保険業界の志望動機ってどうやって書くの?志望動機の書き方のコツを例文を用いて詳細解説!

保険業界の志望動機ってどうやって書くの?志望動機の書き方のコツを例文を用いて詳細解説!

保険業界の志望動機を書きたいけどどう書けばいいかわからないという人も多いのではないでしょうか。

本記事では保険業界の志望動機を書くポイントを解説します。

本記事で保険業界に絞って書き方のコツを確認し、魅力的な志望動機を作成しましょう。

保険業界とは

この業界1本に絞っている学生なら、十分に理解しているかもしれませんが、あらためて保険業界とは一体どのようなものなのかを確認しておきましょう。

保険会社は、サービスを通じてお金を扱うことから、金融業界に属しています。

金融業界には、学生でも利用しているであろう銀行や、一度は耳にしたことがあるようなクレジットカード会社などが含まれます。

さらに証券会社などもありますが、業界全体として安定性があることや、給料が良さそうなイメージから学生から人気の高い業界と言えます。

保険会社の主な職種は、事業の肝ともいうべき商品の開発から取引先とのサービス支援まで、いずれも専門的な知識が必要になるため、事前に理解を深めておくべきでしょう。

保険業界の動向・業績推移

進路を決める際には当然ながら業界の将来性も気になるはずです。

以下では業界を取り巻く現状について確認しておきましょう。

ほかと同じく人口の大幅な減少や少子高齢者などの影響を受けつつも、増税や景気の回復などにおり需要は高まり、業績は回復傾向にあります。

さらに、医療や天災などに関わるサービスだけではありません。

企業が多大な損害を被りかねないサイバーセキュリティ被害に備えるものや、農業や物流などにおいても普及が加速しているドローンに関する商品などが登場し、勢いのおとろえは感じられません。

年収や勤続年数などの平均を見ても、前者は900万円、後者は15年と働きやすさの面で見ても申し分なく、学生から人気なのもうなずける数字です。

【保険業界の志望動機】保険業界で求められている人材

保険業界の仕事は、ライフプランに合った保険を提案することです。

提案すべき内容は人それぞれなので、相手の立場に立って、ニーズを読み取る力が重要になります。

そのため、人のために働くことにやりがいを感じるホスピタリティ精神がある人や、コミュニケーションを取ることが好きな人が求められている業界です。

一人ひとりの要望に寄り添い、相手が求めるものを細部まで理解しようという姿勢の人に向いている業界と言えますね。

保険業界の職種

続いてどのような職種があるのか、先述の内容をもう少し掘り下げていきましょう。

まずは新商品の開発に携わる部門が挙げられます。

そこでは社会が抱える課題をしっかり見極めて、ニーズにあったアイデアを創出しなければなりません。

それらの商品をもとに、新たな顧客を開拓するのが営業職であり、いかに優れたものであるのか説明できる能力が求められるため、専門的な知識を身につけなければ務まらないでしょう。

一度契約すればそれで終わりではなく、顧客により良いメリットをもたらす商品への切り替えや、見直しを提案するなどの役割も同時に担わなければなりません。

ほかに営業職をサポートする事務職や、顧客からの問い合わせに対応するサポート部門などにより、組織は構成されています。

1.商品開発

保険業界の商品開発職では、顧客がどのような保険を求めているのかを考え、新しい保険を作っていくことが主な仕事です。

変化し続ける社会でどんなリスクが増えているのか、顧客が何に不安を感じているのか、時代のニーズに沿った保険を開発していきます。

また、保険の作成案を作るだけでなく、監督官庁への許可を取るなど、商品化するまでの全工程を担っています。

2.サービス支援

保険業界のサービス支援では、営業職と似たような仕事を行っています。

しかしながら、営業のように直接顧客に保険を売り込みに行くのではなく、代理店での窓口対応やサポートといったアフターサービスが主な業務です。

サービス支援が担っている契約後のアフターサポートや問い合わせ対応などは、商品の品質向上につながる重要な仕事と言えますね。

3.専門サービス

専門サービス職は、資産計画などを提案することが主な仕事です。

これらは保険業界の仕事であるものの、実際の業務内容はコンサルティングに近いものとなっています。

資産運用の対象は、個人にとどまらず、法人も含まれるため、高い専門性が求められます。

そのため、保険業界の中では一番特殊な職種とも呼ばれています。

4.営業

保険業界の営業職は、顧客に対して自社の保険を売り込んで行くことがメイン業務であり、新入社員が担当することが多い職種です。

営業は、個人、法人問わず顧客の立場に立って、それぞれに適した提案をしていかなければなりません。

そのため、顧客と円滑なやり取りができる高いコミュニケーション能力が求められています。

志望動機の必須項目を理解しよう

志望動機には、必ず入れるべき内容が存在します。

これらをおさえることで、まとまりのある志望動機が書けます。

まずは、志望動機においてどのような内容が必須項目なのかを理解し、漏れなく記載できるようにしましょう。

なぜ志望しているのかを記載する

志望動機は明確でなければなりません。

「高収入が得られるから」「安定していて将来も安泰」といった理由だけでは難関を突破できません。

自分はなぜこの業界を志そうとしたのかについて、相手にしっかり伝える必要があり、そのためには具体的なエピソードを添えられるのが望ましいでしょう。

ところが先述のように「直接自分が商品を購入するなどの機会がないため、実感が湧かない」といった人もいるかもしれません。

しかし、実家暮らしならもちろん、一人暮らしでも保険とは切っても切れない関係にあり、意外と身近にあることを知れば動機を深掘りできるかも知れません。

いずれにしても、どうして保険業界を選んだのかは、すらすらと述べられるレベルにしておくべきでしょう。

【保険業界の志望動機】志望動機の基本的な作り方

どのような職種があるのかを大まかにでも知ったうえで、いよいよ志望動機の書き方について、具体的に見ていきましょう。

業界において求められる人材やスキルなど、気になることは多々あるはずですが、一般的でどこにでも共通する内容から押さえておかなければなりません。

まずは基本的にどんな内容を書くべきなのか、またそれに向けた対策として講じておかなければならないこと、さらには書き方の工夫についてそれぞれ確認していきましょう。

自己分析

何よりも欠かせないのは、自分の価値観や適性をしっかり把握しておくことです。

それがあいまいなままではアピールにつながりません。

いきなり価値観と言われて、何も思い浮かばない場合は、これまでの経験を振り返ってみましょう。

それはどのような経験でもかまいません。

部活動に励んで練習を積んだことにより優秀な結果を残せたこと、受験勉強に集中して志望する大学に合格できたことなど、なんでも良いのです。

その中から自分がこれまで大切にしてきたこと「これだけは譲れない」と思ってきたことなどが明確になるでしょう。

そうした土台がしっかり固まれば、そのうえで将来自分がどのような人物になりたいのかも見えて、入社後に活躍するイメージまで湧いてくるに違いありません。

企業・業界分析

志望する企業について深く知っておく必要があるのは、言うまでもありません。

特に学生ならば、自ら保険に加入する機会も少ないでしょう。

例えば、コンビニやドラッグストアなどの小売業などのように、直接サービスに触れることはなかったでしょう。

もちろん自宅が火災保険に加入しているなどもあるかもしれませんし、それらを手がかりとして業界への理解を深めていくのも良いでしょう。

きっかけはどうあれ、業界研究をしっかりと行って、業界に数多ある企業の中からどうして志望先として選んだのか、そこでなければならない理由をはっきりと説明できるように準備しておきましょう。

PREP法に沿って書いてみる

次に紹介するのは志望動機の具体的な構成です。

これは、志望動機に限ったものではなく社会に出ても役立つもので、この機会にしっかり頭に叩き込んでおくと良いかもしれません。

しかし、難しいものではなく、一度覚えてしまえば忘れてしまうこともないでしょう。

PREP法といわれる方法は、まず結論から述べます。

続いてその理由、さらには具体的なエピソードを添えて、最後にあらためて結論を書くフレームワークのことです。

小学校で習ったストーリー性のある、起承転結といわれる文章構成ではなく、起句からではなく結句を前にもってくると言えばイメージしやすいでしょうか。

PREP法を用いれば、自分が何を伝えたいのかが相手に伝わりやすくなるメリットがあります。

【保険業界の志望動機】保険業界の志望動機を書くときのポイント

書き方の基本を押さえたところで、ここからは保険業界にテーマを絞って、書くべき内容を掘り下げていきましょう。

以下の項目をしっかり理解し、作成に活かせられれば、しっかりとアピールできる内容となるでしょう。

自分がどのように貢献できるのかを意識

やる気があること自体は、決して悪いことではありません。

しかし、学生からの人気が高い業界で難関を突破するためには、それだけでは不十分です。

意欲や熱意をアピールするだけではなく、そこで自分がどのような面で貢献できるのか、説得力のあるものに仕上げなければ評価をされることはないでしょう。

もちろん、まだ社会人としての経験もなければ、具体的なイメージがはっきりしないこともあるかもしれません。

しかし、社交性があってコミュニケーション力があることを強調しても、それだけではたして保険会社の営業職に就きたいという理由になるでしょうか。

それだけではほかの業界でも変わらないため、人の人生に寄り添う存在であることなどを意識して、オリジナルの動機をまとめていくと良いでしょう。

【保険業界の志望動機】保険業界の志望動機を書くときの注意点

就職活動に限った話ではありませんが、今や知りたい情報はなんでもインターネットを通じて得られます。

しかし、それだけでは具体的なイメージを深めることは難しいです。

志望動機をしっかり固める際には自分の足でリアルな情報を収集するなどインターネットだけに頼らず、一歩踏み込んだ行動も欠かせません。

その企業を志望する理由は明確に書く

ホームページだけではなく、自ら行動し、情報収集するためには、企業が開催している説明会やインターンへ積極的に参加すると良いでしょう。

それぞれの企業では、自社の魅力をより知ってもらうための場を設けており、実際に働いている社員と触れ合う絶好の機会です。

さらにインターンシップにおいては、職場の雰囲気まで感じられ、ここで働いてみたいという気持ちがよりいっそう強くなるかもしれません。

そうした経験を数社でも重ねていけば、それぞれの違いがはっきり見え、1つに絞るきっかけをつかみやすくなるでしょう。

特に就業体験を通じて自分の適性を見極めておけば、どのような活躍をイメージできたのかなど、志望動機を書く際に説得力が増すに違いありません。

誤字脱字がないか確認

当然ですが、志望動機に限らず、エントリーシートなどの提出物には誤字脱字があってはなりません。

会社説明会やインターンシップに参加した経験をもとに、せっかく相手を納得させるような内容になっていたとしても、1つでも誤りがあれば台無しです。

それだけで「口だけ達者でいい加減な人なのではないか」「正確性に欠ける人物なのではないか」と疑われかねません。

あまりにもミスが多ければ、適当に書いものだと認識されてしまうおそれもあり、提出前にしっかりチェックすることを忘れてはなりません。

【保険業界の志望動機】保険業界の志望動機例文4選

保険業界の志望動機を書く際のポイントや注意点をおさえても、いざ書こうとするとなかなか思ったように進みませんよね。

そこで、以下では職種別、経験別の志望動機例文を4つ紹介します。

志望する職種や取り上げるエピソードに合わせて、例文を参考にしてみてください。

例文1:保険業界の商品開発に携わりたい

例文

私は保険業界の商品開発に携わりたいと思い、貴社を志望しました。

貴社には生命保険や自動車保険などだけでなく、幅広い分野の商品を扱っており、好奇心が旺盛な私に適しているのではないかと考えたからです。

そこで、まずは夏休みを利用して長期インターンシップに参加をし、実際にマーケティング部門の現場を体験できたことで、その思いがいっそう強くなりました。

なぜならば、人々のニーズを把握するために社員同士のコミュニケーションが活発で、ますます働くイメージができたからです。

加えて、私は幅広い分野に関心を向けるだけでなく、社交性があり、すぐになじめそうだと思えたからです。

そうした強みを活かしつつ、専門的な知識についても、積極的に吸収していきます。

同じような商品でも企業によって異なることなど、今はまだ、金融業界における基本的な知識を学んでいる段階です。

しかし将来は身につけたスキルによって、人々のニーズが満たせる商品を開発し、記者と社会のために貢献できる存在を目指したいと考えています。

例文2:営最善な保険を提案することで、社会貢献したい

例文

私は、保険業界の営業職として、相手の立場に立って最善な保険を提案することで、社会貢献したいと思い、貴社を志望しました。

保険は、困っている人を助けるためにあるものなので、一人ひとりに合った保険を提案することで、多くの人の役に立ちたいです。

特に、貴社は多種多様な保険商品を取り扱っているため、柔軟な提案ができると考えております。

また、大学時代の居酒屋でのアルバイトで培ったお客様とのコミュニケーションスキルを活かし、営業職に欠かせない円滑なやり取りをしていきます。

タフなアルバイト経験により、体力にも自信があるため、ニーズを汲み取った提案で粘り強く営業活動に尽力し、貴社の実績に貢献できる人材となります。

例文3:新しい保険を生み出すことで社会に貢献したい

例文

私は、顧客の最新の要望に沿った新しい保険を生み出すことで社会に貢献したいと考え、貴社の商品開発職を志望しております。

保険業界を志望するきっかけとなったのは、高校生の頃に交通事故で骨折した経験です。

重大な事故ではありませんでしたが、当時の怪我は保険適用外であり、膨大な治療費がかかってしまいました。

この経験から、保険に関心を持つようになり、実体験で感じたことを活かして、多くの人が安心して暮らせるような保険の仕事に携わりたいと思いました。

貴社に入社したら、時代によって変化するニーズを分析し、社会が求めていることを実現できる他にない保険を開発することに努めていきたいと考えております。

例文4:多くの人に安心という喜びを与えたい

例文

私は、保険商品の提供を通じて、多くの人に安心という喜びを与えたいと思い、貴社を志望しております。

保険業界に興味を持ったきっかけは、家電量販店でのアルバイト経験です。

アルバイトでは、テレビやエアコンなど幅広い家電の営業をおこなっていました。

その中で、お客様が求めていることを聞き、一人ひとりの要望に合った最善の提案をすることで、喜んで商品を購入してもらうことがやりがいとなっていました。

この経験から、将来もお客様が喜んでくださる瞬間に立ち会えるような、人の役に立つ仕事に就きたいと考えています。

大学2年時より保険について詳しく学び、ファイナンシャルプランナー2級を取得しました。

貴社に入社したら、アルバイトで培った提案力と忍耐力を武器に、貴社の営業実績に貢献していく所存です。

おわりに

保険業界は待遇や収入面が魅力的なこともあり、これから就活シーズンを迎える学生からは注目を集めます。

将来的にも安定が見込まれるため、応募が殺到することは容易に想像できるため、初期段階を突破するための対策は不可欠です。

そこで、説明会やインターンシップの機会を活用し、志望動機をしっかり固めておかなければならないでしょう。

しかしそれは難関を突破するための第一歩にすぎず、自己分析など面接対策につながる取り組みにも、しっかり力を入れておきましょう。

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