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【就活:性格】自分の性格を知ることのメリット
自分の性格を知るメリットは以下の4つです。
- アピールできる長所が見つかる
- 自己PRに役立つ
- 短所の改善に役立つ
- 企業選びに役立つ
就活は企業選びに加えて、自分自身についても深く理解することが重要です。自分の性格を把握したうえで就活することで、自分の価値観に合う企業が見つけられます。
本章を読むことで、なぜ就活では自己分析が大切とされているのか明らかになるでしょう。
アピールできる長所が見つかる
自分の性格を知るメリットの1つ目はアピールできる長所が見つかることです。就活では志望企業に自分の長所を売り込むことが重要になります。
企業に長所を伝えて自分を採用するメリットを感じてもらいましょう。
たとえば「私は主体性を持って行動できる人間です。御社のプロジェクトを積極的に進めていくつもりです」と伝えて貢献できることをアピールできます。ほかにも、アピール内容を変えることで将来性や成長性などが伝えられるでしょう。
就活では自分の性格を適切に把握しておくことが重要です。
自分の性格から紐付けることでアピールできる長所が発見できます。
自己PRに役立つ
自分の性格を知るメリットの2つ目は自己PRに役立つことです。魅力的な自己PRを作成することで効率よく就活が進むでしょう。
企業が自己PRを質問する理由にはエントリーした就活生が求める人物かどうか確認する目的があります。
ほかにも、就活生の人柄を把握する意味もあるでしょう。自分の強みを知ってもらったうえで内定を獲得するためには自己PRが欠かせません。
自己PRを作成するには自分の強みや長所を把握することが重要です。学生時代の部活やアルバイト経験から、自分はどういった性格なのか分析しましょう。
性格を知ることで強みや長所、特徴を明確にするのに役立ちます。
短所の改善に役立つ
自分の性格を知るメリットの3つ目は短所の改善に役立つことです。
長所と短所は表裏一体の関係になります。短所がないと考えていても長所の見方を変えることで短所になるでしょう。
たとえば好奇心旺盛な性格の就活生がいると仮定します。就活では好奇心旺盛な一面をポジティブな意味でアピールするでしょう。しかし、好奇心旺盛を短所に言い換えると飽きやすいと言えます。
長所を知ることで短所を知るきっかけになるでしょう。
上記の例を参考にすると、好奇心旺盛な性格を活かしながらも飽きないための工夫を実践することで企業に好印象が与えられます。
短所は誰しもが持つ特性です。短所があるからと言ってすぐに就活が不利になるわけではありません。
きちんと短所を自覚して改善に努めることが重要です。
企業選びに役立つ
自分の性格を知るメリットの4つ目は企業選びに役立つことです。就活は自分の価値観に合う企業にエントリーし、内定獲得を目指します。
自分の性格が曖昧なままでは自分と相性の良い企業を見つけるのは困難です。そのため自分の性格を知ることが重要になります。
たとえば、自分は積極性のある人物だと自覚する就活生がいたとします。上記の就活生に合うのは挑戦を歓迎する企業です。チャレンジよりも今の環境を維持することに注力する企業では長所が活かせません。自分の価値観に合わない企業に入社するとモチベーションが上がらず、仕事にやりがいを感じられないでしょう。
実力を発揮できる環境を見つけるには自分の性格を把握しておくことが重要です。
【就活:性格】「性格」と「長所」の違い
「性格」と「長所」の違いを以下の表にまとめたので参考にしてください。
名称 | 意味 | 例 |
---|---|---|
性格 | 人物の人柄を表す言葉 | 楽観的・おだやか・内向的 |
長所 | 人物の強みを表す言葉 | コミュニケーション能力・創造性 |
性格を表す言葉には良い面と悪い面が共存します。しかし、優劣は存在せず特定の人物を表現するために用いられる言葉です。
一方で長所はポジティブな面に注目します。多くの場面で肯定的な意味で受け取られる言葉です。
【就活:性格】自分の性格を見つける方法
自分の性格を見つける4つの方法を解説します。
自分の性格が見つからず困っている就活生は以下の方法を試してみましょう。
- 性格診断ツールを使う
- Webで検索する
- 周囲の人に聞く
- 継続経験を振り返る
性格を明らかにする方法は多岐にわたります。選択肢に正解、不正解はないため自分が挑戦したいと思った方法を選択しましょう。
性格診断ツールを使う
王道の見つけ方として性格診断ツールがおすすめです。性格診断ツールは大きく以下の3つに分類されます。
- 自己分析ツール
- 長所診断
- 自己PR発見診断
性格診断ツールを開発した企業やサービスを運用している組織によって名称は異なりますが、自分の性格が判明するといった点で共通しています。
上記の3つは利用目的に合わせて使い分けることで最大限の効果が得られるでしょう。自分の性格がまったく理解できていない状態の就活生はどれから利用してもらっても問題ありません。
まずは自分の大まかな性格を理解することが重要です。
以降の文章でそれぞれの違いについて解説しますので、自分の性格について深く知るきっかけにしてください。
自己分析ツール
性格を含めて自分のことを理解したい就活生は自己分析ツールを利用しましょう。
いくつかの質問に答えることで自分の性格を始め、価値観や興味関心など幅広い分野が判明します。自分自身では認知していなかった一面に気がつく機会になるでしょう。
新たな一面を知ることでアピールできる選択肢が広がります。
たとえば、几帳面な性格しかないと考えていても計画性やおだやかといった性格があるかもしれません。几帳面な性格を高く評価してくれる企業にエントリーできれば最高です。
しかし、企業によって求める要素は異なります。計画性や真面目な性格をアピールすることで、内定獲得につながるかもしれません。
自分についてよく知るためにも自己分析ツールがおすすめです。
長所診断
自分の長所に特化して知りたい就活生は長所診断を利用しましょう。長所が明らかになることで自分に向いている仕事が見つかるからです。
自分の得意や強みを活かした仕事に就くことで、モチベーションを維持した状態で働けるでしょう。
「初対面の人とでも気軽に会話できる」といった長所があれば営業職に向いています。お客様との会話を楽しみながら仕事ができるでしょう。
ポジティブな気持ちを持って働くことで仕事の成果が出やすくなります。その結果、企業から高評価が得られ昇格・昇進につながるでしょう。
長所の理解は働くうえで欠かせません。自分の長所に絞って知りたい就活生は長所診断を受けてください。
自己PR発見診断
自己PRの題材が見つからない就活生には自己PR発見診断が最適です。自己PRの作成に必要な情報が得られます。
自己分析ツールや長所診断と似ている箇所がありますが、自己PR発見診断はより自己PRに特化したツールです。
診断で判明した強みをもとに例文を作成してくれます。AIが作成した文章のため確認と修正は必要ですが、自己PR作成に向けての方向性が決まります。
表示された例文に自分の学生時代の経験を付け加えることでオリジナリティがある文章が完成するでしょう。
自分の性格を把握できても実際にどういった文章を作成すればよいか迷う就活生がいます。例文を参考にすることで採用担当者から高評価が得やすい自己PRになるでしょう。
Webで検索する
広く情報を集めたい就活生はWebでの検索が効果的です。悩みを解決するための手段が一瞬で表示されます。
インターネットは日本を始めとした世界中の情報が閲覧できるため、広い視野が得られるでしょう。
さらに検索することで同じ悩みを抱えた人が見つかります。自分に似た境遇の人を知ることで、就活に対する焦りや悩みが軽減されるでしょう。
ただし、インターネット上に存在する情報は真実と嘘が混在します。有益だと感じるサイトや発信者を見つけたら身元を確認しましょう。
就活支援が経験豊富な人や国が公表しているデータであれば信憑性があります。しかし、情報源が曖昧なサイトには注意です。
周囲の人に聞く
周囲の人に自分の性格を質問する方法も選択肢に入れましょう。周りから見た自分の性格は客観性が高いからです。
両親や友人、アルバイト先の先輩など多様なジャンルの人に聞いてみましょう。質問相手が違っても受けた評価が同じなら自信を持って自己PRに採用できます。
質問した結果、それぞれの評価が違っても心配する必要はありません。志望企業に対して高評価につながりそうな性格を選んでアピールしましょう。
人間は人によって見せる一面が変わることがあるため、すべての性格を総合して自分です。採用までに数回しか合わない採用担当者に自分のすべてをさらけ出せなくても問題ありません。
身の回りにいる人が自分をどう評価しているのか気になる就活生は、質問してみてください。
継続経験を振り返る
学生時代を思い出し継続できた経験を振り返るのもおすすめです。継続できた要因に自分の性格が表れます。
部活やアルバイト、ゼミなどから自分が継続できたと考えるものを列挙してみましょう。続けられた理由を明らかにすることで自己PRに活かせるヒントがあります。
たとえば、4年間居酒屋でアルバイトしたとします。4年間はとても長い経験です。人間関係や業務内容、待遇などから自分が勤務できた理由を明確にしましょう。
もし、業務内容を改善できた経験が理由に挙げられるなら、自己PRでも同じことをアピールしてください。
採用担当者は長く働いてくれそうな就活生を採用したいと考えているからです。自分に継続できた過去がないか思い出してみましょう。
【就活:性格】好印象を与える性格一覧
就活で採用担当者に好印象を与える性格を一挙にご紹介します。就活生ごとに性格は異なるためアピールする角度も多種多様です。
自分の性格が採用担当者になぜ好印象を与えるのか理解し、就活を有利に進めましょう。
就活は企業の求める人物像と自分の性格をマッチさせることが重要です。本章を読むことで自分の性格をどのようにアピールするべきかが理解できます。
行動力・積極性が伝わる性格
行動力・積極性を企業に伝えることができる性格は以下の通りです。
- 行動力がある
- チャレンジ精神がある
- 主体性がある
- 自主性がある
- 行動力がある
主体的かつ積極的に行動できる人は目標達成に必要な行動を理解している人材です。そのため採用担当者は上記を持ち合わせた就活生を高く評価します。
また、企業は世界情勢や経済、流行によって環境が変化するでしょう。変化に取り残されると売上が減少し経営が衰退するため、環境の変化を察知し柔軟に対応できる人材を探しています。
行動力や積極性を効果的にアピールし、採用担当者に好印象を与えましょう。
協調性・社会性が伝わる性格
協調性・社会性を企業に伝えることができる性格は以下の通りです。
- 協調性がある
- 社交性が高い
- 心が広い
- 利他的
- 外交的
- 相手のことを考えられる性格
企業は目標達成に向けてチームで行動します。1人では不可能な取り組みでも複数人が連携することで可能になるからです。
たとえば1人で建物の建設計画から材料の調達、組み立ては困難でしょう。しかし、100人が協力し作業を分担させれば1人で作業する場合にかかる時間を大幅に短縮できます。
そのため企業は1つの目標に向かって周りとペースを合わせて走れる人材を求めています。
協調性や社会性を重要視する企業に応募した際は、ほかのメンバーと円滑にコミュニケーションが取れることをアピールしましょう。
好奇心・探求心が伝わる性格
好奇心と探究心を企業に伝えることができる性格は以下の通りです。
- 好奇心旺盛
- 探求心がある
- 成長意欲が高い
企業は主体的に成長してくれる人材を高く評価します。企業の発展に社員の成長が欠かせないからです。
学生時代の部活やアルバイト、ボランティア活動から積極的に取り組んだ経験があれば、面接でアピールしましょう。
学業や資格取得などでも同様です。採用担当者にはなぜ興味を持ったのかや行動した結果、何を学んだのかまで伝えましょう。
自分の意見に説得力が生まれ、より高い評価が得られます。自己分析から好奇心や探究心が自分の強みだと考える就活生は積極的にアピールしてください。
精神力・忍耐力が伝わる性格
精神力や忍耐力が伝わる性格を企業に伝えることができる性格は以下の通りです。
- 諦めない力がある
- 忍耐力がある
- 負けず嫌い
- 粘り強い
- 意思が強い
仕事はすぐに成果が出るとは限りません。プロジェクトの規模やチームの人員によって異なります。
予算が少ない場合もあるでしょう。上記のような環境でも成果を出すには諦めない心が欠かせません。採用担当者は面接の質問を通して、就活生が根気よく取り組める人材かを確かめています。
1つの習い事を長年続けた経験や逆境でも諦めることなく挑戦した経験があれば、自信を持ってアピールしましょう。
採用担当者から根気強く働ける人材だと評価され、内定獲得に近づきます。
リーダーシップ・統率力が伝わる性格
リーダーシップや統率力が伝わる性格を企業に伝えることができる性格は以下の通りです。
- リーダーシップがある
- 統率力がある
- 責任感が強い
- 決断力がある
- 面倒見がいい
企業はチームや部署をまとめる人材を求めているからです。
企業は多くの社員が協力しあって活動しています。リーダーとなる人材がいることで同じ方向に進みやすくなるでしょう。
また、新卒採用は現在の能力よりも将来性が重要です。採用担当者は新卒を即戦力としてよりも入社後に成長してくれることを期待しています。
面接では将来のキャリアプランやなりたい人物像を伝えて、自分が成長できる人材であることをアピールしましょう。
知的さ・計画性が伝わる性格
知的さと計画性が伝わる性格を企業に伝えることができる性格は以下の通りです。
- 計画性
- 論理的
- 解決志向
- 用心深い
- 緻密さがある
企業は経営計画に沿って活動するからです。さらに計画達成に必要な取り組みを長期・中期・短期の3つに分けて必要な行動を実行します。
学業や資格取得に向けて自分で計画を立て、コツコツ取り組んだ経験があれば効果的なアピールになるでしょう。知的さや計画性に自信がある就活生は実体験を加えて、納得感を加えてください。
勢いで行動することで成功に近づく場合があります。しかし、偶然成功したり、再現性がなかったりするため注意が必要です。
計画性が連想できるエピソードを伝えて入社後も活躍できる人材だと伝えましょう。
柔軟性・適応力が伝わる性格
柔軟性・適応力が伝わる性格を企業に伝えることができる性格は以下の通りです。
- 柔軟な性格
- 適応力がある
- 冷静な性格
- 慎重な性格
企業は世界情勢やお客様からのクレーム、システムトラブルなど突発的に発生したアクシデントに早急に対応しなければなりません。
似たような状況でも詳細を調査すると内容が異なることもあるでしょう。前回通用した解決方法が通用しないかもしれません。そうした際に広い視野を持ち、解決策を見つけるには柔軟性が重要です。
学生時代に相手の意見をきちんと受け止めつつも、問題解決に向けて模索した経験があれば非常に有効です。
実際のエピソードを盛り込みながらアピールしましょう。
ポジティブさが伝わる性格
ポジティブさを企業に伝えることができる性格は以下の通りです。
- 明るい
- ポジティブ
- 初志貫徹
ポジティブな性格は職場環境に好影響を与えられる人材です。
職場には多くの社員が同時に仕事します。1人が悪い雰囲気を出すと全体に伝播するでしょう。そのため、ネガティブな人材よりもポジティブな人材が高く評価される傾向にあります。
もちろんネガティブがすべてにおいてマイナスではありません。冷静かつ客観的に状況が判断できるでしょう。しかし、新卒においては元気や活発、やる気が重要視されるためポジティブさを優先させてください。
周りからポジティブな性格だと言われた経験がある就活生は、ポジティブを活かして選考を進めましょう。
真面目さ・責任感が伝わる性格
真面目さや責任感を企業に伝えることができる性格は以下の通りです。
- 真面目
- 勉強熱心
- 責任感がある
- リーダーシップがある
- 芯がある
企業は仕事で成果を出す人材を獲得したいと考えています。真面目さや責任感がある就活生はきちんと仕事に取り組むでしょう。採用担当者は成果が予想しやすく高評価がつけやすくなります。
部活のキャプテンやアルバイトリーダーといった経験がある就活生は、素質のある人材と言えるでしょう。
自分がどういった点を意識して過ごしていたのか説明してください。
具体性のある発言になり、主張が伝わりやすくなります。
優しさ・思いやりが伝わる性格
優しさと思いやりが伝わる性格を企業に伝えることができる性格は以下の通りです。
- 思いやりがある
- 包容力がある
- 温厚
- 気遣いができる
- 縁の下の力持ち
仕事はチームや部署が連携することで成果を生み出します。1人では限界があるからです。
面接では他者を思いやる心や配慮できる一面を採用担当者に伝えておきましょう。配属先のメンバーとうまく連携し、活躍できる人材だと評価されます。
自分がどういったときに優しさや思いやりを発揮したのか振り返っておきましょう。自分の強みが活かせるシーンを知っておくことで、活躍できる場面が増えます。
優しさと思いやりは面接以外でもアピール可能です。面接会場に案内してくれる受付の方や同じ面接を受けるメンバーに対する振る舞いから採用担当者に伝わります。
【就活:性格】悪印象を与えかねない性格一覧
悪印象を与えかねない性格は以下の5つです。
- 頑固な印象を与える性格
- 心配性な印象を与える性格
- 楽観的な印象を与える性格
- 保守的な印象を与える性格
- 理屈っぽい印象を与える性格
性格には良い面と悪い面の両方が存在します。そのため採用担当者に悪印象を持たせない工夫が必要です。
とくにエピソード選びが重要です。自分の性格を伝えるための時間がマイナスにならないよう注意してください。
頑固な印象を与える性格
以下の性格では頑固な性格だと伝わってしまい、マイナスに働きます。
- 柔軟性がない
- 変化に対応できない
- コミュニケーションが難しい
仕事をしているとマニュアルにない対応や早急に対応が求められる瞬間があります。状況によっては対応が困難な場合もあるでしょう。
事前準備が困難でも、臨機応変に行動できる人材を確保しておくことは可能です。採用担当者に頑固な一面をアピールしてしまうと悪印象につながります。
1つのことにこだわりを持って取り組むことは大切です。
しかし、自分の行動により周囲に迷惑をかけていないか、自分勝手になっていないか振り返っておきましょう。就活はマイナス評価を受けない工夫も重要です。
心配性な印象を与える性格
心配性な印象を与える性格は以下です。
- 行動力がない
- 責任感がない
- ストレスに弱い
働いていると本当に成果につながるのか心配になる時期があります。
しかし、行動なくして成果は得られません。きちんと準備したら行動に移しましょう。心配性は不安が強すぎるあまり動けなくなったり、責任から逃れたりします。そのため採用担当者はポジティブな印象を持てないでしょう。
また心配な気持ちが積み重なることでストレスに変換されます。その結果、ストレス耐性がなくすぐに諦めてしまう人材だと思われるでしょう。
自分はどういった状況や瞬間に心配になるのか明らかにし、対策を練っておくことが重要です。心配事を質問する際は心配性な印象を与えないために内容を厳選しておきましょう。
楽観的な印象を与える性格
楽観的な印象は働くために必要な要素が欠けていると思われやすい性格です
- 計画性がない
- 責任感がない
- 現実を見ていない
仕事に計画は欠かせません。期日までに完成させたり、目標を達成したりする必要があるからです。楽観的な性格は計画を意識して行動する傾向にないため悪印象になります。
さらに「なんとかなるだろう」と考え、責任感のない行動を取る人もいるでしょう。もちろん楽観主義の方全員ではありませんが、採用担当者は採用するリスクがあると評価します。
心の中で楽観的に考えることは問題ありません。しかし、面接においては現実をきちんと見極めた発言をするようにしましょう。
保守的な印象を与える性格
保守的な印象を与えることでマイナス評価になります。
- 変化がない
- 主体性がない
- リスクを取らない
採用担当者は現状維持を目標にする就活生を採用しようとは思いません。
将来性や成長性が感じられないからです。
革新と保守のバランスは重要ですが、就活中は積極的に保守的な面を伝える必要はありません。
代わりに自分は将来どういった人物になりたいのか、どのような役職に就きたいのかなどをアピールしましょう。
採用担当者に目標達成に向けて主体的に変化できる人材だと伝わり高評価につながります。
保守的な考えが浮かびやすい就活生は、言葉やエピソード選びに注意しましょう。
理屈っぽい印象を与える性格
理屈っぽい印象はマイナス評価を与えやすい性格です。
- 柔軟性がない
- 相手の感情を無視する
- 自分の意見を優先する
理屈は物事を論理的に捉える際に利用します。
しかし、仕事は理屈だけではうまく進まないことがあるでしょう。
実際に行動するのは感情を持った人間です。感情を限りなく排除しても、その日の体調や気分に影響を受けます。
相手の価値観や考えを思いやることで円滑な人間関係が構築可能です。
理屈っぽい考え方を優先させてばかりだと、入社後にうまくコミュニケーションが取れないだろうと評価されます。論理的思考と感情の割合に注意して面接に参加しましょう。
【就活:性格】悪印象を与えかねない性格は言い換えよう
悪印象を与えかねない性格は表現を言い換えて採用担当者に伝えましょう。エピソードを工夫することでもマイナス評価を回避できますが、題材にする言葉自体を変えることで印象が大きく変わります。
また言い換えることでより自分の長所がアピールできるでしょう。魅力的な長所にしたい就活生は以下の記事を参考にしてください。
長所を伝えるポイントや言い方について解説します。
【就活:性格】業界ごとの向いている性格
続いて業界ごとに向いている性格を解説します。業界ごとに相性のよい性格が存在します。
求められるスキルや能力が大きく異なるからです。就活で後悔しないためには、志望する業界と自分の性格がマッチしているか把握しておきましょう。
本章では13個の業界を例に解説していきます。業界研究において自分の選択が合っているのか迷っている就活生はぜひ参考にしてください。
広告業界
広告業界は論理的思考を持った人に向いています。
広告で得られる効果を予測したり、結果を分析したりするには論理的思考が必要です。なんとなくで広告を出しても費用に見合った成果は得られません。ターゲット層の理解や利用する媒体、広告を出す期間などさまざまな要因を理解することで初めて成果が生まれるでしょう。
また、論理的思考を持つことで得られた情報を正確に分析できます。分析結果を活用することで前回より効果が得られる広告作りが提案可能です。広告業界に興味がある就活生は、論理的思考ができるか確かめてください。
論理的思考に自信がない人は読書したり、多様な価値観を持った人と議論したりして身につけましょう。
IT業界
IT業界に向いている性格は忍耐力のある人です。IT業界はお客様が使用しているサービスの質を向上させたり、課題を解決する仕組みを構築したりします。
1つのプロジェクトが完了するまでに多くの時間が必要です。また突発的なトラブルに巻き込まれ、作業が遅延することもあるでしょう。
プロジェクト達成に向けて根気強く取り組むことが重要です。そのため、自分は忍耐力がある人材か自己分析しましょう。
成果が出るまで粘った経験や1つのことを長期間継続した経験があればIT業界に向いていると言えます。
IT業界への就職が不安な就活生は、今まで諦めていた地点からさらに継続し忍耐力を鍛えましょう。
海運業界
海運業界で活躍するにはポジティブな性格の人が適任です。さまざまな国籍や人種、言語を持った人と関わるため物事を前向きに捉える必要があります。自分の価値観と異なるできごとを体験してもポジティブに変換することで、つらい時期を乗り越えられるでしょう。
海外では日本の常識が通用しないことがあります。頻繁に落ち込むと長期間日本を離れる海運業界では実力が発揮できないかもしれません。
1つの考えに囚われず柔軟に対応するためにもポジティブさは重要です。「海外ではこれが常識なのか面白いな」とプラスに考えましょう。
海運業を志す就活生はポジティブを意識して活動してください。
人材業界
人材業界は聞き上手な一面を持った人に向いています。企業と人材の両方から意見を聞くことでお互いが納得した提案ができるからです。
もし、企業側の意見のみを参考にしてしまうと求職者側の意見が無視されたと感じ不満を抱えるでしょう。
反対の場合でも同様です。求職者の意見を尊重すると企業も求める人物像とかけ離れてしまいます。まずは、両者の求めるものは何か、優先したいことは何かを明らかにすることが重要です。そのためには相手の話を聞き出す能力が求められます。
学生時代に相手の話をよく聞くことでトラブルを解決した経験は貴重です。ガクチカや自己PRにエピソードとして盛り込み、自分の性格をアピールしましょう。
食品業界
責任感が強い性格の人は食品業界で活躍できます。人々が食べる食品を扱うため安全に対する配慮が求められるからです。
責任感があることで妥協を許さず、お客様が安心して口にできる食品を製造できるでしょう。「少しくらいのキズや汚れがあっても問題ないだろう」と慢心すると大きな事故につながります。最悪、死亡事故になるかもしれません。医者や看護師のように直接、お客様の生命を預かっているわけではありませんが、十分な注意を払いながら作業する必要があります。
部活やアルバイトの際、責任感を持ってきちんと行動できている就活生は食品業界に適しているでしょう。
物流業界
物流業界で働くには几帳面さが重要です。物流に就職すると商品を適切に管理し、運送する力が求められます。
たとえば自己流の管理方法や商品をおおざっぱに扱うことで紛失やキズにつながるでしょう。1つのミスは小さくても同僚やお客様からの信用を大きく失います。そのため、どんな作業でも丁寧に進めることが重要です。
几帳面な性格な就活生なら定められた基準を守りながら仕事ができるでしょう。
また、運送に関しても同様です。物流にはさまざまな企業が関係します。「自分さえ良ければいい」といった考えには注意しましょう。関係企業、お客様への思いやりの心を持って働くことが重要です。
几帳面な性格を持った就活生なら物流業界で問題なく働けるでしょう。
アパレル業界
アパレル業界で働くならコミュニケーション能力が欠かせません。お客様と直接の会話を通して商品を販売するからです。
お客様に商品の良さを説明しますが、自分ばかりが話していては購入につながりません。お客様の価値観や購入する目的、予算などさまざまな情報を聞き出すことで最適な提案が可能です。
また、デザインを担当する場合はデザイナーとの打ち合わせがあります。自分の意見をきちんと伝えつつ、周囲の考えを引き出すにはコミュニケーション能力が重要です。初対面の人とでもすぐに仲良くなれる人や会話が好きな人はコミュニケーション能力が鍛えられている可能性があります。
コミュニケーション能力とアパレル業界の相性がいいため、早期に活躍できるでしょう。
金融業界
金融業界には高い倫理観が求められます。お客様の財産を管理、運用することで利益を出しているからです。そのため金融業界では信用が欠かせません。「経営が危ないらしい」と噂が出回るだけで大騒ぎになるほどです。
「少しくらい大丈夫だろう」と雑な仕事をしてしまうと企業の評判が一気に落ちる可能性があります。時にはサボりたくなる気持ちは理解できますが、お客様の資産を預かる仕事をしている自覚を持つことが重要です。
また、金融業界はお客様の個人情報を預かる立場でもあります。個人情報が外部に漏洩すると法的責任や罰金が発生する可能性があります。金融業界を目指す就活生は倫理観や道徳、正義感といった考えを身につけるようにしましょう。
航空業界
航空業界は協調性が重要です。飛行機のフライトにはパイロットと客室乗務員に整備士とさまざまな職種が関わっています。航空業界の関係者全員が連携することで安全な運行が可能です。
また、働いていると台風や大雪といった悪天候に遭遇するでしょう。自然が相手になる仕事では避けられません。しかし、チームが協力し助け合うことでお客様の安全を守れます。自分の利益よりもお客様や航空業界全体を意識した行動が重要です。
周囲の状況をよく観察し、その時必要な行動が考えられる人材は企業から高評価が得られるでしょう。航空業界に興味がある就活生は協調性をアピールしてください。
化粧品業界
化粧品業界に勤めるには柔軟性を身につけましょう。化粧品には流行があるからです。
次々と新作が販売されるため1つの商品や知識に固執すると、お客様に最適な商品が提案できません。
また新しい知識を吸収するためにも柔軟性が重要です。「お客様の美しさをより引き出すにはどういった技術が必要なのか」と日々探求することで、お客様に喜ばれる接客ができます。
もちろん年齢や目的に合わせた定番の化粧品もあるでしょう。しかし、あくまで多くの人に該当しやすい商品であり、目の前のお客様に合うとは限りません。柔らかい発想で仕事に取り組める就活生なら活躍できるでしょう。
旅行業界
旅行業界に向いている性格は親切な人です。旅行をさらに楽しくするための工夫や事前にトラブルを防ぐ思いやりが欠かせません。旅行は人生において思い出に残りやすいイベントの1つです。
お客様に対する気配りを忘れないことで、一生記憶に残るよい旅になるでしょう。その反面、少しのミスで悪い印象を与えるリスクがあります。人間誰しも失敗することはあるでしょう。
しかし、少しでも抑えるための努力が必要です。努力のモチベーションになるのがお客様に対する気持ちになります。普段から家族や友人を大切に扱い、思いやりの心を持って接している就活生は旅行業界で活躍できるでしょう。
インフラ業界
インフラ業界で活躍できる性格は緻密な人です。細部までこだわって作業することで安全な道路や橋が完成します。高い品質と精度が同時に求められるインフラ業界では重要な要素です。
現在ではインターネットもインフラの1つとして数えられます。もし、インターネットが利用できなくなると生活に支障をきたすでしょう。そのため交通網や公共施設と同様に正確性が求められます。
プログラミングやセキュリティといったIT分野で活躍したい就活生も、1つひとつの作業にこだわりを持って取り組んでください。
緻密な性格を持ち合わせていればより実力が発揮できるでしょう。
サービス業界
サービス業界を目指すなら社交性を磨きましょう。1日に何十人何百人と接客するサービス業界は、一瞬でお客様と打ち解ける必要があるからです。
テーマパークを例にします。テーマパークで困っているお客様を見かけたら自分から話しかけることが重要です。困りごとの詳細に伺い、解決案を提案します。人見知りしてしまうとお客様の問題は解決せず、楽しめない時間が続くでしょう。
お客様の心を掴むには笑顔が大切です。こちらから笑顔で接することでお客様の不安を軽減できるでしょう。
学生時代は誰とでもすぐに仲良くなれた記憶がある就活生なら、サービス業界で性格を活かして働けます。
【就活:性格】「あなたはどんな性格ですか」と聞かれたら
面接で「あなたはどんな性格ですか?」と聞かれた際に意識することを解説します。
もし、質問されたら以下の2点を思い出してください。
- 質問の意図を把握する
- 構成を整えて話す
採用担当者がなぜ性格を知りたがっているのか把握しておくことで、求められている回答ができます。質問に対して素直に回答することは大切ですが、質問の裏にある意味も予測しておきましょう。
ぜひ本章の対処法を参考にしてください。
質問の意図を把握する
まずは質問の意図を把握しましょう。採用担当者が質問してきた理由を考えることで回答の方向性が決まるからです。
今回の場合は性格について問われています。つまり、採用担当者は質問を通して就活生が自社で活躍できる人材かどうかを確認しているでしょう。
もし、質問された際は企業研究で調べた情報をもとに回答してください。たとえばお客様の生活や命に関わる業種なら責任感や几帳面さ、倫理観について説明しましょう。
志望企業の公式ホームページや就活情報サイトから企業が何を重要視しているのか調査しておくことが重要です。
採用担当者の質問意図に合わせて回答することで高評価につながります。
構成を整えて話す
話す構成を整えてから話し始めましょう。自分の発言内容に一貫性が生まれ、採用担当者に伝わりやすくなるからです。
思いつきで話さないよう注意してください。構成がわからない就活生は以下の流れで話しましょう。
- 結論
- エピソード
- まとめ
最初に「自分の性格は几帳面です」と伝えることで、話の内容が明らかになります。そして性格を裏付けるエピソードを説明することで説得力が生まれるでしょう。最後は話の内容を再度整理することで綺麗に話が終われます。
頭で考えながら話すのは困難です。あらかじめ構成を理解し、練習しておきましょう。癖づけておくことで緊張する場面でも具体性のある回答が可能です。
【就活:性格】「あなたはどんな性格ですか」の回答例
「あなたはどんな性格ですか」と質問された際の回答例を10個紹介します。
適切な回答を作成するには実際の文章を読むことが近道です。本章で解説している文章のうち自分の性格に近いものを読んでみましょう。回答の全体像把握に役立ちます。
また回答例に対して解説もしているため、どういった点が高評価につながるのか理解するきっかけにしてください。
例文1:チャレンジ精神
私はチャレンジ精神旺盛な性格です。
学生時代に自転車で日本を一周した経験があります。
最低限の荷物を持って全国を旅しました。
天気や気温、盗難などさまざまなアクシデントに遭遇しましたが、諦めることなく新しい道はないか模索することで乗り越えました。
自転車旅を経験したことで未知の分野にも積極的に挑戦する自信がつきました。
任された仕事をどんどんこなし、成長していきたいです。
例文2:協調性がある
私は周囲と足並みを揃えることで実力が発揮できる性格です。
学生時代は吹奏楽部に所属していました。
コンサートで金賞を獲得するために日々努力していました。
とくに私の実力が発揮できたのは同じ目標に向かって一致団結できたときです。
担当楽器ごとの課題を自分たちで話し合うことで効果的に成長できました。
協調性を活かして配属先では円滑にコミュニケーション取れるように努めます。
協調性は抽象度が高い性格です。実際に経験したエピソードを盛り込み説得力を持たせましょう。指定文字数や回答時間に余裕があれば、当時の様子をさらに詳しく説明することでよりわかりやすい回答になるでしょう。
協調性が一番発揮できた瞬間を採用することで具体性が増します。取り組む中で自分はどのように考え、行動したのかを伝えてください。
例文3:探求心がある
私は常に探究心を持って行動する性格です。
現在、叔父が経営している税理士事務所の補助としてアルバイトしています。
数学が得意であったため挑戦してみましたが、まったく別物であったため最初は苦労しました。
税金に関する固有の言葉や考え方が多く存在したからです。
アルバイトで働く以上は事務所に貢献したいと考え、休みの日にも勉強するようになりました。
その結果、簿記2級を獲得しました。
探究心をもって行動した結果まできちんと説明されているため、わかりやすい回答になっています。探究心をアピールするためにエピソードを話すことは重要です。
しかし、行動した結果を加えることでより良い回答が完成します。採用担当者は行動の結果に注目しているからです。エピソードを盛り込む際は、結末まできちんと説明するようにしましょう。
例文4:忍耐力がある
私は忍耐力に自信があります。
学生時代に根気強く取り組んだ結果、成功した経験があるからです。
大学2年生のときにTOEICに挑戦しました。
最初は目標の600点以上が達成できず悔しい気持ちでした。
翌日から1日1時間の勉強を開始しました。
その結果、6か月後には750点を獲得しました。
入社後は成果が出るまでコツコツ仕事に励むつもりです。
エピソードに数字を用いた点が評価できます。回答内に数字があることで客観性が生まれます。採用担当者は努力した内容と結果が想像しやすくなるため、積極的に利用しましょう。
特別な結果や成績は必要ありません。元の状態からどれくらい成長したのかが重要です。輝かしい成績の方が優遇されそうな気はしますが、必ずしもそうではありません。
例文5:統率力がある
私はリーダーシップがある性格です。
高校時代はサッカー部のキャプテンとしてチームを全国ベスト8に導きました。
就任当時は1人ひとりの価値観がバラバラのため、連携がうまくいきませんでした。
そこで私は全国大会優勝をチームの目標に掲げ、練習前にはメンバー全員で声に出すようにしました。
最初は全国大会の優勝に否定的なメンバーがいましたが、練習中や練習終わり繰り返し印象づけた結果、チームの意識が1つになりました。
統率力やリーダーシップは就活で利用しやすい題材です。しかし、ほかの就活生も同様に採用してくるでしょう。当時の様子を詳しく説明することでオリジナリティがあるエピソードになります。
独自性があれば題材が被っても問題はありません。自分にしか話せない内容になっているかどうか、あらかじめ確認しておきましょう。採用担当者の印象に残りやすく就活が有利に進みます。
例文6:計画性がある
私は計画的に行動できる性格です。
私は現在、長期休暇のたびに全国を旅行しています。
直近では北海道の札幌に行きました。
旅費はだいたい5万円から10万円程度かかります。
そのため計画を立ててアルバイトと節約に励んでいます。
アーティストのライブや友達との飲み会にも参加したい気持ちもありますが、優先順位をつけることで貯金に成功しました。
入社後は目標達成に向けて計画を立て、きちんと行動していきたいです。
計画性は仕事に活かせる性格です。入社後はどのように活躍するつもりかアピールしましょう。自分の性格を伝えつつ、仕事に貢献できることも伝えてください。周りの就活生との差別化になります。
また、入社意欲のアピールになるでしょう。将来性や成長性も同時に伝えられるからです。計画性を性格として説明するときは、自分の強みや仕事に活かせるポイントがどこか見つけておきましょう。
例文7:適応力がある
私は周囲の環境に合わせて適応できる性格です。
学生時代に居酒屋でアルバイトしていました。
お酒を飲んだお客様から理不尽なことを言われる機会が何度もありました。
最初は言われのないクレームに反論していました。
しかし、事態はまったく解決しませんでした。
そこで対応を変え、お客様の言い分を最後まで聞くことを徹底しました。
その結果、解決までの時間が短縮しました。
入社後はお客様の性格や価値観にもとづき、適切に対応したいです。
仕事はプロジェクトメンバーや部署異動によって環境が大きく変わります。企業側も適材適所を意識した配置を試みますが、全員の意見を叶えることは非常に困難です。そのため、置かれた場所で活躍しなければなりません。適応力を採用担当者に伝えることで柔軟な人材だと評価されるでしょう。その結果、活躍できる場所が増え、挑戦する機会にも恵まれます。
早期から活躍したい就活生は適応力を鍛えておきましょう。
例文8:明るい
私は明るい性格です。
ボランティア活動に参加した際、子ども達に自分から話しかけたことですぐに打ち解けることに成功しました。
私が参加したイベントは初めて開催されたため初参加の子ども達ばかりでした。
緊張から楽しめていない子が多かったので、自分から好きなアニメや漫画、スポーツを話しました。
その結果、子ども達の顔が明るくなりイベント自体も楽しんでもらえました。
今回の経験を活かして職場環境を明るくできる人材を目指したいです。
明るい性格はどの企業でも歓迎される性格です。そのため、企業との相性を強調する必要があります。ほかの企業にも当てはまる内容だと評価されると入社意欲が伝わりません。自分の経験が企業にとってどういったメリットを生むのか、わかりやすく説明しましょう。
どの採用担当者が読んでも同じ印象になるよう意識することで、質問に対する回答の精度が上がります。
例文9:芯がある
私は芯がある人物です。
将来は海外で活躍する人材になりたいと考えているため、学生時代は留学に挑戦しました。
最初は海外で生活できることに喜びがありました。
学校が終われば街に行かないかと誘われることもありました。
しかし、私は遊ぶために留学しているわけではないと強く意識し、帰宅後は課題や予習、復習に励みました。
留学先でも努力を続けた結果、現地の大学生と変わらない成績を収められました。
芯があることをアピールすることで、目標達成に向かって努力できる人材であることが採用担当者に伝えられます。仕事をこなしていくと課題や壁にぶつかります。挫折しながらも乗り越えるための工夫ができる人材は高い評価が得られるでしょう。
自分で立てた目標に対して厳しく自分を律し、達成した経験がある就活生は芯があることを積極的にアピールしてください。
例文10:縁の下の力持ち
私は縁の下の力持ちです。
チームや組織を裏方から支えることにやりがいを感じるからです。
私は人前に立つことが恥ずかしいため裏方に徹しています。
学園祭で舞台を演出したときは音響や証明、衣装など幅広く意見を出しました。
舞台が終わると「あなたのおかげで舞台が成功した」と言われたときはとても感動しました。
入社後は経理部として企業全体が成長できるようにサポートしていきたいです。
縁の下は目立たない存在ですが企業には欠かせない存在です。性格を問われた際でも縁の下の力持ちを選んでも問題ありません。企業にとってメリットのある人材だとアピールしましょう。
ただし受身になりすぎないよう注意してください。主体性がないと捉えられるとマイナス評価になります。自分の考えや意見をきちんと述べて採用担当者から高評価を得られるように努めましょう。
【就活:性格】性格を効果的にアピールして選考を突破しよう!
本記事では就活で長所になる性格の見つけ方と伝え方を解説してきました。
就活を始めると自分の性格を問われる機会があります。自信を持って答えるためにも、きちんと性格を把握しておきましょう。
性格の分析には自己分析ツールがおすすめです。質問に答えるだけでAIが分析してくれるため、短時間で終わります。
また、志望する業界に合わせて表現を変えることも重要です。企業の価値観と就活生の性格がマッチすることで内定獲得に近づきます。
自分の性格を上手く活用し、就活を有利に進めましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
柴田貴司
(就活市場監修者/新卒エージェント本部幹部)
柴田貴司
(就活市場監修者)
冒頭で自分の性格を言い切ることが重要です。採用担当者からの質問には最初に回答しましょう。
後回しにしてしまうと採用担当者は就活生の性格がわからないまま、説明を聞くことになります。話の内容を理解したうえで続きを聞いてもらうためには主張を最初に伝えてください。次の展開が予想しやすくなり印象に残りやすくなるでしょう。