看護師になるには学校で看護の知識は十分だとしても、人を相手にする仕事としての経験は実際に現場に行かなければ得られません。看護師がインターンシップに応募することは、実習の意味も兼ね備えている大切な経験と言えます。看護インターンシップの内容は小児科や内科、外来看護など医療機関によってさまざまなので、自分が経験したい看護内容を良く検討して応募することです。看護師の志望動機のポイントを知り、効果的にアピールすることは、インターンシップの選考に有利に働くことでしょう。
看護インターンシップについて理解する~志望動機が明確に!~
看護師の職場体験であるインターンシップに行く時期としては、1~2年生のあいだがおすすめです。看護学生はいつインターンシップに参加してもいいので、3年生になって実習国家試験で忙しくなる前に参加するのが望ましいでしょう。看護インターンシップは1~2日間で行われることが多く、さまざまな処置やカルテ作成などのほかにも病院内の見学や夜勤の体験もできます。インターンシップが実習と異なるのは、1日を通して看護師の仕事を見学することができる点です。実習では1日の看護計画を立て、これに沿って行動しなければなりません。インターンシップでは看護師の患者さんへの接し方や処置の方法などを実際に見ることができます。このようなことを踏まえた上で、自分が必要とする医療内容のインターンシップを検討することで志望動機もはっきりしてくると言えます。
看護インターンシップのメリットを知る~就職にも影響!?
看護師がインターンシップをするメリットは何でしょうか。それはインターンシップにより、医療関係者と患者さんの関わりを見ることができることでしょう。自分1人では得られなかった『気づき』があったり、自分に合った就職先を選ぶときの判断材料となる経験ができたりと、大きなメリットがあります。また、看護インターンシップは経験できる仕事内容が医療機関により違うので、自分の興味のある分野を選ぶことができます。仕事をしている看護師と話すことで、その職場の現場の声を聞くことができるので、これを貴重な体験として将来へ役立てていくことができるでしょう。
看護師としての将来のビジョンを持とう!
看護師インターンシップをする医療機関を選ぶときには、闇雲にどこでもいいから参加しようとするのは避けたほうがいいでしょう。自分が将来的になりたい看護師はどのような仕事内容なのか、なぜその医療機関なのかを良く検討してみることです。それには具体的な診療科や、患者さんへの関わり方についても考える必要があると言えます。看護師インターンシップの志望動機は、例えば小児科とリハビリテーション科ではアピール内容が異なってくるもの。そのときに診療する科に合った具体的な志望動機を伝えることが可能になり、インターンシップ選考者へのアピールが効果的になることでしょう。
看護師の志望動機の例文を参考にしよう!
看護インターンシップに応募する際には、志望動機の例文を参考に定型文をイメージすると書きやすいでしょう。例えば小児科では『病気の子供に対するその病院の姿勢や魅力』を伝えてアピール、専門的な治療の医療機関には『高い専門性とケアについて』、大学病院では『幅広い分野への対応ができ、多くの診療科目や教育体制があるのでスキルアップできる』という志望動機が伝わりやすいと言えます。また、志望動機には、初めに看護師に向いているという素質を具体的なエピソードを入れて伝えておきましょう。これは経験がない看護学生の大きなアピールポイントです。
看護インターンシップの志望動機まとめ
看護師インターンシップへ応募する際は、インターンシップとは何かを知り、興味を持てて自分に合っていると考える医療機関はどこなのか良く検討することです。そうすることで明確な志望動機を医療機関に伝えることができると言えます。看護師インターンシップはこれからの看護師人生に大きな影響を与えるものと言っても過言ではないでしょう。