いつも二次面接で落ちてしまうという就活生の方もいるでしょう。
もちろん二次面接は一次面接とは違い、難易度があがります。
そこで、二次面接で面接官は何を見ているのか・落ちる理由や特徴、対策をご紹介します。
二次面接で落ちてしまうことが多く不安な方、これから二次面接に臨む方もぜひご参考ください。
- 二次面接で落ちてしまう理由
- 二次面接で落ちてしまうときの対策法
- おすすめの二次面接の対策法
【二次面接で落ちる】二次面接で落ちる割合はどれくらい?
二次面接で落ちる割合は、5割〜8割程度と言われてます。
一次面接よりは通過率が上がると考えがちですが、約半数以上の就活生が落ちる計算です。
一見、二次面接は人数が少ないため通過率が上がるように見えます。
しかし、企業との相性や将来性など、多くの項目がチェックされます。
その結果、一次面接と大きな差は生まれません。
一次面接を通過したからといって、油断は禁物です。
【二次面接で落ちる】一次面接と二次面接との違い
もちろん、一次面接と二次面接は様々な違いがあります。
同じ目的で同じことをするならば、2回も実施する必要はないでしょう。
まずは一次面接と二次面接それぞれの特徴について説明した後に、両者にどのような違いがあるのか解説するため、参考にしてください。
一次面接の特徴
一次面接では社会人としての基礎的な能力やマナー、そして第一印象が主に評価されます。
学生が最低限のビジネスマナーを備えているか、職場で円滑にコミュニケーションを取るための基本的な素養があるかが重視されます。
面接官は応募者が「社会人としてのスタートラインに立てる人物かどうか」を確認するため、挨拶や言葉遣い、姿勢などの基本的な振る舞いを細かく観察しているのです。
また、第一印象は極めて重要なポイントとなります。
清潔感のある服装や身だしなみ、ハキハキとした受け答えなど、基本中の基本を押さえておきましょう。
また、経済産業省が紹介している「社会人基礎力」についても下記で紹介するため、参考にしてください。
経済産業省が上げる社会人基礎力
- 主体性
- 実行力
- 働きかける力
- 計画力
- 想像力
- 課題発見力
- 柔軟性
- 規律性
- 状況把握力
- 発信力
- 傾聴力
- ストレスコントロール力
二次面接の特徴
二次面接では一次面接よりもさらに深く価値観や能力が掘り下げられます。
企業の社風や業務内容にどれだけマッチしているかを重点的に見られることが特徴です。
また、面接の時間が比較的長く取られるため、考え方や性格、企業への理解度などを細かくチェックされます。
また、二次面接では志望動機についてより具体的な質問が投げかけられることが多く、どれだけその企業に対するリサーチを行い、自分のキャリアプランに当てはめて考えているかが問われます。
また、自己PRでは過去の経験を踏まえた具体的なエピソードや成果を求められるため、より説得力のある内容が必要です。
したがって、一次面接よりもさらに具体的に、そして深掘りした回答を用意しておきましょう。
一次面接と二次面接の主な違い
一次面接では社会人としての基礎的な能力やマナー、第一印象が重視されます。
そのため、応募者の基本的なコミュニケーション能力や態度が中心的な評価ポイントとなり、面接官も人事担当者であることが多いです。
一方で、二次面接は一次面接に比べて深掘りが行われることが特徴です。
価値観や企業への理解度、さらに具体的な能力やスキルがどのように業務に活かせるかが問われます。
面接官には役員や現場の責任者が選ばれることも多く、実務レベルでの適性を見られます。
また、面接の雰囲気や質問の内容も異なります。一次面接では比較的形式的な質問が多く、短い時間で応募者を公平に評価することが目的です。
しかし、二次面接では面接時間が長く取られることが多く、面接官との対話を通じて考え方や価値観が深く掘り下げられます。
【二次面接が通らない】面接官は二次面接で何を見ているのか
二次面接で面接官は基本的な部分を3つ見ています。
- 求める人物と大きくずれていないか
- 会話ができるかどうか
- 企業のことを調べてきているか
これらは一次面接と同じですが、二次面接では一次面接から時間が経っており、 その時と間違っていないか、ずれていないかの一貫性を確認しています。
面接官は一次面接と基本変わりますが、内容自体は引継ぎされているため、自分が言った内容はきちんと覚えていることがポイントです。
さらに、特に二次面接で注視されることは以下のポイントです。
- ポテンシャル面
- 会社との相性
- 回答に矛盾がないか
順番に詳しくみていきましょう。
1.ポテンシャル面
現場社員が面接することが多いため、実際に就職したあとにどのように貢献してくれるかという入社後の働き方・貢献度を判断します。
もし自分の部下ならと考えて面接することがよくあります。
面接官から見て、もしこの人物が自分の部下だったら仕事がより良くなりそうだな、と判断してもらえたら通過できるでしょう。
2.会社との相性
現場社員が面接をすることの多い二次面接では実際に一緒に働いたことを視野に入れた評価がされます。
スキルが足りていない、仕事に対する姿勢が受け身であるなどと基本的な内容から自分なりの判断基準が曖昧であるほど落ちてしまいます。
そもそも何のスキルが必要なのか・必要ないのか、「必要だけど持っていない場合」は入社まで取得する意思をみせるなど工夫して話しましょう。
また、受け身と思われないためには、仕事や学生生活での判断基準をどのようにして身につけたのか・なぜそのように考えるようになったのか過去経験から詳しく話すことで説得力があがります。
3.回答に矛盾がないか
一次面接と二次面接で回答にずれがないかも見ています。
一貫性がない場合は嘘をついているという判断にもなるため、二次面接でも同様の質問をすることがあります。
二次面接では、一次面接で話したことと一貫性のある内容を話すことがポイントになります。
同じ内容でも内容を一次面接より濃く話しても良いでしょう。
二次面接で面接官が見ているポイントとしては、求める人物と大きくずれていないか、会話ができるかどうか、企業のことを調べてきているか、といったポイントがあります。これらのポイントは一次面接でも見られているポイントではありますが、二次面接でももちろん見られることになります。また、二次面接で特に注視されるポイントとしては、ポテンシャル面、会社との相性、回答に矛盾がないか、といった3ポイントになります。これらのポイントを押さえることで、自分がなぜ落ちたのか、どこを対策すれば受かりやすくなるのかがぐっとわかりやすくなります。
【二次面接で落ちる】新卒就活と転職活動の二次面接の違い
新卒就活と転職活動の二次面接では、面接官が見ているポイントとが大きく異なります。
それぞれに適した対策が必要になるため、注意してください。
新卒就活と転職活動の違い
項目 | 新卒就活 | 転職活動 |
---|---|---|
採用基準 | 将来性、成長意欲 | 即戦力、スキル |
求める人材 | 価値観が合う人 | すぐに活躍できる人 |
応募書類 | 履歴書、成績証明書 | 履歴書、職務経歴書 |
面接内容 | ガクチカ、キャリアプラン | 転職理由、前職の経験 |
新卒就活と転職活動の面接は、似ているようで中身は別物です。
上記の表からわかるように、就活生は若さを活かすことが重要です。
面接官に「将来活躍する人材だ」と評価されるための工夫が求められます。
学生時代の経験を入社後に活かす意思があることを、しっかりアピールしましょう。
【二次面接が通らない】二次面接通過はほぼ内定と言われる理由
二次面接通過がほぼ内定と言われる理由は、就活生の将来性や企業との相性が良いと判断されたからです。
そのため、二次面接通過には価値があります。
ただし、100%内定が獲得できるとは限りません。
二次面接の次は、最終面接が待っています。
最終面接の結果次第では、内定は獲得できません。
最終面接は、志望動機や自己PR、ガクチカとこれまでに回答してきた内容に、矛盾が生まれないよう注意してください。
また、嘘や誇張表現にも気をつけましょう。
最終面接で嘘がバレると、不採用になる可能性が高くなります。
一次面接と二次面接の評価に相違がないと判断してもらうためにも、最後まで気を抜かずに取り組みましょう。
【二次面接が通らない】二次面接で落ちる理由や特徴
一次面接は形式的な質問が多いですが、二次面接では深掘りされる質問が多いです。
また、一次面接で注意する内容とは類似しますが、二次面接ではどのように違うのか確認し 自己分析をしていきましょう。
- 質問の意図とずれた回答をする
- 一緒に働くイメージが湧かない
- 基本的なコミュニケーションが取れない
- 覚えたことしか話さない
- 志望動機が薄い
- 身だしなみが不潔
- 話の内容に矛盾がある
1.質問の意図とずれた回答をする
面接官の質問の意図とずれて回答してしまうケースです。
一次面接で基本的な部分を確認したうえで、採用したい人を見極めるため、何を答えなければいけないのか判断し的確に答えましょう。
面接でズレが生じることで、実際仕事した時にもこのようなズレが起きるのではないかと思われてしまいます。
質問例:学生時代に力を入れたことは何ですか?
私はコミュニケーション能力に自信があります。
なぜならば、大学時代はサークルでリーダーを務め、100人以上のメンバーをまとめてきた経験があるからです。
特に昨年開催したイベントは他の2つの大学のサークルとの合同のものでしたが、全員が楽しんで取り組めるよう、雰囲気作りも心がけました。
2.一緒に働くイメージが湧かない
フィードバックをもらった際に「一緒に働くイメージが湧かない」と言われた就活生も少なくないと思います。
ビジョンや目標があまりにも抽象的・曖昧であるほど言われがちです。
現場社員の判断になることが多いので、実際に一緒に働くイメージを面接中に考えましょう。
能力面もそうですが、人となりも評価対象になるので、後輩力なども発揮できるように準備しておくべきです。
そもそも企業とあなた自身のビジョンややりたいことが違う可能性もあります。
企業が求める人物像と自分のビジョンや目標を今一度照らし合わせて確認してみましょう。
私は将来、御社で卓越した存在になりたいと考えています。
これまでも常に校内模試や大学受験などにおいて、優秀な成績を残すことを目指しており、実際に結果を残してきました。
この経験を活かして、常に全力で業務に取り組み、成長したいと考えています。
3.基本的なコミュニケーションが取れない
せっかくあなたが良い内容を持っていても、それを発揮しなければ意味がありません。
また、二次面接は深掘りが多いと記載しましたが、深掘りに対して何も話せない・具体的な内容がないなどと対応出来なくても意味がありません。
マスクで話すことが多かった大学生活ですが、面接ではそうもいきません。
相手の顔も見えますし、いつも以上にハキハキと話さないと上手く伝わらない時もあります。
また、一言だけで終わってしまう返答や一方的にずっと話すのは禁物です。
特に一次面接でグループ・集団面接であまりアピール出来なかったからといって二次面接で一方的に話してもよくありません。
結論ファーストで「結論→事例→まとめ」を心掛けて話しましょう。
質問例:弊社でなければならない理由は何ですか?
御社を志望する理由は、スポーツ業界に興味があるからです。
御社はスポーツに関する雑誌を複数発刊しており、いずれも素晴らしいクオリティです。
私も幼少期から毎週購入しています。
そのような週刊誌を発売している企業で働くことは私にとって夢のようなことです。
4.覚えたことしか話さない
面接官には台本を読んでいると分かられてしまいます。
また、昔に比べてオンライン面接も増え、台本をバレないように置く人も出てきましたが、目線でバレてしまうため、絶対にやめておきましょう。
対面の場合でも台本通りに話しても内容が飛んでしまった時に変な文章やつまずく事が多くなり伝えたいことも伝えきれず不完全で終わってしまいます。
話すのが苦手な場合は台本を準備するのは良いが、突発の質問に答えられないことも多いので事前に質問の準備は必要です。
やはり最後は、自分の言葉で伝えることが大切になってくるのです。
質問例:志望動機を教えてください
はい。
御社を志望した理由は「全ての人に可能性がある」という企業理念に惹かれ、私もその一助となって貢献したいと考えたからです。
私は常々社会貢献に興味があり、キャリアに希望を持てない方や、仕事に絶望を感じる人を助けたいと考えています。
まるでAIに作ってもらったような文章を、丸暗記してそのまま読み上げているように聞こえるため、気をつけましょう。
5.志望動機が薄い
現場社員が面接することが多い二次面接は志望動機を重視して見られる事が多いです。
志望動機をより磨いておかないと、現場社員にはちゃんと調べてない・考えてないとボロが出てしまうことがあります。
同業他社がある中でこの企業でないといけない理由を明確にして臨むことが大事です。
「なぜ」「どうして」という点を自分自身が準備した志望動機を見直してみましょう。
二次面接は採用したい人を見極めます。
内容が薄いと入社意志が低いと思われ、入社意志が低ければ、内定を出しても辞退してしまうのではないかと思われてしまうため入念に準備しましょう。
私が御社で働きたいと思う理由は、コミュニケーション能力を活かしたいからです。
私はこれまで、部活やサークルでリーダーを務め、複数のメンバーをまとめる経験をしてきました。
このことから、社員が多く、風通しが良い企業で働きたいと考えています。
御社のように積極的に採用を行っている企業ならば、この望みが叶うと考えました。
6.身だしなみが不潔
自信がないのと同様に身だしなみも第一印象を決める要因です。
清潔感が無いと、仕事面でも雑な印象を与えるので、最低限の身だしなみは整える必要があります。
髪の毛・洋服・靴・爪・メイクなど業界に合わせて適切な恰好で面接に臨みましょう。
7.話の内容に矛盾がある
会話が進むと様々なことを面接官に話すが、さっきと言っていることがずれていると、そのズレは意外と面接官は気にします。
自分自身は同じ内容を言っていても受け取り方次第で違うように言っているように感じられてしまう場合もあります。
話の内容には、一貫性遠持たせることを意識しましょう。
また、矛盾が起こる場合は嘘をついていることが多いので、面接官から「これ本当のことなのか?」と思われることもあります。
言い方や自分の言った内容をふまえて面接を進めていきましょう。
短所について聞かれた際に「心配性である」と述べた後
私の強みは積極的に何事にも挑戦できることです。
大学時代は複数の経験を積むために、半年に一度アルバイトを変えることを習慣としており、飲食店や塾、スーパーやコンビニなど、様々な経験を積むことができました。
この経験から、オールラウンドな人物として、どのような部署に配属されても迅速に業務を覚えられると考えています。
文章自体は悪くないですが、以前に短所について聞かれた際に「心配性である」と述べているため、矛盾が生じます。
「嘘をついているか何も考えていないか、いずれにせよ微妙だな」と思われてしまうでしょう。
質問の意図とずれた回答をする、一緒に働くイメージが湧かない、基本的なコミュニケーションが取れない、覚えたことしか話さない、志望動機が薄い、身だしなみが不潔
話の内容に矛盾があるといった7つのポイントが、二次面接で落ちやすくなってしまう大きな原因になってきます。
自分はどれに当てはまって落ちてしまっているのか、自分の面接の様子を見つめ直してみましょう。
【二次面接が通らない】二次面接の対策方法
落ちてしまう就活生の原因・特徴に1つでも当てはまっていたでしょうか。
企業によっては面接が3回だけという場合は特に大事な場面になってきます。
上記の内容をふまえて、どのようにして対策をすればいいのかをご紹介します。
- 一次面接の振り返りを行う
- 受ける会社だけでなく同業他社も調べる
- 再度自己分析をする
- 模擬面接で場馴れする
1.一次面接の振り返りを行う
一次面接での対応の仕方は良かったのか、何を話したのかを思い返しましょう。
ノートやパソコンに記録として残しておくのもおすすめです。
また、回答にずれがないか、さらに深ぼって考えておくことがないかを事前に準備しておきましょう。
2.受ける会社だけでなく同業他社も調べる
再度企業のことを調べるのも対策方法の1つです。
特に同業他社との違いを自分なりに考え、さらに社員インタビューなども目を通しておくことで、現場社員がどんなモチベーションなどで働いているかを把握できます。
より具体的なことを話せるように準備しておきましょう。
3.再度自己分析をする
自己分析を行い、どんな特徴があるのか、企業とどんな面でマッチするのかを見つめ直しましょう。
より仕事に対してのポテンシャルや取り組み方を具体的に聞かれるため、以前よりも「なぜ」「どうして」と深掘りしておくことが重要です。
4.模擬面接で場馴れする
一次面接が通過したらすぐに二次面接の模擬面接をしましょう。
冒頭にも書きましたが、二次面接はとにかく深掘りされます。
それをふまえたうえで、模擬面接をしてくれる相手にも頼み実施するのが良いです。
そこで自分の弱点や自己分析の足りなさなどを確認しましょう。
模擬面接では何度失敗しても大丈夫です。
本番に向けて徹底的に行いましょう。
また、誰に頼めばいいのか分からないと思う方は「キャリアセンター」や「就活エージェント」を使ってみるのも良いでしょう。
一次面接の振り返りを行う、受ける会社だけでなく同業他社も調べる、再度自己分析をする、模擬面接で場馴れするといった4点は、二次面接の対策として非常に有効です。また、就活エージェントなどを利用した模擬面接は特におすすめの対策となっていますので、臆せず積極的に利用していくようにしましょう。
【二次面接で落ちる】合格率を上げるためのポイント
続いて、二次面接の合格率を上げるためのポイントについて紹介します。
以下のような対策をしっかりと行うことで、二次面接でも落ちにくくなるでしょう。
企業研究を入念に行う
二次面接の合格率を上げるためには企業研究を徹底的に行うことが欠かせません。
企業研究を深めることで、志望動機や自己PRを企業のニーズに合った内容に仕上げられます。
企業の公式サイトや採用ページは基本的な情報源であり、企業理念や事業内容、求める人材像などを確認できます。
また、説明会への参加やOB・OG訪問を通じて、社員から直接、具体的な情報を得ることも重要です。
特に、社員がどのような価値観で働いているのか、職場の雰囲気やキャリアパスについて聞くことで、より深い理解が得られるでしょう。
企業研究をすれば企業が求めている人物像に即したアピールができ、担当者もあなたを迎え入れたいと思うでしょう。
自分を表すキーワード、キャッチコピーを決める
二次面接で自分の存在感を示すためには、自分を表すキーワード、キャッチコピーを決めておくことが有効です。
例えば「挑戦心」「創造性」「継続力」など、自分のキャリアや経験を象徴する言葉を選び、その言葉を裏付ける具体的なエピソードを準備しましょう。
キーワードを設定することで、面接官に対して一貫性のあるメッセージを伝えられます。
面接官は面接という限られた時間であなたの人物像を把握する必要があるため、簡潔かつ印象的なキーワードを使うことがおすすめです。
また、もしあなたが文才に自信を持っているならば、キャッチコピーを作成しても良いでしょう。
しかし、あまり作り慣れていない人が作ると寒いキャッチコピーになってしまい、空回りするだけなので、基本的にはキーワードを使う方がおすすめです。
二次面接でよくされる質問と想定回答を洗い出す
二次面接では価値観や企業への適性を深掘りする質問が多く投げかけられます。
よくされる質問とその想定回答を事前に洗い出しておくことが重要です。
例えば「なぜ当社を志望したのか」「過去の経験で最も困難だったことは何か」など、頻出の質問に対する具体的かつ説得力のある回答を準備しましょう。
また、面接官がその質問をする意図を考えることでより的確な回答ができます。
例えば、志望動機についての質問では、応募者が企業の理念や業務内容をどれだけ理解しているか、また自身のキャリアプランとどれだけ一致しているかを見ています。
このように、質問の背景にある意図を理解することで、面接官に納得してもらえる回答を用意することが可能です。
面接官にしか聞くことができない逆質問をする
逆質問は面接の終盤において自分を印象付ける貴重なチャンスです。
面接官にしか聞けない質問を用意しておけば、自身の熱意や意欲を強烈に伝えることができます。
事前に企業研究を徹底し、面接官の役職やポジションに応じて質問を変えられると良いでしょう。
例えば、面接官が人事担当者であれば、採用や研修制度について具体的な質問をすることがおすすめです。
一方、現場の責任者であれば、業務内容やチームの雰囲気について質問することで、業務への理解度の高さをアピールできます。
質問の内容が具体的であればあるほど、面接官に対して好印象を与えることができます。
間違っても「特に質問はありません」など、一瞬で評価がガタ落ちするような回答だけはしないよう、しっかり準備しましょう。
企業選びをやり直してみる
二次面接で不合格になる最大の理由が、自分と企業の相性が根本的に合っていないことです。
価値観やスキルが企業の求める人材像と一致しないと思われると、一気に評価が下がります。
企業選びをやり直す際には、自己分析を徹底することから始めましょう。
自分の価値観やキャリアプランを明確にし、それに合致する企業の特徴や文化をリストアップすることが大切です。
また、自分がこれまでの経験で何を学び、それをどのように活かしたいのかを振り返り、その方向性と一致する企業を見つけましょう。
自己分析を徹底的に行うと、自分が本当に入りたい企業がどこか、その企業に何をアピールできるかが見えてくるはずです。
【二次面接で落ちる】二次面接の頻出質問と回答例文5選
以下に、二次面接で頻出する質問とその回答例を紹介します。
質問の意図を理解し、適切に回答するための参考にしてください。
1.企業選びの軸を教えてください
企業の採用担当者は業界選びや企業選びの軸について尋ねることで、あなたの価値観について知ろうとしています。
また、この質問を通じて、自社をどの程度志望しているのかがわかることもあるため、高い確率で聞かれることでしょう。
私の企業選びの軸は長期的に働くことができ、社員のことを大切にしている文化のある企業です。
私は仕事において「体が資本である」と考えており、社員の健康のためにフレックス制度や栄養バランスの取れた社食を提供している御社と共通の価値観を持っていると考えています。
入社した際には必要な場合には残業しつつ、無駄な残業は避け、しっかり休み、常に健康であることで、100%のパフォーマンスを発揮し続けることを目指します。
2.志望度はどれくらいですか?
これもよく聞かれますが、結論として「御社が第一志望です」と述べる以外、選択肢はありません。
相手も「第一志望ではないかもしれない」とわかった上で聞いてきているため、いわゆる暗黙の了解のもとで行われるやり取りです。
面接官がフランクである場合「本当は第一志望じゃないんでしょ?」と聞いてくる場合もありますが「第一志望であると言ったならば、内定を辞退してはいけない」というルールはないため「いいえ、御社が第一志望です」と答えておきましょう。
御社が第一志望です。
もちろん、この業界に興味があるため、競合他社も受けてはいますが、内定をいただけた場合はぜひとも御社で働きたいと考えています。
3.他にはどんな企業を受けていますか?
この質問では併願している企業の選考状況を知ることで、その学生がどの程度優秀であるか、そして自社の志望順位がどの程度であるかについて確認しています。
よって、あなたなりに理由があったとしても、全く関連がないと思われる業界の企業を複数受けていることを話してしまうと、一貫性がないと思われてしまいます。
そこで、バラバラの業界の企業を受けている場合は伏せて、関連性があると思われるような企業だけ名前を挙げると良いでしょう。
御社の他にも、複数のIT系企業の選考を受けています。
いずれもITの力で新たな価値を生み出し、多くのユーザーに価値を提供しようとしている企業です。
その中でも、御社のような革新的な新規事業に取り組んでいる企業で働きたいと考えています。
4.志望順位はどのくらいですか?
こちらも先ほどの「志望度はどれくらいですか?」という質問とほとんどポイントは変わりません。
「言い方が変わった」程度であるため、こちらも「第一志望です」と述べておけば良いでしょう。
こちらの質問も、本当に内定を出した場合、就職してくれるかどうかを確認するためのものです。
しかし先ほども述べたように、第一志望ですと言ったからと言って内定を辞退してはならないわけではないため、ひとまず第一志望と言っておけば良いでしょう。
御社が第一志望です。
もし内定を得られた場合は長きにわたって貢献できるような社員を目指したいと考えています。
5.入社後に関わりたいことはなんですか?
この質問は「業界研究や企業研究をしっかり行っているか」そして「内定を出す場合は、どの部署に配属させるか」を検討するために行われる質問です。
まずは大前提として、その企業が行っている独自の取り組みや特徴的な業務などについて理解していることを示しましょう。
その上で、自分がどのように貢献できるか、なぜその業務に魅力を感じるかなどについて説明することを推奨します。
御社のAIを用いた自動Webサイト制作ツールに強い興味を持っています。
このツールがより発展すれば、誰でも自由にWebサイトを作れるようになります。
地方の病院や飲食店など、サービスの質が良いにもかかわらず、サイトの作りが分かりにくく、集客ができていない企業の一助になると考えています。
【二次面接で落ちる】どうしても面接で落ちる場合は就活エージェントに相談しよう
どうしても面接で落ちる場合は、就活エージェントに相談しましょう。
就活エージェントは、面接の通過に必要な情報を教えてくれます。
また、不採用になる原因に、企業との相性が悪い可能性があります。
そこで、就活エージェントの力を借りましょう。
あらかじめ希望を伝えておくことで、就活生と相性の良い企業を紹介してくれます。
内定が獲得できず、悩んでいる就活生は、就活エージェントを利用してください。
ジョブコミットなら模擬面接もできる
ジョブコミットなら企業紹介に加えて、段階に応じた模擬面接が可能です。
もし、一次面接を控えている就活生であれば、一次面接時に見られるポイントや注意事項をあらかじめ共有してくれます。
また、二次面接ならアピールするべきポイントや振る舞いなど、必要に応じたアドバイスがもらえるでしょう。
選考ごとの模擬面接は重要です。
すべて同じ気持ち、対策での参加は不採用になる原因です。
自分が参加する面接に、適した対策が必須です。
自分1人で面接対策できるか不安な就活生は、ジョブコミットを利用しましょう。
専属エージェントが、就活を総合的にサポートしてくれます。
また、無料で受けられるため安心です。
ジョブコミットを利用して、二次面接を効率よく突破しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
二次面接は一次面接とは違い、具体性や内容の濃さについて問われます。
受かりたい企業で、もし自分が働いたらこんなことをしてみたい、達成したい目標があるなどと想像しながら、企業分析・自己分析を徹底的に続けてください。
納得がいくまで対策をすれば二次面接は大丈夫です。
内定獲得のために二次面接を突破しましょう!
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート