面接で実際に聞かれたおもしろい質問例16個|対応のコツも紹介

面接で実際に聞かれたおもしろい質問例16個|対応のコツも紹介

「面接でおもしろい質問をする理由って?」 「実際に面接でおもしろい質問をされた場合、どんな風に対応すればいい?」 「実際に面接であったおもしろい質問とは?」 このように、面接でのおもしろい質問について知りたいという人もいるのではないでしょうか。

本記事では、面接官が面接でおもしろい質問をする理由や、おもしろい質問をされた際の対応方法などを紹介しています。本記事を読むことで、おもしろい質問への対応のコツを把握することができるでしょう。

また、面接で実際にあったおもしろい質問例も紹介するため、具体的にどのようなおもしろい質問があるのか把握することができます。

面接で実際に聞かれたおもしろい質問例について知りたい人は、ぜひ本記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。

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面接でおもしろい質問をする理由

面接官がおもしろい質問をすることにはきちんとした理由があります。そのため、どのような質問がされた場合でも、面接官の意図を理解したうえで回答を行うことが大切です。

ここでは面接官が面接でおもしろい質問をする理由を解説していくため、どのような意図があるのか参考にしてみてください。

場の雰囲気を和ませ緊張をほぐすため

面接でおもしろい質問をする理由として、まずは学生の緊張をほぐすことが挙げられるでしょう。面接の際にはどうしても緊張してしまいます。しかし面接の際に想定外のおもしろい質問をされれば、緊張が抜けて場の雰囲気も和みやすくなるでしょう。

実際に、面接官の中にはアイスブレイクとして学生の緊張をほぐすためにユニークな質問をする面接官も存在しています。場の雰囲気を和ませ緊張をほぐす目的でおもしろい質問がされた場合は、コミュニケーション重視の回答をすると良いでしょう。

素直な回答・本音を引き出すため

就活の面接の際には、事前に面接の練習をして模範解答を用意してくる学生が多いです。面接での質問には定番の質問も多いため、志望動機や自己PRなど定番の質問に対する答えをしっかり作りこんでくる学生がほとんどだと言えます。

しかし想定していなかったようなおもしろい質問をされれば、就活生も本音を出さざるを得ません。このように、その場で考えたような質問をすることで、学生のリアルな人柄を引き出しやすくなる点もおもしろい質問をする理由の一つです。

個性を見極めるため

多くの企業が人柄を重視して採用活動を行っています。しかし面接での頻出の質問では事前に回答を用意してきていることもあり、学生同士の回答が似通っているケースも多いです。

そのため、学生が想定していないようなおもしろい質問をすることで、学生それぞれの個性や人柄を見極めたいという意図があります。

論理的な思考力を試すため

想定していない質問にその場で回答するためには、論理的な思考力が必要です。そのため、おもしろい質問をすることで、学生の対応力や論理的な思考力を試したいという意図があります。

ビジネスでは取引先を説得したり上司に説明をしたりする場合など、さまざまなシーンで論理的な思考力が必要とされます。想定外の質問を投げかけられた場合でも、筋道を通った回答ができると評価してもらいやすくなるでしょう。

面接でおもしろい質問をされた時の対応のコツ

面接官から突然想定していなかった質問をされれば、誰でも戸惑ってしまうでしょう。しかしその分、面接官の意図に沿った回答を行うことができれば、周りと差をつけることも可能になります。

ここでは面接でおもしろい質問をされた時の対応のコツを紹介していきます。

  • 慌てず話すべき内容を考える
  • アピール軸を意識して自分の得意分野につなげる
  • 変につくろったり笑いを誘わない
  • 簡潔に答える
  • 回答に困ったら「少し時間をください」と言う

慌てず話すべき内容を考える

想定していなかった質問をされれば、誰でも焦ってしまいます。しかし慌てて考えがまとまらないまま話し始めてしまうと面接官にも内容が伝わりにくくなるため、話すべき内容を考えてから答えるようにしましょう。

また、意図が伝わりにくい内容を答えてしまうよりも、「少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか?」と時間を貰うことに了承を得たうえで、考えをまとめてから答えた方が面接官にとっても印象は良いでしょう。

アピール軸を意識して自分の得意分野につなげる

面接では自分の強みをアピールすることが大切です。おもしろい質問をされた場合も、自分のアピール軸を意識して回答することには変わりありません。

面接の際には、どのような質問をされた場合でも同じ方向性で自分をアピールする必要があります。自己PRで答えた強みと内容が矛盾していると、自己分析が不十分だと判断されかねません。

そのため、自分の得意なことや企業が求めている人材などを意識してアピール軸を明確にし、自分の得意分野のアピールへとつなげることが大切です。

変につくろったり笑いを誘わない

おもしろい質問をされた場合でも、変につくろわずに素直な気持ちを伝えることが大切です。おもしろい質問をすることで学生の本当の姿を見たいと考えているため、変につくろったり笑いを誘おうとしたりするのは逆効果です。

突然想定外の質問をされれば慌ててしまいますが、無理につくろおうとせず、素直な回答をするように心がけましょう。

簡潔に答える

面接の際には回答を簡潔に答えることが大切です。おもしろい質問をされた際にも、長々と答えずに簡潔に答えるようにしましょう。

話が長くなるほど何を伝えたいのかわかりにくくなるため、面接官からの印象も悪くなってしまいます。

想定外の質問に対してその場で簡潔に答えることは難しいですが、その場合は「結論」、「理由」、「具体例」、「結論」の順で答えることを意識して、論理的な回答ができるようにしましょう。

回答に困ったら「少し時間をください」と言う

想定外の質問をされた場合、すぐに答えが思い浮かばないケースもあるでしょう。どうしてもすぐに回答できない場合は、考える時間をもらうことも大切です。

考えがまとまっていない状態で無理に答えるよりも、考える時間を貰ってから回答する方が面接官の目的に沿った回答ができます。そのため、すぐに答えられないと感じたら、考えを整理するための時間をもらうようにしましょう。

面接で実際にあったおもしろい質問例16個

面接で聞かれる質問は多種多様です。実際の面接ではその場で思いついたような質問をされることも多いため、そのような質問への対策は難しいと言えるでしょう。

しかし実際にあったおもしろい質問を知っておくことで、ある程度心の準備をしておくことも可能です。ここでは、面接で実際にあったおもしろい質問例を紹介していきます。

1:「もし100万円あったら何に使いますか?」

「もし100万円あったら何に使いますか?」という質問には、将来をどのように捉えているのか判断する材料になると言えるでしょう。また、このような質問をすることで、100万円という金額のお金への価値観も把握することができます。

このような質問への正しい回答はありませんが、回答だけでなくなぜどのような使い方をするのか理由まで伝えることで、面接官に自身の人柄や価値観を伝えることができます。

2:「あなたを動物に例えるとしたら何だと思いますか?」

「あなたを動物に例えるとしたら何だと思いますか?」という質問には、学生の発想力を知りたいという意図があります。自分自身がどのような人間なのか正確に把握しているようであれば、その特徴に合致する動物を選ぶことでうまく自分の強みもアピールできるでしょう。

そのため、動物それぞれの特徴やアピールできる強みを事前にチェックしておくことが大切です。たとえば自分を犬に例えるのであれば、忠誠心が高く誠実な人柄であることをアピールできます。

3:「最近の面白い出来事を教えてださい」

「最近の面白い出来事を教えてください」という質問では、学生それぞれの個性を見ることができます。「面白い出来事」と言っても人によって捉え方はさまざまで、単純に笑える話をする人もいれば、興味深いと感じた話をする人もいるでしょう。

そのため、面接官としては学生の価値観を把握することにも繋がります。「面白い出来事を教えてください」と言われたら、「funny」ではなく「interesting」な話をすると良いでしょう。

4:「1つだけ無人島に持って行けるなら何を持って行きますか?」

「1つだけ無人島に持って行けるなら何を持って行きますか?」という質問には、学生のリスク管理能力を見るという目的があります。

この質問には「無人島で暮らすために何が必要なのか」ということを考えて回答することになるため、学生それぞれのリスク管理能力やトラブル発生時の対応力などを把握することができるでしょう。

そのため、このような質問をされた場合は「どのようなことに備えなければいけないのか」を考え、理由まで説明できるようにしましょう。

5:「最近ハマっていることはありますか?」

「最近ハマっていることはありますか?」という質問では、学生の物事に取り組む姿勢が見られています。趣味など何か一つの物事に打ち込める人であれば、仕事に対しても全力で取り組んでくれることを面接官も期待します。

また、ハマっていることを魅力的に説明できれば、仕事でも自社製品やサービスの魅力をうまく説明してくれることが期待できるでしょう。

6:「 私の名前を覚えていますか?」

「私の名前を覚えていますか?」という質問では、社会人として相手の名前をきちんと覚えているのかという基本的なマナーが見られています。面接の際には突然面接官からこのような質問を問いかけられることもあります。

このような質問をされてパニックにならないようにするためにも、面接官の名前は頭の隅に置いておくようにしましょう。また、忘れてしまっていた場合、下手にごまかすよりも正直に忘れたと言った方が面接官からの印象は良いでしょう。

7:「最近気になるニュースはありますか?」

「最近気になるニュースはありますか?」という質問をすることで、学生の社会問題への意識の高さなどを見ることができます。また、情報感度の高さも知ることができるでしょう。

気になるニュースについて尋ねられた場合は、実際に気になったニュースの概要と、ニュースに対する自分の考えを伝えるようにしましょう。

8:「友達は何人いますか?」

「友達は何人いますか?」という質問には、学生の社交性を確認したいという意図があります。あまりにも少なすぎると社交性がないのではないかと捉えられるため、多めに答える方が良いでしょう。

また、「何をもって友達というのか」という、「友達」という言葉に対する定義付けも見られています。

9:「大切にしている言葉は何ですか?」

「大切にしている言葉は何ですか?」という質問をすることで、学生の価値観を判断することができます。このような質問は、特に人柄を重視して人材を採用している企業で問いかけられるケースが多いです。

単に聞こえがよさそうな言葉を答えてしまうと、なぜその言葉なのか深掘りされた際に回答ができなくなるため注意しましょう。また、宗教関連の言葉も人によって受け止め方が異なるため、気を付けましょう。

10:「隣の方の話を聞いてどう思いましたか?」

集団面接の際には、他の学生の回答に対しての感想を尋ねられるケースもあります。「隣の方の話を聞いてどう思いましたか?」と尋ねることで、学生の傾聴スキルや協調性などを見ることが可能です。

このような質問に対して答えるためには、他の学生の話にもきちんと耳を傾けることが大切です。共感したポイントなどを素直に答えると良いでしょう。

11:「あなたを採用するメリットは何ですか?」

「あなたを採用するメリットは何ですか?」という問いには、学生自身が自分の強みを明確に理解しており、入社後、具体的にどのように活かすことができるのかを理解しているかどうかが見られています。

意地悪のように聞こえる質問ですが、あえて質問することで学生がどのようなアピールを行うのかを見ています。このような質問に対して論理的に回答することができれば、非常に良い印象を与えることができるでしょう。

12:「御社の社長だった場合に売上アップのために何をしますか?」

「御社の社長だった場合に売上アップのために何をしますか?」という質問では、自社への志望度の高さが見られています。売上アップの方法を考えるためには、企業研究を行い、現状の課題を把握することが必要不可欠です。

そのため、具体的な売り上げアップの施策を答えることができれば、それだけ志望度が高いと判断してもらうことができるでしょう。

13:「友達からのあなたの評価を教えてください」

「友達からのあなたの評価を教えてください」という質問には、学生の本当の人柄を知りたいという意図があります。そのため、自己PRで話した自分の強みと矛盾する回答をしないように気を付けましょう。

自己PRの内容と友達からの評価が一致していない場合、「自己分析が不十分である」と判断される可能性もあります。

14:「嫌いな人は何人いますか?」

「嫌いな人は何人いますか?」という質問には、このように抽象的な言葉に対して学生がどのような定義づけをしているかを見たいという意図があります。

「嫌いな人」は人によっても定義が異なるため、自分の中でこの定義に該当する嫌いな人が何人いるのか考え、具体的な回答をするようにしましょう。

15:「 面接会場までの通勤経路や時間を教えてください」

「面接会場までの通勤経路や時間を教えてください」という質問では、事実をどのようにしてわかりやすく伝えるかを見ています。ビジネスシーンでは人に対して情報を伝える場面も多いです。

そのため、このような質問をすることで、事実を端的にわかりやすく伝えることができるかどうかが見られています。

16:「幼少期のあなたはどんな性格でしたか?」

「幼少期のあなたはどんな性格でしたか?」という質問には、その学生自身をより深掘りしたいという意図があります。このような質問は、金融業界など人間性が重要視されるような商材を扱う業界で聞かれやすいです。

学生時代のエピソードであればすぐに答えられますが、幼少期までさかのぼるのはその場では難しいため、自己分析の際に事前に考えておきましょう。

回答して面接官に「おもしろい」と言われたら?

面接の際に面接官から「おもしろい」と言われることもあるでしょう。「おもしろい」と言われると評価されたように感じますが、面接官が言う「おもしろい」には2種類あるため、必ずしも良い評価であるとは限りません。

ここでは最後に、回答して面接官に「おもしろい」と言われた場合の評価について解説していきます。

考え方に関心を持ち好印象の場合

面接官から「おもしろい」と言われた場合、「考え方に関心を持てる」という意味で好印象であるケースがあります。「funny」ではなく「interesting」という意味で学生の話に興味や関心を惹かれた場合、「おもしろい」と言われることがあります。

変わっているというネガティブな意味の場合

面接官から「おもしろい」と言われても、「変わっている」というネガティブな印象を「おもしろい」という言葉に言い換えているだけというケースもあります。

たとえば、一般的な人ができるようなマナーが守れていないようなケースでも、「他の人と違ったことをするおもしろい人」と表現される事もあるでしょう。

面接でおもしろい質問をされた時の準備をしておこう

面接では就活生のリアルな人柄や対応力を見るために、その場で考えたようなおもしろい質問をされるケースも多いです。

ぜひ本記事で紹介した面接でおもしろい質問をする理由や具体的な質問例などを参考に、実際に面接でおもしろい質問をされた場合にもうまく答えられるようにしておきましょう。

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