はじめに
「AI面接を受ける前に練習しておきたい」
「AI面接対策におすすめのアプリがわからない」
上記のような悩みを抱えている就活生は多いでしょう。
本記事では、AI面接の練習におすすめのアプリを解説しています。
それぞれの特徴も紹介していくので、自分にあったアプリ選びの材料にしてください。
AI面接は一般的な面接と異なる部分があります。
効果的に対策するためにも参考にしてください。
AI面接対策アプリとは
AI面接対策アプリとは、AI面接で出題される可能性が高い質問を練習したり、高評価を得るために必要なポイントを教えてくれたりするアプリです。
スマートフォンやタブレットの自撮り機能を活用することで、表情や姿勢のアドバイスをしてくれます。
今まではキャリアセンターの方から直接アドバイスをもらうことで客観性の高い改善点が得られました。
しかし、AI面接対策アプリを活用することで時間や場所に関係なく練習できます。
無料アプリもあるため、就活にお金がかかっている人でも安心して利用可能です。
AI面接対策がおすすめな人
面接対策がおすすめなのは、以下の3つのうち1つでも当てはまる人です。
- 面接の改善点がわからない
- 話がなかなかまとまらない
- 面接準備が何をすればいいかわからない
AI面接は、深掘り質問や学生時代の話が多いといった特徴があります。
とくに深掘り質問は事前に準備していないと対応が困難です。
対策なしにAI面接に参加すると満足のいく回答ができない可能性があります。
少しでも当てはまると感じた就活生は、以降の文章を参考にしてください。
面接の改善点がわからない
まず、面接の改善点がわからない人におすすめです。
改善点が不明だと練習のしようがありません。
そのため、AI面接対策アプリを使用して自分の弱点を明らかにしてください。
面接に自信がある人でもAIに評価してもらうことで、今まで気がつかなかった改善点が見つかるかもしれません。
さらに、面接において自分がどういった回答しているか注目しがちです。
しかし、AI面接では非言語コミュニケーションの部分も評価の対象になります。
自然な表情か、目線は適切かなど自分では認識しにくい箇所を確認しておきましょう。
改善点を1つずつクリアしていくことで、志望する企業の内定獲得に近づいていきます。
話がなかなかまとまらない
次に、話がなかなかまとまらない人です。
AI面接では論理的思考を身につけているかが重要視されます。
そのため、要点がまとまっていない回答や主張が曖昧な回答は、AIの印象が悪くなります。
もちろん面接官の評価も同様です。
自分の考えが上手く伝えられていないと感じる人は、一度AI面接対策に取り組んでみましょう。
話がまとまらない人の中には、丁寧に説明しようとして必要以上に長い文章になっている方がいます。
具体的なエピソードは必要ですが、AIがしっかり理解できる長さの文章に修正しましょう。
就活生にとっていきなり文章を添削するのは大変です。
そこでAI面接対策アプリを使用してください。
自分が回答した内容をもとに評価してくれるため、修正がしやすくなります。
面接準備が何をすればいいかわからない
最後は、面接準備が何をすればいいかわからない人です。
そもそも準備するべきことを理解していないと練習できません。
仮に適当に練習したとしても、実際の面接で役立つとは限りません。
そのため、AI面接対策アプリの利用がおすすめです。
面接に必要な練習を総合的に用意しています。
順番に練習していくことで、面接に必要な準備が完了するでしょう。
また、アプリを利用していると自分の改善点も明らかになります。
面接準備をしながら弱点克服の取り組みもできます。
周囲にAI面接対策に詳しい人がいない方は、一度AI面接対策アプリの利用を検討してください。
自分に必要な要素をわかりやすくAIが教えてくれます。
AI面接対策アプリの3つの特徴
AI面接対策アプリの特徴を3つ紹介します。
まだ、AI面接について詳しく知らない方や初めてAI面接を受ける方は参考にしてください。
漠然とAI面接対策アプリを利用しても得られる効果は薄くなります。
アプリの特徴を知ったうえでAI面接対策を進めるために本章を読んで理解しておきましょう。
自撮りで簡単にAI面接練習ができる
特徴の1つ目は、自撮りで簡単にAI面接練習ができることです。
スマートフォンやタブレットのカメラ機能を利用することでAIが就活生の表情や発言内容をチェックしてくれます。
第三者からアドバイスをもらうには、キャリアセンターや就活エージェントを相手に練習する必要があります。
しかし、AI面接対策アプリがあれば1人でも簡単に練習可能です。
そのため、ほかの人と予定を合わせる必要がなくなります。
「起きてすぐに練習したい」「アルバイトが終わる深夜からでも練習したい」など就活生の都合に合わせた練習ができます。
練習相手が見つからず、AI面接対策ができない状態を回避できるでしょう。
AI診断で課題が明確になる
特徴の2つ目は、AI診断で課題が明確になることです。
自分の改善点を適切に理解することで、内定獲得に向けた練習ができます。
自己評価とAI面接で受ける評価が一致するとは限りません。
認識のズレを放置すると自分では自信のある回答でも、AI面接の観点からすると低い評価になります。
そのため、まずはAI面接対策アプリを活用して自分の課題を明らかにしておくのがおすすめです。
さらに、AI面接対策アプリは人事目線でのフィードバックがもらえます。
AI面接対策アプリは、企業の面接官がどこを評価しているのか学習済みです。
そのため、AI面接と一般的な面接の両方に役立つアドバイスがもらえます。
自動で面接内容を文字起こししてくれる
特徴の3つ目は、自動で面接内容を文字起こししてくれる点です。
自分が話した内容を理解しておくことは、より良い回答を考えるのに役立ちます。
あらかじめ文章を決め、作成しても一言一句同じように話すのは困難です。
さらに、練習中は話すことに精一杯で内容を振り返るころには忘れることもあるでしょう。
AI面接対策アプリを利用すれば、AIが自動で話した内容の文字起こしが可能です。
起こした文字をもとに伝わりやすい表現にするには「〇〇を意識してください」と修正案を提示してくれます。
改善の方向性が明確になり練習しやすくなるでしょう。
さらに、自己PRや学生時代に力を入れたこと（ガクチカ）の作成にも役立ちます。
AI面接対策アプリの質問に答えていくだけで自然と文章が完成するためです。
自分で文章をイチから作成する必要がなくなり、時間短縮になるでしょう。
AI面接対策アプリの使い方3ステップ
続いて、AI面接対策アプリの使い方を3つのステップに分けて解説します。
直感的に操作して利用することは可能です。
しかし、使用前から流れを理解しておくことでスムーズに利用できます。
とくにAI面接対策アプリを初めて使用する就活生は、本章を参考にしてください。
AI面接対策アプリの全体像が把握できれば、どういった成果が得られるのか想像しやすくなります。
アプリをダウンロードする
まずは、アプリをダウンロードしてください。
App StoreやGoogle Playから可能です。
おすすめアプリは次章で詳しく解説します。
AI面接対策アプリは無料でダウンロードできるものがほとんどです。
まずは、お金をかけずに練習してみましょう。
質問に答えて面接のレベルをチェックする
次に、AI面接対策アプリが実施する質問に答えて自分の面接レベルをチェックしてください。
自分の現在地を適切に理解しておくことで、成長するための基盤ができます。
AI面接対策アプリには、いくつかモードがあるため自分が必要だと感じたものから始めてみましょう。
例えば、自撮り機能で自分が話す姿を録画するのが緊張する方は、音声のみから開始するのもおすすめです。
AIの面接診断で振り返る
最後に、AIの面接診断で振り返りましょう。
診断後のフィードバックを受けることでAI面接対策ができます。
質問に回答して終わりではないため注意してください。
AI面接対策アプリでは、自分の回答をテキスト化しわかりやすく改善点を指摘してくれます。
自分で話した内容を覚えておく必要がないため効率よく復習ができるでしょう。
さらに、自分で口にしていると違和感がないことでも可視化することで新たな改善点に気がつけます。
自分の足りない点を自覚するには覚悟が必要です。
しかし、AI面接対策アプリはあくまで練習になります。
AI面接対策アプリの結果が選考に直結するわけではないため、勇気を出してAI面接対策アプリからのアドバイスを受け入れましょう。
AI面接対策アプリのおすすめランキング
AI面接対策アプリを実際に利用するにあたってのおすすめランキングを紹介します。
現在、多くのAI面接対策アプリがリリースされているため、どれを利用するべきか迷っている就活生もいるでしょう。
本章では、効率よくAI面接の練習ができるものを紹介します。
限られた時間の中で効果的にAI面接対策するためにも参考にしてください。
1. steach
おすすめランキングの1つ目は、steachです。
株式会社ジェイックが運営している無料のAI面接練習アプリです。
スマートフォンやタブレットの自撮り機能を活用して、就活生の話し方や表情を分析してフィードバックする仕組みがあります。
最短5分で面接力がアップするのが特徴です。
ほかにも、開発に神奈川県からの支援を受けているので安心して利用できます。
機能は「音声で印象チェック」「音声のみで気軽に回答」「動画で面接練習」の3つです。
初めてAI面接対策する就活生は、まずは音声で印象チェックから開始してみましょう。
声の大きさや話すスピード、伝わりやすさなどをAIが評価してくれます。
2. 面接練習アプリ
おすすめランキングの2つ目は、面接練習アプリです。
Ann株式会社が管理しています。
面接練習アプリも無料で利用可能です。
面接練習アプリは、志望する業界を分析した情報をもとにした面接官が登場します。
そのため、練習用のアプリとはいえ本番に近い環境で練習が可能です。
さらに、自分で質問設定ができます。
練習していく中で発見した苦手な質問を盛り込むことで弱点克服に役立つでしょう。
回答に自信がない就活生向けに、考えた文章を表示させる機能があります。
そのため、覚えきれていない文章でもスラスラ練習が可能です。
自分なりに工夫しながら練習したい就活生は利用を検討してみてください。
3. hanasel
おすすめランキングの3つ目は、hanaselです。
株式会社whattが運営しているスマートフォン用面接練習アプリになります。
約150問の頻出質問に加えて、練習した音声の録音機能があります。
練習後に自分の様子を振り返るのは簡単です。
さらに一番の特徴は「本物の面接官の音声が聞こえてくる」点です。
AIの音声だけでは、AI面接を突破したあとの練習ができません。
hanaselではより実践に近い環境での練習ができます。
AIの音声に違和感がある方は、ストレスなく利用できるでしょう。
AI面接対策アプリのメリットとデメリット
AI面接対策アプリを使用する就活生は、メリットとデメリットの両方を理解しておきましょう。
メリットしか把握していないとデメリットに遭遇した際に後悔する原因になります。
一方でデメリットしか見ていないと、効果的にAI面接対策できる機会を見逃すことにつながるでしょう。
良い面と悪い面の両方を知ったうえで、AI面接対策アプリを使用するか検討してください。
メリット
AI面接対策アプリを利用するメリットは以下の3つです。
- 手軽に面接練習ができる
- 時間や場所を選ばず練習可能
- AIによる客観的なフィードバックが受けられる
本番に近い面接対策には相手が必要でした。
しかし、AI面接対策アプリは面接官の役割をAIがしてくれるため相手が不要です。
そのため、従来の面接対策よりも簡単にできます。
時間や場所についても同様です。
必ずしも平日に大学のキャリアセンターに行く必要はありません。
自分の空き時間が日曜日の深夜でも、AI面接対策が可能です。
学業やゼミ、アルバイトなどさまざまな予定に合わせてスキマ時間で練習していきましょう。
デメリット
AI面接対策アプリを利用するデメリットは以下の2つです。
- 無料版では機能が制限される場合がある
- AIの評価が必ずしも実際のAI面接官と一致しない場合がある
AI面接対策アプリのダウンロードや基本的な機能は無料で利用できます。
しかし、一部の特別な機能を利用するには有料版への移行が必要です。
無料でも十分に利用できますが、就活生によっては物足りなさを感じる可能性があります。
AI面接対策にお金をかけたくないと思っている人にとってはデメリットです。
さらに、AI面接対策アプリ＝志望する企業のAI面接官ではありません。
AIごとに特徴や仕様は異なります。
そのため、利用しているAI面接対策アプリによっては、本番のAI面接で使われるAIと異なる可能性があるでしょう。
AI面接を採用している企業ごとに評価基準は異なります。
AI面接対策アプリで練習したAIと本番のAIが直結しないことを頭に入れておきましょう。
AI面接対策アプリについてのまとめ
本記事では、AI面接対策アプリの利用に向いている就活生や使い方について解説してきました。
AI面接は近年増えている面接形式のため、慣れていない就活生も多いでしょう。
AI面接独自の特徴を理解し、対策しておくことで有利にAI面接が進みます。
志望する企業がAI面接を導入していれば、早めに練習しておくのがおすすめです。
また、AI面接対策アプリは完璧ではありません。
利用するにあたって、メリットとデメリットの両方を検討したうえで使用するようにしてください。
AI面接対策アプリを適切に使いこなして、志望する企業から内定を獲得しましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営｜自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
