エントリーシートにはほぼ例外なく、志望動機を記入する欄があります。
しかし「企業に対する熱意はあるのに、うまくまとめられない」「どんなことを書けば良いかわからない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
特に技術職を志望する場合、志望動機の書き方にもコツが必要です。
今回は、技術職を志望する方に向けて、志望動機を書く際におすすめの構成や、押さえてくべきポイントを解説します。
例文も掲載しますので、ぜひ参考にしてください。
- 技術職の種類
- 技術職の志望動機の書き方
- 技術職の志望動機を書く際の注意点
- 技術職の志望動機の書き方がわからない人
- 技術職について簡単に知りたい人
- 技術職の志望動機の例文を見て参考にしたい人
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【技術職の志望動機】技術職とは
技術職とは、主に理学や工学の専門的な知識をもとに、ものづくりの工程を設計する職種です。
専門性を求められるため、技術職に就く人の多くは理系の大学や大学院出身者です。
技術職はその業務内容によって、研究職や開発設計職、生産技術職などに分けられます。
基礎研究により新しい素材や技術を生み出し、それを実用化して、製品化するための製造ラインを設計するまでを担うのが技術職です。
また、生産ラインの保守点検や改良も技術職の職分に含まれます。
技術職に応募する際は志望動機が特に重要
技術職に応募する際は、他の職種と比較して志望動機が特に重要になります。
なぜ志望動機が重視されるかというと、技術職では非常に高い専門性が求められるからです。
特に、企業は志望動機が明確になっておらず、理想と現実のギャップにより離職してしまうリスクを懸念しています。
技術職としてどのような仕事をしたいのか、考えや理解を持っていないと「イメージしていた仕事と違った」と思ってしまう恐れがありますよね。
よって、技術職に応募する際は、志望動機にはどのような内容が求められているのかを理解し、何を書くべきか精査しなければなりません。
そして、限られた文字数の中で技術職についての理解度と志望度を示す文章を作成することが大切です。
技能職との違い
技術職が研究室で理論を組み立てる職種である一方、技能職は現場で実務を担う職種です。
技術職が製品のプロトタイプを作り、製品化のための製造ラインを設計したあと、それにもとづいて技能職が工場で実際に製品を製造します。
【技術職の志望動機】技術職の種類
技術職は研究職・開発設計職・生産技術職の3つに大別できます。
ここではそれぞれの職種の内容について解説していきます。
- 研究職
- 開発設計職
- 生産技術職
研究職
研究職は基礎研究と応用研究に分かれており、新しい材料や技術の研究を行う仕事です。
非常に高い専門性が求められ、多くの企業では大学院卒の採用がほとんどな上に倍率が高い職種になります。
基礎研究では今までになかった素材や技術を発見・創造します。
そのため成果が出るまでに長期間かかる場合もあり、忍耐力や探究心が求められます。
反対に応用研究では既知の素材や技術を実用化につなげたり、改良するのが主な仕事です。
製品やサービスに関わるため、ビジネスに直接繋がりがあります。
ビジネスと直接関係があるので基礎研究よりもスピーディに成果を出すことが求められ、〆切がタイトな場合もあるのが特徴です。
開発設計職
開発設計職は、究職のあげた成果をもとに、実際の製品を開発する職種です。
研究職は自社内で求められる素材や技術を作りますが、開発設計職は顧客のニーズに応える製品を開発するのが特徴です。
また開発するにあたって他の部署と関わる機会も多く、コミュニケーション能力も求められます。
生産技術職
生産技術職では、開発設計職が作った製品のプロトタイプをもとに、実際の製品を製造するための工程や工場ラインを整えます。
低コストで大量生産する体制を確立させることが求められ、質の良い製品をいかに安価で多く作れる生産工程を確立できるかが問題となります。
工程の効率化やコストダウンなどをするため、海外の工場や拠点に赴任する可能性もあります。
しかし、日本の主要生産である製造業に欠かせない職業のため、生産技術職は常に一定の雇用がある職業となります。
・研究職は、新しい技術の開発を行う職種で、高い専門性が求められる
・開発設計職は、製品を開発し、顧客のニーズに応える力が求められる
・生産技術職は、開発された製品の製造を担当しており、効率的に生産が進められるように日々研究がされている
【技術職の志望動機】企業が志望動機で見ているポイント
皆さんは志望動機を書くにあたって、企業がどんなところを気にしているのか知っていますか?
ただ闇雲に志望動機を書くのではなく、企業が見ているポイントをおさえてより魅力的な志望動機にしてください。
- 自社との相性
- 熱意
自社との相性
企業は、志望動機で自社との適性具合を知るために学生の価値観を見ています。
会社はなるべく会社に貢献してくれる上に、早期離職をしない学生を求めています。
自社の価値観と学生の価値観が異なっていると、早期離職の可能性が高まってしまうため企業は学生の価値観を慎重に見ているのです。
年齢に関係なく意見を主張することを重要視している会社にとって、年功序列を重んじる学生が自社にマッチしているとは考えにくいですよね。
企業との相性についてアピールするにはHPの募集要項にかかれている「企業の求める人物像」を確認し、自分の志望動機が会社の求めるものとかけ離れているか否か考えてみましょう。
熱意
自社との相性と共に、学生の熱意も同時に志望動機で見ています。
熱意がある人材は仕事への意識が高く、長期的にその会社で働く可能性が高い傾向にあります。
熱意がなくいつ仕事を辞めるかわからない学生よりも、熱意があってどんどん会社で成長し、利益を生み出してくれそうな学生のほうが印象が良くなります。
熱意を伝えるには、企業について詳しく知ることが鍵です。
企業研究を入念に行い、自分のエピソードに結びつけてアピールしましょう。
・企業が志望動機で注視するポイントは、自社との相性と志望への熱意
・学生の価値観と企業が求める人物像が一致しているかをみている
・具体的なエピソードでアピールすることが重要
【技術職の志望動機】入れるべき内容
技術職の志望動機に入れるべき内容は、他の職業とやや異なってくる部分もあるため、しっかりと理解した上で作成をしていくことが重要です。
志望理由はもちろんのこと、自己PRと入社後にしたいことの3点を入れる必要があります。
これらが入っていない志望動機は企業採用担当者にうまく企業への熱意が伝わらず、選考を通過しづらい傾向にあります。
まずは自分が作成した志望動機にこの3点が入っているか確認した上で、入っていない場合は追記しておくと良いでしょう。
1.志望理由
まずはもちろん、「志望理由」なので、なぜその企業を志望しているのかを簡潔に説明するようにしましょう。
なぜ応募したのか、一言でまとめることが重要です。
志望理由は長くなってしまいがちですが、簡潔に、分かりやすく伝えることが非常に重要となってきます。
企業の採用担当者はなぜ志望理由を聞くのかというと、自社との相性や熱意を判断したいと考えているからです。
また、志望動機を伝える文章はシンプルになっているかに気をつける必要があります。
ここがあまりにも長くなってしまうと、何が言いたいのかわからなくなってしまい、その後の文章もしっかり読んでもらえなくなる傾向にあります。
反対に、あらかじめ志望理由を一言で分かりやすく説明しておくことで、その後の文章も志望理由を念頭に置いた上で読んでもらえるので、内容を理解してもらいやすくなることでしょう。
2.自己PR
志望動機について簡潔に述べることができたら、続いては自己PRについて書いていきましょう。
自分がこれまでの学生生活やアルバイトを通してどのようなことを学んできたのか、分かりやすく説明することが大切です。
そして、その学びをどのように活かせるのか、今後の業務においてどのようなストロングポイントとしていくのか、分かりやすく伝えるようにしましょう。
これによりあなたがその企業で活躍している姿を企業の採用担当者にイメージしてもらうことができます。
そして、「採用したい」と前向きに検討してくれる可能性も上がるでしょう。
また、注意しなければならないポイントとして「専門的になりすぎない」ことが挙げられます。
自分がこれまで学んできたことを、誰が聞いても分かりやすいように、噛み砕いて説明することを心がけましょう。
専門用語やカタカナ語を多用したり、その場に居た人にしかわからないような書き方をしてしまったりすると、あなたの自己PRがうまく伝わらなくなってしまいます。
3.入社後したいこと
最後に、入社後に成し遂げたいことについてわかりやすく説明していきましょう。
もし入社することができたらどのような事業に関わりたいのかを可能な限り具体的に説明することが重要です。
これにより企業研究の成果をアピールでき、どの程度将来のビジョンを考えているかもアピールできます。
就活において一つの企業だけを受ける就活生はほとんど居ません。
つまり、「滑り止め」という概念が存在しているということは、企業側もわかっています。
志望動機が曖昧だと、「この人は滑り止めでうちを受けていて、もし他の企業に受かってしまった場合は、内定を蹴られてしまうかもしれない」と思うかもしれません。
そうなると、企業も内定を出したいとは考えません。
そこで、実際に入社後に活躍している姿を具体的にイメージしているということをアピールしましょう。
「内定を出した場合、就職してくれる可能性の高い人材」と判断してもらえれば、評価は上がります。
特にあなたの評価が「採用するか否か、当落線上」であった場合、最後の一押しになるかもしれません。
【技術職の志望動機】志望動機の書き方
エントリーシートなどに志望動機を書くときは、内容だけでなく書き方も重要です。
志望動機の文字数は200~300字程度が一般的で、この少ない文字数で相手に伝わりやすい文章を書くためにおすすめなのがPREP法です。
PREP法では、Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(結論)の順で論理を展開します。
文頭で結論を述べてから、その結論に至った理由、根拠となる具体例を提示し、最後に再度結論を述べます。
PREP法を用いることで要点が相手に伝わりやすく、自分のアピールしたい部分が強調されて文章にすることができるのです。
- Point(結論)
- Reason(理由)
- Example(具体例)
- Point(結論)
Point(結論)
文頭に結論・要点を書きます。
ここでは「私は〇〇の開発に携わりたいと考え、貴社を志望しました。」というように、簡潔に言い切りましょう。
文頭に書く結論は「私はこれから〇〇について書きます」という予告の役割を担っています。
そのあとの説明を理解しやすくするためのパートであるため、くわしく書く必要はありません。
また、採用担当者は多くのエントリーシートに目を通すため、一つひとつを熟読することはできません。
文頭の結論は簡潔にして、相手に「なぜそう言い切れるのか?」と興味を抱かせ、全文をじっくり読んでもらえるようにしましょう。
Reason(理由)
次に、結論の理由や根拠を書きます。
その企業や業務内容に興味を抱いたきっかけや、どこに魅力を感じているかについて説明するパートです。
「なぜなら、小学生の頃から〇〇を使っており、とても助けられた経験があるからです。」「△△を通して社会に貢献できることに魅力を感じました。」というように、やはり簡潔に書くことを心がけましょう。
指定文字数が多い場合は理由を複数並べても良いですが、あまり多すぎるとくどい文章になってしまいます。
ここであげる理由は、多くても2つ程度におさめましょう。
Example(具体例)
続けて、先に書いた理由の裏付けとなる具体例を書きます。
具体的なエピソードによって理由を肉付けし、説得力をもたせるためのパートです。
結論や理由は簡潔に書くよう解説しました。
具体例には、そのときに自分が感じたことなどを盛り込み、ストーリー性を持たせるのがおすすめです。
起承転結や時系列を意識して、実際の経験を具体的に記述しましょう。
エピソードは1つに絞るのが理想です。
しかし、文字数が埋まらないときにはエピソードを2つあげてもかまいません。
互いに矛盾しないエピソードを選びましょう。
Point(結論)
最後にもう一度結論・要点を述べ、文章を締めます。
「〇〇の開発に携わり、新技術の開発によって社会に貢献したいと考え、貴社を志望しました。」というように、文頭で述べた結論よりもやや発展させた形にすると良いでしょう。
「文頭で結論を述べているのに、また書くとしつこいのでは?」と思うかもしれませんが、文章の読み手は、書き手が考えているほど注意深く文章を読んでいません。
文頭の結論パートは忘れられているものと考えて、必ず再度結論を書きましょう。
【技術職の志望動機】技術職の志望動機の書き方のポイント
志望動機を書く際は、その企業に対する熱意をただぶつけるのではなく、ポイントを押さえて書く必要があります。
企業が技術職を志望する学生に求めているのは、研究や開発に貢献し、企業に利益をもたらすことです。
企業に対する思い入れの強さよりも、将来的に、企業にプラスとなることがアピールできるような志望動機を書きましょう。
そのために押さえておくべきポイントは「大学の専攻と結び付ける」「入社後何をしたいか」「企業研究」「OB・OG訪問」の4点です。
- 大学の専攻と結び付ける
- 入社後何をしたいか
- 企業研究
- OB・OG訪問
大学の専攻と結び付ける
技術職の志望動機を書く際は、大学の専攻と企業の業務内容を結び付けて書きましょう。
技術職は専門的な知識や技術を求められる職種です。
大学の専攻が企業の研究・開発に直結する内容であれば、大学で学んだことをどのように活用するのかを志望動機に盛り込むことで、強力なアピール材料になります。
ここで気をつけたいのは、専門用語を多用せず、誰にでもわかりやすい文章にすることです。
採用担当者は技術職に就いたことのないケースが大半です。
専門知識がなくても理解できる文章にすることを意識しましょう。
また、大学の専攻と企業の業務内容が完全に一致していなくても、おおよそ同じ分野であれば、基礎知識や実験器具の扱い方などを応用できるとアピールが可能です。
入社後何をしたいか
入社後に何をしたいと考えて、その企業を志望しているのかを記述しましょう。
自分がしたいことを述べるだけでなく、その結果企業にどのような利益をもたらせるのかまで書けると理想的です。
「自分の好きな〇〇を研究したい」だけでは企業にとってメリットがありません。
しかし「自分の好きな〇〇を研究し、新たな素材を開発したい」と書くことで、企業に利益をもたらせる存在であるとアピールできます。
ここで注意しなければならないのは、大学の専攻と入社後にしたいことに一貫性をもたせることです。
「大学ではバイオ系の研究をしているけれど、入社後は機械工学系の仕事がしたい」という状態では、志望動機に一貫性がなく、仕事に必要な知識や技術などを持っているかも疑わしくなってしまいます。
企業研究
志望企業の業務や業績について研究し、志望動機にもその結果を盛り込みましょう。
企業の強みや方向性を把握し、それをさらに強化するため「自分も貢献したい」という論調にすることで、企業に対する熱意や理解度が高いこと、企業に利益をもたらせる人材であることをアピールできます。
また、入社後のミスマッチも予防するためにも、企業研究は重要です。
漠然としたイメージだけで志望企業を選ぶと、希望していた研究ができない、自分の力が活かせないなど、入社後にミスマッチが発覚する可能性もあります。
ミスマッチが生じると自分が働きにくいだけでなく、企業にとっても不利益をもたらしてしまいます。
企業研究の結果をもとに、志望のきっかけや入社後にしたいことを具体的に記述し、ミスマッチを予防しましょう。
企業研究の詳しいやり方については下記の記事を参考にしてみてください。
OB・OG訪問
いくつか企業を絞ってみたが、選考を受ける会社がまだ決まっていない場合はOB・OG訪問をすることをおすすめします。
実際に現場で働いている先輩社員から仕事の話を聞くことで、就職後の具体的なイメージを掴むことができます。
先輩の体験談を聞くことで会社説明会では知ることができない会社の魅力を知ることができるかもしれません。
OB・OG訪問の具体的なやり方については下記の記事を参考にしてみてください。
【技術職の志望動機】技術職の志望動機を書く際の注意点
上記で志望動機を書く際のポイントについて解説しましたが、どこに気をつけて書けばよいのでしょうか?
ここでは技術職の志望動機を書く際の注意点について解説していきます。
- 他の企業にも当てはまる
- 具体性がない
他の企業にも当てはまる
他の企業にも当てはまるような志望動機は書かないようにしましょう。
具体的に言いますと、「技術職として働ければどこでもよい」という学生ではなく、「御社でこそ働きたい」と断言する学生の方が企業からの印象は良いです。
技術職として働くなら、他の企業に入ってもできることです。
その企業でなければならない理由は志望動機で見られる「熱意」にもなります。
企業研究を入念に行い、その会社でなければならない理由を伝えられるようにしましょう。
「なぜこの会社なのか」上手く説明できない人は、下記の記事も参考にしてみてください。
具体性がない
上記で述べたように、志望動機では企業との相性、熱意が見られます。
志望動機は自分の人柄をアピールする必要があり、具体的なエピソードがあるほうが企業によりあなたのことを理解してもらえます。
なぜその企業・業界を志望したのか具体的なエピソードを用いて説明するようにしましょう。
他の企業にも当てはまる表現は避けて志望動機を伝える
具体性を重視して、自分の経験や能力と紐づけて伝える
なぜその企業で働きたいのか、具体的にどのように貢献できるのかを伝える
【技術職の志望動機】志望動機が書けないときの対処法
上記で技術職の志望動機の書き方について解説してきましたが、それでも志望動機が書けないという方もいるのではないでしょうか。
ここでは志望動機が書けない際の対処法について解説していきます。
志望動機の作成で行き詰まっている方はぜひ参考にしてみてください。
- 再度自己分析する
- エージェントに相談する
再度自己分析する
自分の優先したいことや価値観。やりたい仕事などを知るためには自己分析が欠かせません。
就活を進めるにあたって何かと耳にする自己分析ですが、志望動機を考える際にも必要となります。
また、ひとりで自分のことを知るのには限界があります。
親や友人に協力してもらい、あなたがどういった人なのか、強みや弱みは何なのか聞く他己分析も同時にやってみましょう。
自分では気づかなかった部分がわかるかもしれません。
自己分析や他己分析の詳しいやり方については下記の記事を参考にしてみてください。
エージェントに相談する
「志望動機が思いつかない」
「自分で書いた志望動機が企業にとって魅力的なのかわからない」
上記のような不安や疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。
志望動機は、あなたがいかにあなた自身のことと会社のことを知っているかが鍵となります。
1人で自身の価値観を知るのには限界がありますので、一度人に頼ることをおすすめします。
就活エージェントではプロの就活アドバイザーがあなたの自己分析で深掘りしてくれるため、オリジナリティのある志望動機が書けるようになります。
自己分析だけでなく、面接練習やあなたにあった企業の紹介もしてくれますので、就活に不安を抱いているかたはぜひ相談してみてください。
【技術職の志望動機】例文
エントリーシートに技術職の志望動機を書く場合の例文を、3つご紹介します。
先ほど解説した文章の構成や書き方のポイントをどのように盛り込んでいるか、参考にしてください。
インターネット上には、ここでご紹介する志望動機の例文以外にも、多くの例文が掲載されています。
しかし、これらはあくまで参考用です。
例文をコピー&ペーストして志望動機を記入すると、面接でぼろが出たり、入社後にミスマッチを生んだりして、不幸な結果になりかねません。
実際に企業のエントリーシートを記入する際には、必ず自分の言葉で書きましょう。
重工業メーカー志望
私は大型船舶や航空機など、スケールの大きな製品開発に携わりたいと考え、貴社を志望しました。
スケールの大きな製品は、それだけ社会に対するインパクトも大きく、より多くの人々の生活を豊かにできると考えているからです。
私は港町の出身で、大きなコンテナを満載にした貨物船が行き交う光景を子どもの頃から見てきました。
その貨物船に、私たちの生活を支えてくれる機械や食品などが載せられていることを知って、大型船舶に興味を抱くようになり、大学では機械工学を専攻しました。
特に金属に外部から力が加わったときの変形について研究し、船舶だけでなく、航空機など多くの製品開発につながる知識を得られたと自負しています。
この知識を活かして、貴社の大型船舶や航空機などを軽量化・強じん化する研究を行い、製品開発に貢献したいと考えています。(353字)
医療機器メーカー志望
私は医療機器の発展に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
医療機器を発展させることで、多くの命を救いたいと考えています。
私は未熟児として生まれ、たくさんの医療機器によって命をつないでもらいました。
母は医師から「あと5年早く生まれていたら、この子を助ける技術も機械もなかった」と言われたそうです。
大学で電子工学、特に電子回路の設計を専攻し、学んだ知識をどう活かそうかと考えたときに、この医師の言葉を思い出しました。
貴社では新生児向けの小型機器の開発を積極的に手掛け、海外の難民キャンプなどへの提供も行っていることを知って、感銘を受けました。
私が貴社に入社したら、電子工学の知識を用いて医療機器の発展に貢献し、多くの命を救いたいと考えています。(320字)
エンジニア志望
私が貴社と志望する理由は、AIを用いたシステム開発に携わりたいからです。
特に、AIを用いて天候や災害を予測し、事前に避難を呼びかけるシステムの開発をしたいと考えています。
私がこうしたシステムの開発に興味を抱いたきっかけは、一昨年に豪雨による被害を受けた地域でのボランティア活動です。
その自治体では川の水位が上昇したことを目視で確認し、防災無線で避難を呼びかけていたそうです。
「もし事前に水位の上昇を予測し、タイムラグなく避難を呼びかけるシステムがあれば、被害は拡大しなかったかもしれない」と感じました。
そして、私が大学で学んでいる情報工学の知識を用いてそうしたシステムを開発できれば、災害後のボランティア活動よりも多くの人を助けられると考えました。
したがって、AIを用いたシステム開発において実績のある貴社に入社し、災害予測や避難呼びかけのシステムを開発したいと考えています。(388字)
まとめ
技術職を志望する方に向けて、志望動機を書く際におすすめの構成や、押さえておくべきポイントを解説しました。
PREP法は要点が相手に伝わりやすく、自分のアピールしたい部分を強調できるため、さまざまな場面で応用できる構成法です。
社会人としてビジネス文書を書いたり、プレゼンを行ったりする場合に備え、この機会に習得しておきましょう。
また、志望動機では「自分は企業に利益をもたらす存在である」とアピールすることも重要です。
効果的にアピールするために「大学の専攻と結び付ける」「入社後何をしたいか」「企業研究」という3つのポイントをふまえ、文章を練りましょう。
最後に掲載した例文も参考にして、オリジナルの志望動機を書き上げてください。
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明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート