【27卒】アルバイト経験の書き方完全ガイド|伝わるESで好印象を与えるコツと文字数別例文付き

【27卒】アルバイト経験の書き方完全ガイド|伝わるESで好印象を与えるコツと文字数別例文付き

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アルバイト経験 書き方の基本

エントリーシート(ES)において、アルバイト経験は多くの企業が注目する情報です。学生時代にどのような経験をし、そこからどんなスキルや価値観を育んできたのかをアピールできる貴重なチャンスです。

しかし、「何を書けば良いかわからない」「ただ働いただけでアピールになるの?」と悩む就活生も多いですよね。

そこでこのセクションでは、企業がアルバイト経験を見る理由や、自己PRとの違いなど、まず押さえておきたい基本を解説します。

なぜ企業はアルバイト経験を見るのか?

企業がアルバイト経験を重視するのは、学生の人柄や行動特性が見えやすいからです。

新卒採用では、即戦力ではなく「今後の成長ポテンシャル」が重視されます。

そのため、学生時代の活動から、どんな姿勢で物事に取り組み、どのように人と関わり、どんな成果や学びを得てきたかを知ることは、企業にとって重要な判断材料になります。

特にアルバイト経験は、実際の「労働」を伴うため、責任感やビジネスマナー、チームワークなどが育ちやすい場面です。

飲食・接客・教育・販売など、どんな内容であっても、そこにあなたらしい「工夫」や「挑戦」があれば、それは立派なアピール材料になります。

企業はその経験から、社会人としての素養があるかどうかを見極めているのです。

自己PRとの違いと役割の整理

「自己PR」と「アルバイト経験欄」は混同されがちですが、意図や書き方に違いがあります。

自己PRは「あなたの強み」を軸に、どのように発揮されたかを自由に表現する欄。

一方、アルバイト経験欄は「学生時代に力を入れた経験」の一つとして、具体的な活動内容や背景を伝える場所です。

そのため、アルバイト経験を書く際は、単なる強みのアピールだけでなく、過程や背景を丁寧に描写することが求められます。

たとえば、「協調性があります」と書くのではなく、「チームでの連携が求められる状況で、どのように貢献したか」を具体的に示す必要があります。

結果として、自己PRと連動した内容になってもOKですが、切り口や目的が異なることを意識して書くと、文章に説得力が増します。

この違いを理解することで、一貫性あるESを作ることができますよ。

企業が評価する4つのポイント

アルバイト経験をただ書くだけでは、ESで強い印象は残せません。

企業が見ているのは「どんな経験をしたか」ではなく、「その経験から何を得て、どう成長したか」です。

このセクションでは、採用担当者がエントリーシートのアルバイト欄で注目する代表的な評価ポイントを4つ紹介します。

どの要素をどう伝えるかを意識すると、伝わるESに変わりますよ。

社会経験の有無(働く姿勢・責任感)

企業がまず確認したいのは、最低限の社会経験があるかという点です。

たとえば、時間を守る、言われたことを責任もってやり切る、お客様に対して丁寧に接する――こうした行動は、社会人としての基本であり、アルバイトでも十分に経験できるものです。

働いた年数や業種に関係なく、現場で「人の役に立つ」「成果を求められる」環境に身を置いたことがあるか。

その経験があるだけで、企業側は「最低限のマナーや意識はあるな」と判断できます。

これまでのバイト経験の中で、責任を持って行動した場面や、信頼されるようになった経緯などを具体的に書けると、より評価されやすくなります。

困難への対応力と課題解決力

仕事では、常に順調な状況ばかりではありません。だからこそ、企業は「困難にどう立ち向かったか」「工夫してどう改善したか」という課題解決のプロセスに注目します。

たとえば、「ミスが続いた新人スタッフをサポートする体制を自ら作った」「クレーム対応でチームと連携して改善策を提案した」など、問題に対して主体的に動いた経験は強い印象を残せます。

このようなエピソードは、どんな業種でも見つけられます。

アルバイト中に「うまくいかなかったこと」「壁にぶつかったこと」があれば、そこに向き合い、どう対応したかを振り返ってみましょう。

それが、企業が求める「対応力」の証明になります。

チームワークとコミュニケーション能力

学生のうちは軽視されがちですが、チームで成果を出す力は社会人にとって必須スキルです。

たとえば、飲食店やコンビニ、塾講師などの仕事では、社員・同僚・お客様と日常的に関わる機会が多くあります。

そうした中で、誰とどう関係を築き、どう役割を果たしたかは、立派なアピール材料になります。

自分の言動で職場の雰囲気が良くなった、周囲との連携でトラブルを防げた、後輩育成に取り組んだなどのエピソードがある場合は、具体的に書くと◎。

協調性だけでなく、「信頼される人だったか」も伝わるようにすると、より効果的です。

学びや成長を言語化できる力

企業が重視するのは、ただ「経験があるか」ではなく、「その経験から何を得たか」を自分の言葉で説明できるかどうかです。つまり、学びや成長を言語化する力が問われています。

たとえば、「最初は苦手だった接客が、工夫や努力で楽しくなった」「忙しい中でも効率を追求する考え方が身についた」といったストーリーを、具体的に伝えられると印象に残ります。

この力は、社会人になってからも重宝されます。なぜなら、自らの行動を振り返って改善できる人は、成長し続けられるからです。

エピソードの中で、自分が何を考え、どう変化したかを必ず含めるようにしましょう。

アルバイト経験 書き方の準備ステップ

ESにおいて「アルバイト経験を書こう」と思っても、いきなり文章にするのは意外と難しいものです。

まずは自分の経験を整理し、どのエピソードを使うか、どのように伝えるかを計画することが大切です。

このセクションでは、書き出す前に行いたい3つの準備ステップを紹介します。

順を追って考えれば、誰でも説得力のある文章が作れるようになりますよ。

経験を棚卸しするためのチェックリスト

まずは、どんなアルバイト経験があるかを洗い出すことから始めましょう。以下のような観点で紙やメモに書き出してみてください。

  • どんな業種・職種だったか?
  • どのくらいの期間働いたか?
  • どんな役割やポジションだったか?
  • 印象に残っている出来事やトラブルは?
  • 工夫したこと、改善したことは?
  • どんなスキル・価値観が身についたか?

こうしてリストアップしていくことで、自分の中に眠っていた経験やストーリーが見えてきます。最初は内容が散らかっていても大丈夫。あとから「使える」「伝えたい」要素を選び出していけばOKです。

まずは素材を揃えることが、伝わるESの第一歩です。

エピソードを選ぶ際の判断基準

棚卸しした中から1つの経験を選ぶときには、「アピールしたい要素」と「企業が求める人物像」の両方を意識しましょう。

特に以下のポイントが含まれるエピソードは、評価されやすくなります。

  • 困難を乗り越えた経験
  • 自分で工夫や改善をしたこと
  • チームで成果を出した取り組み
  • 信頼された・任された経験

反対に、「楽だった」「特にエピソードがない」バイト経験は避けた方がよいです。評価につながるのは、仕事内容そのものよりも、そこにある行動や学びだからです。

成長や努力が伝わる経験を選ぶことが、魅力的なESへの第一歩です。

企業の求める人物像と結びつける方法

最後に意識したいのが、選んだエピソードを「企業の求める人物像」とどうつなげるかです。

たとえば、応募先企業が「主体性」や「チームでの協働」を重視しているなら、それらが表れる場面をピックアップする必要があります。

逆に、業務スピードや正確性を重視する企業なら、効率化や改善の経験が刺さりやすいでしょう。

企業の採用ページや求める人物像の記載を確認し、自分の経験をどう結びつけるか考えてみてください。

相手に合わせた伝え方をすることで、ESの印象は大きく変わります。

アルバイト経験 書き方のテクニック

経験の棚卸しやエピソード選びができたら、いよいよ実際の文章に落とし込む段階です。ここで差が出るのが「書き方の工夫」です。

このセクションでは、読みやすく、印象に残りやすい文章にするためのテクニックを紹介します。ちょっとした工夫で、ES全体のクオリティはぐっと上がりますよ。

ストーリー構成(課題→行動→結果→学び)

読み手にわかりやすく伝えるためには、ストーリーの流れがとても重要です。おすすめは「課題→行動→結果→学び」の順番で構成すること。

たとえば以下のように整理できます:

  • 課題:どんな問題や壁があったのか?
  • 行動:あなたが何を考え、どう行動したのか?
  • 結果:その結果、どんな変化や成果があったのか?
  • 学び:そこから得た気づきや成長は?

この流れで書くと、「だからこの人を採りたい」と思ってもらいやすくなります。ストーリーがあることで、説得力と印象の両方を高めることができます。

数字や役職で説得力をアップさせる

文章に「具体性」を加えるには、数字や立場などのファクト(事実)を入れるのが効果的です。

たとえば、「売上を上げました」ではなく「売上を前月比120%に改善しました」など、定量的な成果を示すと、内容に信ぴょう性が生まれます。

また、「アルバイトリーダーとして3人の新人指導を担当」など、ポジションや任された役割を書くのも有効です。

自分がどんな立場で、どれくらいの規模で、どんな影響を与えたのか――こうした具体性を盛り込むと、文章の強さがグッと上がります。

箇条書きで簡潔にまとめるときのコツ

文字数が限られている、または伝えたい内容が複数あるときは、箇条書きが便利です。読みやすさが格段に上がるだけでなく、内容の整理力もアピールできます。

ただし、箇条書きだけに頼ると「印象に残りにくい」こともあるため、次のような形式がおすすめです。

例:

  • 業務内容:ホール接客・会計・シフト調整
  • 成果:顧客満足アンケートで上位評価を獲得
  • 学び:チームで支え合う大切さ

このように「業務・成果・学び」などカテゴリを意識して箇条書きにすると、伝わりやすく、好印象なESに仕上がります。

面接を意識した深掘りしやすい構成に

ESは「読み物」で終わりではなく、面接で使われる資料でもあります。つまり、「話が広がる設計」にしておくことが重要です。

たとえば、「数字」や「工夫の理由」を書いておくと、面接官が「それってどうやって?」「なぜそう考えたの?」と質問しやすくなります。

話の入り口を作っておくことが、印象に残るきっかけになります。

面接を想定して、「これなら詳しく聞かれても答えられる」と思える内容に整えておくと安心です。

アルバイト経験 書き方の文字数別テンプレート(コピペOK)

エントリーシートでは、企業ごとに文字数の制限が異なることがよくあります。「短すぎて書けない」「長すぎて何を書けばいいかわからない」と感じた経験はありませんか?

ここでは、どんな文字数にも対応できるように、埋めるだけで完成するテンプレートをご用意しました。

ご自身のエピソードを当てはめるだけで、すぐに使える文章が作れます。

30文字|【職種】【期間】を簡潔に伝える

テンプレート

【業種】の【職種】として、【●年●ヶ月】勤務しました。

例:カフェのホールスタッフとして、1年半勤務しました。

50文字|【職種】【期間】【スキル】を端的に

テンプレート

【業種】の【職種】を【●年●ヶ月】経験し、【スキル・役割】を身につけました。

例:コンビニでの勤務を1年8カ月経験し、接客力と業務効率を学びました。

80文字|【職種】【立場】【成果】を含める

テンプレート

【職種】として【役割】を担当し、【具体的な取り組みや成果】を挙げました。

例:飲食店でリーダーとして新人教育を行い、顧客満足度向上に貢献しました。

100文字|【課題】【行動】【結果】の流れで整理

テンプレート

【課題・背景】に直面し、【どんな工夫・行動】をした結果、【成果】を得ました。

例:忙しい時間帯の回転率を上げるため、接客フローを改善し、待ち時間を短縮しました。

200文字|【背景】【課題】【工夫】【成果】【学び】のフル構成

テンプレート

【背景・状況】の中で【課題】に直面し、【自らの工夫や行動】を行いました。その結果【成果】を得られ、【成長や学び】を実感しました。

例:大学1年から居酒屋で勤務し、忙しい時間帯の回転率低下が課題でした。ドリンク注文の手間を減らすためメニューを可視化した結果、注文数が30%改善。接客と業務改善の重要性を学びました。

箇条書き|役割・業務内容・学びを3点で整理

テンプレート
  • 【業務内容】:〇〇に従事(例:接客・レジ・商品陳列など)
  • 【取り組み】:〇〇に工夫を加えた(例:接客マニュアルを改善)
  • 【学び】:〇〇を身につけた(例:チームで働く姿勢・効率化の視点)

短文構成が求められるESや、複数項目の整理におすすめです。

アルバイト経験 書き方の文字数別例文

ここでは、先ほどのテンプレートをもとにした実際の記入例をご紹介します。文字数ごとに、伝えられる情報量が変わるため、それに応じたポイントの絞り方が重要です。

そのまま使えるような例文を参考に、自分の経験に置き換えてアレンジしてみてくださいね。

30文字の例文|職種と勤務期間の報告

例文

カフェのホールスタッフとして、1年半勤務しました。

この文字数では、あくまで経験の「事実」を伝えることが目的です。アピール要素は他の設問で補いましょう。

50文字の例文|職種+実績 or スキル

例文

コンビニで1年8カ月勤務し、発注や売場づくりも任されました。

わずかに余裕があるぶん、「何を任されていたか」や「どんなスキルを得たか」を一言で添えるのがコツです。

80文字の例文|簡単な成果と役割まで

例文

居酒屋のキッチンで2年間勤務し、ピーク時の仕込み効率を改善しました。

働いた年数と役割、さらに工夫や成果を加えることで、短文ながら印象に残る内容になります。

100文字の例文|行動と成果の両方を伝える

例文

カフェの接客業務に1年半従事し、お客様の回転率向上のため、メニュー表を自作。注文までの時間短縮に貢献しました。

この文字数では「なぜやったか」「どう工夫したか」「どんな効果があったか」まで表現可能です。

200文字の例文|ストーリー+学びまで盛り込む

例文

大学1年からアパレル販売のアルバイトを2年経験。最初は売上が伸びず悩みましたが、先輩の接客を参考に顧客のニーズを意識した対応を実施。

結果、指名をもらえるようになり、月間売上も120%に。お客様視点と改善の意識を学びました。

文字数に余裕があるため、「課題→行動→成果→学び」の流れをしっかり描くと効果的です。

箇条書きの例文|情報整理型で使いやすい形式

例文
  • 業務内容:レジ・接客・在庫管理を担当
  • 取り組み:レジ待ち改善のため、呼び込み対応を実施
  • 学び:自分の行動が売上や業務効率に影響することを体感

面接での話の整理や、他の自由記述欄にも応用しやすい書き方です。

アルバイト経験 書き方のNGと注意点

せっかく良い経験があっても、伝え方や内容によってはマイナスに働いてしまうこともあります。

このセクションでは、ESでアルバイト経験を書く際に注意すべきNGポイントを解説します。

うっかりやりがちなミスを避けることで、より安心して提出できるESを仕上げることができますよ。

店舗名や企業名を出さない方が良い理由

ESでは基本的に、特定の店舗名や企業名は記載しないようにしましょう。理由は大きく2つあります。

1つ目は、守秘義務や配慮の観点です。特にブランド力のある企業名を出すと、企業への配慮が欠けていると受け取られることもあります。

2つ目は、企業名によって評価がブレるリスクです。

重要なのは「あなたの行動と成長」であり、勤務先の知名度ではありません。企業名に頼らず、どんな経験をしたかにフォーカスして伝えましょう。

印象を下げるアルバイトとは?

アルバイト自体に問題があるわけではありませんが、業種によっては企業側にネガティブな印象を与えてしまうケースもあります。

たとえば、パチンコ・風俗・深夜の接客業など、業種によっては「倫理観が合わない」「会社のイメージに影響する」と判断されてしまう可能性があります。

どうしても書きたい場合は、職種や業務内容をやわらかく言い換えるなどの工夫も必要です。

迷ったときは、評価されるかどうかの視点で判断しましょう。

「頑張った」「やりがい」だけでは伝わらない

アルバイト欄によくあるのが、「とにかく頑張りました」「やりがいを感じました」といった抽象的な表現だけで終わってしまうケースです。

読み手は、「どう頑張ったのか」「その結果何を得たのか」を知りたいと思っています。

努力のプロセスや具体的なエピソードを添えなければ、印象には残りません。

行動・成果・学びの3点を意識して、しっかりと内容を深掘りすることが大切です。

アルバイト経験がない場合の対処法

「アルバイトをしたことがないけど、ESの記入欄がある…どうしよう」と不安になる就活生も少なくありません。

でも安心してください。アルバイト経験がなくても大丈夫です。

企業が知りたいのは「その人がどんな行動をしてきたか」であって、必ずしもバイト経験である必要はないからです。

このセクションでは、アルバイト経験がない場合の対処法を紹介します。

アルバイト以外の経験(学業・部活動・ボランティア)を活かす

アルバイトをしていなかった場合でも、他にアピールできる活動があれば問題ありません。たとえば次のようなものです:

  • ゼミ・研究活動でのプレゼンや調査経験
  • サークルや部活動での運営・リーダー経験
  • ボランティアでの活動実績や工夫した取り組み
  • 長期インターンや家庭の事情による責任行動

これらの経験を通じて、「自分はどんな姿勢で取り組み、何を得たのか」を書けば、ESのアルバイト欄にも十分活用できます。大切なのは経験の種類より中身です。

アルバイトをしていなかった理由の前向きな伝え方

本当に何も該当する経験がない場合は、正直に「アルバイト経験はありません」と記載しつつ、別の取り組みに時間を使っていたことを前向きに伝えましょう。

たとえば、「資格取得のために勉強に集中していた」「家族の介護など私的な事情で定期的な勤務が難しかった」といった内容でもOKです。

そのうえで、「だからこそ◯◯に力を入れた」と他の経験に話をつなげると、全体のストーリーが途切れません。

行動に理由があり、学びがあることを示せば、評価を落とす心配はありません。

書いた内容を面接につなげるコツ

エントリーシート(ES)は、書いて終わりではありません。

提出した内容はそのまま面接での質問材料になるため、面接で深掘りされることを前提に書くことが重要です。

このセクションでは、ESと面接をスムーズにつなげるためのコツを紹介します。

準備しておけば、当日も落ち着いて自分の強みを伝えることができますよ。

書類と面接の一貫性を意識する

ESと面接で「言っていることが違う」と感じさせてしまうと、信頼を損ねる原因になります。そのため、書いた内容は、実際に自分が語れる経験にしておきましょう。

特に注意したいのが、「話を盛りすぎる」ことです。たとえば、リーダー経験がなかったのに「まとめ役として活躍しました」と書くと、面接で詳細を聞かれたときに答えに詰まる可能性があります。

事実ベースで書きつつ、自分の考えや学びを丁寧に伝えることが、結果的に面接でも強くなれるポイントです。

想定質問に対してエピソードを深掘りできるようにする

ESでアルバイト経験を書いた場合、面接では次のような質問が想定されます。

  • そのとき、なぜそう行動したのですか?
  • 具体的にどんな工夫をしたんですか?
  • 他のメンバーとどう連携しましたか?
  • その経験を今後どう活かしたいですか?

これらに対する答えを事前に用意しておくことで、自信を持って話すことができます。特に、行動の理由や結果の振り返りは、自分の価値観を伝える場として重要です。

1歩踏み込んだ視点を用意しておくと、他の学生と差がつきます。

話し言葉で伝える練習もしておこう

ESは「文章」、面接は「会話」です。文章ではわかりやすく書けても、それを口頭で自然に伝えられるかは別問題。

そこで、書いた内容を声に出して練習しておくのがおすすめです。

たとえば、友人や家族に聞いてもらい、伝わるか確認するのも効果的です。

読み上げる中で「ここはわかりにくいな」「言いづらいな」と感じた部分は、少し表現を調整しても問題ありません。

準備しておくだけで、本番の安心感がまったく違ってきますよ。

アルバイト経験 書き方に関するよくある質問

はい、問題ありません。大切なのは「期間の長さ」ではなく、「何を感じ、どう行動したか」です。たとえ1ヶ月の経験でも、学びや気づきがあれば立派なエピソードになります。

複数ある場合は、最もアピールできるエピソードを1つに絞って深掘りするのがおすすめです。

どうしても2つ書きたい場合は、共通するテーマや学びを軸にして統一感を持たせましょう。

成果が目に見える数字でなくても構いません。

日常の中で工夫したこと、周囲に貢献したこと、自分なりに努力した経験があれば、それをどう伝えるかがポイントです。

まとめ|アルバイト経験の書き方で“伝わるES”に

アルバイト経験は、ただ働いた事実を書くのではなく、その中で何を感じ、どう行動し、どう成長したかを伝えることが最も重要です。

今回ご紹介したように、経験の棚卸し → エピソード選び → ストーリー構成 → 数字や工夫の具体化、という流れを踏めば、初めてでもしっかり伝わるESが書けるようになります。

また、文字数別のテンプレートや例文、NG例、面接とのつなげ方まで理解しておけば、提出後の選考も安心です。

「特別な成果がないから…」と不安になる必要はありません。

小さな工夫や前向きな姿勢、日常の積み重ねこそが、採用担当者に伝わる“あなたらしさ”になります。

自信をもって、自分の経験を言葉にしていきましょう!

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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