「DMMの企業研究で確認すべき事項を解説!社員の声もご紹介します」

「DMMの企業研究で確認すべき事項を解説!社員の声もご紹介します」

この記事をご覧のあなたは、DMMに入社したいとお考えですね。

DMMは40以上の幅広いサービスを手がけているのが特徴。

幅が広すぎて具体的にどんな会社かよくわからないイメージを持っている方もいるでしょう。

この記事では、DMMへの就職を希望する方に向け、DMMの企業情報や社員の声をご紹介します。

DMMの企業研究で確認すべきポイント

事業内容や経営理念など、DMMの様々な企業情報をご紹介します。

①代表取締役

代表取締役社長

亀山敬司

②企業理念

DMM全体の掟は「金は盗むな」「詐欺はするな」の2つしかありません。

具体的な理念や行動指針は40以上抱えるそれぞれのサービスに一任しています。

「変化と進化」「成長と拡張」を合言葉に、それぞれの事業が有機的に関連して大きな生態系を作るのが目標です。

また、コーポレートメッセージとして、DMMに携わるすべての方に対して、以下の5つの約束事を定めています。

■本気の失敗を肯定する

■テクノロジーとともに

■誠実であれ

■ちゃんと稼ぐこと

■好奇心を忘れない

③設立年・事業拠点・資本金

設立年

1999年

事業拠点

東京都港区六本木三丁目2番1号

住友不動産六本木グランドタワー24階

資本金

10百万円

④事業内容

DMMの事業ですが、領域問わず何でもやるのが特徴です。

規模の大小・ジャンル関わらず、未来を感じるビジネスにはひとまず投資するというスタンスです。

下記に、DMMが今手がけている事業内容を概要だけご紹介します。

  • 金融→「DMM FX」「CFD 取引」「仮想通貨取引」「株式取引」「本物の競馬体験」

  • ゲーム→「Eスポーツ」等

  • ミュージアム・テーマパーク→「水族館」「東京・豊洲の超巨大没入空間」「新感覚ステージ体験」

  • グローバルビジネス→「オンライン英会話レッスン」「IT機器や食料品の販売」「サッカークラブ経営」「DMMトラベル」「特定技能外国人人材紹介」

  • 教育・コミュニティ→「オンラインサロン」「プログラミング・転職」「講演依頼」

  • アニメ→「アニメスタジオ」「新感覚チャット小説」「スマホチケット」

  • ハードウェア・プロダクト→「消防車両の開発」「3Dプリント」「総合型ものづくりプラットフォーム」「ユニフォーム」「電子タバコ」

  • 通信・インフラ→自然エネルギー」

  • ライフスタイル→「音楽コラボアプリ」「終活サイト」「クルマ買取アプリ」「新感覚クイズアプリ」「健康的な献立提案アプリ」

  • Eコマース→「動画配信」「電子書籍」「レンタル」「物品・通販」「出版レーベル」

  • アミューズメント→「オンラインくじ」「公営競技」「ぱちタウン」

上記の通り、様々な事業を手がけています。

DMMというとアダルトのイメージが強いかもしれませんが、アダルト事業は分社化した「株式会社デジタルコマース」という会社が承継しています。

この承継は、グループ全体の企業価値の上昇が目的と発表しています。

⑤業績

DMMの売上高の推移は、下記表の通りです。

※少しデータが古いですが、ご容赦ください。

年度

売上高

2015年

1358億円

2014年

1039億円

2013年

694億円

2012年

584億円

2011年

495億円

⑥成長性

DMMの将来性は、アフリカ事業がうまくいくかどうかに左右されます。

2016年に、アフリカでの新規事業「DMM.Africa」を開始することを発表しました。

人口増加により成長が見込まれるアフリカ市場で現地の情報収集や、企画や実行、拠点の立ち上げなどを行うのが目的です。

地域独自の魅力を発見し、サービスを打ち出し事業として発展させる狙いがあります。

⑦景況・経済動向による影響度

DMMは売上を年々増加させ続けています。

売上のみならず、会員数も増加の一途をたどっています。

⑧競争力

DMMの強みは新しい事業に積極的に展開する行動力でしょう。

また、現在40以上のサービスを展開していますが、それぞれのサービスの間で横の連携も強いのも特徴。

巨大なプラットフォームを活かして、どんどん事業の幅を広げていきます。

中でも収益を挙げているのが創業時から中核を担う「アダルトコンテンツ」やビットコインで有名な「金融事業」です。

アダルト事業は参入する会社が少ないため、今後も核となる領域だと考えられます。

⑨社風

新規事業を次々と立ち上げている企業らしく、チャレンジ精神が歓迎される環境です。

将来的に経営者を目指す方にとっては、非常におすすめの企業のようです。

ただ、がつがつと仕事する雰囲気かというとそうではありません。

平均年齢が若く社員同士仲が良いことが災いして、馴れ合いが生じて仕事に悪影響を及ぼしているとの意見も目立ちます。

近年は企業規模が拡大してきたため、ベンチャー気質から大企業気質に転換しつつあり、その点を危惧する声も見受けられます。

しかし、基本的には挑戦し自発的に仕事できる環境と考えてもらってよいでしょう。

また、残業が多くないので、ワークライフバランスも重要だと考える人にもおすすめです。

⑩キャリア形成の環境

実力主義ですが、評価基準は属人的だとする声が出ています。

また、給与への満足度はそれほど高くありません。

平均年収が400万円台だと言われているため、他のIT企業と比べると低いほうだと言えるでしょう。

年俸制のためボーナスが存在せず、みなし残業制度を採用しています。

⑪職種

DMMの職種には、「エンジニア」「ディレクター」「デザイナー」「営業・企画」「マーケティング」「バックオフィス」「IPコンセプター」など様々な職種があります。

求められる人物像は、以下の4つを挙げています。

自己アピールの際の参考にしてください。

「自分の方から新しいものを作り出せる」「グローバルに対応できる」「何か一つのことを集中してやってきた」「色々な経験がしたい!と意欲を持っている」

⑫勤務条件

勤務地

東京、石川、北海道、海外

福利厚生

フレックスタイム制、私服通勤可、社内接骨院、バランスボール、社会保険等

DMM社員の声を紹介

就職活動では、社員の声を聞くのが大切。

企業HPからだけでは分からないリアルな情報を仕入れることが可能だからです。

この章では、口コミサイトに寄せられたDMM社員の声を紹介します。

組織体制・企業文化

良くも悪くも企業文化が存在しないので、部署やteam単位でスピード感や風土が異なる印象です。

また、2~3年で組織体制の変更や人事異動が行われていたので、よく言えば飽きない環境ではあります。

(悪く言うと、ビジョンが定まっていない印象も受けます)「儲かればなんでもやる」という起業しそうなので、新規参入と撤退は早いです。

新規事業に関しては大赤字を生まなければ2年は我慢していましたが、早ければ半年未満で撤退するケースもあります。

大規模会社で新規事業ができることは、若手にとって良い経験となるでしょう。

働きがい・成長

働き方に関しては、自由度がある会社だと思います。

私の知る限り、上限関係も厳しくなく意見を発しやすい環境です。

個人としての責任を果たし自由に働きたいタイプの人にとっては良い環境でしょう。

育成してもらうというよりは、成長するためにはどうすれば良いか自分で考え自分で行動できる他人が向いています。

ワークライフバランス

プライベートとのバランスはとても調整しやすいです。

配属先による面もありますが、基本的には遅くまで残業している人は少ないです。

有休も取得しやすく連休が作りやすい環境です。

休日出勤は担当するコンテンツの内容によってはある部署もあるようですが、代休がきちんと取れます。

企業の強み・弱み

アダルト事業と証券事業で安定して収益を挙げているのが強みです。

事業展開を積極的に行い、M&Aや事業開発も多いが、失敗も多いです。

引き続き、アダルトと証券で稼いでいくのだなと感じます。

特にアダルトは参入する会社が少ないため、安泰。

女性の働きやすさ

産休・育休制度は整っていると思われます。

男性でも取得している方が見受けられたので、実際の利用もしやすい環境です。

復帰した方からも特に不満は出ておらず、第二子にも制度を利用しているので、育児という観点からいえば非常に恵まれた会社だと思います。

また、この会社では性別によるアドバンテージのようなものはないと思われます。

ただ、アダルトコンテンツを扱うという性質上、女性従業員は若干少なめです。

女性の管理職もほぼいません。

職場環境

事業への投資や素早い判断等、魅力はたくさんある会社。

いろんなことに挑戦するスタイルは好きですが、事業を成功させるのも失敗させるのも従業員次第。

また、アダルト業界のビッグネームということもあり、悪いイメージを払しょくするためか、外部からみるととてもキラキラした印象を受ける会社です。

外からだけでなく、内からもさらに魅力あふれる会社になることを願っています。

給与

業界として考えた時に給与が非常に低い水準です。

昇給が非常にシビアで、個々の業績ではなく事業部単位で決定します。

このようなシビアな昇給に対し、社内からは「もっと社員に還元すべき」との意見が絶えません。

給与が高水準であれば、とても良い会社だと思うため、もったいないなというのが率直な感想です。

(参考:https://www.vorkers.com/company_answer.php?m_id=a0C30000015rQrF&q_no=8)

まとめ

DMMの企業情報や社員の声を紹介しました。

DMMはアダルトのイメージが強い会社ですが、実際に40以上の様々なサービスを展開する企業です。

新しいことにはどんどん取り組むスタンスで、色々な事に挑戦できる環境です。

残業も少なく有給もとりやすいとのことなので、働き安い環境もあります。

ひとつネックなのは、給与水準が低いことでしょうか?市個人で結果を残したい、刺激的な環境で働きたいと考えている方にとってはおすすめの企業です。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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