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はじめに
これからアルバイトをしてお金を稼ぎたいと思った時、まずしなければならないことが履歴書作りです。
学歴や自分の名前、住所を書くのは難しくないのですが、志望動機の欄に行くと手が止まってしまう方もいるのではないでしょうか。
ある程度エピソードや言葉遣いなども考えますし、そんなにスラスラと書けないでしょう。
ここでは志望動機を書く上でのポイントや、実際に使える例文を紹介していきます。
【アルバイトの志望動機】志望動機を書くポイントとは?
就活を始める時に作成する履歴書程、堅苦しく考えなくても大丈夫です。
どうして働きたいと思ったのかを素直に書き、頑張りたいと思っている意欲が伝われば問題ありません。
何人かアルバイトの応募が来ていて選ぶ際に、このお店がいいなどと思った理由が明確な方が有利になる場合もあります。
ここからはどんな理由があるか、いくつか紹介していきたいと思います。
働きたいと思った理由
アルバイトの求人は多数ありますが、ここで働きたいと思う時には何かしら理由があるはずです。
その思ったままのことを、働きたい理由として書いても大丈夫です。
あまり言ってはいけないような理由の場合は少し別の志望動機も考えた方がいいですが、そんなに問題のないことであればかっこよく書く必要もありません。
例として、イケメンが働いていてその人と仲良くなりたいと思ってアルバイト先を選んだ場合はそのまま話さない方がいいですが、元々お店に来ることが多く食事もおいしいため、ここで働きたいと思ったということであればOKです。
接客業を通してスキルを身に付けたい、とにかくお金を稼ぎたいなどでも働きたいと思った理由になります。
働くことへの理由
なんで働くことにしたのかに対して理由がある場合、そのまま志望動機として書いても大丈夫です。
たとえば、自分の友人みんながアルバイトを始めると、同じように頑張りたいと思うかもしれません。
中には一人暮らしをしていて、自分のかかる生活費くらいは稼ぎたいと思っている方もいるでしょう。
このような働くことへの理由も立派な志望動機になりますので、そのまま書いてもOKです。
とくに一人暮らしをして自分のかかる費用をどうにかするためにアルバイトをしたいという学生は、雇う側でも偉いと感じ応援してあげたい気分になります。
好印象を与える志望動機にもなりますので、ありのままに理由を書きましょう。
応募先を選んだ理由
アルバイト先でどこかいいところがないかと探している時には、何か理由があってその会社を選んでいるはずです。
自分が望んでいる条件に合うでもいいですし、普段利用しているお店だから仕事を覚えるのも難しくなさそうなど、何かしら理由があるでしょう。
ここは自分にとって難しいかもしれないと思うところや全く興味のないアルバイト先は、あまり選ばないのではないでしょうか。
いつも利用していて店員さんも感じ良く、自分もこんな風に接客を頑張りたいなどと思った時には、そのままを志望動機の欄に書いて気持ちを伝えましょう。
働くにあたって自分も笑顔を大切にして働くなどと、意欲も一緒に伝えられたら尚いいですね。
仕事上の強みや自分の特技
自分が自信あるものを活かして、アルバイトを頑張るというのも悪くありません。
得意なものや特技があれば、そこから自分はどんなアルバイト先が合うか考えてもいいでしょう。
たとえば、運動を今までやっていて体力に自信がある方は、力仕事のアルバイトもオススメです。
引越し屋やスーパーの品出し、意外にコンビニの夜勤も体力がある人の方が有利です。
この強みを活かして、履歴書の志望動機の欄にどうして働きたいと思ったのか書いてみましょう。
誰かと話す時に人見知りをしないという強みがあれば、接客業などの直接人と関わる仕事がオススメです。
その際も自分はコミュニケーションに関して自信があることを伝え、志望動機としてみましょう。
働ける日数と時間
アルバイトを探す時に、どんなにこの仕事がいいと思っても働ける日数や時間にズレがあると諦めてしまうのではないでしょうか。
逆にアルバイトを募集している側でも、会社側の都合があり希望の日数や時間を指定している場合があります。
そこそこによって求めているものは違い、週2日程度でいい場合と週に4日の5時間以上が条件になるなどさまざまです。
仕事の内容と共にこの働ける日数と時間の希望も合っていて応募する場合は、この内容も志望動機として使えます。
例として、週1日で1時間以上からOKなコンビニを見つけたとしていいと思って応募する時は、大学生活と両立できると考え、こちらの会社へ応募したと伝えてもいいでしょう。
枠内に収める。少なすぎてもNG
履歴書を見ると分かりますが、全てが枠で仕切られていてその項目によっても大きさが変わってきます。
志望動機を書く時にも、必ず枠内に収めるようにして書きましょう。
ただ枠内にいくら収まっていても、文章が少なすぎるのも印象が良くありません。
アルバイトとして選んだのも適当に考えて、どこでも良かったけどとりあえずで来たと思われます。
ある程度の文章の長さは必要ですし、できればそこのアルバイト先の仕事内容を選んだ理由も書くといいでしょう。
履歴書から「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるような文章作りは大切ですし、同じく希望している人がいる場合、中身がある文章の方が採用されやすいでしょう。
盛る必要はなし!嘘は書かない
採用されたいという気持ちが大きくなりすぎてしまい、つい無理なこともできると書いてしまいたくなるかもしれません。
しかしできないのに無理を書いてしまうと、後から働いて自分の首を絞めることになります。
とくに夜勤など本当はできないのに、面接でも受かりたいと思って24時間学校がない日は働けるなどと書いてしまうと、後から頼まれても辛くなってしまいます。
さらに盛って書いてしまうことで期待されてしまい、実際に働いた時に履歴書とのギャップがあり相手をガッカリとさせてしまうという場合もあるのです。
できないのにできると嘘を書く必要はないですし、そんなに盛ることはしなくても大丈夫です。
【アルバイトの志望動機】どうやって書いたらいい?志望動機例
いざ履歴書を手元に置いて書き進めていくと、何から志望動機を書こうと悩んでしまうでしょう。
内容もどのように伝えたらいいのか迷ってしまいますし、頭も使うのではないでしょうか。
ここでは志望動機をどのように書いたらいいのか、理由に応じて具体例も交えながら紹介していきたいと思います。
これから書き始める方で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
学費を稼ぐためや目的があり資金が必要である
大学は公立でもそこそこの学費がかかりますし、とくに私立になると高いのが特徴です。
さらに地方から上京などしている方は、一人暮らしをしていて家賃や光熱費、食費がかかっているのではないでしょうか。
少しでも親の負担を減らそうと、学校の勉強と両立させながらアルバイトしたいと考える方もいるでしょう。
この志望動機は立派ですし好印象も与えるので、堂々と伝えてみてください。
書き方
私は今一人暮らしをしていて家賃や光熱費、さらには学費でも負担をかけています。
少しでも自分で稼ぎ負担を減らしたいと思い、今回アルバイトへ応募しました。
仕事でもお客様が満足するような笑顔、声かけをしていき頑張りたいと思っています。
初めてのアルバイトではありますが、一生懸命頑張りますのでどうぞよろしくお願い致します。
と、学費や一人暮らしの家賃を稼ぎたいことを伝え、目的もあり頑張りたい熱意を伝えましょう。
スキルを身に付けるため
今後社会人として就職にするにあたって、スキルを身に付けたいと思っている方もいるでしょう。
学校ではほとんど勉強を行うので、もっと現場を感じてスキルを身に付けたい方もいるのではないでしょうか。
これも立派な志望動機になりますし、アルバイトは今後の社会人生活にも多いに役立ちます。
営業の仕事に就くため、ノルマのあるアルバイトで頑張ってみたい、学校の先生になりたいので家庭教師をするなどスキルを身に付けられる仕事は多数あります。
書き方
将来ノルマを達成できる営業マンになりたいと思っています。
そのためコールセンターの発信業務でその力をつけ、さまざまなお客様に商品の良さを感じていただけるように頑張りたいと思い応募しました。
目標件数を毎月達成できるように工夫しながら頑張り、将来にもつなげられるように仕事に取り組みたいと思っています。
会社のためにも頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します。
興味がありやってみたい
小さい頃からよく行くお店があったり、しょっちゅう行くスーパーや飲食店があったりすると、そのうちお店にも興味が出てきて仕事をしてみたいと思う場合もあるのではないでしょうか。
大学生だとファーストフード店や、コンビニなども気軽に利用していて仕事に興味を持つこともあるでしょう。
興味を持って、この仕事を体験し会社のためにも頑張ってみたいと思ったら、それも立派な志望動機となりますのでぜひアピールしてみましょう。
書き方
小さい頃からこちらのお店を利用させてもらう機会も多く、働いてみたいと興味がありました。
メニューもどれを頼んでもおいしくいつも清潔感があり、働いているスタッフさんも感じのいい人ばかりで、私も今度はお客様ではなく店員としてこのお店で働いてみたいと思い応募しました。
アルバイトは初めてで至らない点はあるかと思いますが、教えてもらった仕事はメモを取り、お客様が満足してくれるように心配りを行い頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します。
社会経験として
大学での勉強も大切ですが、社会経験をしたいと思った時にはアルバイトが一番です。
実際にお金をもらって働くので、それなりに厳しさや世の中の雰囲気も分かってきます。
今のうちから社会経験をして頑張りたいと思うのも、立派な志望動機になりますので伝えましょう。
現に何も経験なく新社会人になるよりも、アルバイトを経験しているだけでできる仕事も増えます。
自然とビジネスマナーが身に付いていたりして、アルバイトは役立つことが多いです。
書き方
これから大学を卒業し社会人として働いた時のためにも、今から社会人経験をすることが大切だと思い志望しました。
昔から料理が得意で、家でも時間がある時や夕食の時には家族の分も含めて積極的に作っています。
アルバイトでもキッチンで働いた時には、メニューのレシピも覚え積極的に動き頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します。
家や学校から近い
アルバイトにもよりますが、遠い場所の場合交通費が出るかどうかはその職場によります。
できれば交通費を出さずに、時給だけで働ける人がほしいと思っているアルバイト先があるのも現実です。
家や学校から近く、交通費や時間をかけずに仕事に来られるというのも大きな志望動機になります。
もし家や学校から近くちょうどいい場所だと思うアルバイト先で働きたい時には、志望動機に近くて選んだというのをアピールしましょう。
書き方
家から3分の距離にあり近いため、交通機関が止まり行けなくなるということもなく通えると思い、こちらのお店を志望しました。
とくに夜勤を希望していて、シフトもなるべく多めに入り稼ぎたいと思っております。
接客業を通してコミュニケーション能力を磨き、お客様にも満足してもらえるように元気のいい挨拶をして頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します。
とくに志望理由がない
志望動機と見て、とくにそんな大きい理由はないという場合もあるでしょう。
しかし突き詰めて考えていくと、数ある中からそのアルバイトがいいと思った理由が見つかるものです。
時給が良くお金を早く貯められそうだったからや、お客様に接しながら稼げるのは楽しそうだと思ったからなど、何かしら出てくるでしょう。
かっこいい理由が出てこない場合でも、探しているうちに何かしら思いつくので少しじっくりと考えてみましょう。
書き方
学校の勉強以外の時間はとくにやることもなく暇なため、この時間を有効に使って仕事がしたいと思い志望しました。
数ある仕事の中でも、体力にも自信があり重いものも無理なく運べるため品出しを希望しています。
元々スーパーに夜行くと私と同年代の方も多く働いていて、この仕事であれば自分にもできそうだとも感じておりました。
時間内に綺麗に品出しをしていけるように努力しますので、どうぞよろしくお願い致します。
【アルバイトの志望動機】まとめ
そんなにかっこいいことを言う必要もないですし、正直に話した方が好印象です。
書く時に枠をはみ出してしまってはダメですが、これしか志望動機がないの?と思われてしまうのも良くありません。
どのような気持ちで志望して、今後どのように頑張っていくかを伝えましょう。
あまりにも立派な志望動機ではなくてもいいですが、何人もアルバイトを希望している人がいてライバルが多い可能性もありますので、差をつけるために基本的な敬語はしっかりと使い、200文字程度は文章を書いておくといいでしょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート