就活に取り組む際は、何社落ちるものなのか、事前に知っておきたいところです。
現在は以前と比べて新卒採用は売り手市場の状態ですが、たくさんの会社にエントリーしても、一般的には内定は多くもらえるものではありません。
そのため就活に臨む際は、あらかじめ何社落ちるものなのか理解し、少しでも内定の件数を増やす行動につなげていくことが重要です。
そこで今回は、就活では普通何社落ちるのか解説しつつ、平均的な通過率、志望企業から内定をもらうコツなどを詳しく紹介していきます。
【就活】10社以上落ちるのが普通
結論からいうと、就活では10社以上落ちることが普通です。
どの業界を志望するか・何社エントリーするかなどの細かい条件によって落ちる数は異なりますが、たとえば10~20社エントリーした場合、内定が出る数は1~2社ほどといわれています。
つまり平均的な内定率は10%ほどで、それ以上の高い割合で内定を獲得することは難しい傾向にあります。
このように就活では非常に多くの不合格・不採用を経験することになりますが、落ちることで自分に足りない部分がわかり、より良い企業に出会える可能性があることも事実です。
そのため、新卒採用の就活において10社以上落ちることは普通であり、そしてそれは決して悪い結果ではないことを理解しておきましょう。
事前に「多くの人が10社以上落ちる」と認識しておけば、実際に落ちても必要以上にメンタルが不安定にならず、前向きにとらえることができます。
【就活】平均エントリー数
就活を始める際は、何社落ちるかというポイントとあわせて、平均的なエントリー数もチェックしておきたいところです。
そのためここからは、新卒採用の就活における平均エントリー数を整理しておきましょう。
平均エントリー数は、文系か理系かによって数字が変わってくることが特徴です。
具体的な数字やエントリーする際の背景などは後述しますが、文系のほうがエントリー数は多く、理系はやや少なめのエントリー数になる傾向です。
文系
文系の就活生は、平均すると30社ほどエントリーする人が多い傾向です。
そしてそこから1~3社ほどの内定を勝ち取る流れになります。
あくまで平均・目安の数字になりますが、文系の就活生は、就活を始めるときやエントリーする企業を選ぶときなどに参考にしておきましょう。
文系は理系と比べると、エントリーする業界・職種が幅広いことが大きな特徴です。
そのため、特定の業界・職種に絞り込みすぎずに、さまざまな選択肢を模索しながらエントリーしていくことが望ましいです。
小玉 彩華
傾向として文系の就活生は、専門性がないことが多いため、大学の専攻やゼミの研究テーマなどが直接職種と結びつくことは少ないといえます。だからこそ文系の就活生は多くの仕事を検討しやすくなり、その分、エントリーの数も増えやすいことがわかります。
理系
文系に対して理系の就活生は、平均すると20社ほどの企業にエントリーしていきます。
そのため、理系のエントリー数は文系と比べてやや少ないことが特徴です。
なお、そこから内定を得られるのは、傾向として2~3社ほどです。
理系の就活生は、文系と違って自身の専門性を活かして就職の方向性を決める場合が多いため、エントリーする業界・職種はある程度絞られてきます。
文系よりも理系は学生のうちから専門スキル・知識を学んでいるため、将来的には直接職業と結びつきやすく、自身の専門とまったく異なる分野を志望するケースは少ないでしょう。
とはいえ、専門性が高ければ必ず内定を獲得できると保証されているわけではないため、就活の状況を見てさまざまな選択肢を検討しながらエントリー数を増やす学生もいます。
【就活】たくさん受けるメリットとデメリット
就活では10社以上落ちることが普通であるため、ある程度多くエントリーすることが必須といえますが、たくさん受けることにはやはりメリット・デメリットがあるものです。
そのため、より多くの企業にエントリーすべきか迷ったときは、たくさん受けるメリット・デメリットを整理しておきましょう。
たくさん受けるメリット・デメリットを理解したうえで、最終的に何社エントリーするか判断することも大切です。
まずはたくさん受けるメリットを紹介したうえで、続けて、デメリットや注意点も解説していきます。
メリット
たくさんの企業にエントリーするメリットは、エントリーシートや面接などの選考の経験を積みつつ、自分の価値観やキャリアプランに合う企業を見つけられることです。
就活の選考は、事前にしっかりと対策しても、ある程度「場慣れ」しなければうまく立ち回れないことが多いです。
特に面接は、エントリーシートのように事前に何度も見直せるわけではないため、慣れによってうまく受け答えできることが内定獲得のカギになります。
そのためエントリーの数が増えて選考を受ける機会が増えるほど、エントリーシート提出や面接には徐々に慣れていき、面接で過剰に緊張することは防げるようになります。
そして、エントリーの数を増やせば、その分だけ多くの企業に触れることになります。
すると、エントリー数が限られている状態と比べて自分に合う企業に出会いやすくなり、よりミスマッチのない就職を実現できます。
デメリット
たくさんの企業にエントリーすることには、デメリットやリスクもあるため注意が必要です。
多くの企業に応募すると、エントリーや面接準備に時間と手間を費やすことになるため、学業やアルバイトとの両立が難しくなります。
そのため、どれも中途半端な状態になり、結果として不採用の数を増やすだけで終わってしまった…というケースは少なくありません。
エントリー数が増えれば増えた分だけ、1社に対してじっくり時間と手間をかけられなくなるため、企業研究や選考対策が薄くなる原因になります。
また、不採用が続けば、全体的な就活のモチベーション低下を引き起こすことにもなるでしょう。
木下恵利
就活ではたくさん落ちることが普通とはいえ、不採用ばかりではやはりモチベーション維持が難しくなります。そのため、むやみやたらにエントリーすれば良いわけではない点に、あらかじめ注意しましょう。
【就活】各選考に落ちる割合
就活で何社落ちるのかチェックする際は、各選考フェーズでどの程度落ちるものなのか、細かく整理しておくことも重要です。
というのも選考フェーズによって落ちる割合は異なり、選考と一口にいっても、落ちやすいフェーズと比較的受かりやすいフェーズはあるものです。
各選考フェーズにおける落ちる割合を理解したうえで、できる限り不採用にならないための対策を強化しましょう。
エントリーシート
最初の書類提出であるエントリーシートの場合、通過率は6割程度です。
あくまで目安ですが、10社にエントリーすればおおよそ6社からは面接やグループディスカッションの案内がもらえる流れになります。
しかしながら、そのうち4社は書類落ちとなるため、最初のフェーズである書類選考とはいえ簡単に通過できるわけではありません。
また、会社の規模(大手か中小か)や具体的な業界、職種などによっては、落ちる割合は変わってくる場合もあります。
特に大手はエントリーが集中するため、多くの就活生が書類の段階で足きりされます。
そのため、大手のみに絞って考えれば、エントリーシートの通過率はせいぜい10%程度です。
小玉 彩華
エントリーシートの通過率を高めるには、企業研究・分析を徹底的に行い、企業が求める人物像に合わせてアピールを作成することが重要です。
WEBテスト・適性検査
続いて、Webテスト・適性検査の場合、通過率はエントリーシートと同様に6割程度です。
そのため、10社受ければ目安として6社のテスト・適性検査には合格できますが、おおよそ4社は落ちてしまいます。
Webテスト・適性検査もれっきとした選考フェーズの一つなので、通過率が高いわけではないことには注意しましょう。
なお、テストの難易度自体は、基本的にそこまで高いものではありません。
注意したいのは時間配分や問題の特徴・傾向に慣れることであり、これらがおろそかになっていると、落ちる確率は高まります。
SPIは問題数が多いため、たくさんの就活生が「解ききれない」「時間が足りない」と悩むことになります。
そのため、事前に問題数が多いことを理解したうえで時間配分に重きを置き、問題集などを活用してとにかく慣れる練習をしましょう。
グループディスカッション
企業によっては、選考の過程でグループディスカッション(GD)が実施される場合があります。
そのため通過率を確かめる際は、グループディスカッションの通過率も見ておきたいところですが、結論からいうとグループディスカッションの通過率は一概に何割とはいえません。
グループディスカッションの形式は評価基準、テーマなどは企業によって大きく異なるため、通過しやすさ・落ちやすさの定義が難しいのです。
そのため、志望企業でグループディスカッションが実施される場合は、積極的に議論に参加することをまず意識しましょう。
なお、ひたすら自己主張していれば良いわけではないため、役割分担や調和を意識しながら行動することも重要といえます。
面接
面接は複数回実施されるケースがほとんどであり、通過率の目安は、以下のとおりそれぞれ異なることが特徴です。
- 一次・二次面接:7割程度
- 最終面接:5割程度
具体的に何回実施されるかは企業によって異なるため、企業ごとに選考の流れをよくチェックしておきましょう。
なお、目安として一次・二次面接は7割程度と比較的通過しやすいといえますが、これに対して最終面接は5割ほどにとどまることが特徴です。
一次・二次と好調に面接をクリアしてきても、最終面接で落とされてしまうケースは珍しくないため、十分に注意しましょう。
基本的に面接は、エントリーシートに書いたことに基づいて質問されることが多いです。
自己PRやガクチカなどを深掘りされることもよくあるため、スムーズに答えられるように準備することが重要です。
【就活】各選考に落ちないコツ
就活では、各選考で落ちないためにさまざまな対策を実践することが重要です。
事前に対策を講じて必要な準備を徹底的に行えば、通過率も上がるため、志望企業から内定をもらうことにもつながります。
そのためここからは、各選考で落ちないコツを具体的に紹介していきます。
選考ごとにやるべき準備・対策は異なるため、事前に情報収集したうえで、積極的に対策に取り掛かりましょう。
エントリーシートのポイント
エントリーシートで落ちないためには、自己分析を徹底的に実践する必要があります。
自己分析は、自分の強みや長所、短所、興味関心、将来の展望などを見極めるうえで重要なプロセスとなります。
そのため、エントリーシートの対策にかかわらず、就活を始める際は自己分析は欠かせません。
自己分析を徹底すれば、自分について理解が深まるため、自己PRやガクチカにその内容を落とし込めます。
それにより、説得力のあるアピールが書けるようになります。
反対に自己分析をおろそかにすると、エントリーシートの内容が全体的に薄くなるため、人事担当者には何の印象も残ません。
また、エントリーシート作成の際は、文章の作り方も重要です。
完成したあとは、誤字脱字だけでなく内容の矛盾や不自然な表現がないか、第三者によくチェックしてもらいましょう。
見直しや添削を自己完結させてしまうと、主観的な評価でチェックすることになり、確認の詰めが甘くなる可能性があるため注意が必要です。
WEBテスト・適性検査のポイント
Webテスト・適性検査でも、目安として4割程度が落ちることになるため、対策はしっかりと行いましょう。
テスト対策は、基本的に参考書や問題集などの対策本を活用することが一番です。
SPIなどは問題の数や問題の特徴に慣れることが重要であるため、問題集を繰り返し解くようにしましょう。
なお、ほかの選考対策もある中で対策しなければならないため、テスト対策については通学時間などの隙間時間を活用することがおすすめです。
必要に応じて学習サイト・アプリなども積極的に活用していきましょう。
木下恵利
自分自身の性格を問う適性検査については、必要以上に自分を良く見せようとする必要はありません。嘘をついては答えに矛盾が生まれる原因になるため、思ったことを率直に答えることが重要です。
グループディスカッションのポイント
グループディスカッションは、通過率が何割とは一概にいえず、形式・テーマ・評価基準なども企業によってさまざまであることが特徴です。
もちろん、テーマは事前に知らされているわけではなく、当日会場で知ることになるケースが一般的です。
そのため対策も難しいように感じられがちですが、アプリを活用した議論の練習など、準備として実践できることはあります。
就活サポートのアプリの中には、グループディスカッションの練習に適したアプリ・サービスもあるため、ディスカッションが不安な人は積極的に活用してみましょう。
また、自分の意見を的確に言語化して伝えることを意識し、周りの人と普段からさまざまな議論を交わしておくこともおすすめです。
なお、グループディスカッションは、進行役やタイムキーパー、書記、アイデアマンなどの役割に分かれて行うことが多いです。
それぞれの役割の特徴・求められる立ち回りなどを事前にチェックするなど、グループディスカッションについて総合的に理解を深めることも重要といえます。
一次面接のポイント
一次面接はおおよそ7割程度が通過できますが、あくまでケースバイケースなので、人によってはなかなか一次面接を突破できないこともあります。
そのため一次面接の通過率を高めるうえでは、印象を良くするための心がけを、基本事項としてまず実践する必要があります。
小玉 彩華
一次面接は、ざっくりとした印象が合否に大きくかかわる場合も珍しくありません。そのため、挨拶などの基本的なマナー、はきはきとした受け答え、アイコンタクト、明るい表情はしっかり意識しましょう。自信のなさや暗い雰囲気などが目立つと、一次面接通過は難しくなる可能性があります。
また、通過率を高めるには、エントリーシートの内容の深掘りにうまく対応できるようにすることも重要です。
面接はエントリーシートの内容について細かく聞かれるケースが多く、深掘り質問をされた際に答えに詰まってしまうと、アピールがまとまっていない・自己分析が足りないという評価を受けるため注意が必要です。
二次面接のポイント
二次面接も一次と同様に7割程度の人が通過できることが特徴ですが、当然、「一次は調子良かったのに、二次では落ちてしまった」ということはあり得ます。
そのため、二次面接で落ちないようにするには、より説得力のあるアピールをすることが重要です。
二次面接では、傾向として学生と企業のマッチ度が重視されます。
事前に企業研究・分析を実践したうえで、志望動機や自己PR、ガクチカなどを、企業の求める人物像に基づいてアピールすることが重要です。
すると、企業からは自社の社風や事業内容に適性があると感じてもらいやすくなり、通過の可能性が高まります。
二次面接は、一次面接よりもアピール内容が合否を左右するため、具体的で魅力を感じさせるアピールをしましょう。
企業に対して自分のビジョンや入社後の働き方を述べる際は、企業が求める人材の特徴・働き方をもとに、どのような貢献・活躍ができるのかを具体的に伝えましょう。
最終面接のポイント
最終面接は、一次面接や二次面接と比べてほとんど受かると思われがちですが、実際はそのようなことはありません。
目安の通過率は5割程度であり、最終面接まで駒を進めることができても、その中のおおよそ半数の人は落ちてしまいます。
そのため、最終面接まで来れたからといって、油断せずに対策を行うことが重要です。
第一志望であることをしっかりアピールできるように、面接前は、改めてアピールの内容を見直しましょう。
同業他社ではなくその企業を志望する明確な志望動機、5年後や10年後について持っている具体的なビジョン、どのような成長を遂げていきたいかなどをしっかりと伝えられることが重要です。
また、これまでの面接で答えてきたことやエントリーシートの内容と、受け答えにブレがないように意識することも大切です。
【就活】全落ちしたら?
就活では、10社以上落ちることも普通といえるため、場合によっては全落ちするケースもあり得るでしょう。
しかし、選考はフェーズごとに分けても傾向として受かる確率のほうが高いものです。
そのため、全落ちという結果に終わった場合は、とにかく落ちたあとの行動に目を向ける必要があります。
就活で全落ちしたあとにやるべきことは、以下のとおりです。
- これまでの選考を振り返る
- リフレッシュする
- 次の準備に励む
まずは、過剰に落ち込むことはやめ、今後に向けて必要な準備を始めていきましょう。
では、やるべきこと3つを詳しく紹介していきます。
これまでの選考を振り返る
就活で全落ちした場合は、まず、これまでの選考をよく振り返りましょう。
全落ちしたことには必ず理由・原因があるため、じっくり振り返ることで、原因を洗い出す必要があります。
これまでの選考を振り返れば、どの段階で落ちることが多かったのか、何を失敗してしまったのかなどのポイントが見えてきます。
たとえば、どの企業も二次面接で止まってしまった場合は、面接の受け答えやアピール内容を見直す必要があります。
その際は、何を言ったことがネガティブな評価につながったのか、どのような質問で答えに詰まることが多かったのかなどをよく振り返ってみましょう。
就活で通過率を総合的に高めるには、このように失敗から学ぶことも重要といえます。
自分が苦手とする部分や対策が不十分になっているところを見つけ、次の選考では失敗しないように、改善につなげることが大切です。
リフレッシュする
就活で全落ちした結果、精神的に疲れ切ってしまう人も当然いるでしょう。
内定がなかなか出ない中で、多くの企業にエントリーし続けることは簡単ではなく、結果が伴わなければモチベーション維持は難しいといえます。
そのため、全落ちによって精神的に疲弊している人は、少し休んでリフレッシュすることも大事です。
就活の時期は、就活をしていなければ不安になることも多いですが、疲れている場合は休むほうが先決といえます。
疲れている中で無理に選考を受けても、良いパフォーマンスは発揮できないため、まずは今後内定を勝ち取るうえで必要な英気を養いましょう。
たとえば旅行に行く、たくさん寝る、趣味に没頭するなどの時間をしばらく取り、気分転換しましょう。
十分にリフレッシュできれば、より冷静な気持ちで次に進む準備ができるはずです。
次の準備に励む
就活で全落ちした場合は、落ち込む気持ちもありますが、やはり重要なのは失敗を活かして次の準備に励むことです。
就活は、たくさんエントリーするほど場慣れしてくるため、少なくとも基本的な挨拶などでドギマギするようなことはなくなっていきます。
そのため、たとえ今までが全落ちだったとしても、これからは立て続けに内定が出るケースもあり得るものです。
また、ほかの就活生と情報交換したり、内定を早い段階で獲得している人から助言をもらったりすることも重要です。
なお、春の選考で良い結果が出なくても、企業の採用活動は夏以降も継続されます。
夏採用や秋採用に向けてじっくり準備を進めてエントリーすれば、今度こそ内定が出る可能性はあるため、落ち込みすぎず冷静に準備に取り掛かりましょう。
【就活】意識すること
就活で「内定が出ない…」と悩まずに成功を収めるためには、さまざまなことを普段から意識する必要があります。
そのためここからは、就活成功のために意識すべきことをまとめていきます。
意識することは、主に以下の3つです。
- 周りと比べすぎない
- 大事なのは企業とのマッチング
- 不安なのはあなただけではない
以上のことを意識して就活に臨む姿勢や気持ちをコントロールすれば、通過率を高められる可能性があります。
では、就活で意識することをそれぞれ詳しく解説していきます。
周りと比べすぎない
就活では、周りと自分自身を、必要以上に比べないことが大切です。
就活は人それぞれのペースで進めるべきなので、周りの就活生と比べることは、焦りやプレッシャーを生むだけで何もメリットはありません。
そのため、平均エントリー数などもあくまで平均値であるため、目安の一つでしかありません。
平均に従って20社以上エントリーすることが正解と、一概にいえるわけではないため、基本的には自分のペースを維持するようにしましょう。
周りと比べすぎないことを意識すれば、いつもリラックスした状態で準備を進めることができます。
選考でも、自分らしく強みや魅力をアピールできるため、自信を感じさせられることで内定につながりやすくなります。
そのため、周りと比較せずに就活することは、大前提として心がけましょう。
大事なのは企業とのマッチング
就活において大事なのは、企業とのマッチングです。
そのため、大手企業に受かることやたくさん内定をもらうことではなく、自分に合った企業を見つけて内定を勝ち取ることが重要といえます。
どれだけ大手・人気の企業から内定を獲得できても、社風や仕事内容が自分に合っていなければ、ミスマッチによって早期離職につながってしまいます。
自分らしく働くことができないため、企業とのマッチ度が低いことは、将来的にキャリア形成に支障をきたすものです。
したがって、エントリーする企業を選ぶ際は、自分のスキル・価値観が、企業文化や理念、事業内容に合っているかを重視しましょう。
そのためには、事前に自己分析や業界・企業研究などの準備を細かく行う必要があります。
不安なのはあなただけではない
就活中は、「どこからも内定が出なかったらどうしよう」などの不安に駆られる瞬間は多いですが、そういった不安は多くの就活生が経験しています。
一見順風満帆に見える周りの人も、就活を進めるうえでは、方向性を決めたり選考対策をしたりするうえで多くのことに悩んだり苦しんだりしているでしょう。
悩んだりネガティブな気持ちになったり迷ったりすることは、就活にはまさにつきものです。
そのため、不安になったときは、「自分だけではない」と言い聞かせることが重要です。
自分だけではないと考えて気持ちを落ち着かせれば、必要以上に焦ったり後ろ向きになったりしないため、冷静かつ前向きに準備を進められるでしょう。
木下恵利
悩まずに就活している人はいないため、「自分ばかり」とは思わず、冷静にやるべきことに取り掛かりましょう。
落ちることを恐れずに就活しよう
就活では何社落ちるのか、何社エントリーすれば良いのかなどが気になりますが、最終的に重要なのは自分のペースで準備を進めることです。
そのうえで自分とマッチする企業を見つけることが重要なので、何社落ちる・何社エントリーすべきなどの目安は、あまり気にしすぎないようにしましょう。
しかし、選考で通過率を高めるうえでできることはたくさんあるため、自分にできる対策は積極的に実践したいところです。
自己分析や企業研究、エントリーシートのブラッシュアップ、面接対策などはしっかり行い、落ちることを恐れずに就活を進めていきましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
木下恵利
まずは文系の平均エントリー数を見たうえで、それに対して理系はどの程度エントリーするものなのかを見ていきましょう。