【例文7選】自己PRの定義とは?強みをアピールするコツについて徹底解説!

【例文7選】自己PRの定義とは?強みをアピールするコツについて徹底解説!

 

はじめに

「自己PRが思いつかない…。」

エントリーシートを書き始めたはいいものの、そもそも自己PRに何を書いたらよいか分からない、という方もいるのではないでしょうか

エントリーシートでも面接でも多くの場面で聞かれる自己PRは、内定獲得を左右するといっても過言ではない重要な項目です。

自己PRに苦戦している方やこれから自己PRを考えたいという方は、是非こちらの記事をご参考ください。

この記事を読んでわかること
  • 自己PRの定義と目的
  • 企業が自己PRを聞く理由
  • 自己PRのおすすめ構成
  • 自己PRを魅力的に伝えるコツ
  • 自己PRの例文
  • 自己PRのNGポイント
この記事をおすすめしたい人
  • 自己PRが思いつかない人
  • 自己PRとはなにか定義を知りたい人
  • 自己PRの書き方が分からない人
  • 受かりたい企業があるが、何をどうアピールしたらよいか分からない人
  • 例文を参考に、自分の自己PRを書きたい人
  • 周りと差がつく自己PRを作りたい人

【魅力的にアピールできる自己PRとは?】自己PRとは

そもそも自己PRとは、どんな意味で用いられているのでしょうか。

また、自己PRは何のために伝えるのでしょうか。

自己PRを考えるにあたって、まずは自己PRの定義と目的をしっかりと抑えておきましょう。

自己PRとは、自分の強みを相手にアピールすることを意味します。

そして自己PRの目的とは、自分の強みを知ってもらい、企業に対して「一緒に働きたい」と思わせることです。

やみくもに自分の強みをアピールすればよいのではなく、「一緒に働きたい」と思わせる、その企業に響く自己PRを考えることがポイントです。

自分の強みをアピール

自己PRは、自分の強みを企業にアピールすることです。

自己PRをすることによって、その人に与える自身の印象を変えることができます。

企業は、自社に貢献してくれる人を採用したいと考えています。

そして企業に強みを知ってもらうことは、その強みを活かして企業に貢献できる、というアピールに繋がります。

つまり、内定獲得において自己PRは重要なカギとなります。

しかし自己PRといっても、ただの自慢話と感じられてしまっては逆効果です。

先述の通り、大切なことは「一緒に働きたい」と企業に思わせることです。

企業が求めている人物像やスキルを確認し、その企業で活かせる強みをアピールしましょう

長所と自己PRの違い

長所もよく聞かれる質問の一つですが、自己PRと何が違うのでしょうか。

長所も自己PRも、自分の良さを伝え、企業に対して「一緒に働きたい」と思ってもらうことが目的である点では共通しています。

違いとしては、長所はプラスに作用しやすい先天的な素質(生まれつき持った性格や特徴など)、自己PRでは後天的な能力(経験から身についたり養ったりしたスキルや強みなど)をアピールすることが多いです。

また自己PRは、強みや得意分野などアピールの内容に明確な指定はなく、「いかに企業の利益に繋がるか」をアピールするための手段といえるでしょう。

【魅力的にアピールできる自己PRとは?】企業が自己PRを聞く理由

エントリーシートに用いられることが多い自己PR。

はたして企業はどうして自己PRを聞くのでしょうか。

企業に「一緒に働きたい」と思ってもらう自己PRを作るためには、企業が自己PRで何を評価しているのかを抑えておくことが重要です。

以下から確認していきましょう。

就活生の人柄を知るため

自己PRを聞く理由の1つ目は、就活生の人柄を知るためです。

これは、長所を聞く理由と同様です。

仕事では上司や同僚、取引先など、社内外を問わず様々な人と関わる場面があります。

そうした職場での人間関係は、仕事の円滑化や生産性の向上と切っても切り離せず、その人間関係に直結する人柄は、採用を左右する大切な要素といえます。

また、企業にとっては同じ組織の一員として働く仲間を採用しようとしているため、「一緒に働きたいか」という観点もふまえ、就活生の人柄を見ています。

客観的にみれているかを確認するため

理由の2つ目は、自分自身を客観的にみることができているかのチェックです。

自己PRをするためには、自己分析・自己理解が欠かせません。

企業は自己分析をしっかりと行っているか、アピールしている内容は客観的であるかという観点からも、自己PRをみています。

しっかりと自己分析を行っていないと主観的なアピールになってしまい、アピール内容の説得力や、伝えられる側にとっての納得感に欠けてしまいます。

つまり、客観的な事実や根拠に基づいたアピールになっていることが重要となります。

企業とマッチしているか確かめるため

企業とマッチしているかを確かめることも、自己PRを聞く理由の一つとして挙げられます。

企業の社風はそれぞれ異なり、体育会系の社風が多い業界もあれば、一般的にIT業界など体育会系ではない社風が多い業界もあります。

入社してからは、その企業の社風や社員の中で働くこととなり、あなたの強みや人柄がその企業の社風や他の社員とマッチしていることは、職場全体のモチベーションや、社員一人一人の強みが発揮できるかどうかにも影響してきます。

そのため、マッチ度も重要な評価項目となります。

企業に活躍できる人材であるかを見極めるため

自己PRを聞く理由として、その企業で活躍できる人材であるかを見極めることも重要な観点です。

企業は、入社後に活躍し自社に貢献することができる人材を集めるために、採用選考を行っています

そのため、一般的にみるととても魅力的なスキルや得意分野を持っている人であっても、その企業では活かすことができない強みであると、採用には繋がりにくくなります。

つまり、その企業で活かすことができるスキルや強みを述べることが、その企業にとっての魅力的な自己PRになるポイントといえます。

【魅力的にアピールできる自己PRとは?】就活の自己PRが思いつかない...

「自己PRの内容が思いつかない…。」

これは、自分についてしっかりと知ることができていない証拠です。

性格や個性が人それぞれであるように、誰にでも得意不得意や強み弱みがあり、考え方や捉え方次第で必ずアピールできることは見つかります。

焦らず、まずはしっかりと時間をかけて自己分析を行いましょう。

徹底した自己分析によって、自己PRの内容にも説得力が増します。

また自己PRだけでなく、長所・短所が明確になったり、自分に合った業界・企業の見つけ方が分かったりなど、就職活動における様々な場面で自己分析は活きてきます。

自己分析の詳しいやり方については、こちらの記事を参考にしてみてください。

【魅力的にアピールできる自己PRとは?】自己PRの構成

ここまで企業が自己PRを聞く理由や、自己PRの内容の見つけ方について抑えてきました。

以下からは、自己PRの構成について解説します。

企業に対して、自己PRの内容をより効果的に伝えるためには構成がとても重要です。

いくら企業にとって本来評価される強みやスキルを持っていても、実際に企業が魅力的に思えるように伝えられなければ、意味がありません。

自己PRを企業に響くように伝えるために、下記4つの流れで組み立てることがおすすめです。

  1. 結論
  2. 背景
  3. 発揮をしたエピソード
  4. 企業に活かせること

以下から詳しく見てみましょう。

1.結論

冒頭に、自分がアピールしたい強みを簡潔に書きましょう。

簡潔に書くことで、採用担当者にとっての読みやすい文章に繋がります。

また、採用担当者は何人ものエントリーシートに目を通しており、パッと一目みて伝えたいことが伝わる文章構成が重要です。

そのため、自己PRに限らず、書き出しは質問に対しての結論から伝えることが鉄則です。

エピソードや理由から文章を書き始めてしまうと、この文章を通して何を伝えたいのかが分かりづらくなってしまい、読み手の印象にも残りにくくなります。

さらに、書いているうちに聞かれている質問から論点がずれていく恐れもあります。

そのため、冒頭では結論を簡潔かつ分かりやすく伝えましょう。

2.背景

次に、その強みが本当に自分に備わっているという根拠を示すために、その強みがあると考えるに至った背景を述べましょう

これまでの人生において、その強みが活かされた場面やエピソードを振り返り、どのような経験によってそれが強みであると考えたのかを一文で伝えるとよいでしょう。

また、その強みに紐づいた経験を複数思いつく場合もあると思いますが、客観的に見て説得力の高い根拠となるものを選んで記載することがおすすめです。

3.発揮をしたエピソード

次は、その強みが発揮されたエピソードを伝えましょう。

ここで重要なポイントは具体性です。

これまで述べた結論と背景という抽象的な内容のみだと、読み手にとってはなかなかイメージがしにくくなっています。

そこで、その強みを発揮したエピソードを具体的に述べることによって、先頭の抽象的な文章についてイメージすることができるようになり、納得感に繋がります。

また、詳しく書くことであなたの強みであるという説得力も増すため、面接に繋がりやすくなるでしょう。

4.企業に活かせること

最後に、その強みを企業でどう活かせるのかを伝えて締めくくりましょう。

先述の通り、企業は入社してから貢献してくれる人を採用したいと考えています。

逆に言えば、その強みを入社後に活かせるイメージが湧かないと思われてしまうと、評価はされにくくなってしまいます。

自身の強みと仕事との関連する点や共通する部分を述べることで、入社後に活躍できるイメージに繋がるでしょう。

また、強みを活かして企業の売上や発展に貢献できることを記述すると、入社に対しての熱意を表現することもできます

【魅力的にアピールできる自己PRとは?】魅力的に伝えるコツ

ここからは、自己PRを魅力的に伝えるコツを解説します。

「周りの就活生と差をつけたい!」と思っている人は特に必見です。

一見似通っている強みやエピソードだとしても、伝え方一つで読み手が魅力的に思うかどうかは変わります。

インパクトのある言葉を用いる

自己PRでは、読み手に印象付けることがポイントとなります。

先述したように、採用担当者は数々の就活生の自己PRをみています。

その中で採用担当者が「おっ?!」と思うようなインパクトのある言葉を用いると、より印象に残りやすくなるでしょう。

特に、始めの結論で用いると効果的です。

よく使われるキーワードや誰かの受け売りではなく、自分の強みを特徴的かつ分かりやすく伝えられる言葉を考えられるとベストです。

理由を述べる

「なぜ」を掘り下げることによって、内容の濃い論理的な文章になります。

「なぜ、その考えに至ったのか」「なぜ、その行動をとったのか」など、事実や行動の背景にある自分の思いや考えを伝えることで論理性と物語性が生まれ、あなた自身の人柄も伝わりやすくなります。

読み手に取っても興味を惹かれる文章になり、自己PRとして魅力的に映りやすくなるでしょう。

数字を用いる

具体的な量や規模感など、数字を用いることで、より魅力的なアピールをすることができます。

例えば「売上が上がりました!」というよりも「売上を3倍にしました!」と数字を用いて伝えるほうが、相手にとって成果や実績を具体的にイメージしやすくなります。

成果や実績が分かりやすく相手に伝わることで、その成果や実績を生み出した強みやスキルにも説得力が増すでしょう。

自己PRは社風に合わせよう!

前述したように、企業の社風はそれぞれ異なると説明しました。

自己PRを通して、採用担当者は企業の社風にマッチしているかどうかも確認しているため、企業の特色に合わせた自己PRにすることでより魅力的に感じてもらえる可能性が上がります。

また、社風は企業のホームページや採用ページなどの一般的に公開されている情報だけでなく、説明会や社員との交流の場など、企業と直接接点を持つことで集められる情報や自分自身が感じたことも踏まえるとよいでしょう。

短所も書いてみよう!

自己PRを魅力的に伝えるコツとして最後に紹介するのは、短所も含めて伝えるという方法です。

自己PRは、企業に「一緒に働きたい」と思ってもらうことが大切な目的であり、企業側の意図としてあなたの個性や人柄を知りたいという思いがあります。

短所は、個性や人柄を知るための重要な要素の一つです。

また、短所を書くことで文章全体に色をつけることができ、強みや良さがより引き立つ場合もあります。

加えて、「しっかりと自己分析をしている」という印象付けをすることもできるため、効果的です。

【魅力的にアピールできる自己PRとは?】例文7選

こちらの項目では、下記7つの強みやスキルに関する自己PRの例文をご紹介します。

先述した自己PRのおすすめ構成を踏まえた具体性のある例文となっておりますので、是非ご参考ください。

  • 協調性
  • 行動力
  • リーダーシップ
  • コミュニケーション能力
  • 継続力
  • 責任感
  • 向上心

例文1:協調性

例文

常に周りを俯瞰して、状況に適した行動ができることが私の強みです。

この強みは、飲食店のアルバイトでの経験で培いました。

勤務先の飲食店は駅前に立地しており、通勤通学のお客様で朝と夕方は大変混雑します。

当初はスタッフ同士が同じ業務をして無駄な時間が生まれることもあり、繁忙時間帯にお客様をお待たせしてしまう状況が多く発生していました。

そこで私は店舗に足りないものは何かと考えて、改善を図りました。

具体的には私が全体の指示役を担い、スタッフ一人ひとりが無駄なく効率的に仕事に取り組めるようにコミュニケーションを図りながら指示を出すことに努めました。

その結果チーム全体の生産性を前年度の2倍あげることができ、繫忙時間帯のお客様の回転率も向上しました。

貴社に入社した際には、チームに対して貢献できることは何かと考えながら、臨機応変に周囲を見て行動をしていきたいと考えます。

例文2:行動力

例文

私は、思ったことを主体的に行動に移す力があります。

特にサークルの合宿係での経験において、この強みが発揮できました。

私は合宿イベントを実行する側として、チーム全体の意見を反映させたいという思いがありました。

そこで合宿で何がやりたいかとメンバー100名全員にアンケートをとり、できる限り実行に移しました。

中には両立することが難しい意見もありましたが、意見をくれたメンバーに直接話を聞きに行き、他の企画の提案に繋げました。

当日は100名全員にイベントに参加してもらうことができ、満足度も高く、私自身大きなやりがいを感じました。

貴社に入社した際には、お客様第一に考え、お客様の意見を反映し主体的に行動に移すことで、満足度向上や目標達成をはかっていきたいと考えます。

例文3:リーダーシップ

例文

私の強みは、目標達成をすることができるチームに変革するリーダーシップです。

営業職のインターンシップでの経験を通して、この強みを養いました。

それまでは、月ごとの目標達成率が他のチームと比べ低いまま推移していました。

私はこれではいけないと思い、自らリーダーに名乗り出てチーム変革を図りました。

当初はメンバーそれぞれのやり方で営業を行っていましたが、週1回話し合いの場を設け、各々のノウハウと営業が成功した際の流れを共有することにしました。

すると話し合い以外のメンバー間コミュニケーションも活性化し、チーム全体の結束力が高まりました。

結果、全10チームの関東部署で1番の成績や目標達成をすることができました。

この強みを活かし、貴社に入社したらチームとしての帰属意識を高めながら、目標達成に繋げていきたいと考えます。

例文4:コミュニケーション能力

例文

相手のニーズを汲み取ることができるコミュニケーション能力が、私の強みです。

この強みは、アパレルのアルバイトでの経験から養うことができました。

かつては、自分が一方的に話してお客様に商品の魅力を伝える接客をしていました。

しかし、なかなかお客様に納得してもらえず、商品の購入に繋がることが少ない状況でした。

そこで私は、他の店舗にお客様の立場として足を運び、接客を受けて感じたことを自身の接客に取り入れました。

まずはお客様が何に悩みを抱えているのかを丁寧に聞いたうえで、どう解決したらよいかを考え、商品の提案や紹介に繋げるようにしたところ、個人売上を2倍に上げることができました。

また、お客様から感謝のお言葉をいただくことも増えました。

貴社に入社した際には、アルバイト経験を活かしたお客様のニーズを汲み取った提案によって、売上に貢献していきたいです。

例文5:継続力

例文

私は、結果が出るまで諦めずに努力をすることができます。

この強みは、小学校から大学まで15年間続けたサッカーの経験を通して養いました。

小学校や中学校ではなかなか監督やコーチからの評価が得られず、レギュラー入りが叶わない状況が続いていました。

しかし、監督やコーチに加えて、先輩、同期、後輩に至るまで、積極的にアドバイスを求め、自身の練習に取り入れました。

また、必ず活躍したいという思いから、毎日の基礎練習も諦めずに続けることができました。

その成果が発揮されたのは、高校生の時です。

基礎をしっかり身につけていたからこそ、どんな場面でも応用することができました。

レギュラー入りが叶い、チームが目標としていた地区大会での優勝に貢献することができました。

貴社に入社したら、どんな人からの意見も素直に受け止め、結果が出ないときも貪欲に知識を身につけ目標達成に繋げていきたいと考えています。

例文6:責任感

例文

私は、責任感を持って大きなプロジェクトを成し遂げることができます。

大学祭の実行委員長としての経験の中で、この強みを発揮することができました。

私が実行委員長を務めた年はコロナ禍の影響もあり、対面で大学祭を行うことが難しい状況でした。

しかし、長年守られてきた伝統を受け継いでいきたいという思いから、諦めずに現状でできることを一つずつ実行していくことを決意しました。

初めてのオンラインでの大学祭開催を決め、オンラインならではの企画づくりや集客に苦労することも多い中で、委員会メンバーと連携しながら取り組みました。

委員会以外の学生や先生方からも積極的に意見をもらいながら困難を乗り越え、大学祭当日は満足度の高いイベントにすることができました。

貴社に入社後は、困難な出来事に苛まれても自分にできることはないかと考え、プロジェクトの成功に貢献したいです。

例文7:向上心

例文

私は負けず嫌いな性格で、常に1番を目指して日々邁進することができます。

居酒屋でのアルバイト経験で、この強みを発揮しました。

勤めていた店舗では売上低迷が問題となっており、お客様の数を増やすためにビラ配りを行うことになりました。

ビラ配りの成果を従業員間で競うことになり、私は1番を目指して試行錯誤を繰り返しました。

当初は道行く方がチラシに目を向けてすらもらえないような状況でしたが、店舗の売りやお客様の興味を引くキーワードを伝えながらビラ配りを行うことで、1週間で300枚ものビラを一人で配ることができました。

社員含めた従業員全30名中1位になることもでき、お客様数の増加にも繋がりました。

貴社に入社した際にはこの負けず嫌いな性格を活かし、1番を目指して日々励み、売上に貢献していきたいと考えます。

【魅力的にアピールできる自己PRとは?】NGポイント

魅力的な自己PRを作るためには、自己PRでNGとされるポイントに当てはまらないように気を付けることも大切です。

ここで下記3つのNGポイントをしっかりと抑え、自分の自己PRを作る際に注意してみてください。

  • 根拠がない自己PR
  • 複数のエピソードを述べている
  • 時系列を意識しない

根拠がない自己PR

1つ目のNGポイントは、根拠がないことです。

主観的で根拠のない自己PRには説得力がありません。

例えばリーダーシップを強みとしていても、リーダーとしての具体的な経験や出来事を伝えるのではなく、リーダーとしての心構えや意識についての自分の考えを伝えるのみだと、読み手への説得力に欠けます。

明確な根拠となる客観的な事実やエピソードがあってこそ、強みに説得力が生まれるのです。

根拠がない自己PRになってしまう原因は、自己分析不足であることが多いです。

しっかりと自己分析を行い、説得力のある根拠を見つけアピールしましょう。

複数のエピソードを述べている

NGポイントの2つ目は、複数のエピソードを一つの文章に組み込むことです。

複数の功績を述べることは一般的にはよい印象を与えますが、エントリーシートにおいては悪い印象に繋がる場合があります。

エントリーシートは文字制限があることが殆どで、指定の文字数の中で自己PRを伝え切る必要があります。

そのため、複数のエピソードを記載すると必然的に内容が薄くなってしまい、自己PRとして説得力が弱くなってしまいがちです。

一つのエピソードを深掘りし、具体性やプロセスを大切に記述しましょう。

時系列を意識しない

3つ目のNGポイントは、時系列がバラバラであることです。

過去と現在を行き来している文章は、初めて読む人にとっては読みにくい、理解しにくいと感じられることが多く、マイナスな印象を与えてしまいます。

人に読まれる文章であることを意識して、過去→現在→未来という時系列に沿った流れで書きましょう。

【魅力的にアピールできる自己PRとは?】作成ツールを使おう

「自己PRって作るのに時間がかかるな…。」

「ひとまず例文を見たい。」

このように感じている方には、自己PR作成ツールがおすすめです。

質問に答えていくだけで自己PRが簡単に作成できますので、是非活用してみてください。

自己PRを作るにあたって、より具体的なイメージが湧きやすくなるでしょう。

まとめ

記事全体を通して述べてきた通り、自己PRは企業にあなたの良さを知ってもらい、「一緒に働きたい」と思わせることが目的です。

「一緒に働きたい」と思ってもらうことができると、採用の可能性もグッと高まります。

この重要な目的を忘れず、魅力的な自己PRで内定獲得を目指しましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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