世界4大コンサルティングファーム(BIG4)の一角として、圧倒的な知名度を誇るPwC。
そのインターンシップは、コンサル業界を目指す学生にとって、自身の力を試し、大きく成長できる絶好の機会です。
しかし、その人気ゆえに選考は非常に厳しいことでも知られています。
この記事では、PwCの企業概要からインターンの具体的な内容、そして多くの学生が気になる倍率や選考優遇、さらには突破するための対策ポイントまで、どこよりも詳しく解説していきます。
PwCのインターンに挑戦したいと考えているあなたは、ぜひ最後まで読んで、万全の準備を整えましょう。
目次[目次を全て表示する]
【PwCのインターン】PwC企業概要
PwCのインターン選考に挑む前に、まずはPwCがどのような企業なのか、その全体像をしっかりと把握しておくことが不可欠です。
企業の理念や事業内容を深く理解することは、エントリーシート(ES)や面接で志望度の高さをアピールするための第一歩となります。
PwCは、世界151カ国に拠点を持ち、約36万4,000人以上のスタッフを擁するプロフェッショナルサービスファームのグローバルネットワークです。
日本では「PwC Japanグループ」として、監査、コンサルティング、アドバイザリー、税務、法務といった多岐にわたるサービスを、各分野の専門家が連携しながら提供しています。
クライアントが抱える複雑で困難な経営課題を解決し、社会における信頼を構築して、重要な課題を解決することを企業理念として掲げているのが大きな特徴です。
ただ単に企業の規模が大きいというだけでなく、それぞれの専門分野が有機的に結びつき、クライアントに最適な価値を提供している点が、PwCの最大の強みと言えるでしょう。
これからインターンを目指す皆さんは、こうしたPwCの根幹にある価値観やビジネスモデルを理解し、自分がどのように貢献できるかを考えることが、選考を突破する上で非常に重要な鍵となります。
PwCの採用倍率
PwCの正式な採用倍率は公表されていませんが、就活市場における人気度や応募者数を考慮すると、その倍率は数十倍から、職種によっては100倍を超えると推定されています。
特に、学生からの人気が高いコンサルティング職では、非常に多くの応募が殺到するため、必然的に高倍率となります。
この倍率の高さは、PwCが世界的なブランド力を持つBIG4の一角であることに加え、若手のうちから裁量権の大きい仕事に挑戦でき、圧倒的な成長環境が用意されていることが大きな理由です。
また、グローバルな案件に携わるチャンスが豊富であることや、多様なバックグラウンドを持つ優秀な社員と切磋琢磨できる環境も、学生にとって大きな魅力となっています。
さらに、後述するインターン参加者への優遇措置への期待感から、力試しの意味合いも込めて多くの優秀な学生が応募することも、倍率を押し上げる一因でしょう。
これらの要因から、PwCの採用は極めて狭き門となっており、生半可な準備では通過することが難しいのが現実です。
PwCの平均年収
PwCの平均年収は、職位や経験年数によって大きく異なりますが、口コミサイトなどを見ると30代で1,000万円を超えるケースも珍しくありません。
新卒の初任給でも、職種によっては年俸600万円程度と、国内の一般企業と比較して非常に高い水準に設定されています。
この高年収の背景には、まずコンサルティング業界全体の給与水準の高さがあります。
企業の経営課題という非常に付加価値の高いサービスを提供しているため、その対価として社員に高い報酬を支払うことができるのです。
また、PwCでは実力主義・成果主義が徹底されており、個人のパフォーマンスが評価や報酬に直結します。
若手であっても、高い成果を上げればそれに見合った報酬と昇進の機会が与えられるため、優秀な人材にとっては非常にモチベーションの上がる環境です。
プロフェッショナルとして常に高いパフォーマンスを求められる厳しい世界であるからこそ、その対価として高い年収が設定されていると言えるでしょう。
これは、社員一人ひとりが持つ専門性と、クライアントへの貢献度を正当に評価する企業文化の表れでもあります。
【PwCのインターン】インターンの概要
PwCが実施するインターンシップは、単なる就業体験の場ではありません。
コンサルタントや会計士といったプロフェッショナルの仕事を、実践に近い形で体感できる非常に中身の濃いプログラムとなっています。
参加することで、PwCの企業文化や働く人々の雰囲気を肌で感じられるだけでなく、自分自身のキャリアを考える上で非常に貴重な経験を得ることができるでしょう。
インターンは主に、大学3年生や修士1年生を対象として、夏に行われるサマーインターンと、秋冬に行われるウィンターインターンが中心です。
プログラムは、募集される部門(戦略コンサルティング、M&A、監査、税務など)によって大きく異なりますが、いずれもPwCが実際に直面しているような複雑な課題をテーマに、数日間にわたってチームで解決策を模索し、最終的には社員の前でプレゼンテーションを行う形式が多く見られます。
現役のコンサルタントから直接フィードバックをもらえる機会も豊富に用意されており、短期間で思考力や分析力を飛躍的に高めることが期待できます。
PwCのインターンは、本選考への足がかりとなるだけでなく、自分自身の成長を実感できる最高の機会と言えるでしょう。
インターンの内容
PwCのインターンシップは、部門ごとに特色あるプログラムが用意されていますが、多くの部門で共通して取り入れられているのが、実践的なケーススタディです。
参加者は数名のチームを組み、実際の企業が直面するような経営課題をテーマに、情報収集、分析、戦略立案、そして最終提案までの一連のコンサルティングプロセスを模擬体験します。
例えば、「ある企業の売上を3年で2倍にするための戦略を立案せよ」といった具体的な課題が与えられ、限られた時間の中でチームとしてのアウトプットを出すことが求められます。
この過程では、現役のコンサルタントがメンターとして各チームにつき、議論の進め方や思考の深め方について、的確なアドバイスや厳しいフィードバックを与えてくれます。
これにより、ロジカルシンキングや情報分析能力はもちろん、チームで成果を出すためのコミュニケーション能力も鍛えられます。
単に課題を解くだけでなく、プロフェッショナルとしての働き方や思考の基準を学ぶことができるのが、PwCのインターンの大きな価値です。
インターンの募集時期・開催時期
PwCのインターンシップは、主に夏と冬の年2回、大規模に開催されます。
夏のサマーインターンは、大学3年生や修士1年生にとって、早期に業界研究や企業理解を深める絶好の機会です。
募集は4月下旬から6月頃にかけて行われ、選考を経て8月から9月にかけてプログラムが実施されるのが一般的です。
一方、秋冬に開催されるウィンターインターンは、サマーインターンで思うような結果が出せなかった学生や、秋以降に就職活動を本格化させた学生にとって重要なチャンスとなります。
こちらの募集は9月から11月頃、開催は12月から翌年2月頃にかけて行われることが多いです。
どちらのインターンも、PwCの採用ウェブサイトや各種就活ナビサイトを通じて募集情報が公開されます。
募集開始から締切までの期間は比較的短いため、常にアンテナを張っておくことが重要です。
特に人気の部門はすぐに募集が締め切られてしまう可能性もあるため、PwCを志望する学生は、春先からこまめに採用情報をチェックする習慣をつけておきましょう。
インターンの応募方法・選考フロー
PwCのインターンに応募するには、まずPwC Japanグループのマイページに登録し、そこからエントリーシート(ES)を提出するのが一般的な流れです。
ESでは、志望動機や自己PR、学生時代の経験といった定番の質問に加え、「PwCのインターンで何を学びたいか」「社会の重要な課題解決にどう貢献したいか」といった、企業理念と絡めた問いがなされる傾向にあります。
書類選考を通過すると、次の選考ステップに進みます。
選考フロー1:エントリーシート(ES) 選考の第一関門です。
なぜPwCなのか、なぜその部門なのかを論理的に説明できるかが鍵となります。
選考フロー2:Webテスト 多くの部門で玉手箱やTG-WEBといった形式のWebテストが課されます。
思考力や情報処理能力の基礎が見られており、市販の対策本などで十分な準備をしておく必要があります。
選考フロー3:グループディスカッション(GD)または面接 Webテストを通過すると、GDや複数回の面接が待っています。
GDでは、論理的思考力に加えて、チームの中でどのような役割を果たせるか(リーダーシップ、協調性など)が見られます。
面接では、ESの内容を深掘りされるとともに、ケース面接が課されることもあります。
選考フロー4:最終面接 最終面接は、パートナーなど職位の高い社員が面接官となることが多く、PwCで働く覚悟やカルチャーへのフィット感など、総合的な人物評価が行われます。
【PwCのインターン】インターンの倍率
PwCのインターンシップは、本選考同様、具体的な倍率は公表されていません。
しかし、その圧倒的な人気と、本選考への優遇措置への期待から、応募が殺到することは間違いなく、倍率は少なくとも数十倍、人気部門では100倍を超えても不思議ではないでしょう。
BIG4の一角というブランド力、グローバルな環境で成長できる魅力、そして何より本選考に直結する可能性が高いというメリットが、多くの優秀な学生を惹きつけています。
特に、戦略コンサルティング部門やM&Aアドバイザリー部門といった花形部門は、募集人数が少ない一方で応募者が集中するため、極めて高い倍率になることが予想されます。
インターンの選考は、本選考の前哨戦とも言える厳しい戦いです。
「インターンだから」という甘い考えは一切通用せず、入念な準備と対策を重ねた学生だけが、参加への切符を手にすることができるのです。
この高い倍率を理解した上で、なぜ自分がPwCのインターンに参加すべきなのかを明確にし、熱意と論理性を兼ね備えたアピールをしていく必要があります。
PwCのインターンは倍率が高い理由
PwCのインターン倍率が極めて高い理由は、主に3つの要素に集約されます。
第一に、PwCという企業の圧倒的なブランド力と魅力です。
世界4大コンサルティングファーム(BIG4)の一角として、その名は就活生のみならず広く社会に知られています。
グローバルなネットワークを活かした大規模な案件に携われる機会や、多様な専門性を持つプロフェッショナル集団の中で成長できる環境は、向上心の高い学生にとってこれ以上ない魅力と言えるでしょう。
第二に、本選考への優遇措置への強い期待感です。
インターンで高いパフォーマンスを発揮した学生は、早期選考に呼ばれたり、本選考の一部が免除されたりといった優遇を受けられることが広く知られています。
内定への近道となるため、PwCを第一志望とする学生がこぞって応募するのは当然の流れです。
第三の理由は、プログラム内容の質の高さです。
現役のプロフェッショナルから直接指導を受けながら、実践的な課題に取り組む経験は、お金では買えない価値があります。
この貴重な成長機会を求めて、コンサル業界を志望する優秀な学生が全国から集まるため、結果として倍率が押し上げられているのです。
選考通過率はどれくらい?
PwCインターンの正確な選考通過率は公表されていませんが、非常に厳しい戦いであることは間違いありません。
仮に倍率を100倍と仮定すると、全体の通過率はわずか1%ということになります。
選考フローの各段階で、応募者は大幅に絞り込まれていくと考えるべきでしょう。
例えば、最初の関門であるエントリーシートとWebテストの段階で、応募者全体の半数以上がふるい落とされる可能性も十分にあります。
その後のグループディスカッションや複数回の面接でも、評価の低い学生は容赦なく不合格となります。
各選考ステップの通過率が50%だったとしても、ESから3回の面接を突破するためには、単純計算で6.25%しか残らない計算になります。
実際には、各段階の通過率はこれよりもさらに低いことが想定されます。
特に、優秀な学生が集まる後半の選考フェーズでは、評価の差はごくわずかとなり、少しの気の緩みや準備不足が命取りになりかねません。
したがって、「次の選考に進めたらラッキー」という考えではなく、常にトップ通過を目指す気概で臨むことが求められます。
【PwCのインターン】インターン優遇はある?
多くの就活生が最も気になる点の一つが、インターン参加者への優遇措置の有無でしょう。
結論から言うと、PwCのインターンシップでは、参加し、そこで高い評価を得ることで、本選考において有利になる優遇措置を受けられる可能性が非常に高いです。
これは、企業側にとっても、数日間にわたって学生の能力や人柄をじっくりと見極めることができるため、ミスマッチの少ない採用を実現できるというメリットがあります。
インターンは、学生にとっては企業理解を深める場であると同時に、企業にとっては優秀な学生を早期に囲い込むための重要な選考プロセスの一部と位置づけられているのです。
ただし、注意しなければならないのは、ただインターンに参加するだけでは意味がないということです。
プログラム期間中のパフォーマンス、具体的には課題への取り組み姿勢、論理的思考力、チームへの貢献度などが厳しく評価され、その評価に基づいて優遇の有無や内容が決まります。
そのため、参加するからには、常に最高のパフォーマンスを発揮することを意識して臨む必要があります。
早期選考優遇
PwCのインターンで高い評価を得た学生は、通常の選考スケジュールとは別の「早期選考」ルートに案内されることがあります。
これは、他の学生が本格的な選考を始めるよりも早い段階で選考が進み、早期に内々定を得られる可能性があるという大きなメリットです。
実際に、大手就活口コミサイトである「外資就活ドットコム」や「ONE CAREER」などでは、インターン参加後に特別な面談やイベントに招待され、そのまま早期選考に進んだという体験談が数多く寄せられています。
企業側から見ても、インターンを通じて「ぜひ入社してほしい」と評価した優秀な学生を、他社に取られる前に確保したいという意図があります。
この早期選考ルートに乗ることができれば、精神的な余裕を持ってその後の就職活動を進めることができるでしょう。
まさに、インターン参加者だけに与えられる特権と言えます。
本選考優遇
早期選考への案内に加え、本選考のプロセスが一部免除されるという優遇措置も存在します。
例えば、通常であれば受けなければならない一次面接や二次面接、場合によってはグループディスカッションなどが免除され、いきなり最終面接からスタートできるといったケースです。
これも「外資就活ドットコム」などの就活サイトで多くの報告が見られます。
インターンシップという長時間の選考プロセスを通じて、学生の地頭の良さやコミュニケーション能力はすでに評価済みであるため、企業としては改めて同じような選考を課す必要がないと判断するのです。
これにより、学生は選考対策の負担を大幅に軽減でき、より重要な最終面接の準備に集中することができます。
PwCへの入社を強く希望する学生にとって、これほど大きなアドバンテージはないでしょう。
インターンで全力を尽くすことが、内定への最短ルートを切り拓く鍵となります。
【PwCのインターン】PwCのインターンに関する最新のニュース(25年6月時点)
PwCのようなグローバルファームの動向は、社会の動きを色濃く反映します。
インターン選考に臨むにあたり、企業の最新の取り組みを理解しておくことは、志望度の高さをアピールする上で非常に有効です。
ここでは、2025年6月時点で注目すべきPwCの最新動向を2つ紹介します。
生成AI活用を全社的に推進、人材育成にも注力
PwC Japanグループは、2024年5月のニュースで、今後3年間で日本国内の全従業員約11,500人を対象に生成AIに関する研修を実施し、業務の抜本的な見直しや高度化を進めることを発表しました。
これは、単にツールを導入するだけでなく、AIを使いこなせるプロフェッショナル人材の育成に本気で取り組むという強い意志の表れです。
インターン選考においても、こうした新しいテクノロジーへの感度や、それを活用してどのように社会課題を解決したいかといった視点が問われる可能性があります。
テクノロジーの進化がビジネスに与える影響を自分なりに考え、語れるように準備しておくことが、他の学生との差別化につながるでしょう。
サステナビリティ領域のサービス提供を強化
PwCは、気候変動や人権問題といったサステナビリティ(持続可能性)に関する課題解決を、グローバル全体で重要戦略の一つと位置づけています。
PwC Japanグループも例外ではなく、サステナビリティに関する専門チームを拡充し、企業の脱炭素経営やESG投資に関するアドバイザリーサービスを強化しています。
2025年3月には、企業のサステナビリティ情報開示を支援する新たなサービスを発表するなど、具体的な動きが活発化しています。
こうした動向は、PwCが短期的な利益だけでなく、長期的な社会全体の価値創造を目指していることの証明です。
インターンでは、こうした社会課題に対して自分なりの問題意識を持ち、PwCのリソースを使ってどのように貢献したいかを具体的に述べられると、高く評価されるでしょう。
【PwCのインターン】インターンに受かるための対策ポイント
PwCのインターンという狭き門を突破するためには、付け焼き刃の知識やテクニックでは通用しません。
なぜその対策が必要なのかを深く理解した上で、戦略的に準備を進めることが不可欠です。
ここでは、特に重要となる2つの対策ポイントを解説します。
なぜPwCなのかを徹底的に言語化する
「なぜBIG4の中でもPwCなのですか?」この問いに、あなた自身の言葉で、論理的かつ情熱的に答えられるようにしておく必要があります。
これを怠ると、面接官に「他のコンサルでも良いのでは?」という印象を与えてしまい、突破は難しくなります。
対策として、まずはPwCの企業理念「社会における信頼を構築し、重要な課題を解決する」を深く理解し、自身の経験や価値観と結びつけることが重要です。
例えば、「大学時代の〇〇という経験から、社会の△△という課題を解決したいと考えるようになった。
PwCの持つ多様な専門性とグローバルネットワークを活かせば、その課題解決に最も効果的に貢献できると確信している」といった具合です。
さらに、OB/OG訪問や説明会に積極的に参加し、社員の方から直接聞いた話や感じた社風を志望動機に盛り込むことで、リアリティと説得力が増します。
この「自分だけのPwCへの志望動機」を確立することが、何よりも強力な武器になります。
ケース面接対策で論理的思考力を鍛える
コンサルティングファームの選考、特にインターン選考で頻繁に課されるのがケース面接です。
これは、与えられたビジネス上の課題に対して、論理的に解決策を導き出すプロセスを評価するもので、思考の体力とも言える地頭の良さが問われます。
対策が必須な理由は、この選考形式に慣れていないと、実力を全く発揮できずに終わってしまうからです。
まずは市販のケース面接対策本を読み込み、「フェルミ推定」や「ビジネスケース」といった基本的な問題の型を学びましょう。
その後は、友人やキャリアセンターの職員を相手に、声に出して考える練習を繰り返すことが極めて重要です。
一人で考えているだけでは、思考の癖や論理の飛躍に気づくことはできません。
他者からのフィードバックを受けながら、自分の思考プロセスを客観的に見つめ直し、構造化するトレーニングを積むことで、本番でも落ち着いて実力を発揮できるようになります。
【PwCのインターン】インターンに落ちたら本選考は受けられない?
結論から言うと、PwCのインターン選考に落ちてしまっても、本選考に再チャレンジすることは全く問題ありません。
インターン選考で不合格だったからといって、本選考の応募資格がなくなったり、不利な扱いを受けたりすることはないので安心してください。
「インターンに落ちたからもうダメだ」と諦めてしまうのは、非常にもったいないことです。
むしろ、インターン選考に挑戦した経験は、本選考に活かすべき貴重な財産と捉えましょう。
なぜ落ちてしまったのか、ESの内容、Webテストの出来、面接での受け答えなどを冷静に振り返り、自分の弱点や改善点を分析することが重要です。
その反省を活かして対策を練り直せば、本選考で通過できる可能性は十分にあります。
企業側も、一度の失敗で学生の可能性を判断するわけではありません。
インターン選考から本選考までの期間で、学生がどれだけ成長したかを見ています。
失敗を糧に成長した姿を示すことができれば、かえって評価が高まることさえあるのです。
【PwCのインターン】PwCのインターンに関するよくある質問
PwCのインターンを目指すにあたり、多くの学生が共通の疑問を抱くことでしょう。
ここでは、特によくある質問をピックアップし、就活アドバイザーの視点から分かりやすくお答えしていきます。
選考に関する直接的な内容から、参加する上での心構えまで、皆さんの不安を解消し、自信を持って挑戦できるようサポートします。
英語力は必須ですか?
PwCはグローバルファームですが、応募段階で必ずしも流暢な英語力が必須というわけではありません。
もちろん、英語力があればグローバル案件で活躍できる可能性が広がるため、強力なアピールポイントになります。
しかし、それ以上に重視されるのは、論理的思考力や問題解決能力といったコンサルタントとしての素養です。
実際に、英語が得意でなくても内定を獲得している学生は数多くいます。
ただし、選考過程で英語の資料を読んだり、簡単な英語面接が課されたりする可能性はゼロではありません。
また、入社後には英語を使う機会が増えるため、学習意欲があることを示すのは重要です。
現時点で英語に自信がなくても、臆することなく挑戦し、学ぶ意欲をアピールすることが大切です。
理系学生でも活躍できますか?
全く問題ありません。
むしろ、理系学生はPwCで大いに歓迎されます。
コンサルティングの仕事は、物事を構造的に捉え、データに基づいて仮説を立て、論理的に検証していくプロセスが基本です。
これは、理系の学生が研究活動などを通じて日々行っている思考プロセスと非常に親和性が高いと言えます。
実際にPwCでは、理系出身のコンサルタントが数多く活躍しており、IT、製造業、製薬といった分野の専門知識を活かして高い価値を発揮しています。
文系・理系というバックグラウンドの違いよりも、知的好奇心を持ち、未知の領域にも積極的にチャレンジできるかどうかが重要です。
自分の専門性をどのようにビジネス課題の解決に活かせるかを考え、アピールできると良いでしょう。
インターンシップ中の服装はどうすれば良いですか?
インターンシップ中の服装については、企業からの案内に従うのが基本です。
多くの場合、「ビジネスカジュアル」や「スーツ」といった指定があります。
指定がない場合でも、クライアントの前に出ても失礼のない服装を心がけるのが無難です。
男性であればジャケットと襟付きのシャツ、女性であればそれに準ずる服装が良いでしょう。
大切なのは、清潔感です。
服装だけでなく、髪型や靴など、細部まで気を配りましょう。
PwCはプロフェッショナルファームであり、社員はクライアントからの信頼を第一に考えています。
インターン生もその一員として見られるという意識を持ち、プロフェッショナルとしてふさわしい身だしなみを心がけることが、評価にも繋がります。
【PwCのインターン】まとめ
この記事では、世界的なコンサルティングファームであるPwCのインターンシップについて、その概要から選考対策までを網羅的に解説してきました。
PwCのインターンは、その高いブランド力と成長機会から、倍率が非常に高く、極めて狭き門であることは間違いありません。
しかし、企業理念への深い共感を示し、論理的思考力を徹底的に鍛え、自分だけの言葉で熱意を語ることで、道は必ず拓けます。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート