よさこいの経験で自己PRをしても大丈夫?
よさこいの経験は、新卒就活でとても魅力的な自己PRをすることができる貴重な経験です。
多くの学生がサークル活動やアルバイト経験を自己PRのテーマに選ぶ中で、よさこいの経験を語ることは、他の応募者との差別化を図る絶好のチャンスとなります。
よさこいの経験から自己PRしやすい強みと例文
よさこいの経験は、多くの企業が求めるスキルを自然と身につけることができる経験です。
学んだことをうまく自己PRに組み込むことで、他の候補者との差別化を図ることができます。
ここでは、よさこいの経験からアピールしやすい強みと、その具体的な例文を紹介します。
体力
例文
私は大学時代、よさこいサークルに所属し、年間を通じて多くのイベントや大会に参加しました。
特に、毎日のように行われる長時間の練習を継続的にこなしたことで、体力と集中力を身につけました。
この経験を活かし、業務においても粘り強く取り組み、成果を出していきたいと考えています。
よさこいは長時間の練習や本番でのパフォーマンスが求められるため、体力が重要かと思います。
体力はどんな仕事でも必要となる重要な素質です。ぜひ積極的にアピールしましょう。
協調性
例文
よさこいでは、多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まる中、意見を調整しながら一つの演舞を完成させる必要がありました。
その過程で培った協調性は、チームで目標を達成する力として活かせると考えています。
入社後も、周囲と協力しながら課題解決に取り組んでいきます。
大勢のメンバーと踊りの練習や本番を成功させるには、チームメンバーとの協力が不可欠です。
その協力のために培った協調性を自己PRで伝えることで、チームでの働き方をアピールできます。
継続力
例文
私はよさこいの活動を3年間続け、学業との両立を図りながら努力を重ねてきました。
その結果、最後の大会ではチームの代表として舞台に立つことができました。
この経験を通じて得た継続力を活かし、貴社でも長期的なプロジェクトを成功に導きたいと考えています。
長期間にわたり練習を積み重ね、成果を出したというエピソードから継続力をアピールすることが可能です。
継続力は、企業にとってもとても魅力的なアピールポイントとなります。よさこいを継続した、と胸をはって言える方はぜひアピールしてみてください。
コミット力
例文
私たちのよさこいチームは、大会での優勝を目指して半年間の練習を行いました。
私はその中で、新しい振り付けの提案やチーム全体のスケジュール管理を任され、目標に向けた努力を惜しまず取り組みました。
このようなコミット力を武器に、貴社での業務でも高い成果を追求していきたいと考えています。
目標に向かって惜しみなく努力ができる、という点でコミット力はビジネスでも役立つ力であると言えます。
自己PRでは、ビジネスで使える強みが圧倒的に評価されやすいです。こちらも自信がある方はぜひ積極的にアピールしましょう。
よさこいの経験で自己PRする際のポイント【役職者の場合】
- 役職として何をしたのかアピールする
- よさこいを知らない人にも伝わるように言葉を選ぶ
続いて、よさこいの経験で自己PRする際におさえておきたいポイントを解説します。
役職者の場合と踊り子の場合で分けて解説をしますので、どちらのエピソードを伝えるかによっておさえるべきポイントを把握して伝えるようにしましょう。
役職として何をしたのかアピールする
役職に就いていた場合は、チームのために具体的にどのようなことを行ったかをアピールしましょう。
例えば、練習計画の立案やメンバーのサポートなど、リーダーシップを発揮したエピソードを伝えると良いです。
![Profile Image](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/shukatsu-ichiba/media/2025/01/shibatakansyuu.webp)
役職についていたこと自体は、自己PRでのアピールになりません。自己PRはあくまで、あなたの強みを伝える場です。どのような強みを評価してもらって役職についたのか、役職についてその強みをどう生かしたのかにフォーカスして伝えましょう。
よさこいを知らない人にも伝わるように言葉を選ぶ
採用担当者の中には、よさこいについて詳しく知らない人もいます。そのため、専門用語を避け、誰にでも分かりやすく活動内容を説明することが重要です。
役職となると特に、専門用語を使わなければ説明が難しいエピソードもあるでしょう。そんな場合は、幼稚園児に説明するとしたらどのような言葉選びをするか考えてみてください。そのイメージのまま自己PRを作成していけば、おのずと専門用語を使わずとも伝わるアピールができるでしょう。
よさこいの経験で自己PRする際のポイント【踊り子の場合】
- 自分なりにどう考えて行動した経験を伝える
- よさこいの経験から学んだことを入社後どう生かすか伝える
続いては踊り子のエピソードを自己PRに使用する際におさえておきたいポイントを紹介します。
役職についていた経験をアピールするのに比べて、主体性を発揮したエピソードが求められます。
自分なりにどう考えて行動した経験を伝える
踊り子としての役割を通じて、自分なりにどのように行動し、チームに貢献したかを具体的に伝えましょう。
会社では、ほとんどの社員が一般的な役職です。そのため企業は、役職についているからやらなければいけない、というマインドではなく、役職はないけれど自主的に仕事をしよう、というマインドを持つ学生を採用したいと考えています。
自分なりにどう考えて、どう行動して、その結果どうだったのか、というところを具体的に伝えてアピールしましょう。
よさこいの経験から学んだことを入社後どう生かすか伝える
よさこいの経験で学んだスキルや姿勢を、入社後にどのように活かせるかを具体的に述べると説得力が増します。
自己PRでは強みをアピールすることが求められますが、その強みは入社後に発揮できるものでなければ意味がありません。
![Profile Image](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/shukatsu-ichiba/media/2025/01/shibatakansyuu.webp)
志望している企業でどのような人物像が求められているのか、その人物像に当てはまる強みはどのような強みなのかを事前に分析し、それに沿ったアピールができるよう準備しましょう。
よさこいの経験から魅力的な自己PRをしよう
よさこいの経験を自己PRに活かすことで、自分ならではの強みをアピールできます。
また、他の就活生と差別化された経験を伝えることができるため、ぜひ積極的にアピールしてください。
また、どんなエピソードを切り取るにしても、自分の経験をポジティブに伝え、入社後の活躍をイメージさせる内容で伝えることが重要です。
就活市場では他にも自己PRの様々なコツを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
柴田貴司
(就活市場監修者/新卒エージェント本部幹部)
柴田貴司
(就活市場監修者)
よさこいは、仲間と一緒に一つの目標を達成する活動である点が、とても自己PRに向いています。その経験を自己PRに活かすことで、協調性やリーダーシップ、または体力面での強みを具体的にアピールできます。また、他の就活生があまり取り上げないテーマであるため、差別化ができ、採用担当者の印象に残りやすいというメリットもあります。