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【内閣府の志望動機】内閣府とは
内閣府は、日本の行政機関の中でも極めて特殊的かつ重要な立ち位置にある組織です。
一言で言えば、内閣総理大臣を直接補佐し、国政の重要課題における「司令塔」としての役割を担っています。
志望動機を作成するにあたり、他の省庁(財務省や経済産業省など)との役割の違いを明確に理解しておくことは避けて通れません。
内閣府は特定の産業や分野のみを担当するのではなく、複数の省庁にまたがる課題や、どの省庁にも属さない新しい課題を取り扱います。
そのため、国全体の舵取りを行う戦略的な視点が求められる職場です。
ここでは、内閣府が具体的にどのような業務を行っており、組織としてどのような特徴を持っているのかを解説します。
まずは組織の全体像を掴み、志望動機作成の土台を固めましょう。
内閣府の業務内容
内閣府の業務は非常に広範囲にわたり、まさに「国の知恵袋」とも言える多種多様な政策を扱っています。
主な業務の一つは、経済財政政策の運営や科学技術・イノベーション政策など、国家戦略の根幹に関わる重要政策の企画・立案です。
これらは単一の省庁では完結できない大きなテーマであり、内閣府が中心となって方向性を示します。
また、男女共同参画、少子化対策、防災、地方創生、沖縄振興、北方領土問題など、社会的な重要度が高く、かつ横断的な取り組みが必要な分野も担当しています。
さらに、宇宙開発やAI戦略といった最先端の分野や、公文書管理、栄典(叙勲など)といった伝統的な業務も内閣府の所管です。
このように、内閣府の仕事は、既存の枠組みにとらわれない新しい課題への対応から、国としての威厳を保つ業務まで多岐にわたります。
共通しているのは、各省庁の縦割り行政の弊害を排除し、国全体としての最適解を追求するという点です。
政策の企画から現場での調整まで、ダイナミックな行政運営に携わることが業務の中心となります。
内閣府の特徴
内閣府の最大の特徴は、他の省庁よりも一段高い視座から、省庁間の調整を行う「総合調整機能」を持っている点にあります。
各省庁がそれぞれの担当分野(例えば農林水産省なら農業)の利益を追求する傾向があるのに対し、内閣府はそれらを俯瞰し、国益全体の観点からバランスを取る役割を果たします。
そのため、強力なリーダーシップと高度な調整能力が必要とされる場面が多く、内閣総理大臣の意向を政策に反映させるためのエンジンとして機能しています。
また、組織の構成員が多様であることも大きな特徴です。
プロパー職員(内閣府で採用された職員)に加え、他省庁からの出向者、民間企業や大学からの専門家などが集まっており、まさに「人材のるつぼ」となっています。
多様なバックグラウンドを持つ人々が議論を交わすことで、柔軟かつ多角的な視点から政策が生み出されます。
この多様性と流動性の高い組織風土は、固定観念にとらわれずに新しい解決策を模索する上で大きな強みとなっており、他の省庁にはない独特の活気があります。
【内閣府の志望動機】内閣府の魅力
内閣府で働くことの魅力は、国家の中枢で「未来の日本」をデザインできる点に尽きます。
特定の業界や分野に縛られることなく、国全体の進むべき道を考えられるのは内閣府ならではの醍醐味です。
志望動機を書く際は、このスケールの大きさと、難解なパズルを解くような調整業務の面白さをどう捉えているかが重要になります。
ここでは、多くの職員がやりがいとして挙げる内閣府ならではの魅力を3つ紹介します。
これらは、あなたがなぜ他の省庁ではなく内閣府を選んだのかという理由を補強する強力な材料になります。
自分が将来どのような規模感で仕事をしたいのかをイメージしながら、これらの魅力を自分事として捉え直してみてください。
国政の最重要課題に対し司令塔として関われる
内閣府の最大の魅力は、ニュースの一面を飾るような国政の最重要課題に対し、司令塔として最上流から関われることです。
経済成長戦略や全世代型社会保障改革など、国の行方を左右する大きなテーマについて、総理大臣や官房長官の意向を踏まえながら政策の青写真を描くことができます。
各省庁が個別の施策を実行するプレイヤーだとするなら、内閣府はそれらを指揮し、全体の戦略を立てる監督やプロデューサーのような立場と言えます。
自分が作成に関わった資料が「骨太の方針」などの国家戦略に反映され、日本全体の動きを決定づける瞬間に立ち会えるのは、公務員として最高レベルのやりがいです。
もちろんプレッシャーは計り知れませんが、その分だけ社会に与えるインパクトの大きさや達成感は他では味わえません。
日本の未来を左右する意思決定の場に近い環境で働けることは、高い志を持つ人にとって代えがたい魅力となるでしょう。
省庁の枠を超えた横断的な課題解決ができる
現代社会が抱える課題の多くは複雑化しており、一つの省庁だけでは解決できないものが増えています。
例えば「子供の貧困」というテーマ一つとっても、福祉(厚労省)、教育(文科省)、地域(総務省)など複数の視点が必要です。
内閣府は、こうした省庁間の「隙間」や「重複」を整理し、縦割り行政の壁を取り払って課題解決に導く調整役を担います。
この「横断的なアプローチ」こそが内閣府の真骨頂であり、大きな魅力です。
関係各所の利害が対立する場面でも、粘り強い交渉と大局的な視点を持って合意形成を図るプロセスは、非常に知的な刺激に満ちています。
異なる組織文化や考え方を持つ相手をまとめ上げ、一つの方向へ導いていく仕事は、高度なコミュニケーション能力と政治的なセンスを磨くことができます。
様々な分野の専門知を結集させて一つの大きな成果を生み出すダイナミズムを感じられるのは、全体のハブとなる内閣府だからこそです。
最先端分野や未開拓のテーマに挑戦できる
内閣府は、既存の省庁の管轄に収まらない新しいテーマや、国家として戦略的に取り組むべき最先端分野を担当することが多々あります。
宇宙開発、AI・イノベーション、スタートアップ支援など、これからの日本の成長エンジンとなる分野をいち早く手がけることができます。
前例のない未知の領域に対して、ゼロから制度設計やルール作りを行える点は、新しいもの好きや知的好奇心が旺盛な人にとって非常に魅力的な環境です。
定型的な業務をこなすだけでなく、時代の変化に合わせて次々と新しいミッションが降りてくるため、常に学び続ける姿勢が求められます。
しかしそれは裏を返せば、常に時代の最先端に触れ続けられるということです。
日本の未来を切り拓くフロンティアとして、新しい価値観や社会システムを創造できることは、変化の激しい現代において非常にエキサイティングな経験となるでしょう。
【内閣府の志望動機】内閣府の求める人物像
内閣府は「役所の中の役所」とも呼ばれる調整官庁であり、そこで求められる能力や資質は他の省庁とは少し色が異なります。
単に事務処理能力が高いだけでは不十分で、複雑な利害関係を解きほぐす人間力や、広い視野が不可欠です。
採用担当者は、あなたが組織の潤滑油となり、かつエンジンとなれる人材かどうかを見極めようとしています。
ここでは、内閣府の業務特性から導き出される「求める人物像」を3つのキーワードで解説します。
これらは自己PRや志望動機を作成する際の指針となります。
自分の強みがこれらの要素といかに合致しているかをアピールすることで、採用担当者に「内閣府で活躍できるイメージ」を持たせることができます。
物事を俯瞰し大局的な視点で判断できる視野の広さ
内閣府の職員には、個別の事象にとらわれず、国全体を俯瞰して物事を捉える「鳥の目」が求められます。
一つの政策を進める際にも、それが経済、地方、国際関係、財政などにどのような波及効果をもたらすのか、多角的にシミュレーションする能力が必要です。
「木を見て森を見ず」にならず、全体最適を常に意識できるバランス感覚が何よりも重要視されます。
特定の分野に精通するスペシャリストであると同時に、それらを統合して判断するゼネラリストとしての視座の高さが求められます。
面接やエントリーシートでは、目の前の課題だけでなく、その背景にある社会構造や将来的な影響まで思考を巡らせているかが見られています。
自分の専門領域だけでなく、幅広い分野に関心を持ち、それらを関連付けて考えられる知的な柔軟性を持つ人物が歓迎されます。
異なる意見をまとめ上げる高い調整力とコミュニケーション能力
内閣府の仕事の大半は「調整」です。
各省庁の担当者はそれぞれの正義を持って主張してくるため、意見が対立することは日常茶飯事です。
そうした状況下で、相手の立場を尊重しつつも、国としての方向性を提示し、全員が納得できる着地点を見出す高度な交渉力とコミュニケーション能力が求められます。
単に相手の話を聞くだけでなく、こちらの意図を正確に伝え、協力を引き出す説得力が必要です。
この調整力には、論理的な正しさだけでなく、人間的な魅力や信頼感も含まれます。
「この人の言うことなら聞こう」と思わせるような、誠実かつ粘り強い対話の姿勢が評価されます。
学生時代の経験においても、リーダーとしてチームを引っ張った経験だけでなく、対立する意見の間に入って解決に導いた経験や、多様なメンバーを繋ぎ止めた経験がある人は、内閣府の適性が高いと判断されるでしょう。
前例のない課題に対し果敢に挑むチャレンジ精神
内閣府が扱う課題には、正解や前例がないものが多く含まれます。
少子高齢化、災害対策、科学技術の革新など、誰も経験したことのない問題に対して、「前例がないからできない」と思考停止するのではなく、「どうすればできるか」を考え抜くチャレンジ精神が求められます。
困難な壁にぶつかっても、既存の枠組みを疑い、新しいアプローチを提案できるバイタリティが必要です。
行政官庁というと保守的なイメージを持たれがちですが、内閣府に関しては、変化を恐れない姿勢が特に評価されます。
失敗を恐れずに仮説を立てて実行し、修正しながら前に進むアジリティ(俊敏性)も重要です。
未知の領域に対しても好奇心を持って飛び込み、自ら道を切り拓いていく主体的でタフなマインドを持った人物こそ、これからの内閣府を支える人材として期待されています。
【内閣府の志望動機】志望動機を作成する際のポイント
内閣府の志望動機で最も苦労するのは、「なぜ他省庁ではないのか」という問いに対する答えです。
多くの学生がこの部分で曖昧な回答をしてしまい、説得力を欠いてしまいます。
内閣府の独自性を理解し、自分自身のキャリアビジョンと巧みにリンクさせることが、選考突破の鍵となります。
ここでは、他の就活生と差をつけるための志望動機作成のポイントを4つ紹介します。
これらは論理構成の核となる部分です。
自分の書いた文章がこれらのポイントを押さえられているかを確認しながら推敲を重ねてください。
具体的で論理的な志望動機は、あなたの熱意を正確に伝えるための最大の武器になります。
なぜ「内閣府」かを明確にする
最も重要なポイントは、内閣府と他の省庁との役割の違いを明確に意識した動機にすることです。
「少子化対策をしたい」なら厚生労働省やこども家庭庁でも可能ですし、「経済発展」なら経済産業省でも可能です。
そこで、「現場の制度運用ではなく、省庁横断的な予算配分や全体戦略に関わりたい」や、「福祉と労働、教育を切り離さず、包括的なパッケージとして政策を打ち出したい」といった、内閣府でしかできないアプローチを語る必要があります。
「縦割り行政の弊害」や「総合調整の必要性」に触れることで、内閣府の存在意義を理解していることを示しましょう。
また、特定の省庁に偏らない中立的な立場から国政に関わりたいという視点も有効です。
「なぜその仕事をやる場所が内閣府でなければならないのか」という必然性を、具体的な業務内容と絡めて論理的に説明できるようにしてください。
関心のある政策テーマと自身の経験を結びつける
内閣府の業務範囲は広いため、「何でもやりたい」では逆に焦点が定まりません。
自分が特に関心を持っている政策テーマ(例えば、防災、地方創生、科学技術など)を一つか二つ挙げ、それに対する熱意を語りましょう。
その際、単なるニュースの感想ではなく、自身の留学経験、ボランティア活動、ゼミでの研究などの実体験と結びつけることが重要です。
「被災地ボランティアで縦割り行政の壁を感じた」といった原体験があれば、内閣府の総合調整機能を志望する強力な根拠になります。
自分自身の経験から湧き上がる問題意識こそが、志望動機に独自性と説得力を与えます。
ただし、その分野だけに固執しすぎると「視野が狭い」と思われる可能性もあるため、入り口としての関心分野を示しつつ、広く国政に関わる意欲も見せるバランスが大切です。
「調整役」としての資質を裏付けるエピソードを入れる
内閣府の業務の核である「調整」に適性があることを証明するエピソードを盛り込みましょう。
サークル活動やアルバイト、部活動などで、立場の違う人々の意見をまとめ上げた経験や、組織全体の目標のために黒子として奔走した経験などが効果的です。
自分が前に出て目立つだけでなく、周囲を巻き込んで合意形成を図るプロセスを大切にできる人間であることをアピールします。
エピソードを語る際は、どのような困難な状況があり、自分はどのような工夫をして調整を行い、その結果どうなったのかを具体的に記述します。
特に、対立する意見を単に妥協させるのではなく、双方が納得する第三の案を提示した経験などは高く評価されます。
この資質のアピールにより、入省後に即戦力として活躍できるポテンシャルを感じさせることができます。
入省後のキャリアビジョンと貢献の形を描く
志望動機の締めくくりとして、入省後にどのような職員になりたいか、どのような社会を実現したいかというビジョンを提示します。
「日本経済の再生を司令塔として牽引したい」「災害に強い国土強靭化のグランドデザインを描きたい」など、少し大きな視点での目標を語ることが内閣府らしいと言えます。
また、ジェネラリストとして幅広い分野を経験し、多角的な視点を養いたいという成長意欲を示すのも良いでしょう。
ビジョンを語ることで、長期的な視点でキャリアを考えていることが伝わり、定着して活躍してくれる人材だという印象を与えます。
単に「学びたい」という受け身の姿勢ではなく、自分の能力を使って国や国民にどう貢献するのか(Giveの視点)を明確にすることが、採用担当者の心を動かすポイントです。
【内閣府の志望動機】志望動機を伝える際の注意点
内閣府への熱意が空回りしてしまわないよう、いくつかの注意点を心に留めておく必要があります。
公務員試験全般に言えることですが、特に内閣府は役割が抽象的になりがちなため、言葉選びには慎重さが求められます。
誤った認識や不適切な表現は、志望度や適性を疑われる原因となります。
ここでは、志望動機をブラッシュアップするためのチェックリストとして、避けるべき表現や意識すべきポイントを解説します。
プロフェッショナルな行政官としての資質を疑われないよう、細部まで気を配りましょう。
どの企業・組織でも通じる内容にしない
「人々の役に立ちたい」「社会を良くしたい」といった抽象的すぎる表現は避けましょう。
これは民間企業でも地方公務員でも言えることであり、内閣府を志望する理由としては弱すぎます。
また、単に「政策立案がしたい」というだけでも不十分です。
なぜ「国」なのか、その中でもなぜ「内閣府」なのかまで深掘りできていない内容は、リサーチ不足と判断されます。
内閣府独自の施策名や会議体(経済財政諮問会議など)の名称を出すなどして、具体性を持たせることが大切です。
誰にでも書けるありきたりな文章ではなく、あなた自身が調べ、考えた形跡が見える文章を目指してください。
具体的なキーワードが入っているかどうかで、読み手に与える印象は大きく変わります。
内閣官房や他省庁の役割と混同しない
内閣府とよく混同されるのが「内閣官房」です。
内閣官房は総理の直接的な補佐や危機管理の初動対応などが主務であり、内閣府とは役割分担が異なります。
また、特定の分野(例えば教育のみ)に特化した志望動機を書くと、「それは文部科学省でやるべきでは?」と突っ込まれる可能性があります。
内閣府の所掌事務を正しく理解し、他組織との境界線を意識して書くことが必須です。
特に面接では、他省庁との併願状況や、その中での優先順位を聞かれることがよくあります。
その際に論理的に内閣府が第一志望である理由を説明できるよう、組織図や業務案内を熟読しておきましょう。
「連携」や「総合調整」といったキーワードを適切に使うことで、役割の違いを理解していることを示せます。
評論家のような批判的な視点だけで終わらない
現状の政策に対する課題意識を持つことは重要ですが、それを批判するだけで終わってはいけません。
「政府の対応は遅い」「今の政策は間違っている」といった批判は、これから組織の一員になろうとする人間の言葉としては不適切です。
また、理想論ばかりを語り、現実的な制約(予算や法律など)を無視した提案も、実務能力への懸念を抱かせます。
大切なのは、課題に対して「自分ならどう汗をかいて解決に導くか」という当事者意識です。
「現状には〇〇という課題があるが、省庁間の連携を強化することで解決の糸口を見つけたい」といった建設的な姿勢を示しましょう。
批判ではなく、改善への情熱と行動意欲を伝えることが、ポジティブな評価につながります。
【内閣府の志望動機】内閣府の志望動機例文
最後に、これまでのポイントを踏まえた志望動機の例文を3つ紹介します。
それぞれ「防災」「科学技術」「少子化対策」という異なるテーマを軸にしつつ、内閣府ならではの「調整」「司令塔」「横断的」という要素を盛り込んでいます。
これらの例文は、あくまで構成や表現のヒントとして活用してください。
あなた自身の経験や言葉で語ることで初めて、説得力のある志望動機が完成します。
自分ならどのエピソードを使えるか、想像を膨らませながら読んでみてください。
例文1
私は、災害に強く、誰もが安心して暮らせる強靭な国づくりに貢献したいと考え、貴府を志望します。
大学時代、被災地でのボランティア活動に参加した際、支援物資の供給や避難所運営において、行政の縦割り構造が迅速な対応の足かせになっている現状を目の当たりにしました。
この経験から、省庁の枠を超えた指揮命令系統の整備と、平時からの総合的な防災計画の重要性を痛感しました。
貴府の防災担当は、各省庁や地方自治体を繋ぐ扇の要であり、国全体の防災力を底上げできる唯一の組織です。
私の強みである「異なる意見を調整し、最適解を導く力」を活かし、関係機関との連携強化や、被災者支援制度の抜本的な見直しに携わりたいです。
現場の声と政策を繋ぐ架け橋となり、国民の命を守る体制づくりに尽力します。
例文2
科学技術の力で日本の経済成長と社会課題の解決を両立させる「Society 5.0」の実現に貢献したく、貴府を志望します。
研究室でAI活用に関する研究を行う中で、優れた技術がありながらも、法規制や倫理的な課題により社会実装が進まないジレンマを感じました。
技術革新を社会の豊かさに繋げるためには、各省庁に分散している規制や振興策を統合し、国として大きなビジョンを描く司令塔機能が不可欠だと考えています。
貴府において、科学技術・イノベーション政策の推進を担い、研究開発環境の整備や、スタートアップ支援のエコシステム構築に挑戦したいです。
持ち前の「新しい知識を吸収し続ける探究心」を発揮し、世界と勝負できる日本の未来をデザインする仕事に全力で取り組みます。
例文3
少子化という国難に対し、構造的なアプローチで持続可能な社会システムを再構築したいと考え、貴府を志望します。
教育実習を通じ、子供の貧困や虐待といった問題が、家庭の経済状況や親の労働環境と密接に絡み合っていることに気づきました。
これらの課題は、教育、福祉、労働といった単一の分野では解決できず、横断的な政策パッケージが必要です。
貴府は、こども家庭庁とも連携しつつ、経済財政運営の視点からも少子化対策を推進できる点に強く惹かれています。
私は、ゼミ活動で培った「多角的な視点で物事を分析する力」を活かし、子育て世代が希望を持てる社会環境の整備や、全世代型社会保障への転換に寄与したいと考えています。
省庁の垣根を越えた政策連携のハブとなり、日本の未来を支える基盤作りに貢献します。
まとめ
内閣府への志望動機作成において最も大切なのは、その「立ち位置」を正しく理解することです。
特定の分野だけでなく、国全体を俯瞰し、省庁間の隙間を埋め、未来への指針を示すという役割は、内閣府にしか果たせません。
志望動機では、あなたの持つ「広い視野」や「調整力」、そして「国を良くしたいという熱意」が、いかに内閣府のミッションと合致しているかを論理的に伝える必要があります。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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