内定競争倍率の高い企業だけじゃない!新卒の就活における企業の選び方

内定競争倍率の高い企業だけじゃない!新卒の就活における企業の選び方

内定競争倍率が高い会社は安定している?内定競争倍率の低い会社は人気がない?

就活中の学生にとって内定競争倍率は気になる数字であるように見えます。

しかし見落としてはいけません。

内定競争倍率の低い会社でも良い会社は多くあります。

内定競争倍率の実態と、人気の企業の関係は意外なところにありました。

新卒の就活で、これだけは覚えておきたい企業の選び方を、倍率の高い企業に内定をもらうための方法も交えて詳しく紹介します。

内定競争倍率の高い企業

1705_1_184(1) 新卒の就活で気になる内定競争倍率は大手の食品メーカーがそろって高く、食という身近な分野への関心と、子供の頃から親しんでいる企業名により人気を集めています。

2016年には人気の大手食品メーカーが1万1000人の応募に対して内々定者数4人という数字を出し、その倍率は2750倍という狭き門を記録しています。

他の食品メーカーでも競争倍率は軒並み高く、2016年の倍率の高い会社トップ10の半分を食品メーカーが占め、それぞれ300倍~500倍という倍率の高さです。

他には化学メーカーが人気を集め、テレビCMで露出が高い企業では200倍~300倍、さらにマスコミも人気が高く、テレビ局で190倍と高い倍率を示しています。

内定競争倍率の高い企業の近年の動向

内定競争倍率の高い企業には、人気業界の大手企業が挙げられます。

近年注目が非常に高まっているIT業界や広告業界、企画職を抱える企業などでいうと、先述した通り倍率が何千倍にもなってくるでしょう。

そういった狭き門を通るためには、自己分析やES添削、模擬面接をはじめとした面接対策をくまなくきちんと行なっていかなければなりません。

しかしその狭き門を通った先に、必ずしも自分の望んだ世界がひろがっているとも限りません。

自己分析をした上で、自分に最も合う社風はどんな社風か、その企業は本当に自分が求めているような社風なのか、慎重に判断していくようにしましょう。

後ほど、倍率と企業の中身との関係についても触れていきます。

内定競争倍率の低い企業

内定競争倍率の低い企業には、スーパーや薬局、家電量販店などの小売業が多く見られます。

運輸業も倍率が低い傾向がありますが、倍率の低い会社では100人以上に内々定を出している場合も多いので、人気がない企業とはいえません。

建設や自動車、電子部品メーカーも倍率は低く、この場合は応募者数が少ないことが低倍率につながっていると考えられます。

また、技術系のイメージが強いため、事務職に応募が集まりにくいことも原因にあげられます。

意外にも地方銀行の倍率は低くなっており、銀行を目指す学生のメガバンク志向が高まっていることが原因だと考えられます。

銀行志望であるならば地方銀行が狙い目かもしれません。

競争倍率と知名度だけで選ばない

最終消費者に向けたサービスを提供している企業や、製品の製造・販売を行っている企業では広告や露出が多くみられ、その親近感から企業の安定したイメージがうまれ、就活をする学生にとっても人気の企業となります。

逆に法人向けの企業では広告の必要がなく露出が少ないため、学生には地味に映るようです。

こういった業種でも知名度に関わらず安定した、働きやすい業種は多くあります。

新卒の就活で重要なのはそういった隠れた業界や企業を知ることです。企業をきちんと研究して、業種ごとの特徴や傾向を知り、自分のしたいことと照らし合わせて企業選びをしましょう。

人気の企業だから良い会社ではなく、自分にとって良い会社であることが肝心です。

高い倍率を勝ち抜くにはESを見直しましょう

高い内定競争倍率の企業に応募を考える場合は、提出するエントリーシート(ES)から見直しましょう。

個々の製品や、社風に対する思いをきちんと盛りこみ、具体性、説得性を持たせた内容にサプライズも織り込みます。

企業側に興味を持ってもらい、会ってみたいと思わせる人物になれるよう内容にも注意し、企業側に採用するメリットを抱かせましょう。

自身のことも見つめなおし、どうしてその企業で働きたいのか、どうしてその企業でないといけないのかを整理することで、本当に自分が就きたい仕事が見えてきます。

就活の軸をきちんと立て直すことで、もっと自分を売り込むことが可能です。

内定競争倍率の高い企業を目指すのであれば、他人と違うきらりと光る個性をESで示すことが難関への突破口となります。

働きたいと思う企業に出会うことが大切

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露出の多い親しみのある企業は、新卒で就活を行っている学生にも人気の企業となり、その内定競争倍率は高い傾向にあります。

しかし内定競争倍率が低い企業でも、採用人数が多いことや、あまり知られていない企業であったりするなど、人気がない企業とは言い切れません。

露出の少ない企業でも安定して働きやすい企業はたくさんありますので、自分にとって働きたいと思う企業を見つけることが重要です。

内定競争倍率の高い企業に応募する際には、他の学生とは違う熱意をアピールすることが必要であり、企業に採用するメリットを抱かせるようなESの作成にも力を入れましょう。

企業選びやESの作成方法などに関する悩みがあればジョブコミットのサービスを利用してみるのもおすすめです。

おわりに

いかがだったでしょうか。

あなたの志望している企業の倍率が高い、もしくは低いからといって、それはその企業の良さを指し示す指標になるとは限りません。

就活では必ず自己分析とES添削を怠らず、万全の準備をした上で、徹底した企業研究をして進めていきましょう。

ES、面接の対策に関しては、就活市場でも完全無料でお手伝いしておりますので、ぜひお手隙に利用してみてください!

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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