はじめに
「私」と言うのに慣れておらず、違和感があるから他の一人称を使いたいと思う就活生は少なくないはずです。
そこで、「私」以外の一人称は面接で使えるのかどうかをお教えしたいと思います！
【就活面接での一人称】面接で一人称は「自分」でもいいの？
「自分」は言いやすく、プライベートでも使っている人も中にはいるのではないでしょうか。特に体育会系の男性が多く使っているイメージです。
しかし、就活の面接で「自分」は不適切です。
これから「自分」がなぜダメなのかという理由をお話ししていきます。
「自分」は使わない
「自分」は固いイメージがあり、面接で使っても問題なさそうに見えますが、使わないようにしましょう。
「自分」は硬派で自信がある、平等でいたいという印象を与えるからです。
硬派とは力強く、男らしいということですが、面接官に硬派である印象を与えると、「意見を曲げなそう」というマイナスなイメージを与える可能性があります。様々な意見を持つ人たちがいる組織の中で働くとなった場合、人の意見に耳を貸せない人は一緒に働きにくいですよね。
「自信がある」というイメージは良さそうに見えますが、「自分の意見に自信があるため、周りからアドバイスをもらっても受け入れないかもしれない」という悪いイメージを持たれる恐れがあります。先輩のアドバイスを素直に吸収してくれる新入社員の方が歓迎されます！
「平等でいたい」というのも一見良さそうに見えますが、組織には上下関係というものがあります。上司の方々からたくさん教えてもらう立場であるため、感謝の気持ちを込めて上司に敬意を払ってくれそうな新入社員の方が良いですよね！
【就活面接での一人称】一人称は「私」が好印象！
やはり、適切なのは「私」です。面接だけではなく、ビジネスシーンでも「私」を使いましょう。「わたし」と「わたくし」という2種類の言い方がありますが、少々雰囲気が変わるため、後ほどその違いを紹介します。
「私」が好印象な理由
「私」を使うのがマナーだからです。一人称で印象が変わるわけないと思うかもしれませんが、例えば、初対面の人と食事に行ったとき口にものが入ったまま相手が喋ったら不快に思いませんか？
入社後、あなたが会社という看板を背負って営業などをすることもあるため、あなたに常識があるかどうかも会社側にとっては重要なポイントなのです。
「わたし」と「わたくし」どっちでもいいの？
「わたし」は女性が普段使うことが多いため、カジュアルな印象を与えます。
一方で、「わたくし」は一番フォーマルです。
ビジネスでは「わたくし」を使う社会人が一番多いため、「わたくし」をオススメします。
【就活面接での一人称】面接で「俺・僕」、自分の名前はあり？
結論から申し上げますと、なしです。
それぞれ、どんな理由でなしなのかを説明していくため、納得していただけると思います。
「俺」がダメな理由
男性の一人称に多いのが「俺」ですよね。言い慣れている一人称を使った方がリラックスして面接を受けられるため、使いたくなってしまう気持ちはわかります。しかし、これは乱暴なイメージを与えてしまいます。
面接だけではなく、ビジネスシーン全般で控えましょう。
「僕」がダメな理由
「僕」は「俺」と違い、乱暴な印象よりも柔らかい印象を与えるため良さそうに思えますが、使わないようにしましょう。
「僕」という一人称は部下に対して使う言葉です。そのため、ビジネスシーン全般で使うのを避けた方が良いというわけではありません。しかし、目上の立場にいる面接官に向かっては不適切となります。
名前がダメな理由
一人称で名前を使う人は男性よりも女性の方が見られます。
学生や、社会人でもプライベートの時は使っても問題はないと思いますが、ビジネスシーンでは避けましょう。
幼い子供が一人称を名前にしている場合が多いです。そのため、一人称が自分の名前のままでいると、子供のままなのかなと思われてしまいます。すると、周りが見えずに自分のことしか考えられないのでは？と面接官は思うかもしれません。
【就活面接での一人称】「私」以外を使ってしまったら？
「私」を使いましょう！ということをお伝えしてきました。
そうはいっても、普段の一人称と違えば、うっかり「僕」などと言ってしまうかもしれませんよね。
特に「わたくし」と「わたし」の区別を気にしていない面接官であれば、一人称を「わたし」にしている女性がうっかり普段の一人称である「わたし」を使ってしまっても見逃してくれる可能性もありますが、普段は「俺」を使っている人は注意が必要です。
もし、間違えて普段の一人称を使ってしまった場合、「失礼いたしました。私は〜。」と訂正し、言い直しましょう！
一度間違えただけで落とされることはないと思いますし、訂正すれば問題ありません。むしろ、間違いを瞬時に自覚し、素直に訂正したことはプラスに評価されるかもしれません。「失礼いたしました」と一言断りを入れるとなお良いです！
「私」に慣れよう！
言い間違いをしないためにも、「私」に慣れることが大事です。
ビジネスシーンでは「私」が一般的であり、社会人になったら「私」を使う場面は多くなります。そのため、すぐに慣れておくと便利です。
慣れるためには、面接練習を重ねるのがオススメです！
エージェントを活用しよう！
友達の前で「私」を使うのが恥ずかしならば、エージェントを活用するのがおすすめです！
エージェントとは、就職活動をサポートしてくれるサービスです。自己分析が上手くできない、自分に合った企業がわからない、就職活動の進め方がわからない、といった就活生の悩みに答えてくれます。就活のエキスパートです。そのため、面接練習も本番に近い状態でやってくれるはずですし、フィードバックも的確です。専門家に頼った方が効率が良いですよ！
まとめ
今回は就活面接で適切な一人称を取り上げました。
「私（わたくし）」は言い慣れていない上に、面接だと緊張することも多いと思いますが、
自然と言えるまでできたらベストです。
面接頑張ってください！
明治大学院卒業後、就活メディア運営｜自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
