アルバイトは、ガクチカのエピソードにしやすいため、多くの人がアルバイトで頑張ったことや工夫したことなどをガクチカとして取り上げるものです。
しかし、初めてガクチカを書くときやそもそも文章を書くことが苦手な人などは、「書きやすい」といわれるアルバイトのガクチカでも、書き方に困ってしまうことは少なくありません。
そこで今回は、就活生向けに、参考にできるアルバイトのガクチカ例文集を紹介していきます。
例文を参考にすれば、基本的な文章の流れや言葉のチョイスなどを勉強できるため、困ったときはぜひチェックしてみてください。
【人気】飲食店アルバイトのガクチカ例文
飲食店アルバイトは、多くの学生が経験するアルバイトの一つなので、ガクチカのエピソードとして非常に人気があります。
アルバイト中はホール・キッチン問わずさまざまな仕事を経験し、周りと協力する姿勢を学んでいけるため、ガクチカのエピソードにできる出来事がたくさんあるものです。
ガクチカの中では、自分はどのような役割で活躍したのか・困難や問題に対してどのような工夫をしたのかなどを、具体的に盛り込んで説明しましょう。
そして結果として、何を学んだのかアピールすることで、自分の価値観やものの感じ方などを伝えることができます。
では、以下から飲食店アルバイトのガクチカ例文をいくつかチェックしていきましょう。
飲食店×接客のエピソード
私が学生時代に力を入れたことは、アルバイトでリピーターのお客様を増やすために接客スキル向上に努めたことです。
アルバイト先のカフェは観光客が多く、来店頻度が低いことが課題でした。
そのため私は、また来たいと思っていただくためには気持ちの良い接客が重要だと考え、笑顔と親しみのあるプラスαの会話を意識し、迷われているお客様には積極的におすすめメニューの提案を行いました。
結果、常連のお客様が増え、月間の売上目標を達成することができました。
今回の経験から、私はお客様のニーズに合わせた対応の重要性を考えたうえで、努力を継続することの大切さを学びました。
入社後もお客様のニーズを意識して行動し、信頼されるスタッフとして売上に貢献したいと考えます。
飲食店×キッチンのエピソード
私は大学時代に、レストランのキッチンのアルバイトで、業務効率化に尽力してきました。
アルバイト先は、夜の忙しい時間帯になるとオーダーが溜まってしまい、調理が間に合わない状況が続いていました。
そこで私は段取りを工夫し、事前に食材の下準備を進めることで調理時間の短縮に取り組みました。
この結果、ピーク時の待ち時間は50%も減少し、店舗全体の作業効率が向上しました。
私はこの経験により、効率的な作業計画を立てて物事に取り組む姿勢と、柔軟な対応力を身につけました。
御社に入社したあとも、計画的かつ効率的な行動を常に意識し、いち早く現場で活躍できる社員になりたいと思います。
アルバイトのガクチカ例文集1【職種別】
続いて、アルバイトのガクチカ例文を、職種別に紹介していきます。
アルバイトのガクチカではさまざまなエピソードをピックアップできるため、例文を参考にする際は、職種別にどのようなガクチカがあるのかぜひチェックしておきましょう。
今回紹介する例文の職種のパターンは、以下のとおりです。
- スーパー
- アパレル
- コンビニ
- カフェ
- 塾講師
- 居酒屋
- ホテル
- 薬局
具体的な職種によってエピソードの内容や、その職種ならではの鍛えられる能力は異なるものです。
魅力的なガクチカを書くためにも、自分の職種に近いガクチカ例文をぜひチェックしてみてください。
スーパー
私が学生生活の中で力を入れたことは、スーパーのアルバイトを経験する中で、品出し作業の効率化を目指したことです。
アルバイト先のスーパーは、業務が忙しい時間帯に品出し作業が追いつかず、商品が十分に陳列されていないことが課題でした。
そこで私は商品配置の順序の見直しを図り、通路ごとに品出し担当を決めることで、作業スピードを向上させました。
その結果、忙しい時間帯でも品出しをスムーズに終えることができ、お客様が商品を見つけやすくなったことで顧客満足度向上にもつながりました。
私はこの経験から、効率的に仕事を進めるために工夫することで、たくさんの成果を得られることを実感しました。
入社後も効率を考えながら業務に取り組み、成長スピードの早い社員として会社に貢献したいと考えています。
アパレル
私が学生時代に力を入れて取り組んだことは、アパレルのアルバイトでの販促業務です。
アルバイト先は来店客数は多いものの、商品の売れ残りが多く、在庫が余ってしまうことが課題でした。
そこで私は季節ごとに特設コーナーを作ることを提案し、お客様が商品を選びやすい状況を作りました。
これにより、売れ筋商品が増えたことで販売数は20%増となり、売れ残る商品も少なくなりました。
私は今回の経験から、売上を伸ばすために課題と向き合い、創意工夫することの大切さを知りました。
貴社に入社した際も、販売の課題と徹底的に向き合うことで、解決に尽力したいと考えています。
コンビニ
私は学生時代に、アルバイトで売り場レイアウトの改善に努めてきました。
アルバイト先のコンビニエンスストアは、目立たない位置にある商品の売上が低迷していたことが課題でした。
そこで私は売れ筋商品を入口近くに配置することを提案し、どうしても目立たない場所に配置せざるを得ない商品については、ポップを作ることでお客様の注目を引く工夫をしました。
この結果、伸び悩んでいた商品の売上が1.3倍に向上し、店舗全体の収益増加にも貢献しました。
私はこの経験を通して、顧客目線での売り場レイアウトの重要性を学びました。
御社に入社した際もお客様のためになる行動を常に意識し、顧客満足度向上と会社の利益向上に貢献したいと考えています。
カフェ
私は学生時代にカフェでアルバイトを経験し、チームワーク向上を目標として尽力してきました。
店舗はランチタイムになると混雑し、お客様の待ち時間が通常の倍以上になってしまう課題がありました。
そのため私はランチタイムを迎える前の準備が大事だと考え、午前中のうちからレジ担当と調理担当で積極的にコミュニケーションを取るようにしました。
結果、ランチタイムを迎える頃には自然と両担当のやり取りが増え、連携性が高まったことで業務が効率化し、長い待ち時間は解消されました。
私はこの経験から、チームワークを発揮しやすい職場づくりが大事であることを学びました。
入社後も周りとのコミュニケーションを積極的に取り、業務効率を高めたうえで、お客様に高品質なサービスを提供したいと考えます。
塾講師
私は大学生活の中で塾講師のアルバイトをしており、生徒の成績向上に貢献してきました。
指導方法にはマニュアルがあるのですが、マニュアルに沿って指導しても成績が向上しない生徒がいたため、塾内ではマニュアルの見直しが課題となっていました。
そのため私は、上司と相談したうえで授業内容を見直し、必要に応じて生徒ごとに個別相談の時間を設けました。
結果として、担当した生徒たちの苦手な部分を把握できたため、生徒たちの成績は向上し、保護者からの信頼も獲得できました。
この経験から、理解度に合わせた指導方法や説明スキルを身につけることができました。
入社後も相手の理解度に配慮することを徹底し、複雑な商品についてもわかりやすい説明と提案ができるスタッフになりたいと考えています。
居酒屋
私が学生時代に力を入れたことは、居酒屋のアルバイトで、接客改善に努めたことです。
アルバイト先の居酒屋は、立地が良いため来店数や売上は良いものの、接客については時々お叱りの声をいただくことが課題でした。
そのため私は、常連のお客様には名前を覚えて挨拶し、新規のお客様にはおすすめメニューを提案することで、親しみやすい接客を徹底しました。
結果、リピーターが以前よりも多くなり、お客様アンケートでは接客についてお褒めの言葉をいただく機会が増えました。
この経験により、私はお客様の立場に立って接客することの大切さを学びました。
入社後も身につけた接客スキルを積極的に発揮し、お客様にとって居心地の良い店舗づくりに貢献したいと考えています。
ホテル
私はホテルのアルバイトをしているため、学生時代は、アルバイトを通じてコミュニケーション能力向上に努めてきました。
アルバイト先のホテルは、英語ができるスタッフが少なかったため、外国人観光客のお客様とコミュニケーションが取りにくいことが課題でした。
そこで私は、ホテル業務で活用できる英語フレーズをたくさん覚え、日常会話はできなくても必要なコミュニケーションは取れるように尽力しました。
結果、外国人のお客様から「素晴らしいホテルだった」との評価をいただく機会が増え、クレームが0件だった月もありました。
私はこの経験を通して、柔軟な対応力と、自分にできることを努力し成長する向上心を身につけられました。
入社後も、さまざまなニーズを持つお客様に対して柔軟に対応し、相談しやすいスタッフになりたいと考えています。
薬局
私が学生時代に力を入れて取り組んだことは、薬局でのアルバイトで顧客対応を効率化させたことです。
薬局では、混雑する時間帯にお客様をお待たせすることが多く、業務が滞ることが課題でした。
そのため私は、商品棚の配置を見直し、売上の良い商品をレジ近くに並べる提案をしました。
また、薬の在庫チェックや商品補充のタイミングを変更することで、レジ対応がスムーズになるよう工夫しました。
結果、待ち時間が短縮され、品出しなどのほか業務が遅れてしまうことも解消されました。
今回の経験を通じて、私は業務効率化は多くのプラスの効果をもたらすことを知りました。
入社後も一つひとつを業務に真剣に取り組み、必要に応じて工夫を加えることで業務改善に努めたいと思います。
アルバイトのガクチカ例文集2【業務別】
ここからは、アルバイトのガクチカ例文の中でも、複数の業務にスポットを当てていきます。
アルバイトのエピソードと一口にいっても、取り組んだ業務は人によってさまざまなものがあります。
自分の担当する仕事をガクチカでどう書けば良いのかわからない…となったときは、業務別にガクチカの例文をチェックしてみましょう。
紹介する例文では、以下の業務をピックアップしています。
- 接客
- キッチン
- レジ
- 受付
- 営業
接客などよくある業務なので、参考にできるポイントは多いはずです。
では、具体的な書き方や文章の流れなどを見ていきましょう。
接客
私が学生時代に力を入れたことは、アルバイト中の接客課題を解決したことです。
アルバイト中は、ピーク時にレジが混雑し、お客様を長くお待たせしてしまう課題がありました。
そのため私はレジ業務に集中しながら、ほかの従業員にも混雑時の応援を依頼するような業務の流れを店長に提案し、対応してもらいました。
その結果、レジ待ち時間が少なくなり、お客様アンケートでは高評価をいただく機会が増えました。
私はこの経験により、課題解決のために試行錯誤することも重要性を実感しました。
今後も培った課題解決能力を発揮し、貴社に入社した際も、接客の課題を一つひとつ解決していきたいです。
キッチン
私が学生時代に力を入れたことは、飲食店のアルバイトでのキッチン業務です。
アルバイト先は、忙しい夜の時間帯にスムーズに料理を提供できないことが大きな課題でした。
そこで私は、各メニューの調理手順の見直しを提案し、準備のタイミングを整えることで、注文から提供までの時間を短縮しました。
以前から手持ち無沙汰になるタイミングが生まれてしまうことがあり、手順の見直しが必要だと感じていたメニューが多くあったからです。
結果、より効率的な提供が可能となったことで回転率も上がり、売上も1.2倍に伸びました。
この経験から、常に作業効率化を意識して行動することも大切さを知りました。
貴社に入社した際も、状況を見ながら効率的に行動し、サービスの品質向上につなげていきたいと考えています。
レジ
私は学生時代に、アルバイトでのレジ対応に力を入れて取り組んできました。
アルバイト先のスーパーは、レジ待ちの行列が長くなることが課題で、ひどいときは列が店舗の外に出てしまうことがありました。
そこで私は迅速かつ正確に対応するよう心がけ、また隙間時間を活用し、商品のバーコード位置を整える工夫を実践しました。
結果、待ち時間が短縮され、周りのスタッフにも同じやり方が広まったため、行列が店舗の外に出てしまうことはなくなりました。
この経験から、一つひとつの仕事に対して工夫を凝らして取り組むことも大事さを実感しました。
入社後も業務スピードを高めるための工夫を常に忘れず、現場の生産性向上に貢献したいと考えます。
受付
私は大学時代に、美術館の受付アルバイトに力を入れて取り組んできました。
館内は広かったため、よく迷われてしまうお客様がいることが課題でした。
そのため私は、初めて来られる方にもわかりやすく案内できるように、館内の案内マップを見やすい位置に設置できないか提案しました。
結果、以前と比べて場所や行き方を聞かれることが少なくなり、その他の雑務作業が滞ることもなくなりました。
私はこの経験によって、お客様の目線に立つことの重要性を実感し、社会人になったあとも常にこの姿勢を忘れずないようにしたいと考えました。
御社に入社した際はお客様の不安や疑問に寄り添い、最適なプランを提案できるスタッフになりたいです。
営業
私が学生時代に力を入れたことは、アルバイトで経験した営業活動です。
アルバイト先の雑貨店は、なかなか新規のお客様獲得につながらないことが大きな課題でした。
そこで私は、SNSの簡単な管理業務を任されていたため、その管理業務を進める中でおすすめ商品の情報発信を行っても良いか提案しました。
これにより、SNSのおすすめ商品とキャンペーン情報がきっかけで、新規のお客様の来店件数が増加しました。
私はこの経験から、積極的に営業機会を創出することの大事さと、SNSでの広報活動の有効性を学びました。
御社に入社した際もWebマーケティングを積極的に勉強させていただき、購買の成果を出せる社員になりたいと考えています。
アルバイトのガクチカ例文集3【アピールポイント別】
アルバイトのエピソードをガクチカで取り上げる際は、人によってアピールしたいスキルや強みがさまざまあるはずです。
ガクチカの例文を参考にする際は、そういったアピールポイントに先に焦点を当て、自分がアピールしたいことに近い例文をチェックすることが重要といえます。
そのためここからは、アピールポイント別にアルバイトのガクチカの例文を紹介していきます。
紹介する例文では、以下のアピールポイントをピックアップしています。
- 継続力
- コミュニケーション能力
- 協調性
- 責任感
- チームワーク
- 笑顔
いずれもアピールすることで採用担当者から良い印象を獲得しやすくなるため、上記の強みやスキルを積極的に伝えたい人は、例文をもとに自分なりのガクチカを完成させてみましょう。
継続力
私が力を学生時代に力を入れたことは、2年間続けたアルバイトでの業務改善です。
私の働いていたカフェは、常に多くの注文が入っていたため、業務の効率化が課題でした。
私は長く働き続ける中で「隙間時間に事前準備を重ねること」が重要だと学んだため、継続的に実践し続けた結果、効率的に準備を進められるようになり、提供スピードを上げることができました。
店長からも準備が的確なスタッフとして評価していただき、新人の教育担当として指名いただく機会もありました。
この結果から、私は継続的に物事に取り組めば、学びを得て成果につなげられることを知りました。
入社後も継続的に施策に取り組むことで、その経験を学びに変え、積極的に成果を出せる社員になりたいと考えます。
コミュニケーション能力
私は学生時代にアルバイトに積極的に取り組み、コミュニケーション能力を発揮してきました。
アルバイト先のレストランは、夜の時間帯は毎日のように忙しかったため、お客様一人一人に対する接客の質が落ちてしまうことが課題でした。
そのため私は、忙しいときこそ気を抜かずに、丁寧に対応すること、質問や要望に応えることを徹底しました。
結果、お客様からお褒めの言葉をいただく機会が多くなり、リピーター増加のきっかけにつなげることができました。
この経験を通して、対話を通じて信頼関係を築くことの大切さを勉強しました。
貴社に入社した際も、鍛えたコミュニケーション能力を積極的に発揮し、丁寧な接客ができるスタッフとしてお客様から信頼を獲得していきたいと考えます。
協調性
私が学生時代に力を入れたことは、アルバイトでチーム内での協力体制を構築したことです。
アルバイト先の飲食店は、ホールとキッチンの連携不足が課題で、提供ミスにもつながっていました。
そのため私は、自分の担当であるホールだけでなく、キッチンのスタッフとも積極的にコミュニケーションを取り、ホールとキッチンでやり取りしやすい空気づくりに尽力しました。
結果、現場の連携が強まり、頻発していた提供ミスは0件になることもありました。
この経験を通じて、協調性の大切さを理解し、チームワークを高めて働くことのやりがいを知りました。
貴社に入社した際も協調性を発揮して周りとコミュニケーションを取り、業務品質向上に努めていきたいです。
責任感
私が学生時代に力を入れたことは、責任感をもってアルバイトの業務に取り組んだことです。
私は高校生のときから同じスーパーで長くアルバイトを続けてきたため、責任あるポジションとして、精算作業を任せていただくことがありました。
当時はレジの精算ミスが起こることが課題だったため、責任者として自らチェックリストを作成し、精算ミス防止に貢献しました。
結果、ミスの件数は減少し、責任感をもって業務に取り組む姿勢を店長には褒めていただきました。
私はこの経験から、一つひとつの業務に責任をもって取り組むことの大事さを知りました。
入社後も責任感を大事にし、お客様の抱える課題を解決していきたいと考えます。
チームワーク
私は学生時代に、アルバイトでチームワークを発揮してきました。
アルバイト先は駅前のコンビニエンスストアで、忙しい時間帯はレジが非常に混雑するため、ピーク時はレジだけでなく品出しも進まないことが課題でした。
そのため私はみなと相談し、効率よく業務を進められるように、全員で作業を分担して動くことを実践しました。
結果、忙しい状況下でもスムーズにレジや品出し業務が進み、終業時間までに作業が終わらないという事態もなくすことができました。
今回の経験を通じて、私はチームワークを意識して動くことの重要性を学びました。
御社に入社した際は、周りと声を掛け合って一つひとつの仕事を進めることを心がけ、作業スピードの向上に貢献したいと思います。
笑顔
私が学生時代に力を入れたことは、アルバイトで笑顔を絶やさずに接客することです。
アルバイト先のカフェは、常連のお客様が増えないことが課題でした。
そのため私は、繰り返し来店してしまうことの理由には心地よい接客も含まれていると考え、お客様に対して常に笑顔でいることを心がけました。
結果、以前よりリピーターが増え、店舗の売上も20%向上しました。
お客様から接客が良いと褒めていただく機会も増えたため、自信につながり、笑顔が与える良い影響力を実感しました。
貴社に入社したあとも、接客業務に従事する際は常に笑顔を大事にし、リピーターの絶えない店舗づくりに貢献したいと考えています。
アルバイトのガクチカ例文集4【エピソード別】
ここからは、複数のエピソードをピックアップし、アルバイトのガクチカの例文を8つ紹介していきます。
アルバイトのガクチカを書くにあたって例文を参考にする際は、自分が書こうとしているエピソードに似たものがあると、より参考にしやすいでしょう。
今回紹介する例文でピックアップしているエピソードの内容は、以下のとおりです。
- 新人教育
- 長く続けた
- 掛け持ち
- 後輩指導
- 売上貢献
- 定着率
- 効率化
- クレーム対応
アルバイトではさまざまな経験をするため、どのようなエピソードが良いか迷った際は、例文を参考にしたうえで書きやすいエピソードを持ってくることも大切です。
では、それぞれを見ていきましょう。
新人教育
私が学生時代に力を入れたことは、アルバイトでの新人教育です。
アルバイト先のドラッグストアでは、新しく入ったスタッフが仕事に慣れるまで時間がかかることが課題でした。
そこで私は店長と相談したうえで、指導用マニュアルを作成し、業務を分かりやすく説明するように努めました。
結果、新人は早く業務になじめるようになり、新人教育でリソースが削られてしまう期間を短縮できるようになりました。
この経験により、相手の疑問や不安に寄り添って教えることの重要性を学んだと同時に、わかりやすく説明するスキルを磨くことができました。
貴社に入社した際は、いち早く業務に慣れて成果を出し、ゆくゆくは新人の教育担当を任せていただけるように成長したいです。
長く続けた
私が学生時代に積極的に取り組んだことは、3年間続けたアルバイトで、常に向上心をもって業務をこなしてきたことです。
アルバイト先のレストランは、慢性的に人手不足が課題となっていました。
そこで私は経験を積むことで自分にできる業務を増やしてもらえるように相談し、新人指導や発注管理なども任せていただけるようになりました。
結果、担当できる業務が増えたことで社員の方のサポートができ、人手不足の課題を解決することができました。
この経験から、継続することで技術を高め、チームの一員として貢献することの大切さを学びました。
入社後も継続的にスキルを磨いて成長し、いち早く先輩方の力になって活躍したいと思います。
掛け持ち
私は大学時代に、2つのアルバイトを掛け持ちし、うまく両立することに力を入れてきました。
最初は2種類の仕事をこなすことに慣れず、体調管理やシフトの調整が課題でした。
そのため私は、スケジュールアプリを活用してシフトのミスが起こらないように管理を徹底し、体調を崩さないように基本的な生活習慣を整えました。
この結果、両方のアルバイトで遅刻や欠勤をすることはなく、それぞれで真面目な働きぶりを評価していただけました。
この経験によって私は、自己管理能力と計画性を身につけることができました。
入社後は、計画を立てながら、効率よく複数の業務をこなせる社員になることが目標です。
後輩指導
私は大学時代のアルバイトで、後輩指導に力を入れてきました。
アルバイト先のカフェは、マニュアルが古いものだったためあまり機能しておらず、後輩が仕事に慣れるまでに時間がかかっていました。
そのため私は、店長に相談したうえでマニュアルの見直しを図り、後輩がわからないと感じていることを一つひとつ丁寧に確認していきました。
この結果、後輩たちはスムーズに業務をこなせるようになり、店舗全体の作業効率も向上しました。
店長からは見直しやマニュアルを褒めていただき、その後の新人教育の際に使っていただけるようになりました。
この経験から、目的達成のために創意工夫することの大事さを学び、課題解決能力を身につけました。
入社後も一つの課題と徹底的に向き合い、解決に向けた工夫や試行錯誤には、常に貪欲でいたいと考えています。
売上貢献
私が学生時代に力を入れたことは、アルバイト中の売上アップへの取り組みです。
私が働いていた雑貨店では、特定の商品があまり売れていないことが課題でした。
そこで私は、複数のキャンペーン案を店長に伝え、その商品を購入したお客様に特典をつける販売促進を実践しました。
結果、売上が目標に届き、達成率は110%と好成績を残すことができました。
その後の店舗の売上アップのためのキャンペーンとして私の案は定着し、店長からは感謝の言葉をいただきました。
私は今回の経験で、売上目標達成に向けた創意工夫の大切さや、チャレンジ精神を学びました。
御社に入社した際も、売上アップのために常に創意工夫を凝らす意識を忘れず、成果につなげていきたいと考えています。
定着率
私は大学時代に、アルバイトを通じて、スタッフの定着率向上に向けて積極的な取り組みを行いました。
アルバイト先のスーパーは、新人スタッフの早期離職率が高いことが大きな課題でした。
そのため私は、新人アルバイトがすぐに業務や職場環境になじめることを意識し、指導方法の変更を提案しました。
それまでは1時間程度教えて売り場に出ていたのですが、もっとじっくり教育することを大事にし、座学での研修時間を3倍に増やしました。
結果、じっくり基礎を身につけたうえで新人が業務に取り組めるようになり、スタッフの定着率が向上しました。
私はこの経験を通じて、環境改善とそれにチャレンジする姿勢が仕事をするうえで重要であることを知りました。
御社に入社した際も、積極的に業務に取り組み、課題に対しては改善策を率先して実行したいと考えます。
効率化
私が大学時代に力を入れたことは、アルバイト先での業務効率化です。
働いていた飲食店では、人手が限られていたため、オーダーが重なった際に調理や提供が遅れることが課題でした。
私は、役割分担に沿って仕事をこなすことで効率化が図れると考え、スタッフ内で細かく役割分担することを提案しました。
これにより、効率的に調理ができるようになり、待ち時間の解消につながりました。
今まで分担がなくその場でやれることをそれぞれがやっていたため、仕事がしやすくなったとほかのスタッフからも感謝の言葉をもらいました。
これにより、私は問題解決力を身につけ、仕事では効率化のための創意工夫が大事であることを知りました。
入社後も「どうすればもっと早く的確に作業できるか」を常に考え、真面目に一つひとつの業務と向き合っていきます。
クレーム対応
私が大学時代に力を入れたことは、アルバイトにおけるクレーム対応です。
アルバイト先の飲食店は混雑しやすく、待ち時間も長かったため、定期的にお客様からお叱りの声をいただいていました。
私はアルバイトリーダーだったため、責任をもってお客様の声を真摯に受け止め、おっしゃっていることを一つひとつ丁寧にヒアリングすることを徹底しました。
結果、最終的には「今の対応が良いからもう大丈夫」と言っていただけることが多くなり、店長にも対応の丁寧さを褒めていただきました。
これにより、リピーターになってくださるお客様も増えました。
今回の経験を通じて、私は、どのような場合でも誠実に対応することの大切さを学びました。
御社に入社した際も、お客様の伝えたいことに真摯に耳を傾け、高品質な接客を実践したいと考えています。
アルバイトのガクチカはポイントをおさえて書こう
アルバイトのガクチカを書く際は、ポイントを押さえることが重要となるため、大事なポイントはぜひ例文から学んでいきましょう。
例文を参考にすれば、文章の流れや表現方法、言葉のチョイスなどを勉強できるため、文章を書くことが苦手な人でも書きやすくなります。
アルバイトのエピソードでは、さまざまな出来事や身につけた強みなどを話せるので、ガクチカとして取り上げやすいことがメリットです。
しっかりとポイントを押さえたうえで、アルバイトのエピソードを活用して魅力的なガクチカを作成しましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート