念に行い、あなたの強みを入社後にどのように生かせるのかを整理しましょう。
締め切りまで余裕がある場合は、OB訪問やインターンの質疑応答などの機会を生かし、自分の強みをどう生かせそうかを質問しても良いでしょう。
あなたが入社後に活躍できると企業にイメージさせることが出来れば、通過率を大幅に挙げることができるはずです。
結論をもう一度
自己PRの最後に、もう一度結論を述べましょう。
最後に結論を述べることで、読み手である企業がより理解しやすくなると同時に、文章にまとまりを出すことができます。
【観察力で自己PR】自己PRで「観察力」をアピールする際の例文
では早速、自己PRで「観察力」をアピールする際の例文をいくつかご紹介しましょう。
例文①:アルバイト経験の例文
私は常に自分をよく観察し、そのときの状態を理解するよう努めています。
さらに自分の状態を正確に把握することでコントロールし、行動できることも私の能力の一つです。
専門学校時代、地元のレストランでアルバイトをしていたことがあります。
職場はとても忙しく、その中でお客様に笑顔で接しなければなりませんでした。
忙しくなるとともに笑顔が消え、知らない間に無愛想になってしまうことに気づき、これではいけないと考えました。
「お客様はお金を出しておいしい食事を楽しみにしている」というように、考え方を改めたところ、前よりイライラすることが減り、「少しでも気持ちよく食べていただこう」という気持ちが接客態度に反映されるようになりました。
与えられた仕事をそのままこなしていると、効率が悪いうえ、自分への負担が大きくなります。
何も考えず作業してきた行動を改め、優先順位を決めて処理するようにしました。
どうしても手が回らないときは、手が空いている同僚にお願いしたこともあります。
その結果、以前より作業がスムーズになったばかりでなく、職場のチームワークが強くなり、協力し合う環境が生まれました。
例文②:状況判断能力をアピールする例文
私は周囲の状況を観察し、その中で何が必要で、そのためにはどうしたらいいのかを的確に判断して行動するようにしています。
ショッピングモールでアルバイトをしていましたが、荷物をたくさん抱え、何か探しているようにあたりを見渡しているお客様を発見しました。
私は、「お客様はタクシーを呼びたいけれど電話がなく、受付を探しているのでは?」と察し、「タクシーをお呼びしましょうか」と声をかけました。
お客様は、「電話をかけてタクシーを呼びたかったところだ」と答えられたため、受付にご案内して、受付のスタッフに事情を説明しました。
無事にタクシー会社に電話をかけ、タクシーでお客様をお送りできました。
例文③:サークルの経験の例文
私は自分の置かれている立場をよく理解し、問題や課題に対して適切に取り組むために、必要な情報を収集できます。
学生時代サークルのまとめ役についたことがあります。
メンバーと部長の中間に位置するような役割で、サークルを円滑に活動させることが私の役割でした。
サークル活動を続けていく中で、参加率が落ち、メンバーの表情にやる気のなさが浮かんでいることに気づくようになりました。
「もしかしたらサークルに対して不満があるのでは?」と察したため、一人ひとりから事情を聞くことにしました。
「サークルをよりよいものにしたいから本音を聞かせてほしい」と言うと、ほとんどのメンバーは、サークルに対する不満や正直な気持ちを話してくれました。
メンバーの声を持って部長に会い、今後の活動について話し合いを重ね、メンバーのフォローとコミュニケーションを意識した活動を目標に、幹部たちが協力し合っていくという結果に達しました。
メンバーを個別にフォローし、コミュニケーションを蜜に行っていくことで、メンバーの表情に活気が戻り、活動も徐々に盛り上がりを見せていきました。
退会したメンバーは一人もおらず、逆にメンバーが増え、サークルを立ち上げてから過去最大の人数に達しました。
【観察力で自己PR】観察力をアピールしたNG例
私の強みは観察力です。
週に1回程度は1人でカフェに足を運び、2時間くらいかけて周囲の顧客の様子や、窓から見える人の流れや様子を観察しています。
ファッションやヘアスタイルから今どきのトレンドが理解できたり、若い人の流行り言葉や、世代ごとに話の中心となるテーマが違うことが理解できたりするのがメリットです。
観察力を通じて今どきの流行をキャッチアップでき、世代間の違いなどを学べる成果が得られました。
職場にはさまざまな世代の人や価値観の人がいると思うので、観察力を活かして職場の空気を読んでいきたいです。
この文章では観察力のエピソードや、それを通じて得られたことを踏まえていますが、最後の仕事への結びつきが弱いです。
職場の人間関係や、職場でうまくいくように観察力を使いたいと見て取れますが、それでは、その企業にとって特別に役立つとは言えません。
どの職場でも汎用性があるようなアピールの仕方ではなく、「流行をキャッチアップでき、世代間の違いを理解できる観察力を活かして、新商品の開発や企画に活かしたい」など、より具体的に仕事に貢献できるアピールの仕方をすることが大切です。
【観察力で自己PR】自己PRの添削のポイント
自己PRの完成度を高めるには添削を受けることが非常に効果的です。
友達や家族に読んでもらうという手軽な方法から、大学のキャリアセンターや就活のプロに頼むという方法まで様々です。
あなたの目的に合わせて、柔軟に選択してみてくださいね。
第3者視点で見てもらうこと
自己PRを自分で見なおすだけでは、主観が入ってしまうため、説得力に欠けていたり、わかりにくい文章になってしまいがちです。
そのため、自分以外の第三者に見てもらうことが完成度の高い自己PRに仕上げるコツです。
友達や家族、先輩やOB、大学のキャリアセンターなどを活用し、第三者の意見を取り入れた自己PRに仕上げましょう。
最もおすすめはエージェント
添削を依頼する際、最もおすすめなのは就活エージェントに依頼することです。
就活エージェントは就活のプロですので、人事の視点で自己PRを添削してもらえます。
大学のキャリアセンターを利用するよりも、より企業の目線で確認してもらえるでしょう。
まとめ
本記事では観察力を自己PRする際のポイントを解説してきました。
自己PR意外にも言えることですが、企業の質問の意図を捉え、的確にアピールすることが選考を通過するポイントです。
そのためには企業研究や自己分析が欠かせません。
しっかりと準備を行って自己PRを完成させ、見なおしや添削で完成度を高め、魅力的な自己PRに仕上げてくださいね。