【7月から就活】7月から就活を始めるのは遅い?
7月から就活を始めることを考えている26卒(大学4年生)、27卒(大学3年生)の方の中には「7月から就活を始めるのは遅いのでは?」と不安になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際、7月から就活を始める状況は、少し出遅れている可能性があります。
大学3年生ではすでにサマーインターンシップのエントリーを締め切っている企業も出てきており、行きたい企業のインターンに応募するにはすでに遅い、なんてことも少なくありません。
また、7月の内定率に関する最新の調査である、「リクルートの就職プロセス調査(2025年卒)『2024年7月1日時点 内定状況』」によると、大学4年生の7月時点での内定率は88%と高い水準でした。
とはいえ、まだまだ遅れを取り返せる時期でもあります。
この記事では、7月から就活を始めるのは遅いのではないかと不安になっている就活生の方に向けて、7月からの遅れの取り戻し方について徹底解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
【7月から就活】就活スケジュールにおける7月
7月は、就職活動において非常に重要な時期です。
特に大学3年生にとってはサマーインターンの本格化、大学4年生にとっては本選考の終盤から夏採用の開始と、それぞれ異なる意味合いを持つことになります。
この時期をいかに戦略的に過ごすかが、その後の就職活動の成否を左右すると言っても過言ではありません。
このセクションでは、一般的な就職活動のスケジュールに沿って、7月がどのような位置づけになるのか、それぞれの学年がどのような行動を取るべきかについて詳しく解説していきます。
自身の現在の状況と照らし合わせながら、具体的な行動計画を立てる上での参考にしてください。
大学3年生にとっての7月
大学3年生にとっての7月は、まさに本格的な就職活動への序章と言える時期です。
特に、大手企業が開催するサマーインターンシップが本格化し、採用直結型のインターンも増えてくるため、この機会をいかに活用するかが重要になります。
同時に、多くの企業が合同説明会や会社説明会を活発に開催し始めるため、業界研究や企業研究を深める絶好の機会でもあります。
- 大手がサマーインターンが本格化する
- 合同説明会や会社説明会が活発になる
大手がサマーインターンが本格化する
大学3年生の7月は、特に大手企業を中心にサマーインターンの募集・実施が本格化する時期です。
サマーインターンは、企業の事業内容や社風を深く理解できるだけでなく、社員の方々と交流する貴重な機会でもあります。
企業によっては、サマーインターンがその後の本選考に直結するケースも少なくありません。
例えば、インターン参加者限定の早期選考ルートが設けられたり、優遇措置が受けられたりすることがあります。
そのため、興味のある業界や企業がある場合は、積極的に情報収集を行い、応募の準備を進めることが大切です。
ES(エントリーシート)作成やWebテスト対策など、選考を突破するための準備も並行して進める必要があります。
合同説明会や会社説明会が活発になる
7月は、サマーインターンの本格化と並行して、合同説明会や会社説明会が非常に活発になる時期でもあります。
これらのイベントは、多くの企業が参加するため、短時間で様々な業界や企業に触れることができる貴重な機会です。
オンラインでの開催も増えていますが、実際に企業の担当者と直接話せる対面形式の説明会も多く開催されています。
企業説明会では、企業の事業内容や働き方、求める人物像などについて詳しく知ることができます。
また、社員の方々の生の声を聞くことで、企業の雰囲気やカルチャーを肌で感じることができ、入社後のミスマッチを防ぐ上でも非常に有効です。
興味を持った企業には、積極的に質問を投げかけ、情報収集に努めましょう。
大学4年生にとっての7月
大学4年生にとっての7月は、就職活動の佳境に差し掛かる時期です。
3月から本格的に始まった本選考の終盤戦であり、同時に、内定がまだ出ていない学生にとっては「夏採用」という新たなチャンスが訪れる時期でもあります。
この時期に焦りを感じることもあるかもしれませんが、冷静に状況を分析し、最後まで諦めずに活動を続けることが重要です。
- 本選考の終盤
- 夏採用が始まる
本選考の終盤
大学4年生の7月は、多くの企業で3月から始まった本選考の終盤に差し掛かる時期です。
特に大手企業や人気企業では、この時期までにほとんどの採用活動が終了し、内定が出揃う傾向にあります。
もしこの段階でまだ内定を獲得できていない場合は、焦りを感じるかもしれませんが、決して諦める必要はありません。
この時期は、内定辞退者が出た企業が追加募集を行ったり、採用計画を見直したりするケースも出てきます。
また、中小企業やベンチャー企業の中には、採用活動を夏以降も継続しているところも多くあります。
これまでの選考経験を振り返り、何が足りなかったのかを分析し、改善点を見つけることが次のチャンスに繋がります。
夏採用が始まる
7月は、大学4年生にとって「夏採用」が本格的に始まる時期でもあります。
夏採用は、主に春採用で充足できなかった企業や、通年採用を行っている企業が中心となります。
大手企業でも、内定辞退者枠の補充や、追加の採用ニーズが発生した場合に夏採用を実施することがあります。
夏採用は、春採用と比べて募集企業数が少なかったり、選考期間が短かったりする傾向があるため、情報収集と迅速な行動が求められます。
これまでとは異なる業界や企業に目を向けてみるのも一つの手です。
自身の強みや経験を活かせる新たなフィールドを見つけるチャンスと捉え、積極的に情報収集を行い、応募に繋げていきましょう。

7月は、就職活動における分岐点とも言える時期です。特に内定がまだの方にとっては「ここからどう動くか」が結果を左右します。
夏採用は、実は「選ばれし最後のチャンス」ではなく、むしろ「自分に合った企業と出会いやすい機会」と捉えるべきです。企業側も柔軟に採用を進めており、特に中小・ベンチャー企業では、成長意欲や人柄を重視する傾向が強いです。
過去の選考を通じて得た学びを活かしながら、視野を広げ、戦略的に動いていきましょう。まだまだチャンスは十分にあります。落ち着いて、自分のペースで進んでくださいね。
【7月から就活】大学3年生はサマーインターンに参加すべし
大学3年生にとって、7月はサマーインターンシップへの参加を真剣に検討すべき時期です。
多くの企業が夏にインターンシップを実施し、学生たちも積極的に参加しています。
インターンシップは単なる企業見学に留まらず、その後の就職活動に大きな影響を与える可能性があります。
ここでは、データに基づいたインターンシップ参加の実態と、サマーインターンに参加することで得られる具体的なメリットについて詳しく解説します。
多くの学生がインターンに参加している
就職活動において、インターンシップへの参加はもはや一般的になっており、多くの学生が積極的にインターンシップに参加しています。
実際に、マイナビのキャリアリサーチLabの調査結果では、全体の37%もの学生がインターンシップへの参加経験があると回答しています。
この数字からもわかるように、インターンシップは就職活動を進める上で、もはや欠かせないステップの一つとなっているのです。
周囲の学生も参加している可能性が高いため、情報収集や対策を怠らないようにしましょう。
サマーインターンに参加するメリット
サマーインターンシップに参加することは、大学3年生にとって就職活動を有利に進める上で多くのメリットをもたらします。
- 早期選考への参加
- リアルな業務体験
- 意識の高い学生との出会い
これらのメリットを最大限に活かすことで、自身のキャリア形成に役立つ貴重な経験を積むことができます。
早期選考への参加
サマーインターンシップに参加する大きなメリットの一つは、早期選考への参加機会が得られる可能性があることです。
多くの企業では、インターンシップを通じて優秀な学生に目星をつけ、通常の採用ルートとは別の「早期選考ルート」に招待することがあります。
これにより、本選考よりも早い時期に内定を獲得できる可能性が高まります。
早期選考は、選考回数が少なかったり、内定に繋がりやすかったりする傾向があるため、志望度の高い企業がインターンシップを実施する場合は、積極的に応募を検討しましょう。
リアルな業務体験
サマーインターンシップは、企業のリアルな業務を体験できる貴重な機会です。
実際にその企業で働く社員の方々と共に業務を行うことで、仕事の具体的な内容や職場の雰囲気、企業文化などを肌で感じることができます。
これは、企業説明会やWebサイトの情報だけでは得られない、深い理解に繋がります。
例えば、営業職のインターンであれば顧客との商談に同行したり、開発職のインターンであれば実際にプロダクト開発の一部に携わったりするなど、具体的な業務を通して、自身の興味や適性を確認することができます。
この経験は、その後の企業選びや自己PRにも役立つでしょう。
意識の高い学生との出会い
サマーインターンシップには、就職活動に対する意識の高い学生が全国から集まります。
マイナビのキャリアリサーチLabの調査からわかるように、彼らとの出会いは、自身の就職活動にとって非常に刺激的であり、大きなメリットとなります。
インターンシップ中には、グループワークやディスカッションを通じて、異なる視点や考え方に触れる機会が多くあります。
意識の高い仲間と交流することで、情報交換ができたり、お互いに高め合える関係性を築けたりすることもあります。
また、時には同じ志望業界の仲間として、就職活動の相談相手となることもあります。
このような人脈は、インターンシップ期間だけでなく、その後の就職活動全体を通じて、かけがえのない財産となるでしょう。

サマーインターンは、就職活動の「本番前に差がつく」大きなチャンスです。早期選考ルートへの接点としても、自己理解や企業理解を深める機会としても、その価値は年々高まっています。
参加者の多くが、インターンで得た経験を元に本選考での志望動機や自己PRに説得力を持たせています。
また、意識の高い仲間との出会いは、自身の視野を広げ、就活全体の質を高めてくれるはずです。今の行動が、半年後の安心と自信に繋がります。迷ったらまず挑戦してみることをおすすめします。
【7月から就活】大学3年生が7月から就活を始めるならコレをやれ!
大学3年生にとって、7月は本格的に就職活動をスタートさせる絶好のタイミングです。
この時期から準備を始めることで、他の学生よりも一歩リードし、余裕を持って選考に臨むことができます。
ここでは、7月から就活を始める大学3年生が、具体的にどのようなことに取り組むべきか、段階を追って解説していきます。
これらの準備をしっかりと行うことで、自身の強みや興味を明確にし、志望企業の内定獲得に繋げていきましょう。
- 1.自己分析
- 2.業界研究
- 3.サマーインターンへの応募
- 4.エントリーシートの作成
- 5.Webテストの対策
- 6.面接対策
1.自己分析
就職活動の第一歩として最も重要なのが、徹底的な自己分析です。
自己分析を行うことで、自身の興味や価値観、強みや弱み、そして将来何がしたいのかを明確にすることができます。
これにより、どのような業界や企業が自分に合っているのかを見極めることが可能になります。
過去の経験を振り返り、楽しかったこと、頑張ったこと、辛かったことなどを具体的に書き出すことから始めましょう。
なぜそう感じたのか、その時自分はどう行動したのかを深掘りすることで、自身の軸や特性が見えてきます。
自己分析は一度行ったら終わりではなく、就職活動のフェーズごとに繰り返し行うことで、より解像度を高めていくことができます。
2.業界研究
自己分析と並行して進めるべきなのが、業界研究です。
世の中には様々な業界があり、それぞれの業界でビジネスモデルや働き方、求められるスキルなどが大きく異なります。
興味のある業界だけでなく、これまで知らなかった業界についても幅広く調べてみることで、新たな可能性を発見できるかもしれません。
業界研究は、企業のWebサイトを閲覧するだけでなく、業界地図やニュース記事を読む、OB・OG訪問をするなど、様々な方法があります。
それぞれの業界の将来性や課題、主要企業などを把握することで、自身の興味や適性に合った業界を絞り込むことができます。
3.サマーインターンへの応募
7月は、サマーインターンの募集が本格化する時期です。
大学3年生にとって、サマーインターンは早期選考への足がかりとなるだけでなく、実際の業務を体験し、企業文化や雰囲気を肌で感じる貴重な機会となります。
興味のある業界や企業がある場合は、積極的にインターンシップ情報を収集し、応募の準備を進めましょう。
インターンシップの選考では、エントリーシート(ES)やWebテスト、面接などが課されることが多いため、早めに準備に取り掛かることが重要です。
4.エントリーシートの作成
サマーインターンの応募や、その後の本選考に向けて、エントリーシート(ES)の作成練習を始めましょう。
ESは、企業が最初に学生の能力や個性を判断する重要な書類です。
自己PRや学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)、志望動機など、定番の質問項目に対して、自身の経験や強みを具体的に記述できるよう準備を進めます。
特にガクチカでアルバイト経験をアピールする場合、「結論を先に書く」ことや「STAR法(状況→課題→行動→結果)」を用いた構成でエピソードを書くことが推奨されています。
また、成果は数字を用いて具体的に伝えることで、説得力が増します。
文章力だけでなく、論理的な思考力も問われるため、添削サービスを活用するなどしてブラッシュアップを図りましょう。

インターンの選考は、本選考の縮図と言われるほど実践的です。早期からESやWebテストに慣れておくことは、後の就活をスムーズに進めるための大きなアドバンテージになります。
特にエントリーシートでは、「経験」そのものよりも、その経験から何を学び、どう活かしたかが重視されます。アルバイトや部活動など日常的な経験でも、視点の工夫次第で強力なアピール材料になります。
初めから完璧なESを書く必要はありません。書きながら整理し、誰かに見てもらうプロセスこそが成長につながります。焦らず丁寧に、準備を進めていきましょう。
5.Webテストの対策
多くの企業の選考プロセスにおいて、Webテストは最初の関門となります。
Webテストには、SPIや玉手箱、TG-WEBなど、様々な種類があり、それぞれ出題形式や対策方法が異なります。
7月から対策を始めることで、多様なWebテストに対応できる基礎力を養うことができます。
市販の対策問題集を繰り返し解いたり、Web上で模擬試験を受験したりして、苦手分野を克服し、解答スピードと正確性を高めていきましょう。
Webテストの点数が低いと、せっかく作成したESが読まれることなく不合格となる可能性もあるため、疎かにせずしっかりと対策することが重要です。
6.面接対策
最終的な内定獲得には、面接の突破が不可欠です。
7月から面接対策を始めることで、自信を持って本番に臨めるようになります。
まずは、自己PRやガクチカ、志望動機など、ESに書いた内容を自分の言葉でスムーズに話せるように練習しましょう。
さらに、想定される質問に対する回答を準備し、何度も声に出して練習することが大切です。
大学のキャリアセンターや就職エージェントが提供する模擬面接を活用することも非常に有効です。
客観的なフィードバックをもらうことで、話し方や表情、姿勢など、改善すべき点を見つけることができます。
繰り返し練習し、本番で自分の魅力を最大限に伝えられるように準備をしましょう。
【7月から就活】大学3年生は前期試験にも注意
7月から就職活動を本格化させようと考えている大学3年生にとって、忘れてはならないのが学業との両立です。
特に7月下旬から8月上旬にかけては、多くの大学で前期の定期試験が実施されます。
就活に夢中になるあまり、試験勉強がおろそかになり、単位を落としてしまっては元も子もありません。
卒業できなければ内定も取り消しになってしまうため、学生の本分である学業を最優先に考えることを忘れないでください。
企業によっては、選考過程で成績証明書の提出を求めるところもあり、学業への取り組み姿勢も評価対象の一つとなり得ます。

就活と試験勉強を両立させるコツは、メリハリをつけることです。例えば、「試験2週間前からは就活を一時中断し、勉強に集中する」といったように、自分の中でルールを決めてスケジュールを管理することが大切です。
手帳やカレンダーアプリなどを活用し、両方の予定を可視化することで、計画的に準備を進めることができるでしょう。
【7月から就活】大学3年生の7月に就活を進めるメリット
大学3年生の7月から就職活動を始めることには、多くのメリットがあります。
- 1.準備に長く時間が使える
- 2.インターンシップに参加できる可能性が高まる
- 3.早期選考に参加できる可能性が高まる
- 4.本選考までにガクチカを用意できる

7月からの早期スタートには、確かに多くのメリットがあります。「今の行動が未来を変える」という言葉の通り、このタイミングでの準備が、秋冬の本選考で大きな自信となって返ってきます。
特にガクチカづくりや自己分析といった基盤づくりには時間が必要ですから、早く動くほど自分らしい就活ができるようになります。
また、早期に動き出している仲間との出会いも、情報や刺激の面で大きな財産となります。少しでも気になったら、「やってみる」ことから始めてみましょう。その一歩が、確実に未来へつながっています。
この時期に動き出すことで、他の学生よりも有利に選考を進められる可能性が高まります。
ここでは、特に準備に十分な時間が使える点や、インターンシップへの参加機会が増える点など、7月から就活を始めることで得られる具体的なメリットについて詳しく解説します。
1.準備に長く時間が使える
大学3年生の7月から就職活動を始める最大のメリットは、準備に長く時間を割けることです。
就職活動は、自己分析から企業研究、エントリーシート作成、Webテスト対策、面接対策まで、多岐にわたる準備が必要です。
早めに着手することで、それぞれの準備にじっくりと時間をかけ、質の高いアウトプットを目指すことができます。
例えば、自己分析を深掘りする時間が増えたり、複数の業界や企業を比較検討する余裕が生まれたりします。
また、ESの添削や面接練習も、早めに始めれば何度も改善を重ねることができ、本番でのパフォーマンス向上に繋がります。
2.インターンシップに参加できる可能性が高まる
7月から就職活動を始めることで、インターンシップに参加できる可能性が格段に高まります。
特に人気のインターンシップは倍率が高く、選考を通過するためには事前の準備が不可欠です。
早期に動き出すことで、インターンシップの募集情報をいち早くキャッチし、エントリーシートの作成やWebテスト対策など、選考に必要な準備を余裕を持って進めることができます。
インターンシップは、企業の雰囲気や業務内容を肌で感じられる貴重な機会であり、自身の適性を見極める上でも非常に有効です。
3.早期選考に参加できる可能性が高まる
早めに就職活動を進めることで、早期選考に参加できる可能性が高まります。
多くの企業、特に大手企業や人気企業では、インターンシップ参加者や特定のルートで接触した学生に対して、通常の採用スケジュールよりも早い時期に選考を開始する「早期選考」を実施することがあります。
7月から準備を始めることで、これらの早期選考の機会を逃さず捉え、他の学生よりも早く内定を獲得できるチャンスが増えます。
これにより、精神的な余裕を持って就職活動を進めることができるようになります。
4.本選考までにガクチカを用意できる
大学3年生の7月から就活を始めることで、本選考までに「学生時代に力を入れたこと」(ガクチカ)をしっかりと用意できるという大きなメリットがあります。
就職活動でアピールできるような具体的な経験がまだないと感じている場合でも、この時期から新たな活動を始める時間を確保できます。
例えば、ボランティア活動に参加したり、長期インターンシップに挑戦したり、ゼミや研究活動にさらに注力したりするなど、具体的な行動を起こすことで、本選考で自信を持って語れるガクチカを創造することが可能です。
現在の活動をさらに深掘りし、より具体的な成果や学びを言語化する時間も十分に確保できるでしょう。
【7月から就活】大学3年生におすすめの業界3選
大学3年生が7月から就職活動を始めるにあたり、どの業界に注目すべきか悩む方もいるでしょう。
ここでは、近年特に注目度が高く、新卒学生にもおすすめできる業界を3つご紹介します。
これらの業界は、将来性や安定性、そして新卒採用への積極性といった観点から、大学3年生が業界研究を進める上で特に押さえておきたいポイントを持っています。
- 1.IT業界
- 2.金融業界
- 3.コンサル業界
1.IT業界
1つ目におすすめする業界は、IT業界です。
近年のDX(デジタルトランスフォーメーション)化の加速に伴い、IT業界は常に成長を続けており、今後もその需要は拡大していくと予想されています。
IT業界と一口に言っても、ソフトウェア開発、システムインテグレーション、Webサービス、SaaS(Software as a Service)など、多様なビジネスモデルが存在します。
未経験からでもエンジニアを目指せる企業や、文系出身者でも活躍できる営業職や企画職など、幅広い職種があるため、自身の興味や適性に合わせて選択肢を広げやすいのが特徴です。
新しい技術やサービスに興味がある方、変化の激しい環境で主体的に働きたい方にとって、非常に魅力的な業界と言えるでしょう。
2.金融業界
2つ目におすすめする業界は、金融業界です。
金融業界は、銀行、証券、保険など、多岐にわたる業種から構成されており、社会のインフラとして非常に重要な役割を担っています。
安定性が高く、福利厚生が充実している企業が多いことも魅力の一つです。
また、多くの企業で毎年まとまった数の新卒採用を行っており、採用人数が多い傾向にあります。
金融商品の知識だけでなく、経済や市場に関する幅広い知識が求められるため、知的好奇心旺盛な学生にとってはやりがいを感じられるでしょう。
顧客の資産形成や企業の資金調達など、社会貢献性の高い仕事に興味がある方におすすめの業界です。
3.コンサル業界
3つ目におすすめする業界は、コンサルティング業界です。
コンサルティング業界は、企業の経営課題の解決を支援する専門家集団であり、近年新卒学生からの人気が非常に高まっています。
多様な業界のプロジェクトに携わる機会が多く、短期間で幅広い知識やスキルを身につけられる点が大きな魅力です。
論理的思考力や問題解決能力、コミュニケーション能力など、ビジネスパーソンとして必要な基礎力を高めたいと考えている学生にとっては、非常に成長できる環境と言えるでしょう。
激務なイメージもありますが、その分若手から裁量権を持って仕事に取り組めるため、早期にキャリアアップを目指したい方におすすめです。
【7月から就活】大学4年の7月に内定をもっている割合
大学4年生にとって、7月は就職活動の終盤戦にあたります。
この時期になると、多くの学生が既に内定を獲得している状況にあります。
株式会社キャリタスの調査によると、大学4年生の7月時点で、8割以上の学生が内定を保有していることが示されています。
この数字は、3月から本格化した本選考のピークが過ぎ、多くの企業で採用活動が一段落していることを意味します。
もしこの時期にまだ内定がないとしても、焦りすぎず、夏採用や通年採用を行っている企業に目を向けるなど、戦略的に活動を続けることが重要です。
【7月から就活】大学4年の7月に内定なしの人がすべき対処法
大学4年生の7月になり、周囲が内定を獲得していく中で、もし内定がまだないとしても、決して焦る必要はありません。
この時期からでも内定を獲得できる可能性は十分にあります。
大切なのは、冷静に現状を分析し、効果的な対処法を実践していくことです。
ここでは、7月に内定がない大学4年生が、今後の就職活動を成功させるためにすべき具体的な対処法について解説します。
- 就活エージェントに企業を紹介してもらう
- 逆求人サイトでエントリーを増やす
- 合同選考イベントに参加してたくさんの企業に出会う
- 自己分析を再度して最新の自分を理解する
- 説得力のある志望動機を作る
- 選考対策を徹底的に行う

7月の時点で内定がないことに不安を感じるのは当然ですが、就職活動は「今、何をするか」で未来が変わる戦いです。夏以降も積極的に採用を行う企業は多数存在し、戦略的に動けば十分に挽回可能です。
就活エージェントや逆求人サイトの活用は、自分の可能性を広げる有効な手段ですし、自己分析や志望動機の見直しも「就活の質」を一段階引き上げてくれます。
大事なのは、落ち込まずに手を動かすこと。正しい方向で努力を続ければ、チャンスは必ず巡ってきます。今からでも、まだ間に合います。
就活エージェントに企業を紹介してもらう
7月に内定がない場合、就活エージェントに相談して自分に合った企業を紹介してもらうのは非常に有効な手段です。
就活エージェントは、個別のカウンセリングを通じてあなたの強みや希望を理解し、非公開求人を含む多くの企業の中から最適なマッチングを見つけてくれます。
また、ES添削や面接対策など、選考に関するアドバイスも無料で提供してくれるため、効率的に就職活動を進めることができます。
自分一人で企業を探すよりも、専門家の視点から客観的なアドバイスを得られるため、新たな発見や選択肢が見つかることもあります。
逆求人サイトでエントリーを増やす
内定獲得に向けて、逆求人サイトを活用してエントリー数を増やすことも効果的です。
逆求人サイトとは、プロフィールを登録しておくと、企業からオファーが届くサービスです。
これにより、これまで知らなかった企業との出会いの機会が広がり、効率的にエントリー数を増やすことができます。
企業側も、あなたのプロフィールを見て興味を持った上でオファーを送ってくるため、書類選考の通過率が高まる傾向にあります。
自分から応募するだけでなく、企業からのオファーを待つという新しいアプローチで、就職活動の幅を広げましょう。
合同選考イベントに参加してたくさんの企業に出会う
7月以降も開催される合同選考イベントに積極的に参加し、多くの企業と出会うことも重要です。
特に、その場で一次選考が行われるような対面イベントは、短期間で複数の企業の選考を受けることができ、効率的です。
また、企業の採用担当者と直接話せる機会があるため、企業の雰囲気や求める人物像を肌で感じることができ、ミスマッチを防ぐ上でも有効です。
オンラインだけでなく、オフラインのイベントにも足を運び、新たな企業との接点を作りましょう。
自己分析を再度して最新の自分を理解する
もし内定がない状況であれば、改めて自己分析を行い、最新の自分を理解し直すことが必要です。
就職活動を進める中で、自身の興味や価値観、強みや弱みが変化している可能性があります。
これまでの選考でうまくいかなかった原因を深掘りし、自身の魅力が企業に十分に伝わっていない点はないか、新たな視点で見つめ直しましょう。
自己分析をやり直すことで、新たな強みを発見したり、本当に志望する企業像を明確にしたりすることができ、その後の選考に臨む際の軸がより強固になります。
説得力のある志望動機を作る
内定獲得のためには、説得力のある志望動機を作ることが不可欠です。
なぜその企業を志望するのか、入社後に何をしたいのか、そしてなぜ自分がその企業で活躍できるのかを具体的に、かつ論理的に説明できるようにしましょう。
特に、納得感のある志望動機は、採用担当者の心を動かす上で重要です。
企業の事業内容やビジョン、文化について深く理解し、自身の経験やスキルがどのように貢献できるかを具体的に結びつけることで、オリジナリティのある志望動機が完成します。
選考対策を徹底的に行う
内定獲得に向けて、選考対策を徹底的に行うことは言うまでもありません。
特に、面接対策を重視しましょう。
これまでの面接でどのような質問をされたか、うまく答えられなかった質問は何かを振り返り、具体的な改善策を練ります。
模擬面接を繰り返し行い、話し方や表情、姿勢など、非言語情報も含めて自身の魅力を最大限に伝えられるように練習しましょう。
また、ESやWebテストの対策も再度見直し、基礎固めを徹底することで、総合的な選考突破力を高めることができます。
【7月から就活】大学4年の7月からの就活のポイント
大学4年生の7月になり、まだ内定がない状況であっても、効果的な戦略を実行することで十分に巻き返すことが可能です。
焦らず、これまでの就職活動を振り返りながら、以下のポイントを押さえて活動を進めましょう。
効率的かつ戦略的に動くことが、この時期からの内定獲得に繋がります。
- 一定の業界・企業に集中的に応募する
- 積極的に求人情報をチェックする
- 就職サイトや大学のキャリアセンターを積極的に活用する
一定の業界・企業に集中的に応募する
7月からの就職活動では、一定の業界・企業に集中的に応募することが重要です。
これまでの選考経験から、ある程度自分の興味や適性が明確になっているはずです。
広範囲に手当たり次第応募するのではなく、自身の強みや志向性が活かせる業界や企業を絞り込みましょう。
特定の業界に絞ることで、業界研究や企業研究をより深掘りでき、説得力のある志望動機を作成しやすくなります。
これにより、選考の通過率を高めることができます。
積極的に求人情報をチェックする
この時期は、積極的に求人情報をチェックし、企業と関わる機会を増やすことがポイントです。
夏採用や通年採用を行っている企業は、随時求人情報を更新しています。
企業の採用ページや就職情報サイトをこまめに確認し、新たな募集を見逃さないようにしましょう。
また、合同説明会や企業説明会といったイベントにも積極的に参加し、企業の採用担当者と直接コミュニケーションをとる機会を作ることも大切です。
こうした場での出会いが、新たな選考へのきっかけとなることも少なくありません。
就職サイトや大学のキャリアセンターを積極的に活用する
7月からの就職活動を効率的に進めるためには、就職サイトや大学のキャリアセンターを積極的に活用し、第三者の助けを借りることが非常に有効です。
就職サイトでは、最新の求人情報だけでなく、就活ノウハウや企業情報も豊富に提供されています。
また、大学のキャリアセンターでは、ES添削や面接練習、キャリアカウンセリングなど、個別のサポートを受けることができます。
これまで活用していなかった場合でも、この機会にプロの力を借りて、自身の就職活動を客観的に見てもらい、改善点を見つけることで、内定獲得に繋がる可能性を高められます。
【7月から就活】よくある質問
さて、ここからは就職活動を進める上で、多くの大学3年生が抱えるであろう疑問や不安について、Q&A形式で具体的にお答えしていきます。
7月から就活を始めると、「インターンって何社くらい行けばいいんだろう?」「いつまでに内定がないとまずいのかな…」といった悩みが次々と出てくるものです。
周りの友人の進捗状況を聞いて、焦りを感じてしまうこともあるかもしれません。
しかし、就職活動は他人と比べるものではなく、自分自身のキャリアと向き合う大切なプロセスです。
ここで紹介する回答を参考に、漠然とした不安を解消し、自分なりの就活の進め方を見つけるきっかけにしてください。
インターンの参加社数から内定獲得の時期、そして今から大手企業を目指せるのかといった、皆さんが本当に知りたいポイントを解説していきます。
正しい情報を知ることで、自信を持って次の一歩を踏み出すことができるはずです。
インターンは合計何社に参加するのか?
インターンに何社参加すべきか、という問いに明確な正解はありません。
しかし、やみくもに参加社の数を増やすのではなく、目的意識を持つことが重要です。
一つの目安としては、夏から秋冬にかけて合計で3〜5社程度のインターンに参加する学生が多いようです。
大切なのは、その一社一社で何を得たいのかを明確にすること。
例えば、まだ視野を広げたい段階であれば、様々な業界の1day仕事体験に複数参加して、業界研究を深めるのが良いでしょう。
逆にある程度志望業界が固まっているなら、特定の企業の複数日程のプログラムに参加し、企業文化や業務内容への理解を深める方が有意義です。
多くのインターンに申し込みすぎると、エントリーシートの準備が雑になったり、面接対策が不十分になったりする可能性があります。
量よりも質を重視し、自分の就活の軸や目的に沿った企業を厳選して応募することが、結果的に内定獲得への近道となります。

まずは気になる企業のサマーインターンに挑戦し、その経験を踏まえて秋冬の計画を立てていくのが現実的でおすすめです。
内定はいつまでに獲得すべきなのか
「いつまでに内定がないと危険」といった焦りを感じる気持ちはよく分かります。
就職活動の早期化が進み、大学3年生の冬頃から内定を獲得する学生も増えてきているため、不安になるのも無理はありません。
しかし、結論から言うと、内定獲得の時期に正解はなく、最も大切なのは自分自身が納得できる企業から内定をもらい、承諾することです。
早く内定を獲得できれば、精神的な余裕が生まれ、残りの学生生活を安心して楽しめるという大きなメリットがあります。
一方で、焦って決めてしまった結果、入社後にミスマッチを感じてしまうリスクも考えられます。
周囲の状況に一喜一憂せず、自分のペースを守ることが重要です。

まずは、大学4年生の6月の選考解禁のタイミングまでに、本命企業群から内定を獲得することを一つの目標として設定するのが良いでしょう。もしそれよりも早く納得できる企業から内定をもらえたなら、それは素晴らしいことです。
しかし、そうでなくても悲観する必要は全くありません。最後まで諦めずに、自分に合った一社を見つけるために活動を続けましょう。
就活を再開させるのは遅いのか
もしあなたがこれまで部活動や学業に専念していて、「7月から就活を始めるのは遅いのでは…」と不安に感じているなら、その心配は全く不要です。
断言しますが、大学3年生の7月からのスタートは、決して遅くありません。
むしろ、サマーインターンの応募が本格化するこの時期は、就職活動を始める絶好のタイミングと言えるでしょう。
実際に、多くの学生がこの時期から本格的に就活モードに切り替えるため、周りと足並みをそろえて情報交換をしながら進めることができます。
重要なのは、「いつ始めたか」という過去ではなく、「これから何をするか」という未来への行動です。
これまであなたが学業や部活動、アルバイトなどで培ってきた経験は、必ず就活の武器になります。
これまでの経験を自己分析によって深く掘り下げ、自分の言葉で語れるように準備することができれば、他の学生に後れを取ることはありません。
焦る必要は全くないので、自己分析や業界研究、エントリーシート対策など、やるべきことを一つひとつ着実にクリアしていきましょう。
7月から大手に行くことはできるのか
7月からの就職活動スタートで、いわゆる「大手企業」の内定を勝ち取ることは十分に可能です。
もちろん、そのためには戦略的かつ効率的な準備が不可欠となりますが、決して不可能な挑戦ではありません。
大手企業の内定を目指す上で、最初の大きな関門であり、最大のチャンスとなるのがサマーインターンシップです。
多くの大手企業が、インターンシップ参加者に対して早期選考の案内を出したり、本選考で一部のプロセスを免除したりする優遇措置を設けています。
このチャンスを掴むために、7月からは志望する大手企業のインターン選考に全力で取り組みましょう。
質の高いエントリーシートを作成し、Webテスト対策を万全にすることはもちろん、なぜその企業でなければならないのかを明確に語れるレベルまで企業研究を深めておく必要があります。

もしサマーインターンの選考でうまくいかなかったとしても、そこで諦める必要はありません。選考で落ちた原因を冷静に分析し、秋冬インターンや本選考に向けて改善を重ねていくことが何よりも大切です。
強い意志を持って計画的に行動を続ければ、大手企業への道は必ず開けます。
まとめ
大学3年生にとって7月は、サマーインターンの本格化や就活イベントの活発化に伴い、本格的な就職活動の準備を始める重要な時期です。
自己分析、業界研究、ES・Webテスト・面接対策など、やるべきことは多岐にわたりますが、早期に始めることで、準備に十分な時間を確保し、インターンシップや早期選考の機会を掴むことができます。
一方、大学4年生にとって7月は、本選考の終盤であり、夏採用が始まる時期です。
もしこの時点で内定がない場合でも、焦らず、就活エージェントや逆求人サイトの活用、合同選考イベントへの参加、自己分析のやり直し、説得力のある志望動機の作成、そして徹底的な選考対策を行うことが重要です。
諦めずに戦略的に行動することで、この時期からの内定獲得も十分に可能です。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)
柴田貴司
(就活市場監修者)
まさにおっしゃる通り、7月は就職活動のスタートダッシュを切るうえで非常に重要なタイミングです。特に「インターン=選考の入口」と考える企業も増えており、単なる職業体験にとどまらない意味を持ち始めています。
とはいえ、すべてを完璧にこなす必要はありません。まずは「知る」「触れる」「一歩踏み出す」ことを意識してみてください。今のうちに企業と接点を持っておくことで、秋以降の活動が格段に進めやすくなります。準備の早さが、自信と安心に変わっていくこの時期、前向きな気持ちで一歩を踏み出していきましょう。