【思いましたの言い換え】志望動機では「思いました」の使い方が重要!一覧付きで解説

【思いましたの言い換え】志望動機では「思いました」の使い方が重要!一覧付きで解説

はじめに

文末に「思いました」が並んでしまい、本当にこれで良いのだろうかと感じる人も多いのではないでしょうか。

この言葉を適材適所で使うことや言い換えも用いて変化を加えることで、企業が受け取る印象が大きく変わります。

これを意識して実践できている就活生は少ないです。

志望動機の内容はもちろん大切ですが、企業に興味を持ってもらうにはその伝え方も重要なポイントです。

この記事では、志望動機では企業が何を知りたくて就活生は何を伝えるべきかや、「思いました」が相手に与える印象や言い換えの一覧などを紹介します。

「思いました」の文末表現の使い方を理解して、企業に評価される志望動機を作りたい人はぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること
  • 志望動機で伝えるべきこと
  • 「思いました」は相手にどんな印象を与えるのか
  • 「思いました」を使って、いい場合と悪い場合
  • 「思いました」を言い換える言葉
この記事をおすすめしたい人
  • 企業が志望動機から何を知りたいのか理解したい人
  • 志望動機に含めるべき3つのことを把握して評価される内容にしたい人
  • 自分のアピールしたいポイントを明確にする方法を知りたい人
  • 「思いました」を言い換えて表現の幅を持たせたい人
柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

【志望動機:思いましたの言い換え】志望動機とは

志望動機とは、「志望企業で働きたいと思った理由や動機」のことです。

なぜその企業に入りたいのかやその職種で働きたいのかを伝えるためのものです。

企業は志望動機を聞くことで、応募者の自社への志望度や仕事への理解度を知りたいと考えています。

良い志望動機にするには、志望企業の事業内容、業界内での位置付け、企業文化をよく研究することが大切です。

そして、自身のキャリア目標や価値観と合致するのか明確にすることが重要です。

【志望動機:思いましたの言い換え】志望動機で伝えるべきこと

志望動機では、企業が知りたいと望んでいる事柄を明確に伝えることが重要です。

まず、企業のどのような魅力を感じ志望するきっかけになったのかを伝えます。

次に、経験や強みを生かしてどのように活躍できると考えているのかを述べます。

さらに、同業他社ではなくその企業でなければならないことも明確にします。

これらを伝えるには、志望企業をよく調べ、自己分析の結果と照らし合わせて志望動機を考える必要があるでしょう。

志望動機で伝えるべきこと
  • 志望したきっかけ
  • 自分がどう活躍できるか
  • なぜその企業でなければならないのか

志望したきっかけ

企業にどんな魅力を感じたのかやなぜ魅力を感じたのかといった、志望するに至った出来事などそのきっかけを詳細に述べます。

その際、個人的な経験や体験にもとづく具体的なエピソードを用いて、明確に伝える必要があります。

例えば、企業の製品やサービスを利用した経験、業界のイベント参加、ニュースやメディアでの企業の話題などです。

これにより志望企業への志望度の高さをアピールすることに繋がります。

志望動機のメインとなる部分なので、志望企業が自分の目にどのように映ったのかやどのような印象を持ったのかなどをしっかり伝えましょう。

何に魅力を感じるかやどのような印象を持ったのかから、自分の価値観を表せる部分でもあります。

自分がどう活躍できるか

志望企業に就職した際に、どのように活躍できるかを具体的に述べることが重要です。

過去の経験から学んだことや取得した資格などを、仕事でどのように生かし貢献できるのかを明らかにしましょう。

これにより自分のやる気や経験や学びの再現性をアピールできます。

また、具体的な例を用いることで、企業は就活生と共に働くビジョンを想像しやすくなります。

これは、持っているスキルのポテンシャルを正確に評価してもらう助けにもなります。

例えば、特定のプロジェクトでどのように貢献できるか、特定の課題に対してどのようにアプローチするかなどです。

実際の業務に即した事例を用いると事業内容を理解していることも伝わって効果的です。

なぜその企業でなければならないのか

なぜその企業でなければならないのかを、志望動機の中に含めることが重要です。

企業に「それって他の企業でもできるよね?」と思われるような表面的な理由や、どのような企業にでも使える「あるあるな動機」は避けるべきです。

その企業特有の魅力を理解し、具体的に表現する必要があります。

表面的な志望動機は、業界研究や企業分析の深掘りができていない就活生に多い傾向があります。

企業分析を深めるためには、企業ホームページやOB・OG訪問で情報を集めたり、インターンシップを経験するなどが効果的です。

志望企業にしかない独自性のある特徴を把握して、入社後にどのように貢献したいのかを含めた内容にすると高評価につながります。

【志望動機:思いましたの言い換え】自分のアピールしたいポイントを明確にしよう

ほとんどの人が理解している通り、「思います」は感覚的な表現です。

「思う」を辞書で調べてみると、

「思う」を辞書で調べた

といった意味が出てきます。

また、希望や意志を表す語に続けることで、意志を聞き手に押し付けるような印象を緩和するといった使用法も可能です。

「ここから本題に入ろうと思います」という表現がわかりやすいでしょう。

このように、「思います」は相手の受け取る印象を弱めたいときに使う表現だといえます。

自分の強みをアピールする自己PRの場においては、実は使い勝手の良くない表現といえるのではないでしょうか。

文章に強弱をつけ、自分のアピールしたいポイントを明確にする

1707_2_70 (2)

それでは、「思います」という表現が自己PRの場でまったく使えないかというと、そんなことはありません。

どんな言葉も使い方次第で毒にも薬にもなりますから、上手な表現方法を身につけておきましょう。

「思います」には言葉の印象を弱める効果がある、と先に述べました。

言い換えれば、これは表現に強弱をつけられるということです。

例えば、次の文をくらべて見てください。

例文

 

1年間の語学留学で、日常会話だけでなく専門分野での議論ができるようになりました。この語学力を活かせる職場で働きたいと思います

 

1年間の語学留学で、日常会話だけでなく専門分野での議論ができるようになったと思います。この語学力を活かせる職場で働きたいです

 

いかがですか。2つの文では強調している点が異なることがわかるでしょう。

前者が自身の語学力に重心を置いているのに対し、後者では自分の希望に比重が寄っています。

わずかな違いですが、自分がなにをアピールしたいかによって、「思います」の使い方も異なってくることを知っておきましょう。

【志望動機:思いましたの言い換え】「思います」を使っていい場合と悪い場合

もう少し具体例を見ていきます。「思います」には強弱をつける効果があるわけですが、自己PRの場面では使って良いケースと悪いケースが存在します。

わかりやすいのは悪いケースでしょう。ここでも一文紹介します。

例文

 

私の長所はどんな場面でも諦めない心だと思います。

 

これは高校3年間続けていた部活動によって培われたと思います。

 

よく使われる表現ですが、これでは自己PRの場面にもかかわらず、自分のアピールポイントを弱めるような使い方をしてしまっています。また、自分のことをよく理解していないような印象も受けてしまいます。では、少し表現を変えてみましょう。

例文

 

私の長所はどんな場面でも諦めない心です。

 

これは高校3年間続けていた部活動によって培われたと思います。

 

こうすることによって、長所が諦めない心にあることがより明確になります。「部活動によって培われた」と考えるのは私ですが、実際には別の要因が関係しているかもしれません。あえて「思います」を使うことで、部活動以外の要因にも目を向けさせることが可能になります。

【志望動機:思いましたの言い換え】「思いました」の言い換え一覧

自分の考えや感じたことを言いたいときの文末に「思いました」を多用してしまっているので、他の表現にしたほうがいいのではと感じる場合があると思います。

実際、同じ表現を頻繁に使うと文章が単調になり、伝えたい思いの強さや熱意が十分に伝わらない可能性があります。

そのようなときに使える「思いました」と同等な表現方法の例文を紹介します。

文章の表現を増やして、読み手の興味を引き続けられる文章を目指しましょう。

「思いました」の言い換え一覧
  • 考える
  • 感じる
  • 意識する
  • 認識する
  • 印象に残る

考える

貴社の業界をリードするSDGsに対する取り組みを知り、その事業に自分も貢献したいと強く考えるようになりました。

貴社の持続可能な発展に向けた姿勢は、私の価値観と深く合致し将来的なキャリアビジョンを明確にするきっかけとなりました。

貴社の目指す目標に向けたマーケティングで貢献をしたいです。

感じる

インターンシップでの座談会で、社員の方々との対話を通じて貴社の企業文化の温かさを深く感じました。

例えば、チームワークを大切にする様子や、新人の意見にも耳を傾ける姿勢などが強く印象に残っています。

その経験は私が求める理想的な職場環境と一致し、貴社へ入社した気持ちが更に高まりました。

意識する

貴社の長期的な事業ビジョンについて知ることで、自分もその実現に貢献したいと強く意識しました。

特に、貴社が目指す技術開発やイノベーションに関する将来像は、私のキャリア目標と合致するものです。

このような革新的な環境で自らのスキルと創造性を発揮することで、貴社の事業成長に貢献できると確信しています。

認識する

貴社の先端的な自動運転技術に関するサービスに触れたことで、市場への影響力の大きさを改めて認識しました。

特に、AIを活用した車両制御システムにおけるアプローチは、大学で学んだ分野であり深い関心を持つようになりました。

大学のプロジェクトでの経験を活かし、貴社の自動運転技術開発において貢献したいです。

印象に残る

留学先で貴社のエネルギーソリューションが地域社会に与える影響を目の当たりにしました。

特に、太陽光パネルを利用した発電システムが安定した電力供給をもたらし、現地の方々から感謝され素晴らしいことと印象に残っています。

その経験から、グローバルな視点で社会貢献をする貴社の一員になり活躍したいです。

自信がないときには「考えます」

1707_2_70 (3)

「思います」は使い勝手の良い表現ですから、ついつい使ってしまう人は多いでしょう。

しかし、これまで紹介してきた通り、自分の強調したいことを弱める働きをする危険性もあります。

必要な場面では断定表現「です・ます」を使うことも、自分を正しく伝えるためには大切です。

とはいえ、自信がないとなかなか断定表現を使うのは難しいものです。

それならば「思います」の代わりに「考えます」を使ってみてはどうでしょうか?

「思います」が自分の気持ちを、断定表現が客観的事実を表現しているとすれば、「考えます」はその中間地点、自分の意見を述べているような印象を与えることができます。

先ほどの例でいえば「高校3年間続けていた部活動によって培われたと考えます」と表現することで、「思います」よりも諦めない心の根拠が部活動にあることを伝えられるでしょう。

【志望動機:思いましたの言い換え】 表現の仕方で印象は大きく変わる

これまでに培ってきたスキルや経験は今更変えることはできません。

しかし、その経験をどう伝えるかは今すぐにでも変えることが可能です。

表現をほんの少し変えるだけで、相手が受ける印象は大きく変わります。

同じ経験を大きく見せるか小さく見せるかは自分次第です。

「思います」をうまく使いこなして、表現の幅を広げましょう。

RECOMMEND この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます

広告掲載をご検討の企業さまへ