はじめに
就職活動に苦戦する人は数多くいます。
実際に、心身ともに負担が大きくなる時期です。
不安に感じることもたくさんあるでしょう。
しかし、ポイントさえ押さえておけば問題ありません。
また、多くの経験を積むことで、得られるものもあります。
ある意味慣れのようなものが必要です。
ぜひ今回の記事で紹介する内容を意識してみてください。
基本的なことから応用までさまざまなポイントがあります。
特に、社会人になっても活用できるスキルはとても大切です。
事前の対策をしっかり行い、選考に進みましょう。
就活生必見!面接のコツ6選
慣れないうちの就職活動は苦労の連続です。
特に面接に対して苦手意識のある人も多いでしょう。
現在はリモート面接の企業がほとんどです。
しかし、選考が進むにつれて対面での面接が多くなってきます。
そこでのプレッシャーははかり知れません。
同時にリモート面接とは異なる点が重視されます。
さまざまな視点から自分を客観視することは大切なのですが、自分だけでそれを見つけるのは難しいでしょう。
そこで、面接のコツを6つのポイントに分けて紹介します。
就活の際に、ぜひ参考にしてみてください。
笑顔であいさつ
入室した時点で、すでに面接は始まっています。
最初から、気を抜いてはいけません。
部屋に入ったら、必ず自分からあいさつしてください。
あいさつは、人間関係の基本です。
どの企業においても重視されることの1つです。
特にサービス業の面接を受ける場合は、きちんと準備しておきましょう。
また、積極的にあいさつをすることで、印象に残りやすくなります。
その際は、なるべく笑顔を心がけましょう。
もちろん無理に笑う必要はありません。
しかし、最初の印象で合否が左右される場合もあるので、表情には注意しましょう。
また、質問の際には自然な笑顔で受け答えをしましょう。
笑顔が苦手な場合、少し口角を上げるだけでも構いません。
面接官全員の目を見るなどして、しっかりと会話することも大切ですが、なかには緊張して目を見ることは難しいという人もいるでしょう。
その際は、面接官の首を見るように意識してみてください。
顔に近い部位であるため、目が合っているような印象を与えられます。
表情とリアクションを大きくする
面接官の質問に応じる際は、普段よりオーバーにリアクションしましょう。
この時期はオンラインでの面接が増えており、対面での面接に比べると、画面上では表情がわかりにくいこともあります。
特に表情が変わりにくい人は、話すときに表情を意識してください。
もちろん無理やり大きくリアクションするというわけではありません。
楽しい話のときは笑う、驚いたときは目を見開くなどの動作を積極的に取り入れると、話を聞いていると印象づけられます。
また、話を聞く姿勢もしっかりと意識してください。
特にオンライン上で話を聞いている場合、相手に伝わらないことも多くあります。
面接官の話を聞く際には、相づちを打つなど、基本的な動作を忘れてはいけません。
面接を楽しむくらいの気持ちで臨んでください。
そのためには、事前の対策をきちんと進めることが大切です。
まずは、ビデオを撮るなどして、表情がどのように動いているか事前にチェックしてください。
ハキハキ話す
面接を受けている最中は、面接官の声の大きさや話すスピードを意識しましょう。
できれば同じくらいの声のトーンやスピードであることが望ましいです。
そうすることで、面接官側も質問しやすくなり、会話を深く掘り下げるきっかけになります。
また、安定感のある印象を与えやすくなるでしょう。
特に声のトーンは、印象を左右する大切な要素です。
低めのトーンは落ち着いた印象、高めの声は明るい印象になります。
場面によって使い分けられるようにしましょう。
たとえば、志望理由を話す際は、低いトーンでは話すことを意識すれば、より真剣さを伝えやすくなります。
反対に、自分の長所などを話す場合は、高めのトーンで話しましょう。
長所とは、自分の最大限の強みです。
全体を通して、ハキハキと話すことを心がければ、堂々としたポジティブな印象を与えることになります。
先ほども紹介したように、面接ではその場の印象がとても大切です。
自分の声を録音するなどして、対策しておきましょう。
自分の声を聴く機会はそう多くありません。
まずは、客観的な分析を忘れずに行ってください。
落ち着く
いくら事前に対策をしても、本番では緊張してしまうことも多々あります。
実際に面接で緊張しない人は、ほとんどいないのです。
誰でも同じように、焦ったり緊張したりしてしまうことを覚えておいてください。
まずは、落ち着いた姿勢を身につけることが大切です。
緊張と焦りを覚えると一気に頭の中がパニックになってしまい、聞かれていることを理解しないまま話してしまうと、あとで巻き返すのは大変です。
特に後半になるほど、質問される内容はより深くなってきます。
開始前に必ず深呼吸をするなど、自分なりのリラックス方法を見つけておくと良いでしょう。
事前に緊張をほぐすためのルーティーンなどを決めておくのもおすすめです。
また、面接中も落ち着いた態度を崩さないことが大切です。
質問された際にすぐ答える必要はありません。
面接は質問に答える速さを競っているわけでないのです。
自分の個性がアピールできるような内容を話せるように意識しましょう。
結論から話す
質問に答える場合は、PREP法を意識してください。
PREP法とは、要点・理由・具体例・要点の順番で意見を述べる文章構成です。
具体的に説明すると、まずは、結論を簡潔的に答えましょう。
どんな話をするのか最初にわかってもらうことが大切です。
最初に自分の意見を簡潔に述べることで、面接官に興味をもってもらいやすくなります。
また、聞き手にストレスを与えないように意識しましょう。
そのあとに、結論を肉付けするように理由や具体例を述べてください。
自分の経験などを組み込むことで、文章全体に説得力が増します。
結論に対しての根拠を意識することで、論理的な思考を身につける練習にもなるでしょう。
就職する際はもちろん、社会人としても必要なスキルです。
たとえば、仕事の報告を上司にする際もPREP法を意識してください。
まずは普段の生活から相手に伝わりやすい表現することを心がけましょう。
その際は、事実と自分の意見を分けて考えることが必要です。
人間は機械ではありません。
客観的な事実を述べたつもりでも、主観が入ってしまいます。
それは、決して悪いことではありません。
しかし、あまりにも主観的すぎると主旨が伝わらない可能性も高いです。
そのことをしっかりと自覚して文章を構成することが大切です。
具体的に話す
先ほどは、PREP法を活用して印象に残る文章を作る理由について紹介しました。
それと同時に、文章に具体性をもたせましょう。
たとえば、エピソードを話す際には、理由の部分を意識して話してください。
なぜそう思ったかなどの自分の感情をしっかり伝えるように意識しましょう。
まったく同じ行動でも、そこに至った理由や、そこから生まれた感情や想いは、人によって違います。
そしてそこに共感できるかどうかが、面接官の一番知りたいポイントです。
エピソードを話す際は、必ずそこに至る背景などを付け足すようにしてください。
また、数字を活用するとさらに具体性が増します。
具体的な数字を出すことで、自分のやる気やそこにかける思いを想像しやすくなります。
面接官が話題に興味をもてば、さらに話題を広げられるでしょう。
数字で表現できるエピソードがあれば、積極的に話してください。
自分の人柄をしっかりと伝わるように工夫しましょう。
さらに、5W1Hを使うのも効果的です。
これは主に、誰が・いつ・どこで・なぜ・それを・どのようにしたのかを文章に組み込んだ構成の仕方を指します。
日常の会話では意識しにくいので、これをきっかけに学んでおきましょう。
明確に情報を開示することで、面接官も次の質問がしやすくなります。
選考段階によって面接官が見るポイントは異なる!
一次面接から最終面接までの選考内容は、企業によって異なります。
また、面接官によってもそれぞれ見ている点は違うでしょう。
たとえば、人柄を重視すると一口に言っても、個人が魅力的に感じる性格はさまざまです。
冷静沈着な性格の人材を採用する企業もあれば、明るく前向きな性格の人材を欲する企業もあります。
そのことを把握し、しっかりと準備を進めてください。
まずは、自分の個性を分析することがポイントです。
自己分析することで、自分の強みが見えてきます。
同時に企業分析も忘れずに行いましょう。
最終的にはそれらを、企業の求める人材像と照らし合わせることが大切です。
自分の強みを活かせる企業の選考を受けていきましょう。
ポイントを詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
一次面接
一次面接は、たくさんの応募者の中から人数を絞る必要があります。
面接官は、実際に話すときの様子などを重点的にチェックしています。
実際に対面で会うと印象が変わる人も多くいるでしょう。
話すときの声のトーンや表情から受けた印象で、合否が決まる場合もあります。
先ほど紹介した面接のコツを抑えながら、しっかり準備を進めてください。
また、話す内容や質問に対する受け答えも選考基準に含まれます。
なるべく論理的に話すよう心がけてください。
焦ってたくさん話す必要はありません。
どれだけ自分の個性をアピールできるかどうかが大切です。
まずは、落ち着いた態度で話を進めましょう。
そうすることで、論理的な思考を意識してください。
文章を組み立てる際、最初に自分のもっとも伝えたいことを述べるのがポイントです。
面接官にわかりやすく簡潔な印象を与えることが可能です。
また、事前に練習していた質問以外の内容を振られる可能性も考えておいてください。
その場合も、焦らず臨機応変に対応することが大切です。
二次面接
一次面接では、話すときの様子などを重点的にチェックする傾向があります。
一次面接を突破すると、次は二次面接に進みます。
二次面接からは、より深い質問をされる可能性が高いでしょう。
最近では、人材と企業がしっかりマッチしているかを重視する企業がほとんどです。
事前に企業の経営理念を研究しておいてください。
自分の個性と照らし合わせることで、印象に残りやすくなります。
そのために、日頃からの企業研究を忘れずに行ってください。
情報をしっかり把握しておけば、有利に選考を進めることも可能でしょう。
そのほかにも、企業に対する熱意や意欲があるかどうかも選考基準に入ります。
いくら能力があっても、熱意が伝わらなければ、意味がありません。
内定をもらうのは困難といえるでしょう。
実際に人柄を重視する企業も増えてきています。
円滑に仕事を進めるスキルは、とても大切です。
流暢に話を進める必要はありません。
まずは、やる気が面接官へ伝わるように工夫してみてください。
最終面接
最終面接まで進むと、学生の数もかなり厳選され、より総合的な見極めの段階となります。
先ほど紹介した企業とのマッチ度に加えて、必ず志望動機を聞かれます。
表面的な理由だけ答えても、面接官の印象には残りにくいでしょう。
下手に取りつくろっても意味はありません。
志望動機を聞かれた際には、なるべく具体的かつ簡潔に答えてください。
特に自分の活動などを回答に組み込むよう意識すれば、全体に説得力が増します。
さらに、自分の個性をしっかりと伝えることも忘れないでください。
最終面接まで残ったということは、自分に何かしらの魅力があるということです。
それが能力なのか人柄なのかは、面接官によります。
しかし、いずれにせよ人材を見極めるために、質問を今までよりも掘り下げてくる可能性は高いでしょう。
対策していない、想定外の質問を聞いてくる場合もあります。
自分の個性が伝わるように、普段から自己分析をしっかりと進めておきましょう。
面接前にチェック!注意しておくべきこと
最終面接が進むにつれて対面式が多くなってきます。
その際は、いつもより身だしなみに気を配りましょう。
もちろんリモート式の面談でも、身だしなみのチェックは欠かせません。
しかし、対面式では全身を見られます。
画面上では映らないと思って、油断している部分もきちんと整える必要があるのです。
特に足元などは油断しがちです。
全体的に清潔感のある服装を心がけましょう。
面接前に注意しておくべきことを紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
身だしなみ
服装は基本的に企業側から指定されることがほとんどです。
スーツの場合は、黒、ベージュやグレーなど落ち着いた色を選びましょう。
近年、私服で面接を受けられる企業も増えてきています。
なかには人材の個性を重視するために、あえて規定を作らない企業もあります。
しかし、一般的な企業の選考は、オフィスカジュアルをイメージすると良いでしょう。
もちろん服装だけではなく、足元にも気を配ることも大切です。
意外に足元まで見られているケースがほとんどです。
気を抜かずに、汚れなどがないか直前にチェックしてください。
また、髪型は全体的に清潔感を意識すると良いでしょう。
髪が顔にかからないよう、整髪剤などでまとめてください。
特に、毛量が多い人の場合は髪をまとめきれない場合がほとんどです。
美容院に行く時間がある場合は、事前にすいておくのがおすすめです。
また、長い髪をまとめる際には、おくれ毛などがないように注意してください。
普段よりも念入りにまとめておきましょう。
また、自分の後頭部のおくれ毛などをチェックするのは、困難です。
手鏡を用意して、面接直前にしっかりと見直しておきましょう。
また、髪色に関しても明るすぎない暗めのトーンであることが無難です。
身だしなみは、最初の印象に大きく影響します。
普段の生活から、清潔感のある見た目を心がけましょう。
受付
基本的に遅刻はNGです。
よほどの理由がない限り、印象は良くないと考えてください。
どうしても間に合わない場合は、即座に連絡しましょう。
連絡があるかないかで印象はかなり異なります。
遅刻が確定した時点で、謝罪の気持ちを伝えることが大切です。
事前にしっかりと対策しておくのがおすすめです。
特に寝坊や遅延などのトラブルを想定し、早めの行動を心がけましょう。
遅くとも約束の10分前には集合することをおすすめします。
また、コートはオフィスに入る前に必ず脱ぎましょう。
面接前の様子も見られている可能性があるからです。
面接に力を入れている企業の場合、最寄りの駅に面接官を配置しているケースもあります。
駅に着いた瞬間に見られているという意識で臨むと良いでしょう。
遅刻
先ほど紹介したように、遅刻することは基本的に良くありません。
やむを得ず遅刻しそうな場合は、できるだけ早くお詫びと到着予定の時刻を電話で伝えることを徹底しましょう。
また、当日までに、面接会場までの移動手段や所要時間をしっかりチェックしてください。
直前に慌てなくて済みます。
時間がある場合、一度面接会場まで行ってみるのがおすすめです。
そうすることで、迷って遅刻するリスクを大幅に減らせます。
遅刻しないためには、とにかく事前の準備が大切です。
どうしても心配な場合は、前日の行動なども決めておきましょう。
特に就寝前は、明日に向けて、心身ともに整えてください。
全体を通して時間に余裕をもてるようにしましょう。
当日に最高のパフォーマンスができるように準備してください。
入室退室時のあいさつ
入退室のルールは、とても大切です。
事前に大まかな流れを頭に入れておきましょう。
また、当日緊張して、何かを忘れてしまう可能性も視野に入れておきます。
もし行動を飛ばしてしまっても、焦ってはいけません。
落ち着いて集中しなおしましょう。
まずは、入室時はドアをノックして声がかかってから入ります。
日本で主流とされているノックの回数は3回です。
入室したら、面接官の目を見て笑顔でしっかりとあいさつをしましょう。
何度もいうように、第一印象はとても大切です。
緊張してしまうと、つい動作が雑になりがちです。
面接は、スピードを競っているわけではありません。
気持ちを落ち着けて、部屋に入りましょう。
同じように面接が終わったら、自ら進んでお礼とあいさつを忘れずに述べてください。
面接に手ごたえがなくても、気持ちを引きずることは避けましょう。
必ず退室前に「失礼いたします」と一言入れるなど、最後まで気を抜いてはいけません。
ドアを閉めるまで、しっかりと意識することが大切です。
また、オンラインの場合は、企業側から「退室してください」の声がかかるまで、勝手に退室しないよう注意してください。
面接官の合図あるまでは、気を抜かずに待機しましょう。
おわりに
今回は、面接の際のポイントや注意点などについて紹介しました。
選考が進むほどプレッシャーも大きくなります。
事前に準備をしっかりと進めることで、その不安を少しでも取り除きましょう。
自分の今まで積み重ねてきたことに、自信をもってください。
今まで悩んだ時間は、決して無駄にはなりません。
自分の個性をしっかりとアピールできるようになることが大切です。
日頃から自己分析や企業研究を忘れずに行いましょう。
それは、必ず自分の力になります。
ぜひ今回紹介したポイントを活用してみてください。
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