インターンの説明会に参加する際の注意点を徹底解説!内容や準備すべきものを紹介

インターンの説明会に参加する際の注意点を徹底解説!内容や準備すべきものを紹介

インターンシップの説明会は参加した方がいい?

インターンシップは、就職活動において企業や業界への理解を深めるための貴重な機会です。

しかし、インターンシップに参加する前に「そもそもどんな企業があるのか」「自分にはどんな業界が合っているのか」といった疑問を抱えている学生も少なくありません。

もし、あなたがインターンに参加したい企業や目指すべき業界がまだ明確でないなら、企業研究・業界研究を主な目的としてインターン説明会に参加することをおすすめします

説明会では、企業の事業内容やインターンの詳細について直接話を聞くことができるため、自分が本当に興味を持てる分野や企業を見つけるための手がかりになります。

また、複数の企業の説明を聞くことで、各業界の特色や企業文化の違いを比較検討でき、漠然としたイメージしかなかった業界に対しても具体的なイメージを持つことができるようになるでしょう。

効率的に情報収集を行い、自身の興味や適性を明確にするためにも、積極的にインターン説明会へ足を運んでみましょう

インターンシップの説明会とは?

そもそも、インターンシップの説明会とはいったい何をする場なのでしょうか?

サイトを見れば説明会に参加する必要はないと考える方もいらっしゃるかもしれません。

ここでは、インターンシップ説明会の概要や形式、参加するメリットデメリットまで解説していきますので、まずは何をする場なのかよく理解していきましょう。

内容などの概要

インターン説明会とは、企業が就活生に向けて自社の事業内容に加えて、インターンの内容を説明するイベントのことです。

企業は、自社への本選考やインターンの参加者を増やすことを目的としています。

そのため、より多くの就活生から関心を集めるために、あらゆる企業がインターン説明会に注力しています。

説明会では、企業理念や事業戦略、具体的な業務内容、そしてインターンシップのプログラム内容や応募方法、選考スケジュールなどが詳細に説明されます。

また、質疑応答の時間が設けられることも多く、企業の人事担当者や実際に働いている社員の方から直接話を聞くことができる貴重な機会となります

企業の雰囲気を感じ取り、インターネットだけでは得られない生きた情報を手に入れることで、より深く企業を理解し、自分に合ったインターンシップを見つけるための判断材料とすることができるでしょう。

インターンシップへの参加を検討している方はもちろん、まだ業界や企業を絞り込めていない方にとっても、今後のキャリアを考える上で非常に有益な情報が得られる場です

説明会の形式

インターン説明会には、「合同説明会」「個別説明会」「オンライン説明会」の3つの形式があり、それぞれにメリット・デメリットが存在します。

自身の状況や目的に合わせて、最適な形式を選択することが重要です。

合同説明会のメリット

合同説明会は、複数の企業が一堂に会して説明を行う形式です。

就活生は1日で複数社の説明を受けられるため、効率的にインターン先の情報収集ができる利点があります。

まだ志望業界や企業が明確でない場合でも、多種多様な企業の話を聞くことで、新たな興味や発見に繋がる可能性があります

また、多くの企業がブースを設けており、気軽に質問できる雰囲気があるため、情報収集の第一歩として非常に有効です。

一度に多くの企業に出会えるため、効率を重視する学生にとっては最適な形式と言えるでしょう

個別説明会のメリット

個別説明会は、特定の企業が単独で開催する説明会です。

企業によっては説明会に付随して、就活生を評価し、その情報を本選考に役立てることもあります。

そのため、個別説明会に参加する際は、一つひとつの行動や発言に注意して臨むことが重要です

企業への理解を深めるだけでなく、自身の意欲や能力をアピールする機会となることもあります。

また、社員との交流会が設けられることもあり、より深い企業理解や社員の生の声を聞けるため、企業とのマッチング度を測る上でも有益です。

志望度の高い企業の説明会には積極的に参加し、本選考に繋がるチャンスを最大限に活かしましょう

オンライン説明会のメリット

オンライン説明会は、インターネットを通じて自宅や学校などから参加できる形式です。

オンライン説明会は、視聴場所の融通が利きやすく、遠方で会場まで出向くのが難しい人やスケジュールの空き時間に視聴したい人でも、気軽に参加できるのがメリットです。

移動時間や交通費を気にすることなく、多くの企業の説明会に参加できるため、地理的な制約がある学生や学業との両立を図りたい学生にとっては非常に便利な形式です

また、録画配信される場合もあり、自分のペースで繰り返し視聴できるため、理解を深めやすいという利点もあります。

時間や場所に囚われずに、より多くの情報を収集したい場合に有効な手段と言えるでしょう

開催時期

リクルートの調査によると、「インターンシップ等のキャリア形成支援プログラムの説明会に参加したことがある」と回答した先輩たちに参加時期について聞いたところ、4月~翌年3月までいずれの月でも回答があり、1年を通して開催されているようです。

最も多かったのは「8月」(33.0%)、次が「7月」(29.7%)、その次が「6月」(26.5%)という結果になりました 。

この結果から、インターンシップ説明会は夏季休暇期間に集中して開催される傾向があるものの、年間を通じて様々なタイミングで参加の機会があることがわかります

そのため、自分の学業や他の活動との兼ね合いを見ながら、計画的に説明会への参加を検討することが重要です。

早めに情報収集を始めることで、より多くの選択肢の中から自分に合ったインターンシップを見つけることができるでしょう

インターンシップ説明会の内容

インターンシップ説明会は、単にインターンの概要を知るだけでなく、その企業がどのような価値観を持ち、どのような事業を展開しているのか、そしてそこで働くことのリアルなイメージを掴むための重要な場です

説明会だからこそ聞ける内容が豊富にあり、自分が思い描いていた仕事内容や社風、キャリアパスにミスマッチがないかをインターン参加前に確認できる貴重な機会となります。

企業が何を大切にしているのか、どのような人材を求めているのかを理解することで、より自分に合ったインターンシップを選び、その後の就職活動に活かすことができるでしょう。

企業の経営理念や事業内容の説明

インターンシップ説明会では、企業の経営理念や事業内容について詳しく説明されます。

これは、インターンの実施内容が、自分にとって価値のあるインターンであるのかを判断する重要な情報となります

企業のビジョンやミッションを理解することで、その企業が社会にどのような貢献をしようとしているのか、どのような課題解決を目指しているのかを知ることができます。

また、具体的な事業内容やビジネスモデルを知ることで、自分が将来働くイメージを具体的に持つことができ、興味関心の有無を判断する材料にもなります。

企業が目指す方向性と自分の価値観が合致しているかを確認し、インターンを通じて何を学びたいのか、どのように成長したいのかを明確にするためにも、経営理念や事業内容の説明にはしっかりと耳を傾けましょう

インターンシップについての説明

インターンシップ説明会では、インターンのプログラム内容、期間、参加条件、選考プロセスなどが詳細に説明されます。

これにより、インターンシップが自分の求める経験やスキルアップに繋がるかを判断することができます。

また、質疑応答の時間は、単に疑問点を解消するだけでなく、企業へのアピールタイムだととらえておくことが大切です

積極的に質問することで、企業への関心度の高さや主体性をアピールできます。

事前に企業のホームページや採用情報などを確認し、疑問点を明確にしておくことで、より有意義な質疑応答の時間を過ごすことができるでしょう。

就活生からの質疑応答

インターンシップ説明会では、多くの企業で質疑応答の時間が設けられています。

この時間は、事前に抱いていた疑問点を解消するだけでなく、企業に対する自身の理解度や熱意をアピールする絶好の機会です。

例えば、事業内容に関してより深く掘り下げた質問をしたり、社員の方々の働きがいについて尋ねたりすることで、企業への関心の高さを伝えることができます。

また、漠然とした質問ではなく、具体的なエピソードや自身の考えを交えながら質問することで、論理的思考力やコミュニケーション能力を示すことも可能です

質疑応答の時間は、企業との相互理解を深める場であると同時に、あなた自身の印象を強く残すための「アピールタイム」と捉え、積極的に活用しましょう。

インターンシップの説明会の探し方

インターンシップの説明会を探す方法はいくつかあります。

効率的に情報を収集し、自分に合った説明会を見つけるためには、複数の方法を組み合わせて活用することが重要です。

就職活動情報サイト

就職活動情報サイトは、インターンシップ説明会を探す上で最も一般的な方法の一つです。

これらのサイトには、企業が開催するインターン説明会や、それに伴う選考にエントリーする機能が付いています 。

多種多様な業界や企業のインターンシップ情報が網羅的に掲載されており、地域や開催時期、職種などで絞り込んで検索することも可能です。

多くの企業が登録しているため、まだ興味のある分野が明確でない場合でも、幅広い選択肢の中から自分に合ったインターンシップを見つけやすいという利点があります

定期的にサイトをチェックし、新着情報を逃さないようにしましょう。

企業HPやSNS

企業の公式ホームページ(HP)やソーシャルネットワーキングサービス(SNS)も、インターンシップ説明会を探す上で非常に有効な情報源となります。

企業HPにはインターンや説明会についての情報が細かく記載されており、就活情報サイトの掲載情報よりも詳細な日程や内容などを確認できる場合があります 。

特に、志望度の高い企業がある場合は、企業の公式HPを直接確認することで、最新かつ正確な情報を得ることができます

また、企業のSNSアカウントでは、説明会の開催告知だけでなく、社員の日常や企業の雰囲気を感じられるコンテンツが発信されていることもあります。

これらの情報源を定期的にチェックし、企業が発信する生の情報を得ることで、より深い企業理解に繋げましょう。

大学のキャリアセンター

大学のキャリアセンターは、就職活動に関する様々なサポートを提供してくれる場所です。

キャリアセンターでは過去の学生の就活データをもとに、適切なアドバイスをしてくれるため、インターン説明会への参加や探し方で迷ったら相談してみるのがおすすめです 。

個別の面談を通じて、あなたの興味や適性に合ったインターンシップを提案してくれたり、説明会の選び方や参加準備についてのアドバイスを受けたりすることも可能です

また、大学によっては、学内限定のインターンシップ説明会が開催されたり、特定の企業の担当者が来校して説明会を行う場合もあります。

就職活動の専門家がサポートしてくれるため、安心して相談し、より効果的な情報収集を行いましょう。

インターンシップの説明会に参加する際の注意点

インターンシップ説明会に参加する際は、企業に良い印象を与え、最大限の情報を得るためにいくつかの注意点があります。

特に、服装や持ち物の準備は基本中の基本であり、これらを怠ると企業の採用担当者にマイナスな印象を与えかねません。

また、説明会中の態度も重要で、積極的な姿勢を示すことで、企業への熱意や関心度をアピールすることができます

これらの注意点を事前に確認し、万全の準備で説明会に臨むことで、実りある時間となるでしょう。

企業から服装の指定がある場合は従う

インターンシップ説明会における服装は、企業の指定に必ず従うようにしましょう 。

特に指定がない場合は、スーツが無難です 。

スーツを着用することで、企業に対してTPOをわきまえているという真面目な印象を与えることができます。

また、私服可と指定されている場合でも、清潔感のある服装を心がけましょう 。

例えば、襟付きのシャツやシンプルなセーター、チノパンなどが適切です。

だらしない服装や派手すぎる服装は避け、企業の雰囲気に合わせた落ち着いた服装を選ぶことが大切です

服装は第一印象を左右する重要な要素となるため、細部まで気を配り、好印象を与えられるように準備しましょう。

持ち物を事前に確認する

インターンシップ説明会に参加する際は、事前に持ち物を確認し、忘れ物がないように準備することが重要です。

基本的な持ち物としては、メモを取るための筆記用具は必ず持参しましょう 。

また、企業から資料が配布される場合があるので、それらを受け取るためのA4サイズのファイルやカバンも忘れずに持参しましょう 。

その他、必要に応じて、時間管理のための時計、本人確認のための身分証明書、交通費精算や移動に便利な交通系ICカードなども準備しておきましょう 。

特にオンライン形式の説明会の場合でも、筆記用具やメモ帳は手元に用意しておくことをお勧めします

事前に持ち物リストを作成し、一つずつチェックしていくことで、当日の慌ただしさを軽減し、説明会に集中できる環境を整えることができます。

積極的な姿勢で参加する

インターンシップ説明会では、ただ話を聞くだけでなく、積極的な姿勢で参加することが非常に重要です 。

説明会中に疑問点があれば、積極的に質問をしたり、社員の方とコミュニケーションを取るように心がけましょう 。

質問をすることで、企業への関心度の高さや意欲をアピールできるだけでなく、自身の疑問を解消し、より深い企業理解に繋げることができます。

また、社員の方との交流を通じて、企業の雰囲気や働き方について具体的な情報を得ることも可能です。

説明会後のアンケートや交流会があれば、積極的に参加し、自身の存在をアピールする機会を最大限に活かしましょう

受け身の姿勢ではなく、自ら学ぶ姿勢を示すことで、企業側もあなたに良い印象を抱き、その後の選考に良い影響を与える可能性があります

おすすめのインターンシップ説明会の開催情報

インターンシップ説明会は、様々な形式で開催されており、それぞれに異なる特徴があります。

ここでは、特におすすめの合同説明会、個別説明会、そしてオンライン説明会の開催情報についてご紹介します。

これらの情報を参考に、ご自身の就職活動の状況や目的に合わせて、最適な説明会を選び、積極的に参加することで、より効率的かつ効果的にインターンシップの情報収集を進めることができるでしょう

おすすめの合同説明会

合同説明会は、複数の企業が一度に集まるため、効率的に多くの企業情報を収集できる点が魅力です。

マイナビ就職EXPO

大手企業から中小企業、ベンチャー企業まで幅広い企業が参加する、日本最大級の合同説明会です 。

企業探しだけでなく、就活に役立つセミナーも開催されます 。

様々な業界の企業を一堂に比較検討できるため、まだ志望業界が絞り込めていない方や、幅広い企業を見てみたい方におすすめです。

キャリタス就活フォーラム

少人数で企業のインターンシップ内容や業務内容について詳しく聞けるイベントです 。

就活に関する相談コーナーも設置されています 。

大手企業の合同説明会とは異なり、個別の企業とより深くコミュニケーションを取りたい方に適しています。

おすすめの個別説明会

個別説明会は、特定の企業に特化した説明会であり、その企業の深い情報を得られる貴重な機会です。

企業のウェブサイトや就職情報サイトで、個別説明会の情報を確認し、積極的に参加しましょう 。

少人数で直接話を聞けるため、企業の理解を深めることができます 。

特に志望度の高い企業がある場合や、その企業についてさらに詳しく知りたい場合に有効です

社員の方と直接話す機会があることも多く、企業の雰囲気や働きがいを肌で感じられるでしょう。

おすすめのオンライン説明会

オンライン説明会は、場所や時間の制約を受けずに参加できるため、効率的な情報収集が可能です。

企業ウェブサイトや就職情報サイト

多くの企業がオンライン説明会を実施しています 。

移動時間や場所を気にせずに参加できるため、効率的に情報収集ができます 。

自宅や大学など、好きな場所から気軽に参加できる点が大きなメリットです。

Wantedly

ベンチャー企業を中心に、オンラインでの説明会やイベント情報を掲載しています 。

成長中の企業や、新しい働き方を模索している企業に興味がある方におすすめです

Wantedlyでは、企業のカルチャーや働く人の魅力に焦点を当てた情報が多く、よりリアルな企業像を掴むことができます。

インターンシップの説明会に関するよくある質問

インターンシップは就職活動において重要視される機会の一つですが、参加できなかった場合や、参加したものの選考に繋がらなかった場合に不安を感じる学生も少なくありません。

ここでは、インターンシップに関するよくある質問とその回答をまとめました。

これらの疑問を解消することで、焦りや不安を軽減し、今後の就職活動に前向きに取り組むことができるでしょう

就活でインターンに行ってないのは不利になりますか?

インターンシップに参加できなかったことを悔やむよりも、企業理解を深めることに注力しましょう

体は一つしかありませんから、インターンに参加できなかったことをあれこれ考えても仕方がありません 。

インターンシップは企業理解を深めるための一つの手段であり、他にも企業説明会への参加やOB・OG訪問、企業ホームページやIR情報の確認など、様々な方法で企業や業界への理解を深めることができます

インターンシップに参加できなかったとしても、他の方法で主体的に情報収集を行い、企業への熱意や適性をアピールできれば、不利になることはありません。

インターンから選考につながらなかったのですが、出遅れていますか?

インターンシップに参加したものの、それが直接選考に繋がらなかったとしても、出遅れているということはありません。

まずは自己分析をしてからエントリーすることをおすすめします 。

平均的に内定が出る時期は10月〜11月と言われているため、大学3年生で選考を受けていない状態でも遅れているということはありません 。

インターンシップはあくまで経験の一つであり、そこから得た学びや気づきをその後の自己分析や企業研究に活かすことが重要です

焦らず、自身の強みや興味を再確認し、本当にマッチする企業を見つけるために時間を使いましょう。

インターンに行くと内定をもらえる可能性が高くなりますか?

インターンシップ参加から内定に直結することはあり得ます 。

企業によっては、インターンに参加することで内定に繋がる可能性があります 。

これは、インターンシップが企業にとって学生の能力や適性を見極める場であると同時に、学生にとっても企業文化や働き方を理解する場となるためです。

しかし、全てのインターンシップが内定直結型であるわけではありません

インターンシップの目的は企業によって様々であり、企業理解を深めることを主眼としている場合もあれば、優秀な学生の早期囲い込みを目的としている場合もあります。

インターンシップに参加する際は、そのインターンシップがどのような位置づけであるのかを事前に確認し、自身の目的に合ったものを選ぶようにしましょう

インターンシップの説明会まとめ

インターンシップ説明会は、就職活動における企業・業界研究の重要な第一歩です。

企業やインターンの内容を深く理解し、自身のキャリアプランを具体化する上で欠かせない機会となります。

合同説明会、個別説明会、オンライン説明会と様々な形式があるため、自身の状況や目的に合わせて最適な説明会を選びましょう。

また、参加する際は服装や持ち物を事前に確認し、積極的に質問するなど、主体的な姿勢で臨むことが重要です。

インターンシップに参加できなかったとしても、他の方法で企業理解を深めることは十分に可能ですし、インターンが直接内定に繋がらなくても焦る必要はありません。

このまとめを参考に、皆さんが実りある就職活動を進められることを願っています

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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