就職活動において、短い自己PRは効果的に自分の魅力を伝えるための重要なスキルです。
限られた字数で、的確かつ印象深いアピールを行うには、ポイントを絞り、簡潔な構成で表現することが求められます。
この記事では、エントリーシートや履歴書、面接に適した短い自己PRの例文と作成のポイントを紹介し、実践的なコツを解説します。
- 短い自己PRの具体例とその作成方法
- エントリーシートや面接で好印象を与えるコツ
- NG例文の解説と避けるべきポイント
- 自己PRを短くまとめる方法を知りたい就活生。
- エントリーシートや履歴書で効果的にアピールしたい方。
- 面接で短い時間内に自分を表現するテクニックを学びたい方。
目次[目次を全て表示する]
【短い自己PRの例文】なぜ短い自己PRを求められるのか
ES(エントリーシート)や面接で短い自己PRが求められることがあるのは、主に以下のような理由からです。
簡潔に物事を使える力があるか
短いエピソードで人を惹きつけられるか
簡潔とは、必要なことは含まれていて、かつ無駄がないことです。
ビジネスでは、用件を簡潔に伝える能力は非常に重要です。
セールストークでも社内や協力会社への連絡・報告でも、コミュニケーションは簡潔であるほど、ポイントが明確になり、誤解が少なくなります。
短い自己PRを求める企業は、ビジネスに必須の簡潔なコミュニケーション能力があなたにあるかどうかを判断しようとしているのです。
「簡潔」の定義は志望職種によって異なる場合があります。例えば、営業職であれば短い文章でも相手を惹きつけられるかが非常に重要で、内容だけでなく話し方なども重要になってきます。一方で、クリエイティブ職などであれば、インパクトのあるキャッチコピーや論理的に短く説明する能力などがあるかが重要になる可能性が高いです。自己PR作成の際は志望業種で重視される能力についても気にかけるようにしましょう。
【短い自己PRの例文】短い自己PRとはどのくらいなのか
短い自己PRがどれくらいなのかは、それが求められる場面によって変わります。
就活において自己PRが求められる場面は、ES・履歴書・面接が主です。
短い自己PRを求める企業は、ESと履歴書は文字数で、面接は時間で目安を指定するのが一般的です。
具体的な数字は企業によって異なります。
以下に、それぞれの文字数や時間について解説します。
エントリーシートは200~300字
ES(エントリーシート)の場合、短い自己PRは200~300字です。
ただし、企業はESの自己PRから、もしあなたが入社したら、どんな活躍をしてくれるかイメージしたいと思っているので、少し長めになってもNGではありません。
それだけに、ESでは具体的なエピソードであなたの強みや人柄、価値観を伝えることが重要です。
企業が求める人物像にマッチしていることが伝えられる自己PRになれば成功です。
履歴書は200字程度
履歴書は簡潔さが重要なので、200字程度がベストです。
学歴や職歴を記した他の部分とのバランスが崩れるような小さな字で書いたり、スペースからはみ出るような書き方はNGです。
文字数が指定されている場合は、その字数内で書きましょう。
面接は1~3分程度
面接での自己PRは1~3分程度が一般的です。
面接の場で「1分程度で自己PRをお願いします」などと指定される場合もあります。
話すスピードによって異なりますが、文字数に直すと1分が300字前後です。
1分に300字はNHKのアナウンサーが原稿を読む速さなので、それくらいの早さが聞きやすいでしょう。
面接は対面で行われるので、指定された時間通りまとめるのも大切ですが、抑揚のつけ方や話すときの笑顔も大切です。
簡潔な内容を心がけるとともに、話し方や話すときの表情にも気をつけましょう。
それによって話の長さの印象も違ってきます。
【短い自己PRの例文】短い自己PRを作成する方法
短い自己PRを作成するには、まず自己PRに必要な構成要素を把握することが大切です。
その上で、求められた字数や時間に合わせて各要素を調整します。
そうすることで、必要な要素を脱落させることなく、全体の長さを調節できます。
調整では、短いものを長くするのはムダな文言が入りやすいので、300字の自己PRを作っておいて、必要に応じて200字または100字にするという方法がおすすめです。
自己PRの構成要素を把握する
自己PRの構成要素は、次の4つです。
結論
具体的なエピソード
結果
今後のビジョン
これらの要素を、この順序で述べていくことで、簡潔で印象に残る自己PRが完成します。
「結論」には「私の強みは協調性です」など、アピールポイントとなる自分の強みを端的に述べます。
「具体的なエピソード」には、強みを発揮して取り組んだことを具体的に述べます。
本当にそういう強みがあることを裏付けるためです。
「結果」には、エピソードで述べたことによって得た成果や学びについて述べます。
「今後のビジョン」には、その経験や成果を活かして入社後にどのように貢献したいかを述べ、採用メリットをアピールします。
各要素の文字数を調整する
短い自己PRを作成するには、構成要素のそれぞれを調整します。
200字前後と指定された場合は、各要素の文字数はおおよそ次のようになります。
- 結論:30字
- 具体的なエピソード:70字
- 結果:50字
- 今後のビジョン:50字
結論に30字も要らないときは、その分エピソードの字数を増やすなどの調整は自由です。
300字なら、それぞれを1.5倍にするというより、エピソードにもっと字数を割けると考えた方が書きやすいし、アピール力も増すでしょう。
たとえば次のような具合です。
- 結論:30字
- 具体的なエピソード:150字
- 結果:70字
- 今後のビジョン:50字
これから作成する場合は要点を絞る
上記の構成に基づいて、字数を意識せずに一から自己PRを書いてみると、400~500字くらいになるかもしれません。
とくに「具体的なエピソード」は長くなりそうです。
しかし、あれも入れたい、これもアピールしたいとなると、長くなるだけでなく焦点が分散して、かえってアピール力が弱くなります。
もっとアピールしたいことにポイントを絞って、簡潔を旨として作成しましょう。
例えば、最初に述べる「結論」は、強みを2つも3つも書かずに1つに絞るべきです。
強みを裏付ける「具体的なエピソード」は1つか、せいぜい2つが適当です。
要点を絞って作成することで、簡潔になり、より読み手に響く自己PRになります。
作成した文章を短くするには抽象化する
要点を絞って作成しても文字数が超過する場合は、表現を抽象化することで文字数を圧縮できます。
例えば「バレーボール部やバスケットボール部」(17字)は「室内球技部」(5字)に圧縮できる場合があります。
もちろん、抽象化するほど表現から映像が消えていくので、むやみに使うと文章のインパクトが失われますが、便利に使える場面もあります。
ただし「メール返信率を60%から90%に上昇させた」など、活動の成果を示す文章から数字を省いて「メール返信率を大幅に上げた」などとするのはNGです。
成果を定量的に表す数値は、自己PRに信ぴょう性を与えるなによりの武器だからです。
【短い自己PRの例文】短い自己PRで好印象を得る方法
短い自己PRでも、アピールすべきポイントをきっちり押さえて書くことで、採用担当者に好印象を与えることができます。
ESでは「強みを仕事でどう活かすか伝える」、履歴書では「過去にどんな経験と学びがあるか伝える」、面接では「抑揚をつけて印象的に話す」のがポイントです。
以下に、それぞれについて詳しく解説します。
ESでは強みを仕事でどう活かすか伝える
面接に進むためには、ESで採用担当者から好印象を得ることが必須の条件です。
ESの自己PRで担当者がとくに注目するポイントは、文面から感じられる就活生の「未来の熱意」です。
担当者は、入社後にその企業で働く際のあなたの意欲を知りたいと思っています。
したがって、自己PRではあなたの強みを仕事でどう活かすかを伝えるのが重要です。
文章構成でいえば最後のしめにあたる部分です。
「強み」とそれを裏付ける「具体的なエピソード」、活動によって達成した「成果」に続く「今後のビジョン」で、強みを入社後の仕事でどう活かすかを、熱くアピールしましょう。
あなたの強みが、企業が求める人物像にマッチしていると印象づけるのが大切なポイントです。
履歴書では過去にどんな経験と学びがあるか伝える
履歴書は、学歴、職歴、資格など、応募者の基本情報を伝えるのが主たる目的なので、自己PRのスペースはESよりも小さく、盛り込める内容もその分制限されます。
ここでは、自己PRの構成要素をより簡潔に述べる必要があります。
冒頭で「強み」を書いた後は、それを示す過去の経験と達成した成果や学びを短い言葉で記しましょう。
簡潔な中にも、あなたの価値観や人柄が企業の文化、風土に合うことがうかがえるような文面にできればベストです。
面接では抑揚をつけて印象的に
先述のように、面接で自己PRに与えられる時間は1~3分が一般的です。
文章量にすると300字から900字で、ESの自己PRのボリュームかそれ以上となります。
面接で好印象を得るには、自己PRの内容もさることながら、それを話すあなたの言外に伝わる印象が最も重要なポイントです。
面接官は、あなたの声の抑揚や表情(笑顔)から、自社にマッチする人材かどうかについて、言語情報よりも多くの情報を得ることになります。
ここでは面接対策について詳しく述べることはできませんが、十分な準備が必要ですね。
添削や面接対策は就活エージェントがオススメ
自己PRで迷うこと、分からないことがあれば、一人で悩まないで就活エージェントに相談するのも良い方法です。
「ジョブコミット」は専任のエージェントが、ESや履歴書の添削や面接対策など、内定獲得までの就活を総合的にサポートします。
一度相談してみてはいかがでしょうか。
【短い自己PRの例文】短い自己PRを作成するステップ
短い自己PRを作成するステップは以下の三つです。
アピールする強みを決める
具体的なエピソードを洗い出す
構成に沿って1文ずつまとめる
この順序に従って作成すれば、スムーズにアピール力のある自己PRを作成できます。
以下に、それぞれのステップについて詳しく解説します。
アピールする強みを決める
まず、自己PRでアピールするあなたの「強み」が何かを決めましょう。
強みを決める基礎になるのが自己分析の結果です。
自己分析で得られた自分の特徴や性格、長所・短所、価値観、思考や行動の傾向から、自分の強みが何かを考え、導き出しましょう。
学業や部活動、アルバイトなどで、成果が上がった経験を振り返ってみるのも重要です。
人に褒められたことを思い出してみるのもヒントになります。
家族や友人、先輩や教師に聞いてみるのも一つの方法です。
就活の自己PRでアピールする強みは、企業が求める人物像とマッチしていることで、採用メリットを訴求できます。
企業にESや履歴書を提出するときは、この点に注意して作成しましょう。
具体的なエピソードを洗い出す
強みが決まったら、それを裏付けるエピソードを洗い出します。
それには、強みを決めるときに思い出した、学業や部活動、アルバイトの経験が候補になります。
すんなり成果が上がった経験よりも、壁にぶつかって苦労をしたが工夫を重ね、対策することで成果を上げたという経験の方が、企業に好印象を与えるエピソードになります。
困難にあったときのパフォーマンスが、人物像や性格、価値観をより鮮明に示すからです。
そこで挙げた成果が数字で表せるなら、より信ぴょう性と説得力が増します。
構成に沿って1文ずつまとめる
先ほど示したように、自己PRの構成要素となるのは次の4つです。
- 結論
- 具体的なエピソード
- 結果
- 今後のビジョン
この構成に沿って、1文ずつまとめていきましょう。
【短い自己PRの例文】短い自己PRの例文と解説
エントリーシート、履歴書、面接の短い自己PRの例文を紹介して、それぞれ解説します。
ぜひ参考にしてください。
エントリーシート
私の強みは計画性です。
ファミリーレストランのアルバイトでは、7人のアルバイトチームの勤務シフト作成を任されて、作成・管理しました。
最初はシフトに不満の者が続出し、無断欠勤も発生しましたが、パズルを解く要領で全員のスケジュールを合わせることで、みなが納得するシフトを作成できるようになりました。
その結果チームの雰囲気が良くなり、半年間短期退職者がゼロという成果を上げました。
この計画性を活かして、貴社のプロジェクトでも進捗の効率化に貢献したいと考えています。
ポイント:具体的なエピソードで、計画性という強みに信ぴょう性を与えています。
成果も数字で示されており、企業への貢献意欲も伝えられています。
履歴書
私の強みは柔軟性です。
大学のゼミでは、実験の試薬が国際情勢から入荷せず、実験の継続が困難になった際に、
別の試薬で研究を継続できるように、実験のフレームワークを変更しました。
その結果、研究の継続ができて、ゼミのメンバーの全員が卒論に成果を取り入れることができました。
貴社でもこのような柔軟性を活かして、状況が変化したときにも業務貢献する所存です。
ポイント: 履歴書という限られたスペースで、急な状況変化に対応したエピソードが簡潔にまとめられています。
柔軟性が企業でも活かされるようすがイメージできる自己アピールです。
面接
私の強みは協調性です。
大学の学園祭実行委員会では、学園祭を成功させるために各学年の代表委員や学外関係者と協力し、イベントの準備と運営に当たりました。
3回生と2回生の意見がぶつかることがしばしばあり、双方が納得するまで意見調整に注力しました。
その結果、学園祭は例年以上の盛況となり、大学からも高く評価されました。
この協調性を貴社のプロジェクトでも発揮して、業績向上に貢献したいと思います。
ポイント: 面接で熱く語るのにふさわしいエピソードを選択して、難しい場面で協調性を発揮したようすが生き生きと語られています。
就職後もチーム内で力を発揮してくれそうです。
【短い自己PRの例文】短い自己PRのNG例文を解説
エントリーシート、履歴書、面接の短い自己PRのNG例文を紹介し、それぞれのNGポイントを指摘しています。
エントリーシート
私の強みは計画性です。
中学受験の塾講師をしていたときに、数多くある課題に計画を立てて取り組みました。
計画的に課題を解決していくことで、塾運営のさまざまな課題を解決することができました。
貴社の業務においても計画性は必要だと思うので、さまざまな面で貢献できると考えています。
NGポイント: ESでは具体的なエピソードで強みを裏付けて成果にリアリティを与えたいのに、この例文では計画性という強みが抽象的に語られているだけです。
したがって企業との関連性も感じられず、印象の薄い自己PRになっています。
履歴書
私の強みは柔軟性です。
臨機応変にさまざまな状況に対処してきました。
飲食店のアルバイトでは多種多様なお客様の要求に柔軟に応えることができました。
このような柔軟な対応力は、貴社においてもきっと役立つと考えます。
NGポイント:履歴書の限られたスペースであっても、強みをイメージできる具体的なエピソードは必要です。
この例文では柔軟性を裏付ける表現がなく、対処法も成果も不明瞭で、採用担当者の印象に残りません。
面接
私の強みは協調性です。
クラブ活動で部員たちとコミュニケーションを取りながら活動してきました。
トラブルも数回ありましたが、部員と一緒になんとか解決しました。
その成果として、強いチームワークを築けたと思います。
今後は貴社においても協調性を発揮して業務に貢献したいと考えています。
NGポイント: 「なんとか解決した」「数回」など、あいまいな表現が多く、面接に必要な自信のある話し方や熱意がうかがえない例文です。
どんなトラブルがあり、どう解決したかなどの具体性がなく、説得力に欠けています。
【短い自己PRの例文】そのほかの強み別短い自己PR例文
アピールする「強み」別に、短い自己PRの例文を紹介します。
協調性
私の強みは協調性です。
大学で所属している柔道部では、1,2回生は全員が寮生活で、練習後の1回生の負担が大きく、学業との両立に悩む学生が多くいました。
そこで私は、1回生が協力して雑用にかかる時間を短縮する対策をすることを提案して、話し合いを重ねました。
その結果、各人の雑用にかかる時間を2時間から1時間に半減させることに成功しました。
貴社においても協調性を活かして、チームワークに貢献できると思います。
計画性
私の強みは計画性です。
考古学のゼミは近畿各地の古墳を比較研究がテーマでしたが、私は資料研究だけでなく現地で古墳の外観を比較したいと思い、計画を立てて時間と資金をやりくりし、3か月間で42か所の古墳を回ることができました。
その結果、資料にはない写真を添えた研究発表が評価されて、大学紀要への掲載が決定しました。
貴社においても計画性を活かして、プロジェクトの進捗に寄与したいと考えています。
柔軟性
私の強みは柔軟性です。
2年間続けた居酒屋のアルバイトでは、分厚い接客マニュアルがありましたが、長期間改定されなかったらしく、一部、実情や時代に合わないものがありました。
そこで私は、必守しなければならないルールと、臨機応変が許されるルールを慎重に区別して、柔軟に顧客対応しました。
その結果、勤務中に感じていたストレスが軽減し、長期間働くことができました。
貴社に採用されたときは、この柔軟性を活かして業務を遂行したいと考えています。
主体性
私の強みは主体性です。
大学では地域ボランティアのサークルに所属し、高齢者と身障者の支援を行いました。
支援活動では、どこまで支援される人の生活に立ち入るべきか迷うケースが多々ありました。
そこで私は、ルールで決めきれない問題は、主体性を持って判断し、その責任を取ろうと決めて行動しました。
その結果、高齢者の方の笑顔が増えて、活動がスムーズなりました。
期首においても主体性を活かして業務に取り組みます。
継続力
私の強みは継続力です。
大学2回生のときに、将来はグローバルなビジネスで活躍したいと思い、英語力を磨くことを決意しました。
アルバイトもしなければならず、なかなか勉強の時間が取れませんでしたが、これまでより1時間早く寝て、早く起き、朝の1時間を勉強にあてる生活を1年半継続しました。
その結果500点台後半だったTOEICスコアを760点に伸ばしました。
貴社においても、粘り強く業務を遂行していく考えです。
忍耐力
私の強みは忍耐力です。
大学では蟻に寄生する昆虫の研究に力を入れました。
この研究で最も難しかったのは、寄生昆虫が蟻の巣穴から出る瞬間を突き止めることでした。
諸条件が不明のまま夜討ち朝駆けで巣穴を監視して、3か月目についに成虫が巣穴を出る現場に立ち会え、写真撮影もできました。
教授からは、おそらく日本で初めて撮られた写真ではないかと評価されました。
貴社でも忍耐力を活かしてプロジェクト進捗に貢献します。
集中力
私の強みは集中力です。
ゼミの研究発表の準備では、テーマである平安時代の婚姻形態の研究に必要な資料作成に取り組みました。
資料収集の過程で、源氏物語の研究が有益だと担当教授にアドバイスされて、時間的余裕のない中で、集中して源氏物語全巻を踏査しました。
その結果、研究発表のプレゼンテーションでは、ユニークな研究という高評価を得ました。
貴社に採用されたときは、この集中力を活かして業務の推進に貢献したいと思います。
行動力
私の強みは行動力です。
大学1回生から参加していたボランティア団体の活動では、九州各地の洪水被災住宅の清掃ボランティアに積極的に参加しました。
「被災地に負担をかけずに被災地を助ける」をモットーに、自分の体力にも配慮しつつ、できる限りの努力をしました。
その結果多くの被災者から感謝の笑顔をもらったのが、私の大きな財産だと思っています。
貴社においても、行動力を活かして困難な仕事にも積極的に挑むつもりです。
調整力
私の強みは調整力です。
ファミリーレストランのアルバイトでは、チームリーダーとしてシフト管理やチーム内のコミュニケーション活性化、店長とのパイプ役など、さまざまな調整役を行いました。
業務が増える割にはチームリーダーとしての報酬はわずかでしたが、もともとチームワークの調整という仕事が性に合ってるか、不満は感じませんでした。
貴社においても調整力を活かしてチームの成績向上に寄与したいと思います。
吸収力
私の強みは吸収力です。
大学2回生と3回生の前半の1年半では新しいプログラミング言語を3つ習得しました。
最初の言語の習得には10カ月ほどかかりましたが、じょじょに学習のコツを覚えて習得期間が短縮しました。
その成果を活かして、今はゲームアプリの制作に挑戦しています。
貴社でも、吸収力を活かして早期に戦力となって貢献したく思います。
対応力
私の強みは対応力です。
居酒屋でアルバイトをしているときに、ビルの上階で漏水があり、満席の店内で水漏れする騒動がありました。
店長は閉店を決断して顧客対応に当たりました。
フロアリーダーだった私は店長をフォローして、主に衣服を濡らした3人の顧客の対応に当たりました。
幸い大きなクレームもなく事態が収拾し、本部からも褒めてもらいました。
貴社でも対応力を生かして、想定外の状況でも冷静に仕事をしたいと思います。
問題解決能力
私の強みは問題解決能力です。
テニス同好会のサークル活動で、昨年度は対外試合が連続し、活動費が底をつきました。
すでに予定していた対外試合がまだ2件あるため緊急に問題を解決する必要がありました。
そこで私は、ジャガイモ農家が人手不足で困ってるという情報をキャッチして、1週間の「集団アルバイト」を提案してメンバーの賛成を得ました。
貴社においても問題解決能力を活かして、スムーズな業務運営に寄与したいです。
真面目さ
私の強みは真面目さです。
大学2回生での縫製工場のアルバイトでは、不良品のチェックという地味な仕事に飽きて辞めていくアルバイト生が多い中で、最初の約束である半年間仕事を継続しました。
飽きるより、むしろ不良品の特徴を把握して早く発見できるようになるのが面白かったです。
不良品が見過ごされてお客様に届いたら大変だという意識もありました。
貴社でも、真面目さを活かして誠実に業務に取り組みたいと思います。
素直さ
私の強みは素直さです。
外壁塗装の補助作業のアルバイトをしたとき、塗装前の壁の清掃で最初は何度もやり直しを命じられました。
十分きれいになったように思ったのですが、素直にやり直しに応じているうちに、どこに汚れが残っていたのかが次第に分かってきました。
この経験から、納得いかないことでもすぐ反発せずに、素直に応じることの大切さを知りました。
貴社でも、素直な気持ちで知識を吸収し、業務に貢献したいと思います。
前向きさ
私の強みは前向きさです。
課外活動の公園緑化の花壇づくりでは、苗が枯れる、肥料焼けする、害虫に食害されるなど次々にトラブルに見舞われました。
そんな時も常にポジティブな気持ちで、仲間を励ましながら植え替えをしていきました。
その結果、満開を迎えたこの春は公園を通りかかるたびに、そこで憩う人々を見て幸せな気持ちになりました。
貴社においても、トラブルが起きたときも前向きに仕事に取り組んでいきます。
几帳面さ
私の強みは几帳面さです。
ゼミの実験室の実験器具の整理では、使いっぱなしの乱雑さから実験の進捗効率が低下していたため、一度徹底的に整理整頓・清掃することを提案して自ら実行しました。
その結果、従来の器具の使いっぱなしがほぼなくなり、実験が効率的に進むようになりました。
器具の清掃も徹底されるようになり、研究室全体が明るくなりました。
貴社においても几帳面さを活かして正確で丁寧な仕事をしたいと考えています。
明るさ
私の強みは明るさです。
夏休みに町工場で紙器の組み立てのアルバイトをしてた時に、中年のパートさんと学生バイトの間の雰囲気が悪く、工場全体が暗い感じでした。
私はそんな中でも、雰囲気の悪さは気にせずに、パートさんたちに話しかけ、ランチも隣の席で食べていました。
その内にパートさんたちが学生に話しかけるようになり、工場内に笑顔や笑い声が増えました。
貴社でも、明るい雰囲気作りに貢献したいと考えています。
気配り
私の強みは気配りです。
酷暑が続いたこの夏は、囲碁という室内でのサークル活動でも体調を崩すメンバーが多く、今年こそはと思っていた学校対抗の団体戦でも、成績が危ぶまれる状態でした。
わたしは、部室の空調や照明、飲み物などに気を配って、メンバーの体調改善に努めました。
その結果、大会では団体準優勝の好成績を収めることができました。
貴社でも気配りを活かして、働きやすい職場づくりをしてきたいと思います。
努力家
私の強みは努力家なところです。
ITパスポートの資格取得を志して、毎日2時間の学習を自分に課しました。
最初は夕食後に勉強時間を取っていましたが、友人が訪ねてきたりでなにかと雑用、雑音が多かったので、朝型に切り替えて途切れない学習を継続しました。
その結果1年後に資格を取得することができました。
貴社においても、コツコツと努力を重ねる姿勢で業務にあたりたいと考えています。
責任感
私の強みは責任感です。
柔道部の会計担当として、学校側との連絡や、遠征費の計算、用具の購入から、交流会の予算まで、お金に関することのほとんどを担当していました。
部活動のお金といっても意外と大きな金額になるため、責任感をもって慎重にあつかいました。
その結果、用具や遠征の予算がショートすることもなく、不明金も発生せずに、無事に部活動を進行することができました。
貴社でも、責任感を持って業務に取り組む考えです。
向上心
私の強みは向上心です。
大学で習ったプログラミング言語のほかに独学で別の言語を学び、現在はオンラインスクールで応用スキルを身につけるために学習しています。
オンラインスクールは費用がかかりますが、実践的なスキルの向上のために必要だと考えて家庭教師のアルバイトを始めて費用をまかなっています。
貴社では、持ち前の向上心を活かして、自己成長しながら業務に貢献したいです。
好奇心
私の強みは好奇心です。
2回生のときに行ったカナダへの半年間の留学では、太平洋側から大西洋側まで1カ月かけて各地を巡り、土地土地の人と交流しました。
同じ国でも言語の違う人がいて、気候風土もまったく違うということに改めて驚くとともに、世界にはもっとさまざまな価値観があり、さまざまな人々が暮らしているのだろうなという好奇心に駆られました。
貴社においても、好奇心を活かして業務に新しい分野を開拓していきたいと考えています。
チャレンジ精神
私の強みはチャレンジ精神です。
大学1回生のときに日本百名山の踏破を思い立って、現在36山を登りました。
学生の身分のため、このチャレンジの最大の課題は登山費用の捻出です。
現在は塾の講師と個人家庭教師をかけもちでやっています。
学業と登山、アルバイトのかけもちは正直厳しいと思うことはありますが、一度決めた目標にはあきらめずチャレンジを続けたいと思います。
貴社でも、あきらめないチャレンジ精神で業務にあたりたいと思います。
負けず嫌い
私の強みは負けず嫌いなところです。
負けたまま終わるのが嫌なばかりに、小学生で始めた柔道に今も取り組んでいます。
高校生のときに、自分にはオリンピックに出場するような才能はないことを自覚しましたが、それでもやめる気にならず、負けて帰った翌日はこの次には勝ってやろうと考えています。
貴社でも、持ち前の負けず嫌いの精神で業務に全力で挑んでまいります。
【短い自己PRの例文】短い自己PRも対策をして好印象を与えよう
ここまで、短い自己PRの作り方について解説してきました。
短い自己PRでも、しっかり対策したものと、そうでないものは企業の印象が大きく異なります。
結論、具体的なエピソード、結果、今後のビジョンという自己PRの構成要素をふまえ、それぞれのポイントで何を書いたら良いのかを、しっかり研究しましょう。
もっとも重要なポイントは、企業に採用メリットを感じさせる自己PRです。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート