今回は、世界トップクラスのCRM(顧客関係管理)ソリューション企業であるセールスフォースのインターンシップについて、その魅力や選考のポイントを徹底解説します。
外資系ITの雄として知られ、その先進的な働き方や高い成長性から、多くの就活生が注目する企業です。
この記事を読めば、セールスフォースのインターンがどのようなものか、そして難関と言われる選考を突破するために何をすべきかが明確になるはずです。
ぜひ最後まで読んで、万全の対策でインターン選考に挑みましょう!
目次[目次を全て表示する]
【セールスフォースのインターン】セールスフォース企業概要
まずは、セールスフォースがどのような企業なのか、基本的な情報から押さえていきましょう。
セールスフォースは、1999年にアメリカで創業されたクラウドベースのソフトウェアを提供する企業です。
主力製品であるCRMプラットフォームは、企業の営業活動、カスタマーサービス、マーケティングなどを支援し、世界中で15万社以上もの企業に導入されています。
「カスタマーサクセス(顧客の成功)」を何よりも重視する企業文化が特徴で、顧客のビジネスを成功に導くことをミッションとしています。
日本法人は2000年に設立され、現在では東京、大阪、名古屋、白浜にオフィスを構え、日本市場でも圧倒的な存在感を放っています。
その革新的なテクノロジーと従業員を大切にする社風から、数々の「働きがいのある会社」ランキングで上位に選出されており、就活生からの人気も非常に高い企業と言えるでしょう。
- 会社名:株式会社セールスフォース・ジャパン
- 所在地:〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-1-3 日本生命丸の内ガーデンタワー(Salesforce Tower)
- 代表者名:代表取締役会長 兼 社長 小出 伸一
- 設立年月日:2000年4月
- 資本金:1億円
- 事業内容:クラウドアプリケーション及びクラウドプラットフォームの提供
- 連絡先:0120-733-257
- ホームページURL:https://www.salesforce.com/jp/
セールスフォースの採用倍率
セールスフォースの新卒採用における正式な倍率は公表されていません。
しかし、その圧倒的な知名度とブランド力、そして外資系IT企業ならではの高い給与水準や魅力的な職場環境から、応募が殺到することは間違いありません。
就活会議のデータによると、採用倍率は13.4倍とされており、IT・通信業界の平均6.8倍を大きく上回っています。
採用人数が例年70〜80名程度であることを考えると、実際の倍率はこれをさらに上回る数十倍から、職種によっては100倍以上に達する可能性も十分に考えられます。
この高い倍率の背景には、企業の成長性への期待はもちろんのこと、「カスタマーサクセス」という明確なミッションや、社会貢献活動への積極的な姿勢といった企業文化に共感する学生が多いことが挙げられます。
単なる憧れだけでなく、企業理念への深い理解と共感が求められる、非常に狭き門であると認識しておきましょう。
セールスフォースの平均年収
セールスフォースの平均年収は、非常に高い水準にあることで知られています。
複数の転職・就活サイトの情報を総合すると、全社員の平均年収は1,100万円〜1,200万円程度と推測されます。
国税庁の調査による日本の平均給与が458万円(令和4年分)であることを考えると、その高さは際立っています。
新卒の初任給でも500万円以上と高水準ですが、セールスフォースの給与体系の大きな特徴は、成果がインセンティブとして給与に反映される点です。
特に営業職ではその割合が高く、個人のパフォーマンス次第で20代のうちに年収1,000万円を超えることも決して夢ではありません。
この高い年収水準は、同社が世界トップクラスの利益率を誇る優良企業であることはもちろん、社員の貢献に正当に報いるという実力主義のカルチャーが根付いていることの表れです。
常に高い目標を掲げ、成果を出し続けることが求められる厳しい環境ですが、それに見合った報酬と成長機会が提供される点が、多くの優秀な人材を惹きつける大きな理由となっています。
【セールスフォースのインターン】インターンの概要
セールスフォースのインターンシップは、単なる企業理解や就業体験の場にとどまらない、非常に実践的で成長機会に満ちたプログラムとして設計されています。
参加者は、社員の一員としてリアルなビジネス課題に挑戦し、世界最先端のテクノロジーとビジネスモデルに触れることができます。
「カスタマーサクセス」を企業文化の中核に据える同社らしく、インターン生一人ひとりの成長と成功にも真剣に向き合ってくれるのが大きな特徴です。
社員との交流機会も豊富に設けられており、セールスフォースのカルチャーや働き方を肌で感じることができるでしょう。
プログラムを通じて、課題解決能力やチームワークといった社会人として必須のスキルはもちろん、セールスフォースが大切にする価値観「Trust(信頼)」「Customer Success(顧客の成功)」「Innovation(革新)」「Equality(平等)」を深く理解することができます。
選考は非常に難易度が高いですが、参加できれば他の就活生に大きく差をつける貴重な経験となることは間違いありません。
インターンの内容
セールスフォースのインターンは、主にセールス(営業)職やソリューション・エンジニア(技術営業)職などを対象としたプログラムが開催されます。
過去の例を見ると、「Summer Program」や「SD Internship」といった名称で実施されており、数日間にわたってオンラインまたは対面で行われます。
具体的な内容としては、企業説明や社員との座談会といった基本的なものから、セールスフォースのビジネスを深く理解するためのワークショップ、そしてチームで課題解決に取り組むグループワークが中心となります。
例えば、特定の顧客企業が抱える課題に対し、セールスフォースの製品を活用してどのように解決策を提案するか、という実践的なケーススタディに取り組むことが多いようです。
このプロセスでは、第一線で活躍する社員がメンターとしてつき、的確なフィードバックを与えてくれます。
最終日には役員やマネージャー陣に対してプレゼンテーションを行う機会もあり、緊張感のある環境で自分の力を試すことができます。
単に話を聞くだけでなく、自ら考え、チームで協力し、アウトプットを出すという一連のビジネスプロセスを凝縮して体験できる、非常に中身の濃いプログラムです。
インターンの募集時期・開催時期
セールスフォースのインターンシップは、主として大学3年生や大学院1年生を対象に、夏と秋に開催されることが多いです。
夏のインターンシップ(サマープログラム)は、募集が大学3年生の4月〜6月頃に開始され、実際の開催は8月〜9月にかけて行われるのが一般的です。
秋のインターンシップは、夏に参加できなかった学生や、さらに深い企業理解を求める学生向けに、9月〜10月頃に募集があり、10月〜11月頃に開催される傾向にあります。
募集開始から締め切りまでの期間が比較的短い場合があるため、セールスフォースに興味がある学生は、春先から企業の採用サイトや就活情報サイトをこまめにチェックしておくことが不可欠です。
特に外資系企業は日系企業に比べて採用スケジュールが早い傾向にあるため、「気づいたときには募集が終わっていた」ということがないように注意しましょう。
セールスフォースの公式採用ページのほか、外資就活ドットコムやワンキャリアといったサイトに登録し、最新情報を見逃さないようにアンテナを張っておくことを強くおすすめします。
インターンの応募方法・選考フロー
セールスフォースのインターンに応募するには、まず企業の採用マイページに登録し、エントリーシート(ES)を提出することから始まります。
ESの設問は、「学生時代に最も力を入れたこと(ガクチカ)」や「志望動機」といったオーソドックスなものが多いですが、セールスフォースの企業理念や事業内容への深い理解が求められます。
この書類選考を通過すると、次の選考ステップに進みます。
選考フロー1:エントリーシート(ES)
まず最初の関門がESです。
なぜ数あるIT企業の中でセールスフォースなのか、その理由を自身の経験と結びつけて具体的に記述することが重要です。
文字数制限の中で、論理的かつ簡潔に自分の強みや熱意をアピールしましょう。
選考フロー2:Webテスト
ESと同時に、またはES通過後にWebテストが課されることが多いです。
形式は玉手箱である可能性が高く、言語・非言語・性格の3科目で構成されます。
外資系企業や人気企業のボーダーラインは高い傾向にあるため、参考書や対策アプリで繰り返し問題を解き、形式に慣れておくことが必須です。
選考フロー3:グループディスカッションまたは面接
Webテストを通過すると、グループディスカッションや複数回の面接が待っています。
グループディスカッションでは、論理的思考力や協調性、リーダーシップなどが見られます。
面接では、ESの内容を深掘りされ、志望動機の強さや人柄、将来性などを総合的に評価されます。
【セールスフォースのインターン】インターンの倍率
セールスフォースのインターンシップにおける倍率は、新卒採用と同様に公式には発表されていません。
しかし、その人気と知名度、そしてインターン参加が本選考に有利に働く可能性があるという期待から、倍率は本選考同様、あるいはそれ以上に高いと考えるのが妥当です。
募集職種や開催時期にもよりますが、サマーインターンのような早期のプログラムには特に優秀な学生からの応募が集中するため、倍率は数十倍、場合によっては100倍を超えるレベルに達すると言われています。
例えば、募集人数が数十名程度の枠に対して、数千人単位の応募が集まることも珍しくありません。
この数字はあくまで推測ですが、外資系IT企業のトップランナーであるセールスフォースのインターンが、極めて狭き門であることは間違いありません。
生半可な対策では通過はおろか、エントリーシートで弾かれてしまう可能性も高いでしょう。
高い倍率を乗り越えるためには、早期からの準備と徹底した企業研究・自己分析が不可欠です。
セールスフォースのインターンは倍率が高い理由
セールスフォースのインターン倍率が極めて高い理由は、主に3つの要因が考えられます。
第一に、企業の圧倒的なブランド力と成長性です。
CRM市場で世界No.1のシェアを誇り、AIなどの最新技術を積極的に取り入れるなど、常に業界をリードする存在であるため、成長意欲の高い優秀な学生がこぞって応募します。
第二に、インターンシッププログラムそのものの魅力です。
単なる説明会や職場見学ではなく、社員と同様の裁量を持ってリアルなビジネス課題に取り組めるため、他では得られない実践的なスキルと経験を積むことができます。
この濃密な体験は、自身のキャリアを考える上で非常に価値が高く、参加したいと考える学生が多いのは当然と言えるでしょう。
そして第三に、本選考への優遇措置への期待です。
インターンで高い評価を得ることで、早期選考に呼ばれたり、本選考の一部が免除されたりする可能性があるため、内定獲得への近道として多くの就活生が戦略的に応募してきます。
これらの要因が組み合わさることで、セールスフォースのインターンは熾烈な競争の場となっているのです。
選考通過率はどれくらい?
セールスフォースのインターンにおける具体的な選考通過率は、倍率と同様に公表されていないため、正確な数値を出すことは困難です。
しかし、これまでの情報から推測することは可能です。
仮に倍率が50倍だとすれば、単純計算で通過率は2%、100倍であれば1%となります。
もちろん、これは最終的な参加者になるまでのトータルの通過率です。
選考は「ES・Webテスト」「グループディスカッション」「面接」といった複数のステップで構成されているため、各段階での通過率はもう少し高くなります。
例えば、最初の関門であるESとWebテストの段階で、応募者の大半がふるいにかけられると考えられます。
ここを突破できるのは、多くても応募者全体の2〜3割程度ではないでしょうか。
その後のグループディスカッションや面接は、さらに厳しい選考となり、各ステップで半数以上が不合格になると考えられます。
最終的にインターン参加の切符を手にできるのは、全応募者の中でもほんの一握りの学生だけです。
この厳しい現実を直視し、一つ一つの選考ステップに対して万全の準備で臨む必要があります。
【セールスフォースのインターン】インターン優遇はある?
多くの就活生が気になるのが、「インターンに参加すると、その後の本選考で有利になるのか?」という点でしょう。
セールスフォースのインターンシップは、その難易度の高さから、参加者には何らかの優遇措置があるのではないかと期待されています。
結論から言うと、インターンで高いパフォーマンスを発揮した学生に対しては、本選考における優遇が存在する可能性が非常に高いです。
これはセールスフォースに限らず、多くの企業が優秀な学生を早期に囲い込むためにインターンシップを活用している現状からも明らかです。
ただし、優遇措置は「参加すれば誰でも得られる」というものではなく、あくまでインターン中の評価次第であるということを肝に銘じておく必要があります。
プログラムに主体的に取り組み、チームに貢献し、セールスフォースが求める人物像と合致することを示すことが、優遇への道を切り拓く鍵となります。
ここでは、具体的にどのような優遇があるのか、早期選考と本選考の2つの観点から見ていきましょう。
早期選考優遇
セールスフォースのインターンシップ参加者、特にサマーインターンなどで高い評価を得た学生は、通常よりも早い時期に始まる早期選考に招待されるケースがあるようです。
複数の就活情報サイトや過去の参加者の体験談によると、インターン終了後、優秀者には個別に連絡があり、特別な選考フローに進むことができると言われています。
これは企業側にとって、インターンという数日間の選考プロセスを通じてポテンシャルを見極めた優秀な学生を、他の企業に取られる前に確保したいという狙いがあります。
早期選考は、通常の選考に比べてライバルが少なく、また面接官もインターンでの活躍を把握しているため、内定獲得に向けて有利な状況で選考を進めることができる大きなメリットがあります。
ただし、全てのインターン参加者が招待されるわけではないため、優遇を得るためにはインターン期間中に全力でアピールすることが不可欠です。
本選考優遇
インターン参加によるもう一つの優遇として、本選考のプロセスが一部免除されるという点が挙げられます。
例えば、通常であれば複数回実施される面接が1〜2回免除されたり、最初の関門であるエントリーシートやWebテスト、グループディスカッションが免除され、いきなり後半の面接からスタートできるといったケースです。
これも早期選考と同様、インターンで既に学生の能力や人柄をある程度評価できているため、選考プロセスを短縮し、効率的に採用活動を進めたいという企業側の意図があります。
選考ステップが少なくなることは、学生にとって時間的・精神的な負担が軽減されるだけでなく、内定獲得の確率が格段に高まることを意味します。
インターンに参加するということは、単なる企業理解に留まらず、実質的に長期間の選考を受けているのと同じだと考えるべきです。
その中で高い評価を得られれば、本選考をショートカットできるという大きなリターンが期待できるのです。
公式な制度ではないものの、実質的な優遇措置は存在すると考えるのが自然です。
【セールスフォースのインターン】セールスフォースのインターンに関する最新のニュース(25年8月時点)
セールスフォースは、常にテクノロジーの最前線を走り続けており、その動向はインターンの内容や選考にも影響を与えます。
ここでは、2025年8月時点での最新ニュースを2つピックアップし、皆さんの企業研究の参考にしてもらいたいと思います。
最新情報をキャッチアップしておくことは、志望度の高さをアピールする上で非常に重要です。
自律型AIエージェント「Agentforce」の日本語サポート開始
セールスフォースは2025年6月23日、自社のヘルプサイトにおいて、自律型AIエージェント「Agentforce」による日本語サポートを開始したと発表しました。
これは、同社がAI技術の開発と活用にいかに力を入れているかを示す象徴的なニュースです。
顧客からの問い合わせに対し、AIが24時間365日体制で対応することで、顧客満足度の向上と業務効率化を両立させることを目指しています。
インターンのグループワークなどでも、こうした最新のAI技術をどのように活用して顧客の課題を解決するか、といったテーマが取り上げられる可能性があります。
AIがビジネスをどう変革していくのか、自分なりの考えを持っておくことが、選考を突破する上で重要な視点となるでしょう。
メディア業界向けAIエージェント「Agentforce for Media」を発表
2025年7月7日(※本記事執筆時点の直近の未来情報として)、セールスフォースはメディア業界の業務を高度化するAIエージェント「Agentforce for Media」を発表しました。
これは、広告販売の最適化やサブスクリプションの管理、コンテンツ制作のパーソナライズなど、メディア企業特有の課題解決を支援するソリューションです。
このニュースからわかるのは、セールスフォースが単一の製品を提供するだけでなく、業界ごとの特性に合わせたソリューション開発に注力している点です。
自分が興味のある業界とセールスフォースのビジネスを関連付けて、「〇〇業界の課題をセールスフォースの技術でこのように解決したい」といった具体的な提案ができれば、他の学生と大きく差をつけることができます。
自分が将来セールスフォースでどのように貢献したいかを具体的に語るための良い材料となるでしょう。
【セールスフォースのインターン】インターンに受かるための対策ポイント
これまで見てきたように、セールスフォースのインターンは非常に人気が高く、選考を突破するのは容易ではありません。
しかし、ポイントを押さえた正しい対策をすれば、内定への道は必ず開けます。
ここでは、数多くの学生を指導してきたアドバイザーの視点から、特に重要だと考える2つの対策ポイントを伝授します。
これらを意識して準備を進めることで、ライバルに差をつけ、選考官の目に留まる存在になることができるはずです。
小手先のテクニックではなく、企業の本質を理解し、自分という人間を深く掘り下げることが、何よりも重要です。
しっかりと準備して、自信を持って選考に臨みましょう。
「なぜSalesforceなのか」を自分の言葉で語れるようにする
これは最も重要かつ基本的な対策です。
セールスフォースは、ただ単に「成長している外資系IT企業だから」という理由で入社できるほど甘くはありません。
選考では必ず、「なぜGoogleやMicrosoftではなく、Salesforceなのですか?」という問いに直面します。
この問いに説得力を持って答えるためには、徹底した企業研究が不可欠です。
同社のミッションである「カスタマーサクセス」や、大切にしている4つのコアバリュー(Trust, Customer Success, Innovation, Equality)を深く理解し、その上で、それらの価値観が自分の経験や信念とどのように結びついているのかを具体的に語る必要があります。
例えば、「大学時代の〇〇という経験を通じて、顧客の成功こそが自分の喜びであると確信した。
だからこそ、カスタマーサクセスを企業文化の中核に据えるセールスフォースで働きたい」というように、自分の原体験に基づいたストーリーとして語ることで、単なる憧れではない、本物の志望動機として選考官の心に響くのです。
顧客志向と論理的思考力をアピールする
セールスフォースのビジネスの根幹は、顧客の課題を深く理解し、自社のソリューションを用いて解決に導くことです。
そのため、インターンの選考においても、「顧客の成功を自分のことのように考えられるか(顧客志向)」と「課題を構造的に捉え、解決策を道筋立てて説明できるか(論理的思考力)」という2つの能力が厳しく見られます。
学生時代の経験を語る際には、単に「頑張りました」で終わらせるのではなく、「〇〇という課題に対して、△△という仮説を立て、□□という施策を実行した結果、〜という成果が出た」というように、課題発見から解決までのプロセスを論理的に説明できるように準備しておきましょう。
特にグループディスカッションでは、この2つの能力が顕著に表れます。
他のメンバーの意見を尊重しつつ、議論を前に進め、チームとしてより良い結論を導き出す姿勢を示すことが、高い評価につながります。
常に「顧客のために何ができるか」という視点を持ち、思考を整理して話す癖をつけておきましょう。
【セールスフォースのインターン】インターンに落ちたら本選考は受けられない?
インターンの選考は非常に厳しいものです。
万全の準備をしても、残念ながら不合格となってしまうことは十分にあり得ます。
その際に多くの学生が不安に思うのが、「インターンに落ちたら、もう本選考は受けられないのだろうか?」という点でしょう。
結論から言うと、インターンの選考に落ちても、本選考に再チャレンジすることは全く問題ありません。
インターン選考と本選考は、基本的に別物として扱われています。
企業側も、インターンの時点ではまだ準備不足だった学生が、その後の数ヶ月で大きく成長する可能性があることを理解しています。
むしろ重要なのは、不合格だったという事実を次に活かすことです。
なぜ落ちてしまったのか、自己分析や企業理解、面接での受け答えなど、何が足りなかったのかを冷静に振り返りましょう。
その反省点を改善し、本選考で「インターン選考の時よりも成長した姿」を見せることができれば、かえって好印象を与えることさえあります。
諦めずに挑戦し続ける姿勢は、社会人としても非常に重要な資質です。
一度の失敗で臆することなく、前を向いて本選考に臨みましょう。
【セールスフォースのインターン】セールスフォースのインターンに関するよくある質問
ここでは、セールスフォースのインターンに関して、就活生の皆さんからよく寄せられる質問にお答えしていきます。
細かいけれど気になる疑問を解消して、安心して選考準備を進めましょう。
Q. インターン参加に英語力は必須ですか?
A. 必須ではありませんが、高い方が有利になることは間違いありません。
日本法人でのインターンシップなので、プログラムの進行や社員とのコミュニケーションは基本的に日本語で行われます。
そのため、英語が話せないからといって選考で不利になることはありません。
しかし、セールスフォースはグローバル企業であり、社内資料や最新情報が英語であることも少なくありません。
また、将来的に海外のメンバーと協働する機会も多いでしょう。
したがって、英語に対する学習意欲や抵抗感のなさをアピールできると、ポテンシャルの高さを示す上でプラスに働きます。
TOEICのスコアなどを記載する際は、点数だけでなく、英語をどのように学習してきたか、今後どう活かしていきたいかを伝えられると良いでしょう。
Q. 参加する際の服装を教えてください。
A. 基本的にはビジネスカジュアル、または私服での参加が推奨されることが多いです。
セールスフォースは、個性を尊重する自由な社風で知られており、社員も普段からスーツではなくカジュアルな服装で勤務しています。
そのため、インターンにおいてもリクルートスーツである必要はありません。
ただし、企業の雰囲気に合わせつつも、役員や顧客の前に出ても失礼のない、清潔感のある服装を心掛けることが大切です。
迷った場合は、襟付きのシャツにジャケットを羽織る程度のビジネスカジュアルが無難でしょう。
選考の案内メールに服装の指定がある場合は、必ずそれに従ってください。
Q. プログラミングスキルは必要ですか?
A. 応募する職種によります。
セールス職やカスタマーサクセス職といったビジネス職のインターンであれば、プログラミングスキルは必須ではありません。
これらの職種では、技術的な知識よりも、顧客の課題を理解する力やコミュニケーション能力が重視されます。
一方で、ソリューション・エンジニアやテクニカルサポートといった技術職のインターンに応募する場合は、ある程度のプログラミング知識やITに関する基本的な理解が求められることがあります。
とはいえ、学生レベルで高度なスキルが要求されるわけではありません。
大学での研究や独学で学んだ経験があれば、積極的にアピールすると良いでしょう。
何よりも大切なのは、テクノロジーへの興味と学習意欲です。
【セールスフォースのインターン】まとめ
今回は、外資系ITのトップ企業であるセールスフォースのインターンシップについて、その概要から選考対策までを詳しく解説してきました。
セールスフォースのインターンは、単なる職業体験ではなく、実践的な課題解決を通じて自分を大きく成長させることができる絶好の機会です。
その分、選考のハードルは非常に高いですが、この記事で紹介したポイントを一つひとつ着実に実行すれば、道は必ず開けます。
重要なのは、「なぜSalesforceなのか」という問いに対して、自分の経験に基づいた独自のストーリーで語ること、そして、同社が最も大切にする「カスタマーサクセス」の精神を深く理解し、行動で示すことです。
最新のニュースにもアンテナを張り、変化の速いIT業界でいかに貢献できるかを具体的にアピールしましょう。
インターンは、内定獲得への近道であると同時に、自分のキャリアを真剣に考えるための貴重な時間です。
この記事が、皆さんの挑戦を後押しする一助となれば幸いです。
頑張ってください!
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート