【卒業旅行】おすすめの旅行先ランキングを国内・海外別に紹介！定番の行き先からちょっと特別な場所まで

【卒業旅行】卒業旅行の行き先の決め方は？

大学生活の締めくくりとも言える卒業旅行は、一生の思い出になる大切なイベントです。

就職活動で忙しい時期かもしれませんが、少し先の楽しみとして卒業旅行の計画を立てることで、気分転換やモチベーションアップにもつながります。

ただし、どこへ行くかを決めるのは意外と難しく、メンバーの希望や予算、時期などを考慮する必要があります。

せっかくの卒業旅行ですから、全員が満足できるようなプランにしたいものです。

そのためには、行き先の決め方にも工夫が必要です。

本記事では、卒業旅行の行き先を決める際の具体的な考え方を5つご紹介します。

楽しみながら、納得のいく旅行先を見つけていきましょう。

柴田貴司
（就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部）

柴田貴司
（就活市場監修者）

卒業旅行は、大学生活を締めくくる「区切り」としての意味だけでなく、次のステージに進むためのリフレッシュ期間としても大切です。就職活動が本格化する時期ではありますが、計画的にスケジュールを立てれば、どちらも充実させることは可能です。「頑張った自分へのご褒美」として、前向きに旅行を楽しむ姿勢は、心の余裕や自己肯定感にもつながります。今後の社会人生活を迎える上でも、こうした経験はきっと糧になりますよ。

行きたい場所から探す

まずは、旅行メンバー全員で行きたい場所を率直に出し合ってみることから始めましょう。

それぞれの希望を聞くことで、メンバーがどんな体験を求めているのかが見えてきます。

たとえば海外に行ってみたい、温泉でのんびりしたい、美味しいグルメを楽しみたいなど、目的を明確にすることで自然と候補地が絞られてきます。

この時、全員の意見を尊重しつつ、なるべく多くの人が満足できる行き先を探ることがポイントです。

一人ひとりの希望に耳を傾けながら話し合いを重ねることで、旅行前からすでに楽しい思い出づくりが始まっているような感覚になれます。

意見が分かれた場合には、行きたい場所の魅力をプレゼンし合うのもおすすめです。

情報を共有することで新しい発見があり、そこも楽しそうだねと気持ちが近づくこともあります。

結果的に全員の納得感を得られるような行き先が見つかるはずです。

人気の旅行先から探す

どこに行くか迷ったときは、卒業旅行で人気のある定番スポットを参考にするのも安心できる方法です。

たとえば、沖縄や北海道、京都といった国内の人気観光地は、旅行者向けの情報やプランが豊富で、初めて行く場所でも不安が少なく済みます。

また、卒業旅行シーズンには学生向けのプランや割引キャンペーンが組まれていることも多く、コスパの良い旅を実現しやすい点も魅力です。

SNSや旅行予約サイトで他の学生の旅行記を見ると、リアルな体験談が参考になります。

人気＝人が多いのでは？と心配になるかもしれませんが、アクセスや観光スポットの充実度、宿泊施設の選択肢の多さを考えると、やはり安心感があります。

特に初めての土地であれば、観光マップやガイドブックも充実している定番地が過ごしやすいと感じる方も多いでしょう。

情報が多い分、計画も立てやすく、スムーズな旅行を実現しやすいのが人気スポットの強みです。

時間が限られている中でもしっかり楽しみたいという方には特におすすめです。

費用から探す

就活中の学生にとって、卒業旅行の予算は大きなポイントです。

限られた費用の中で満足度の高い旅行を計画するためには、まず予算の上限を設定することが大切です。

一人○万円以内といった形で上限を明確にすることで、行き先や日程の選定がしやすくなります。

予算を先に決めておくと、候補地を絞る際にも無理のない範囲で計画を立てることができ、当日になってからの金銭的な不安も軽減されます。

また、交通費・宿泊費・食事代・現地での体験費など、かかる費用を細かく見積もることも重要です。

近場でも、工夫次第で素敵な旅行になります。

例えば、LCCを利用したり、早期予約割引を活用したりすることで、遠方でもコストを抑えられる可能性があります。

逆に、宿泊数を減らして1泊2日のプチ旅行にするなど、予算に合わせた柔軟なプランもおすすめです。

予算が少ないから楽しめないと思う必要はありません。

大切なのは、誰とどんな時間を過ごすかです。

無理なく計画することで、気持ちよく旅行を楽しむことができます。

ベストシーズンから探す

行き先によっては、訪れる時期によって魅力が大きく変わります。

そのため、この場所に行くならこの季節がベストといった観点から行き先を決めるのも、素敵な旅行にするためのポイントです。

例えば、沖縄なら海水浴が楽しめる夏や、比較的空いている春先が人気です。

北海道では冬の雪景色やウィンタースポーツを満喫できますし、京都なら紅葉や桜の時期が特に美しいです。

こうしたその時期ならではの魅力に触れることで、旅の満足度も自然と高まります。

また、ベストシーズンを狙うことで、現地のイベントや季節限定グルメなども楽しむことができます。

限られた学生生活の中での最後の大旅行だからこそ、その土地の魅力を最大限に感じられる時期に訪れるのは大きな価値があります。

ただし、人気のシーズンは混雑や価格の上昇にも注意が必要です。

早めの予約や平日を狙うなど、少しの工夫で快適な旅行にすることが可能です。

タイミングを見極めながら、心に残る最高の旅を計画してみてください。

キャンペーンから探す

費用を抑えつつ充実した旅行を実現したい場合は、旅行会社や宿泊施設が実施しているキャンペーンを活用するのも賢い方法です。

特に学生限定のプランや卒業旅行特別割引などは、就活生にとって強い味方になります。

キャンペーン情報は、旅行会社の公式サイトやSNS、メールマガジンなどで随時更新されているため、こまめなチェックが重要です。

早割、直前割、平日限定プランなど、自分たちのスケジュールに合わせて利用できるものが見つかることもあります。

また、交通と宿泊がセットになったパッケージプランは、個別に予約するよりもお得なケースが多く、計画も立てやすくなります。

特に新幹線や航空券と宿泊をセットにしたプランは人気が高く、すぐに予約が埋まってしまうこともあるため、情報収集と決断の早さがカギになります。

お得に行けたという達成感は、旅行の満足度をさらに高めてくれます。

限られた予算の中でも工夫を凝らすことで、思い出に残る旅行が可能になります。

チャンスを逃さず、上手に情報を活用していきましょう。

【卒業旅行】国内旅行おすすめTop5

卒業旅行を国内で楽しみたいと考える方にとって、どこへ行くかは大きな悩みのひとつかもしれません。

海外はちょっとハードルが高い、就活もあるから時間に余裕がないといった理由から、国内旅行を選ぶ学生はとても多く、実際に国内にも魅力的な旅行先が数多く存在しています。

国内旅行であれば、移動時間が比較的短く済み、費用も抑えやすいため、就活や卒論などで忙しい時期でも計画が立てやすいのがメリットです。

目的や雰囲気に合わせて選べる旅行先が豊富なので、何をしたいか、誰と行くか、どんな時間を過ごしたいかをイメージしながら選ぶのがポイントです。

今回は、卒業旅行にぴったりの国内旅行先を5つ厳選してご紹介します。

それぞれの地域が持つ魅力やおすすめの過ごし方をご紹介しますので、自分たちのスタイルに合った行き先を見つける参考にしてみてください。

沖縄県

卒業旅行で非日常を味わいたい方には、沖縄がおすすめです。

エメラルドグリーンの美しい海と青い空、どこまでも広がる自然が心を解き放ってくれます。

マリンスポーツも盛んで、シュノーケリングやダイビング、SUPなど、アクティブな体験が充実しているのも魅力です。

また、沖縄独自の琉球文化も旅の大きな楽しみのひとつです。

首里城や古民家の街並み、エイサーといった伝統芸能に触れることで、日本にいながら異国のような空気を感じられます。

沖縄そばやゴーヤチャンプルー、ラフテーなど、ここでしか味わえないグルメも絶品です。

さらに、温暖な気候も沖縄の大きな魅力です。

特に冬から春にかけては本州よりも暖かく、早めの春を感じられる開放的な時間を過ごせます。

忙しい日常から少し離れて、ゆったりとした空気の中で心身をリフレッシュできるでしょう。

飛行機でのアクセスも充実しており、LCCなどを活用すれば意外とリーズナブルに行けるのもポイントです。

卒業という節目に、特別感のある思い出を作りたい方にぴったりの行き先です。

北海道

広大な大地が広がる北海道は、季節によってまったく違う表情を見せてくれる魅力あふれる旅行先です。

卒業旅行の時期である冬から春にかけては、雪景色の中でスキーやスノーボードといったウィンタースポーツを楽しむことができ、アクティブ派には特におすすめです。

また、温泉地も豊富で、登別・定山渓・湯の川など、雪を眺めながら入る露天風呂はまさに格別。

観光と癒しの両方を満喫できるのが北海道の良さでもあります。

グルメの宝庫としても知られる北海道では、新鮮な海の幸をはじめ、ジンギスカン、スープカレー、ラーメンなどバリエーション豊かな食事が楽しめます。

何を食べても美味しいと感じるほどの満足感を得られるでしょう。

また、エリアごとに特徴が異なるのも北海道の魅力です。

札幌での街歩き、小樽のレトロな運河、旭山動物園や富良野・美瑛の自然風景など、興味に応じて自由な旅のスタイルが組めるのも嬉しいポイントです。

ゆとりのあるスケジュールでゆっくりと満喫する旅に最適な場所です。

大阪府

にぎやかで元気な雰囲気を味わいたい方には、大阪がぴったりです。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ）はもちろん、心斎橋や道頓堀などの繁華街では、食べ歩きやショッピングが思いきり楽しめます。

卒業旅行でワイワイ盛り上がりたい方におすすめの行き先です。

大阪グルメも忘れてはならない魅力のひとつ。

たこ焼きやお好み焼き、串カツなど、庶民的で親しみやすい味が揃い、リーズナブルに満足感のある食事が楽しめます。

お腹も心も満たされる時間になること間違いありません。

さらに、大阪ならではのお笑い文化に触れるのもユニークな体験です。

なんばグランド花月などで本場のお笑いライブを観ることで、笑いに包まれた旅の思い出ができるでしょう。

交通の便がよく、京都や神戸への日帰り旅行も可能なので、関西エリアを広く楽しむ拠点としても最適です。

元気をチャージしながら仲間との絆を深められる、エネルギッシュな卒業旅行になるでしょう。

京都府

落ち着いた雰囲気で、じっくりと日本文化に触れたい方には、京都がおすすめです。

世界遺産に登録されている寺社仏閣や、美しい庭園など、歴史を感じる街並みが旅人を迎えてくれます。

時間がゆっくり流れるような感覚に浸れる場所です。

着物レンタルをして古都の街を歩く体験は、卒業旅行ならではの特別感を演出してくれます。

写真映えするスポットも多く、SNSにも素敵な思い出を残せるでしょう。

また、京都ならではの抹茶スイーツや精進料理など、和のグルメも見逃せません。

静かな空間で味わう食事は、心を落ち着けてくれる貴重な時間になります。

伝統文化の体験ができる施設も多く、茶道や和菓子作りなどに挑戦するのもおすすめです。

日本の良さを改めて感じられる旅となり、自分自身を見つめ直すきっかけにもなるかもしれません。

卒業という節目を穏やかな気持ちで迎えたい方に、京都はぴったりの行き先です。

人気温泉地（箱根、熱海、草津、別府など）

仲間とゆったり語り合いながら、癒しの時間を過ごしたいという方には、温泉地がおすすめです。

箱根、熱海、草津、別府など、日本を代表する温泉地はアクセスもしやすく、日帰りや1泊2日でも十分に満喫できます。

温泉に浸かって心身をリラックスさせた後は、旅館での美味しい食事や、風情ある温泉街の散策が楽しめます。

湯上がりに浴衣姿で歩く街並みは、日常とは異なるゆったりとした時間を演出してくれます。

また、温泉地の多くは学生向けのリーズナブルなプランも充実しており、予算を抑えつつ満足度の高い旅行ができるのも魅力です。

グループ旅行にぴったりの大部屋や、貸切風呂付きの宿なども探せば見つかるので、気兼ねなく楽しめます。

就活や卒論で張り詰めていた気持ちを解きほぐすには最適な旅行先です。

気のおけない友人と語り合いながら過ごす時間は、今後の人生においてもかけがえのない思い出になることでしょう。

【卒業旅行】海外旅行おすすめTop5

卒業旅行でせっかくだから海外に行きたいと考える方も多いのではないでしょうか。

大学生活という貴重な時間を共に過ごした仲間と、日常から離れた異国の地で過ごす数日間は、きっと一生の思い出になるはずです。

近年は、リーズナブルに行ける近場のアジア圏から、ビーチリゾート、歴史ある街まで、学生にも優しい海外旅行先が増えています。

卒業旅行の時期である2月〜3月は多くの国で過ごしやすい気候となり、旅行先としてのベストシーズンと重なることも魅力です。

今回は、卒業旅行におすすめの海外旅行先を5つ厳選してご紹介します。

海外旅行は初めてで不安…という方にも安心して楽しめる国を中心に選んでいますので、ぜひ自分たちにぴったりの場所を見つけてください。

韓国

グルメ・美容・ショッピングなど、トレンドの発信地として人気の韓国は、卒業旅行にも非常におすすめの旅行先です。

日本からの距離が近く、飛行機で2〜3時間ほどとアクセスも良好。

さらにLCC（格安航空会社）を利用すれば、費用をぐっと抑えて訪れることも可能です。

韓国料理は、サムギョプサルやキムチチゲ、チーズタッカルビなど、手軽で美味しく、学生にとっても親しみやすいものばかり。

屋台グルメも豊富で、食べ歩きをしながら地元の雰囲気を楽しむことができます。

また、美容大国としても知られる韓国では、コスメショップ巡りやスキンケア製品の購入も人気のアクティビティ。

最新の韓国コスメをお得に手に入れられるのも嬉しいポイントです。

明洞や弘大などの繁華街では、おしゃれなカフェやSNS映えするスポットもたくさんあり、写真を撮りながら街歩きをするだけでも十分に楽しい時間を過ごせます。

初めての海外でも比較的言語の壁が低く、観光インフラも整っているため、安心して楽しめる国です。

短期間でも充実した旅ができる韓国は、忙しい就活生にとっても理想的な卒業旅行先と言えるでしょう。

マレーシア

東南アジアの中でも、近年人気が急上昇しているのがマレーシアです。

首都クアラルンプールは近代的な都市と歴史的な建物が融合した街で、美しいモスクやチャイナタウンなど、多様な文化を体験することができます。

街全体がフォトジェニックで、ペトロナスツインタワーをはじめとする高層ビル群と、イスラム建築や植民地時代の建物が同居する風景は、まさに新しさと歴史の共存。

写真好きな方には特におすすめの場所です。

また、物価が比較的安く、現地での食事や買い物、交通費もリーズナブル。

ナシレマやサテーなどのマレー料理のほか、中華やインド料理などバリエーション豊かな食文化も魅力の一つです。

リゾートを楽しみたい場合は、ランカウイ島やペナン島といった離島へ足を伸ばすのも良い選択です。

ビーチでのんびり過ごしたり、自然の中でアクティビティを楽しんだりと、多様な楽しみ方ができます。

多民族国家ならではの異文化体験ができるマレーシアは、ちょっと冒険心をくすぐる卒業旅行にぴったりです。

グアム

南国のビーチでゆったりしたい、でもあまり遠くへ行くのは不安という方には、グアムがぴったりです。

日本からおよそ3〜4時間で行ける距離でありながら、海外らしさをしっかり感じられる人気のリゾート地です。

美しいビーチが広がるタモン湾では、透明度の高い海でのマリンアクティビティが充実しており、シュノーケリングやパラセーリング、バナナボートなど、仲間と一緒に盛り上がれる体験が多数用意されています。

ショッピングも魅力のひとつで、免税店や大型ショッピングモールでは、お得にブランド品やコスメを購入できます。

アメリカ圏でありながら、日本語が通じる施設や案内も多く、海外初心者でも安心して過ごせる環境が整っています。

また、南国らしいカジュアルな雰囲気と、ゆったりと流れる時間に心が癒され、就活の疲れも自然とリセットされるはずです。

リゾート気分を味わいながらも移動の負担が少ないグアムは、短期間でもしっかりリフレッシュできる卒業旅行先としておすすめです。

セブ島

白い砂浜と透明な海が広がるセブ島は、東南アジアを代表するリゾート地のひとつで、日本からは直行便で約5時間程度とアクセスも良好です。

ビーチリゾートでのんびり過ごしたい方や、自然を満喫したい方にぴったりの旅先です。

セブ島の大きな魅力は、アイランドホッピングと呼ばれる島巡りツアー。

複数の小さな島々をボートで回りながら、美しい海やシュノーケリングスポットを楽しめます。

海の中でウミガメやカラフルな魚と出会える体験は、一生の思い出になることでしょう。

また、リゾートホテルやスパも充実しており、ラグジュアリーな雰囲気をリーズナブルに楽しめる点も学生旅行には嬉しいポイントです。

現地の人々の温かいホスピタリティにも癒されます。

フィリピンは英語が公用語の一つでもあるため、英語での簡単なやり取りも通じやすく、海外初心者にとってもハードルが高くありません。

アクティブに過ごしたい方にも、のんびりしたい方にも対応できるバランスの良い旅先です。

ハワイ

海外旅行といえば…と聞かれて真っ先に思い浮かべる方も多い定番リゾート・ハワイ。

卒業旅行でもその人気は根強く、海・山・街のすべてをバランス良く楽しめる万能な旅先です。

ホノルルのワイキキビーチでは、サーフィンやSUPなどのマリンアクティビティが満載。

また、ダイヤモンドヘッド登山やカイルア方面へのドライブなど、自然に触れられるスポットも多く、アクティブな旅が好きな方には特におすすめです。

ショッピング好きな方には、アラモアナセンターなどの大型モールも充実しており、最新ファッションや雑貨を楽しめます。

さらに、ロコモコやアサイーボウルなどのローカルグルメも魅力のひとつです。

治安が比較的良く、日本語対応の施設も多いため、海外旅行が初めての方でも安心して楽しめます。

時差ボケが少ないのも、滞在を快適にする要因の一つです。

思い切って行ってよかったと感じられるハワイ旅行は、特別な節目にふさわしい贅沢な体験になるでしょう。

心からリフレッシュできる最高の卒業旅行先として、選んで間違いのない場所です。

【卒業旅行】予算別おすすめTop5

卒業旅行を計画するうえで、やはり気になるのが予算の問題です。

就活や卒論などで忙しいこの時期、思いきり楽しみたい気持ちはあっても、金銭的に無理をするのは避けたいところですよね。

そこで重要になるのが、あらかじめ予算を決めたうえで、無理なく楽しめる旅行先を選ぶという考え方です。

幸いなことに、国内外問わず、学生でも手の届く範囲で楽しめる魅力的な旅行先はたくさんあります。

交通費を工夫したり、宿泊施設を選んだりすることで、限られた予算でも充実した旅が可能です。

本記事では、2万円から10万円までの予算を5つのゾーンに分け、それぞれにおすすめの旅行先をご紹介します。

今回は、卒業旅行におすすめの海外旅行先を5つ厳選してご紹介します。

金額に合わせて自分たちに最適なプランを選び、思い出に残る卒業旅行を叶えていきましょう。

2万円～5万円（国内）

2万円〜5万円の予算で楽しむなら、近場の温泉地が特におすすめです。

箱根や熱海といった首都圏からアクセスしやすいエリアなら、移動費を抑えながらも旅の雰囲気をしっかり味わうことができます。

日帰りや1泊2日の短期旅行であっても、温泉に浸かってのんびりと過ごせる時間は、心と体のリフレッシュにぴったりです。

また、温泉旅館では美味しい和食を楽しめるプランも多く、夕食付きで1人1万円前後の宿も見つけやすいのが嬉しいポイントです。

グループでの宿泊なら大部屋を選べばさらにお得になることも。

旅館の浴衣を着て温泉街を散策するだけでも、非日常感が味わえます。

移動手段としては、青春18きっぷや高速バスを利用することで、よりリーズナブルに旅を実現できます。

仲の良い友人と語り合いながら、落ち着いた時間を共有できる温泉旅行は、学生生活のラストを締めくくるのにふさわしいプランです。

3万円～7万円（国内）

3万円〜7万円の予算があるなら、テーマパーク旅行がぐっと現実的になります。

東京ディズニーリゾートやユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ）などは、学生時代に一度は行っておきたい定番スポットです。

アトラクションやショーを思いきり楽しみながら、非日常の世界に浸ることができます。

この予算であれば、パークチケットの購入はもちろん、近隣ホテルへの宿泊も可能です。

パートナーホテルやビジネスホテルをうまく選ぶことで、1泊2日の満足度の高い旅行が実現できます。

特に卒業旅行シーズンは、学生向けの割引プランやパックツアーも多く展開されているため、情報収集は早めに行うのがポイントです。

また、パーク外でも楽しめるスポットは多数あります。

たとえば、USJのある大阪では道頓堀での食べ歩きや観光も楽しめ、ディズニー周辺では舞浜やお台場エリアの散策も充実しています。

日常を忘れてはしゃげる時間は、まさに学生最後の思い出づくりにふさわしいと言えるでしょう。

4万円～8万円（海外）

初めての海外旅行にチャレンジしてみたい！という方におすすめなのが、韓国への旅行です。

予算4万円〜8万円あれば、LCCを利用した航空券とホテル代を合わせても十分にカバー可能です。

日本から近く、2〜3時間ほどのフライトで到着するので、短い日数でも濃密な時間を過ごせます。

韓国の魅力は何と言ってもグルメとショッピング。

サムギョプサルやキンパ、トッポギなど、リーズナブルで美味しい料理が揃っており、屋台グルメの食べ歩きも楽しめます。

明洞や弘大（ホンデ）では、最新の韓国コスメやファッションが手に入り、美容やおしゃれに興味のある方にはたまらないエリアです。

また、街の雰囲気やカフェ文化、韓国ドラマに登場するような風景も魅力的で、写真映えするスポットが豊富です。

観光インフラも整っており、日本語対応の施設も多いため、海外旅行初心者でも安心して過ごせます。

気軽に海外気分を味わいたい方にとって、韓国は予算・距離・内容のバランスが非常に良い旅先です。

5万円～10万円（国内）

国内で5万円〜10万円の予算がある場合、沖縄旅行が現実的な選択肢となります。

飛行機での移動は必要ですが、LCCや早割を活用すれば、交通費も大きく節約でき、ホテルやアクティビティにしっかりと費用を回すことができます。

沖縄では、美しいビーチやエメラルドグリーンの海を楽しむだけでなく、シュノーケリングやバナナボートといったマリンアクティビティも充実しています。

友人と一緒に自然の中で思いきり遊ぶ時間は、心に残る最高の思い出になるでしょう。

また、沖縄独自の歴史や文化に触れられるスポットも多く、首里城や美ら海水族館などの観光地も訪れる価値があります。

グルメ面では沖縄そばやソーキそば、タコライスなど地元ならではの味を堪能できます。

本州とは一味違ったゆったりとした空気感の中で、非日常を感じながら過ごす時間は、就活の疲れを癒し、これからの新生活に向けてのリセットにもなります。

少し贅沢に国内旅行を楽しみたい方におすすめのプランです。

5万円～10万円（海外）

もう少し足を延ばして海外の文化にしっかり触れてみたいという方には、台湾旅行がおすすめです。

5万円〜10万円の予算があれば、航空券・宿泊費・食事・観光すべてをカバーでき、コストパフォーマンスの高い旅が実現できます。

台湾は親日的な国として知られており、治安も比較的良好。

現地では日本語が通じる場所も多く、初めての海外でも安心して過ごすことができます。

台北では、九份や台北101、夜市といった観光スポットを巡るだけでも大満足の内容です。

また、グルメも魅力たっぷりで、魯肉飯（ルーローハン）や小籠包、タピオカドリンクなど、リーズナブルで美味しい料理が豊富に楽しめます。

夜市では、ローカルな雰囲気を味わいながら、友人と食べ歩きするのも楽しいひとときです。

気軽に異文化体験ができ、心もお腹も満たされる台湾旅行は、卒業旅行で少し冒険したい方にぴったりの選択肢です。

【卒業旅行】時期別おすすめTop5

卒業旅行の計画を立てる際、いつ行くかという時期の選定も大切なポイントです。

旅行の楽しみ方は、季節や時期によって大きく変わります。

気候や混雑具合、見どころとなる自然の景色など、それぞれの時期にしか味わえない魅力がありますので、自分たちのスケジュールと希望に合わせて、最適なタイミングを見つけることが成功のカギです。

特に就活や卒論提出などと並行して予定を組む場合、時期を工夫することで、費用や混雑を避けながら旅行を楽しむことが可能になります。

また、行き先によってはベストシーズンが存在するため、それに合わせて計画を立てると、より満足度の高い旅行が実現できます。

ここでは、2月から11月までの主な卒業旅行時期ごとにおすすめの旅行スタイルや行き先をご紹介します。

それぞれの時期の特徴を押さえながら、理想の卒業旅行プランを描いていきましょう。

2月下旬～3月上旬

この時期はまさに卒業旅行のハイシーズン。

多くの大学で春休みに入るため、国内外を問わず旅行需要が高まります。

気候も少しずつ春めいてきており、寒さが和らぐ地域も増えるため、観光に適したタイミングです。

人気の行き先としては、沖縄や九州など温暖な国内リゾートのほか、グアムやセブ島、韓国、台湾などの近場の海外も多く選ばれています。

いずれも気候が安定していて観光しやすく、アクティブな体験を楽しむにはぴったりの時期です。

ただし、同じタイミングで旅行を計画する学生が非常に多いため、航空券や宿泊施設が早い段階で埋まってしまうことも。

人気のエリアほど価格が上昇する傾向にあるため、行き先が決まったらなるべく早めに予約することが大切です。

春休み本番だからこそ選択肢が広がるという利点もあります。

混雑をうまく避けながら、最高の思い出を作るための工夫を取り入れて、賢く旅を楽しみましょう。

2月上旬～中旬

2月上旬から中旬は、春休みに入る前の穴場のタイミング。

多くの学生がまだ旅行に出ていないため、混雑を避けながら旅行を楽しむことができるのが最大の魅力です。

静かな環境でゆったり過ごしたい方には特におすすめです。

この時期の国内旅行では、雪景色が美しい温泉地やスキーリゾートが人気です。

たとえば、長野や新潟、北海道などでは、ウィンタースポーツを楽しんだ後に温泉で体を温めるという贅沢な時間が過ごせます。

冬の味覚も充実しており、鍋料理や旬の魚介を味わえるのも嬉しいポイントです。

一方、暖かい場所を求めるなら、東南アジア方面の海外旅行も視野に入ります。

ベトナムやタイ、マレーシアなどはこの時期が乾季で、気候も安定しています。

物価も比較的安く、卒業旅行の予算でも十分に楽しめる地域です。

静かに、でも充実した旅をしたいという方にとって、2月中旬までの卒業旅行は、狙い目の時期と言えるでしょう。

3月中旬～下旬

3月中旬から下旬にかけては、春本番の訪れを感じられる時期です。

国内では地域によって桜の開花が始まり、春の花々が街を彩り始めるため、風情ある旅を楽しめます。

特に京都や奈良、九州地方などは、卒業旅行とお花見を同時に楽しめる人気スポットとなっています。

この時期に国内旅行を計画する際は、桜の開花予想を事前にチェックしながら、桜の名所や庭園をめぐるプランを組むと、より思い出に残る旅行になります。

着物をレンタルしての街歩きや、和の文化体験もおすすめです。

一方、海外旅行ではヨーロッパ方面が視野に入ってきます。

冬の寒さが落ち着き始め、観光しやすい穏やかな気候になってくる時期です。

フランスやイタリア、スペインなどの都市をゆったりと巡る旅は、卒業という節目にふさわしい上質な経験となるでしょう。

ただし、春休み後半ということもあり、航空券や宿泊先の混雑は依然として続きます。

スケジュールが決まっている場合は、早めの予約と下調べが成功のカギとなります。

夏休み（8月～9月）

スケジュールが合わなかった、秋採用が一段落した後に旅行したいという方は、夏休み期間を活用した卒業旅行という選択もあります。

8月〜9月であれば、社会人になる直前の自由な時間を活用できる最後のチャンスとも言えます。

国内旅行では、沖縄や北海道などのリゾート地が引き続き人気です。

海水浴やキャンプ、花火大会など、夏ならではのイベントも多く、エネルギッシュな旅を満喫できます。

学生最後の夏を仲間と過ごすにはぴったりの季節です。

また、海外旅行では、東南アジアやバリ島などの乾季にあたる地域がベストシーズンを迎えます。

カラッとした気候のもと、美しいビーチでのんびり過ごしたり、現地の文化に触れる旅もおすすめです。

ただし、8月中旬のお盆は航空券や宿泊費が高騰しやすいため、避けられるようであれば時期をずらして計画を立てると、よりリーズナブルに楽しめます。

秋（10月～11月）

【国内（紅葉）、気候の良い海外】

卒業後、社会人になるまでの間にもう一度旅行したい、就活が一段落した今だからこそ行きたいという方には、秋の卒業旅行も選択肢のひとつです。

10月〜11月は気候が安定しており、過ごしやすく、旅をするには絶好の季節です。

国内では、紅葉が美しいエリアが各地に広がります。

京都や日光、信州などでは、色づいた木々の下でゆったりとした時間を楽しむことができます。

落ち着いた雰囲気の中で、日本の四季の美しさを味わえる贅沢な旅になるでしょう。

また、海外旅行でもこの時期はおすすめです。

多くの国が観光に適した気候となり、ヨーロッパ、台湾、韓国、トルコなど、幅広い選択肢から行き先を選ぶことができます。

観光地の混雑も夏休みより落ち着いており、ゆったりとした旅が可能です。

秋の旅行は駆け込み卒業旅行としてだけでなく、新生活に向けての再スタートの時間としても価値があります。

新たな気持ちで次のステージに向かう準備として、心に残る旅をしてみてはいかがでしょうか。

【卒業旅行】旅行前に必ずチェックしておくべき点

卒業旅行を思いっきり楽しむためには、出発前の準備がとても大切です。

せっかく時間とお金をかけて計画した旅行も、ちょっとした確認漏れやトラブルがあるだけで、思い出が台無しになってしまうこともあります。

特に、普段の生活とは異なる環境に出かけるため、いつも以上に細かな準備と情報共有が必要です。

準備が面倒…と思うかもしれませんが、事前にしっかりチェックしておくことで、旅先では安心して思いきり楽しむことができます。

グループ旅行の場合は、他のメンバーとの連携も重要です。

些細なことでの行き違いやストレスを防ぐためにも、必要な情報を共有し合いましょう。

ここでは、卒業旅行の出発前にチェックしておきたい3つの重要なポイントをご紹介します。

旅行中のトラブルを防ぎ、安心・安全に思い出づくりを楽しむための準備をしっかり整えておきましょう。

柴田貴司
（就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部）

柴田貴司
（就活市場監修者）

旅行の準備というと、つい後回しにしてしまいがちですが、出発前にしっかりと確認しておくことで、予期せぬトラブルを避けられるだけでなく、より安心して旅を楽しめます。特にグループ旅行では、「誰かがやってくれるだろう」ではなく、お互いに補い合う姿勢が大切です。これは、社会人として求められるチームワークにも通じる経験です。丁寧な準備こそが、かけがえのない思い出づくりの第一歩ですよ。

予約内容の最終確認と共有

旅行の直前には、飛行機や新幹線、ホテル、レンタカー、現地でのアクティビティなど、すべての予約内容を改めて確認することが大切です。

特に、日時、場所、予約番号、集合場所、キャンセル規定などの細かな情報は、再度チェックをしておくことで安心感が得られます。

グループ旅行の場合、代表者が一括で予約していることが多く、他のメンバーが詳細を把握していないケースも少なくありません。

事前に全員で情報を共有し、必要に応じてスクリーンショットやPDFで保存しておくと、スマートフォンからすぐに確認できて便利です。

また、飛行機や電車の時間が早朝や深夜の場合は、集合時間や集合場所を事前にしっかり決めておくことも忘れずに。

万が一の遅刻やトラブルに備えて、連絡手段も明確にしておきましょう。

最後に、ホテルのチェックイン・チェックアウトの時間や、予約時に選んだオプション（朝食の有無やベッドタイプなど）についても見直しておくと、到着後に慌てずスムーズに行動できます。

小さな準備が、大きな安心につながります。

持ち物リストの作成と確認

旅行前の準備で意外と見落としがちなのが、持ち物の最終確認です。

現地に着いてから充電器を忘れた、常備薬がないといったトラブルに気づくこともあります。

そうならないためにも、持ち物リストを事前に作成し、出発前にチェックする習慣をつけておきましょう。

まずは、パスポートやチケット類、財布、スマートフォンなどの必需品をリストアップし、それぞれを準備できているかを確認します。

次に、服装や洗面道具、化粧品などの身の回りの品、天候や気温に応じた防寒具や日焼け対策も忘れずに。

グループ旅行の場合は、共用するアイテム（延長コード、充電器、ドライヤー、歯磨き粉、シャンプー類など）を誰が持っていくか事前に分担しておくと、荷物の重複や無駄が減ります。

また、軽食やお菓子、カードゲームなどを持参すると、移動中や空き時間に盛り上がれる要素として役立ちます。

念のためを意識しすぎて荷物が多くなりがちですが、実際に必要なものを見極めてコンパクトにまとめることもポイントです。

使い慣れたバッグやスーツケースに、余裕を持ってパッキングしましょう。

緊急連絡先リストと緊急時の対応方法の共有

どんなに万全な準備をしていても、旅行中に思いがけないトラブルに遭遇することはあります。

特に、スマートフォンが使えなくなったときや、友人とはぐれてしまったときなど、緊急時の対応方法を事前に決めておくことで、冷静に対処することができます。

まずは、グループ内でお互いの携帯電話番号やLINE ID、メールアドレスなど、連絡手段を共有しておきましょう。

また、宿泊先の住所・電話番号、チェックイン時間も全員で把握しておくことが重要です。

さらに、親や家族など、日本国内の緊急連絡先もメモしておきましょう。

何かあったときにすぐに連絡が取れるよう、紙やスマホのメモアプリなど、複数の方法で控えておくと安心です。

海外旅行の場合は、現地の日本大使館や領事館の連絡先も確認しておくと、万が一の際に心強いサポートを受けることができます。

また、病気や怪我の備えとして、海外旅行保険の加入と保険証の携帯も忘れずに行いましょう。

楽しい時間を過ごすためにも、万一に備えることはとても大切です。

いざというときの行動をグループで共有しておくことで、安心して旅行を満喫できます。

【卒業旅行】卒業旅行に関するよくある質問と回答

卒業旅行を計画する中で、多くの学生が抱く疑問や不安はさまざまです。

初めての本格的な旅行という方も多く、予算の立て方や予約のタイミング、グループでの過ごし方など、事前に知っておくことで安心できるポイントがたくさんあります。

ここでは、就活や卒論と並行して卒業旅行を考える26卒の皆さんに向けて、よくある質問とその回答をまとめました。

不安を解消しながら、納得のいく旅を計画する参考にしていただければ幸いです。

【卒業旅行】まとめ

卒業旅行は、学生生活の最後に仲間と過ごすかけがえのない時間です。

計画段階から楽しみにしながら、予算や行き先、時期、人数に応じたプランを立てることで、思い出深い旅になります。

行き先を選ぶ際は、予算・時期・希望する体験を軸にバランスよく検討し、準備の段階では情報共有や持ち物チェックを丁寧に行うことがポイントです。

また、グループ旅行の場合は、お互いに配慮しながら協力して旅をつくる意識を持つことで、より円満で楽しい時間が過ごせます。

限られた学生生活の最後を飾る卒業旅行。

無理なく、けれど満足度の高いプランで、心に残る素敵な思い出をつくってください。

未来への一歩を踏み出す前に、笑顔と感謝で締めくくる旅となりますように。

監修者

柴田貴司

明治大学院卒業後、就活メディア運営｜自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート