「動画選考って何を意識してやればいいんだろう」「動画選考で何を見られているんだろう」動画選考は数多くの企業が取り入れている選考方法です。
就活生の皆さんも就活をすれば何度か経験することになります。
ここでは、動画選考で見られていることやポイント、流れなどを紹介します。
動画選考は最初の選考で行われる事が多いので、ここでしっかりとポイントを押さえて、次の選考に進めるように頑張りましょう。
【動画選考】動画選考ってなに?
はじめに、そもそも動画選考とは何かを解説します。
就活を始めたばかりの方は、動画選考と聞いてもピンとこないと思います。
簡潔にまとめると、動画選考とは「自己PRや志望動機など決められた質問や課題に対して録画収録をし提出する選考」のことです
。自分を動画で取る経験はなかなか無いので違和感があると思いますが、コロナの影響と次に説明する意図により最近増えている手法になります。
【動画選考】実施する意図とは
最近増えている動画選考ですが、実施する意図は何なのでしょう。
直接面接したほうが良く見極められる印象があると思いますが、動画選考を行う意図は色々あります。
それが分かると対策もしやすくなりますので、ここで動画選考を実施する意図を3つ理解しておいてください。
採用活動を効率的に行う
1つ目は、採用活動を効率的に行うことです。
人事担当は採用活動の際に、何百人、何千人もの書類に目を通す作業に追われることになります。
それだけで時間を取られてしまうと、他の業務に支障をきたすことになりかねません。
そのため、動画選考を行うことで書類に目を通す工数を削減する目的があります。
また、学生側も書類を書く時間を減らすことができるため、企業側にとっても学生側にとっても、効率の良い採用活動・就職活動ができるようになるということです。
書類よりも人柄が伝わりやすい
2つ目は、書類よりも人柄が伝わりやすいことです。
紙面上だと就活生のプロフィールと動きのない顔写真しか分からないため、雰囲気が掴みにくいです。
そこで動画選考を行うことで、話し方や表情など書類では伝わらない学生の魅力を知ることができます。
芸能人も、ネットに出ている画像で見るのと、テレビやSNSの動画で見るのとでは、大分印象が異なりますよね。
人の印象は文面や写真だけではなかなか伝わりにくいものです。
動画であなたの魅力を伝えられるようにしましょう。
地方学生も巻き込める
3つ目は、地方学生も巻き込めることです。
採用活動を拡大するにあたって、地方学生の採用を増やしていく必要があります。
対面の面接のみの場合、都内の会社まで面接に頻繁に来られる学生に限定されてしまいます。
すると、優秀な地方学生を採用する機会が無くなります。
そのため、動画選考を交えることで地方学生も応募しやすいようにしているということです。
【動画選考】企業側がみているポイント
動画選考を実施する意図が、採用活動を効率的に幅広く行い、就活生の人柄をより理解するためと分かったところで、企業側が見ているポイントを2つ解説します。
企業が動画選考でどこに着目しているのかが分かれば、対策もしやすくなるので、チェックしてください。
書類では分からない雰囲気
1つ目は、書類では分からない雰囲気です。
先程も説明しましたが、1枚の写真と文面だけではなかなか人柄が伝わりません。
そのため、動画の中で喋ってる雰囲気などを確認して自社に合うかどうかを見極めています。
企業は面接を通して、企業と就活生が人柄・能力面でどのくらいマッチしているかを見ています。
そのため、ESだけでは分からない雰囲気や人柄を動画選考で見極めるということです。
企業に対しての志望度
2つ目は企業に対しての志望度です。
動画内で、いかに話せているかどうかで志望度の確認を行っています。
志望度が高い企業の選考は真剣に時間をかけて準備しますよね。
そのため、動画を見るとある程度は志望度が分かります。
企業は面接を通して、長期的に働いてくれる人材かどうかを見極めています。
1人を採用するのに70万円の費用がかかっていることもあり、入社した人にはできるだけ長く働いて欲しいのが企業の本音です。
そのために動画選考を通して志望度を確認しています。
【動画選考】種類がいくつかある
決められた質問に対して録画収録する動画選考ですが、種類がいくつかあります。
種類によって撮影前の準備を変える必要もあるので、どういった種類のものがあるのか知っておきましょう。
ここでは動画選考でよくある2つのタイプを紹介するので、チェックしてください。
企業からの質問にオンデマンドで回答する
1つ目は、企業からの質問にオンデマンドで回答するタイプです。企業からURLを伝えられ、そのURLに入室すると質問が表示されてそれに応えていくようなスタイルになります。
このタイプの場合、撮り直しができないので注意しましょう。
動画選考の場合撮り直しができると考えている就活生が多いと思いますが、この場合はできません。
URLに入る前に練習して、一発目でベストな回答をできるようにしておきましょう。
自分で録画して企業に送る
2つ目は、自分で録画して企業に送るタイプです。
あらかじめ指定されている質問に対して動画で回答するスタイルです。
このタイプの場合、自分が納得するまで撮り直しができます。
しかし、なかなか納得する回答ができず、提出するまで予想以上に時間がかかってしまうことがあります。
ある程度練習してから録画して、期限に間に合うようにしましょう。
【動画選考】動画作成の流れ
では、次に動画作成の流れを解説します。
いきなり動画を撮るように言われても、何から始めればいいか分かりませんよね。
ここでは動画選考の課題が出てから企業に送信するまで何をすればよいかを詳しく解説しますので、参考にしてください。
①原稿作成
まずは原稿作成をしましょう。
面接の前にもある程度は原稿を作成すると思いますが、動画選考でも必須です。
その際に、PREP法を意識して原稿を作ってください。
PREP法とは、「結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論(Point)」の順番で話を展開する方法です。
この方法を使うと、相手に伝わりやすく説得力のある文章になります。
動画選考だけでなく、ESや面接でも活用してみてください。
②時間内に収まるかの練習
原稿が作成できたら、時間内に収まるか練習してみましょう。
動画選考では、時間が指定されていることが多いです。
ストップウォッチを用意して、文章が実際に長すぎないか短すぎないかを確認してみてください。
また、時間が余ってしまう場合、話すスピードが早い可能性もあります。
話すスピードが早いと聞き取りづらくなってしまいますので、一度自分で録画してスピードを確認してみるのもオススメです。
時間内にベストの回答ができるようにこの段階で調整しましょう。
③動画撮影
時間の調整もできたら、いよいよ動画撮影です。
スマートフォンの撮影で問題ないので、持っているスマートフォンを使いましょう。
動画撮影をする前に、髪の毛や服装、メイクなどが録画をするのに適しているかチェックしましょう。
また、カメラが自分の目線の直線状にあるようにしてください。
そうすると、録画を見た面接官の目を見ている姿勢になり、話している内容が伝わりやすくなります。
④確認
動画撮影が終わったら内容を確認しましょう。
また、時間が余ってしまう場合、話すスピードが早い可能性もあります。
話すスピードが早いと聞き取りづらくなってしまいますので、一度自分で録画してスピードを確 認してみるのもオススメです。
時間内にベストの回答ができるようにこの段階で調整しましょう。
③動画撮影
時間の調整もできたら、いよいよ動画撮影です。
スマートフォンの撮影で問題ないので、持っているスマートフォンを使いましょう。
動画撮影をする前に、髪の毛や服装、メイクなどが録画をするのに適し ているかチェックしましょう。
また、カメラが自分の目線の直線状にあるようにしてください。
そうすると、録画を見た面接官の目を見ている姿勢になり、話している内容が伝わりやすくなり ます。
④確認
動画撮影が終わったら内容を確認しましょう。
PREP法で話せているか、カメラ目線になっているか、表情は固すぎないか、部屋の明るさは適 切か、などをチェックしてください。
もし問題がある場合は撮り直しを行い、満足のいく動画になるように仕上げましょう。
自分が面接官になったつもりで動画を見ると客観的に見られるのでおすすめです。次の章で解説 するポイントも意識してみてください。
⑤企業に送信
確認ができたら、企業に動画を送信しましょう。
企業に送信する際はファイル名を「名前 大学」に最低限変更しておいてください。
企業側が誰の動画か分かりやすいようにするためです。
他にも企業からの指定がある場合は指示に従って送信します。
また、期限内に動画を送信できるように気をつけましょう。
期限を守ることは社会人の基本であり、遅れるとだらしのない印象になってしまいます。
よく期限を確認して、それまでに確実に送信してください。
【動画選考】限られた時間で好印象を与えよう
動画を送信する手順も分かったところで、限られた時間で好印象を与える方法を紹介します。
PREP法で話せているか、カメラ目線になっているか、表情は固すぎないか、部屋の明るさは適切か、などをチェックしてください。
もし問題がある場合は撮り直しを行い、満足のいく動画になるように仕上げましょう。
自分が面接官になったつもりで動画を見ると客観的に見られるのでおすすめです。次の章で解説するポイントも意識してみてください。
⑤企業に送信
確認ができたら、企業に動画を送信しましょう。
企業に送信する際はファイル名を「名前 大学」に最低限変更しておいてください。
企業側が誰の動画か分かりやすいようにするためです。
他にも企業からの指定がある場合は指示に従って送信します。
また、期限内に動画を送信できるように気をつけましょう。
期限を守ることは社会人の基本であり、遅れるとだらしのない印象になってしまいます。
よく期限を確認して、それまでに確実に送信してください。
【動画選考】限られた時間で好印象を与えよう
動画を送信する手順も分かったところで、限られた時間で好印象を与える方法を紹介します。
動画選考では面接ほど時間がないので、限られた時間で企業側に好印象を与え、通過できるようにしなくてはなりません。
そのためのコツを3つ解説するので、チェックしてください。
第一印象は3秒で決まる
1つ目は第一印象です。
第一印象は3秒で決まり、そう簡単には変わらないので大切です。
第一印象を良くするポイントは、挨拶はしっかりすること、笑顔で明るく元気よく発言することです。
動画を撮るときは緊張しているので、笑顔を作り元気よく発言するのはなかなか難しいかもしれません。
そこでおすすめするのが、動画を撮る前に鏡に向かって笑顔の練習をすることです。
馬鹿馬鹿しいと思うかもしれませんが、想像以上に効果的なのでやってみてください。
カメラ目線
2つ目はカメラ目線にすることです。
録画をするときは
動画選考では面接ほど時間がないので、限られた時間で企業側に好印象を与え、通過できるよう にしなくてはなりません。
そのためのコツを3つ解説するので、チェックしてください。
第一印象は3秒で決まる
1つ目は第一印象です。
第一印象は3秒で決まり、そう簡単には変わらないので大切です。
第一印象を良くするポイントは、挨拶はしっかりすること、笑顔で明る く元気よく発言することです。
動画を撮るときは緊張しているので、笑顔を作り元気よく発言するのはなかなか難しいかもしれ ません。
そこでおすすめするのが、動画を撮る前に鏡に向かって笑顔の練習をす ることです。
馬鹿馬鹿しいと思うかもしれませんが、想像以上に効果的なのでやってみてください。
カメラ目線
2つ目はカメラ目線にすることです。
録画をするときは必ずカメラ目線にしましょう。
先程も説明したように、カメラ目線にすると面接官と目が合うので、あなたの人柄や回答内容が 伝わりやすくなります。
皆さんも実際に誰かと話すときに、自分の目を見て話してくれる人の方が印象がいいですよね。
そのために、ケータイのカメラと目線が一直線上に並ぶように調整して動画を撮り、撮った動画 がカメラ目線になっているか確認しましょう。
話すスピードを意識する
3つ目は話すスピードを意識することです。
自分が思っている以上に、話すスピードが早い場合があります。
特に録画をするときは緊張しているので、早くなりがちです。
面接官にしっかりと伝わるように、ゆっくり話すことを心がけて録画しましょう。
そして動画を確認して、動画の時間も加味して話すスピードを調整してください。
また、友達などに録画する内容を聞いてもらって、第三者目線でのアドバイスをもらうこともお すすめです。
【動画選考】これだけは気を付けたい!NGポイント
ここまで動画選考の種類や手順、ポイントを紹介してきました。
解説した内容の通りに行えば動画選考は大丈夫ですが、注意したいポイントがあります。
そこで、気をつけたいNGポイントについて3つ解説するのでチェックしてください。
用意した原稿を丸読みする
1つ目は、用意した原稿を丸読みすることです。
カンペや文章の丸暗記は、簡単に分かってしまいます。
なぜなら、丸読みしていると単調で感情がこもらないためです。
話の抑揚をつけるためにも、内容をそのまま覚えるのではなく要点だけおさえて話すようにしましょう。
作った原稿を元に要点だけ暗記し、それに肉付けして話すようにするのが良いです。
抑揚もあり感情がこもるので、人柄や長所が伝わりやすくなります。
カメラの向きや照明
2つ目は、カメラの向きや照明です。
この2つが整っていないと、印象が悪くなり通過率が下がってしまいます。
面接では人柄や雰囲気も重視されるので、印象は大切です。
カメラの向きは横がおすすめです。
また、部屋の明かりをつけていても画面に映したら暗い場合もあるので要確認です。
逆光にも気をつけましょう。
この2つは録画する前にカメラで調整しておくと良いです。
音声がきちんと入ってるかどうか
3つ目は、音声がきちんと入っているかどうかです。
せっかく頑張って録画しても、声が聞こえないと意味がありません。
音声が遠くないかよく確認しましょう。
スマホで撮影するとうまく声を拾ってくれないので、マイク機能付きのイヤホンを使用するのがおすすめです。
これは面接でもそうですが、イヤホンの方が声を拾いやすいので極力イヤホンを使いましょう。
イヤホンを使い、伝えたいことがしっかりと面接官に届くようにしてください。
【動画選考】差がつく+&の便利アイテム
>動画選考のコツが分かったところで、差がつく便利アイテムを2つご紹介します。
今まで説明したポイントだけでも十分ですが、他の就活生と差をつけて選考を通過したい人はチェックしてください。
三脚
1つ目は三脚です。
カメラの位置が顔の高さと合わない場合もあるので、そのときは三脚を使用して、カメラ目線になるように調整しましょう。
家にあるものでケータイの角度をうまい具合に調整することはできますが、三脚があれば確実です。
三脚を使ってカメラの位置を完璧にすれば好印象を与えられます。
ライト
2つ目はライトです。
スタンド式のライトを使用する人も多いです。
顔が暗いと、性格まで暗い印象になってしまうので、ライトを使って顔を明るくできると印象が良くなります。
Web面接でも使えるようなアイテムなので、オンライン面接が増えてきているこの時期におすすめです。
ライトを使い明るさの調整をして、他の就活生と差をつけましょう。
まとめ
今回は動画選考について解説しました。
動画選考では目線や話すスピードが大切です。
選考の最初の方で行われる動画選考の対策を万全にして、他の就活生と差をつけて通過できるようにしましょう。
皆さんの就活が成功するよう、祈っております。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート