【例文3選】ガクチカで水泳経験を活かそう!内定を勝ち取るガクチカの書き方やポイント

【例文3選】ガクチカで水泳経験を活かそう!内定を勝ち取るガクチカの書き方やポイント

これまで学生時代に部活やサークルなどで水泳に取り組んできた人は、ガクチカの題材としてアピールしたいと考えていることでしょう。

しかし、ガクチカと自己PRの違いがわからない方や、ガクチカの構成の仕方がいまいちわからない、その他にも自分が水泳を通じてどのような能力を身につけたか言語化できていないという方もいるはずです。

そこで今回はガクチカの概要をご紹介しつつ、水泳経験をアピールする場合は何を話せば良いのかについて紹介するため、参考にしてみてください。

【水泳のガクチカ】ガクチカとは

まずはガクチカの定義を理解しておかなければなりません。

他の記事などを既に読んでいて、ガクチカの定義や自己PRとの違いが明確になっている方はこの部分は飛ばしても構いませんが、まだあやふやな方や自信がない方はざっくりと確認しておいてください。

学生時代に力をいれたこと

「ガクチカ」は聞いたことがない人からすると意味不明なカタカナ語ですが、一言で言うならば「学生時代に力を入れたこと」の略称であり、就活用語です。

「あなたが学生時代に力を入れたことは何ですか?」という質問は就活においてほとんど100%と言って良いほど聞かれるため、回答を考えておかなければなりません。

企業はガクチカを通じて応募者の人間性や思考力、行動力や適正などを評価しようとしています。

自分の行動の背景や考え方を伝える重要な場面であるため、ただ結果を述べるだけでなく、自分がその物事に取り組んだ理由やそこから得た具体的な学びをしっかりと構成することが求められます。

企業は自社に合っていて、将来的に活躍してくれる人材を採用しようと考えているため、ぜひしっかりと企業研究を行った上で作成しましょう。

自己PRとの違い

「ガクチカについてある程度は理解できたけれども、自己PRとの違いは結局何なんだ?」と思っている方も多いことでしょう。

それぞれの違いを定義するならば、自己PRの主題は「強み」であり、ガクチカの主題は「エピソード」であるということです。

自己PRにおいては「私は〇〇が得意であり、このようなことを達成してきた。だからこの能力は御社の仕事にも活かせるものであり、貢献できる」というものであり、ガクチカは「私はこのようなことに力を入れてきて、このような経験をした結果、このような能力を身につけました。この能力を御社に活かしたいと思っています」と構成が全く異なります。

自己PRはとにかく「能力」に焦点を当てますが、ガクチカでは能力について話すのは最後の部分であり、あくまで「取り組みや工夫、努力」の部分を強調することが大切です。

したがって、それぞれのエピソードが同じであること自体は構いませんが、全く同じような構成で書いてしまうと、質問の意図を理解していないと思われてしまうため、気をつけましょう。

【水泳のガクチカ】企業がガクチカで評価しているポイント

続いて、企業がガクチカにおいて評価しているポイントについて紹介します。

もちろん他の様々な要素も検討すべき要素ではありますが、ほとんどの企業の採用担当者が重視して確認しているのは以下の4点です。それぞれ理解しておきましょう。

人柄

企業がガクチカを通じて評価している重要なポイントの1つとして、応募者の人柄が挙げられます。

企業は実績や成果だけでなく、その人がどのような価値観や思考、行動をとる人物であるのかを深く理解しようとしています。

特に協調性、コミュニケーション能力、問題解決能力などは多くの企業で高く評価される資質です。

水泳という競技は基本的に個人種目ですが、リレーやチーム練習などの場面では協調性が必須です。

したがって、水泳経験を題材としたガクチカにおいては、他者との連携やチームのために尽力したエピソードを具体的に示すことを推奨します。

採用担当者の立場になって考えてみて、エピソードを聞くだけであなたが人柄が良く、一緒に働いていて楽しいであろうと思われるような話し方を心がけましょう。

採用担当者も人間であるため、いくら優秀であろうとも「何となく、嫌な感じがする人」とは働きたくありません。

主体性

主体性もガクチカにおいて重視されている要素の1つです。

指示待ちの人物ではなく、自分で考えて行動する人物こそ、現代において求められています。

特にベンチャー企業の場合は1から10まで全ての仕事を教えてもらえるというわけではなく、自分で考えて動かなければならないことも多いため、この傾向が顕著です。

水泳を題材にして主体性をアピールするならば、自分から進んで挑戦した経験や、新しい目標を設定した具体的なエピソードを述べると良いでしょう。

記録を更新するために練習方法を工夫したことや、全体練習のメニューを提案したことなどを説明できると良いです。

自分の意思で行動し、その結果として目標達成したことを明確に示すことで主体性を伝えられます。

ただし、ガクチカにおいては必ずしも素晴らしい結果を収めていなければならないわけではありません。

「主体的に取り組んだ」という事実だけでも十分であるため、最終的に数字に結びついていなかったとしても、あなたの工夫や努力が伺えるエピソードであれば十分です。

チームワーク

企業がガクチカを評価する際に欠かせない要素の1つとしてチームワークが挙げられます。

特に現代の仕事においては個人ではなくチームで行われるものが多く、他社と協力しながら目標を達成する能力は必須です。

したがって、ガクチカにおいてチームワークがあることをアピールすることは非常に有効であると言えるでしょう。

水泳は経験がない人からすると個人競技のイメージが強いかもしれませんが、リレー種目やチーム練習、合宿や遠征で協力することなど、チームで取り組む場面は多々あります。

このような経験を題材に、どのようにして協力して目標達成したのか詳しく語ることで、チームワークをアピールできます。

リレー種目で他のメンバーの意見を聞きながら戦略を立てた経験や、チーム全体の士気を高めるために積極的に行動したエピソードなど、探そうと思えばいくらでもあるはずです。

将来的にその「チームワーク」という能力が企業でどのように活用できるのかを述べて、文章を締めくくると良いでしょう。

成長意欲

現代においては特に成長意欲が高い人物が求められる傾向にあります。

「成長意欲」とは文字通り、自ら進んで学び改善し続ける姿勢のことです。

企業は自主的に学び成長し続ける意志がある人物こそ採用したいと考えています。

水泳経験を主題として成長意欲をアピールする場合は、目標達成のためにどのように努力したのか、結果としてどのような成長を遂げたのかを具体的に述べることが重要です。

例えば、タイムを短縮するために新しいトレーニング方法を取り入れたり、自分の課題を分析して改善に努めた経験を述べたりすれば、成長意欲が伝わりやすいでしょう。

また、失敗や挫折を経験した際にそれをどう乗り越えたかを語ることで、忍耐力やストレス耐性の強さもアピールできます。

特に営業職などにおいては、なかなか数字が伸びずにくじけそうになりながらも粘り強く取り組む姿勢が求められるため、アピールしやすい能力の1つであると言えます。

【水泳のガクチカ】水泳経験を通してアピールできる強み

続いて、水泳経験を通してアピールできる強みについて紹介します。

先ほどまで紹介してきた要素は企業からの受けが良いものであり、どのような経験をしてきた人でもアピールしやすいものです。

ここから紹介する能力は水泳に取り組んでいた人ならではの能力であるため、よりあなたも自信がある能力である可能性が高いです。それぞれ確認してみてください。

自己管理能力

水泳という競技は練習内容や栄養管理、睡眠時間の確保など、日々の生活全般にわたる徹底した自己管理が欠かせません。

特にタイムを改善するためには練習計画を緻密に立て、それを継続的に実行することが大切です。

こうしたプロセスを実行してきたことは、仕事においても計画を立てて行動する能力や、自分を律して目標に向かう姿勢を示す有力な材料となるでしょう。

自己管理能力をアピールする際には、どのような計画を立て、それをどのように実行したかをエピソードを通じて説明することを推奨します。

例えば、大会に向けて目標タイムを設定し、その達成に向けてどのような練習メニューを作成したかを述べれば、計画性や実行力が伝わります。

また、計画を進める中で課題や障害に直面した際にどのように対応したかを加えると、より深い印象を与えることができるでしょう。

入社後も日々自分を律して成長のために取り組み続ける姿勢をアピールすると、良い印象を与えられます。

忍耐力と持久力

水泳は体力勝負のスポーツと言えないこともありませんが、長時間の練習や過酷なトレーニングを耐え抜く「精神的な強み」も求められます。

特に目標タイムに到達するまでの練習の過程では何度も壁にぶつかり、それを乗り越えるための努力を続けることが必要です。

このような経験は社会人としての多彩な状況に対しても、粘り強く取り組む姿勢を示す重要な証拠となるでしょう。

忍耐力や持久力をアピールする際には、辛い状況でどのように工夫したのかを述べると効果的です。

例えば練習中にうまく泳げず、心が折れそうになった経験を話すならば、それを克服するためにどのような行動をとったのかを詳しく述べることで、精神的な強さが伝わります。

持久力について述べる場合は水泳の競技者として体力があることをアピールしつつ、体調を崩しにくいことや自己管理がしっかりしていることをアピールすると、すぐに仕事を休むような人物でないことも同時にアピールできます。

目標を設定し、達成する能力

水泳は自己ベストの更新や大会での上位入賞など、具体的な目標設定をしてそれに向けて努力を続けることが多い種目です。

まさしく、目標達成能力の高さを示すにあたって使いやすいエピソードであると言えるでしょう。

例えば「大会で目標タイムを設定して達成するためにどのように練習内容を工夫したか」や「どのような課題を克服してきたか」を詳細に説明すると良いです。

目標達成するために周囲の助けを借りた場合は、その話もすることで、チームワークやお互いに協力する姿勢も同時にアピールできます。

仕事というのは基本的に、問題が発生し、それを解決することを繰り返す作業です。

したがって、問題解決能力や、自分の課題を迅速に発見し解決するためにどのような工夫をすれば良いか考えられる能力は重宝される人材の筆頭とも言える要素です。

自分の水泳を通じて身につけた目標を設定し、達成する能力を仕事においても活用できることを強調してガクチカを締めると良いでしょう。

【水泳のガクチカ】他の就活生と差別化するポイント

水泳も比較的競技者が多いスポーツであるため、同じようなアピールをしてくる就活生がいないとも限りません。

全く同じようなアピールになってしまった場合、保有している資格や学歴などで差をつけられ、敗れてしまう可能性もあります。

そこでここからは、水泳を主題としたガクチカを作成する際に他の就活生と差別化するポイントについて紹介します。

具体的なエピソードを用いる

具体的なエピソードを用いることは、他の就活生と差別化するために最も重要なポイントの1つです。

就活生には「努力しました」「頑張りました」「結果を出しました」といった抽象的な表現でアピールしてしまう人が多いです。

そんな中、具体的な数字や行動を盛り込んだエピソードをしてくる就活生がいれば、企業の採用担当者は非常に魅力的に感じることでしょう。

水泳経験を大事にするならば、「練習を頑張った」ではなく、「目標タイムを0.5秒縮めるために毎日2時間の居残り練習を行い、タイムを0.7秒縮めることができた」などと具体性を持たせましょう。

また、エピソードに数字を含めることで成長率や改善の度合いを示すことも可能です。

「大会での順位が昨年より10位上がった」「キャプテンとしてチーム練習の出席率を95%まで上げた」などと述べると、その成果がどれほど素晴らしいものだったかが伝わります。

ポイントとしては「誰が読んでも5W1Hが浮かばないような回答」を考えることです。

たとえ初対面の人でも「誰が?」「何を?」「どこで?」などの疑問が浮かばないような、具体的かつ死角のないガクチカを作成しましょう。

プロセスを重要視する

就活生の多くはガクチカにおいて自分の残した結果をメインにアピールしがちです。

「大会で優勝しました」「全国で1位になりました」「海外のチームからオファーが来ました」などと述べる就活生は多いですが、企業からすれば、水泳がいくらできようが、仕事には直接関係がありません。

むしろ採用担当者が知りたいと考えているのは、その成果に至るまでの過程や取り組んだ行動、そしてそれを支えた考え方は何なのかです。

プロセスを重視することで、あなたの成果の裏にある努力や工夫が際立ち、より深みのあるエピソードが可能になります。

極論、あなたが4年間全ての大会で初戦敗退していたとしても、どのように工夫して、どのような努力をして、どのように成長したのかを説明できれば良いアピールにはなり得ます。

強みと数字にこだわるべきなのは、どちらかというと自己PRの部分です。

ガクチカにおいてはプロセスを重要視し、そのプロセスを通じて身につけた能力が仕事にどのように還元されるのかについて話しましょう。

【水泳のガクチカ】採用担当者に好印象を与えるコツ

続いて、採用担当者により良い印象を与えるためにはどのような工夫をしなければならないのかについて、2つのコツを紹介します。

以下のコツを徹底できれば、質の高い回答を用意でき、より内定が近づくことでしょう。

企業研究を徹底する

企業研究を徹底することはガクチカのクオリティを高めるために必須の対策です。

企業の業績や事業内容を知るだけでなく、どのような人物像を求めているか深く理解しなければなりません。

応募する企業に合わせたエピソードを選び、自分がその企業にとって適切で求められている人物にまさに即していることを力強くアピールしましょう。

例えば、チームワークを重視する企業の場合、リレー種目で仲間と協力して目標を達成したエピソードを選び、個人の成果や自己管理能力を評価する企業ならば、練習計画を立ててタイムを縮めた経験などを話しましょう。

このように、企業が求めている人物像が何であるかについて理解した上で、それに沿ったアピールをすることが大切です。

企業の採用担当者はいくら優秀であろうが「この人、うちのことを全然調べてないな」と思った場合は採用したいと思いません。

適当に企業研究をしているということは、内定を出したとしても蹴られてしまう可能性が高いからです。

「この企業だからこそ入社したいのです」と考えていることが伝わるようなアピールをしましょう。

そのためには企業研究は必須と言えます。

簡潔にまとめる

伝えたい内容を簡潔にまとめることも必須です。

多くの就活生は自分の水泳やエピソードをできるだけ詳しく伝えようとするあまり、ESで規定ギリギリまで文字数を使い、面接でも長々と話してしまいがちです。

しかし、企業の採用担当者は忙しく、一人ひとりのESを読む時間、または面接に対応する時間はありません。

長すぎると相手に迷惑をかけてしまうだけでなく、しっかりと内容を読んでもらえない、または話を聞いてもらえない可能性すらあります。

そして、簡潔にまとめられないということは、仕事ができない人物であると思われてしまう可能性も高いです。

そこで、一つひとつの文章をあまり長くせず、簡潔にまとめて、言いたいことが何であるかが一度で理解できるような回答を心がけましょう。

【水泳のガクチカ】提出前に必ず確認したいガクチカの注意点

続いて、提出前に必ず確認したいガクチカの注意点についても紹介します。

以下の3つの注意点を意識せずにガクチカを作成してしまうと、せっかく時間をかけて作成してもマイナスの印象を与えてしまう可能性が高いです。

嘘をつかない

これは当然のこととも言えますが、嘘は絶対についてはいけません。

より自分を魅力的に見せたいという思いから、経験していないことや誇張したエピソードを語りたくなる人も多いことでしょう。

しかし、嘘が見破られた場合、あなたへの信頼は一瞬で失われ、ほとんどの選考に通過できません。

企業の採用担当者はこれまで何人もの就活生を相手にしてきており、嘘や誇張が混ざっている回答はすぐに見破られてしまうことが多いです。

また、たとえその場でバレなかったとしても、入社後に嘘がバレてしまった場合は、最悪懲戒解雇になる可能性があります。

解雇にはならなかったとしても、居心地が悪くなることは間違いありません。

「嘘をついて無理やり入社したけれども、居心地が悪くて数ヶ月で辞めてしまった」というケースも少なくないため、等身大の自分をアピールして内定を目指しましょう。

チーム全体の成果を自分だけの成果にしない

チーム全体の成果をまるで自分だけの成果であるかのようにアピールすることも、マイナスな印象を与えてしまうあるあるの1つです。

水泳は基本的には個人競技ではありますが、リレーやチーム練習など、多くのメンバーと協力する場面もあります。

自分のことしか考えていないようなアピールをしてしまうと、チームへの貢献を軽視しているように受け取られてしまう可能性があります。

例えば、リーダーシップをアピールするとしても「自分が全て決定した」という表現ではなく、他のメンバーの意見をどのように取り入れて、最終的にチーム全体の方向性をまとめたかを具体的に説明しましょう。

「自分だけが全てを決めた」かのようなアピールをする場合、ひとりよがりな人物であるという印象すら与えてしまいます。

社会人は基本的にチームで働くものであるため、チームの中で自分がどのような貢献ができるかを強調することを推奨します。

スキルの関連性を明確にする

水泳経験を題材にしたガクチカを作成する際、そこで身につけたスキルを応募する企業や職種とどのように関連付けるかも重要です。

あなたにどれほど素晴らしいスキルや経験があるとしても、それが企業の求める能力と結びついていないと思われては意味がありません。

水泳を通じて培ったスキルを企業でどのように活かせるかを具体的に説明しましょう。

例えば、自己管理能力をアピールする際には、練習計画を立ててタイムを改善した経験をもとに、入社後に業務を効率的に進めるための計画立案力があるとアピールすると良いでしょう。

また、忍耐力や目標達成能力をアピールする場合には、厳しいトレーニングを乗り越えた経験が、プロジェクトに取り組む際の精神的な強さや粘り強さにつながることを具体的に示すと良いです。

このように、自分のスキルと企業のニーズを結びつけることで、説得力のあるアピールができます。

企業が求める人物像が何であるのかをしっかりと企業研究を行った上でアピールすることを推奨します。

【水泳のガクチカ】具体的なガクチカの書き方

続いて、具体的なガクチカの書き方について紹介します。

これはいわゆるPREP法と呼ばれるものであり、どのような題材について話す際にも活用できるものです。

ぜひこの記事でマスターしてしまい、ES作成の際にも面接の回答の下書きを作成する際にもフル活用してください。

Point

まずは最初に結論を述べることが最も重要です。

これはガクチカに限ったことではなく、自己PRや志望動機などにおいても共通する要素であるため、就活においては「絶対に一言、結論から話す」と覚えておくと良いでしょう。

相手は限られた時間であなたのことを理解しなければならないため、最初に結論を述べ、話全体の方向性を明確にしましょう。

結論が曖昧であったり、エピソードの説明から始めたりすると、何が伝えたいのかが分かりにくくなり、アピールも薄らいでしまいます。

必ず「私が学生時代に力を入れたことは水泳部で〇〇することです」など一言で説明することを心がけてください。

Reason

結論について述べられたら、なぜ水泳に熱心に取り組んだのかについて説明しましょう。

この部分は必ずしも長々と説明しなければならないものではありませんが、ガクチカにおいて最も重要な部分であるエピソードにつなげるためには欠かせないものの1つです。

200文字や300文字など、文字数の指定が少ない場合は一言だけでも構いませんが、取り入れることで文章がよりスムーズになります。

あなたがなぜ水泳に熱心に取り組もうと思ったのか、分かりやすく説明しましょう。

Example

この部分は最も詳細かつ具体的に語るべき部分であり、エピソードを通じて自分の経験を相手にイメージしてもらいましょう。

具体例が魅力的であれば、結論や理由の説得力がさらに増し、相手の印象にも残りやすくなります。

継続力をアピールしたい場合は、アピールしたい人がタイムが伸び悩んだ際の取り組みについて話すとします。

「スタートのフォームに課題があると気づいたため、自分のフォームを動画で撮影し、コーチとともに分析を行い、改善しました。その結果、全体のタイムが0.3秒短縮し目標に届きました」などと述べると良いです。

具体例を選ぶ際には、自分の行動や考えが明確にわかるものを選びましょう。

例えば、毎日練習を頑張ったと抽象的に述べるのではなく「毎日朝6時からの練習を3ヶ月間継続した。また、その中でどのようにモチベーションを維持するか工夫した」などと「行動」と「工夫」の詳細を述べると、説得力が高まります。

Point

最後に、話の締めくくりとして再び結論を述べましょう。

この部分では面接官に最も印象をつけたい内容を簡潔に説明することが大切です。

これにより話全体に一貫性が生まれ、内容が頭に残りやすくなります。

またここで自分の学びや成長をまとめ、それを入社後にどのように活かすかを伝えることで、相手に強い印象を与えることができます。

水泳を通じて継続力を身につけたため、入社後課題に対して計画的に取り組み目標を達成することで貢献したいと考えています、などと締めくくると、話全体がまとまり相手に強い印象を与えることができます。

また最後に結論を簡単に述べることで、たとえ全ての文章を注意深く読んでもらえなかったとしても、何が伝えたいのかがわかりやすくなります。

結論で初めて結論で述べることは常に心がけましょう。

【水泳のガクチカ】水泳経験を題材にしたガクチカ例文

最後にここまで紹介してきた内容を踏まえた上で作成したガクチカの例文を3つ紹介します。

いずれも水泳経験を題材としているものであり、ここまで紹介してきたポイントや構成に基づいて作成されています。

ぜひあなたがアピールしたいと思っている能力を主題としている例文以外の残りの2つも熟読して、どのような構成で書かれているのか確認してみてください。

水泳×チームワーク

大学時代の話の例文

私が学生時代に力を入れたことはリレー競技でチーム全体のタイムを伸ばすために仲間と協力して練習に取り組むことです。

リレーでの連携が課題であったため、チーム練習後に定期的にミーティングを開催し、それぞれの課題や改善点を共有する仕組みを作りました。

また、互いにアドバイスを行うことで、個々のフォームやスタート技術を磨き、リレーの引き継ぎ練習を重点的に行い、スムーズなバトンタッチが可能になるよう調整しました。

その結果、チーム全体のタイムを5秒縮め、県大会で優勝を果たしました。

この経験から、目標に向けて仲間と連携し、互いを支え合うチームワークの重要性を学びました。

貴社においても、チームで成果を追求する場面でこの経験を活かし、仲間と協力して最善の結果を生み出す所存です。

高校時代の話の場合の例文

私が学生時代に力を入れたことは、高校の水泳部でチームワークを発揮することです。

私たちはそれぞれ個人競技は非常に得意であり、全国大会に出場するメンバーも数多くいました。

しかし、リレー競技となると急に数字が悪くなってしまい、県大会に出場することすら危ういほどでした。

そこで、副キャプテンとしてキャプテンにビデオ分析や週に1回のミーティングを提案し、戦術分析とチームワークを皆で行いました。

これにより課題が明確になり、連携が取れるようになった結果、県大会で2位に輝くことができました。

大学でもこのチームワークを活かして、イベントサークルやゼミなどでリーダーとして皆をまとめることができました。

この経験を通じて身につけたチームワークは、貴社にも還元できるものであると考えています。

入社して3年間はまず自分のスキルを磨くことに徹し、その後はチームリーダーとしてプロジェクトを推進できる人物として貢献したいと考えています。

水泳×自己ベスト更新

例文

私が学生時代に力を入れたことは水泳で目標タイムを設定し、自己ベストを更新することです。

私は水泳を通じて自分自身に挑み続けることで成長できると感じたため、自己ベスト更新を目標に掲げました。

まず、タイムが伸び悩んでいた原因を分析するため練習を録画し、自分のフォームやスタート技術を細かく見直しました。

また、コーチやチームメイトにアドバイスを求めながら、効率的な練習メニューを組み立てました。

その結果、目標タイムを0.8秒更新し、県大会で自己ベストを記録しました。

この経験を通じて、課題を明確にし、目標に向けて計画的かつ着実に行動する力を身につけました。

貴社では、この目標達成に向けた行動力と粘り強さを活かし、業務の改善や目標達成に努める所存です。

水泳×メンタル強化

例文

私が学生時代に力を入れたことは水泳で大会のプレッシャーに負けず、心を落ち着けて集中力を高める工夫です。

私はメンタルが弱く、大きな大会でいつも失敗していたため、精神的な強さを磨くことにしました。

まず、大会の1か月前から毎日の練習前に深呼吸や瞑想を取り入れ、心を落ち着ける習慣をつけました。

また、ポジティブな自己暗示を行い、自分を肯定的に捉えることで不安を軽減しました。

その結果、最後の大会で過去最高のパフォーマンスを発揮し、個人種目で自己ベストを記録しました。

この経験から、冷静さを保ちながら物事に取り組む重要性を学びました。

貴社においてもこの経験を活かし、日程の厳しい業務やプレッシャーのかかる場面でも冷静に行動し、成果を上げる所存です。

【水泳のガクチカ】まとめ

今回は学生時代、水泳に力を入れた人がどのようなアピールをすれば良いか、ガクチカの基本的な構成は何なのかなどについて紹介しました。

水泳の経験についてアピールしたい方は、同じような経験をしている人と差別化するための工夫が求められます。

ぜひ本記事で紹介した内容を踏まえた上で、企業の採用担当者の目に止まるようなガクチカを作成してください。

また、部活を主題としたガクチカの作成方法については以下の記事で詳しく紹介しているため、参考にしてください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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