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はじめに
あなたは「最終面接が通らない...」と感じたことはありませんか?
「せっかくこれまでの選考を通過してきたのに、なぜ通らないのだろう...。」
もしくは
「もしかしたら自分は最終面接で落ちるかもしれない...。」
そんな悩みを抱えた就活生も少なくないはず。
この記事では、そのような悩みを抱えている就活生の皆様必見のものとなっております。
是非ご覧ください。
【最終面接必勝法】最終面接で落ちることはある
まず、前提として認識しておいてほしいことがあります。
それは、最終面接でも落ちることはあるということです。
おそらく、長い選考を終えて最終選考に進むと、ほぼ内定ではと思ってしまっている人も多いかと思います。
しかし、最終選考は企業の役員以上の方が面接を担当するケースが多いです。
そのため、これまでの選考ではなかったような切り口で質問されたりすることが多いのです。
それゆえ、最終面接であっても油断は禁物です。
実際、最終選考の通過率は50%とも言われており、最終選考を受けた就活生の半分が落とされます。
しかし、安心してください。
しっかりとそれを認識し、対策をすれば、落とされる確率は低くなります。
対策に最低限必要なことは、現状分析と改善です。
次の節ではその現状分析にあたる、最終面接で落ちてしまう七つの理由について説明します。
①志望度が低い
②意思決定ができない
③将来のビジョンと将来の方向性が合わない
④緊張しすぎて自分らしさを出せていない
⑤逆質問が準備不足
⑥面接官と合わなかった
⑦他の就活生との比較
①志望度が低い
これは就活生の多くが経験しやすい理由なのではないでしょうか。
面接官は就活生が思っているよりも就活生のことが見えています。
これは実際に私が内定先の人事が言っていたことです。
どうやら志望度の低さは準備をしないと見破られてしまうそうです。
ですので、とにかく内定が欲しい方は、第一志望でなくても「第一志望である」と伝えておくべきです。
また、それにはしっかりとした理由が必要なので、第一志望であると言えるだけの理由を準備して面接に臨みましょう。
②意思決定ができない
これは、志望度は低くないが、まだ就職活動を続けたい場合によくあります。
最終面接を経験していくうちに次のような質問をされることがあります。
「もし弊社が内定を出したら弊社に入社しますか?」と。
この答えのベストとしては
「第一志望かつ御社から内定をもらったらすぐに全ての選考を辞退します。」と伝えることです。
しかし、自分の意思と反することを言うことは気が引けると思います。
ですので、私が実際に言って内定をもらえた文言を紹介します。
それは、「正直なところ、就活をやめるつもりはありません。なぜなら、他社の選考を通じて得られる経験や考え方があると考えるからです。しかし、御社が第一志望であることは変わりません。」と伝えることです。
ご参考までに。
③本人の将来ビジョンと企業の方向性が合わない
就活をするとこのようなことを経験する人が多いです。
自分の理想の姿と企業が目指していく先が異なっている場合、お互いのためにはならないと企業側が判断するため、お見送りになることが多いのです。
しかし、もしお見送りされたとしても凹むことはないです。なぜならそれでも最終面接まで選考を突破しているのですから。
切り替えて自分が本当に行きたい企業を受けることに集中します。
就活を経験した筆者も、就活は切り替えが大事であると実感しています。
④緊張しすぎて自分らしさを出せていない
最終面接は緊張しますよね。
筆者自身も緊張せずに面接に挑めたことはありませんでした。
しかし、緊張はある程度コントロールできなければなりません。
緊張が表に出過ぎていると大事な時に活躍できないと企業から思われてしまいますし、そもそも自分がどういう人なのか、企業側が判断しづらくなってしまいます。
しかし、これは場数を踏めば改善できる場合がありますので安心してください。
緊張していても大丈夫です。
緊張をしていても自分の伝えたいことが伝えられるようにしておくことがポイントです。
⑤逆質問が準備不足
逆質問は多くの就活生が妥協しがちです。
しかし企業側としては、逆質問で志望度や企業への関心を見極めていることがあります。
ですので、逆質問の数が多ければ多いほど自社に興味を持っているとの実感につながります。
ですので、逆質問の準備はしっかりとしておきましょう。
同時に質問内容もこれまでの選考と変えておく必要があります。
多くの場合、最終面接を担当するのは会社の経営に直接的に携わっている方が多いです。
そのため、一般的な社員に聞くレベルの質問をすると逆効果になってしまいかねません。
その企業に自分が入社した後のことを長期的な目線で捉えた上で、質問を考えると良いかもしれません。
⑥面接官と合わなかった
今までの選考ではバッチリだったけど、いざ企業の役員と面接してみるとなんとなく違うかもとなり、企業側もそれを察した結果、お見送りになる場合もあります。
社風に合うかは、今後働いていく上でとても大事になります。その判断基準に面接官との相性を入れておいても良いかもしれません。
しかしそれは企業研究を十分に行っていることが前提です。
組織内部が多様化している昨今、自分と価値観が合わないことはよく起こることです。
「もしかしたらその人だけが合わないのかもしれない」と考えることも大事です。
自分が目指したいことがその企業で叶えられるのなら、事業内容を優先するのが良いかもしれません。
⑦他の就活生との比較
これは落とす理由はないが、他の学生と比べた時に採用したいという意欲が湧かなかった場合の理由です。
最終面接なので、自分以外にも優秀な候補者がいることを認識しておく必要があります。
企業側も採用予算などを抱えているため、良い学生をどんどん採用するというよりは、相対評価で判断することがあります。
最終選考も油断せずしっかりと対策を行った者が採用されると考えておいてください。
【最終面接の必勝法】突破するためにやるべきこと5選
それでは以降からは最終面接を突破するためにやるべきこと5選を紹介していきます。
ここまで読んでいただいた読者は一番気になっているのではないでしょうか。
最終面接に限らず、一次面接にも共通する話題となっているので、これから就活に挑む皆さんにとって必読の内容となっております。
じっくり読んで吸収して実践してみてください!
①将来ビジョンを見直す
深掘りされたときに答えられるような将来ビジョンを用意しましょう。
面接で自分が述べたことに対して、そのように思った背景、具体的なエピソード、そうなるためには何が必要なのか等の深掘りの対策をしておくことが重要です。
その対策において、上辺だけのなりたい姿ではなく人生のキャリアプランを考えておくのがポイントです。
対策のおすすめの方法としては、面接を想定し、質問内容を考え、それに対する返答の練習を録音/録画し、内容に対して深掘りをしてください。
そうすることによって自分の思考がどんどん洗練されていきますので、とてもおすすめです。筆者自身もそれを実行し、質問を怖がることが圧倒的に少なくなりました。
②企業情報を調べておく
企業情報は企業のホームページや口コミ以外からでも調べることができます。
そこでおすすめしたいのは社長が出している本や記事を読むことです。
実は多くの就活生が社長のことを調べることをしてません。
そのため、それを知っているだけでも十分な対策になります。
その結果、企業の方向性が社長の考え方、自分の将来のビジョンに本当に合っているのか、入社したい会社の将来性、理念が分かります。
ぜひ選考を受ける企業の社長のことについて調べてみてください。きっと力になるでしょう。
③第一志望であると伝える
これは上述した最終選考で落ちてしまう理由でも紹介したことと重複しますが、第一志望であることを伝えることは内定が欲しいならとても大切です。
志望度が低いと思われてお見送りになるのは勿体無いです。
そのため、最終面接の企業はまず「第一志望である」ことを伝えましょう。
就活をやめるように迫られた場合は、隠れて選考を続けることもいいですが、第一志望ではあるが就活を続ける理由を自分なりに考えていくことをおすすめします。
④その企業じゃなきゃいけない理由を明確にする
他の企業でもいいような理由ではなくそこじゃなきゃいけない理由をしっかりと述べると良いでしょう。
コツとしては自分が将来どのように働きたいのか、働いてどのような生活をしたいのか等の軸を明確化して、それが叶う企業であれば、どのような点が御社でしか叶えられないのかをしっかりと述べることができるように対策をしましょう。
ここで注意して欲しいのは理想論のままで話を締めくくってしまうことです。
理想をどのようにしたら叶えられるのか、それを論理的に説明する力が面接官の目を引きます。
⑤他と差がつく逆質問を考える
逆質問も、よくある内容ではなくホームページや社長の考え方からそこの企業だからこそ聞きたいことを事前にまとめておきましょう。
例えば、企業が目指す将来の姿や、今後どのようなビジネスを展開していきたいのかなどを聞くと良いでしょう。
聞くときに大切にしないといけないのは、自分の考えも述べるということです。
社長はもっと広いビジョンを持っているため、ただ質問するだけでは、就活生が求めている回答ができているのか分かりません。
何を聞きたいか、自分がどう思うのか、しっかりと考えておきましょう。
【最終面接の必勝法】業界別!よくあるフィードバック
この節では、面接のフィードバックがある企業の業界別のフィードバックをまとめております。
だいたいがその業界だからというよりは、やはり意思決定ができていないことや、そこじゃなきゃいけない理由が見当たらないといったものが多いです。
でももしかしたら、あなたが目指している業界特有のフィードバックが知れるかもしれません。じっくり読んでみてください!
IT業界
4つあります。
1つ目「IT業界を志望されているとのことだったが、業界研究はあまり進んでいないように感じた。」です。
このようなフィードバックをされないようにその企業の競合なども企業分析し、比較する対策をすると良いでしょう。
2つ目「年齢を重ねたときに、最新の技術についていけるか不安という話があった。」です。
特にIT業界は変化が激しい業界です。そのため、これからの変化に対応できないと、そもそもIT業界と縁がないと思われてしまうので注意しましょう。
3つ目「プログラミングへの興味が薄い」です。
これは、入社後プログラミングをしなければいけない会社はもちろんですが、入社後プログラミングをしなくてもよい会社にも共通しております。なぜなら、ITの営業をするにしても、プログラミングはかけなくてもどのようなロジックでお客様の課題解決ができるかの納得のいく説明をする必要があるからです。
4つ目「なぜうちがいいのかわからなかった」です。
これは逆質問不足や入社意欲を説明しきれていない場合に多いです。
不動産業界
4つあります。
1つ目「コミュニケーション力がない」です。
これは不動産業界では致命的です。不動産業界は営業力が特に問われる業界の一つでもあるため、コミュ力は大切です。
2つ目「回答が簡潔に答えられない」です。
営業マンは結論ファーストで端的なコミュニケーション力が必要とされます。そのため、面接で自分のことを話しすぎるとこのようなフィードバックを貰ってしまいます。
3つ目「声が小さくて自信がないように見える印象」です。
皆さんがイメージできるように不動産はお客様の生活には欠かせない業界なため、どのような方にも良い印象を持ってもらうために明るく接客、対応ができる人が好まれます。
4つ目「心配性な部分が多かったので積極的にいけるか不安」です。
心配性が悪いというわけではありません。しかし、心配性であるなら、その心配を払拭できるほどの対策ができているかを面接官にアピールしましょう。
小売業界
3つあります。
1つ目「全体的に覇気がなく意欲が見られなかった。」です。
企業も就活生が会社で働くイメージができるかで判断します。小売業界はお客様と接することが多い業界なので、意欲を全面に出しましょう。
2つ目「人事部から聞いた説明内容で特に質問はない等、逆質問が出てこない。」です。
質問とは奥が深いもので、質問ができる人は論理力が高いと言われています。また、質問をしないということは、わからないことをわからないままにして置くタイプだと思われかねないので、注意しましょう。
3つ目「なぜ弊社を志望してきたのか、わからない。」です。
やはり「なぜ御社を志望したのか」をしっかりと伝えることは大事ですね。
観光業界
2つあります。
1つ目「観光業界とはいえ、営業のイメージが全くわかなかったこと。」です。
基本的にどの業界に限らず、どのような働き方になっても全力で取り組む姿勢を見せることが大切です。面接の段階で、「私にこれは向いていない」などと決めつけないようにしましょう。なぜなら、経験してやっとわかる魅力があるからです。変化の激しい世の中、競合との争いもあるため、このように挑戦する姿勢が見えないとお見送りになってしまいます。
2つ目「新卒から企画などができると思われていたので弊社ではそれは叶えられない。」です。
これは企業研究の段階でわかっていなければなりません。この場合、企画ができるという前提で話を進めるよりは、まず企画ができるのかどうかを面接官と擦り合わせる必要があります。新卒ではできないと分かったならば、いつか企画もしてみたいなどと主張してみるのも良いでしょう。
教育業界
2つあります。
1つ目「志望意欲が、面接時にそこまで高く感じられなかった。」です。
やはりどの業界においても志望意欲は注視されますね。その業界を目指した動機、なかでもなぜその会社を選んだのかをはっきりと伝えられるようになるまで対策しましょう。
2つ目「適性検査の結果から地頭の懸念。」です。
これは教育業界特有とも言えるかもしれません。教育業界はその名の通り、教育することが仕事であるため、物知りであることはもちろんのこと、思考力や勉強することに対する意欲があることが必要とされます。その上で、地頭の良さは必ずと言っていいほど必要になるため、しっかりと勉強をしておきましょう。
人材業界
3つあります。
1つ目「営業職としての力強さを感じられず、成果や結果を残せるイメージをもてない。」です。
営業職がある会社ではどの企業においても言えることだと思います。成果や結果を残すためにどのようなプロセスを踏むか、そのプロセスを考える力があるかを面接でアピールしましょう。企業が挫折経験を聞くのはそのような点を見るためでもあります。
2つ目「論理思考力、論理表現力が低く、活躍定着しづらい。」です。
論理的思考力や表現力は自分の発言全てに説得力を示すことで改善できます。日常的に行う会話の中で「なぜなら」「つまり」「だから」などの接続詞を意識的に用いて、話の方向性が一貫した話し方ができるように心がけましょう。
3つ目「考え方や経験が浅く、話している内容は教科書通りで自分の言葉ではない。」です。
これはどの業界でもよくあることです。どうしても他の就活生が話しているところを見るとその話し方がいいと感じてしまい、自分も同じような話し方になってしまうことがあります。ですが、自分のオリジナル性を大切にしなければ面接官に注目されません。
注目を集めるたのもう一つの武器は人とは違う経験をしているということです。また、経験自体は人と変わらなくても、自分がどのように考えたのか、考えが変わったのかを伝えると良いでしょう。
広告業界
4つあります。
1つ目「エピソードトークの中身がない。」です。
就活面接では結果よりも中身が重視されることが多いです。そのため、自分が経験したことでどのような変化があったのか等の、メッセージを伝えるように工夫しましょう。私も広告業界を受けていましたが、面接でなぜ?と聞かれることが多かったです。
2つ目「工夫が自信で考えたものではなく当たり前のことが多い。」です。
誰かと違う視点を持っていることは広告業界において非常に重要です。皆さんも自分の予想できなかったことが突然起こったときびっくりしますよね。誰かをびっくりさせることで印象を与えることができます。自分自身の視点、価値観、工夫を伝えましょう。
3つ目「素直で言われたことはできるが、自ら考えることはできない。」です。
自らの考えを発信できることは企業にとってもありがたいことです。広告業界などのマニュアル化した仕事が少ない業界なら尚更のことです。自分で考える力はとても重要です。
4つ目「全体的に浅い会話が多く、物事を深く考えるタイプではない。」です。
良い広告を作るためにはより深く考えることが必要です。そのため、広告業界ではよく考えることが習慣化されている人が重宝されます。
まとめ
最終面接の突破方法、いかがだったでしょうか。
お見送りになる理由の多くが仕方のないことのように思えたかもしれません。
しかし、就活で無双している方は、このいずれの理由にも対応しています。
柔軟に受け入れ、多角的な考え方ができるように普段からどのようなことにでも関心を持つことが大切です。
就活は就職するためのテストですが、就活は自分の人生や考え方を見直す貴重な体験です。
頑張った先により良い未来が待っていることを願って、この記事を締めくくります。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート