【例文4選】チームで取り組んだ経験のガクチカをアピールしよう!

【例文4選】チームで取り組んだ経験のガクチカをアピールしよう!

チームで取り組んだ経験をガクチカでアピールすれば、チームワークや協調性、コミュニケーション能力、状況判断力など、組織に所属するうえで重要なスキルを伝えられる可能性があります。

そのため、部活やゼミ、アルバイトなどでチームで取り組んだ経験がある人は、ガクチカでそのエピソードを積極的に伝えてみましょう。

そこで今回は、ガクチカでチームで取り組んだ経験をアピールするときのポイントを解説しつつ、伝えるときの注意点や例文もあわせて紹介していきます。

ガクチカの伝え方に困っているときは、ぜひ参考にしてみてください。

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【チームで取り組んだ経験のガクチカ】ガクチカを企業が聞く理由

チームで取り組んだ経験をガクチカで伝えるときは、そもそも企業はなぜガクチカを聞くのか、具体的な理由や目的をチェックしておきましょう。

企業は、以下3つのような理由・目的でガクチカを聞いています。

理由・目的
  • 役割分担と協調性を確認するため
  • リーダーシップや主体性を見極めるため
  • 課題解決能力とコミュニケーション力を評価するため

そのため、チームで取り組んだ経験をガクチカでアピールする際は、上記3つのポイントを意識して必要な情報を盛り込みましょう。

では、企業がガクチカを聞く理由を具体的に解説していきます。

役割分担と協調性を確認するため

企業がガクチカを聞く理由は、役割分担と協調性を確認するためです。

ガクチカでは多くの場合、部活やアルバイト、ゼミ、ボランティアなど団体活動の中で行われる取り組みについてアピールします。

その際は自分の役割やポジション、担当などを詳しく説明し、どのように動いてきたのかを細かく伝えていく流れです。

そのアピール内容からは、組織の中でどのように行動する人なのか、他人と連携し円滑に物事を進められる能力はあるのかなどのポイントが評価できるでしょう。

自分の役割を責任をもって全うする姿勢や、協調性をもって人と円滑に物事を進める姿勢は、社会に出ればどのような場でも重要といえます。

そういった社会人としての基礎力が足りているのか確かめるうえで、企業にとってガクチカは、適した質問といえるのです。

特にチームで取り組んだ経験のエピソードでは、そういったチームワークや協調性はアピールしやすいため、積極的に詳細を伝えることが大切です。

リーダーシップや主体性を見極めるため

企業はガクチカを聞くことで、本人のリーダシップや主体性を見極めています。

自ら目的意識をもって行動できる人材か、周りを巻き込んで良い影響を与えられる人材かなどのポイントが、ガクチカの内容では重要視されます。

上の協調性やチームワークと同様に、リーダーシップや主体性も、多くの業界・職種で重要になるスキルだからです。

そのため、これまでのチームで取り組んだ経験の中でリーダーポジションを務めてきた人は、そのときの取り組みや工夫を積極的に述べることが大切です。

リーダーシップのある人は、率先して行動することで、組織の中で模範的な立場になれます。

将来的に会社を引っ張っていける存在になれる可能性があるため、企業はガクチカを聞くことで積極的に良い評価をするでしょう。

また、リーダーポジションを務めたことがない人でも、主体的に行動していればそのときの取り組みは積極的にアピールすべきといえます。

主体性のある人は、周りに強制されなくても自分で考えて動けるため、成長が早いことが魅力といえます。

課題解決能力とコミュニケーション力を評価するため

企業はガクチカを聞くことで、それぞれの課題解決能力とコミュニケーション能力を評価しています。

ガクチカでは、課題や困難に対してどのような行動を取ってきたのかというプロセスが重要になるため、内容を聞けば本人の課題解決能力は自然とわかるものです。

冷静に課題と向き合い、原因と対処法を見極めることでそれを行動に移せる人は、今後大きな試練があっても成長を続けられるはずです。

社会人として良い成果を出せることにも期待が持てるため、このような学生に来てもらいたいと考える企業は多いでしょう。

また、ガクチカではさまざまな状況下で人と接しながら困難を乗り越えたエピソードを伝えるため、コミュニケーション能力の水準も伝わりやすい傾向です。

コミュニケーション能力は、人とのかかわりが大前提となる社会人生活において、必要不可欠となる能力です。

特にチームで取り組んだ経験では、コミュニケーション能力も伝えやすいため、どのように周りとやり取りしてきたのかを具体的に伝えましょう。

【チームで取り組んだ経験のガクチカ】そもそもチームで取り組んだ経験とは

チームで取り組んだ経験をガクチカで書くときは、「そもそもチームで取り組んだ経験とはどういう経験のこと?」と悩むことも多いでしょう。

チームで取り組んだ経験とは、部活・サークル・アルバイト・ゼミのプロジェクトなど、何かの目標に向かって集団で行動した経験のことを指します。

特に部活やサークル、アルバイトなどは集団で行動することが基本となるため、チームで取り組んだ経験のエピソードは豊富にあるといえます。

協調性やチームワーク、コミュニケーション能力などを自分の強みとして伝えたい場合は、チームで取り組んだ経験をガクチカのエピソードに取り上げてみましょう。

【チームで取り組んだ経験のガクチカ】高校時代のエピソードは使ってもいいの?

チームで取り組んだ経験をガクチカにする際には、高校時代のエピソードを使っても問題ないのか、気になっている人も多いでしょう。

チームで取り組んだ経験のエピソードでは、高校時代のエピソードも十分にアピール材料になります。

ただし、具体的な取り組み内容や自分の役割を具体的に説明できることが前提条件となり、さらには、その学びや経験を入社後にどう活かすか示す必要があります。

問題なくアピールできるエピソードがあれば、ぜひ取り上げてみましょう。

なお、大学時代に何もしてないと感じられるケースもあるため、大学時代の状況もある程度絡めて伝えることが重要です。

【チームで取り組んだ経験のガクチカ】チームで取り組んだ経験のガクチカの具体例

チームで取り組んだ経験をガクチカとして述べる際は、具体的にどのような取り組みがあるのか、そこからどのような強みを伝えられるのかを考えていきましょう。

チームで取り組んだ経験を伝える場合は、以下のような活動をテーマにすることがおすすめです。

  1. テーマ
  2. 部活動
  3. サークル
  4. アルバイト
  5. ゼミ
  6. 文化祭
  7. ボランティア
  8. インターンシップ

これらの活動の中では、周りの人と積極的に関わって行動することが重要になるため、チームで取り組んだ経験として伝えられるエピソードもさまざまあるはずです。

周りと積極的に協力する姿勢や率先してコミュニケーションを取る姿勢を伝えられるため、企業からは評価されやすいでしょう。

では、エピソードの具体例を、一つひとつ見ていきましょう。

部活動

チームで取り組んだ経験を伝える際は、まず、大学や高校の部活動が挙げられます。

部活は、具体的な活動内容によって関わる人の数は変わってきますが、多くの場合が団体活動で周りと協力し合うことを求められます。

練習や試合で役割を果たし、チーム全体の目標達成に向けて努力した経験などを伝えると、自分の取り組み内容が具体的に伝わるため評価を得やすくなります。

具体例をいくつか取り上げてみましょう。

  • 皆の技術が向上するように分析・研究し、練習メニューを考案した
  • 皆のやる気が上がるように、士気向上のために積極的に声掛けを行った
  • 経験者として、初心者の部員の指導を担当した
  • 大会優勝を目指して、必要な練習内容を見極めるために積極的にミーティングを行った

このように、チームで協力して取り組むことは、部活の中にはさまざまあります。

いずれもチームで取り組んだ経験としてアピールしやすく、チームワークや協調性を強みとして伝えるうえでは魅力的なエピソードになります。

サークル

チームで取り組んだ経験を述べる場合は、大学のサークル活動も、良いテーマになるでしょう。

部活と同様に、サークルも多くのメンバーや関係者と接するため、チームで取り組んだ経験は伝えやすいといえます。

組織の中でどのような立場・役割で、何に向けて頑張ったのかもアピールしやすいでしょう。

たとえばサークルの場合は、以下のような経験がチームで取り組んだ経験として挙げられます。

経験
  • 参加率が低下していたため練習会の内容を見直し、メンバーの意欲を向上させた
  • サークルの人数が減ってしまったため皆で積極的に勧誘活動を行い、メンバーを増やした
  • 他大学との交流イベントで、企画運営を担当し、イベントを成功に導いた
  • 経験者メンバーについていくために、初心者ながらに努力を重ね、発表の場を成功させた

サークルもチームワークや協調性、コミュニケーション能力を伝えるうえでは良いエピソードになります。

どのような立ち回りをしてきたのかは、具体的にアピールしましょう。

アルバイト

チームで取り組んだ経験には、アルバイトも挙げられます。

アルバイトは、同じタイミングで複数人がシフトに入る場合が多いからこそ、チームワークが重要になります。

お客様を待たせたり困らせたりしないためには、効率的かつスピーディーに業務を進める必要があり、そのうえでは役割分担や柔軟な対応が欠かせません。

アルバイトを通じてスタッフ同士で連携する経験をすでに積んでいれば、入社後もすぐに業務になじめると期待してもらえる可能性が高いです。

アルバイトにおけるチームで取り組んだ経験といえば、具体例は以下が挙げられます。

具体例
  • 人手不足の中、自分の業務を取り組みながら周りのサポートも行い、業務が滞るトラブルを防いだ
  • ほかのチームや部署と密接にコミュニケーションを取り、連携性を高めることで業務の効率を高めた
  • 売上向上のために積極的に販売施策を実践し、声を掛け合いながら周りを巻き込んだことで良い結果を得られた

このようにチームで取り組んだ経験を伝えるためには、具体的にどのような取り組みを行ったのかをアピールすることが大事です。

ゼミ

チームで取り組んだ経験といえば、学業の中ではゼミ活動も挙げられます。

ゼミでは、共同研究で複数人のチームを組み、皆で研究発表に臨むことも少なくありません。

その際は調査や分析の役割分担を行い、プレゼンの際も、担当箇所を割り振って発表するものです。

チームで取り組んだ経験の具体例は、以下のようなエピソードがあります。

具体例
  • 初めての共同研究で不安があったため、皆で何度も練習してプレゼンの質を高めた
  • 実験に時間がかかってしまったため、皆のスケジュールを調整し直し、発表に間に合わせた
  • 皆で調べることの分担を決め、全員で協力して難解な専門書について要点をまとめた

ゼミでは皆で合宿したり共同でフィールドワークを行ったりすることも多いため、経験がある人は積極的にアピールしてみましょう。

文化祭

チームで取り組んだ経験には、ほかに、文化祭も挙げられます。

文化祭実行委員会に所属していた人は、装飾準備や予算管理、イベントの企画、関係者とのやり取りなどさまざまな業務をチームで担当してきたでしょう。

その中では協力や細やかなコミュニケーションが欠かせないため、詳しいエピソードを伝えれば、良いガクチカが書ける可能性があります。

具体的なエピソードの例は、以下が挙げられます。

具体例
  • 限られた時間の中で、皆でスケジュールを調整しながら大掛かりな装飾を完成させた
  • 全員でアイデアを出し合って創意工夫を加え、新しい文化祭の企画を考えた

このような経験がある人は、文化祭の経験をチームで取り組んだ経験としてアピールすると良いでしょう。

また、実行委員会でなくても、大学のサークルや部活に所属していれば文化祭に向けて何らかの発表や、出店などを行うことはあるでしょう。

そのときのチームで取り組んだ経験をアピールすることもおすすめです。

ボランティア

ボランティア活動も、チームで取り組んだ経験としてガクチカでアピールしやすい経験の一つです。

ボランティア活動は明確な社会貢献活動のため、総合的に好印象であることに加え、基本的に団体で行うからこそチームワークやコミュニケーション能力を伝えやすい点が強みです。

そのため、学生生活の中でボランティア活動に積極的に従事してきた人は、その活動内容を具体的に伝えてみましょう。

課題に対する行動の内容や、周りの人とのかかわりについて細かくアピールすれば、高評価につながる可能性に期待できます。

なお、エピソードの具体例は、以下が挙げられます。

具体例
  • 地域の清掃活動に参加し、チームで協力し合って効率的に動いたことで、目標時間よりも早く完了した
  • 町おこしイベントの運営スタッフを経験し、人手が足りなかったたね周りをよく見て動き、困っている箇所をサポートしながらイベントを成功に導いた

ボランティア活動も人との関わりや団体活動が欠かせないため、積極的にチームで取り組んだ経験を伝えることで、社会人適性の高さをアピールしましょう。

インターンシップ

インターンシップも、チームで取り組んだ経験として取り上げられる可能性があります。

短期インターンでは、グループワークの一環で業務を体験したり意見を交換したりすることも多いため、チームで取り組んだ経験としてチームワークやコミュニケーション能力などをアピールできます。

また、長期インターンでは、社員と同じように組織の一員として業務に携わります。

そのため、ほかのスタッフと連携を取りながら進めた業務などは、チームで取り組んだ経験としてアピールしやすいでしょう。

具体例は、以下が挙げられます。

グループワークで業務課題の解決策を議論し、皆で意見を尊重し合いながらアイデアをまとめた

長期インターンで〇〇のプロジェクトに携わり、△△担当として取引先とやり取りし、プロジェクト成功に貢献した

グループワークやプロジェクト内の行動を具体的に伝えるときは、役割や担当業務などを詳しく説明するようにしましょう。

【チームで取り組んだ経験のガクチカ】チームで取り組んだ経験の構成

チームで取り組んだ経験をガクチカとして伝えるときは、わかりやすい構成を意識することが大切です。

構成を意識してガクチカを伝えれば、何を頑張ってきたのか、どのような取り組みだったのかなどの要点がわかりやすくなります。

チームで取り組んだ経験を伝えるときの構成は、以下のとおりです。

構成
  • 結論
  • 背景・理由
  • 具体的な取り組み
  • 結果
  • 学んだこと・入社後の活かし方

上記の流れを意識して取り組み内容を伝えれば、採用担当者がスムーズに内容を理解できることで、良い評価を受けやすくなります。

では、それぞれの重要なポイントや注意点などを解説していきます。

結論

チームで取り組んだ経験をガクチカとして述べるときは、結論を最初に伝えましょう。

ガクチカの場合、結論とは、取り組んだことの内容や成果を指しています。

最初に何に取り組んできたのかを端的に伝えれば、採用担当者が「何についての話なのか」をスムーズに把握できます。

これにより、以降の話も理解しやすくなるため、「要点がつかみにくい」「わからない」などの印象にはつながりにくくなります

ガクチカでは、詳しい情報をわかりやすく伝える能力も重要視されるため、要点がしっかりまとまっていれば自然と評価も高まります。

なお、結論を無視して詳しいエピソードをはじめから話してしまうと、「何を頑張ったのか?」という疑問ばかりが生まれることになります。

採用担当者は、何についての話なのか探りながらガクチカを聞くことになるため、内容は全体的にわかりにくくなるでしょう。

そのため、ガクチカでチームで取り組んだ経験を伝えるときは、取り組みの内容を結論としてはっきり述べるようにしてください。

背景・理由

チームで取り組んだ経験をガクチカで伝える場合は、結論として取り組みの内容や成果を伝えたうえで、背景や理由を述べましょう。

なぜそのことにチームで取り組むことになったのか、なぜ力を入れようと思ったのかなどの背景が重要になります。

また、取り組むうえで目指すべき目標・目的があれば、前提情報としてそれらについて触れておくことも大事です。

どのような背景・理由で物事に取り組んだのかという情報は、自分の人柄や価値観、興味関心などを詳しく伝えるうえで重要といえます。

人によって物事に取り組む理由や動機は異なるため、そこからそれぞれの人柄が読み解けます。

ガクチカを聞く際は、企業は学生一人ひとりの学生も重視しているため、可能な限り背景や理由も伝えてみましょう。

具体的な取り組み

チームで取り組んだ経験をガクチカとして述べるときは、取り組んだ背景・理由を伝えたあとに、具体的な取り組みの内容をアピールしましょう。

取り組みの内容を伝えるうえで重要になる情報は、以下が挙げられます。

  • 課題や困難
  • 課題解決のための行動・施策
  • 自分のポジションや役割
  • チームの状況や変化
  • 課題と向き合って感じたこと

エピソードを伝えるときは起こったことを具体的に述べる必要があるため、可能な限り、詳しい情報は盛り込むようにしましょう。

特に課題の内容、解決のための行動、チームにおける自分の役割などは欠かせない情報です。

必要な情報が欠けていると、「エピソードに具体性が足りない」と思われて評価が落ちるため、あらかじめ注意が必要です。

結果

ガクチカでチームで取り組んだ経験を述べるときは、具体的な取り組みの内容を伝えたうえで、その結果どうなったのかを述べましょう。

ガクチカでは、結果を出すまでにどのような過程があったのかを詳しく伝える必要がありますが、結果についても触れなければ話がきれいにまとまりません。

チームで取り組んだ施策が課題解決において有効だったのかも見えてこないため、結果・成果の内容は明確に伝えましょう。

また、どのような結果になったのかは、数字を使って具体的にアピールすることが大切です。

数字で表現すれば、どの程度の結果が得られたのかがわかりやすくなるため、エピソードの信憑性が上がります。

また、数字で大きな成果を得られたことアピールできれば、課題解決能力が高いという良い評価にもつながりやすくなるでしょう。

学んだこと・入社後の活かし方

チームで取り組んだ経験を伝える際は、最後に、どのような学びや成長があったのかを述べる必要があります。

ガクチカでは、経験を経て何を学んだのか、経験から成長につなげられる人材なのかが重要になるからです。

チームワークを意識して行動することの大切さや細やかなコミュニケーションがもたらす業務の効率化など、得た学びについては具体的に言及しましょう。

「さまざまなことを学んだ」「勉強になった」などの、あいまいな伝え方はしないように注意が必要です。

そのうえで、学びや培った能力をどう活かしたいのかを伝えましょう。

企業は、自社で積極的に強みを活かして活躍してくれる人材を求めています。

企業の求める人物像や業務で重要になるスキルなどに具体的に触れたうえで、学びや強みの活かし方を伝えると、より効果的なアピールになります。

【チームで取り組んだ経験のガクチカ】チームで取り組んだ経験のガクチカを書くポイント

チームで取り組んだ経験のガクチカを書くときは、さまざまなポイントを事前にチェックしておくことが大事です。

せっかく貴重な体験をガクチカのエピソードとして書くため、アピールするならその効果をさらに高めたいところです。

そのためには、以下3つのポイントを積極的に意識してみましょう。

ポイント
  • 役割と貢献を明確にする
  • 過程を重視する
  • 学びや成長を繋げる
  • 反対に、上記のポイントを意識しなければ、伝え方によっては自分の頑張りが明確に伝わらない可能性があります。

では、ポイントを詳しく見ていきましょう。

役割と貢献を明確にする

チームで取り組んだ経験をガクチカとしてアピールするときは、役割と貢献を明確にしましょう。

どのような立ち位置・役割でチームの成功に貢献してきたのかわからなければ、取り組みを正当に評価できないからです。

チーム内で果たした役割が不明確な状態では、「ただ皆に合わせていたら成功できた」という印象にもなりかねません。

周りに合わせていたのみで得られただけの成果は、自分なりの貢献が見えてこないため、良いアピールにはつながらないでしょう。

そのため、チームで取り組んだ経験をアピールする際は、必ず主体的に参加したり協力したりした経験を伝えるようにしてください。

そのうえで、どのような役割で何をこなしてきたのか、自分なりに工夫したことは何かなどをしっかりアピールするようにしましょう。

過程を重視する

ガクチカでは、成果よりも過程が重視されるため、チームで取り組んだ経験はその過程を詳しく伝えましょう。

たとえば課題の内容や目指していた目標、課題に直面したときの状況や自分の心情、取り組みの中で工夫したことなどには、詳しく触れることが重要です。

そのような取り組みの過程を見れば、本人の価値観や課題との向き合い方、問題解決能力、主体性などさまざまな要素が読み解けます。

過程の情報があいまいなまま、結果を書くだけでは、結果の信憑性もなくなってしまいます。

過程を細かく伝えれば多くの強みやスキルをアピールできるため、チームで取り組んだ経験のガクチカを述べる際は、過程を重視して書くように心がけましょう。

なお、具体性や信憑性を高めるポイントとして、必要に応じて数字を使って表現することも重要です。

学びや成長を繋げる

チームで取り組んだ経験のガクチカを書くときは、学びや成長について触れることも忘れないようにしましょう。

チームで何かに取り組んで成果を得たことで、何を学んだのか、どのようなスキルを習得したのかはガクチカにおいて重要なポイントになります。

企業の採用担当者は、ガクチカを聞く際に、本人の学ぶ姿勢や成長意欲などもチェックしています。

そのため、学びや成長したポイントなどを積極的に伝えれば、企業からは良い評価を獲得しやすくなります。

また、最後はその学びや成長、培った強みを入社後にどう活かしたいのか具体的に伝えることが大切です。

志望職種や企業の社風に合わせて活かし方を伝えれば、企業は入社後の活躍をイメージでき、それに伴って前向きに採用を検討しやすくなります。

ガクチカを作成する際は事前に企業研究も忘れずに行い、企業が求める強みやスキルを把握しましょう。

【チームで取り組んだ経験のガクチカ】チームで取り組んだ経験のガクチカ例文

チームで取り組んだ経験のガクチカを書くときは、前もって例文をチェックしておくことも重要です。

事前に例文を見ておけば、具体的な表現方法などを学べるため、その後オリジナルのガクチカを書くうえで役立ちます。

そのためここからは、以下の内容でチームで取り組んだ経験のガクチカを紹介していきます。

ガクチカ
  • 部活動でのチームワーク向上
  • サークルのイベント企画
  • アルバイトでのチーム業務
  • 文化祭の例文

ガクチカを書くうえで例文を参考にしたいと考えている人は、ぜひチェックしてみてください。

部活動でのチームワーク向上

私が大学生活の中で力を入れたことは、ラグビー部の活動で戦術をまとめ、地区大会優勝の成果に貢献したことです。

部では皆で地区大会優勝を掲げて練習に励んでいましたが、どのような戦術でプレーするかの考え方は皆異なる状態でした。

そのため私は、部の中でもラグビー経験が長かったためその強みを活かし、チームの戦術をまとめ、全員の意識統一を図りました。

結果、皆が同じ考え方で試合に臨めるようになり、先日の地区大会では優勝を果たすことができました。

この経験から、チームの中で役割を徹底することが成功につながることを学びました。

入社後もチームワークを意識して行動し、円滑なサービス提供につなげたいと考えています。

サークルのイベント企画

私が学生時代に力を入れたことは、ダンスサークルで行ったイベントの企画です。

大学のダンスサークルでは、先日、他大学と合同でダンスのイベントを開催しました。

私は企画チームとしてイベント内容を考えたのですが、私を含めほとんどのメンバーは企画経験がなかったため、最初はミーティングが進みませんでした。

そこで私は関連するダンスサークルのイベントを調べ、アイデアの草案を可能な限り提出しました。

結果、たくさんのアイデアが集まったことで魅力的な企画を考えることができ、イベントも無事成功に終わりました。

私はこの経験により、チームの中で主体的に動くことの大切さを知りました。

入社後も自分にやれることを積極的に見つけて行動することで、プロジェクトの成功に貢献したいと考えます。

アルバイトでのチーム業務

私はアルバイトを通じて、アルバイトのスタッフ間の連携強化に努めてきました。

アルバイト先の工場は、繁忙期になると業務量が増えるため、残業が多くなりやすい状態でした。

そこで私は、率先して細かい報告や連絡を心がけて、コミュニケーションが生まれやすい空気を積極的に作りました。

結果、周りの状況が以前よりも把握しやすくなったことで連携が強化され、業務効率化により、残業時間は減少しました。

私はこの経験により、連携を強化し業務効率化につなげることの大切さを学びました。

入社後も常に効率を考えて周りとの連携を高め、迅速なサービス提供につなげたいと考えています。

文化祭の例文

私が大学生活の中で力を入れたことは、テニスサークルの皆で、文化祭の出店を成功させたことです。

先日開催された文化祭では、私たちは飲食店の出店を行いました。

しかし企画当初は、出店に慣れていないメンバーが多かったため、準備が思うように進みませんでした。

そこで私は、役割分担をより明確にすることを提案し、それぞれが与えられたタスクを全うすることで効率的な準備につながるように働きかけました。

結果、それぞれが役割を責任をもって全うしたためサークル内の連携性は向上し、出店も成功しました。

私はこの経験を通じて、役割分担を行ったうえでのチームワークの重要性を実感しました。

入社後も主体的に業務に取り組み、周りとコミュニケーションを取りながら、円滑にプロジェクトを進めていきたいと考えます。

【チームで取り組んだ経験のガクチカ】チームで取り組んだ経験のガクチカが本当にない人は?

チームで取り組んだ経験のガクチカが本当にない人は、以下の対処法を検討しましょう。

個人で頑張った経験がある人はその経験をガクチカにする

高校時代の経験を思い出してみる

これからボランティア活動などの団体活動に参加してガクチカを作る

ガクチカは、チームで取り組んだものでなくてもアピールは可能なので、本当に経験がない場合は個人で頑張った経験をアピールしてみましょう。

ほかには高校時代の経験を取り上げたうえで、その経験や学びが今の大学生活につながっている、というアプローチでアピールする方法もあります。

これから団体活動に積極的に参加してガクチカを作ることなども検討し、魅力的なガクチカを書きましょう。

まとめ

チームで取り組んだ経験のガクチカを書くときは、どのようなポジションでチームの成果に貢献したのかなどの具体性が重要になります。

自分の行った取り組みや工夫、役割などは明確に伝えるようにし、組織内でどのように立ち回れる人なのかを企業にしっかりアピールしましょう。

チームで取り組んだ経験のガクチカは、チームワークや協調性、コミュニケーション能力など、基本的な社会人スキルを伝えるうえで良い内容になり得ます。

アピールするときのポイントや例文なども参考にしつつ、チームで取り組んだ経験で培った強味・スキルを積極的に伝えていきましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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