【27卒】秋インターンの探し方とは？参加すべき理由や服装のポイントも解説

秋インターンは実践的な内容で、企業の採用担当者が学生の能力をじっくりと評価する場です。もし出遅れたと感じていても、諦める必要はありません。まずは自己分析を深め、自分がどんな企業で何をしたいのかを明確にすることが、今後の対策の土台になります。次に、企業研究を通じて志望する業界や企業を絞り込み、効果的に選考対策を進めていきましょう

秋インターンに参加するメリット

秋インターンに参加するメリットは、単に企業理解を深めるだけに留まりません。

最大の魅力は、本選考への優遇措置を受けられる可能性が高いことです。

企業によっては、インターン参加者限定の早期選考ルートが用意されていたり、本選考の一次面接が免除されたりするケースが数多くあります。

これは、就活が本格化する前の時期に、優秀な学生と早期に接点を持ちたいと考える企業側の思惑があるためです。

また、夏インターンを経て、より志望度の高い学生が参加する傾向にあるため、質の高いフィードバックを社員から直接もらえる機会も増えます。

自分の強みや弱みを客観的に知ることで、自己分析をさらに深掘りできるでしょう。

さらに、同じ業界や企業を目指す意識の高い仲間と出会えることも大きな財産になります。

情報交換をしたり、互いに切磋琢磨したりすることで、就職活動へのモチベーションを高く維持することにも繋がります。

秋インターンと夏インターンの違い

秋インターンと夏インターンの最も大きな違いは、企業側の「目的」と参加する「学生の層」にあります。

夏インターンは、企業の広報活動の一環として、多くの学生に自社を知ってもらうことを目的としている場合が多く、プログラム内容も業界説明や簡単なワークショップが中心です。

一方、秋インターンは、より採用活動に直結しており、優秀な学生を見極め、早期に囲い込みたいという企業の意図が強く反映されています。

そのため、より実践的で難易度の高い課題が与えられる傾向にあります。

参加する学生の層も異なります。

夏は「とりあえず参加してみよう」という層も多いですが、秋になると、夏インターンの経験を経て特定の業界や企業に志望を固め始めた、熱意の高い学生が中心となります。

そのため、周囲のレベルも高く、より緊張感のある環境で自分を試すことができるでしょう。

この違いを理解し、目的意識を持って参加することが、秋インターンを成功させる鍵となります。

【27卒】秋インターンに参加するべき学生

夏の暑さも和らぎ、いよいよ本格的な就職活動シーズンが近づいてきました。

この時期、特に参加を検討してほしいのが秋インターンです。

「夏に参加したからもういいかな」「部活や研究が忙しいし…」と考えている人もいるかもしれませんが、実は特定の状況にある学生にとって、秋インターンはまさに「逆転のチャンス」となり得るのです。

例えば、夏インターンの結果に満足できなかった学生や、まだ自分の進みたい道が明確になっていない学生、そして、本選考に向けて実践的な対策を積みたいと考えている学生などです。

周りが少し中だるみしがちなこの時期に、一歩先んじて行動することで、他の就活生と大きな差をつけることが可能です。

ここでは、具体的にどのような学生が秋インターンに参加するべきなのか、それぞれの理由と共に詳しく解説していきます。

自分に当てはまる項目がないか、ぜひチェックしてみてください。

秋インターンに参加するべき学生

夏インターンに満足できなかった学生
志望業界が定まっていない学生
選考対策を進めたい学生
周りと差をつけたい学生

夏インターンに満足できなかった学生

夏休みに参加したインターンで、「グループワークでうまく発言できなかった」「もっと多くの業界を見ておけばよかった」など、何かしらの後悔や課題を感じた学生は、秋インターンが絶好のリベンジの機会になります。

夏インターンは多くの学生にとって初めての実践の場であり、失敗や反省点が見つかるのは当然のことです。

大切なのは、その経験を次にどう活かすかです。

例えば、自己PRがうまく伝わらなかったのであれば、秋インターンに向けて内容を練り直し、再度挑戦することで成長を実感できるでしょう。

また、参加した企業の雰囲気が自分に合わないと感じたのであれば、秋には全く異なる業界のインターンに参加することで、視野を広げ、より自分に合った企業を見つけるきっかけになります。

夏の反省点を明確にし、それを克服するという具体的な目標を持って秋インターンに臨むことで、単に参加するだけでなく、自身の成長に繋がる有意義な経験とすることができるのです。

柴田貴司
（就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部）

柴田貴司
（就活市場監修者）

夏インターンで反省点があったとしても、それは成長のための貴重な経験です。もし出遅れたと感じている場合でも、心配する必要はありません。秋インターンだけでなく、企業説明会や社員訪問を通じて、夏の経験を活かし、企業の理解を深めることができます。大切なのは、過去の反省点を明確にし、自己分析や面接対策の精度を高めることです。そうすることで、インターンに参加していない学生でも、本選考で十分に力を発揮し、良い結果を出すことは可能です。自信を持って、これからの就職活動に臨んでください。

志望業界が定まっていない学生

「自己分析をしてみたけれど、まだどの業界に進みたいか決められない…」そんな風に悩んでいる学生にこそ、秋インターンはおすすめです。

夏インターンでは、知名度の高い大手企業や人気の業界にとりあえず応募した、という人も多いのではないでしょうか。

しかし、世の中にはあなたの知らない優良企業や、面白い仕事がたくさん存在します。

秋インターンは、夏に比べて募集企業数は減るものの、その分、特定の分野に強みを持つBtoB企業や、独自の技術力を持つ中小企業など、多様な企業が開催する傾向にあります。

これまで視野に入れていなかった業界のインターンに敢えて参加してみることで、「意外とこの仕事、面白いかも」「この会社の雰囲気が自分に合っている」といった新たな発見があるかもしれません。

幅広い業界の仕事を実際に体験することで、自分の興味や適性をより深く理解し、納得のいく業界選び・企業選びに繋げることができます。

焦って志望業界を絞る必要はありません。

秋の時間を有効活用し、じっくりと自分の可能性を探ってみましょう。

柴田貴司
（就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部）

柴田貴司
（就活市場監修者）

志望業界が定まっていない場合、秋インターンは視野を広げる貴重な機会です。もし出遅れたと感じていても、心配はいりません。業界を絞り込む前に、まず徹底した自己分析を行い、自身の強みや価値観、仕事に対する軸を明確にすることが先決です。これにより、闇雲にインターンに参加するのではなく、自分に合った企業を効率的に見つけられるようになります。納得のいく就職活動のためにも、焦らずに自分のペースで取り組んでください。

選考対策を進めたい学生

秋インターンは、本選考に向けた絶好の腕試しの場となります。

春から夏にかけて、ESの書き方や面接対策本を読んだり、模擬面接を受けたりした学生も多いでしょう。

しかし、本番の選考で最も重要になるのは、やはり「実践経験」です。

秋インターンの選考は、ESやWebテスト、面接など、本選考とほぼ同じフローで行われることが多いため、現時点での自分の実力を測るのに最適です。

実際に企業の採用担当者から評価を受けることで、自分の強みがどこなのか、逆にどこを改善すべきなのかが明確になります。

例えば、面接でうまく話せなかった経験をすれば、次に向けてより具体的な対策を立てることができますし、通過できればそれは大きな自信に繋がります。

本選考が本格化する前に、選考の雰囲気に慣れ、自分の課題を克服しておくことで、精神的な余裕を持って本番に臨むことができるでしょう。

選考対策は、インプットだけでなく、アウトプットの場数を踏むことが何よりも大切です。

柴田貴司
（就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部）

柴田貴司
（就活市場監修者）

秋インターンは選考対策の実践の場ですが、もし参加できていなくても心配いりません。インターンに参加する学生が少ない企業や、通年採用を行う企業も増えていますので、諦める必要はありません。インターンに参加していない分、自己分析や企業研究に時間をかけ、本選考で志望動機や自己PRをより説得力のあるものに磨き上げるチャンスです。今からでも十分に挽回できますので、自信を持って、本選考に向けて準備を進めてください。

周りと差をつけたい学生

「就職活動で一歩リードしたい」「ライバルに差をつけたい」と考えている意欲的な学生にとって、秋インターンは絶好の機会です。

夏インターンが一段落し、大学の授業も始まる秋は、就職活動に対するモチベーションが一時的に下がる学生も少なくありません。

多くのライバルが中だるみしているこの時期に、あなたは行動し続けることで、大きなアドバンテージを得ることができます。

秋インターンに参加し、早期選考の権利を獲得したり、社員の方と顔見知りになったりしておけば、本選考が始まった際に有利なスタートを切れる可能性が高まります。

また、インターンで得た実践的な経験や学びは、ESや面接で語るエピソードをより深みのあるものにしてくれるでしょう。

周囲が休んでいる間に、自分は着実に経験と実績を積み重ねているという事実は、大きな自信にも繋がります。

就職活動は情報戦であり、行動量の差が結果に直結します。

この「秋」という重要な時期をどう過ごすかが、あなたの就活の成否を分けると言っても過言ではありません。

【27卒】秋インターンの探し方とは？

「秋インターンに参加するメリットは分かったけど、具体的にどうやって探せばいいの？」という疑問を持つ方も多いでしょう。

夏インターンに比べて募集企業の数が限られていたり、情報が探しにくかったりするため、効率的な探し方を知っているかどうかが重要になります。

やみくもに探すのではなく、複数のツールを賢く使い分けることで、自分に合った優良企業のインターンシップを見つけ出すことが可能です。

大手就活サイトで網羅的に情報を集めるのはもちろん、自分のスキルや経験をアピールして企業からのアプローチを待つ「逆求人サイト」の活用や、大学のキャリアセンターといった身近なリソースを頼ることも有効な手段です。

このセクションでは、27卒の皆さんが秋インターンを見つけるための具体的な方法を4つご紹介します。

それぞれの特徴を理解し、自分に合った探し方を組み合わせて、最高の機会を掴み取りましょう。

【27卒】秋インターンの探し方とは？

大手就活サイトを利用する
逆求人サイトを利用する
大学のキャリアセンターに相談する
エージェントに相談する

大手就活サイトを利用する

秋インターンの情報を探す上で、まず基本となるのがリクナビやマイナビといった大手就活サイトの活用です。

これらのサイトには、業界や職種、開催地域など様々な条件でインターンシップ情報を検索できる機能が備わっており、数多くの企業の募集情報を一覧で確認することができます。

特に秋インターンでは、夏には募集していなかった企業が新たに募集を開始するケースもあるため、定期的にサイトをチェックすることが重要です。

まずは幅広い選択肢の中から自分の興味関心に合う企業をいくつかピックアップし、エントリーしてみましょう。

多くの企業情報を比較検討できるため、業界研究がまだ十分でない学生にとっても、視野を広げる良い機会になります。

ただし、掲載企業数が非常に多いため、情報に埋もれてしまわないよう、自分なりの検索軸をしっかりと持って活用することが大切です。

まずはこれらのサイトに登録し、情報収集のベースとすることをおすすめします。

逆求人サイトを利用する

近年、就活の新たなスタンダードとなりつつあるのが、「OfferBox」や「dodaキャンパス」に代表される逆求人サイトです。

これは、学生が自身のプロフィールやガクチカ（学生時代に力を入れたこと）、自己PRなどを登録しておくと、それを見た企業側から「ぜひうちのインターンに参加しませんか？」とオファーが届く仕組みのサービスです。

最大のメリットは、自分では知らなかった優良企業や、自分の強みを評価してくれる企業と効率的に出会える点にあります。

プロフィールを一度しっかりと作り込んでおけば、あとは企業からの連絡を待つだけなので、忙しい学生にとっても効率的です。

特に、特定のスキルやユニークな経験を持つ学生は、企業からの注目を集めやすく、思わぬ好条件のオファーが舞い込んでくることも少なくありません。

大手就活サイトと並行して逆求人サイトにも登録し、企業からのアプローチを待つという両軸で活動を進めることで、出会いの機会を最大化させることができるでしょう。

柴田貴司
（就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部）

柴田貴司
（就活市場監修者）

逆求人サイトは、効率的に就活を進める上で非常に有効なツールです。もし出遅れたと感じていても、心配はいりません。まず、自己PRやガクチカを丁寧に書き込んだプロフィールを登録することで、企業からオファーが届く可能性が高まります。大切なのは、企業が求める人材像を理解し、それに合わせて自身の強みや経験を魅力的にアピールすることです。待っているだけでなく、積極的に検索機能も利用し、幅広い企業に目を向けることで、新たな出会いが生まれます。諦めずに、今できることから始めてみましょう。

大学のキャリアセンターに相談する

意外と見落としがちですが、非常に頼りになるのが自分たちの大学のキャリアセンターです。

キャリアセンターには、大手就D活サイトには掲載されていない大学限定の求人や、その大学の卒業生が多く活躍している企業からのインターンシップ情報が集まっていることがあります。

こうした情報は、競争率が比較的低い場合もあり、狙い目と言えるでしょう。

また、キャリアセンターの職員は、就職活動のプロフェッショナルです。

ESの添削や面接練習といった選考対策のサポートはもちろん、「どんな業界が向いているか分からない」といった漠然とした悩みにも親身に相談に乗ってくれます。

過去の先輩たちの就活データや、各企業との繋がりを活かした、個々の学生に合った的確なアドバイスをもらえるのは、キャリアセンターならではの大きな魅力です。

一人で就活を進めることに不安を感じたら、まずは一度、気軽に足を運んでみることを強くおすすめします。

柴田貴司
（就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部）

柴田貴司
（就活市場監修者）

大学のキャリアセンターは、就職活動のプロが揃っており、非常に頼りになる存在です。もし就職活動で出遅れたと感じていても、心配はいりません。キャリアセンターには、大手サイトにはない大学独自の求人や、過去のデータに基づいた的確なアドバイスがあります。ESや面接対策はもちろん、漠然とした不安や業界選びの相談にも親身に対応してくれます。一人で悩まず、積極的にキャリアセンターを活用することが、今後の就活を成功させる鍵となります。自信を持って、一歩踏み出してみてください。

エージェントに相談する

就活エージェントは、学生一人ひとりに専任のアドバイザーがつき、キャリアカウンセリングから企業紹介、選考対策までをマンツーマンでサポートしてくれるサービスです。

キャリアセンターとの大きな違いは、紹介してくれる企業がエージェントの取引先企業である点と、より選考通過に特化した実践的なサポートが受けられる点にあります。

エージェントは、各企業の社風や求める人物像、選考のポイントといった内部情報に精通しているため、学生の適性や希望に合った企業を高い精度で紹介してくれます。

さらに、「面接でこんな質問をされたらこう答えると良い」といった、より具体的でパーソナルなアドバイスをもらえるのも心強い点です。

特に、自己分析に行き詰まっている学生や、面接に苦手意識を持っている学生にとっては、強力な味方となるでしょう。

多くのサービスが無料で利用できるため、自分に合ったエージェントを見つけて、プロの視点を取り入れながら就活を進めるのも非常に有効な手段です。

【27卒】秋インターン、選考のポイント

秋インターンは夏に比べて募集人数が少なく、本選考を意識した学生が応募するため、選考の倍率が高くなる傾向にあります。

そのため、参加するためには、ES（エントリーシート）、Webテスト、面接といった各選考フローを確実に突破していく必要があります。

付け焼き刃の対策では、熱意のある他のライバルに差をつけられてしまうでしょう。

しかし、逆に言えば、各選考段階での評価ポイントを正しく理解し、的確な準備をすれば、通過率を格段に高めることが可能です。

このセクションでは、秋インターンの選考を突破するために不可欠な、ES、Webテスト、面接の3つのポイントについて、具体的な対策方法を交えながら詳しく解説していきます。

ここで紹介するテクニックを実践し、自信を持って選考に臨み、憧れの企業のインターンシップ参加権を勝ち取りましょう。

【27卒】秋インターン、選考のポイント

ES（エントリーシート）
Webテスト
面接

ES（エントリーシート）

ESは、あなたという人間を企業に初めてアピールする重要な書類です。

数多くの応募者の中から「この学生に会ってみたい」と思わせるためには、論理的で分かりやすく、かつあなたの魅力が伝わる内容を作成する必要があります。

結論ファーストで具体的に記述する

ESで最も重要なのは、採用担当者が一読して内容を理解できる「分かりやすさ」です。

質問に対しては、まず「私の強みは〇〇です」というように結論から述べましょう。

その後に、その結論に至った具体的なエピソードや背景を説明し、最後にその経験から何を学び、インターンシップでどう活かしたいのかを伝える「PREP法（Point, Reason, Example, Point）」を意識することで、格段に説得力が増します。

エピソードは、単なる事実の羅列ではなく、当時の状況、自分が考えたこと、行動したこと、そしてその結果どうなったのかを具体的に記述することで、あなたの人柄や能力がより鮮明に伝わります。

企業の求める人物像を意識する

ただ自分の書きたいことを書くだけでは、企業の採用担当者には響きません。

重要なのは、その企業がどんな人材を求めているのか（求める人物像）を理解し、それに合わせて自分の強みや経験をアピールすることです。

企業の採用ホームページやインターンシップの募集要項を読み込み、「挑戦意欲」「協調性」「論理的思考力」など、企業が重視するキーワードを特定しましょう。

そして、そのキーワードと自身の経験を結びつけ、「私の〇〇という経験は、貴社の求める△△という部分で貢献できます」というように、一貫性のあるストーリーを作り上げることが、選考通過の鍵となります。

Webテスト

Webテストは、多くの企業が選考の初期段階で導入しており、候補者を絞り込むための重要な関門です。

対策を怠ると、面接にすら進めない可能性があります。

とにかく問題集を繰り返し解く

Webテストは、SPIや玉手箱、TG-WEBなど様々な種類がありますが、出題される問題のパターンはある程度決まっています。

そのため、最も効果的な対策は、志望企業で出題される可能性の高い形式の問題集を、とにかく繰り返し解いて問題に慣れることです。

一度解いて終わりにするのではなく、間違えた問題をなぜ間違えたのか、どうすれば解けるようになるのかを徹底的に分析し、解法を完全に身につけるまで反復練習しましょう。

特に非言語（数学）の分野は、公式を覚え、素早く計算する練習を積むことで、スコアを大きく伸ばすことが可能です。

時間配分を意識する

Webテストは、問題の難易度自体はそれほど高くないものの、問題数が多く、制限時間が非常に短いのが特徴です。

そのため、一問一問に時間をかけすぎず、テンポ良く解き進める「時間配分」の意識が極めて重要になります。

本番で焦らないためにも、問題集を解く段階から、必ずストップウォッチで時間を計り、本番同様のプレッシャーの中で練習を重ねましょう。

分からない問題に固執せず、一旦飛ばして解ける問題から確実に回答していく、という戦略も有効です。

日頃から時間を意識したトレーニングを行うことで、本番でも落ち着いて実力を発揮できるようになります。

面接

面接は、ESだけでは伝わらないあなたの人柄やコミュニケーション能力を、採用担当者が直接見極める場です。

自信を持って、自分の言葉で想いを伝えることが重要です。

逆質問で熱意と企業理解度を示す

面接の終盤に必ず設けられる「何か質問はありますか？」という逆質問の時間は、実は絶好のアピールチャンスです。

ここで「特にありません」と答えてしまうのは、非常にもったいないことです。

事前に企業の事業内容やIR情報、中期経営計画などを thoroughly 調べ、自分なりの仮説に基づいた質問や、社員の働きがいに関する質問を準備しておきましょう。

「〇〇という新規事業について、今後の展望をお伺いしたいです」といった具体的な質問は、あなたの高い志望度と深い企業理解度を示すことができ、他の学生と差をつける大きなポイントになります。

オンライン面接の環境を整える

近年、オンラインでの面接が主流となっています。

対面の面接とは異なる注意点があるため、事前の準備が合否を分けます。

まず、通信環境が安定している静かな場所を確保しましょう。

背景には余計なものが映り込まないようにし、必要であればバーチャル背景を設定します。

また、カメラは自分の目線と同じ高さに設置し、話すときはカメラのレンズを見るように意識すると、相手と視線が合っているように見え、好印象を与えます。

マイク付きイヤホンを使用すると音声がクリアに伝わりやすくなります。

事前に友人やキャリアセンターの職員と練習し、画面越しの見え方や声の聞こえ方を確認しておくことを強くおすすめします。

秋インターンでの服装のポイント

「秋インターンに参加が決まった！でも、どんな服装で行けばいいんだろう…」と悩む学生は少なくありません。

特に「服装自由」や「私服でお越しください」といった指定があると、かえって迷ってしまいますよね。

インターンシップは企業のオフィスを訪れ、社員の方々と接するフォーマルな場です。

服装は、あなたの第一印象を決定づける重要な要素であり、ビジネスマナーへの理解度を示す指標にもなります。

ここで服装選びを間違えてしまうと、プログラムの内容とは関係ない部分でマイナスの印象を与えかねません。

このセクションでは、「指定なし」「私服指定」「スーツ指定」という3つのケース別に、秋インターンにふさわしい服装のポイントを具体的に解説します。

TPOに合わせた適切な服装で、自信を持ってインターンに臨みましょう。

秋インターンでの服装のポイント

秋インターンの服装に指定がない場合
秋インターンの服装に「私服」と指定があった場合
秋インターンの服装に「スーツ」と指定があった場合

秋インターンの服装に指定がない場合

企業から服装に関する指定が特にない場合は、「リクルートスーツ」を選ぶのが最も無難で間違いのない選択です。

特に、格式や伝統を重視している企業や、信用が重視される「指定なしでもスーツを着用する」という文化が根付いていることもあります。

なお、スーツが事情により用意できない場合やカジュアルな社風な場合はオフィスカジュアルがよいでしょう。

オフィスカジュアルとは、スーツほど堅苦しくはないものの、ビジネスの場にふさわしい、清潔感と品のある服装のことを指します。

男性であれば、襟付きのシャツやポロシャツに、チノパンやスラックスを合わせるのが基本です。

ジャケットを一枚羽織ると、よりフォーマルな印象になります。

女性の場合は、ブラウスやきれいめのカットソーに、膝丈のスカートやパンツスタイルが一般的です。

色は、ネイビー、グレー、ベージュ、白といったベーシックなカラーでまとめると、落ち着いた印象を与えられます。

デニムやTシャツ、スニーカーといったラフすぎるアイテムは避け、清潔感を第一に考えたコーディネートを心がけましょう。

迷ったら、とりあえずジャケットを持参しておくと、状況に合わせて調整できるので安心です。

秋インターンの服装に「私服」と指定があった場合

「私服でお越しください」という指定は、学生の個性や普段の姿を見たいという企業の意図や、リラックスした雰囲気で参加してほしいという配慮が込められています。

しかし、ここで注意したいのは、「私服＝普段着で良い」というわけではないということです。

この場合の「私服」とは、前述した「オフィスカジュアル」を指していると理解するのが正解です。

企業側は、TPOをわきまえた服装ができるかどうかを見ています。

ダメージジーンズや派手な柄シャツ、露出の多い服装などはビジネスの場にふさわしくありません。

基本的には、服装指定がない場合と同様に、男性なら襟付きシャツにチノパン、女性ならブラウスにスカートやパンツといった、清潔感のあるきれいめなスタイルを意識しましょう。

企業の社風を事前に調べて、あまりに堅苦しくならないように少しだけ自分らしさを加える、といった工夫も良いですが、あくまでも基本は「来客に失礼のない服装」であることを忘れないでください。

秋インターンの服装に「スーツ」と指定があった場合

企業から明確に「スーツ着用」と指定された場合は、迷わずリクルートスーツを着用していきましょう。

金融業界や公的機関、歴史のある大手企業などのインターンでは、スーツ指定が多い傾向にあります。

この場合、服装で個性を出す必要は全くありません。

むしろ、着こなしのルールやマナーが守れているかがチェックされています。

スーツは黒や濃紺、チャコールグレーなどの落ち着いた色を選び、シワや汚れがないか事前に必ず確認しておきましょう。

シャツは白無地のものが基本で、アイロンをかけて清潔感を保ちます。

男性はネクタイをきちんと締め、革靴は磨いておきましょう。

女性は、ストッキングの伝線にも注意が必要です。

髪型やメイクも、華美になりすぎず、清潔感を意識することが大切です。

指定を守り、基本的なマナーを徹底することが、企業への誠実さを示すことに繋がります。

秋インターンに参加する際の注意点

念願の秋インターンへの参加が決まると、期待に胸が膨らみますよね。

しかし、ただ参加するだけでは、その貴重な機会を最大限に活かすことはできません。

秋インターンは、本選考への重要なステップであり、あなたの行動一つひとつが企業からの評価に繋がっています。

参加するにあたっては、社会人としての自覚を持ち、いくつかの注意点を意識して臨むことが重要です。

例えば、インターンに集中するあまり、学生の本分である学業をおろそかにしてしまっては本末転倒です。

また、せっかくの機会を無駄にしないためにも、受け身の姿勢ではなく、積極的に行動し、学んだことを次に繋げる意識が不可欠です。

このセクションでは、秋インターンをより有意義なものにするために、参加する際に心に留めておくべき3つの重要な注意点について解説します。

秋インターンに参加する際の注意点

大学の授業を疎かにしない
気になる企業には積極的にアプローチする
参加後の振り返りをしっかり行う

大学の授業を疎かにしない

秋インターンは、大学の授業がある平日に開催されることが多くなります。

そのため、インターンの予定と大学の授業が重なってしまうケースも出てくるでしょう。

ここで絶対に忘れてはならないのが、あなたはあくまで「学生」であるということです。

インターンを理由に授業を無断で欠席したり、レポートの提出を怠ったりすることがないように、学業との両立を最優先に考え、徹底したスケジュール管理を行いましょう。

やむを得ず授業を欠席する場合は、事前に担当の教授に相談し、友人にノートを借りるなどの対策を講じてください。

企業側も、学生が学業と両立しながら参加していることを理解しています。

学業をおろそかにする学生は、入社後も仕事とプライベートのバランスが取れないのではないか、という懸念を抱かれかねません。

責任感を持って学業に取り組む姿勢は、社会人としての基礎的な素養として評価されることを覚えておきましょう。

柴田貴司
（就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部）

柴田貴司
（就活市場監修者）

秋インターンは学業との両立が大切です。もし、就職活動で出遅れてしまったと感じても、心配はいりません。インターン参加以外にも、本選考に向けた自己分析や企業研究を進める時間は十分にあります。特に、インターンに参加できなかった分、学業に集中して専門性を高めることは、本選考で大きなアピールポイントとなります。企業は、学生が学業に真摯に取り組む姿勢を高く評価します。焦らずに、今できることに集中して取り組んでください。

気になる企業には積極的にアプローチする

インターンシップは、企業のウェブサイトや説明会だけでは分からない、社内の「生の情報」に触れることができる絶好の機会です。

プログラム中は、受け身の姿勢でいるのではなく、常に「何か一つでも多くのことを吸収しよう」という意識を持って臨みましょう。

グループワークでは、自分の意見を臆せずに発言し、チームに貢献する姿勢を見せることが大切です。

また、社員との座談会や懇親会の場では、積極的に質問を投げかけてみましょう。

「仕事のやりがいは何ですか？」といったありきたりな質問だけでなく、事前に企業研究をしっかり行い、「御社の〇〇という事業について、今後の課題はどのようにお考えですか？」といった、一歩踏み込んだ質問をすることで、あなたの熱意や企業理解度の高さが伝わります。

社員の方に顔と名前を覚えてもらえるような積極的なアプローチが、その後の選考で有利に働くことも少なくありません。

参加後の振り返りをしっかり行う

インターンシップは、参加して終わりではありません。

その経験を自分の成長や今後の就職活動にどう活かしていくかが最も重要です。

プログラム終了後は、必ず時間をとって振り返りを行いましょう。

「インターンを通じて何を学び、何を感じたか」「自分の強みや課題はどこにあると気づいたか」「その企業で働くイメージは具体的に持てたか」などをノートに書き出し、言語化することが大切です。

この振り返りを通じて得られた気づきは、自己分析を深め、より説得力のある志望動機を作成するための貴重な材料となります。

また、インターンでお世話になった社員の方には、当日中か翌日には必ずお礼のメールを送りましょう。

感謝の気持ちと共に、インターンでの学びや感想を具体的に伝えることで、丁寧で誠実な印象を残すことができ、良好な関係を築くきっかけにもなります。

柴田貴司
（就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部）

柴田貴司
（就活市場監修者）

インターンは参加後の振り返りが重要です。もし、就職活動で出遅れてしまい、インターンに参加する機会を逃したとしても、心配する必要はありません。インターン経験がなくても、これまでのアルバイトや学業、サークル活動での経験を深く掘り下げて振り返ることが大切です。そこで得た学びや自分の強みを言語化することで、インターン経験者にも負けない説得力のある自己PRや志望動機を作成できます。焦らず、今からでも十分に挽回可能です。自信を持って、これまでの経験を武器に就職活動を進めてください。