IT業界の長期インターンについて徹底解説

IT業界の長期インターンについて徹底解説

はじめに

ただ漠然とIT企業に魅力を感じており、IT企業のインターンシップや就職を考えている学生も多いです。

ただIT業界といってもどんな仕事をするのか、どんな業種・職種があるのか、プログラミング未経験でもインターンに参加できるのか等の疑問を持っている方は多いと思うので、この記事を読んで理解していただければ幸いです。

そもそも長期インターンとは?

そもそも長期インターンとは何かよく知らないという人、また短期インターンについても正しく理解できていない学生も中にはいるので、簡単に説明していきます。

長期インターン

長期インターンとはその名の通り、長期間にわたり、実際に就業体験を行うことです。

期間については参加したい業界・企業にもよりますが、基本的には約3か月以上であることが多いです。

主にベンチャー企業が求人募集を実施している場合が多く、企業によっては給与が発生する場合があります。

長期インターンは実際に就業体験を長期間行うため、戦力として考えられる場合が多く、責任を持って仕事に取り組まなければなりません。

短期インターン

短期インターンとはその名の通り、短期間で就業体験などを行うというものです。

期間については参加したい業界・企業にもよりますが、1日から1週間程度である場合が多いといえます。

1日のみのインターンは1day仕事体験などと呼ばれており、就業体験というよりも業界説明や企業説明であることが多いです。

3日間、5日間などの期間で毎日出社して、就業体験やワークショップを行う場合も多く、企業によって異なるので希望する業界・企業があるのであれば事前に確認しておくことをおすすめします。

短期インターンは夏季に募集を実施していることが多く、長期インターンとは異なり、給与が発生することはほぼないといえます。

IT業界とは?

そもそもIT業界とは一体どのようなものなのか、「IT」という言葉は何か漠然としていて何を示しているのかがよくわかりません。

ここではIT業界とは一体どのようなものなのかについて詳しく説明していきます。

IT業界は5つに分類することができる

IT業界といってもあまりにも範囲が広すぎるため、5つに分けて説明していきます。

インターネットweb業界

インターネットweb業界とはインターネットやwebを介して社会に向けてなんらかのサービスを提供している業界のことをいいます。

グーグルやヤフーなどが提供する検索エンジンを使って分からない用語を調べたり、InstagramやTwitter、LINEなどに代表されるSNSを使って人とコミュニケーションツールを提供したり、ネット通販のECサイトを運営している企業などはインターネットweb業界に属しているといえます。

通信業界

通信業界とは通信という名前がついているように、携帯電話や自宅電話、Wi-Fiなどの回線に関わる通信サービスを提供している業界のことをいいます。

電話回線等はなくてはならないインフラであり、現在の私たちの生活に欠かせないため、重要な役割を担っているといえます。

電話回線やインターネット回線の整備やネットワーク構築、保守・運用を日々行っています。

NTTドコモ・ソフトバンク・KDDIの三大キャリアを代表例として挙げることができます。

ハードウェア業界

ハードウェア業界とは皆さんが普段使っているスマートフォンやパソコン、スマートウォッチなどのウェアラブル端末のような電子機器を開発・販売している業界のことをいいます。

他にも冷蔵庫や洗濯機などのような家電製品もIT業界からは外れるもののハードウェアに該当します。

NECや東芝、日立、富士通、京セラなどが具体例として挙げることができます。

ソフトウェア業界

ソフトウェア業界とは文字入力ソフトや図表作成ソフト、法人向けの人事労務管理ソフト、ウイルス対策ソフトなどを提供している業界のことをいいます。

最近では、他にも家電製品や自動車、スマートフォンなどのようにソフトウェアとハードウェアが一体となった製品の開発を手掛けている企業も増加しています。

アップルやマイクロソフト、国内では日本オラクル、NTTデータ、トレンドマイクロ、東芝テックなどが具体例として挙げることができます。

情報処理サービス業界(SI)

情報処理サービス業界とは顧客となるそれぞれの企業に応じた独自システムの開発をヒアリングを行い、提案、開発、試験、運用までの一連の流れに沿って請け負う業界のことをいいます。

基本的にはシステム構築の際の設計・開発・保守・運用までの全工程を請け負い、進捗状況などを常に把握しながら進めていくというのが主な業務内容です。つまり実際にプログラムを書く開発だけを行うわけではないということです。

NTTデータや富士通、BIPROSY(旧日本ユニシス)、外資系であればIBMなどが具体例として挙げることができます。

IT業界のインターンの特徴

ここまででなんとなくでもIT業界について理解できたのではないかと思います。ここからはIT業界のインターンシップの特徴について紹介していきます。

実践的なスキルを学ぶことができる

特にシステム開発などを行っているSIerと呼ばれる企業の長期インターンでは、実際に戦力として考えられ、社員と同じ環境で働くため、短期インターンと比較してその業界・企業の業務に必要な実践的なスキルを学ぶことができるのです。また短期インターンでもグループで成果物の発表などを行う場合があり、より業務に近いものを体験できるため、実践的なスキルを学ぶ機会はあるといえます。

開発を体験できることがある

これは特にシステム開発などを行っているSIerと呼ばれる企業のインターンに多く、これらの企業では実際に設計・開発・保守・運用までの一連の流れを疑似体験することができる場合があります。

実際の業務で使われている環境でシステム構築の全工程を体験できるインターンもあるため、それぞれの企業の開発を肌で感じることができます。

ただ、これらはインターンとしては非常に人気が高く、高倍率となることが多いため、注意が必要となります。

給与が発生する場合がある

これは他業界の長期インターンにおいても当てはまることですが、IT業界の長期インターンの場合、給与が発生するケースがあります。

前述したように長期インターンでは在学中に長期間にわたり実際に就業するため、給与が発生することはあるのです。

IT業界は他業界と比較して、スタートアップ企業が多いため、興味のある学生は是非探してみることをおすすめします。

IT業界のインターンではプログラミングスキル・知識は必要?

結論としてはIT業界だからといって必ずしもプログラミングスキルが必要なわけではありません。

前述したようにIT業界は5つに分類することができるため、どの業界・職種を志望しているかによって変わります。

例えば、ハードウェア業界・ソフトウェア業界・情報処理サービス業界(SI)などで開発を行うエンジニア職を志望する場合、インターンの際に実際のシステム構築を行う可能性があるため、一定のプログラミング知識・スキルを応募条件として設けている企業もあります。

ただ、それらの企業の営業職等を希望する場合は勿論、そうでない場合もプログラミング知識・スキルを不要としている企業も多くあるため、参加するインターンの参加条件の項目を事前に確認しておく必要があります。

IT業界の長期インターンの選考について

IT業界のインターンは長期であっても短期であっても何らかの選考がある場合が多いです。

それはIT業界自体の人気が高いことが関係しています。個々では具体的にどのような方法で選考が行われているのかについて紹介していきたいと思います。

多岐にわたっている

ITの業界の長期インターンでは短期インターンとは異なり、採用方法は多岐にわたっています。

具体的には履歴書・ESなどの書類選考や面接、紹介などが挙げられます。基本的には求人サービスを通じて長期インターン先を探していくのが一般的ですが、友人、知人などの紹介で面接が受けられたりする企業もあり、採用方法は複数あるといえます。

様々な方法があるため、まずは長期インターン向けの求人サービス等を活用し、参加したいと思う企業を見つけてみるのが最適です。

ポートフォリオ作成

ポートフォリオとはエンジニアなどの技術者が自分の技術力を企業等にアピールするための自己PRのようなものです。

特にエンジニア職やプログラマー職のインターンへの参加を希望する場合は、企業によって自分のポートフォリオの提出が必要な場合があります。

インターン選考におけるポートフォリオ提出はSIなど情報処理サービス業界に多い傾向があります。

IT業界を目指している人が持っておいた方が良い資格

ここまでの話を聞いて、中にはIT業界に有利な資格を今のうちに取得したいと考えている方もいるでしょう。

よって、ここからはIT業界を目指す人が持っておいた方が良い資格をいくつか紹介していきます。

ただ前述しているようにIT業界といっても非常に広範囲で様々であるため、IT業界の中でもどの業界にいきたいのかによって必要な資格は異なるため、事前に調べておくことをおすすめします。

ITパスポート

ITパスポートとはITに関する基本的な知識を習得したい人におすすめの資格です。

今や、ITに関する知識は業界や職種に関係なく必要であるため、IT業界を目指している方はもちろん、目指していない方にとっても取得する意義のあるものといえます。

国家資格であるということが大きな特徴の一つです。

MOS(microsoft office specialist)

MOSとはビジネスシーンにおいても多用されるWord・Excel・PowerPoint・Access・Outlookなどのofficeソフトの利用スキルをアピールすることのできる人気の資格です。

MOSを取得するとofficeソフトを問題無く利用することができると証明することができるため、一般事務や会計・経理を志望する人におすすめです。

IT業界の長期インターンの探し方

IT業界の長期インターンについて紹介してきました。

では、実際にIT業界の長期インターンに参加するにはどうすればいいのかわかりますか?

ここからはそんな方向けに具体的なIT業界の長期インターンの探し方についていくつか紹介していきます。

就活市場インターン

「就活市場インターン」では自分にあったインターンがよくわからない、という方向けに個別相談を実施し、最適なインターンシップ先を紹介してもらえるサービスを行っています。

皆さんが感じている疑問を相談会にて、全て解決してもらうことができるので、気になる方は是非ご覧になってください。

 

Wantedly Internship

「Wantedly Internship」は主にIT系ベンチャー企業が多く掲載されていて、長期インターンを多く募集しているため、自分にあったインターン先を探すことが可能なビジネスSNSです。

どんな企業が掲載しているのか少しでも気になったり、応募してみたいと感じたら、メッセージ機能を使って企業と簡単にコンタクトを取ることができるため、おすすめできるサービスです。

スマートフォン対応のアプリ版もあるので気になった方は是非ご覧になってください。

 

 

ゼロワンインターン

「ゼロワンインターン」は主にベンチャー企業が長期インターンを多く募集しているため、自分に合ったインターン先を探すことが可能なサービスとなっています。

ただ、IT業界以外にもさまざまな業界のスタートアップ企業が掲載されているため、業界を限定せずにみてみたいという方におすすめとなっています。

まとめ

今回はIT業界とは一体なんなのか、どんな仕事をするのか、そもそも長期インターンとはどういうものなのか等を説明させていただきました。

この記事を読んで少しでも皆さんのお力になれたのであれば幸いです。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

RECOMMEND この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます