【100文字のガクチカ】100文字指定を出す企業の狙いとは?
就活では、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を100文字で書くよう企業から指定される場合があります。
この文字数設定には、企業の意図が隠されています。
- 簡潔かつ詳細に伝える力を確認したい
- 論理的に整理された文章が書けるか知りたい
企業は、100文字で「何に取り組んだか」と「成果」をバランスよく伝えられるかを見ています。
50文字に比べて少し詳しく書けるため、企業はより論理的な説明能力や、文章の構成力を評価していると考えられます。
また、100文字ならエピソードの概要がつかめるため、面接で深掘りしやすいというメリットもあります。
【100文字のガクチカ】100文字のガクチカの書き方
100文字では、50文字よりも詳しく書くことができますが、文字数制限があるため、伝えたい情報を厳選する必要があります。
ガクチカは基本的には、 PREP法(結論→理由→具体例→結果) に沿って書くのがベストです。
- 結論:何に取り組んだか
- 理由:なぜそれをやろうと思ったのか
- 具体例:どんな行動をしたか
- 結果:どんな成果を得たか
PREP法を意識することで、論理的でわかりやすい文章を作ることができます。
しかし100文字の中でPREP法を利用して文章を書き切るのは難しいです。
そこで、理由・具体例の部分は省略して、結論とその結果のとこをだけでもマストで伝えることで、100文字のガクチカを綺麗にまとめることができます。
ぜひ実践してみてください。
【100文字のガクチカ】100文字のガクチカを作るポイント
100文字のガクチカを書く際に意識すべきポイントを紹介します。
- 要点を明確にし、無駄な表現を省く
- 「取り組んだこと+成果」をセットで書く
- 数字を使って成果を具体的に示す
100文字はある程度の情報を入れられますが、冗長な表現を使うとすぐにオーバーしてしまいます。
「何をしたか」と「どんな成果があったか」を明確にし、できるだけ数値を入れると説得力が増します。
✖「私はサークルでリーダーを務め、イベントの企画運営を行いました。」(情報不足)
◎「サークルの代表として新歓を企画し、広報戦略を強化。SNSを活用して1.5倍の入部者を獲得した。」(具体的)
具体的な数字を入れるのは、100文字に満たなくなってしまった時のかさ増しとしても有効です。
ぜひ積極的に活用してみてください。
【100文字のガクチカ】100文字のガクチカ例文
具体的な例文を参考にして、自分の経験を100文字にまとめてみましょう。
「サッカー部のキャプテンとしてチームをまとめ、戦術分析を強化。結果、県大会で初のベスト4進出を達成した。」
「文化祭実行委員長として来場者数を増やすためSNS広報を強化。結果、前年の1.5倍の集客を達成し、大成功を収めた。」
「飲食店のバイトリーダーとして接客研修を実施。従業員の接客力向上に努め、顧客満足度アンケートで評価が20%向上した。」
「市場分析の研究を行い、論文を執筆。データ分析を駆使し、全国学会で最優秀賞を受賞し高評価を得た。」
【100文字のガクチカ】100文字のガクチカを作成したあとの注意点
100文字のガクチカを作成したら、以下の点も意識しておきましょう。
- 200文字・300文字バージョンも作成しておく
- 面接での深掘り質問を想定する
企業によっては、ESで100文字のガクチカを求めても、面接ではさらに詳しい説明を求められることがあります。
そのため、100文字のものをベースに、200~300文字に広げたバージョンも作成しておくと安心です。
また、「なぜその活動に力を入れたのか?」「どんな課題があったか?」といった深掘り質問にも答えられるように準備しましょう。
【100文字のガクチカ】100文字のガクチカがどうしても作れない際の対処法
「ガクチカが思いつかない」「うまく書けない」と悩んでいる場合、一人で考え込まずにプロに相談するのも手です。
就活エージェントを活用すれば、自分の経験を整理し、適切な表現でガクチカを作るサポートをしてくれます。
また、それだけでなく、ES添削や面接対策、自己PRの作成など、幅広いサポートが受けられます。
無料で相談できるため、悩んでいる方は一度就活エージェントのサービスを活用してみるのも良いでしょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート