グループディスカッションとは、複数人があるテーマについて議論を交わすことで、GDと表記されることもあります。議論を通して、正解のないテーマについて、最終的な結論を出します。
グループディスカッションは企業の選考や採用試験でも取り入れられることがある内容です。採用試験では、このグループディスカッションを通して、各自がどのような役割を担い貢献しているかチェックしていきます。
ここまでグループディスカッションの定義を紹介しましたが、実際にやってみると意外と難しいという感想を持つ学生が多いでしょう。限定された時間内に結論を出すには練習が必要となります。グループディスカッションの倍率が高い企業も少なくないので、対策は必須といえます。
それではどのような練習をしていくべきなのか、グループディスカッションにおける練習の必要性とコツを解説します。
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就活のグループディスカッションの練習は必須!
グループディスカッションを初見でするのは厳しいので、練習が必要です。それではどのような練習が必要か、実際に練習する前に採用試験におけるグループディスカッションの傾向を知りましょう。
グループディスカッションで多い人数は?
企業の採用試験におけるグループディスカッションは、2~5名の少人数で進められることが多いです。6~10人程度で行なわれることもありますが、10人以上でグループディスカッションをするケースは少なめ。少人数で進行していくため、目立つ反面、自分をアピールできる機会が多いといえます。
グループディスカッションの時間はどのくらいが目安?
短ければ10分程度、長ければ1時間近くになるケースもありますが、20~30分前後でグループディスカッションが行なわれるケースが多いようです。練習する際は、30分程度を目安に考えるとよいでしょう。
グループディスカッションの流れを知ろう
グループディスカッションは、ただ議論するだけではありません。基本的な流れがあります。企業の採用試験では、流れを汲んだ進行や役割が見られるので意識しましょう。なお、以下が一般的なグループディスカッションの流れです。
- 議論するテーマやルールなどの提示
- 簡単な自己紹介
- 役割分担とタイムスケジュールの決定
- ディスカッションや共同作業
- 意見をまとめる
- 最終的な意見の発表
グループディスカッションの流れは企業によって変わる可能性がありますが、前半でディスカッションのテーマとルールが提示されるのは共通です。
どのようなテーマが扱われる?
IT企業ならAIの将来性など企業が属する業界に関する知識が問われるテーマ、または経済問題など時事に関するテーマが扱われることが多いようです。ただし傾向があるというだけで、企業によっては全く関連のないテーマを設定していることもあります。
グループディスカッションの練習方法
グループディスカッションの練習方法はさまざまあります。
それぞれ試してみて、自身によって有利な方法を見つけるのもよいでしょう。
もしくは、自身が取り組みやすい方法から始めるのもコツです。
グループディスカッションが実践できるイベントに参加する
グループディスカッションが実践できるイベントがあります。
就活のイベントやセミナーなど、グループディスカッションの実践ができる場を利用しましょう。
グループディスカッションと聞くとなんだか難しそう、どう対策を採ればよいのかと迷う方が多いです。
難しそうとイメージする原因として、経験不足もあります。
はじめは苦手だった人も、どんどん実践することで慣れが出てきて緊張せず進めることができるかもしれません。
就活の面接も同様のことがいえますが、どんどん経験して慣れ緊張感をほぐす、あがりにくくすることが大切です。
イベントやセミナーでは1回だけではなく何度も練習ができるケースが多く、どんどん慣れるように促してくれます。
イベントやセミナーにはほかにも学生がたくさん参加していて、また初対面のことがほとんどです。
初対面の相手といきなりグループを組まされ、グループディスカッションの練習をさせられます。
実際、企業のグループディスカッションをする際は見知らぬ相手とグループを組みます。
初めて会うほかの学生とグループを組み、本番ならではの緊張感を感じながらグループディスカッションを進めることができます。
本番に備えて経験を積むという意味でも、有効な方法といえるでしょう。
友達とテーマを決めて練習する
同じ大学に通う友人とテーマを決めてグループディスカッションの練習をする方法があります。
普段よく話をする慣れ親しんだ相手ですが、本番と同様に初対面の人と考え練習すると成果が出やすいです。
セミナーやイベントに毎日参加することは難しいですが、友達との議論であればたくさんできます。
何回も何回も練習をしたい、グループディスカッションの流れを掴みたいときにも有効な方法といえるでしょう。
ニュースに対して自分の意見を考えてノートに書き留める
グループディスカッションの練習は、一人ででもできるのです。
ニュースに対して自分の意見を考えノートに書き留めましょう。
グループディスカッションは、自身の意見を発表する場ともなります。
日頃なかなか発言しない人、他人の前では緊張して話しにくい人でも日頃から自身の意見を考える練習をすることでスムーズに発言できるようになります。
キャリアセンターで練習する
大学に設けられているキャリア支援を行うキャリアセンターを利用するのがおすすめです。
キャリアセンターは学生の希望に沿った就職に対し、あらゆるサポートが行われています。
キャリアサポートのプログラムの一環として、グループディスカッションの対策講座が企画されている大学が非常に増えています。
自分1人で対策をとるのではなく、プロの目線や客観的に批評してもらうことが重要です。
実際のグループディスカッションによる選考の際も同年代であるテーマについて語り合います。
同じ学年の人と模擬のグループディスカッションに参加することで、事前の実践練習になることでしょう。
企業の選考で練習する
グループディスカッションを選考の1つとして行う企業はたくさんあります。
まず、あえて本命ではない企業での選考試験に挑んでみて、「あくまでディスカッションの練習のために」という意味合いでグループディスカッション選考に参加し、訓練しておくというのもおすすめです。
第一志望ではないと言っても、本番に一番近い形で練習ができるので、実践的で大変おすすめの方法です。
場に慣れるというのはもちろん、グループディスカッションの選考が受かったらそれは自信になりますし、自分でコツをつかめるようになるはずです。
さらに選考が先に進めば、面接の練習にもなります。
第一志望の会社を受ける前に練習用の企業の選考に参加してみるように準備しておくと良いでしょう。
授業中に発言する
ゼミやグループ討議などが行われる演習授業に積極に参加して、発言するのも練習の1つです。
就職活動の選考の際とは異なり、普段から親交のある先生や友人・仲間と共に討議ができるので、気兼ねなく発言もできます。
授業の中で練習ができるので、時間の無駄も一切ありません。
効率的な練習となるでしょう。
発声練習をする
グループディスカッションでは、複数の選考者がまとまって討論を行います。
意見を発する際に声が聞き取りづらければ、採用担当者の方にも一緒に討論を行うグループにもまったく声が聞き取ってもらえません。
せっかく良い発言をしたとしても聞き取ってもらえないのでは意味がないですし、覇気のない人物だとマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。
普段から発声練習をして声の通りを良くするようにしましょう。
これはグループディスカッションに限らず面接でも、聞き取りやすい発音でハキハキした発言ができると良い印象を与えることができます。
滑舌を良くする練習方法に良く挙げられるのが「アエイウエオアオ」のトレーニング方法ですが、一音ずつしっかり区切って口を大きく開けてリズム良く発生しましょう。
頬の筋肉などを使って口をしっかり開くのがコツです。
このほかにも、インターネットなどには発声トレーニングの方法が公開されていますので、参考にして隙間時間で練習しておくと良いです。
発声練習はできるだけ毎日続けるのがおすすめです。
家で練習をして、家族に聞いてもらったり、学校で友人に聞いて聞き取りやすいかどうかなど評価してもらったりするとなお良いでしょう。
参考書を購入して対策する
就職活動用の対策としていくつかの参考書が発売されていますが、グループディスカッション対策の参考書も書店にはいくつも販売されています。
グループディスカッションってどのように発現したら良いのかわからない、基本を知りたい方は、まずいろはを知るためにグループディスカッション対策の参考書を購入して学んでおくと良いでしょう。
ただし、発売されている本の内容はすべて同じではありません。
アプローチの方法も少しずつ異なっています。
参考書を選ぶ際は、一通りいずれも目を通してみて、これなら実践できそうだと思うもの、読み進めやすいものを選んで購入すると良いでしょう。
グループディスカッションには論理的な思考が必要です。
論理的思考ができると原因の追求も上手になり、周りから納得を得られる結論を導き出しやすくなります。
これらの参考書は、意外にもグループディスカッションだけでなく、エントリーシートや面接の際にも大変役に立つはずです。
採用担当者の感じる「なぜ」という原因に対して、ロジカルな発言ができると、面接の際にも大変大きな評価を得ることができるようになるでしょう。
普段キャリアセンターに参加する機会がなかなかない方も、参加する機会がある方も、最初に対策用の参考書を一読することをおすすめします。
グループディスカッションを突破するためのコツ
スタート地点とゴール地点を定義する
グループディスカッションには必ず抽象化されたテーマが提起されます。
その議題を基にして自分から議論をさらに具体化して定義をし、チーム内で共有することで話の流れを作り出しやすくなります。
そして具体化することで、テーマについて発言しやすくなるでしょう。
またさらに、ゴール地点を合わせて確認・共有し、定義することも大切です。
これを怠ることで意見や考え方の相違が生まれ、議論が思わぬ方向に進む場合や話がかみ合わなくなってしまう可能性もあります。
メンバー全員が目指すゴール・目標を設定し、共有することで、より円滑にディスカッションを進めていくことができます。
とにかく発言する
まずグループディスカッションは発言してこそ評価されます。
これは基本中の基本です。
とにかく発言をするように心掛けましょう。
発言しない状態では、一人だけ取り残されてしまいます。
もちろん発言が苦手な方もいることでしょう。
しかし、特に難しく考える必要はありません。
発言を優れたものにする意識よりも、発言すること、ディスカッションに積極的に参加していることに意義があり、評価につながるのです。
相手の意見を聞くことも意識する
発言するだけではグループディスカッションは成立しないものです。
相手の意見にもきちんと聞くことで、場違いな発言になる心配もありません。
相手の意見をしっかり聞くだけでなく、相手が話しやすい姿勢も大切です。
発言する方の目をしっかりと見て、適度にうなずきながら聞くと相手も安心して発言することができます。
発言力だけでなく、意見を聞く力も付けるよう意識しましょう。
とにかく練習あるのみ
グループディスカッションは、苦手な方が非常に多い選考方法です。
うまくできるようになるには、とにかく練習することが重要です。
実際に初めてのグループディスカッション選考までに10回は練習しておくと安心です。
グループディスカッションはできれば、本番さながらの方法で練習するのが一番です。
たとえば学生であれば、就活生の友人を集めてディスカッションをするとよいでしょう。
ディスカッションが得意な友人を入れておくとより安心です。
最後には反省会などを開いて、自分のどこがいけなかったかをお互いに評価し合うのも成長できるコツになります。
また、すでに社会人の方は周りに同様の仲間がいるわけではありません。
相手がいなくても一人で練習をしましょう。
たとえば日頃テレビや新聞などでニュースを見ているときに、そのテーマに対する自分なりの意見をまとめて考えます。
そしてなぜそのような意見になるのかの根拠も具体的にイメージします。
さらに自分の反対意見も想定して、反対意見に対して自分ならばどのように対応するかを考えてみましょう。
この訓練が、後のディスカッションに活かしていくことができます。
就活のグループディスカッションの練習で抑えておくべきポイント
グループディスカッションのためにさまざまなテーマで練習してみるのもよいでしょう。しかし、豊富なテーマをただ練習するだけでは不十分です。
確実にグループディスカッションのスキルを磨くには、採用担当者がどの部分を評価しているか知ることが大切。練習中に合わせて確認しておきたいポイントを解説します。
発言しないのはNG
採用担当者は、グループディスカッションという状況下でどのような発言や質問をするか、どのような態度であるかを選考基準として見ています。全く発言しないというのは、グループディスカッションに参加していないということに他なりません。
採用担当者も発言がないと適切な評価ができないので、自分の発言に自信がなくても、萎縮せず、自らの言葉で意見を述べましょう。
迷惑なクラッシャー行為はNG
進行を妨害すること、批判ばかりすること、自分の意見を無理に通そうとすることなど、迷惑な行為をクラッシャー行為といいます。そもそもグループディスカッションは一人の個人的な能力ではなく、グループ内での役割やグループでの行動を確認するためのもので、協調性が重視されるものです。
協調性から逸脱するようなクラッシャー行為は、グループの輪を乱すものとして厳しく評価されます。
クラッシャー行為を放置しない
自身がクラッシャー行為をしていない場合も注意が必要です。グループディスカッション内で他の人がクラッシャー行為をしているとき、何もせずに放置していると放置した人もマイナス評価となってしまいます。
クラッシャー行為があった場合に、角を立てずにどのように円滑に進行するか練習しておくとよいでしょう。
声の大きさやトーンに気を配る
協調性が重視されるグループディスカッションは、周りにどのくらい関心を持てているか、気を配れているかが評価対象になります。細かなことですが、声が大きすぎないか、小さくて聞き取りづらくないか、あるいはトーンが適切か、練習の時点でお互いに確認してみましょう。
姿勢や振る舞いに気を配る
議論の内容や発言も大切ですが、グループディスカッションでは姿勢や振る舞いなどの基本的な部分も評価対象になります。つい癖で脚を組んだり、髪をいじったりしてはいないでしょうか。無意識で自分では気づかないこともあるので、こちらも練習の段階でお互いに確認し合っておきましょう。
グループディスカッションの方法を実践して、実際に議論する練習も大切ですが、評価を意識して1つ1つのポイントをクリアしていくとグループディスカッションのスキルも上がります。
実際にグループディスカッションで具体的に行うべき行動
グループディスカッションで成果を出して、面接官の評価を得るためには、どのような対策が必要でしょうか。
グループディスカッションのメンバーは当日、その場で初めて会う人がほとんどですから、あらかじめメンバーで集まって対策を協議するわけにはいきません。
当日、何をすべきなのか、限られた時間の中で行うべき行動を理解し、その場で実践できるようにしておきましょう。
グループディスカッションが開始するまで
グループディスカッションが開始するまでの間、企業によってはメンバーのコミュニケーションを取るための時間や準備時間が与えられることもあります。
また、グループディスカッション開始前に休憩時間が挟まれる場合や面接官がやってくるまでの待ち時間などが生じるケースも少なくありません。
面接官が入室するまでの時間は各自沈黙して待たないといけないと思われる方もいますが、グループディスカッション前にいたっては、積極的に待ち時間や与えられた時間を活用しましょう。
グループ全員で自己紹介をする
まずは、お互いを知るために簡単に自己紹介をしましょう。
大学や学部、話し方などを知るだけで、積極的に意見を言いそうか、消極的な感じかがわかります。
リードしてくれそうか、フォローの必要があるかがわかり、与えられた時間で結論を出すための連携プレーの土台づくりができるのです。
全員が見られる大きな紙があるか確認する
グループディスカッションでは次々に出される意見を、短時間でまとめ、与えられたテーマや課題の解決をしなくてはなりません。
そのために出された意見を、すべてのメンバーがわかりやすく、視覚的に把握していくことが不可欠です。
大きな紙に時系列やテーマごとにまとめて書いていくと効率的なので、メンバー全員で見やすいサイズの紙とマジックなどが手に入ると安心です。
グループディスカッション開始直後
ディスカッションのテーマや課題が与えられ、グループディスカッションの本番がスタートしたら、どのような行動をするべきでしょうか。
いきなり順次意見を言い合うなど、話し合いに入るのではなく、与えられた課題を話し合うための準備が欠かせません。
条件を整理し、目的やターゲットを明確にする
開始前の準備段階では判明していなかった討議テーマや課題を前に、その論点を整理しましょう。
複数のメンバーが集まると、同じ課題に対しても理解の程度が異なり、中には勘違いを起こす方もいます。
認識がバラバラな状態で話し合いを始めても、意見の方向性がバラバラになってしまい、収拾がつかなくなります。
まずは与えられた課題の条件や前提を整理しして、お互いの認識を一致させましょう。
そのうえで、何を目指して議論を進めるのか目的やターゲットを定めることが大切です。
役割分担をする
全員が役割を持つ必要はありませんが、時間内に結果を出すためにも議事進行をするリード役、意見を書き出す書記役、時間を管理するタイムキーパー役、そして議論の結果を披露するプレゼン役は必ず決めるようにしましょう。
タイムスケジュールを決める
だらだらと意見を述べ合っているだけでは、結論が出せません。
いくつかのテーマごとに話し合いをする時間、まとめる時間、最終的なプレゼン内容をまとめる時間などを配分したタイムスケジュールを決め、それに沿って時間を区切りながら進めていきましょう。
グループディスカッション中
では、いざディスカッションがスタートしたら、どのような行動を取れば良いでしょうか。
面接官はグループディスカッション中も、一人ひとりの様子や対応をチェックしていますので、それを認識して行動することが大切です。
敬語で話す
社会人になれば、同じ年齢でも年下の後輩でも、社内の人間、社外の取引先を問わず、敬語で話すのが基本です。
面接におけるグループディスカッションにおいても、言葉遣いに気を付け、敬語を用いるようにしてください。
ディスカッションに入れていない人に話すキッカケを与える
意見を述べられずにいる方を積極的にフォローしましょう。
グループディスカッションのメンバーといえど、内定を貰ううえではライバルだから、意見が言えない人は放っておけば良いではいけません。
面接官は協調性の有無や連携プレーができるか、メンバーのフォローができるかなども見ているからです。
話が脱線しそうな場合は、強引にでも元に戻す
最初に定めた目的やターゲットから外れていったり、同じような議論が繰り返されたりしていると、時間内に結論が出せなくなります。
プレゼンができないのでは意味がありませんから、話が脱線しそうな場合は、「時間が限られているから1回整理しよう。」とか、「ここでこの議論は結論を出して次に進もう。」など区切りを入れて、計画やスケジュールに沿った話し合いができるように軌道修正を図りましょう。
グループディスカッション後
グループディスカッション後は、代表者がプレゼンをし、必要に応じてメンバーがサポートをしてグループとしての活動は終わります。
ですが、グループディスカッションはプレゼンの内容という成果だけでなく、プロセスや態度などもチェックの対象なので、油断してはいけません。
他のグループの発表も真剣に聞く
自分たちが終わったからと気を抜くのではなく、他のグループの発表も真剣に聞き、質疑応答などの機会が与えられた場合には積極的に質問をしましょう。
グループディスカッション後に感想などを求められることや各発表に関するアンケートを求められることもあるので、一つひとつのグループの発表をしっかり聞くこと、異なる意見を学ぼうとする姿勢を見せることも大切です。
就活のグループディスカッションの練習後は、セミナーに参加
グループディスカッションを大学など仲間内で練習・対策する方法もあるでしょう。人数が十分集まり、時間や日程が合えばよいですが何度も繰り返し練習会を開くのは難しいことがあります。また、仲間内の意識の違い、評価点が不明瞭なこともあって、必ずしも効果的とはいえません。
そこで考えられる方法が、グループディスカッションのセミナーを活用する方法です。グループディスカッションセミナーのメリットを理解し、就活に生かしていきましょう。
メリット1.企業から求められていることを理解できる
そもそもセミナーは、グループディスカッションを目的にした専用のものです。自分達で行なうグループディスカッションとはノウハウの蓄積が違います。企業や業種毎に求められていることはなにか、評価点を知って就活に生かすことが可能です。
メリット2.実際の形式に近い形で練習できる
セミナーはただ講義を受けるだけでなく、実戦形式でグループディスカッションを練習できます。頭では理解していても実践で追いつかないなど、実践とロジカルは異なるものです。セミナーで実践を積むことによって、グループディスカッションを知り、進め方を肌で感じることができます。
メリット3.自分に自信が付く
グループディスカッションのテーマは毎回変わるので、完全に対策することはできません。毎回変わるテーマを練習するのではなく、グループディスカッション攻略のコツをマスターすることが、何よりの対策になります。
コツがわかればどんなテーマになっても柔軟に対応できる力が付きます。また、それによりテーマが変わってもグループディスカッションの意味を把握しているので、自信が持てるはずです。
このように、グループディスカッションのセミナーは、自分1人では難しい対策、人数がいてもただの議論だけではたどり着けない部分までカバーすることができます。グループディスカッション対策が不安なら、セミナーを利用する方法も考えてみましょう。
まとめ:就活のグループディスカッションの練習編
企業の採用試験や選考で扱われることもあるグループディスカッションですが、採用目線から評価を得るには、しっかりルールを理解した上で練習と対策を行う必要があります。評価のポイントを意識した練習をしましょう。
ただし個人での練習には限界もあるので、企業視点からスキルを身につけられるセミナーの活用も検討してみるとよいです。
就活市場では、グループディスカッションの対策の他、就活に役立つ情報を配信しています。