目次[目次を全て表示する]
【就活】7月に内定がないのはやばい?
大学4年生の7月の時点で内定が得られておらず、焦っている人も多いでしょう。
そこで今回は、7月に内定が得られていないとやばいのか、そして同年代の人はどのくらい内定を得ているのかについて紹介しつつ、今からでも受かりやすい業界についても紹介します。
7月の大学4年生の内定率は約80%
まず結論として、7月の段階で内定を獲得している大学4年生はおよそ80%程度です。
6月と比べて、内定率自体は実はそこまで大きく変化しません。
しかし、大きな変化があるのが就活終了率です。
6月は内定を獲得している人のうち、6割程度がまだ就活を継続しています。
つまりまだ第1志望の選考が終わっていない、もしくは就活に納得がいっていない人たちが6割ということです。
焦る必要はありませんが、「のんびりしている時間はない」ということは覚えておきましょう。
【就活】7月に内定がない人の特徴3選
大学4年生の7月の段階でまだ内定が1つも得られていない人の特徴は大きく分けて3つ存在します。
以下の特徴に自分が当てはまるかを踏まえた上で、後ほど紹介する7月から内定を獲得する3つの方法に取り組んでみてください。
1.就活に出遅れてしまった
まず、就活に出遅れてしまっている人の多くは7月の段階でもまだ内定を得られていません。
部活動やサークル活動、ボランティア活動はもちろん、留学やインターンシップなどに参加していた場合、就活の準備を始めるタイミングが遅れてしまうこともあります。
また、ゼミの研究が忙しいなどの理由で学業に集中しすぎてしまい、就活を後回しにしてしまうケースもあります。
就活のスタートが遅れるとエントリーシートの対策や企業説明会への参加などの機会を逃してしまい、選考プロセスに乗り遅れることになります。
2.選考対策が不足している
選考対策が不足しているというのも7月の段階でまだ内定が得られていない人の大きな特徴の1つです。
面接対策やエントリーシートの作成、業界研究や企業研究が不十分である人は非常に多いです。
このような状態ではいくら選考を受けても、なかなか通過できないでしょう。
特に面接対策ができていない学生はどう対策をすれば良いかわからないことが多く、結果的に不合格になることが多いです。
面接では自分の強みや経験を自信を持って分かりやすい言葉で説明する必要がありますが、これがうまくできない人は評価されません。
また、エントリーシートでも自己PRや志望動機を具体的に書く必要がありますが、これが曖昧だと印象が薄くなり、選考通過することは難しいです。
しっかりと対策を行い、自分の強みをアピールポイントを明確に伝えられるようにすることが大切です。
3.就活の軸とゴールが定まっていない
就活の軸とゴールが明確に定まっていない人も、内定獲得が難しいです。
就活の軸が定まっていないと志望動機や自己PRに一貫性がなくなってしまい、企業側にとって魅力的に映らないことが非常に多いです。
例えば「どの業界でも福利厚生が良ければいいや」と考えている方は、具体的な目標がないため、企業の求める人物とマッチしにくくなってしまいます。
また、将来のビジョンがない方も面接での質問に対して曖昧な回答しかできず、信頼性を欠くことが多いです。
就活の軸を明確にして自分が何を目指しているのかを具体的に考えることで、企業に対して自分の魅力をアピールしやすくなり、内定獲得の可能性が高まります。
【就活】7月から内定を獲得する3つの方法
大学4年生の7月から内定を獲得するためにぜひ取り組んでほしい対策は大きく分けて3つ存在します。
1つと言わず、ぜひ全てに取り組み、企業にとって魅力的な人材への成長を目指して工夫してみてください。
1.誰かに相談する
7月からの就活対策においては、ぜひ誰かに相談するようにしてください。
この時期になるとすでに内定を獲得している友人が非常に多くなり、相談することで実際の体験談や有益なアドバイスを得ることができます。
特に自分がどのような業界や企業に向いているか、面接で注意した方が良い点など、具体的なアドバイスを受けることもできます。
また就活エージェントを活用するのも有効な手段です。
エージェントは就活の専門家であり、最新の求人情報や選考対策のコツを分かりやすく教えてくれます。
自分に合った企業を見つけやすくなり、効率的に内定を獲得するための、最も信頼できるパートナーです。
友人や知人に相談しにくい場合でも利用しやすいため、ぜひ気になる方はいくつか登録してみましょう。
2.自分ならではの強みを探す
自分ならではの強みを探すというのも、他の就活生と差別化を図る上で非常に重要です。
この時期になると同じような状況の就活生が非常に増えるため、自分だけの強みを見つけることが求められます。
自己分析を通じて自分の過去の経験やスキルを振り返り、他の就活生にはない、独自のアピールポイントを見つけましょう。
例えばゼミやアルバイトでのプロジェクトにおけるリーダーシップ経験や顧客対応スキルなど、自分だけの強みを具体的に把握することが大切です。
またその強みをどのように企業に対してアピールするかも考える必要があります。
具体的なエピソードや成果をもとに自己PRや志望動機を作成し、面接で自信を持って話せるように準備しましょう。
3.とにかくエントリー数を増やす
とにかくエントリー数を増やすことも、7月から就活を成功させるためには重要な対策です。
「何も興味がない企業にも応募しろ」というわけではありませんが、少しでも興味があるところならば、ひとまず応募してみましょう。
内定を得られたからといって、絶対に就職しなければならないわけではないからです。
多くの企業にエントリーすることは、チャンスを増やすだけでなく、就活本番という最高の練習の舞台を複数経験できるということでもあります。
様々な企業の選考を経験し、面接やエントリーシートの対策の質を向上させられるのです。
ぜひ、これまでエントリーするか悩んでやめた企業があるならば、積極的に応募するようにしましょう。
【就活】7月に絶対やるべきこと4選
大学4年生の7月から内定を獲得するためにぜひ行ってほしい対策については先ほど紹介しましたが、絶対にやらなければならないことは大きく分けて4つ存在します。
以下の対策は行って欲しいというレベルではなく、絶対に行わなければならないことです。
ぜひ、自分が力を入れて取り組めていなかったと思うものがあれば、それを中心に全力で取り組んでみてください。
1.自己分析
自己分析は就活の成功に欠かせない絶対に必要なステップです。
「これまで何度も行った」と思う人もいるかもしれませんが、まずはひとまずもう一度自己分析をしっかりと行い、自分の強み、弱み、価値観を明確にしましょう。
もう一度やり直すことで、現在の自分に合った就活の軸を再確認できる可能性が高いです。
自己分析を通じて自分のキャリアビジョンや目指すべき方向性を明確にしましょう。
また、自己分析の結果をもとにエントリーシートや面接のために用意しておいた回答を修正するのもおすすめの対策です。
就活を進める中で再発見できた自分の要素や強み、弱みなどについて触れながら、修正を繰り返すことで、より質の高いエントリーシートや面接の回答を用意できます。
2.業界研究
いくら自分に関する理解を深められていたとしても、目指す業界について何もわかっていなければ、なかなか就活はうまくいきません。
業界研究を通じて自分が目指す業界や企業についての理解を深めるようにしましょう。
業界ごとの特性や求められるスキル、今後の業界の展望やトレンドなどについて調べ、自分の自己分析の結果と照らし合わせてみましょう。
例えば自分が持っているスキルや経験がどのような業界で活かせるのか、どの企業が自分のキャリアビジョンに合っているのかを考えることも大切です。
また、業界研究を行えば企業の選考プロセスや求められる人物像についての理解もおのずと深まります。
業界研究をしっかりと行い、相手が求めている回答を用意することで成功率を高められます。
3.リフレッシュする
就活において、リフレッシュは非常に重要です。
確かに遊んでばかりいては内定を得ることができませんが、四六時中就活のことだけを考えてストレスを溜めても内定を得ることは難しいです。
リフレッシュすることでストレスを解消し、心身の健康を保つこともできます。
例えば、趣味に没頭する時間を作ったり、友人とリラックスした時間を過ごしたりすることで、気分転換を図りましょう。
リフレッシュすることで新たな視点やアイデアが生まれ、就活に対する意欲が回復するだけでなく、自己PRのより良い表現も見つかることもあります。
うまく息抜きができる人は自然体で選考に臨むことができ、最終的に内定を獲得する確率も高まります。
4.就活エージェントに登録する
「忙しい人でも、ひとまず就活エージェントだけでも登録した方が良い」といえるほど、抜本的な対策です。
就活エージェントはプロの目線から就活生に対して専門的なサポートを提供してくれるだけでなく、様々なアドバイスもしてくれます。
自分に合った求人情報を提供してもらえるほか、面接対策やエントリーシートの添削など個別のサポートを受けることも可能です。
またエージェントは企業とのコネクションを持っており、一部の選考を免除されたり、特別な選考ルートを利用できたりする場合もあります。
エージェントを利用することで効率的に就活を進め、早期に内定を獲得するチャンスを広げられることもあるのです。
【就活】7月からでも内定が比較的取りやすい業界
大学4年生の7月からでも比較的に内定が取りやすい業界というものは大きく分けて3つ存在します。
ぜひ以下の3つの業界の中で興味があるものがあるならば、業界研究そして企業研究を進め、エントリーしてみてください。
1.IT業界
IT業界は比較的7月からでも内定を獲得しやすい業界の1つです。
IT業界は技術の進歩が非常に早く、常に新しい人材を求めているため、年中採用枠を設けている企業が多く存在します。
さらにIT企業は未経験者を積極的に採用し、入社後の研修でスキルを習得させる場合も多いです。
7月の時点でも多くの企業が新卒採用を継続しているため、就活に出遅れてしまった学生でも十分にチャンスがあるといえます。
ただし、この時期になると募集している職種が限られている場合もあるため、注意が必要です。
例えば、エンジニアやプログラマーなど、特定の技術や知識が求められる職種が多いです。
したがって、自分の興味やスキルに合った職種を選び、しっかりと業界研究を行ってから応募するようにしましょう。
2.介護・医療業界
介護や医療業界は常に人手不足が課題となっているため、比較的に内定が出やすい業界です。
特にこの業界では高齢化社会の進行に伴い、介護や医療の需要が急激に増加しており、常に新しい人材が求められています。
介護職や医療事務などの職種は専門職が求められる一方で、未経験者や新卒者にも門戸が開かれている場合が多いです。
特定の資格や研修が必要な職種もありますが、事前に必要な資格を確認しておけば十分に対策が可能です。
また、介護や医療の現場では体力やコミュニケーション能力が求められるため、自分に適性があるかをよく考えた上で応募することが重要です。
社会貢献度が高くやりがいのある仕事が多いため、長く働き続けることができる環境も整っています。
3.中小・ベンチャー企業
界という括りには少しそぐわないかもしれませんが、中小企業やベンチャー企業は比較的内定を獲得しやすいです。
未経験者でもチャレンジしやすく、スキルや経験を積むことでキャリアアップを図ることもできます。
特に7月からの就活でも多くの企業は新卒採用を継続しているため、エントリーの機会が豊富です。
ただし、企業の規模があまり大きくはないため、情報収集や企業研究を十分に行い、自分に合った企業を見つけることが求められます。
中小・ベンチャー企業は成長意欲の高い学生を積極的に採用する傾向があり、若いうちから裁量権を持ち、多様な業務経験を積むことができる点が魅力です。
若いうちから裁量権を持ち、自分のアイデアや意見を反映させやすいというメリットもあります。
【就活】7月に内定がない時は就活エージェントを使おう
記事中でも何度か紹介しましたが、7月に内定がない人は就活エージェントを利用することをおすすめします。
「7月に絶対やるべきこと」でも説明しましたが、エージェントがしてくれるサポートは想像以上に幅広いです。
特に就活市場エージェントでは完全無料で企業の紹介から選考対策、企業との連絡まで徹底的にサポートしているため、気になる方はぜひ一度登録してみてください。
【就活】7月に内定がなくても焦らず就活しよう!
今回は大学4年生の7月の段階で内定が得られていない人の原因や対策、気をつけなければならないポイントなどについて紹介しました。
確かに、多くの同年代の人たちが内定を得られている時期ではあります。
しかし、焦るあまり、適切な対策ができないことも多いため、落ち着いて対策を進めることが重要です。
ぜひ本記事で紹介した内容を踏まえた上で、自分の課題を一つひとつ解決し、就活を進めていきましょう。
就活市場では、今後も新卒の就職活動に関する様々な情報を発信していきますので、ぜひ他の記事もご覧ください!
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
木下恵利
7月の段階では全体の6割が就活を終了しています。
したがって、まだ就活を続けている人は40%ということであり、過半数を下回ることになります。