信用金庫の志望動機は何を書けばいい?7つのポイントと銀行との違いや例文も紹介

信用金庫の志望動機は何を書けばいい?7つのポイントと銀行との違いや例文も紹介

「信用金庫の志望動機が全く思い浮かばないんだけど、どうしよう!」 「信用金庫の志望動機ってどんなことを意識して書けばいいのかな?」 「そもそも信用金庫と銀行の違いって…同じ金融業界だし志望動機も一緒じゃだめなの?」 信用金庫へ就職を希望する上で、志望動機の書き方について疑問や迷いを感じている方はいませんか。

明確な志望動機が書ければ、自信を持って次のステップへ挑めるでしょう。

本記事では、信用金庫の志望動機を考える時のポイント構成の仕方志望動機が思いつかない時の対処法などを紹介しています。

この記事を読むことで、説得力のある志望動機が書けるようになります。また、信用金庫に向いている人材や銀行との違いにも触れているので、これから信用金庫への就職を目指す人にとって大いに役立つ情報が得られるでしょう。

志望動機の書き方に悩んでいる人は、ぜひこの記事を読んで参考にしてください。

この記事を読んでわかること
  • 金融業界の概要
  • 信用金庫と銀行の違い
  • 金融業界に向いてる人
  • 志望動機を書く際のポイント
  • 志望動機が思いつかないときの対処法
この記事をおすすめしたい人
  • 信用金庫の志望動機の書き方がわからない人
  • 銀行と信用金庫の違いがいまいちわからない人
  • 志望動機で他の学生と差をつけたい人

目次目次を全て表示する

【信用金庫の志望動機】志望動機は「地域貢献」

結論からお伝えすると、信用金庫の選考を受ける際には「地域貢献」を志望動機にするのが望ましいです。

なぜなら、信用金庫の目的が「地域社会への貢献」だからです。

しかし、ただ「地域貢献をしたい」と伝えても選考を突破することは難しいでしょう。

この記事では、選考突破につながる志望動機の作成方法を紹介しているので、ポイントや注意点を踏まえて、ぜひ魅力的な志望動機の作成にご活用してください。

【信用金庫の志望動機】まず業界研究をしよう

就職活動において金融業界は非常に人気の高い業界です。

そのうちの一つである信用金庫への就職を希望する学生も毎年多くいます。

一方で、都市銀行や地方銀行といった同じ業界の別業種とも比較されることが多く、信用金庫の志望動機を考えることに苦戦するという学生も少なくありません。

就職活動において志望動機は非常に重要な項目となり、採否を決めるうえでも大きなウェイトを占めることとなります。

魅力的な志望動機を書くために、まずは信用金庫についての理解を深めておきましょう。

【信用金庫の志望動機】信用金庫とはどんな業界?

信用金庫とは、中小企業や地域住民のための非営利の地域金融機関です。

利益目的の銀行とは異なり、地域の中小企業の経営活動や個人の暮らしの支援をするのが目的です。

信用金庫の主な業務としては、「預金」「融資」「為替」の3つがあげられます。

例えば、信用金庫では地域の会員から預けられた預金を、地域の中小零細企業や住宅ローンや生活ローンなどを通じて会員である個人に融資することを通じて地域経済を支えています。

信用金庫と銀行の違い

信用金庫と銀行は個人や法人に融資するという共通点がありますが組織の成り立ちは全く異なります。

前述したように、銀行は一般企業と同じ株式会社であり、営利を目的とする経営を行い、利益は株主へと還元されます。

それに対し、信用金庫は会員の出資による協同組織の非営利法人であるため、利益を還元する対象は管轄域の中小企業や個人に限定されます。

また、銀行は全国各地に支店を展開し様々な企業と取引をするのに対し、地域の活性化を目的とする信用金庫は展開するエリアも限定的であるなどエリアの違いもあります。

信用金庫が求める人材

信用金庫が求める人物像は、以下の3点です

1:コミュニケーション能力が高く信頼関係が築ける人

信用金庫はサービス業であり、どの職種でもお客様と接する機会があります。

また、地域の様々な人と関わることになるので、幅広い年齢のお客様と円滑なコミュニケーションをとることのできる人材が求められています。

地域密着型である信用金庫では、相談のしやすさなどの、親しみやすさも求められます。

2:貢献意識が高い

信用金庫の目的である「他者や地域社会への地域社会への貢献」に対する意識が高いかも重視されています。

貢献意識の高さは、これまでのボランティア活動や地域イベントへの参加、組織作りの経験などでアピールをすることができます

貢献意識の高い人は、組織へのコミットも高く入社後の活躍も期待できるため、信用金庫が求める人材であるといえるでしょう。

3:課題解決能力が高い

信用金庫の存在価値の一つとして、地域の人や企業が抱える課題を解決することがあげられます。

そのため、一人ひとりのお客様が抱えている課題を適切に把握し、論理的に解決する能力が求められます。

お金を扱い、お金を動かしていくうえで、課題解決能力は不可欠といえるでしょう。

【信用金庫の志望動機】信用金庫の志望動機を考える時の6つのポイント

信用金庫の志望動機は何を書けばいい?7つのポイントと銀行との違いや例文も紹介8

最強の構成を理解しているだけでは信用金庫の志望動機を考えることはできません。信用金庫の志望動機を考える時にはいくつかのポイントがあります。ポイントを念頭に置きながら考えることで、面接官に好印象を与える内容になるでしょう。

以下では、信用金庫の志望動機を考える時の6つのポイントを紹介しています。ぜひ参考にしてください。

ポイント
  • どんな仕事をしたいのか
  • なぜ信用金庫を選んだのか
  • 自分の性格・経験をアピール
  • 地域貢献への熱意をアピール
  • 地域との関連性をアピール
  • 自分の能力がどう仕事に活きるのかをアピール

1:信用金庫でどんな仕事をしたいのか

前述した通り、志望動機は結論から書きます。信用金庫でどんな仕事をしたいかということが結論に当たるため、「私は、信用金庫の仕事を通じて、○○したいです」と書きはじめましょう。

起承転結を強く意識してしまうと、結論に至るまでが長くなり、言いたいことが分かりにくい文章になってしまいます。熱意が伝わらず、結論に至るまで読んでもらえない可能性もあるため注意しましょう。

2:なぜ信用金庫を選んだのか

志望動機では、銀行ではなく、なぜ信用銀行を選んだのかという部分を明らかにしなくてはいけません。銀行でもいいような内容を書いてしまうと、「ほかでもいいのでは?」と思われてしまい、高評価は得られないでしょう。

前述したように、銀行と信用金庫には大きな違いがあります。その違いを理解した上で、信用金庫を選んだ理由を考えていくことで、説得力のある志望動機を作成できるようになるでしょう。

また、なぜその信用金庫を選んだのかということも示すようにします。信用金庫は全国に多数存在するため、なぜほかの信用金庫ではダメなのかということを示すことができると、高評価を得られるでしょう。

3:自分の性格や経験をアピール

信用金庫へ入庫できた後、どのように貢献できるか示すために、自分の性格や経験をアピールすることも重要です。

信用金庫を選んだ理由などを示せたとしても、入庫後に具体的にどのように貢献できるかということをアピールできないと意味がないでしょう。

信用金庫が、どのような人材を求めているのかということを理解した上で、自己分析し、自分の性格や経験の中にアピールできるような材料はないか考えていきましょう。

4:【地元の場合】地域貢献への熱意をアピール

信用金庫は、銀行とは違い地域密着型の金融機関で、地域の個人の暮らしや中小企業の経営活動を支えることを目的にしています。

そのため、地域貢献への熱意をアピールできなければ、「信用金庫でなくてもいいのでは」と思われ評価が低くなってしまう可能性があるでしょう。志望動機の中で、「この地域に貢献したい」という熱意をしっかりアピールしてください。

地域貢献への熱意をアピールする場合、どの地域にも当てはまる内容にしてしまうと、「どこでもいいのでは」と思われてしまいます。生まれた地域である、学生時代を過ごした地域であるなど具体的なエピソードを用意しておきましょう。

5:【地元以外の場合】地域との関連性をアピール

信用金庫での就職は、地元出身者が圧倒的に有利なのでしょうか。地域についてのエピソードが豊富でアピールがしやすいのは、確かだと言えます。

しかし、地元以外の信用金庫で就職を志望したとしても、それが必ずしも不利になるとは限りません。

その地域と自分との関連性を示し、なぜここで働きたいのか、地域社会の発展にどう貢献していくのか、その地域ならではの具体的な理由を上げて、熱意をアピールすればよいのです。

またその際に、あなたを採用することで得られるメリットも一緒にアピールしていきましょう。

6:自分の能力がどう仕事に活きるのかをアピール

仕事に活かせる能力がある場合は、それもアピールすることを忘れてはいけないでしょう。

いくら熱意や将来のビジョンがしっかりしていても、入庫後に活躍できる能力がなければ面接官は採用するメリットを感じられません。志望動機の中で、自分の能力がどう仕事に活きるか具体的にアピールして、面接官に採用したいと思われるようにしましょう。

もし、自分の能力がどう活かせるか分からないという場合には、前述した「金融業界に向いている人」を参考に、自分にアピールできる能力があるか考えてみてください。

【信用金庫の志望動機】志望動機が思いつかない時の対処法

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それでは、いい志望動機が思いつかない場合はどうしたらいいのでしょうか。

就活をしていれば、当然何社も入社試験を受けることになります。志望動機が思いつかない企業があっても不思議ではありません。しかし、内定を手に入れるためには、どうしても志望動機は避けて通れない関門です。

ここでは、志望動機が思いつかない場合にどうすべきか、その対処法を紹介します。以下を参考にして、ぜひ企業の印象に残りそうな志望動機を完成させてください。

志望度が思いつかないときの対処法
  • 自己分析
  • 就活の軸を決める
  • 他の就活生を参考にする
  • 応募しない
  • エージェントに相談する

自己分析

就活していて、自己分析という言葉を聞いたことがない人はいないはずです。それだけ、就活において自己分析が重要な位置を占めています。

志望動機が思いつかない場合は、徹底的に自己分析を行いましょう。自己分析をすることで分かるのは、あなたがどういった人間なのかということです。

就職するにあたって重要なことの一つに、あなたという人間とその企業の雰囲気がマッチするかということが挙げられます。ですから、その信用金庫とあなたの共通点をアピールできれば、それがそのまま志望動機となるのです。

自己分析については下記の記事に詳しくまとめてありますので、参考にしてみてください・

就活の軸を決める

志望動機が思いつかない場合、どうしてその企業でなければならないのかという前に、就活の軸がまだ定まっていない可能性があります。

就活の軸というのは、これだけは絶対に譲れないという絶対条件のことです。就活の軸が決まっていれば、それにマッチしているからという理由で志望動機が作れるでしょう。

たとえば、就活の軸として「どうしても自分の故郷で就職したい」、「地域を活性化させる仕事がしたい」などが挙げられます。地域に密着してその利益は地域に還元するという特徴を持つ信用金庫にぴったりの就活の軸と言えるでしょう。

しかし、就活の軸を決めるのはやはり自己分析が必要となります。内定を獲得できるかどうかは、自己分析の完成度にかかっているのです。

就活の軸の詳しい決め方については下記の記事を参考にしてみてください。

ほかの就活生を参考にする

自己分析がなんとか終わり、就活の軸が決まったとしても、まだいい志望動機が思い浮かばないという人もいるでしょう。特に就活をはじめたばかりであれば、それでも仕方がありません。

そういう時は、ほかの就活生がどんな志望動機を述べたのかということを参考にするのも一つの方法です。もちろん丸写しにするようではかえって逆効果ですが、どのような志望動機を述べれば内定につながるのか知っておくことは大切なことと言えます。

採用担当者をうならせるのはどのような志望動機なのか、あなたの志望動機と比較してみれば何か気が付くことがあるかもしれません。

次では、信用金庫の志望動機に使える例文を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

応募しない

そんなことを言っては元も子もないではないかと思う人もいるかもしれませんが、志望動機が思い浮かばないなら応募しないという選択肢もあります。

そもそも、志望動機が思いつかない企業はあなたに合っていない可能性があります。もしかしたらお互い相性があまりよくないのかもしれません。

それでは、もし入社できたとしても自分のやりたいことがやれないばかりか、早期退職にもつながりかねないのです。以前よりは早期退職への理解も深まっていますが、できればある程度長く働きたいと思えるようなところに就職した方がずっといいでしょう。

どうしても思いつかないような志望動機を一生懸命練っていても時間がもったいないため、応募自体をやめてしまうのもありと言えます。

エージェントに相談する

「自分の考えた志望動機に自信がない…」

「信用金庫に行きたいけど、志望動機を上手く言語化することができない」

といった悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。

そのような場合はプロに相談してみることがおすすめです。

就活エージェントではプロの就活アドバイザーが無料で志望動機の添削をしてくれるだけでなく、自己分析や面接練習もしてくれます。

1人で就活を進められるか不安な方、限界を感じている方は一度相談してみてはいかがでしょうか。

【信用金庫の志望動機】他の学生と差別化するための3つのポイント

金融業界及び信用金庫は就活においてとても人気があり、多くの就活生がエントリーします。

そして、その中の多くの就活生が志望動機として「地域貢献をしたい」を選んでいます。

そのため、「地域貢献をしたい」を志望動機とした際にありふれた回答だと思われないようにする必要があります。

他の学生と差別化するための3つのポイント
  1. 地域貢献への熱量を伝える
  2. 「なぜ信用金庫なのか」を明確にする
  3. 「どんな地域貢献がしたいのか」を具体的にする

ここでは、上記の3点について詳しく解説をしていきますので、自分で作成した志望動機が当てはまっていないかよく確認しながら読んでみてください。

①地域貢献への熱量を伝える

まず、大前提ではありますが地域貢献への情熱を伝えましょう。

信用金庫は地域社会への貢献が目的の非営利組織です。

そのため、採用者は他者貢献の意識がより強い人をより評価します。

信用金庫の業務を通じて自己成長をすることはもちろん可能ですが、組織の目的である

「「地域社会のため」という想いが何よりも重要です。

他者貢献の志向をアピールすることで、採用者に対して、入社後に活躍するイメージを与えることができるでしょう。

②「なぜ信用金庫なのか」を明確にする

前述したように、銀行と信用金庫のビジネスモデルはよく似ています。

だからこそ、「なぜ信用金庫なのか」を採用者に対して明確に伝える必要があります。

なぜ、信用金庫を志望するのか聞かれた際に、ただ漠然と「地域貢献をしたい」と答えるのではなく、+αであなたらしい要素を付け加えましょう。

もし、見つからないなら、もう一度、金融業界の研究と自己分析を丁寧に行いましょう。

そうすることで、信用金庫と自分の就活の軸の一致する部分が必ず見つかります。

③「どんな地域貢献がしたいのか」を具体的にする

信用金庫の志望動機で「地域貢献をしたい」を選んだ場合には、どのような地域貢献がしたいのかを具体的に伝えましょう。

この際、自分の過去の経験に基づいて伝えられるとより具体性を持たせることができます。

友人や同僚、アルバイト先やサークルに貢献したエピソードがある人はぜひアピールしましょう。

また、志望する信用金庫だからこそできる地域貢献の方法を伝えられるとよりよいでしょう。

【信用金庫の志望動機】志望動機の構成

信用金庫の志望動機は何を書けばいい?7つのポイントと銀行との違いや例文も紹介7

どの企業の採用試験にも言えることですが、志望動機の出来は採否に大変大きな影響を及ぼします。採用担当者としても、かなり重要視している部分なので十分に対策しておきましょう。

志望動機の最強の構成は、結論から入り結論で終わることです。

結論から述べることで、伝えたい内容が相手に伝わりやすくなります。逆に結論までの前置きが長いと、本当に大切な内容がかすんでしまうでしょう。最後にもう一度結論を述べ、相手の印象に残るようにしてください。

志望動機の構成
  • 結論
  • 根拠
  • 将来どのようになりたいのか
  • 結論

結論

志望動機を聞かれたら、最初に結論から述べましょう。

結論は自分が伝えたいこと、そして相手が一番知りたいことです。一番重要なことを伝えてから、そこに至るまでの経緯などを説明するようにしましょう。

就職してからも、結論ファーストで伝える力は必ず必要になります。上司に報告する時も会議で発言する時も、すべて結論から入らなければなりません。就活中から、何かを伝える時は結論から入るということを常に意識しておきましょう。

どんなに立派な志望動機であったとしても、伝え方が良くなければ採用担当者の印象には残りません。まず結論を述べて、相手にその続きを聞きたいと思わせれば、採用担当者にとってあなたの印象はかなり良くなるはずです。

根拠

結論の次に伝えるのが、その根拠となるようなエピソードです。

いくら最初に述べた結論の内容が素晴らしくても、なぜ志望するに至ったのかという根拠が薄弱だと信用されません。いかにも作られた志望動機というイメージを相手に与えてしまい、それ以上興味を持ってもらえないおそれがあります。

ですから、採用担当者を納得させるだけの明確な根拠が必要となるのです。

根拠を述べるには、信用金庫を志望するきっかけになった具体的なエピソードを混ぜるのが有効でしょう。どうしてその信用金庫を志望するようになったかが伝われば、志望動機の信憑性も増すはずです。

志望動機を信じてもらうには、根拠となる具体的なエピソードが不可欠なので、きちんと準備しておきましょう。

将来どのようになりたいのか

根拠の後に伝えるのは、入社後あなたが将来的にどうなりたいのかということです。

就職というのは、入社して終わりではありません。大切なのは、入社後どういうことがしたいのか、また就職先の信用金庫にどうやって貢献していくのかということです。

ただし、入社後にしたいことといっても、どこの企業でもできるような内容では意味がないでしょう。志望している企業だからこそ、それが可能だと考えていることを伝える必要があります。

どの企業でもできそうなことだと、それほど志望度は高くないのだろうと採用担当者に勘違いされてしまうかもしれません。

志望度の高さをアピールするためには、その企業だからこそできる唯一無二の将来の展望を用意しておきましょう。

結論

最後にもう一度結論を伝えます。そうすることによって、志望動機に説得力を持たせ、企業に対して印象に残るようにするのです。

結論から入り結論で終わる、これが志望動機の最強の構成と言えます。

採用担当者はそれまでにも何人もの志望動機を確認しているでしょう。その中で次のステップに進むには、どうしても企業にとって印象深い志望者とならなければなりません。

また次も話を聞いてみたいと相手に思わせることができなければ、そこで終わってしまうかもしれないのです。印象深い志望動機にするために、大切なことは最後に繰り返しておきましょう。

伝え方がうまければ相手もノンストレスで聞いていられますし、いい意味で印象に残るはずです。

【信用金庫の志望動機】志望動機を書く際は信用金庫の敬称に注意しよう

信用金庫の志望動機は何を書けばいい?7つのポイントと銀行との違いや例文も紹介10

一般企業と信用金庫では、使用する敬称が異なることを知らない人もいるでしょう。

一般的な企業の場合、面接や履歴書で敬称として、「貴社」や「御社」を使用しますが、信用金庫では異なる、別の敬称を利用する決まりになっています。では、信用金庫の場合、何と呼べばいいのでしょう。

信用金庫は、履歴書など書き言葉の場合には「貴庫」や「貴金庫」、面接など話し言葉の場合には「御庫」を使用します。

信用金庫は一般企業と異なる敬称を使用するため、間違わないように注意しましょう。

【信用金庫の志望動機】信用金庫の志望動機の例文

信用金庫の志望動機は何を書けばいい?7つのポイントと銀行との違いや例文も紹介11

ここでは信用金庫の志望動機の例文を紹介していきます。

志望動機を書こうとしたけどどう書き始めたらいいのかわからない、実際に文章にすると難しいと感じている方はぜひ参考にしてみてください。

例①

例文
私は大学を卒業したら生まれ育ったこの地域に戻ってくると決めていました。そして就職する際には、地域に貢献できるようなやりがいのある仕事に就きたいという風に考えておりました。その上で真っ先に思い浮かんだのが、信用金庫での就職です。
通常の銀行などとは違い、地域に利益を還元するという点に魅力を感じました。また地域の財政や人口に関わる問題の解決に携わることができるのではないかと思いました。
信用金庫という立場から、地域の企業と連携して自分の故郷を盛り上げていきたいと考えております。

例②

例文
私が貴庫を志望する理由は、お客様ひとりひとりと向き合い、融資を通して地域の発展に貢献したいからです。
私は学生時代ボランティアサークルに所属していました。子ども食堂や農業ボランティアを通じて地域の方と話していく中で、地域のお客様に向き合って支援をする仕事に興味を持ちました。中でも経済活動を通して地域の方の取り組みを支援したく、信用金庫の業務に携わりたいと考えるようになりました。
貴庫はカードローンなどのリスクのある商品は扱わず、必要以上に貸さないことを理念に事業を展開しています。
貴庫でなら地域のお客様に誠実に向き合い、その成功を支えることができると考えたため貴庫を志望しました。

【信用金庫の志望動機】志望動機の注意点

ここまでで、信用金庫の志望動機を書くときのポイントなどをお伝えしてきましたが、信用金庫の志望動機を書く際には、注意しなければならない点もあります。

信用金庫の志望動機の注意点
  1. 単に地域貢献がしたい
  2. 安定性に惹かれた

ここでは、上記の2点について詳しく解説をしていきますので、自分で作成した志望動機が当てはまってしまっていないかよく確認しながら読んでみてください。

1:単に地域貢献がしたい

「地域貢献がしたい」という志望動機は魅力的ですが、ただそれだけを書くことは避けたほうがいいでしょう。

なぜなら、就活生の多くが同じ回答をするため、採用者にありふれた回答だと思われてしまう恐れがあるからです。

地域貢献を志望動機にする際には、必ず自分自身の経験と結びつけるようにしましょう。

そうすることで、志望動機にオリジナリティが生まれ、採用者もあなたの人柄について知ることができます。

2:安定性に惹かれた

志望動機を書くときに「信用金庫での業務の安定性」について触れるのは避けた方がいいでしょう。

企業は早期離職をせず、自社にはいって貢献してくれる優秀で志望度の高い人材を求めています。

安定性に言及してしまうと「他の企業でもいいのではないか」「働く意欲が低いため、すぐにやめてしまうのではないか」と企業に思われてしまいます。

結果企業に悪印象を与えることになるため、安定性や福利厚生については志望動機で触れないようにしましょう。

【信用金庫の志望動機】信用金庫の面接対策

信用金庫の面接では他の多くの企業とは異なり人事だけではなく、役員が同席することが多くあります。

そのため、普段の面接よりも緊張しやすく、対策が重要になります。

信用金庫の面接対策
  1. 学業やゼミの研究をまとめておく
  2. よく聞かれる質問を知っておく

ここでは上記2点について詳しく解説していきますので、面接対策に活用してください。

学業やゼミの研究をまとめておく

信用金庫では、大学での授業やゼミでの取り組みについて質問されることがあります。

金融業界では就職後に金融や経済の学習が重要で、経験を積んでファイナンシャルプランナー資格を取得する人もいます。

そのため、面接でこの質問がされるのは、入社後に継続的に学び続けられるかを確認する意図があると考えられます。

質問に対する回答では、取り組んだ内容だけでなく、学んだことを強調することで学習意欲の高さをアピールできます。

よく聞かれる質問を知っておく

面接で聞かれる質問に答えられるかは不安ですよね。

しかし、頻出の質問もあります。

頻出質問
  • 信用金庫を志望する理由
  • 大学で学んだ学問について
  • ストレス耐性の有無について

 

よく聞かれる質問に対する答えは、必ず事前に用意して、しっかりと自分の伝えたいことを相手に伝えられるようにしましょう。

コツをおさえて信用金庫の志望動機でしっかり自己アピールしよう

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この記事では、信用金庫の志望動機を書くためのポイントなどを紹介してきました。

信用金庫への就職を実現させるためには、志望動機は非常に重要な要素です。信用金庫が銀行と異なることなどを理解した上で、本記事で紹介した内容を参考に、面接官にアピールできる志望動機を作成してみてください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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