ESや履歴書は接続詞の使い方が重要!接続詞の使い方の基本や見直しのポイントを解説!

ESや履歴書は接続詞の使い方が重要!接続詞の使い方の基本や見直しのポイントを解説!

ESや履歴書を書き終え、見直しをいたはいいけど、文章内の接続詞に違和感がある…といった不安を抱えていませんか?

また、普段は使っている言葉だけれど、ESの中でこの接続詞を使っていいのだろうか、と考えたことはありますか?

もしかすると今、ESや履歴書内で使っている接続詞は、適切ではないかもしれません。

企業への志望度が高く、絶対に書類審査で落としたくない!という方は、この記事を読み、もう一度文章を見直してみてください。

では早速、気を付けるべきポイントを解説します。

この記事を読んでわかること

エントリーシートに適切な接続詞

さまざまな接続詞の言い換え表現

履歴書を魅力的に書くポイント

【ES・履歴書の接続詞】ES・履歴書の基礎をおさらい!

ESや履歴書は多くの企業で提出が必須となっています。

内容としては基本的には志望動機や自己PR、学内活動の経験などが含まれ、回答を求められることが多いです。

文字数が設定されているものとされていないものがあり、文字数は300~500字であることが多いです。

文字数がない場合は空欄を作らないように書くことが望ましいです。

ESや履歴書では限られた文字数の中であなたの魅力を最大限に伝える必要があるので、なるべく簡潔かつ充実した内容を伝える必要があります。

また、業界や企業によって異なるものの、一般的な通過率は約50%となっており、書類通過は決して簡単とは言えません。

さらに深くESや履歴書の基本的な知識を知りたい方は、こちらの記事が非常に参考になるので是非チェックしてみてください。

【ES・履歴書の接続詞】ESや履歴書における接続詞の重要性

なぜ接続詞に注目するのかというと、文章内で重要な役割を担っているからです。

接続詞は、文章の流れを作る役割があります。

文と文を分かりやすく繋げ、適切に使うことで読みやすい文章を書くことができます。

接続詞の間違えた使い方は、読み手に違和感を与えてしまいます。

また、社会人の基礎的なスキルがしっかり備わっていないと疑われる原因になってしまいます。

熱意を込めてESを書いたのに、接続詞が原因で印象が悪くなってしまうともったいないですよね。

接続詞を正しく使うことで読み手にわかりやすく、見やすいESになります。

読み手に伝わるESを書くことで、確実に書類選考の通過率を上げることができます。

接続詞の役割をしっかりと理解し、丁寧に確認していきましょう。

【ES・履歴書の接続詞】接続詞の言い換え表

ここでは接続詞の言い換え表現をまとめています。

ES・履歴書を書いてみたはいいけど自分の表現があっているのか不安…という方はこの表を参考にしてみてください。

接続詞の言い換え表現
NG表現 言い換え表現
なので、だから したがって、よって、ゆえに、~のため
でも、だけど しかし、だが、にもかかわらず
しかも 加えて、また、かつ
まず 第一に

【ES・履歴書の接続詞】接続詞の使い方の基本

まずは、接続詞の使い方の基本を確認しましょう。

学生生活ではそこまで指摘されてこなかったことも、社会人としてはNGということもあります。

ESや履歴書の内容だけではなく、入社後も今後書類を書く機会は増えてくると考えられます。

社会人として適切な文章を書けるように、接続詞のポイントを抑えておきましょう。

幼稚な表現は使わない

幼稚な表現とは、いわゆる話し言葉が該当します。

具体的には、「でも」「だから」「なので」などが挙げられます。

「でも」は「しかし」、「だから」や「なので」は「そのため」と言い換えるようにしましょう。

これはESだけではなく、面接で話すときにも共通しています。

特に、面接の後半になってリラックスしてきた場合には、日常会話の言葉遣いになってしまう可能性があるため、注意が必要です。

公の場で使うべきではない幼稚な印象を与える接続詞の使用は避けましょう。

接続詞の多用は控える

接続詞を多用するのは控えましょう。

文と文を繋ぎ、読みやすくする接続詞ですが、多すぎると逆に読みづらくなってしまいます。

接続詞がなくても伝わる場合、その接続詞は削除していきましょう。

ESは特に文字数が制限されている場合が多いです。

接続詞を減らすことで、その分内容を充実させることができます。

簡潔にしっかりと内容を伝えるために、不要な接続詞がないか見直ししてみましょう。

一度声に出して読んでみると、違和感が分かりやすくなりますよ。

【ESの接続詞】ESで使うべき接続詞

接続詞のNGは理解できたでしょうか。

では、逆にどのような接続詞を使っていけばいいのかを解説します。

志望動機やガクチカの構成はほとんど決まっているため、使う接続詞も共通しています。

接続詞の意味と、使う場面を確認してみましょう。

順接の接続詞(すると、そのため)

順接は、ESや履歴書で頻出の接続詞です。

ガクチカを例にして、使用場面を考えてみましょう。

あなたが行動を起こした結果を述べる際に、順接の接続詞を使うのがおすすめです。

具体的には、「行動」を述べた文章と、「結果」を述べた文章を繋げる場面で使うことができます。

例:私は○○○をしました。すると、○○○という結果になりました。

また、最後に結論を述べる際に使うこともできます。

順接の接続詞である「以上から、以上の結果」は、結論を述べる際に効果的です。

「以上から私の強みは○○○です」などと締めることで、読み手に伝わりやすい表現になります。

また、採用担当者がパッと文全体を見た時にも、どこに結論が書いてあるのか分かり、内容を的確に理解することができます。

逆接の接続詞(しかし、ところが)

逆説も、ESや履歴書で頻出の接続詞です。

順説と同様、「行動」を述べた文章と、「結果」を述べた文章を繋ぐ場面で使うことができます。

順接と異なるのは、結果が想定と異なる場合や、困難を解決できた場合など、展開が変わる際に使うことができるという点です。

例:私は○○○をして課題解決に努めました。

しかし、○○○○という結果になってしまいました。

逆説に続く文には注目度が高まるため、効果的に活用することで、読み手を引き込む文章にすることができます。

【ES・履歴書の接続詞】ES・履歴書で使ってはいけない接続詞

ESや履歴書で使うことで効果的になる助動詞は理解できたでしょうか。

ここからは、逆に使用を避けるべき接続詞を解説します。

皆さんも無意識に使用してしまっている接続詞は、意外と多いと思います。

ここで使ってはいけない接続詞を確認して、それらの表現を実際に使わないように注意しましょう。

言い換えの接続詞(つまり、すなわち)

言い換えの表現は、直前の文と内容が重複してしまいます。

文字数の制限のあるESにおいては文字数を多く消費してしまう接続詞は無駄です。

また、履歴書においても回りくどい表現になってしまうため、聞き手に伝わりづらくなってしまいます。

言い換えるのであれば、最初からその文を書くようにしましょう。

また、言い換えの接続詞が効果的に働く場面もあります。

例えば「面接で対応に困ってしまい、長々と話してしまった…」という時に軌道修正する場合などには役立てることができます。

ESや履歴書は事前に書いて用意することができるので、簡潔にまとめられるようにしましょう。

選択の接続詞(あるいは、または)

ESや履歴書ではで使う頻度が少ない接続詞です。

なぜなら、必要なことを簡潔に伝える際には、他の選択肢を示す必要がないためです。

例えば、「私はその時、会社員になるか、または公務員になるか迷っていました」という文章では、この接続詞がなくても意味が通じます。

自身の考えや過程を話す際に、その迷いを伝えたくなるかもしれません。

しかし、採用担当者はそこまで興味がないことが事実です。

結論のみを伝え、面接の質問などで聞かれたら答えられるようにしておきましょう。

例示の接続詞(例えば)

ESや履歴書において、何かに例えて説明することが求められるケースはないです。

そのため、企業にとっては、使う必要がない接続詞と捉えられていることが多くあります。

例えて説明するよりも、それを説明することで何を主張したいのかという部分をしっかりと書きましょう。

例示の接続詞が効果的に使える場面は、他にもあります。

例えば、面接などの深掘り質問の際に使うと、内容が想像しやすくなり、相手に伝わりやすくなることが挙げられます。

ESや履歴書では避け、必要な場面で活用していきましょう。

転換の接続詞(ところで、では)

転換の接続詞は、主に話し言葉で使われることが多く、書き言葉で使用することは不適切です。

相手と会話をしている中で、話を変える時に使用されることが多い接続詞です。

そのため、ESや履歴書においても、使われることはほとんどありません。

また、逆に使用することで、不自然な表現になってしまうことがあります。

話の内容を変えたい場合には、他の接続詞を使用しましょう。

もしくは、短いES履歴書の文章内なので、話の内容を転換せずにまとめられるようにしましょう。

【ES・履歴書の接続詞】の見直しのポイント

接続詞の正しい使い方や、NGな例は理解できたでしょうか。

では早速、ご自身のESや履歴書を見直してみましょう。

ただ一人で読み直すだけでは、修正するべき点に気づかないかもしれません。

ここでは、ESや履歴書を見直す際に注目していただきたいポイントを解説します。

一文が長すぎない

まずは、一文が長すぎないか確認しましょう。

文章が長すぎると、文章に区切りがなく、読み手に伝わりにくくなってしまいます。

あなたは以下の2つの例を見て、何が違うか分かりますか?

NG例:私は○○○という課題にぶつかりましたが、しかし私が○○○を○○○○という工夫をして行ったことで、課題を解決することができました。

OK例:私は○○○という課題にぶつかりました。

しかし、○○○という点を工夫し、○○○を行いました。

その結果、課題を解決することができました。

OK例では、「しかし」や「その結果」を用いて文章を区切っています。

そのため、一文一文が短くなり、読みやすくなっていることが伝わるでしょうか。

ついつい一文にギュッと詰め込みたくなる気持ちは分かりますが、読み手を意識して見直しましょう

結論ファーストになっている

結論を最初に述べられているか、確認しましょう。

何事においても、結論ファーストは社会人の基本とされています。

伝える相手は多忙であり、内容を早く知りたいと考えています。

最初に結論を述べていないと「分からない」と思われ、最後まで目を通されてない可能性があります。

そのため、最初の一文がしっかりと結論ファーストであるのか、重点的に確認しましょう。

NG例:私は○○○という問題に対して、○○○○をしました。

…その結果、○○○○になりました。

以上から、私の強みは○○○と言えます。

OK例:私の強みは○○○です。

この強みは○○○という場面で生かすことができました。

OK例の方が、強みがすぐに伝わり、その補足として説明が続くため、内容を聞いてみようという気持ちになりますよね。

結論ファーストではない人は、今すぐ構成を作り直しましょう!

敬語の使い方が正しい

文章内の敬語が正しく使えているか確認しましょう。

敬語には、尊敬語・謙譲語・丁寧語があります。

この3つは、敬語を使う相手と場面によって、使い分ける必要があります。

例えば、尊敬語を使うべきなのに謙譲語を使ってしまっている、またその逆になってしまっていることはありませんか?

敬語を正しく使えていないと失礼な印象を与えてしまうことに繋がります。

また、社会人の基本ができていないと判断されてしまい、良い評価を貰えないかもしれません。

敬語に自信がない人は、正しい敬語の使い方を調べましょう。

また、間違いがちな敬語は以下の通りです。

間違えがちな敬語:×:いただかれる→召し上がる(謙譲語を尊敬語として使ってしまっている) 

ご覧になられる→ご覧になる(二重敬語)

既に使ってしまっていたりしませんか?

他にも間違いがちな敬語は沢山あるので、一度調べて確認しておきましょう。

主述の関係が明確

主語と述語の関係が明確に示されているか確認しましょう。

日本語は主語が抜けていても文脈で伝わる言語といわれています。

しかし、文章として残す際はしっかり主語を示すことを心掛けましょう。

主語を書くことで、誰が何をしたのかが分かるようになります。

ESでは、話を初めて聞いた人でも、情景が思い浮かぶような文章を書く必要があります。

そのため、主語と述語を明確に繋ぎ、分かりやすく伝わるように工夫しましょう。

誤字・脱字がない

誤字・脱字がないか確認しましょう。

パソコンで作成した場合は、変換ミスに注意、検閲機能を使うことができます。

しかし、完璧ではないため、確認が漏れてしまっている可能性があります。

念のため、文書を一度印刷して自分の目で再度確認することをオススメします。

また、ESが手書きの場合は、今まで自分が誤用していたことに気づけないことがあります。

そのため、第三者に確認してもらうとミスを防ぐことができます。

誤字・脱字のある文章を提出すると、社会人の基本がなっていないと思われてしまいます。

好印象を与えるためにも、基本的な確認は怠らないようにしましょう。

【ES・履歴書の接続詞】ESや履歴書をよりよく魅せるポイント

ここではESや履歴書をより良く魅せるポイントについて解説しています。

細かい部分ではありますが、これらのポイントがおさえてあると非常に見栄えのいいものができます。

せっかく書いたESや履歴書なので、ここでのポイントをおさえてさらに魅力的に見せましょう。

文字列がまっすぐ

手書きの場合、文字列が斜めになっていませんか?

文字をまっすぐに書けていると、丁寧な印象を与えることができます。

丁寧なESや履歴書はその分時間をかけて作成されたことが伝わりますね。

熱意をアピールしたい場合には、そのような丁寧さをしっかりとアピールしていきましょう。

また、文字をいきなりまっすぐ書くことは難しいと思います。

特に文字と目の距離が近いと、見える範囲が狭くなり、文字が斜めになりやすいです。

しっかりと姿勢を伸ばして、全体のバランスを見ながら書けるようにしましょう。

行間が等間隔

手書きの場合、文字の間隔や行間が等間隔だと丁寧な印象を与えます。

文字列がまっすぐな場合と同様に、丁寧なESや履歴書を作成することで、熱意のアピールにもなります。

等間隔にあけるコツは、間隔と文字における文字の大きさの目安を作ることです。

最初の一行目のサイズに合わせると決めた場合は、常に見本を意識しながら書くようにしましょう。

全体的なバランスが揃っていると、ESや履歴書を手に取った際に好印象を与えることができます。

最初は練習が必要かもしれませんが、まずは一度練習してみましょう。

曖昧な表現がない

ESや履歴書では曖昧な表現を避け、言い切りましょう。

NG例:私の強みである○○○は入社後に生かせると思います。

何がNGか分かりますか?

「思います」など、言い切りではない表現は曖昧な印象を与えてしまいます。

曖昧さは、本当に強みなのかな?自信がないのかな?という印象を与えることに繋がります。

この場合、「私の強みである○○を入社後に生かします」と言い切ったほうが良い印象を残せます。

ただし、謙虚さをアピールするためにあえてその表現を用いるというのも手ですので、場面に応じて使い分けるようにしましょう。

【ES・履歴書の接続詞】ESや履歴書は接続詞も大事だが、全体の構成も大事!

接続詞の使用に関する話をこれまでしてきました。

しかしESや履歴書での重要な点は、接続詞のような細部だけでなく、全体の構成や内容も考慮する必要があります。

しかし、細かな文の作成、例えば接続詞の使用などが、全体の質を高める要因ともなります。

このことを意識しながら、文章全体のチェックを行うことが大切です。

もっと詳しく知りたい方は以下の記事に記載してありますので、是非チェックしてみてください。

【ES・履歴書の接続詞】ESや履歴書はプロに添削してもらおう!

さて、ここまでポイントを述べましたが、理解できたでしょうか。

自分の接続詞の使い方があっているか、ポイントを抑えられているか、不安になってくると思います。

そのような場合は、就活エージェントを利用してESを添削してもらうことをオススメします!

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【ES・履歴書の接続詞】接続詞を正しく使い内定を勝ち取ろう!

今回は、ESや履歴書における正しい接続詞の使い方を解説しました。

接続詞は文章を分かりやすくする役割がある反面、逆効果になることもあります。

文字数が限られているESや履歴書で内容を伝えるためには、一言一句が重要です。

接続詞もないがしろにせず、今一度見直ししてから提出するようにしましょう。

また、入社後も、接続詞の効果的な活用は求められています。

就職活動を機に、接続詞の使い方について改めて確認してみてはいかがでしょうか。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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