人事に印象付ける自己PRとは?自己PRを面白くする方法を紹介【例文付き】

人事に印象付ける自己PRとは?自己PRを面白くする方法を紹介【例文付き】

就職活動において、自己PRはよく問われる内容のひとつです。

自分の強みを最大限にアピールし、企業にあなたのことを印象付ける良い機会です。

人事に良い印象を残し、インパクトを与えることができる自己PRを作成することが、就活においては非常に重要です。

ありきたりな内容ではなく、他の学生と差別化を図れるような、面白い自己PRを作成するポイントなどを紹介します。

【面白い自己PR】企業が自己PRを聞く理由

企業が、自己PRを問うのには理由があります。

自己PRを通して何を判断しているのでしょうか。

あなたの人柄を知るため

新卒採用を行っている企業は、主に学生の人柄を重視した選考を行っています。

自己PRでは、その企業が知りたいあなたの人柄を詳しく知ることができる項目になっています。

そのため、企業にあなたの姿を見てもらうために、人柄が伝わる自己PRが必要になります。

企業の求める人物像に合っているか見るため

企業は自己PRによって、自分の企業の求める人物像と一致しているかを見ています。

求める人物像は、企業によって異なり、仕事を行っていく中で同じ志を持って仕事を行えるか、組織になじめるか、活躍できるポテンシャルがあるかなどの観点から企業が策定しています。

【面白い自己PR】面白い自己PRの特長

どんな事が面白いのかは、人によって違います。

では、就活において面白いと思われる自己PRとは、どんなものでしょうか。

予想外の展開がある

例えば、自己PRないでのエピソード内に予想外の展開が含まれると、面白い自己PRといえます。

予想外の展開を入れるように考えてみましょう。

しかし、マイナスの予想外ではなく、ポジティブな自分の強みに関係するような展開にすることが重要です。

インパクトがある

他の人が経験したことのないようなエピソードが含まれた自己PRは、人事に大きなインパクトを残すことができるでしょう。

しかし、中身を伴わないエピソードでは、良い印象を残すことができません。

自分の強みがより強調されるようなエピソードを選びましょう。

ユーモアがある

自分にキャッチフレーズをつけたり、自分をものに例えるなどをするとユーモアを交えて、自分のことを伝える事ができるでしょう。

具体的にすることにより、あなたの人柄を分かりやすく伝えることができます。

身近な伝わりやすいものに例えてみましょう。

自己PRに含むべきではない面白さとは

社会性やモラルが欠如しているようなエピソードを使用するのはNGです。

例えば、バイト先に遅刻したような話や、人のことを馬鹿にして自分を上げようとするエピソードです。

世間や社会に迷惑になるような面白さは書くことをやめましょう。

下品な話や、パチンコなどのギャンブルのエピソードも避けましょう。

【面白い自己PR】面白い自己PRを書くメリット

自己PRが面白くなる要素を紹介しました。

では、自己PRを面白く工夫するメリットとはなんでしょうか。

あなたの人柄がより伝わる

面白い自己PRをかくと、あなたがどんな人柄なのかを伝えることができます。

あなたの興味の対象や、日頃からどんなことを考えて行動しているのかを知ることができます。

具体的なエピソードを通して、あなたがどういう人物なのかを知ることができるのです。

好印象を与えられる

些細なエピソードでも、ユーモアや面白さを含んで伝えることができると、ポジティブな印象を与えることができます。

元気でポジティブな人柄だと感じてもらえ、それらが採用へと繋がる可能性があります。

発想力をアピールできる

一般的な自己PRであったとしても、少しの工夫をすることで面白い発想や柔軟な発想力があると評価してもらえる可能性があります。

ありきたりなエピソードであっても、伝え方ひとつで受け取ってもらえる印象は変わります。

自分の自己PRはありきたりだと感じたときこそ、表現の仕方を工夫してみましょう。

【面白い自己PR】面白い自己PRを書くデメリット

面白い自己PRが必ずしも好印象につながるわけではありせん。

面白さが伝わらなかったり、業界によっては面白い自己PRが求められていない場合があります。

繰り返しになりますが、企業は自己PRによって、求める人物像に当てはまる学生を探しています。

こにズレが生じないように、企業の求める人物像からどんな人が求められているのか想像しながら、面白い自己PRにするかどうか判断しましょう。

面白さが評価されやすい業界には、エンタメ業界やメディア業界、出版業界、職種では企画やサービス職などが挙げられます。

【面白い自己PR】面白い自己を書くポイント

実際に、自己PRを面白くするにはどのような工夫をすれば良いでしょうか。

自分をモノに例える

自分をモノに例えることで、ユーモアのある面白さを演出することができます。

例えば、「私はスポンジのように吸収力があります」「私は粘土のように状況に応じて自在に対応することができます」などがあります。

誰もが知っているようなものに例えることで、相手が自分を想像しやすくなります。

できるだけ身近なもので例えるようにしましょう。

逸話を挟む

有名人の逸話を挟んだり、物語のワンシーンを挟んだりすることで目を引く自己PRを作成できます。

例えば、「豊臣秀吉が織田信長が外出するのに備えて下駄を温めていたエピソードのように、私は細かいことに気づけるという強みがあります」などがあります。

ただし、有名ではない人物や物語のエピソードは人事に響きにくいこともあるので、注意する必要があります。

できるだけ、有名なエピソードを選ぶと良いでしょう。

キャッチフレーズをつける

自分にキャッチフレーズをつけることで面白い自己PRを作成することができます。

例えば、「私を一言で例えると道路に咲く植物です。

私は壁にぶつかってもへこたれずに成長を続けることができます。」などが挙げられます。

しかし、人に伝わりにくいキャッチフレーズをつけてしまうと人事の人に伝わらない可能性があります。

しっかりと、なぜそのキャッチフレーズなのかの補足情報をつけるようにしましょう。

面白いエピソードを選ぶ

思いがけないハプニングが発生したエピソードや、大どんでん返しがあるエピソードを話すことで、印象に残る自己PRを作成することができます。

しかし、単純にインパクト重視のエピソードを選んではいけません。

しっかりと、自分の人柄が伝わるようなエピソードを選ぶようにしましょう。

【面白い自己PR】面白い自己PRを効果的にアピールする構成

相手に伝わりやすい自己PRを作成するには構成が重要になります。

シンプルな分かりやすい構成にすることにより、あなたの人柄が企業に伝わりやすくなります。基本に沿った構成で自己PRを作成するように心がけましょう。

結論

まずは、結論から述べましょう。

最初にあなたの強みが何なのかを伝えることにより、自己PRによって何を伝えたいのかが分かりやすくなります。

キャッチフレーズや逸話を挟まない場合は、シンプルに「私の強みは○○です」とします。キャッチフレーズや逸話を挟む場合は、「私は~のように、○○が強みです」と伝えることにより、分かりやすい導入になります。

自己PRであなたの人柄を知ってもらうためにも、結論から述べるようにしましょう。

根拠

次になぜそれがあなたの強みといえるのかの根拠としてエピソードを伝えます。

エピソードを伝える際は、なぜその強みを発揮するのに至ったか、どのように発揮したか、その結果どうなったかという展開にすると良いでしょう。

構成を複雑にしてしまうと、相手に面白さが伝わらない可能性があります。

面白いエピソードを使う際はぜひ構成を意識して、相手にその面白さが伝わらなかったということを防ぐようにしましょう。

入社後にどう生かすか

最後に、強みを入社後にどう生かすかを伝えます。

企業は、入社後の活躍を期待して採用します。

自分の強みを入社後にどう生かすかを伝えることで、企業にあなたが活躍する姿を想像させることができます。

好印象を残すだけではなく、具体的に入社後の姿を見せることにより、より選考に通りやすくなるでしょう。

【面白い自己PR】面白い自己PRの例文

実際に、面白い自己PRの例文を紹介します。

キャッチフレーズを生かした面白い自己PR

私は99回失敗しても100回目に成功させることができる人です。私は困難にぶつかっても諦めず、失敗を次に生かすことができます。
私が卓球部に所属していたときのエピソードを紹介します。
私は大学から卓球を始めたため周りよりもスキルがなく、部活のメンバーとの対戦でも毎回負けていました。そんな中、シングルスの大会があり、私は優勝するために練習を重ねました。
具体的には、練習では負けた要因を分析し、ノートに記すことで同じミスをしないよう、また自分の課題を克服できるよう努めました。
その結果、練習試合で勝つことが出来なかったメンバーに、本番の試合で勝利することが出来ました。
これは、自分自身の失敗に負けず、努力を続けた結果だと感じています。
御社では、このように失敗にへこたれず、失敗を成功に繋げられる私の強みを生かし、お客様によりよいサービスを提供していくことができます。

逸話を用いた面白い自己PR

私は童話のウサギと亀の亀のように確実に物事を遂行することができます。私の趣味はマラソンです。
最近は100㎞を超えるウルトラマラソンも完走することができました。
長距離を完走するには、走力以外にもウェアや補給食やテーピングなどさまざまな準備が必要になり、体力だけでは完走できません。
フルマラソンに向けて、しっかりと準備を整えていくことで、初めて完走することができます。
私は絶対に完走するために、毎朝トレーニングや練習を計画・実行し、必要な持ち物の準備やケアなどもしっかりと行っています。
決してタイムが速いわけではありませんが、完走率の低い大会でも完走できるのは、こうした慎重さとやり切る心の強さがあるからこそだと思っております。
御社に入社後も、必要な力やスキルを磨きながら売上目標を遂行するために事前準備を怠らず着実に成功を収めていきたいです。

【面白い自己PR】自己PRは見直しが重要

自己PRでは、誤字・脱字はNGです。

一度書いただけではなく、自分で誤字や脱字がないか確認しましょう。

また、第三者に確認してもらうことで、表現に違和感がないかなど自分では気づきにくい点を指摘してもらえます。

一度、家族や友達、大学のキャリアセンターなどで確認してもらい、誰にでも伝わるような自己PRを作成しましょう。

就活エージェントを活用しよう

より人事に響く自己PRをつくりたいという方は就活エージェントの利用がおすすめです。

採用のプロに添削をしてもらうことで、よりあなたの魅力が伝わる自己PRを作成することができます。

特におすすめなサービスは就活市場エージェントです。

就活市場エージェントは学生が無料で利用できるサービスで、人事目線であなたの自己PRの添削をします就活市場エージェントの登録者の内定率は95%!利用満足度は97%!あなたの就活を全力で支えます。

まとめ

いかがでしたか。

面白い自己PRは、あなたの強みをより印象的に人事に伝えることができます。

しかし、自分の言いたいことが伝わらなかったり、企業の求めている人物像とかけ離れてしまう可能性があります。

自分の行きたい企業に内定をもらうためにも、身近な人だけではなく、就活エージェントなどを活用して、良い自己PRの作成を目指しましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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