就活を進めていると「NNT」という単語を耳にします。
内定がない人が「NNTなのでやばい」と落ち込んでいる様子をTwitterなどでも見かけますが、焦る必要はありません。
この記事では「内定ない...」「持ち駒がない」「選考に落ちた」という人でもNNTを脱却し、逆転内定を獲得する方法を、就活のプロが徹底解説します。
まずは気持ちを落ち着かせて、NNTになる理由、NNTを回避する方法を掴んでいきましょう。
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NNTとは何の略?
NNTとは「無い内定」の略です。
つまり、就活をしているけれどもまだ内定を得られていない学生のことを指す言葉です。
まだ就活に取り組んでいない学生は含まれないことを覚えておきましょう。
ただし、就活を進める上で絶対に覚えておかなければならない単語ではないため、「なんとなく」で、言葉の意味だけでも覚えておけば良いでしょう。
就活仲間に「まだNNTなんだよ」などと言われた際に、何を言っているのか理解できれば問題ありません。
「NNT」の発祥はX(旧Twitter)
こちらも就活を進めるにあたって必要不可欠な情報ではないため、サラッと読み流してもらって構いませんが、「NNT」という言葉の発祥はX(旧Twitter)であるとされています。
こんにちは、もうすぐ7月ですね、今日もNNTです。
— 25卒 (@lu77c) June 24, 2024
エントリーシートのことを「ES」と呼ぶことや、グループディスカッションのことを「GD」「学生時代に力を入れたこと」を「ガクチカ」など、このような就活でよく聞く用語や略語は、就活掲示板かSNSで生まれることが多いです。
もしあなたの周りで「NNT」という言葉の発祥がどこか知りたがっている人がいれば、教えてあげましょう。
ちょっと面白い情報なのですが、マイナビ 2024年卒 学生就職モニター調査 7月の活動状況では「あなたの周りで流行った「就活用語」は? 」という質問で「NNT」というワードが2位にランクインしていました。
昨年から就活生の中で流行り始めたワードだということがわかりますね。ただし、流行ったのは学生の中であって、企業は「NNT」という単語は使わないことには気をつけましょう。
何月までにNNTだとやばい?
まず結論として、この時期にNNTだからといって、焦る必要は全くありません。内定獲得のためには自分に何が足りておらず、今何をすべきなのかを落ち着いて考えることが大切です。
もちろん、あなたが少しでも興味のある業界のほとんどの企業が就活を締め切ってしまった後や、大学を卒業する直前になっても内定がないというのは焦るべき状況です。
しかし「6月だから」「7月だから」「それ以降だから」といって、必要以上に焦る必要はありません。
このメディアの記事や就活エージェントを適切に活用すれば、あなたが目指している業界の企業からの内定は十分に得られる可能性があります。
「NNT」の対義語は「ANT」
「NNT」の対義語は「ANT」です。
ANTとは「ある内定」のことで、NNTだった学生が「ANTになりました」などといった形でSNS投稿をする人が多いです。
【就活 知っておくべき略語】
— 25卒 就活|フクロウ大学職員の就職 (@yzM4r2DnVONwiAv) May 25, 2024
がくちか 学生時代力いれたこと
NNT 内定なし
NTT 電話屋
ANT 内定あり
お祈り 選考落ち
りくらぶ リクルートらぶ
おわはら 就活終われハラスメント
もちろん、普通に「内定がもらえました」と言う人が多いですが、ストレートに書き込むよりもややマイルドな書き方になるため、画面の向こうの就活仲間に余計なプレッシャーやマウントを取られている感覚を与えないように気を配っている人もいます。
自分の周りだけでなく、SNSの中でもANTの人が増えると焦るかもしれませんが、その人も少し前まではあなたのように焦っていた人であるため、心に余裕があれば祝福のメッセージでも送ってあげましょう。
NNTという言葉X(旧Twitter)で流行った言葉ですが、元々は内定がない人が自虐表現として使い始めた単語です。そのため、人に対して使ったり、話し言葉として使うのはできる限り避けましょう。
NNTになる人の特徴
では続いて、NNTになる就活生の5つの特徴を紹介します。
特に、複数当てはまっている場合は今後もなかなか内定がもらえない可能性が高いので、早い段階で改善できるよう取り組むようにしましょう。
1つ目の特徴である「自己分析が足りていない」が当てはまる場合は、就活の方向性すら定まらないので、ぜひ取り組んでみてください。
自己分析が足りていない
就活が成功しない理由は、極論「全てここに帰結する」と言っても過言ではないほど、自己分析が足りていない就活生は多いです。
自己分析がしっかりできていないと、就職活動における軸や価値観が明確に定まらず、選考でのアピールも弱くなってしまいます。自己分析は自分の強みや弱み、価値観や今後のキャリアの方向性などを明確にする、非常に重要な作業です。
自己分析が不十分だと、「面接でなぜこの企業を志望するのか」「自分の強みは何か」といった質問に対して、具体的かつ一貫した答えを提示できません。
その結果、企業側に自分の魅力や適正が伝わらず、選考通過できなくなってしまいます。
また、自己分析が不足していると自分に合った企業や職種を見つけることができず、無駄なエントリーや面接に時間を費やすことになってしまう場合もあります。
エントリーする企業が合っていない
エントリーする企業が合っていない、例えば大手企業だけを狙ったり、自分の適正に合わない企業や業界にばかりエントリーしていたりすると、なかなか内定は得られません。
安定志向の人は大手企業ばかりにエントリーする傾向がありますが、自分の強みや価値観が中小企業やベンチャー企業に向いている場合、選考ではなかなか評価されません。
また、自分の興味やスキルとマッチしない業界にエントリーしてしまうと、合っていないことが明確に伝わってしまい、志望度が低いと判断されることもあります。
エントリーする企業の選定は、自分の適正や希望を踏まえて行うことが重要です。
自分に合った企業を見つけるためには、幅広い視野でリサーチし、自分にフィットする企業を見つける努力を続ける必要があります。
業界研究や企業研究が不足している
業界研究や企業研究が不足しているのも、なかなか内定が得られない人の大きな特徴の1つです。
業界研究や企業研究をしっかりできていないと、志望動機が明確にできないだけでなく、面接で深掘り質問された際にも上手く答えることができません。
つまり、「入社意欲が低い」とみなされてしまい、落とされてしまう可能性が高まるのです。
例えば、業界の動向や課題、企業のビジョンや戦略について聞かれた際に曖昧なことしか話せないと、「本当にこの企業に入りたいのか?」と疑問を持たれてしまいます。
しっかりと業界研究と企業研究を行い、自分の志望理由や企業に対する理解を深める必要があります。
ES対策や面接対策が不足している
いくら自分を分析し、業界と企業についての理解を深められていたとしても、ESのクオリティが低く、面接対策を全くしていなければ意味がありません。
いずれも自分を企業に売り込むための非常に重要なステップであり、対策が不十分だと自己PRや志望動機を上手く表現できず、面接での受け答えも上手くできません。
例えば、いくら自分の頭の中では言語化できていたとしても、記述が曖昧で具体性に欠けると採用担当者に自分の強みや経験が伝わりにくいです。
また、面接対策をしっかり行わずに取り組むと、緊張から一貫性のない回答をしてしまい、評価が下がります。
ESや面接対策は自分の魅力を伝えられる書き方や受け答えができるまで、徹底的に行いましょう。
就活マナーができてない
就活に関するマナーを徹底できていないと、ESや面接の内容自体は良かったとしても、一緒に働きたくないと思われてしまい、通過が難しくなってしまいます。
就活マナーには挨拶や身だしなみ、時間を厳守することなど基本的な礼儀作法を守ることが重要です。
就活マナーができていないと、社会人としての基本的な部分が欠けていると判断されてしまいます。
例えば、面接の際に遅刻をする、言葉遣いが適切でない、服装がだらしないなどの行動は大きくマイナスな印象を与えてしまいます。
就活マナーをしっかりと身につけ、企業の採用担当者に対して好印象を与え、選考を有利に進められるよう心がけましょう。
NNTで就活終了した場合の進路
内定を得られないまま就活を終えてしまった場合の選択肢は大きく分けて3つ存在します。
「絶対に、新卒でどこかに就職しなければならない」という時代ではないため、意外とそれぞれの選択肢を見てみると、あなたに合っていると思うものが見つかるかもしれません。
もちろん、当初の予定通り、あなたが入りたいと思っている企業に就職することが理想的ではあります。
しかし、以下の3つの中で少しでも魅力的に感じるものがあるならば、内定が全く得られないまま就活が終わってしまった時の進路の参考として、頭の片隅に置いておいてください。
就活留年(就活浪人)をする
最も一般的な選択は、もう一度就職活動に挑戦するために留年するか卒業し、再度就職活動を行うことです。
これにより再度企業にエントリーでき、一度落ちた企業にも再チャレンジできます。
ただし、1年目に就職しなかった理由を面接で問われることはほとんどであり、その際に納得のいく説明ができなければマイナスの印象を与えてしまいます。
また、同年代よりも数ヶ月から1年程度就職が遅れてしまうため、常に不安がつきまとう人も多いでしょう。
しかし、この期間をうまく活用し、自己分析やスキルアップ、業界研究を深めることができれば、数ヶ月から1年間の遅れなど十分に巻き返すことは可能です。
計画的に準備を進め、前回の就活よりも何段階もレベルアップしたアピールをする必要はありますが、その自信があり、どうしても入りたい企業があるならば、十分就活浪人をするのは選択肢の1つといえます。
フリーターになる
アルバイトやパートタイマーとして働きながら、自分のやりたいことや将来の方向性を見つけるために比較的余裕を持って取り組めるのが、フリーターを選ぶメリットです。
生活費を賄いながら自分の興味やスキルを磨く機会を持つことができるからです。
しかし、そのままキャリアアップをすることは難しく、収入も安定しにくいというデメリットも存在します。特に、ほとんどの場合、正規雇用に比べて給料が低く、福利厚生も全てを享受できるわけではありません。
また、就活を再開し正社員を目指す場合、フリーターとしての期間が長ければ長いほど面接で突っ込まれる可能性も高まりますし、悪い印象を与えてしまう可能性も高まります。
したがって、これらのリスクを踏まえた上で、それらのマイナス印象をもう跳ね返せるような素晴らしいアピールをできるようしっかりと対策する必要があります。
大学院や専門学校に進む
大学院や専門学校に進むのも非常におすすめの選択肢の1つです。
専門知識やスキルを深めるために再び学ぶのは、勉強が苦手でない方にとっては最も有効な選択肢であるといえるでしょう。
大学院に進学すれば、研究に打ち込むことで専門分野の知識を高め、より高いレベルの職種に挑戦することも可能です。専門学校に進む場合も、特定の技術や資格を取得することで職業に直結したスキルを身につけられます。
特に、専門学校は就職実績を重視しているところが多いため、何か興味がある仕事や業界があるならば、スキルを身につけられる専門学校に進学するのはおすすめの選択肢です。
しかし、いずれにおいても時間と費用がさらにかかってしまうため、自分で学費を出すならばアルバイトをする、家族に出してもらっている場合はしっかりと相談することが大切です。
NNTからの脱却方法11選
内定がなかなか得られない人が内定を獲得するためにぜひ取り組んでほしい対策は大きく分けて3つ存在します。
以下の3つの対策にもぜひ時間をかけて取り組み、少しでも早く内定を獲得し、心に余裕を持って他の選考に臨めるようにしましょう。
1.自己分析をやり直す
先輩や友人、さらにはエージェントなどに自己分析をやり直せと耳にタコができるほど言われている人も多いでしょうが、ぜひ自己分析はもう一度やり直して欲しいところです。
先ほども説明したように、自己分析は自分の興味やスキルを掘り下げ、向いている業界や入りたい企業を絞り込むために重要な対策です。これまで取り組んでいなかった方法で自己分析をすることで、思わぬ自分の強みが見つかることもあるかもしれません。
その強みをうまく言語化できれば、あなたを採用したいと思う企業も現れることでしょう。
ぜひ、過去の経験や成功体験について振り返ってみて、それがどのように自分に影響を与えたのか考えてみてください。
これにより、あなたが入りたいと思う企業や向いている企業が見つかるかもしれません。
2.就活のゴールを考える
就活のゴールを考えることは、就職活動を効率的に進めるために最も重要な一歩であるといえます。具体的なゴールを設定することで自分が目指すべき方向性が明確になり、計画的に活動を進められます。
例えば、どの業界や企業に内定をもらったら就活を終えるのか、何社から内定を得ることを目標にするのかなど、具体的なゴールを設定しましょう。
これにより、無駄にエントリー数を増やすことなく、自分の時間と体力を効率的に使えるようになります。
また、ゴールを明確にすることで自分の軸がブレにくくなり、企業とのマッチングもスムーズに進められます。
ゴール設定が曖昧だといつまでも就活が終わらない状況に陥りやすく、精神的な負担も増えるため、しっかりと自分の目標を定めることが重要です。
3.就活スケジュールを見つめ直す
就活におけるスケジュールを見つめ直してみることも、内定を得るために非常に重要なステップであるといえます。
就活のスケジュールが過密になっていると、選考対策が不十分になり、なかなか内定は得られなくなってしまいます。
例えば、1日に複数の面接や説明会を無理やり詰め込んでしまうと、準備不足はもちろん、疲労が原因でパフォーマンスが低下する可能性が高いです。
それぞれの選考の間には十分な時間を取り、しっかりと準備や振り返りを行う時間を確保するようにしましょう。
また、選考が多すぎる場合は、エントリーする企業の数を一旦絞り込み、本当に自分が入りたいと思っている企業や自分に合っている企業だけに集中することも重要です。
スケジュールを見直し、無理のない計画を立てることで質の高い就職活動ができます。
4.就活の情報収集をし直す
情報収集は就活のカギです。
NNTの人の中には、就活の情報収集を怠ったために出遅れてしまった、という人も少なくありません。
情報が収集できる体制を整えておくことが就活成功のポイントといえます。
就活情報をどれだけ集められるかが内定獲得に直結します。
就活情報はSNSや企業ページ、就活サイトなど様々なところで手に入るため、意識的に集めてみましょう。
就活の情報が自分ではなかなか集められない、という方は就活サイトの会員登録をすることでメールで就活情報をゲットできたり、就活エージェントに登録することでアドバイザーから情報をもらえたりするので有効活用しましょう。
5.選考対策をやり直す
自己分析がしっかりできていても、選考対策のやり方が悪いとなかなか就活はうまくいきません。
そこで、これまで受けてきた企業の選考結果や内容を見返してみて、なぜ不合格になったのか徹底的に分析してみましょう。
例えば、ESの記述内容が曖昧である、面接の深掘り質問への回答が弱いなど、人それぞれ原因があります。
これらの問題点を一つひとつ洗い出し、具体的な改善策を考えてみましょう。
ESで自分の強みや経験を具体的に述べられているか、面接で丸暗記した内容ではなく自分の言葉でしっかりと話せているかなど、一つひとつ考えることが大切です。
そして、自分に足りていないものを見つけ出したら、改善できるようESに力を入れる、または面接練習に取り組むなど、重要だと思われる対策をやり直してみてください。
6.視野を広げてエントリーする
大学時代はもちろんのこと、高校や中学などでもずっと目指していた夢があり、その業界以外は就職したくないと考えている人も多いでしょう。
しかし、なかなか内定を得られていない場合、視野を広げてエントリーすることも大切です。
特定の業界に絞り込みすぎてしまうと、その業界に内定を得られなくなった場合、行き詰ってしまいます。
例えば、IT業界でエンジニアとして働きたいと考えている人は、別の業界に応募すれば、IT全般に強く、将来はIT部門の責任者を任せられる優秀な就活生とみなされることもあります。
このように、あなたがやりたいことを叶えつつ、より高い評価を受けられる可能性を得られる選択肢がないか考えてみてください。
この職業はこの業界でしか求められていないと考えるのではなく、自分が目指している仕事が別の業界でも叶えられるものではないか考えてみましょう。
7.就活の相談相手をつくる
就活を1人でやってきた、という人は、ここからは就活を一緒に進められる人を探しましょう。
就活を1人でやろうとすると、情報収集が遅れたり、選考対策を効率よく進めたりすることができず、NNTになってしまいます。
木下恵利
NNTで悩んでいる人の中には、1人で就活を進めて失敗してしまい、何をすればいいか分からなくなってしまった人が少なくありません。
就活のプロであるエージェントやキャリアセンターはもちろん、家族や友人にも思い切って話してみると案外良い出会いがあったりするので、積極的に誰かに就活の相談をしてみましょう。
知人に就活の相談をすると「まだ内定が獲得できていないのか」と思われたり、関係性が悪化してしまうのが怖い、という人も多いかと思います。
その場合は就活エージェントなどのオンライン相談サービスや大学のキャリアセンターを利用してみてください。
8.適性検査の対策をする
なかなか内定が獲得できない人は、適性検査の対策をしましょう。
近年、適性検査を実施する企業が増えており、公務員試験でも続々導入がされています。特にIT系の企業では、ほぼ全企業が適性検査を実施しています。
NNTの人に多いのは、この適性検査の対策をおろそかにしているケースです。
たかが検査、とあなどっていると、意外と問題が難しく、通過できずにそのまま内定獲得を逃す、ということになりかねません。
適性検査の対策ができていない人は、必ず対策をしましょう。
9.就活セミナーに参加する
NNTから脱出するための方法を探るために、就活セミナーに参加してみるのもおすすめです。
就活セミナーでは、内定を獲得するための方法を解説しており、自分が内定を獲得するために足りていないものは何か、というのを客観的に見つけ出すことが可能です。
さまざまな就活セミナーに参加して、まずは知識面からカバーしていくのもよいでしょう。
10.転職前提で企業を探す
転職前提での就活に切り替えるのも一つの手です。
就活は人生で1回です。入社した企業でずっと働き続けるかも、と考えると慎重になってしまいます。
しかし、数年働いて大手に転職しよう、というような気持ちで企業探しをしていると、案外軽い気持ちで就活を進められるものです。
5人に1人が3年で転職する時代です。転職前提で企業探しをしてみるのはいかがでしょうか?
11.倍率の低い企業を受けてみる
これまで受けていた企業よりも倍率が低い企業に挑戦してみることで、内定獲得のチャンスが広がります。
もちろん、倍率が高い企業ほど良い企業であることは多く、人気たる所以があるでしょう。
しかし、倍率が低い企業ほど悪い企業かと言われれば、そうではありません。
むしろ、見つかりずらいだけで、掘り出せばとてもいい企業というのはたくさんあります。
就活サイトや就活エージェント、スカウトアプリなどを駆使して様々なレベル感の企業を探してみましょう。
NNTから内定獲得のためにやるべきこと
内定が得られない時に取り組むべきことは大きく分けて3つあります。
以下の3つの中で自分が取り組めていなかったもの、もしくは不十分だったと感じるものがあるならば、それを中心に徹底的に取り組み、ひとまず1社でも内定を獲得し、落ち着いて今後の就活を進められるようにしましょう。
就活エージェントに登録する
「就活は1人で最後まで頑張らなければならない」というルールは存在しません。
むしろ、使えるものは使ってスムーズに、そして楽に内定を得られれば、それに越したことはありません。
そこでおすすめなのが、就活エージェントを利用することです。
就活エージェントはプロの目線から就職活動に関する専門的なアドバイスやサポートを提供してくれます。
内定が得られない原因を徹底的に分析し、あなただけのオーダーメイドの改善策を提案してくれます。
また、エージェントは多くの企業とのコネクションを持っているため、通常では受けられない非公開求人に応募できる可能性もあります。
このように非常に有用なサービスである上に、もし担当者と合わなければ別の担当者に変えてもらうこともできます。
まずは一度お試しで、いくつか気になるエージェントに登録してみましょう。
就活サイトに登録をする
就活サイトに登録をすると、就活に関するニュースが届いたり、新着の記事情報を受け取ったりすることができます。
まだどのサイトにも登録をしたことがない、という方は積極的に登録してみましょう。
木下恵利
就活サイトから送られてくるメールは、選考対策に役立つ情報やメール限定案内の企業情報などが含まれることがあります。
登録するだけでなく、届いた情報も都度都度チェックしてみましょう。
就活アプリをいれてみる
就活アプリでは、就活に関する情報をみることができたり、オファーの受け取り、エントリーができたりします。
アプリ限定の求人情報などもあったりするので、ぜひ活用してみてほしいです。
例えば、株式会社HR teamが運営している就活アプリ「人事トーク」では自己PRを動画で送ることができたり、株式会社リクルートが運営している就活アプリ「リクナビ」では選考対策シートがダウンロードできたりと、アプリによってできることや用意されているツールが異なります。
様々なアプリを試してみて、自分に合うものを探してみてください。
NNTで不安になったら就活エージェントに頼ろう!
内定がなかなか得られず不安を感じている人は、ぜひ就活エージェントに頼ることをおすすめします。
就活エージェントは非公開の選考ルートを持っていたり、エントリーする企業がどのような業種・業務内容なのかを知っていたりと、1人で就活をするだけではなかなか享受できないメリットを多く提供してくれます。
あなたとマンツーマンで面談などを行い、どのような業界や企業が向いているのかも判断した上で、あなたが思いもよらなかった、あなたにぴったりの職種や業界を紹介してくれる可能性もあります。
またもちろん、内定を得るために必要な自己分析やES作成、面接対策なども徹底的にサポートしてくれるため、就活対策をやり直したい方にもおすすめです。
就活エージェントは完全無料で利用できるため、気になる方は、ぜひ下のリンクから登録してみてください。
NNTでも焦らない!逆転内定をゲットしよう!
今回はNNTという言葉の概念について説明した後に、なかなか内定を得られない人の特徴や具体的な対策について紹介しました。
人によっては、周りが皆内定を得ているにもかかわらず、自分だけ1つも内定がないという状態になることもあるでしょう。
しかし、重要なのは焦りすぎず、自分の課題を的確に分析して一つひとつ解決することです。
ぜひ本記事の内容を参考に、的確な対策を行い、内定を得られるよう取り組んでみてください。
就活市場では、今後も新卒の就職活動に関する様々な情報を発信していきますので、ぜひ他の記事もご覧ください!
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
木下恵利
内定獲得のためには、情報収集が欠かせません。
いつからエントリーが始まるのか、どのような会社が選考を開始しているのか、そういった情報を集められるだけ集めて、どの企業を受けるかの取捨選択をしましょう。